JPS61242404A - 電力増幅回路 - Google Patents
電力増幅回路Info
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- JPS61242404A JPS61242404A JP8396385A JP8396385A JPS61242404A JP S61242404 A JPS61242404 A JP S61242404A JP 8396385 A JP8396385 A JP 8396385A JP 8396385 A JP8396385 A JP 8396385A JP S61242404 A JPS61242404 A JP S61242404A
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- bipolar
- transistor
- mos
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明はオーディオ信号を増幅する増幅回路に係り、
特に出力段が電力用半導体素子を用いたプッシュプル構
成にされた電力増幅回路に関する。
特に出力段が電力用半導体素子を用いたプッシュプル構
成にされた電力増幅回路に関する。
[発明の技術的背景]
20)tzから20K lbまでついわゆるオーディオ
周波数帯においてフラットなゲインを持つようなオーデ
ィオ信号増幅用の電力増幅回路としては、従来、第6図
に示すようなものがよく知られている。この電力増幅回
路は出力段がNPN型およびPNP型のバイポーラトラ
ンジスタからなるプッシュプル構成にされ、出力端子1
と正極性の電源電圧+Voo印加点との間にはNPN型
のバイポーラトランジスタ2と出力過電流保護用の抵抗
3が挿入されている。同様に、上記出力端子1と負極性
の電源電圧−Voo印加点との間にはPNP型のバイポ
ーラトランジスタ4と出力過電流保護用の抵抗5が挿入
されている。また出力端子1にはスピーカー負荷6の一
端が接続されている。7および8は上記トランジスタ2
.4を駆動するバイポーラトランジスタ駆動部であり、
このバイポーラトランジスタ駆動部7.8には入力信号
9を増幅するプリアンプ部10の出力が供給される。ま
たこのプリアンプ部10の入力側と上記出力端子1との
間には負帰還回路11が挿入されている。
周波数帯においてフラットなゲインを持つようなオーデ
ィオ信号増幅用の電力増幅回路としては、従来、第6図
に示すようなものがよく知られている。この電力増幅回
路は出力段がNPN型およびPNP型のバイポーラトラ
ンジスタからなるプッシュプル構成にされ、出力端子1
と正極性の電源電圧+Voo印加点との間にはNPN型
のバイポーラトランジスタ2と出力過電流保護用の抵抗
3が挿入されている。同様に、上記出力端子1と負極性
の電源電圧−Voo印加点との間にはPNP型のバイポ
ーラトランジスタ4と出力過電流保護用の抵抗5が挿入
されている。また出力端子1にはスピーカー負荷6の一
端が接続されている。7および8は上記トランジスタ2
.4を駆動するバイポーラトランジスタ駆動部であり、
このバイポーラトランジスタ駆動部7.8には入力信号
9を増幅するプリアンプ部10の出力が供給される。ま
たこのプリアンプ部10の入力側と上記出力端子1との
間には負帰還回路11が挿入されている。
ところで、最近ではCAD (ディジタル・オーディオ
・ディスク)やPCM(パルスコード変調)記録の再生
等による高品質の音源の出現に伴い、新しい増幅回路の
開発が望まれている。このため、さらに従来では、出力
段にバイポーラトランジスタを用いる代りに、第7図に
示すようにNチャネルMOSトランジスタ12およびP
チャネルMOSトランジスタ13を用いるようにしたプ
ッシュプル構成の電力増幅回路も出現している。なおこ
の場合、正極性の電源は+Vcoから+Vooに、負極
性の電源は−Vooから−VDDにそれぞれ替えられ、
さらにバイポーラトランジスタ駆動部7.8の代わりに
MOSトランジスタ駆動部14.15が用いられる。
・ディスク)やPCM(パルスコード変調)記録の再生
等による高品質の音源の出現に伴い、新しい増幅回路の
開発が望まれている。このため、さらに従来では、出力
段にバイポーラトランジスタを用いる代りに、第7図に
示すようにNチャネルMOSトランジスタ12およびP
チャネルMOSトランジスタ13を用いるようにしたプ
ッシュプル構成の電力増幅回路も出現している。なおこ
の場合、正極性の電源は+Vcoから+Vooに、負極
性の電源は−Vooから−VDDにそれぞれ替えられ、
さらにバイポーラトランジスタ駆動部7.8の代わりに
MOSトランジスタ駆動部14.15が用いられる。
このようにプッシュプル出力段をMOSトランジスタで
構成することにより、熱的に安定で二次降伏現象におけ
る破壊が起こらないため保護回路を簡略化できる、MO
Sトランジスタが多数キャリア素子であるが故に電荷蓄
積が少なくノツチング歪みを減少させることがきる、M
OSトランジスタが電圧制御素子であるため駆動部を簡
略化できる、周波数特性が良好であり広域量を改善する
ことができる、等の種々の効果を得ることができる。
構成することにより、熱的に安定で二次降伏現象におけ
る破壊が起こらないため保護回路を簡略化できる、MO
Sトランジスタが多数キャリア素子であるが故に電荷蓄
積が少なくノツチング歪みを減少させることがきる、M
OSトランジスタが電圧制御素子であるため駆動部を簡
略化できる、周波数特性が良好であり広域量を改善する
ことができる、等の種々の効果を得ることができる。
[背景技術の開離点]
ところで出力段がプッシュプル構成にされている増幅回
路では、出力歪を抑えるために出力段にアイドル電流を
流す必要があることが知られている。このアイドル電流
は電源電圧の利用効率や素子の電力損失を考慮するとで
きるだけ小さくすることが望ましく、放熱設計等実装上
の条件を改善することができる。
路では、出力歪を抑えるために出力段にアイドル電流を
流す必要があることが知られている。このアイドル電流
は電源電圧の利用効率や素子の電力損失を考慮するとで
きるだけ小さくすることが望ましく、放熱設計等実装上
の条件を改善することができる。
このアイドル電流は、出力段の正極側および負極側それ
ぞれがただ一つのトランジスタで構成されているシング
ル・エンディト・プッシュプル(SEPP)の場合、バ
イポーラトランジスタが50〜80m A fff1度
であるのに対し、MOSトランジスタではその倍以上の
100〜200m Aの電流を流さないと歪を十分に抑
えることはできない。
ぞれがただ一つのトランジスタで構成されているシング
ル・エンディト・プッシュプル(SEPP)の場合、バ
イポーラトランジスタが50〜80m A fff1度
であるのに対し、MOSトランジスタではその倍以上の
100〜200m Aの電流を流さないと歪を十分に抑
えることはできない。
第8図はバイポーラトランジスタのコレクタ、エミッタ
間電圧VCEとコレクタ電流1cとの関係を示す特性図
であり、図中の実線はアイドル電流を流さない場合のも
のであり、破線は正負の所定のアイドル電流+lTR1
−ITRを流したときのものである。同様に第9図はM
OSトランジスタのゲート、ソース間電圧Voaとドレ
イン電流Inとの関係を示す特性図であり、図中の実線
はアイドル電流を流さない場合のものであり、破線は正
負の所定のアイドル電流+IM08%−IMOaを流し
たときのものである。上記のように歪を十分に抑えるた
め、MOSトランジスタではバイポーラトランジスタの
倍以上のアイドル電流を流さなければならない。このこ
とは、第8図および第9図に示すように、MOSトラン
ジスタの方がバイポーラトランジスタに比較して電流の
立ち上がりが悪いことに起因している。
間電圧VCEとコレクタ電流1cとの関係を示す特性図
であり、図中の実線はアイドル電流を流さない場合のも
のであり、破線は正負の所定のアイドル電流+lTR1
−ITRを流したときのものである。同様に第9図はM
OSトランジスタのゲート、ソース間電圧Voaとドレ
イン電流Inとの関係を示す特性図であり、図中の実線
はアイドル電流を流さない場合のものであり、破線は正
負の所定のアイドル電流+IM08%−IMOaを流し
たときのものである。上記のように歪を十分に抑えるた
め、MOSトランジスタではバイポーラトランジスタの
倍以上のアイドル電流を流さなければならない。このこ
とは、第8図および第9図に示すように、MOSトラン
ジスタの方がバイポーラトランジスタに比較して電流の
立ち上がりが悪いことに起因している。
他方、順方向伝達アドミタンス1Yfslとドレイン電
11oとの関係で与えられるMOSトランジスタの伝達
特性は理論的には二乗の勾配を持ち、小信号用のもので
は第10図の特性図中の実線で示すように実測上も理論
値と一致する。ところが、電力用のものでは微少電流領
域では歪が発生し、破線で示すように特性が下降ぎみと
なる。このような特性は素子自体の構造が原因であると
思われる。電力用のMOSトランジスタにおけるこのよ
うな特性の改善は現状では技術的に困難であり、これを
回路的に保証する技術が要望されている。
11oとの関係で与えられるMOSトランジスタの伝達
特性は理論的には二乗の勾配を持ち、小信号用のもので
は第10図の特性図中の実線で示すように実測上も理論
値と一致する。ところが、電力用のものでは微少電流領
域では歪が発生し、破線で示すように特性が下降ぎみと
なる。このような特性は素子自体の構造が原因であると
思われる。電力用のMOSトランジスタにおけるこのよ
うな特性の改善は現状では技術的に困難であり、これを
回路的に保証する技術が要望されている。
[発明の目的]
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
ありその目的は、出力歪を抑えるためのアイドル電流を
低減できる電力増幅回路を提供することにある。
ありその目的は、出力歪を抑えるためのアイドル電流を
低減できる電力増幅回路を提供することにある。
[発明の概要]
上記目的を達成するためこの発明の電力増幅回路にあっ
ては、出力段にMOSトランジスタとバイポーラトラン
ジスタを並列接続したものを用い、入力信号レベルが低
く出力電流が小さい領域ではバイポーラトランジスタを
選択的に動作させ、入力信号レベルがある程度高(なり
、出力電流が大きくなり歪が問題とならないときにはM
OSトランジスタを動作させることによって増幅を行な
うようにしている。このようにすれば、MOSトランジ
スタに大きなアイドル電流を流さずに出力歪を抑えるこ
とができる。
ては、出力段にMOSトランジスタとバイポーラトラン
ジスタを並列接続したものを用い、入力信号レベルが低
く出力電流が小さい領域ではバイポーラトランジスタを
選択的に動作させ、入力信号レベルがある程度高(なり
、出力電流が大きくなり歪が問題とならないときにはM
OSトランジスタを動作させることによって増幅を行な
うようにしている。このようにすれば、MOSトランジ
スタに大きなアイドル電流を流さずに出力歪を抑えるこ
とができる。
[発明の実施例]
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図はこの発明に係る電力増幅回路の一実施例の構成
を示すブロック図である。図において21は出力端子で
ある。この端子21には出力過電流保護用の抵抗22.
23それぞれの一端が接続されている。ざらに正極性の
電源電圧+Voo印加点と上記一方の抵抗22の他端と
の間にはNチャネルMOSトランジスタ24のソース、
ドレイン間とNPN型のバイポーラトランジスタ25の
コレクタ、エミッタ間が並列に挿入されている。負極性
の電源電圧−Vco印加点と上記他方の抵抗23の他端
との間にはPチャネルMOSトランジスタ26のソース
、ドレイン間とPNP型のバイポーラトランジスタ27
のコレクタ、エミッタ間が並列に挿入されている。また
出力端子21にはスピーカー負荷28の一端が接続され
ている。29および30は上記バイポーラトランジスタ
25.21を駆動するバイポーラトランジスタ駆動部、
31および32は上記MOSトランジスタ24.26を
駆動するMOSトランジスタ駆動部であり、これらバイ
ポーラトランジスタ駆動部29.30およびMOSトラ
ンジスタ駆動部31.32には入力信号33を増幅する
プリアンプ部34の出力が出力電流判定/信号制御回路
35を介して選択的に供給される。またプリアンプ部3
4の入力側と上記出力端子21との間には負帰還回路3
6が挿入されている。
を示すブロック図である。図において21は出力端子で
ある。この端子21には出力過電流保護用の抵抗22.
23それぞれの一端が接続されている。ざらに正極性の
電源電圧+Voo印加点と上記一方の抵抗22の他端と
の間にはNチャネルMOSトランジスタ24のソース、
ドレイン間とNPN型のバイポーラトランジスタ25の
コレクタ、エミッタ間が並列に挿入されている。負極性
の電源電圧−Vco印加点と上記他方の抵抗23の他端
との間にはPチャネルMOSトランジスタ26のソース
、ドレイン間とPNP型のバイポーラトランジスタ27
のコレクタ、エミッタ間が並列に挿入されている。また
出力端子21にはスピーカー負荷28の一端が接続され
ている。29および30は上記バイポーラトランジスタ
25.21を駆動するバイポーラトランジスタ駆動部、
31および32は上記MOSトランジスタ24.26を
駆動するMOSトランジスタ駆動部であり、これらバイ
ポーラトランジスタ駆動部29.30およびMOSトラ
ンジスタ駆動部31.32には入力信号33を増幅する
プリアンプ部34の出力が出力電流判定/信号制御回路
35を介して選択的に供給される。またプリアンプ部3
4の入力側と上記出力端子21との間には負帰還回路3
6が挿入されている。
上記出力電流判定/信号制御回路35は上記出力端子2
1に流れる電流、すなわち出力電流を検出し、この検出
値が所定値以下である場合には上記プリアンプ部34か
らの出力をバイポーラトランジスタ駆動部29.30に
選択的に供給し、所定値以上である場合にはMOSトラ
ンジスタ駆動部31.32に選択的に供給するように制
御する。なお、検出を行なうべき出力電流値、すなわち
電流の判定基準は出力段のMOSトランジスタ24.2
6が電流的に十分立ち上がる点(例えば第9図のアイド
ル電流+IMO11%−IMOB)付近に設定されてお
り、この基準電流を今後IREFとする。またこの実施
例回路ではMOSトランジスタ24.26のアイドル電
流が十分低い値となるように設定されている。
1に流れる電流、すなわち出力電流を検出し、この検出
値が所定値以下である場合には上記プリアンプ部34か
らの出力をバイポーラトランジスタ駆動部29.30に
選択的に供給し、所定値以上である場合にはMOSトラ
ンジスタ駆動部31.32に選択的に供給するように制
御する。なお、検出を行なうべき出力電流値、すなわち
電流の判定基準は出力段のMOSトランジスタ24.2
6が電流的に十分立ち上がる点(例えば第9図のアイド
ル電流+IMO11%−IMOB)付近に設定されてお
り、この基準電流を今後IREFとする。またこの実施
例回路ではMOSトランジスタ24.26のアイドル電
流が十分低い値となるように設定されている。
次に、入力信@33を供給して増幅を行なう場合の動作
を説明する。この入力信号33のレベルが低く、出力端
子21に流れる電流すなわち出力電流1outがI*g
pより小さい場合、出力電流判定/信号制御回路35は
プリアンプ部34で増幅された信号をバイポーラトラン
ジスタ駆動部29.30に選択的に供給する。従って、
このとき上記両部動部29.30により、出力段ではバ
イポーラトランジスタ25.27のみが駆動される。前
記のようにバイポーラトランジスタではアイドル電流を
少なくしても小さな歪で増幅を行なうことができる。こ
のとき、MOSトランジスタ24.26は動作していな
い。
を説明する。この入力信号33のレベルが低く、出力端
子21に流れる電流すなわち出力電流1outがI*g
pより小さい場合、出力電流判定/信号制御回路35は
プリアンプ部34で増幅された信号をバイポーラトラン
ジスタ駆動部29.30に選択的に供給する。従って、
このとき上記両部動部29.30により、出力段ではバ
イポーラトランジスタ25.27のみが駆動される。前
記のようにバイポーラトランジスタではアイドル電流を
少なくしても小さな歪で増幅を行なうことができる。こ
のとき、MOSトランジスタ24.26は動作していな
い。
入力信号33のレベルが増加し、出力電流1outがI
REFよりも大きくなると、出力電流判定/信号制御回
路35はプリアンプ部34で増幅された信号を今度はM
OSトランジスタ駆動部31.32に切り替えて供給す
る。このときは上記両駆動部31.32により、出力段
ではMo8 トランジスタ24.26のみが駆動される
。ここで出力電流1ou丁は前記アイドル電流以上にな
っているので、この場合にもMo8 トランジスタ24
.26により小さな歪で増幅を行なわせることができる
。
REFよりも大きくなると、出力電流判定/信号制御回
路35はプリアンプ部34で増幅された信号を今度はM
OSトランジスタ駆動部31.32に切り替えて供給す
る。このときは上記両駆動部31.32により、出力段
ではMo8 トランジスタ24.26のみが駆動される
。ここで出力電流1ou丁は前記アイドル電流以上にな
っているので、この場合にもMo8 トランジスタ24
.26により小さな歪で増幅を行なわせることができる
。
第2図は上記実施例回路で正弦波信号を増幅した場合の
出力電流fourの変化を示す波形図である。図におい
て出力電流1outがOから+■REFまでの領域a
1.tN P N型のバイポーラトランジスタ25で、
0から−IREFまでの領域すはPNP型のバイポーラ
トランジスタ21でそれぞれ増幅され、+IREF以上
の領域CはNチャネルのMOSトランジスタ24で、−
IREF以下の領域dはPチャネルのMOSトランジス
タ26でそれぞれ増幅される。
出力電流fourの変化を示す波形図である。図におい
て出力電流1outがOから+■REFまでの領域a
1.tN P N型のバイポーラトランジスタ25で、
0から−IREFまでの領域すはPNP型のバイポーラ
トランジスタ21でそれぞれ増幅され、+IREF以上
の領域CはNチャネルのMOSトランジスタ24で、−
IREF以下の領域dはPチャネルのMOSトランジス
タ26でそれぞれ増幅される。
第3図はこの発明の他の実施例の構成を示すブロックで
あり、第4図はこの実施例回路で正弦波信号を増幅した
場合の出力電流101JTの変化を示す波形図である。
あり、第4図はこの実施例回路で正弦波信号を増幅した
場合の出力電流101JTの変化を示す波形図である。
この実施例回路が上記実施例と異なっているところは、
プリアンプ部34の出力を出力電流判定/信号制御回路
35を介さずに直接、MOSトランジスタ駆動部31.
32に供給するようにした点である。従って、MOSト
ランジスタ24.26は出力電流IQIJTの値にかか
わらず常にMOSトランジスタ駆動部31.32により
駆動される。しかしながらアイドル電流の値は上記実施
例の場合と同様の低い値に設定されている。
プリアンプ部34の出力を出力電流判定/信号制御回路
35を介さずに直接、MOSトランジスタ駆動部31.
32に供給するようにした点である。従って、MOSト
ランジスタ24.26は出力電流IQIJTの値にかか
わらず常にMOSトランジスタ駆動部31.32により
駆動される。しかしながらアイドル電流の値は上記実施
例の場合と同様の低い値に設定されている。
一方、バイポーラトランジスタに関しては、上記実施例
と同様に、出力電流1ouTがIREPより小さい場合
にのみ、出力電流判定/信号制御回路35はプリアンプ
部34で増幅された信号をバイポーラトランジスタ駆動
部29.30に選択的に供給する。
と同様に、出力電流1ouTがIREPより小さい場合
にのみ、出力電流判定/信号制御回路35はプリアンプ
部34で増幅された信号をバイポーラトランジスタ駆動
部29.30に選択的に供給する。
この実yA骨の場合にも入力信号330レベルが小さい
領域では、少ないアイドル電流でも小さな歪で増幅を行
なうことができるバイポーラトランジスタ25.27に
より増幅が行われる。そして入力信号33のレベルが増
加し、出力電t%E 1 o u TがIREFよりも
大きくなるとバイポーラトランジスタ25.21による
増幅が停止され、出力段ではMOSトランジスタ24.
26のみが駆動される。このとき、出力電* l oυ
丁はMOSトランジスタの前記アイドル電流以上になっ
ているので、この場合にもMOSトランジスタ24.2
6により小さな歪で増幅を行なわせることができる。
領域では、少ないアイドル電流でも小さな歪で増幅を行
なうことができるバイポーラトランジスタ25.27に
より増幅が行われる。そして入力信号33のレベルが増
加し、出力電t%E 1 o u TがIREFよりも
大きくなるとバイポーラトランジスタ25.21による
増幅が停止され、出力段ではMOSトランジスタ24.
26のみが駆動される。このとき、出力電* l oυ
丁はMOSトランジスタの前記アイドル電流以上になっ
ているので、この場合にもMOSトランジスタ24.2
6により小さな歪で増幅を行なわせることができる。
従って、第4図で示される出力電流1ourの変化を示
す波形図において、出力電流1outが0から+I*g
pまでのII域aはNPN型のバイポーラトランジスタ
25で、0から−IREFまでの領域すはPNP型のバ
イポーラ十うンジスタ27でそれぞれ増幅され、かつ0
以上のすべての領域eはNチャネルのMOSトランジス
タ24で、0以下のすべての領域fはPチャネルのMo
8 トランジスタ26でそれぞれ増幅される。
す波形図において、出力電流1outが0から+I*g
pまでのII域aはNPN型のバイポーラトランジスタ
25で、0から−IREFまでの領域すはPNP型のバ
イポーラ十うンジスタ27でそれぞれ増幅され、かつ0
以上のすべての領域eはNチャネルのMOSトランジス
タ24で、0以下のすべての領域fはPチャネルのMo
8 トランジスタ26でそれぞれ増幅される。
ここで上記第1図の実施例回路において、スピーカー負
荷28のインピーダンスを8Ω、このスピーカー負荷2
Bに供給する電力を30W 、入力信号33を1に−の
正弦波、電源電圧上Vccとして±34■、抵抗22.
23の値をそれぞれ0.2Ω、基準電11Rgpの値を
±0.3Aに設定した場合、出力歪が最少になるときの
アイドル電1(適正アイドル電流)の値を測定したとこ
ろ100mAとなった。これと同じ条件で出力段にMO
Sトランジスタのみを使用した従来回路の適正アイドル
電流を測定したところ560m Aであった。このとき
の全高調波歪率(T、H,D)は従来回路が0.014
(%)であるのに対し上記実施例の場合には0.016
(%)と若干増加している。この歪率の増加は、増幅動
作がバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに
切替わることにより生じるものであるが、この程度の劣
化は聴感上特に問題となるレベルではなく、第3図のよ
うな実施例回路の構成にすればこの歪率の増加をより少
なくできる。
荷28のインピーダンスを8Ω、このスピーカー負荷2
Bに供給する電力を30W 、入力信号33を1に−の
正弦波、電源電圧上Vccとして±34■、抵抗22.
23の値をそれぞれ0.2Ω、基準電11Rgpの値を
±0.3Aに設定した場合、出力歪が最少になるときの
アイドル電1(適正アイドル電流)の値を測定したとこ
ろ100mAとなった。これと同じ条件で出力段にMO
Sトランジスタのみを使用した従来回路の適正アイドル
電流を測定したところ560m Aであった。このとき
の全高調波歪率(T、H,D)は従来回路が0.014
(%)であるのに対し上記実施例の場合には0.016
(%)と若干増加している。この歪率の増加は、増幅動
作がバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに
切替わることにより生じるものであるが、この程度の劣
化は聴感上特に問題となるレベルではなく、第3図のよ
うな実施例回路の構成にすればこの歪率の増加をより少
なくできる。
さらに抵抗22.23の値をそれぞれ0.5Ωに設定し
た場合の適正アイドルliv&は90m Aとなった。
た場合の適正アイドルliv&は90m Aとなった。
これと同じ条件で出力段にMOSトランジスタのみを使
用した従来回路の適正アイドルN流を測定したところ3
88m Aであった。
用した従来回路の適正アイドルN流を測定したところ3
88m Aであった。
このように上記各実施例回路ではアイドル1!流を大幅
に改善することができる。なお、出力電流10LJTの
基準点の電211 I RE Fの値は上記実施例では
±0.3Aとしているが、この値はアイドル電流の低減
効果がよくでるように設定されるべきである。ただし、
増幅動作の主導権はあくまでイボーラトランジスタは微
少信号領域でのみ動作させればよいので、バイポーラト
ランジスタ25.27のコレクタ損失はMOSトランジ
スタ24.26の8.イア損失より十分、小g<t’s
、hウッッ゛づ1ン周波数fTやコレクタ出力容量Co
b等音質面に影響を与える項目について不利とならず、
バイポーラトランジスタとして外観形状の小さなものを
使用できるので価格的にも有利である。
に改善することができる。なお、出力電流10LJTの
基準点の電211 I RE Fの値は上記実施例では
±0.3Aとしているが、この値はアイドル電流の低減
効果がよくでるように設定されるべきである。ただし、
増幅動作の主導権はあくまでイボーラトランジスタは微
少信号領域でのみ動作させればよいので、バイポーラト
ランジスタ25.27のコレクタ損失はMOSトランジ
スタ24.26の8.イア損失より十分、小g<t’s
、hウッッ゛づ1ン周波数fTやコレクタ出力容量Co
b等音質面に影響を与える項目について不利とならず、
バイポーラトランジスタとして外観形状の小さなものを
使用できるので価格的にも有利である。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば
上記実施例では出力段としてNチャネルMOSトランジ
スタとNPNトランジスタとの組合わせと、Pチャネル
MOSトランジスタとPNPトランジスタとの組合わせ
とからなる完全コンプリメンタリ−構成のものを使用す
る場合について説明したが、これは第3図の実施例の変
形例である第5図の回路に示すように、MOSトランジ
スタとしてNチャネルのトランジスタ41.42のみ、
バイポーラトランジスタとしてNPN型のトランジスタ
43.44のみを組合せて構成するようにしてもよい。
種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば
上記実施例では出力段としてNチャネルMOSトランジ
スタとNPNトランジスタとの組合わせと、Pチャネル
MOSトランジスタとPNPトランジスタとの組合わせ
とからなる完全コンプリメンタリ−構成のものを使用す
る場合について説明したが、これは第3図の実施例の変
形例である第5図の回路に示すように、MOSトランジ
スタとしてNチャネルのトランジスタ41.42のみ、
バイポーラトランジスタとしてNPN型のトランジスタ
43.44のみを組合せて構成するようにしてもよい。
[発明の効果]
以上説明したようにこの発明によれば、出力歪を抑える
ためのアイドル電流を低減できる電力増幅回路を提供す
ることができる。
ためのアイドル電流を低減できる電力増幅回路を提供す
ることができる。
第1図はこの発明に係る電力増幅回路の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図は上記実施例の動作を説明す
るための波形図、第3図はこの発明の他の実施例の構成
を示すブロック図、第4図は上記第3図の実施例の動作
を説明するための波形図、第5図は第3図の実施例回路
の変形例のブロック図、第6図および第7図はそれぞれ
従来回路のブロック図、第8図および第9図はそれぞれ
上記従来回路の各出力段における特性図、第10図は上
記第7図の従来回路を説明するための特性図である。 21・・・出力端子、22.23・・・出力過電流保護
用の抵抗、24・・・NチャネルMOSトランジスタ、
25・・・NPN型のバイポーラトランジスタ、26・
・・PチャネルMOSトランジスタ、21・・・PNP
型のバイポーラトランジスタ、28・・・スピーカー負
荷、29.30・・・バイポーラトランジスタ駆動部、
31.32・・・MOSトランジスタ駆動部、33・・
・入力信号、34・・・プリアンプ部、35・・・出力
電流判定/信号制御回路、36・・・負帰還回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 −Va: 第7図 第8図 第9図 第10図 1MO5JogI。
を示すブロック図、第2図は上記実施例の動作を説明す
るための波形図、第3図はこの発明の他の実施例の構成
を示すブロック図、第4図は上記第3図の実施例の動作
を説明するための波形図、第5図は第3図の実施例回路
の変形例のブロック図、第6図および第7図はそれぞれ
従来回路のブロック図、第8図および第9図はそれぞれ
上記従来回路の各出力段における特性図、第10図は上
記第7図の従来回路を説明するための特性図である。 21・・・出力端子、22.23・・・出力過電流保護
用の抵抗、24・・・NチャネルMOSトランジスタ、
25・・・NPN型のバイポーラトランジスタ、26・
・・PチャネルMOSトランジスタ、21・・・PNP
型のバイポーラトランジスタ、28・・・スピーカー負
荷、29.30・・・バイポーラトランジスタ駆動部、
31.32・・・MOSトランジスタ駆動部、33・・
・入力信号、34・・・プリアンプ部、35・・・出力
電流判定/信号制御回路、36・・・負帰還回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 −Va: 第7図 第8図 第9図 第10図 1MO5JogI。
Claims (3)
- (1)入力信号を増幅する増幅手段と、第1極性の第1
の電源と出力端子との間に並列に挿入される第1のMO
Sトランジスタおよび第1のバイポーラトランジスタと
、第2極性の第2の電源と上記出力端子との間に並列に
挿入される第2のMOSトランジスタおよび第2のバイ
ポーラトランジスタと、上記出力端子に流れる電流の値
に応じて上記増幅手段からの出力を第1のMOSトラン
ジスタおよび第1のバイポーラトランジスタ、上記第2
のMOSトランジスタおよび第2のバイポーラトランジ
スタに対して選択的に供給制御する制御手段とを具備し
たことを特徴とする電力増幅回路。 - (2)前記制御手段は前記出力端子に流れる電流の値が
所定値以下のときに上記増幅手段からの出力を第1およ
び第2のバイポーラトランジスタに選択的に供給するよ
うに構成されている特許請求の範囲第1項に記載の電力
増幅回路。 - (3)前記制御手段は前記出力端子に流れる電流の値が
所定値以下のときには上記増幅手段からの出力を第1お
よび第2のバイポーラトランジスタのみに選択的に供給
し、電流の値が所定値以上のときには上記第1および第
2のMOSトランジスタのみに選択的に供給するように
構成されている特許請求の範囲第1項に記載の電力増幅
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8396385A JPS61242404A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 電力増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8396385A JPS61242404A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 電力増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61242404A true JPS61242404A (ja) | 1986-10-28 |
JPH0583002B2 JPH0583002B2 (ja) | 1993-11-24 |
Family
ID=13817209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8396385A Granted JPS61242404A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 電力増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61242404A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640525A (en) * | 1980-05-22 | 1981-04-16 | Teijin Ltd | Manufacture of aromatic polyamid film |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP8396385A patent/JPS61242404A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640525A (en) * | 1980-05-22 | 1981-04-16 | Teijin Ltd | Manufacture of aromatic polyamid film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583002B2 (ja) | 1993-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |