JPS61243706A - 電動式移動棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複数の棚を電動力により移動可能に並べてな
る電動式移動棚に関する。

（従来の技術） 複数の棚を電動力により移動可能に並べ、任意の棚を移
動させることにより任意の棚間に、しかも任意の複数箇
所に通路を形成しうるようにした多通路式の電動式移動
棚が知られている。これは例えば第６図に示されている
ように、一つの固定棚１の一側方に複数の移動棚２．３
．４．５．６を電動力により移動可能かつ総ての棚を集
束可能に並べ、任意の棚を移動させて各棚間に通路を形
成可能としたものであり、さらに、各棚間に形成される
べき通路をそれぞれ２１２２．２３．２４．２５．２６
とすると、例えば第６図の例のように、任意の複数の通
路２１．２４．２５を形成することができるようにした
ものである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の多通路式の電動式移動棚によれば、任意の棚間に
通路を形成し、この通路内で作業が終了したのち棚装置
のロック状態を解除して他の欄間に通路を形成させるべ
く開指令信号を発すると、この開指令信号によって形成
されるべき通路を挟む左右の棚は、それぞれ左と右に移
行余裕があると左と右に同時に移動して指定された棚間
に通路を形成する。従って、総ての棚が集束した状態か
ら一つ目の通路を形成するときは問題ないが、次々と別
の位置に通路を形成していくと、既形成通路の幅が挟ま
り、また、各通路の幅が異なってしまう。例えば、第６
図に示されているように、通路２１．２４．２５が形成
されている状態から、棚３と棚４との間に通路２３を形
成すべく開指令信号を発した場合、第７図に示されてい
るように、棚４のみが右方に移動して棚３が停止してお
れば問題ないが、従来の多通路式の電動式移動棚によれ
ば、移動棚２を挟んで移動棚３の左方に移行余裕がある
ため移動棚３も移動棚２の移動と同時に左方に移動し、
通路２３の幅が所定の幅になると棚２の左方への移動と
棚３の右方への移動が停止する。そのため所定幅の通路
２３と、この通路２３の幅よりも狭い通路２４．２５が
形成され、美観が著しく損なわれるという問題があり、
また、多数の通路が形成されても、最後に形成された通
路２３のみが必要な所定の幅になるのみで、他の既形成
通路２１．２４の幅は狭くなるため、多通路を形成する
効果がな（なるという問題点があった。

本発明の目的は、多通路式の電動式移動棚において、一
つの通路を形成したのち、別の位置に順次通路を形成す
る場合でも、複数箇所の形成通路幅が異なること、特に
、所定の通路幅より狭くなることをな（して、美観が損
なわれることなく、また、多通路を形成することを意義
あらしめるようにした電動式移動棚を提供することにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明の電動式移動棚は、駆動モータの正逆回転により
左右方向に移行する複数の移動棚と、各移動棚に設けら
れ、その棚およびこれに隣接する棚の間に通路を形成す
るための開指令信号を発する開指令信号発生手段と、各
移動棚に設けられ、上記開指令信号発生手段からの開指
令信号に基づき、各移動棚ごとにその駆動モータを正方
向又は逆方向に選択的に駆動する右方向駆動回路および
左方向駆動回路と、上記開指令信号によって形成しよう
とする通路を挟んで右方に位置する棚の右方向駆動回路
又は上記通路を挟んで左方に位置する棚の左方向駆動回
路のうち一方を優先して作動させ、優先方向の移行余裕
がないときは、上記通路を挟んで反対側に位置する棚の
上記優先方向とは逆方向の駆動回路を作動させる反転信
号発生回路とを有していることを特徴とする。

（作用） 各移動棚に設けられた開指令信号発生手段によって開指
令信号が発せられると、この藺指令信号によって形成し
ようとする通路を挟んで右方に位置する棚の右方向駆動
回路又は上記通路を挟んで左方に位置する棚の左方向駆
動回路のうち一方が優先して作動させられる。上記優先
方向の移行余裕が全くないとき、あるいは移行余裕があ
ってもこの移行余裕分だけ移動して余裕がなくなったと
きは、反転信号発生回路が作動して上記通路を挟んで反
対側に位置する棚の上記優先方向とは逆方向の駆動回路
が作動させられる。

（実施例） 第１図において、符号３１は主制御回路、３２は分散制
御回路であり、第６図に示されているような配列でなる
電動式移動棚中、固定棚１には主制御回路３１と分散制
御３２が、そのほかの移動棚２．３．４．５．６には分
散制御回路３２が設けられている。

なお、右端の棚６の制御回路３２の一部は第２図のよう
な回路構成になっている。以下の説明において、フリッ
プフロップ回路については単にｒＦＦＩＪｒＦＦ２Ｊの
ように表し、アンド回路については単にｒＡＩＪ　　ｒ
Ａ２Ｊのように表し、オア回路については単にｒｏｌＪ
　　ｒ０２Ｊのように表し、インバータについては単に
ｒＩＮＩＪ　　ｒＩＮ２Ｊのように表すものとする。

第６図に示されているように、固定棚１には主操作パネ
ル７と操作パネル８が設けられ、各移動棚２．３．４．
５．６にはそれぞれ操作パネル９．１０．１１．１２．
１３が設けられている。上記主操作パネル７および操作
パネル９．１０．１１．１２．１３にはそれぞれその棚
とこれに隣接する棚の間に通路を形成するための開指令
信号を発する開指令信号発生手段としての開指令スイッ
チが設けられており、上記主操作パネル７における開指
令スイッチの操作による開指令信号ＯＣ３は第１図に示
されているように主制御回路３１内のＦＦＩに入力され
、上記各移動棚２．３．４．５．６における開指令スイ
ッチの操作による開指令信号ＯＣＳは第１図に示されて
いるようにそれぞれの棚における制御回路３２内のＦＦ
２に入力されるようになっている。各移動棚２．３．４
．５．６における制御回路３２には、それぞれの棚に設
けられた左すミットス１インチの検出動作による左リミ
ット信号ＬＳＬ　、右リミットスイッチの検出動作によ
る右リミット信号ＬＳＲ、相隣接する棚との間の通路幅
が所定の幅になった場合に発せられる通路幅信号ＰＬＳ
が入力されるようになっている。上記左リミット信号Ｌ
ＳＬ　、右リミット信号ＬＳＲは、それぞれの棚の左方
又は右方への移行余裕がなくなったとき発せられる。ま
た、上記通路幅信号ＰＬＳは、相隣接する棚間に設けら
れたスイングアームの回動角度を検出することにより、
あるいは移動棚の移動量を電気的、磁気的その他の手段
で検出することなどにより発することができる。

第１図において、前記ＦＦＩの端子Ｑの出力は右行信号
ＲＬとして右隣の棚の制御回路３２に入力される。一方
、制御回路３２のＦＦ２の端子Ｑの出力は右指令信号Ｒ
ＲＬ“として出力され、右側に隣接する棚の制御回路３
２に右指令信号ＲＲＬとして入力され、また、ＦＦ２の
端子Ｑの出力はｏｌ、ｏ４に入力されるとともに、ＩＮ
Ｓを介してＡ６に入力され、八６では左隣の棚から入力
される右行信号ＲＬとともにアンドがとられるようにな
っている。八６の出力は、八８において右リミット信号
ＬＳＲのＩＮＳによる反転信号とともにアンドがとられ
、その出力は右方向駆動回路ＲＳに入力される。上記リ
ミット信号ＬＳＲは通常はｒＬＪで、棚が右リミット位
置に達したときこれを検出してｒＨＪになるようになっ
ている。

もっとも、インバータの組み合わせを変えれば逆の動作
でもよい。右方向駆動回路ＲＳはその棚の駆動モータを
一定の向きに駆動してその棚を右方に移動させるもので
ある。ＦＦ２の端子向の出力はＩＮ７で反転されたのち
、０６を介して左指令信号ＲＬＳとして出力され、左側
に隣接する棚の制御回路３２に左指令信号ＲＬＳ　’と
して入力され、また、上記ＩＮ７による反転信号は０３
を介してＡ７に入力される。右側の移動棚から入力され
た左指令信号ＲＬＳ　”は、０３を介してＡ７に入力さ
れるとともに、Ａ５において右リミット信号ＬＳＲとと
もにアンドがとられ、Ａ５の出力は０６を介し左指令信
号ＲＬＳとして左側の棚に向かって出力される。

ＩＮ２による前記開指令信号ＯＣＳの反転信号と、ＩＮ
Ｂによる左隣の棚からの右指令信号ＲＲＬの反転信号は
Ａ１によってアンドがとられる。ＩＮ２による反転信号
はまた左隣の棚からの右行信号ＲＬとともにＡ４でアン
ドがとられ、その出力は０４を介してＡＩＯに入力され
る。ＡＩＯでは０４の出力とＩＮ３による通路幅信号Ｐ
ＬＳの反転信号とのアンドがとられ、その出力は右行信
号ＲＬ’として出力される。この右行信号ＲＬ“は右隣
の棚の制御回路３２に右行信号ＲＬとして入力される。

ＩＮ３による通路幅信号ＰＬＳの反転信号はまた、Ａ２
において右隣の棚からの左行信号ＬＬ”とともにアンド
がとられる。このＡ２の　　　　゛出力と前記Ａ１の出
力はＡ３においてアンドがとられ、Ａ３の出力は０１を
介してＡ７に入力される。Ａ７は０１の出力と０３の出
力とのアンドをとり、その出力はＡ９に入力されるとと
もに左行信号ＬＬとして左隣の棚に向かって出力される
。ＩＮ３による通路幅信号ＰＬＳの反転信号とＩＮ４に
よる左リミット信号ＬＳＬの反転信号はＡ１１によって
アンドがとられる。

Ａｌｌの出力とＡ７の出力はＡ９でアンドがとられ、Ａ
９の出力は左方向駆動回路ＬＳに入力される。左方向駆
動回路ＬＳはその棚の駆動モータを駆動してその棚を左
方に移動させるようになっている。

右端の棚６における制御回路の一部は第２図に符号３２
Ａで示されているように構成されており、Ａ５の二つの
入力端子にはともに、右リミット信号ＬＳＲが入力され
る点が他の移動棚の制御回路３２と異なっている。

次に、上記実施例の動作を第３図乃至第５図に示されて
いるタイムチャートを参照しながら説明する。

いま、ある棚において開指令スイッチが操作されたとす
ると、その棚における制御回路３２内のＦＦ２に開指令
信号ＯＣＳが入力され、ＦＦ２の端子ＱからｒＨＪ信号
が出力され、このｒＨＪ信号は０４を介してＡＩＯに入
力される。その棚とその右側に隣接する棚との間の通路
幅が所定の幅以下であれば通路幅信号ＰＬＳはｒＬＪで
あり、ＡＩＯの他方の入力端子には、ＩＮ３による上記
通路幅信号ＰＬＳの反転信号ｒＨＪが入力されるためＡ
ＩＯの出力は「Ｈ」となり、このｒＨＪ信号が右行信号
ＲＬ’として右隣の棚に向かって出力され、右隣の棚の
制御回路３２に右行信号ＲＬとして入力される。この右
隣の棚においては開指令信号ＯＣ８はｒＬＪであるから
、その棚におけるＡ４は、ＩＮ２による上記開指令信号
ＯＣＳの反転信号と左隣から入力されるｒＨＪの右行信
号ＲＬとのアンドをとってｒＨＪ信号を出力し、この信
号は０４を介してＡＩＯに入力される。

その棚と右隣の棚との間の通路が所定の幅以下であれば
、ＡＩＯの他方の入力端子にはｒＨＪ信号が入力される
ため、ＡＩＯの出力はｒＨＪとなる。このようにして、
開指令スイッチが操作された棚より右側に位置する棚に
は右行信号ＲＬが直列的に伝達されていく。

ここで、左隣から右行信号ＲＬが入力された棚の動作に
ついて、第３図乃至第５図を参照しながら説明する。な
お、第５ｖｌＪにおいて（）でくくられた信号は、左側
から右行信号ＲＬが入力された棚における信号を示す。

左側から右行信号ＲＬが入力された棚自体からは開指令
信号ＯＣ３は出力されず、ＦＦ２の端子Ｑの出力はｒＬ
Ｊであり、ＩＮＳによるその反転信号は第３図に示され
ているように「Ｈ」である。従っモ、左隣から右行信号
ＲＬが入力されると、第３図、第５図に示されているよ
うに八６の出力がｒＨＪとなる。一方、その棚の右方に
移行余裕があれば、右指令信号ＬＳＲはｒＬＪでＩＮＳ
のｒＨＪ信号と八６の出力とが入力される八８の出力は
ｒＨＪとなる。この八８のｒＨＪ信号により右方向駆動
回路ＲＳが駆動され、右方向駆動回路Ｒ３は駆動モータ
を正方向に駆動してその棚を右方に移動させる。このよ
うな右方への移動は、右行信号Ｒ５が入力される棚にお
いて、また、右方への移行余裕があることを条件として
行われる。こうして形成すべき通路が所定幅に達すると
、開指令信号ＯＣ８が発せられた棚において通路幅信号
ＰＬＳが発せられ、この信号ＰＬＳがＩＮ３でｒＬＪに
反転されるためＡＩＯのゲートが閉じ、右行信号ＲＬ’
の出力が停止する。このため、総ての棚の移動が停止し
て通路形成動作が停止する。

次に、開指令信号ＯＣＳの入力により同信号ＯＣＳが入
力された棚より右側にある棚が右方に移動しているとき
、右方への移行余裕がなくなって、開指令信号ＯＣ８が
入力された棚およびその右隣の棚との間の通路幅が所定
の幅になる前に、右リミットスイッチが作動した場合に
ついて説明する。

いま、開指令信号ＯＣＳが入力された棚より右側の棚が
同時に移動し、右端の棚が右リミット位置に達して右リ
ミット信号ＬＳＲがｒＨＪになると、右端の棚の制御回
路の一部を示す第２図におけるＡ５の出力がｒＨＪとな
り、このｒＨＪ信号が０６を介して左指令信号ＲＬＳと
して左隣の棚に伝達される。左隣の棚では、第１図に示
されている制御回路３２のＡ５において、入力された左
指令信号ＲＬＳ　’とその棚における右リミット信号Ｌ
ＳＲとのアンドがとられてｒＨＪ信号が出力され、これ
を０６を介し左指令信号ＲＬＳとしてさらに左隣の棚に
向かって出力する。こうして左指令信号ＲＬＳは順次左
方の棚に伝達されて、いく。なお、開指令信号が発せら
れた棚と右端の棚との間に既に通路が形成されていて、
しかもこの既形成通路に対応する開指令信号ＯＣ８が発
せられたままになっている場合、即ち既に通路が形成さ
れてその形成通路がロックされている場合は、上記後者
の開指令信号ＯＣＳが発せられている棚におけるＦＦ２
のｄ端子の出力がＩＮ７でｒＨＪに反転されて０６に入
力されるため、０６の出力が左指令信号ＲＬＳとして左
側の棚に向がって出力される。

上記左指令信号ＲＬＳが開指令信号ＯＣＳを発した棚に
入力されると、この左指令信号はｏ３を介してＡ７に入
力される。Ａ７の他方の入力端子にはＦＦ２のＱ端子の
ｒＨＪ信号が０１を介して入力されているためＡ７の出
力はｒＨＪとなり、左行信号ＬＬとして左方の棚に向か
って出力される。左方の棚では、開指令信号ＯＣＳが入
力されず、また、通路幅信号ＰＬＳが入力されていない
ことを条件、に、入力された左行信号ＬＬ’をＡ２、Ａ
３、Ａ７を介してさらに左側の棚に向かって出力する。

こうして、左行信号ＬＬ“が入力された棚では、通路幅
信号ＰＬＳが入力されず、かつ、左リミット信号ＬＳＬ
が入力されないことを条件としてＡｌｌから出力される
ｒＨＪ信号とＡ７の上記ｒＨＪ信号とによってＡ９から
ｒＨＪ信号が出力され、このｒＨＪ信号により左方向駆
動回路ＬＳが駆動され、この左方向駆動回路ＬＳにより
図示されない駆動モータが逆向きに駆動されて移動棚が
左方に移動させられる。また、開指令信号ＯＣ３が入力
された棚においても同様にＡ７、Ａｌｌ、Ａ９から出力
されたｒＨＪ信号により左方向駆動回路ＬＳが駆動され
、この棚も左方に移動する。

こうして開指令信号ＯＣ８が入力された棚とその右隣の
棚との間に形成されつつある通路の幅が所定の幅に達す
ると開指令信号ＯＣＳが入力された棚に通路幅信号ＰＬ
Ｓが入力されてその棚のＡ１１、Ａ９の出力が「Ｌ」と
なり、その棚の移動が停止する（第４図参照）。また、
°上記棚のＡ２、Ａ３、Ａ７の出力もｒＬＪとなって左
行信号ＬＬの出力が途絶え、左側にある棚の移動も停止
する。また、上記通路幅信号ＰＬＳが入力される前に、
左方に移動中の各欄におてい移行余裕がなくなれば、各
欄ごとに左リミット信号ＬＳＬが入力されてＡｌｌ　、
Ａ９の出力がｒＬＪとなり、各欄の移動が停止する。

以上述べたように、上記実施例によれば、一つの開指令
信号の入力により、この開指令信号が入力された棚を基
準にして、まず優先方向である右側に位置する棚が右側
に移動し、所定幅の通路が形成されないうちに右方への
移行余裕がなくなると、Ａ５．０６、ＦＦ２　、ＩＮ７
を有してなる反転信号発生回路によって左指令信号ＲＬ
Ｓが発せられ、この左指令信号ＲＬＳに基づき上記開指
令信号が発せられた棚とその左側の棚が左方に移動する
ようになっているため、異なる位置に灰々と通路を形成
する場合、所定の通路数の範囲内であれば各通路の幅は
常に一定となり、各通路幅が異なったり、ある通路の幅
が作業を行うには狭すぎるというようなことはなくなる
。

なお、図示の実施例では右方向への移動を優先して行う
ようになっていたが、開指令信号が入力された棚を基準
として左側にある棚の左方向への移動を優先とし、左方
向への移行余裕がなくなった場合社右側の棚を右方向に
移動させるようにしてもよい。また、総ての棚が移動棚
である場合は各移動棚に第１図の制御回路３２の部分を
設ければよく、固定棚用の回路３１は設ける必要はない
。

（発明の効果） 本発明によれば、複数の移動棚の一つに開指令信号が入
力されると、形成しようとする通路を挟んで右方に位置
する棚又は左方に位置する棚が優先して右又は左に移動
し、この優先方向への移行余裕がなくなると反転信号に
より上記通路を挟んで反対側に位置する棚が上記優先方
向とは異なる方向に移動させられるようになっているた
め、複数箇所に形成された通路の幅は１一定である。従
って、各通路幅が異なって美観が損なわれるということ
はな（なる。また、既形成通路が狭められて多通路を形
成する効果がな（な葛という問題も解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す回路図、第２図は上記実
施例とともに用いられる端部の棚の回路構成の一部を示
す回路図、第３図は上記実施例の動作を説明するための
タイミングチャート、第４図は同じく上記実施例の動作
を説明するためのタイミングチャート、第５図は同じく
上記実施例の動作を説明するためのタイミングチャート
、第６図は本発明が用いられる多通路式の電動式移動棚
の外観の例を示す側面図、第７図は同上移動棚の別の動
作態様を示す側面図である。 ２．３．４．５．６−移動棚、　ＯＣＳ・−開指令信号
、　ＲＳ−・・右方向駆動回路、　ＬＳ−左方向駆動回
路、　Ａ５−　　反転信号発生回路の一部をなすアンド
回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 駆動モータの正逆回転により左右方向に移行する複数の
   移動棚と、 各移動棚に設けられ、その棚およびこれに隣接する棚の
   間に通路を形成するための開指令信号を発する開指令信
   号発生手段と、 各移動棚に設けられ、上記開指令信号発生手段からの開
   指令信号に基づき、各移動棚ごとにその駆動モータを正
   方向又は逆方向に選択的に駆動する右方向駆動回路およ
   び左方向駆動回路と、上記開指令信号によって形成しよ
   うとする通路を挟んで右方に位置する棚の右方向駆動回
   路又は上記通路を挟んで左方に位置する棚の左方向駆動
   回路のうち一方を優先して作動させ、優先方向の移行余
   裕がないときは、上記通路を挟んで反対側に位置する棚
   の上記優先方向とは逆方向の駆動回路を作動させる反転
   信号発生回路とを有してなる電動式移動棚。