JPS6124169B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6124169B2 JPS6124169B2 JP13381577A JP13381577A JPS6124169B2 JP S6124169 B2 JPS6124169 B2 JP S6124169B2 JP 13381577 A JP13381577 A JP 13381577A JP 13381577 A JP13381577 A JP 13381577A JP S6124169 B2 JPS6124169 B2 JP S6124169B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- residual strain
- polyester resin
- saturated polyester
- biaxial stretching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は二軸延伸して形成された飽和ポリエス
テル樹脂製壜の残留歪み減少方法に関する。
テル樹脂製壜の残留歪み減少方法に関する。
溶剤等有害物の滲出がなく、かつ廃棄後の焼却
に際して有毒ガスの発生がない等の利点から飽和
ポリエステル樹脂製壜が注目されているが、該壜
はその材質の機械的強度を増加させるために一般
に二軸延伸して成形されている。ところでこのよ
うに二軸延伸して成形された飽和ポリエステル樹
脂製壜は、他の合成樹脂製壜に比べて熱変形温度
が極めて低く、このため例えば食品を殺菌等の理
由で加熱充填すると熱変形して入目(容積)が減
少し正確な内容量の充填が不能となり、又壜外観
を損ねる欠点があつた。又上記のように加熱充填
を行わない場合でも、店頭等で特に夏期にあつて
は太陽光線によつて熱変形による収縮を生じ、そ
のため内圧が高められることとなつて変形した
り、又底部とか、口頚部の螺条部分、或いは胴部
などの比較的弱い部分が裂け又キヤツプが内圧に
よつて離脱したり弛みを生じて液洩れを来す原因
となつていた。
に際して有毒ガスの発生がない等の利点から飽和
ポリエステル樹脂製壜が注目されているが、該壜
はその材質の機械的強度を増加させるために一般
に二軸延伸して成形されている。ところでこのよ
うに二軸延伸して成形された飽和ポリエステル樹
脂製壜は、他の合成樹脂製壜に比べて熱変形温度
が極めて低く、このため例えば食品を殺菌等の理
由で加熱充填すると熱変形して入目(容積)が減
少し正確な内容量の充填が不能となり、又壜外観
を損ねる欠点があつた。又上記のように加熱充填
を行わない場合でも、店頭等で特に夏期にあつて
は太陽光線によつて熱変形による収縮を生じ、そ
のため内圧が高められることとなつて変形した
り、又底部とか、口頚部の螺条部分、或いは胴部
などの比較的弱い部分が裂け又キヤツプが内圧に
よつて離脱したり弛みを生じて液洩れを来す原因
となつていた。
本発明は、上記原因としての二軸延伸による壜
内部の残留歪みを除去する方法に関する。
内部の残留歪みを除去する方法に関する。
以下図面について説明すると、1は二軸延伸し
て形成された飽和ポリエステル樹脂製の壜で、2
は底壁、3は底壁周縁から起立させた胴部、4は
キヤツプ螺合用螺条5を有する口頚部で、該口頚
部の基部へはキヤツプ螺合時においてキヤツプ下
端面を圧接させるための外向きフランジ6が付設
されている。該壜は吹込み成形によりパリソンを
膨張させて形成させたものでもよく、又予め射出
成形によつて管状の中間成形品を設けておき、こ
れを吹込み成形したものでもよい。いずれにせ
よ、二軸延伸方向に延伸させて形成したものであ
る。
て形成された飽和ポリエステル樹脂製の壜で、2
は底壁、3は底壁周縁から起立させた胴部、4は
キヤツプ螺合用螺条5を有する口頚部で、該口頚
部の基部へはキヤツプ螺合時においてキヤツプ下
端面を圧接させるための外向きフランジ6が付設
されている。該壜は吹込み成形によりパリソンを
膨張させて形成させたものでもよく、又予め射出
成形によつて管状の中間成形品を設けておき、こ
れを吹込み成形したものでもよい。いずれにせ
よ、二軸延伸方向に延伸させて形成したものであ
る。
壜成形後に後述の加熱を行い、これによつて壜
壁内部の残留歪みを減少して該壜の熱変形温度を
高めておく。
壁内部の残留歪みを減少して該壜の熱変形温度を
高めておく。
上記残留歪みの減少は下記方法によつて行う。
即ち二軸延伸して成形された壜1を金型以外の
適宜保持具により支持して壜内部に約5Kg/cm2の
高圧気体を入れておき、そのまま壜外方から熱
風、又は蒸気等で加熱し、該加熱により残留歪み
を減少ないし除去させた後、壜を冷却する。上記
高圧気体は熱変形による収縮防止のために封入し
ておく。該方法の場合金型は不要である。
適宜保持具により支持して壜内部に約5Kg/cm2の
高圧気体を入れておき、そのまま壜外方から熱
風、又は蒸気等で加熱し、該加熱により残留歪み
を減少ないし除去させた後、壜を冷却する。上記
高圧気体は熱変形による収縮防止のために封入し
ておく。該方法の場合金型は不要である。
既述の残留歪みを有する二軸延伸された飽和ポ
リエステル樹脂製壜の熱変形温度は、材料によつ
て異るが約55℃程度で、上記壜加熱による残留歪
みの減少によつて熱変形温度を約5℃から20℃程
度上昇させることが可能である。
リエステル樹脂製壜の熱変形温度は、材料によつ
て異るが約55℃程度で、上記壜加熱による残留歪
みの減少によつて熱変形温度を約5℃から20℃程
度上昇させることが可能である。
本発明方法は上記のように行うものであり、こ
のようにして、始めに述べたような欠点が除去さ
れて入目の減少が防止され、熱収縮による壜の変
形、或いは内部圧力の増加に基因する破損、キヤ
ツプの弛み等が防止されることとなり、又壜加熱
時に壜内部には高圧気体を充填させて行うから熱
収縮を伴うことなく残留歪みを減少することが可
能である。更にこのように残留歪みに基因する熱
収縮を防止することが可能となるため、飽和ポリ
エステル樹脂の機械的性質強化のための二軸延伸
に際してその熱収縮を考慮することなく行うこと
が出来で便利である。更に又金型を使用しないか
ら金型を介して加熱、冷却を行う場合のように金
型温度の上昇、下降に時間を要することがなく、
消費エネルギーを減少でき、又金型を作成する必
要がないためコストを減少することが出来、装置
も簡易化することができる。
のようにして、始めに述べたような欠点が除去さ
れて入目の減少が防止され、熱収縮による壜の変
形、或いは内部圧力の増加に基因する破損、キヤ
ツプの弛み等が防止されることとなり、又壜加熱
時に壜内部には高圧気体を充填させて行うから熱
収縮を伴うことなく残留歪みを減少することが可
能である。更にこのように残留歪みに基因する熱
収縮を防止することが可能となるため、飽和ポリ
エステル樹脂の機械的性質強化のための二軸延伸
に際してその熱収縮を考慮することなく行うこと
が出来で便利である。更に又金型を使用しないか
ら金型を介して加熱、冷却を行う場合のように金
型温度の上昇、下降に時間を要することがなく、
消費エネルギーを減少でき、又金型を作成する必
要がないためコストを減少することが出来、装置
も簡易化することができる。
図面は本発明に係る壜の断面図である。
1…壜、3…胴部、4…口頚部。
Claims (1)
- 1 二軸延伸して形成された飽和ポリエステル樹
脂製壜を金型以外の適宜保持具により支持して、
該壜内部を熱収縮防止が可能に程度に加圧させる
と共に、該加圧状態で壜外面を加熱し、該壜の残
留歪みを減少させて熱変形温度を高めた後、冷却
することを特徴とする飽和ポリエステル樹脂製壜
の残留歪み減少方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13381577A JPS5466968A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Biaxially stretched and formed saturated polyester resin bottle and method of reducing residual strain |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13381577A JPS5466968A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Biaxially stretched and formed saturated polyester resin bottle and method of reducing residual strain |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61011732A Division JPS61171323A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 二軸延伸して形成された飽和ポリエステル樹脂製壜の残留歪み減少方法 |
JP1173386A Division JPS61171324A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 二軸延伸して形成された飽和ポリエステル樹脂製壜の残留歪み減少方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5466968A JPS5466968A (en) | 1979-05-29 |
JPS6124169B2 true JPS6124169B2 (ja) | 1986-06-10 |
Family
ID=15113677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13381577A Granted JPS5466968A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Biaxially stretched and formed saturated polyester resin bottle and method of reducing residual strain |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5466968A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56135015A (en) * | 1980-03-25 | 1981-10-22 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | Thermoforming of plastic sheet |
JPS57212033A (en) * | 1981-06-25 | 1982-12-27 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Biaxial orientation blow molding method |
FR2649035B1 (fr) * | 1989-06-29 | 1991-10-25 | Sidel Sa | Procede de fabrication par etirage-soufflage de recipients en polyethyleneterephtalate destines au remplissage avec un liquide chaud |
-
1977
- 1977-11-08 JP JP13381577A patent/JPS5466968A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5466968A (en) | 1979-05-29 |
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