JPS6124183B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6124183B2
JPS6124183B2 JP56037914A JP3791481A JPS6124183B2 JP S6124183 B2 JPS6124183 B2 JP S6124183B2 JP 56037914 A JP56037914 A JP 56037914A JP 3791481 A JP3791481 A JP 3791481A JP S6124183 B2 JPS6124183 B2 JP S6124183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urea
formaldehyde
urea resin
resin adhesive
molar ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56037914A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57152944A (en
Inventor
Nobuhiko Oota
Hiroshi Taoda
Tatsuo Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd filed Critical Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Priority to JP56037914A priority Critical patent/JPS57152944A/ja
Publication of JPS57152944A publication Critical patent/JPS57152944A/ja
Publication of JPS6124183B2 publication Critical patent/JPS6124183B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は乾式成型板の製造方法の改良に関する
ものであり、その目的は、尿素とホルムアルデヒ
ドの反応モル比の異なる尿素樹脂接着剤を成型板
の表裏層と芯層とに使い分けることによつて品質
良好で且つ生産性の優れた乾式成型板の製造方法
を提供することにある。一般に乾式成型板等を製
造するには尿素樹脂からなる接着剤を用いてい
る。この尿素樹脂木材接着剤は尿素とホルムアル
デヒドを約1:2のモル比で混合し反応させて接
着剤としたものであり、使用に際しては、この尿
素樹脂水溶液に塩化アンモニウムなどを硬化剤と
して加え、常温硬化あるいは加熱成型する。又、
多層構造を有するパーテイクルボードやフアイバ
ーボードなどを製造する場合には表裏層と芯層と
に尿素とホルムアルデヒドの反応モル比が同一の
尿素樹脂接着剤を用いており、これに表裏層およ
び芯層における熱的環境の差異に基づく硬化速度
の調節を目的として硬化促進剤,硬化遅延剤をそ
れぞれ添加し、所定の硬化速度に調整することに
より目標とする熱圧成型時間を有する乾式成型板
を製造している。又、特にパーテイクルボードに
ついては日本工業規格の規制があり、このボード
から放出されるホルムアルデヒドのガス濃度が定
められた測定方法により5ppm以下であることが
求められる。このため上記尿素樹脂接着剤は尿素
とホルムアルデヒドの反応モル比が1:1.2〜1.3
程度からなるものを用い、これを表裏層と芯層と
の双方に用いている。 ところが以上のような表裏層と芯層とに同一モ
ル比の尿素樹脂接着剤を用いる方法においては次
のような不都合がある。即ち、木質原料に尿素樹
脂接着剤を添加した後熱圧成型を行うまでには製
造工程上の待機時間がありこの間に接着剤が硬化
すると困ることから上記塩化アンモニウムなどの
硬化剤の添加量に限度がある。このため硬化剤の
増加により硬化促進して成型時間を短縮すること
が困難である。又、パーテイクルボードについて
は更に放出されるアルデヒドガス濃度が規制され
るため、使用する尿素樹脂の尿素とホルムアルデ
ヒドの反応モル比が制限される関係から硬化時間
が制約され、この点からも成型時間の短縮化が難
しい。 本発明は尿素樹脂接着剤の尿素とホルムアルデ
ヒドとの反応モル比の異なるものを表裏層および
芯層に相互に用いることによつて熱圧成型時間を
短縮化し、乾式成型板の生産性を著しく高めたも
のであり、その構成は、尿素樹脂接着剤を用いて
乾式成型板を製造する際に、表裏層には尿素とホ
ルムアルデヒドの反応モル比の低い尿素樹脂接着
剤を用い芯層には尿素とホルムアルデヒドの反応
モル比の高い尿素樹脂接着剤を用いて熱圧成型す
ることを特徴とする。 以下に本発明を実施例と共に詳細に説明する。 本発明はパーテイクルボード,フアイバーボー
ドなどの乾式成型板の製造において、使用する尿
素樹脂接着剤の尿素とホルムアルデヒドとの反応
モル比が相違すると所定時間に硬化成形される厚
さに差異がみられるという知見に基づいている。
即ち、尿素樹脂接着剤の尿素とホルムアルデヒド
との反応モル比についてホルムアルデヒドのモル
数が多くなると、同一硬化時間になるように接着
剤を配合してもホルムアルデヒドのモル数が多い
程短時間に所定の板厚に接着成型可能であり、熱
圧成型時間を短縮できる。これを次の実験結果に
基づいて説明する。 JIS K 6801に規定される尿素樹脂接着剤のゲ
ル化時間(硬化時間)の測定方法に準じ、尿素と
ホルムアルデヒドの反応モル比が異なる4種類の
尿素樹脂接着剤についてその熱圧成型時間を調べ
る。ここで、ゲル化時間が200分となるよう尿素
樹脂接着剤に硬化剤、硬化促進剤を配合し、更に
不揮発分樹脂濃度を60%とした各種モル比の尿素
樹脂接着剤を用い、単一チツプによる17(m/
m)厚さのパーテイクルボードを成型温度160
℃,圧縮速度1.5mm/秒の割合で成型した場合の
成型時間と製造されたボードの厚さとの関係を調
べた。更に同時にボードから放出されるホルムア
ルデヒドガス濃度をJIS K 5908に準じて測定し
た。この結果を第1表に示す。表中の数字はパー
テイクルボードの厚さ(m/m)であり、カツコ
内の数字はボードから放出されるホルムアルデヒ
ドガスの濃度(ppm)である。又、Uは尿素、
Fはホルムアルデヒドを示す。尚、製品目標比重
はいずれも0.65である。 上記結果から明らかなように尿素とホルムアル
デヒドの反応モル比についてみると、ホルムアル
デヒドのモル数の増加に伴ない熱圧成型時間が短
かく短時間に所定の厚さに達し易いことが判る。
この理由は硬化する樹脂の凝集力がホルムアルデ
ヒドのモル数が増加するに伴ない架矯密度の向上
などにより高くなりパーテイクルボードを所定の
厚さに短時間に成型することが可能であるからと
考えられる。 一方、パーテイクルボードから放出されるホル
ムアルデヒドガス濃度についてみると、ホルムア
ルデヒドのモル数が尿素1モルに対し1.3モルを
超えるものは、この付近から上記ガス濃度が急激
に増加する傾向を示しており、規制値である
5ppmをいずれも上回つている。このことから、
従前ホルムアルデヒドのモル数を尿素
【表】
【表】 1に対し1.2程度に抑えている理由が理解され
る。本発明は尿素樹脂接着剤において尿素とホル
ムアルデヒドとの反応モル比の相違により熱圧成
型時間に差異があるという知見に基づき、更に熱
圧成型時においては、表裏層と芯層とでは自ずと
その熱的環境が異なるという点を考慮し尿素とホ
ルムアルデヒドとの反応モル比の異なる尿素樹脂
接着剤を表裏層と芯層とに別々に用いるようにし
たものである。即ち表裏層へ用いる尿素樹脂接着
剤はホルムアルデヒドのモル数を尿素1モルに対
して1.25モルより低くし、芯層へ使用する尿素樹
脂接着剤はホルムアルデヒドのモル数を1.25モル
より高くする。これにより、熱圧成型時間が大幅
に短縮化され、かつボードから放出されるホルム
アルデヒドのガス濃度を規制値以下に抑えること
ができる。 以下実施例を示す。 実施例 1 尿素とホルムアルデヒドの反応モル比が1:
1.1となるように調製し通常の方法にて付加縮合
反応を行い、脱水濃縮して樹脂固形分65%の表裏
層用尿素樹脂接着剤を製造し、又同様に尿素とホ
ルムアルデヒドの反応モル比が1対1.5となるよ
うに調製し通常の方法にて樹脂固形分65%の芯層
用尿素樹脂接着剤を製造した。表裏層用尿素樹脂
接着剤100部に水30部塩化アンモニア0.1部25%ア
ンモニア水1部を加えて調製した接着剤を木材チ
ツプに対して20重量%塗布し表裏層用チツプとし
同様に芯層用接着剤100部に、塩化アンモニウム
1部25%アンモニア水0.5部を加えて調製した接
着剤を木材チツプに対して10重量%塗布し芯層用
チツプとし、表裏層チツプと芯層チツプの重量比
が6対4となるようにこれらを積層して三層構造
マツトを形成しホツトプレスにて温度160℃圧力
25Kg/cm2にて圧縮成型しパーテイクルボードを製
造した。この結果を第2表に示す。 比較例 1 実施例1と同様な反応処方で尿素とホルムアル
デヒドとの反応モル数を1.25とした樹脂固形分65
%の尿素樹脂接着剤を製造し実施例1に表示した
と同様の樹脂固形分硬化時間となるように、水、
塩化アンモニウム,25%アンモニア水を加えて調
製した接着剤を木材チツプに対して20重量%塗布
し表裏層用チツプとし同様に、10重量%塗布し芯
層用チツプとした。表裏層チツプと芯層用チツプ
の重量比が6対4となるようにこれらを積層して
三層構造マツトを形成し、実施例1と同様の熱圧
成形条件にてパーテイクルボードを製造した。こ
の結果を第2表に対比して示す。 この結果から明らかなように製品厚さ15mmのボ
ードを製造する場合、成型直後の厚さが例えば
17.5mmに達する成型時間は本発明の場合200秒で
十分であるのに対し、比較例では240秒〜260秒程
度要し、成型時間に大幅な相違がある。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 尿素樹脂接着剤を用いて乾式成型板を製造す
    る際に、表裏層には尿素とホルムアルデヒドの反
    応モル比の低い尿素樹脂接着剤を用い、芯層には
    尿素とホルムアルデヒドの反応モル比の高い尿素
    樹脂接着剤を用いて熱圧成型することを特徴とす
    る乾式成型板の製造方法。 2 表裏層に用いる尿素樹脂接着剤の尿素とホル
    ムアルデヒドの反応モル比が1.0〜1.2,芯層に用
    いる尿素樹脂接着剤の尿素とホルムアルデヒドの
    反応モル比が1.4〜1.6であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の乾式成型板の製造方
    法。
JP56037914A 1981-03-18 1981-03-18 Manufacture of dry type molded board Granted JPS57152944A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56037914A JPS57152944A (en) 1981-03-18 1981-03-18 Manufacture of dry type molded board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56037914A JPS57152944A (en) 1981-03-18 1981-03-18 Manufacture of dry type molded board

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57152944A JPS57152944A (en) 1982-09-21
JPS6124183B2 true JPS6124183B2 (ja) 1986-06-10

Family

ID=12510808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56037914A Granted JPS57152944A (en) 1981-03-18 1981-03-18 Manufacture of dry type molded board

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57152944A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100548513B1 (ko) * 2002-10-31 2006-02-02 매그나칩 반도체 유한회사 에스티아이 공정을 개선하기 위한 리버스 에치백 방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716927B2 (ja) * 1990-03-30 1995-03-01 三井東圧化学株式会社 パーティクルボードの製造方法
WO2008026058A2 (en) * 2006-08-31 2008-03-06 Dynea Oy Adhesive system and wood based panels comprising the adhesive system with low subsequent formaldehyde emission and suitable production procedure
JP6249207B2 (ja) * 2013-07-05 2017-12-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 木質板の製造方法及び木質板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100548513B1 (ko) * 2002-10-31 2006-02-02 매그나칩 반도체 유한회사 에스티아이 공정을 개선하기 위한 리버스 에치백 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57152944A (en) 1982-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2014731B1 (en) Oriented strand boards
SE458363B (sv) Foerfarande foer framstaellning av ett karbamid-formaldehydharts med ett mycket laagt molfoerhaallande mellan formaldehyd och karbamid
JPS6124183B2 (ja)
US2571343A (en) Self-setting plastic material consisting essentially of alpha-gypsum and an aminotriazine resin
KR20100063990A (ko) 중밀도섬유판 제조용 멜라민-요소-포름알데히드 수지 접착제의 제조방법
US3006883A (en) Method of producing a phenol formaldehyde acetone resin
JPS5925656B2 (ja) 乾式成型板の製造方法
JPS6054179B2 (ja) 化粧板の製法
JPH1058413A (ja) パーティクルボードの製造方法
JP3056202B2 (ja) 木質繊維板の製造方法
US2527795A (en) Process for preparing a urea formaldehyde cellulosic composition
JP3979705B2 (ja) 木質系ボードの製造方法
JP4838127B2 (ja) ホルムアルデヒド含有アミノプラスト樹脂および触媒化合物を含む接着剤組成物
SU1118655A1 (ru) Композици дл изготовлени древесноволокнистых плит сухим способом
JPH1076505A (ja) 木質繊維板およびその製造方法
US1999716A (en) Synthetic resin
US3006874A (en) Thermosetting lignin containing resin
JPH11138513A (ja) 木質ボードの製造方法
SU475282A1 (ru) Способ изготовлени многослойных древесностружечных плит
JPS6312763B2 (ja)
JPH0229414A (ja) アミノプラスチック樹脂を硬化させる新規な方法
JPS6114904A (ja) パ−テイクルボ−ドの製造方法
JPH0716927B2 (ja) パーティクルボードの製造方法
JPS58112733A (ja) 銅張積層板の製造法
RU1819769C (ru) Способ изготовлени древесностружечных плит