JPS61241128A - 二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフイルムの製造方法 - Google Patents

二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフイルムの製造方法

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JPS61241128A
JPS61241128A JP8140985A JP8140985A JPS61241128A JP S61241128 A JPS61241128 A JP S61241128A JP 8140985 A JP8140985 A JP 8140985A JP 8140985 A JP8140985 A JP 8140985A JP S61241128 A JPS61241128 A JP S61241128A
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JP
Japan
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film
stretching
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longitudinal
stretched
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JP8140985A
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秀明 渡辺
Atsushi Niki
淳 仁木
Satoyuki Nakamura
智行 中村
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分、野 本発明は二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
の製造方法に関するものであり。
更に詳しくは縦(フィルムの長手方向)、横(フィルム
の幅方向)両方向ともに機械特性が高められた二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムの製造方法に関す
る。
従来技術とその問題点 ポリエチレンテレフタレート(以下PETと略記する)
樹脂からなる二軸延伸フィルムはその優れた熱安定性1
寸法安定性及び機械特性から各種用途に使用されている
が、特に磁気テープ用などのベースフィルムトt、て、
その有用性は周知である。この用途ではベースフィルム
の機械特性が良好であるほど薄いフィルムを使用するこ
とが可能となり、磁気テープ等の分野で機器を小型、軽
量化することができ、更に、同一寸法の機器においては
実質的な能力・容量の増大になる。
従来の二軸延伸PETフィルムでは縦横両方向ともF−
5値(5%伸び時の張力)が10〜uKV′−であるが
、これを改良するために縦・横二方向に延伸した二軸延
伸フィルムを更に縦方向に延伸する所謂再縦延伸法があ
る。
しかし、この方法では縦方向の機械特性の向上社なされ
るが、槍方向の機械特性は従来の二軸延伸PETフィル
ムと同水準乃至やや低い。
従って、横方向の機械特性を向上させるために再縦延伸
後、再度横方向に再横延伸する方法が提案されており(
例えば特開昭50−133276号公報、同55−22
915号会報)、この方法では確かに縦・横両方向とも
機械特性が向上したフィルムが得られる。しかし、との
再縦延伸後に再横延伸する方法は、通常の製造設備に較
べて再縦延伸工程、再横延伸工程、及び再熱固定工程が
必要なため非常に製造工程が長くなり、生産効率が低く
製造原価が増加し、しかも設備費が膨張するという欠点
がめった。また別法として縦・横二方向に延伸し九二軸
延伸フィルムを縦・横両方向に同時に再延伸する方法が
提案されているが(例えば特開昭55−37305号公
報、同55−27211号公報)が、この方法でも製造
工程が長くなり、更に同時二軸延伸という複雑な延伸設
備を使用しなければならないという欠点があった。本発
明者はこのような欠点のない縦横両軸方向の機械強度の
大きな二軸延伸PET フィルムの製造方法について鋭
意研究した結果、再縦延伸及び再横延伸を必要としない
縦・横両方向とも機械特性の向上した二軸延伸PETフ
ィルムの製造方法を見い出し本発明に到達した。
発明の目的 本発明の目的は縦・横両方向とも機械的強度、ヤング率
の高い二軸延伸PETフィルムを提供することである。
また別な目的は、比較的簡易な製造設備により性捕の優
れたPETフィルムを製造する技術を提供することにあ
る。
発明の構成 本発明は、未延伸状態でかつ実質的に非晶状態のフィル
ム状のPETを少くとも縦2段延伸し、次いで横延伸し
、更に熱固定を施すことからなる二軸PETフィルムの
製造方法でろる。
即ち、実質的に無定形のシート状PETを縦延伸するK
あたり、第一段目の縦延伸を120〜150℃で降伏点
倍率以上でかつ複屈折(Δn)が0.005〜0.02
5 Kなるように延伸し、ひきつづき60−110℃で
第二段目の縦延伸を行い、しかる後4.3倍以上、好ま
しくは4.5倍以上、の倍率で横延伸し更に、熱固定す
ることからなる二輪延伸PETフィルムの製造方法であ
る。
本発明を説明すると1本発明でいうF’ETとはホモポ
リマーでも共重合体(共重合体成分は好ましくは20%
以下)でもよく、またその分子量も通常のものを含む広
範囲のものでよく、特に限定はない。更に、原料の段階
で、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤等の種々の添加剤が
含有されていてもよい。
次に本発明による二軸延伸PETフィルムの製造方法を
説明する。まず上記PETポリマーを十分に乾燥した後
、押出機により溶融押出し、フィルター、口金を通して
回転ドラム上にキャストして急冷固化する。この急冷同
化したフィルムは実質的に非晶状態で低配向乃至未配向
である。このフィルムを120−150℃の延伸温度に
おいて、降伏点倍率以上でΔnが0.005〜0.02
5になるように第一段目縦延伸する。(以下この1段延
伸された状態をAフィルムと云う)。このとき延伸温度
が120℃より低いと得られる二軸延伸フィルムは縦方
向の機械特性(F−5値で代表)が低い。
一方、150℃以上では実質的にフロー延伸罠なってし
まい延伸の効果が少なくな9.高温延伸に起因して得ら
れる二軸延伸フィルムの厚み斑が悪い。更に延伸温度が
120〜150’0の範囲内でもΔnが0.005未満
では二軸延伸フィルムの縦方向のF−5値が低く 、 
0.025 を超えると第2段目の縦延伸及びその後の
横延伸における作業性(延伸性)が低く、特に横延伸に
おいて破断等のトラブルの発生頻度が高くなる。120
〜150℃で第1段目縦延伸する場合、降伏点倍率以下
で延伸すると、Δnは0.005以下になり、延伸倍率
を降伏点倍率以上に選ぶ必要がある。
次にAフィルムを60〜110℃.好1しくは70〜i
oo’o、更に好ましくは70〜90℃で第二段目の縦
延伸を行う(以下縦2段延伸を経た状態をBフィルムと
云う)、このBフィルムtiるとき、延伸温度が低くす
ぎると延伸環が発生したり、縦延伸の操業性、安定性が
損われたりし、延伸温度が高すぎると延伸状態は安定す
るもののこの工程でBフィルムに結晶化が著しく進行し
1次の横延伸工程で破断するなどのトラブルが頻発し安
定生産出来ない。
これに対し、この第2段目の縦延伸における延伸倍率は
、低くすぎると二軸延伸フィルムの縦方向のF−5値が
低く、厚み斑も悪い。
また延伸倍率が高すぎると後段の横延伸で破断が多発し
安定生産出来ないので、縦第2段では1.8〜3.0倍
が好適な延伸倍率である。
このようにして得られた一41鳴=れ中ヒBフィルムを
ステンタを用いて70〜120℃、好ましくは80〜1
00℃で4.3倍以上、好ましくは4.5倍以上、の延
伸倍率において横延伸し、次いで熱固定し巻き取る。横
延伸においては延伸温度が低くすぎると横延伸性が悪化
(破断発生)し、高すぎると厚み斑が悪くなる。横延伸
の延伸倍率においては、4.3倍以上にしなければ横方
向のF−5値が低い。
このように高温で一定の配向を与える縦延伸を施し、そ
の後ひきつづき同方向に比較的低温で第2段縦延伸をし
、更に横延伸・蔗固定することにより縦・横両方向の機
械特性が向上し九二軸延伸PETフィルムが得られる理
由は、高温の第1段目縦延伸に加えて低温の第2段目縦
延伸を施すという2段階の縦延伸によに、縦配向した構
造を備えているにも拘らず、Bフィルムは横延伸されや
すい緩和した構造が存在していて、その部分が優先的に
横延伸されると推測される。この結果、縦延伸で造られ
た縦配向した構造がそのま\縦方向に機械的な強度のよ
うな物性として発現されやすいためと考えられる。
以下実施列と比較列、を示し本発明を説明する。
実施例及び比較IFII (11 実質的に無定形のシート状PETを縦延伸するにあたり
、第1段目の縦延伸を表−IK示すような条件で行なっ
た。第2段目の縦延伸は延伸温度を90℃にして延伸倍
率は横延伸性が損なわれない範囲で高くした条件で実施
した。次いで横方向に95℃で4.6倍延伸し210℃
で熱固定し巻き取った。得られた二軸延伸フィルムのF
−5値等を表−1に示した。表−IK示されるように第
1段目の縦延伸温度の低いものや温度が適正でもΔnが
低くすぎるものは縦方向のF−5値が低い。更に温度が
適正でもΔnが高すぎると横延伸での破断が多く安定製
造出来ない。又温度が高すぎると二軸延伸フィルムの厚
み斑が悪く、実用に供し得ない。
表   −1 実施例及び比較N (21 実質的に無定形のシート状PETを縦延伸するKあた9
第1段目の縦延伸を140℃で2.5倍の条件で行なっ
た。このフィルムのΔnは0.0100でめった。この
フィルムを表−2に示すような種々の温度で第2段目の
縦延伸をした。第2段目の縦延伸倍率は横延伸性が損な
われない範囲で高くした条件にし、次いで横方向に95
℃で4.6倍延伸し210 ’Oで熱固定して巻き取っ
た。
表−2に示されるように第1段目縦延伸温度が50℃に
なると厚み斑が悪化し、1zO℃ではF−5値が低く厚
み斑も悪い。
表   −2 実施例及び比較列(3) 実質的に無定形のシート状PETを縦延伸するにあたり
、第1段目の縦延伸を140℃で2.5倍の条件で行な
った。このフィルムのΔn1dO,0100であった。
このフィルムを90℃2゜3倍の条件で第2段目の縦延
伸を行った。次いで表−3に示した倍率で横延伸した(
温度は95℃)。
熱固定は210℃で行い巻取った。表−3に示づれるよ
うに横延伸倍率が4.3倍未満であると横方向のF−5
値が低くなる。
表   −3 以上のように本発明によれば再縦延伸及び再横延伸しな
くても縦・横両方向とも機械特性が向上した二軸延伸P
ETフィルムを製造することが出来る。
発明の効果 本発明の製造方法によれば厚さ斑の少ないF−5値の高
い二軸延伸フィルムが得られる。
本発明は縦2段・横1段延伸によって、従来の再縦・再
横延伸フィルムに匹敵する高い物性を備えたPET二軸
フィルムが得られる利点がある。
手続補正書 昭和60年11月11日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 実質的に非結晶状態のフィルム状ポリエチレンテレフタ
    レートを、120〜150℃の温度において縦方向に降
    伏点倍率以上でかつ複屈折率が0.005〜0.025
    となるように第1段目の縦延伸をなし、ひきつづいて6
    0〜110℃の温度において第2段目の縦延伸を施し、
    しかる後横方向に4.3倍以上の延伸倍率で横延伸し、
    更に熱固定を施すことからなる二軸延伸ポリエチレンテ
    レフタレートフィルムの製造方法。
JP8140985A 1985-04-18 1985-04-18 二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフイルムの製造方法 Granted JPS61241128A (ja)

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JPS61241128A true JPS61241128A (ja) 1986-10-27
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498514A (ja) * 1972-05-13 1974-01-25
JPS4922945A (ja) * 1972-06-20 1974-02-28
JPS5878729A (ja) * 1981-11-04 1983-05-12 Diafoil Co Ltd 二軸延伸ポリエステルフイルムの製造方法
JPS60176743A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 Diafoil Co Ltd 二軸延伸ポリエステルフイルムの製造方法

Patent Citations (4)

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JPH04455B2 (ja) 1992-01-07

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