JPS61243155A - 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン - Google Patents
耐摩耗性、摺動性に優れたベーンInfo
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- JPS61243155A JPS61243155A JP60081855A JP8185585A JPS61243155A JP S61243155 A JPS61243155 A JP S61243155A JP 60081855 A JP60081855 A JP 60081855A JP 8185585 A JP8185585 A JP 8185585A JP S61243155 A JPS61243155 A JP S61243155A
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- JP
- Japan
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- less
- vane
- hardness
- uniformly dispersed
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ)産業上の利用分野
本発明は、液体又は気体の圧縮機に用いるベーンに関す
るものである。
るものである。
口)従来の技術
従来、液体又はガス体の圧縮機のベーンはJISSK材
、 Al5I 6150のバネ用材、 JIS SKH
51相当の溶製法によるものであった。
、 Al5I 6150のバネ用材、 JIS SKH
51相当の溶製法によるものであった。
ハ)発明が解決しようとする問題点
近年、圧縮機の圧縮比の増大、また高速回転化が要求さ
れるようになり従来材程度の耐摩耗性では、不十分とな
シつつある。一方、圧縮機のケーシング材、ロータ材と
しては共晶黒鉛鋳鉄、ノ9−ライト鋳鉄等の鋳物あるい
はSCMl等の構造用鋼の鍛造材や焼結材が一般に使用
されているが、ベーンの摺動による被摺動面の摩耗が問
題となっている。つまシ、ベーンの被摺動材(ケーシン
グ。
れるようになり従来材程度の耐摩耗性では、不十分とな
シつつある。一方、圧縮機のケーシング材、ロータ材と
しては共晶黒鉛鋳鉄、ノ9−ライト鋳鉄等の鋳物あるい
はSCMl等の構造用鋼の鍛造材や焼結材が一般に使用
されているが、ベーンの摺動による被摺動面の摩耗が問
題となっている。つまシ、ベーンの被摺動材(ケーシン
グ。
ロータ)に対する摺動性が良好であるということが、ぺ
−y自体に要求されている。換言すると耐摩耗性に富み
ながらかつ摺動性に優れているという一般には相反する
2つの特性がベーンに要求されている。しかしながら、
現在は以上の要求を満足するよう表ベーンは開発されて
いない。
−y自体に要求されている。換言すると耐摩耗性に富み
ながらかつ摺動性に優れているという一般には相反する
2つの特性がベーンに要求されている。しかしながら、
現在は以上の要求を満足するよう表ベーンは開発されて
いない。
本発明は耐摩耗性は勿論の事、ケーシングやロータの摩
耗を低減可能な摺動性に優れたベーンの提供を目的とす
るものである。
耗を低減可能な摺動性に優れたベーンの提供を目的とす
るものである。
二)問題点を解決するための手段
本発qa、重量%−Tic 0.7〜3.0 % 、
810.1〜1.5 % −Cr 2.5〜7.0 %
t W+ 2 Mo 10.0〜20.0 % 、
Vo、5〜6.0 To 、 Co 10.0%以下、
残部Feおよび不可避的不純物よりなる焼結体で、該焼
結体中に最大直径が100μ以下の空孔が面積率で1〜
10%有し、基地部硬さがHマ800〜1000であり
該基地中に平均粒径5β以下のM6CとMC型結晶構造
で示される炭化物粒子が容積−で9〜15%均一に分散
されること、ならびに上記組成にさらにMn0.3〜2
.0%、80.2〜0.7%含有させることにより該基
地中に硫化物系介在物を面積チで0.5〜3.0%均一
微細に分散させたベーンを提供し前記問題点を解決する
ものである。
810.1〜1.5 % −Cr 2.5〜7.0 %
t W+ 2 Mo 10.0〜20.0 % 、
Vo、5〜6.0 To 、 Co 10.0%以下、
残部Feおよび不可避的不純物よりなる焼結体で、該焼
結体中に最大直径が100μ以下の空孔が面積率で1〜
10%有し、基地部硬さがHマ800〜1000であり
該基地中に平均粒径5β以下のM6CとMC型結晶構造
で示される炭化物粒子が容積−で9〜15%均一に分散
されること、ならびに上記組成にさらにMn0.3〜2
.0%、80.2〜0.7%含有させることにより該基
地中に硫化物系介在物を面積チで0.5〜3.0%均一
微細に分散させたベーンを提供し前記問題点を解決する
ものである。
本発明の骨子は、耐摩耗性付与に関しては主にHマ80
0〜1000の高硬度を有する基地中に高硬度のM6C
、MC型結晶構造の炭化物粒子を均一に分散させること
、摺動性向上に関しては主に最大直径が100μ以下の
空孔を面積チで1〜10%意識的に残留させ、空孔内部
表面を酸化せしめ、酸化皮膜による界面潤滑効果を付与
すること表らびに空孔を利用し空孔内に潤滑油を湿潤さ
せること、更に積極的に硫化物介在物を多量に分散せし
め摩擦係数を下げることにある。
0〜1000の高硬度を有する基地中に高硬度のM6C
、MC型結晶構造の炭化物粒子を均一に分散させること
、摺動性向上に関しては主に最大直径が100μ以下の
空孔を面積チで1〜10%意識的に残留させ、空孔内部
表面を酸化せしめ、酸化皮膜による界面潤滑効果を付与
すること表らびに空孔を利用し空孔内に潤滑油を湿潤さ
せること、更に積極的に硫化物介在物を多量に分散せし
め摩擦係数を下げることにある。
本発明ベーンは、前述の水アトマイズ粉末に黒鉛粉末を
0.7チ以下添加混合し2〜8 ■/cm2の成形圧で
プレス成形をして、成形体を非酸化性雰囲気中で115
0〜1260℃で焼結して製造される。表お焼結温度は
粉末組成によシ適宜選択されるものである。
0.7チ以下添加混合し2〜8 ■/cm2の成形圧で
プレス成形をして、成形体を非酸化性雰囲気中で115
0〜1260℃で焼結して製造される。表お焼結温度は
粉末組成によシ適宜選択されるものである。
ホ)作用
基地硬さは耐摩耗性の向上のためKHマが800未満で
は効果がない。また基地硬さは摩擦係数を低減にも寄与
し、この効果を得るためにもHvは800以上が必要で
あJ)、HvlOOOをこえると材料が脆弱化しベーン
としての実用が不可能となる。
は効果がない。また基地硬さは摩擦係数を低減にも寄与
し、この効果を得るためにもHvは800以上が必要で
あJ)、HvlOOOをこえると材料が脆弱化しベーン
としての実用が不可能となる。
基地9罠未固溶炭化物として残留させる炭化物は耐摩耗
性に大きな影響を及ぼす。未固溶炭化物はできるだけ高
硬度である仁とが望ましく 、 M6C。
性に大きな影響を及ぼす。未固溶炭化物はできるだけ高
硬度である仁とが望ましく 、 M6C。
MC型の結晶構造で示される炭化物が好適である。
該炭化物は容積チで9チ未満では耐摩耗性に効果はなく
また15%を越えると摺動性に悪影響を及ぼす。またこ
の炭化物粒子は平均粒径が5μ以下であることが必要で
ある。平均粒径が5μ以上ではケーシング、ロータに対
するアブレッシブ作用が強すぎまた、研削仕上時の砥石
摩耗量を増加させ、かつ表面仕上状態が粗くな〕圧縮機
作動時に局部的接触による焼付を促進する。
また15%を越えると摺動性に悪影響を及ぼす。またこ
の炭化物粒子は平均粒径が5μ以下であることが必要で
ある。平均粒径が5μ以上ではケーシング、ロータに対
するアブレッシブ作用が強すぎまた、研削仕上時の砥石
摩耗量を増加させ、かつ表面仕上状態が粗くな〕圧縮機
作動時に局部的接触による焼付を促進する。
基地中に意識的に残留させる空孔は、摩擦係数の低減に
よる摺動性の向上を図る上で重要な因子である。液体を
圧力媒体とする湿式圧縮機では作動液体の空孔への湿潤
、ガスを圧力媒体とする乾式圧縮機では空孔内の酸化皮
膜が摩擦係数の減少に大きな効果がある。空孔径が最大
100μを越えると切欠効果でベーンが脆化する。また
空孔が面積率で10チを越えると空孔が連結しベーンの
強度が低下し欠損が生じ易くなシ、1%未満では上述の
効果が得られない。
よる摺動性の向上を図る上で重要な因子である。液体を
圧力媒体とする湿式圧縮機では作動液体の空孔への湿潤
、ガスを圧力媒体とする乾式圧縮機では空孔内の酸化皮
膜が摩擦係数の減少に大きな効果がある。空孔径が最大
100μを越えると切欠効果でベーンが脆化する。また
空孔が面積率で10チを越えると空孔が連結しベーンの
強度が低下し欠損が生じ易くなシ、1%未満では上述の
効果が得られない。
以上説明した要件でベーンの摩擦係数は大巾に低減し、
摺動性も向上するが、更に基地中に面積比で0.5〜3
.OJ均一微細に分散させることで、よシ効果的に摩擦
係数の低減が可能である。この硫化物系介在物としては
RhSが有効でありベーンK Mn8を分散させる場合
MnSを形成するのに必要な化学量論的比率のMn 、
Sを予備合金粉末に濃化することで達成できる。この
際Mnの添加量は重量%で0.3〜2.0%の範囲であ
ることが必要である。Mnは一部は溶鋼の脱酸剤として
消費されるため最低0.3チは必要であり2.0%を越
えるとMnSの晶出量が多くなシすぎベーンが脆化する
。また変態温度が低下し、%なまし硬さが下がシにくく
被剛性を低下させる。またSは0.2〜0.7%添加す
る必要がある。Sの添加量が0.2チ未満ではMnSの
晶出量が少なすぎて所望の効果が得にくくまた0、7%
を越えるとやはり晶出量が多く表りすぎベーンが脆化す
る。
摺動性も向上するが、更に基地中に面積比で0.5〜3
.OJ均一微細に分散させることで、よシ効果的に摩擦
係数の低減が可能である。この硫化物系介在物としては
RhSが有効でありベーンK Mn8を分散させる場合
MnSを形成するのに必要な化学量論的比率のMn 、
Sを予備合金粉末に濃化することで達成できる。この
際Mnの添加量は重量%で0.3〜2.0%の範囲であ
ることが必要である。Mnは一部は溶鋼の脱酸剤として
消費されるため最低0.3チは必要であり2.0%を越
えるとMnSの晶出量が多くなシすぎベーンが脆化する
。また変態温度が低下し、%なまし硬さが下がシにくく
被剛性を低下させる。またSは0.2〜0.7%添加す
る必要がある。Sの添加量が0.2チ未満ではMnSの
晶出量が少なすぎて所望の効果が得にくくまた0、7%
を越えるとやはり晶出量が多く表りすぎベーンが脆化す
る。
F1a # MO82a Mn8 等の粉末を準備し、
合金粉末に添加する方法も当然考えられるが、水アトマ
イズ粉末は平均粒径で20μ以上であり、潤滑性物質を
混合しても、粉末粒子間にしか、とれらが存在し得ない
ので材料が脆化する。本発明の特徴の一つはMn 、
Sを含む予備合金化された水ア)yイズ粉末を出発原料
とすることによシMnSを均一微細に分散させることに
ある。
合金粉末に添加する方法も当然考えられるが、水アトマ
イズ粉末は平均粒径で20μ以上であり、潤滑性物質を
混合しても、粉末粒子間にしか、とれらが存在し得ない
ので材料が脆化する。本発明の特徴の一つはMn 、
Sを含む予備合金化された水ア)yイズ粉末を出発原料
とすることによシMnSを均一微細に分散させることに
ある。
次に本発明ベーンの成分限定理由を述べる。
Cは1部基地に固溶し他はCr、W、Mo、V等の炭化
物形成元素と結合して炭化物を形成する。
物形成元素と結合して炭化物を形成する。
Cが0.7−未満では基地硬さHマ800を得るのに困
難で3.0チを越えるとベーンが脆化して実用に耐えな
い。
難で3.0チを越えるとベーンが脆化して実用に耐えな
い。
Crは基地と炭化物にほぼ均等に固溶し基地の焼入性の
向上と焼戻時の2次硬化度を高める為に必要な元素であ
る。2.5%未満では上記効果がなく、7.0%を越え
ると残留オーステナイトが安定化し、また2次硬化度を
低下させる。
向上と焼戻時の2次硬化度を高める為に必要な元素であ
る。2.5%未満では上記効果がなく、7.0%を越え
ると残留オーステナイトが安定化し、また2次硬化度を
低下させる。
WとMoは原子比あたり概略同一の作用効果があり W
+ 2Moの総量の効果となる。W、Moは1部基地に
固溶し2次硬化の主役割をにない、他はM6C型炭化物
を形成し耐摩耗性の向上に付与する。
+ 2Moの総量の効果となる。W、Moは1部基地に
固溶し2次硬化の主役割をにない、他はM6C型炭化物
を形成し耐摩耗性の向上に付与する。
W+ 2 Moが10.0−未満では基地硬さSOO以
上得ることが困難で、20.0%を越えるとベーンが脆
化する。
上得ることが困難で、20.0%を越えるとベーンが脆
化する。
Vは主としてCと結合し未固溶の硬いMC型炭化物を形
成し耐摩耗性の付与に効果があるが、一方ではケーシン
グ、ロータに対する摺動性を劣下させる。0.5%以下
では耐摩耗性付与効果が十分でなく、6チ以上になると
ケーシング、ロータへの摺動性が大きくな〕また仕上研
削が難しくなる。
成し耐摩耗性の付与に効果があるが、一方ではケーシン
グ、ロータに対する摺動性を劣下させる。0.5%以下
では耐摩耗性付与効果が十分でなく、6チ以上になると
ケーシング、ロータへの摺動性が大きくな〕また仕上研
削が難しくなる。
Coは基地に固溶し、二次硬化の絶対値を高めると共に
ベーン表面の酸化皮膜の密着度を高める。
ベーン表面の酸化皮膜の密着度を高める。
基本的には添加量に応じて焼戻硬さが向上するので所望
する硬さに合せて適宜添加量が決定される。
する硬さに合せて適宜添加量が決定される。
ただし10チを越える添加はベーンを脆化させまた経済
的にも無意味である。
的にも無意味である。
へ)実施例
以下実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
〔実施例1〕
第1表に示すrB学組成の6種類(A−F)の水−アト
マイズ粉末(−100mesh )を作成した。また試
料Gtj:5KH51相当の溶製現用ベーン材である。
マイズ粉末(−100mesh )を作成した。また試
料Gtj:5KH51相当の溶製現用ベーン材である。
試料A−Fの水アトマイズ粉末に黒鉛粉末を0.2チ添
加・混合し6 T/α2の成形圧でプレス成形後。
加・混合し6 T/α2の成形圧でプレス成形後。
1200〜1250℃の糧々の温度で真空焼結を実施し
、焼結体を得た。この焼結体は各組成の標準的熱処理条
件で、焼入れ、焼戻しを行なった・また実機試験用に種
々加工を行なって第1図に示す形状のベーンを得た。同
様に試料G(比較材)よシ第1図に示す形状のベーンを
得た。これらベーンを用い、摩耗試験、摺動性確認のた
め摩擦係数試験、実機での寿命試験を行なった結果を第
2表に示す。
、焼結体を得た。この焼結体は各組成の標準的熱処理条
件で、焼入れ、焼戻しを行なった・また実機試験用に種
々加工を行なって第1図に示す形状のベーンを得た。同
様に試料G(比較材)よシ第1図に示す形状のベーンを
得た。これらベーンを用い、摩耗試験、摺動性確認のた
め摩擦係数試験、実機での寿命試験を行なった結果を第
2表に示す。
摩耗試験は大違式摩耗試験機を用い、被摺動材をリング
としベーン用材料をプレートとし、該リングを該プレー
) 1c 6.8 kpの荷重で押し込み摩耗速度1.
1m/式、1.9 @ /meの2種で摩耗距離400
mの時の比摩耗量を測定した。なお、被摺動材はFCC
25(C’0.6 、 Mn 0.9、Cr 0.8)
でHO27のとC3,3qb1Mn0.8qb、Cu0
.61の焼入れ、焼戻し材でH,c51の鋳鉄の2種を
用いた。
としベーン用材料をプレートとし、該リングを該プレー
) 1c 6.8 kpの荷重で押し込み摩耗速度1.
1m/式、1.9 @ /meの2種で摩耗距離400
mの時の比摩耗量を測定した。なお、被摺動材はFCC
25(C’0.6 、 Mn 0.9、Cr 0.8)
でHO27のとC3,3qb1Mn0.8qb、Cu0
.61の焼入れ、焼戻し材でH,c51の鋳鉄の2種を
用いた。
摩擦係数は松厚式摩耗試験機を用い、軽油中ですベシ速
度1.5 rn/ll!c、加圧力40k19の試験条
件によシ測定した。
度1.5 rn/ll!c、加圧力40k19の試験条
件によシ測定した。
実機での寿命試験はロータリ一方式の圧縮機を用い、面
圧10 kli/cm” 、回転数600 Orpm
、作動時間100hrの条件でのケーシングとロータの
摩耗量で評価した。
圧10 kli/cm” 、回転数600 Orpm
、作動時間100hrの条件でのケーシングとロータの
摩耗量で評価した。
第2表よシ以下のととが解る。
■ 基地硬さが高くなる程、摩耗試験によるベーンの摩
耗量が減少している。
耗量が減少している。
■ 空孔率が試験ム4(比較例)のように面積係で15
チとなりた場合に摩擦係数が高く、実機試験によるケー
シング、ロータの摩耗量も増加し、ている。これに比べ
本発明ベーンでは摩擦係数も低くケーシング、ロータの
摩耗量も少々い。
チとなりた場合に摩擦係数が高く、実機試験によるケー
シング、ロータの摩耗量も増加し、ている。これに比べ
本発明ベーンでは摩擦係数も低くケーシング、ロータの
摩耗量も少々い。
■ MnとSを高め硫化物系介在物を多量に晶出させた
場合は摩耗試験におけるベーンの摩耗量ならびに摩擦係
数も低減し、実機試験によるケーシング、ロータの摩耗
量も低減してお)添加の効果が顕著である。
場合は摩耗試験におけるベーンの摩耗量ならびに摩擦係
数も低減し、実機試験によるケーシング、ロータの摩耗
量も低減してお)添加の効果が顕著である。
■ 本発明ベーンの組成成分に関しては、V含有量が多
い場合摩耗量、摩擦係数が、またCoを含有している場
合に基地硬さが上昇し、摩耗量、摩擦係数が低下する傾
向にある。
い場合摩耗量、摩擦係数が、またCoを含有している場
合に基地硬さが上昇し、摩耗量、摩擦係数が低下する傾
向にある。
〔実施例2〕
第1表の試料りの粉末を1210℃、1225℃、12
40℃の各温度で焼結した場合の硫化物系介在物および
炭化物の粒径の耐摩耗性と摩擦係数に及ぼす影響を調べ
た。試験方法は実施例1と同様である。その結果を第3
表に示す。
40℃の各温度で焼結した場合の硫化物系介在物および
炭化物の粒径の耐摩耗性と摩擦係数に及ぼす影響を調べ
た。試験方法は実施例1と同様である。その結果を第3
表に示す。
焼結温度が1240℃と高くなると平均炭化物粒径が急
激に粗大化している。これは共晶炭化物が溶融したため
である。更に硫化物系介在物粒径も溶融粗大化している
。これに伴ない摩耗量、摩擦係数とも増加した。
激に粗大化している。これは共晶炭化物が溶融したため
である。更に硫化物系介在物粒径も溶融粗大化している
。これに伴ない摩耗量、摩擦係数とも増加した。
ト)発明の詳細
な説明したように本発明によるベーンは、高速回転化の
傾向にある圧縮機に用いた場合でも、耐摩耗性、摺動性
に優れるもので、その価値は非常に大きい。
傾向にある圧縮機に用いた場合でも、耐摩耗性、摺動性
に優れるもので、その価値は非常に大きい。
第1図は実機試験に用いたベーンの形状を示す図である
。 第1図 手続補正書(自発)
。 第1図 手続補正書(自発)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、液体又は気体の圧縮機に用いられるベーンにおいて
、その組成が重量%でC0.7〜3.0%、Si0.1
〜1.5%、Cr2.5〜7.0%、W+2Mo10.
0〜20.0%、V0.5〜6.0%、Co10.0%
以下、残部Feおよび不可避的不純物よりなる焼結体で
、該焼結体中に最大径が100μ以下の空孔が面積%で
1〜10%有し、基地部硬さがHv800〜1000で
あり、該基地中に平均粒径5μ以下のM_6CとMC型
結晶構造で示される炭化物が容積%で9〜15%均一に
分散していることを特徴とする耐摩耗性、摺動性の優れ
たベーン。 2、液体又は気体の圧縮機に用いられるベーンにおいて
、その組成が重量%でC0.7〜3.0%、Si0.1
〜1.5%、Cr2.5〜7.0%、W+2Mo10.
0〜20.0%、V0.5〜6.0%、Co10.0%
以下、Mn0.3〜2.0%、S0.2〜0.7%残部
Feおよび不可避的不純物よりなる焼結体で、該基地中
に最大径が100μ以下の空孔が面積%で1〜10%有
し、基地部硬さがHv800〜1000であり、該基地
中に平均粒径5μ以下のM_6CとMC結晶構造で示さ
れる炭化物が容積%で9〜15%均一に分散し、更に該
基地中に硫化物系介在物が面積%で0.5〜3.0%均
一に分散していることを特徴とする耐摩耗性と摺動性に
優れたベーン。 3、重量%でC0.7〜3.0%、Si0.1〜1.5
、Cr2.5〜7.0%、W+2Mo10.0〜20.
0%、V0.5〜6.0%、Co10%以下、残部Fe
よりなる水アトマイズ粉末に黒鉛粉末を0.7%以下添
加、混合し、2〜8■/cm^2の成形圧でプレス成形
をし、成形体を非酸化性雰囲気中で1150〜1260
℃で焼結することを特徴とし、空孔が面積%で1〜10
%有し、基地部硬さがHv800〜1000であり該基
地中に平均粒径5μ以下のM_6CとMC型結晶構造の
炭化物が容積%で9〜15%均一に分散している耐摩耗
性、摺動性の優れたベーンの製造方法。 4、重量%でC0.7〜3.0%、Si0.1〜1.5
%、Cr2.5〜7.0%、W+2Mo10.0〜20
.0%、V0.5〜6.0%、Co10%以下、Mn0
.3〜2.0%、S0.2〜0.7%、残部Feよりな
る水アトマイズ粉末に黒鉛粉末を0.7%以下添加、混
合し、2〜8■/cm^2の成形圧でプレス成形を行な
い、その成形体を非酸化性雰囲気中で1150〜126
0℃で焼結することを特徴とし、空孔が面積%で1〜1
0%有し、基地部硬さがHv800〜1000であり、
該基地中に平均粒径5μ以下のM_6CとMC型結晶構
造の炭化物が容積%で9〜15%均一に分散し、更に該
基地中に硫化物系介在物が面積比で0.5〜3.0%均
一に分散している耐摩耗性、摺動性の優れたベーンの製
造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081855A JPS61243155A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン |
JP4291233A JPH0610103A (ja) | 1985-04-17 | 1992-10-29 | 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン材 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081855A JPS61243155A (ja) | 1985-04-17 | 1985-04-17 | 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン |
JP4291233A JPH0610103A (ja) | 1985-04-17 | 1992-10-29 | 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4291233A Division JPH0610103A (ja) | 1985-04-17 | 1992-10-29 | 耐摩耗性、摺動性に優れたベーン材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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