JPS6124077B2 - - Google Patents

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JPS6124077B2
JPS6124077B2 JP58148032A JP14803283A JPS6124077B2 JP S6124077 B2 JPS6124077 B2 JP S6124077B2 JP 58148032 A JP58148032 A JP 58148032A JP 14803283 A JP14803283 A JP 14803283A JP S6124077 B2 JPS6124077 B2 JP S6124077B2
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JP
Japan
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slit
wire rod
filtration
particles
wire
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JP58148032A
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English (en)
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JPS6041514A (ja
Inventor
Koichi Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARAI TETSUKOSHO KK
Original Assignee
ARAI TETSUKOSHO KK
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Application filed by ARAI TETSUKOSHO KK filed Critical ARAI TETSUKOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、スリツトによる面過と微粒子状
の過剤をコーテイングして行う立体過の両機
能を併用した過方法とその装置に関する。
一般に、過とは不純物を含む処理液をエレメ
ントを通すことによつて不純物を取り除き純液を
得ることである。それには単一層の金網やあるい
は紙なを用いた面過と、多孔質の焼結金属や
微細繊維を重ね合わして用いる立体過の二要素
が考えられる。しかし、更に超微細な過をする
には、従来、次のような方法が用いられている。
すなわち、面過を行う過装置としては、例
えば、第1図に示すようなものがある。
この過装置Aは、筒体1の外周面にねじ山角
度α、ピツチPのねじ2を螺刻し、該ねじ2を刻
設した面の所要箇所に筒体1の内腔1aに連通す
る円形の流通孔3を複数個千鳥状に穿設し、底辺
4aの長さlを前記ピツチPよりも僅かに小さい
寸法とし、頂角αが前記ねじ山角度αに等しい二
等辺三角形状の断面をした線材4を、底面4bを
外方にして前記ねじ2に合わせて巻装し、隣接す
る線材間にスリツトSを形成させエレメントEと
したもので、該エレメントEによつて通過する不
純物を含んだ処理液Fを面過して純液Jとす
る。
なお、スリツトSの幅sは、ピツチPと前記底
辺4aの長さ、すなわち、線材4の巻装された表
面幅l(底面4bの幅)との差である。
しかしながら、このような従来の面過方法に
あつては、分離すべき不純物が固体の場合には、
一応分離可能であるが、過するスリツトSは長
孔であるため、固体の形状によつては、必ずしも
通過を完全に阻止することができず、また、不純
物が液体である場合には、スリツトSの幅sは小
さくても通過面積が大きいので、スリツトSに沿
つて変形し通り抜けてしまうことがある。
なお、流通孔3の接線にねじ2の方向が一致す
る部位3aにおいては、工作に際して切削工具の
片当りのため、ねじ山2aやねじ谷2bが変形す
るので、線材4の巻装状態が整斉としたものとは
ならず、従つてスリツトSの幅sが不斉になり、
高度の過精度が得られないという問題点があ
る。
次に、立体過を行う過装置を説明すると、
例えば第2図に示すようなものがある。
これは、過塔Bの下層部に5mmφの孔明き
SUS板5を設け、その上に紙6を敷き樹脂層7
をプリコートしたもので、処理液Fの不純物をほ
とんど樹脂層7によつて捕獲し、次いで紙6に
より過し、孔明きSUS板5を流過させて純液J
とする。
しかしながら、このような立体過の方法にあ
つては、不純物の大半を樹脂層によつて捕獲して
も紙やその他ナイロン製エレメントは、流路と
なる孔の径が小さく、従つて通過面積も小さいの
で目詰りを生じやすく過寿命が短いばかりか、
目詰り解除のスクレーパーが使用できず、また、
エレメントへの逆流洗浄も効率よく実施しがたい
し、そのうえ再びエルメントに新しい樹脂をプリ
コートして処理を再開しなければならない。しか
も、粉末樹脂の場合には、逆流によつてエレメン
トから除去された後、その再生が困難なため、一
回のみの使用で廃棄されるのが一般的である。従
つて樹脂の過寿命が短い場合には廃棄物の量が
多くなり、その処理方法が大きな問題となる。
この発明は、叙上の問題点に着目してなされた
もので、線材を用いて均一な幅を有し、かつ、液
の通過面積の大きなスリツトを形成し、これに加
えて微粒子状の過剤をコーテイングする立体
過の方法を施し、これらの問題点を解決すること
を目的としている。
以下、この発明の一実施例を第3図以下に基づ
いて説明する。
まず、この過装置Cの構成を第3図を主とし
て述べると、内腔11aを形成した肉厚の筒体1
1の外周面に両端部11b,11cを残し、ねじ
12aを螺刻してねじ部12とし、前記内腔11
aに連通する流路13として複数の流通孔13a
を底面に穿設した軸方向の長溝13bを前記ねじ
部12に筒体11の軸方向に沿つて複数条並設し
ている。そして第4図にも示すように、筒体11
と同種の金属材料を用いた線材14は、横断面が
筒体11への巻装時表面となる辺を底辺14aと
するほぼ二等辺三角形をしたもので、エルレント
E1は、該線材14をねじ部12のねじ谷12b
に頂部14bに嵌合しつつ螺旋状にスリツトSを
形成して巻装し、両端をねじ部12の両端におい
て筒体11に固着してある。
なお、線材14は、エレメントE1の表面とな
る底面14cの角部14dを第5図に示すように
所望に応じた形状に予め切欠して作成してあるの
で、巻装によつてエレメントE1となつた場合ス
リツトSの外方に凹処Hが形成されている。すな
わち、例えば同図は、線材14の両側の角部1
4d,14dを同じ鋭角βに切欠した場合に形成
される凹処Hの断面形状を示した図、同図は、
同じく面取り型にRをとつた場合の図、同図
は、異なつた鋭角α、βに切欠した場合の図、同
図は、一方を鋭角βと他方を直角に切欠した場
合の図である。
なお、凹処Hの形成は、スリツトSの全長にわ
たつても、あるいは部分的な実施でもよい。
また、筒体11と線材14とは、例えばチタン
とチタン、あるいはSUSとSUSいうように同種の
金属材料とすることがよく、これは熱膨張により
スリツトSの幅sの均一性が失われたり、線材1
4とねじ12aとの間にガタツキを生じたりする
ことがないからである。
次に、この過装置Cを用いての過方法につ
いて、第6図及び第7図に基づき説明する。
処理液Fの過操作の前段階において、予め所
望の微粒子状の過剤RをエルメントE1にコー
テイングすると該過剤Rの粒子rはエレメント
E1の表面、特に凹処Hに支えられて堆積付着
し、微細な隙間を有する粒子rの層となつてい
る。
なお、この微粒子の過剤Rとしては、 (1) 樹脂コーテイグされた澱粉粒子等の有機物質 (2) 親水性、撥水性繊維のマトリツクス体を粉砕
して得られる粒子 (3) 珪藻土粒子 (4) アルミナ粒子等のセラミツク粒子 (5) 親油性、疎水性繊維 (6) ステンレス鋼等の金属微粒子 (7) もみがら炭、やしがら炭 (8) その他の微粒子 などを使用する。
次に、コーテイングの終わつたエルメントE1
に対して処理液Fを送り込むと、該処理液Fに含
まれている不純物は粒子rの層にその流過を阻止
され、すなわち、立体過され、更に、線材14
の形成するスリツトSにより面過され純液Jと
なつて長溝13bと流通孔13aの流路13を経
て筒体11の内腔11aに達し、所望の過が行
われることとなる。
なお、過能力を低下しにくくする方法とし
て、コーテイング面に処理液をクロス流あるいは
スパイラル流として流すのがよく、粒子r相互の
関係位置の移動によつて過寿命が著しく延長さ
せられる。それでもなお不純物の捕獲が進むに伴
なつて最終的に飽和状態となり、過能力が低下
する場合になエレメントE1外部にスクレーパー
を設けて間欠的に動作させるか、過装置Cを回
転しつつ超音波振動を与えて粒子rを除去する
が、あるいは、内腔後11aからの逆流清浄を図
るなどして目詰りを解除し、再度コーテイングし
て連続使用する。
以上説明してきたように、この発明は、筒体に
同種材料の線材を巻回して形成したエレメントの
スリツトに凹処を設け、微粒子状の過剤をコー
テイングして面過と立体過の二要素を併用し
た過方法とその装置を提供したため、処理液な
どの影響により過装置に温度変化を生じた場合
にもスリツトの幅の均一性を維持しており、また
単なるスリツトでは、液の通過幅が微小でも通過
面積が大きいので、過機能が十分発揮されない
のに反し、さらに微粒子の過剤の粒子の集積に
より個々の通過面積を極度に小さくしているため
過精度の向上は著しく、例えば、10ミクロンの
メツシユのスリツトに1ミクロンのメツシユ効果
を発揮させることができる。なお、スリツトの
過面積は狭められても全体としてはコーテイング
の表面積が、過面積となるので過面積として
は著しく拡大されているものである。
また、紙など、フイルタに過剤を用いたと
きには、微細な孔に粒子が嵌まり込んで固定され
孔を全閉して面過を妨害するが、スリツトに凹
処を設けた場合には、該凹処に粒子が付着堆積し
やすく、しかも隣接粒子間にスリツトが残存する
ばかりか(第6図参照)、凹処に沿つて粒子の移
動が可能であるため、流入路が全閉されることが
なく堆積粒子の層による過面積の大きい立体
過と、圧力損失の少いスリツトによる面過との
両機能をあわせて十分発揮することができる。
なお、目詰り対策についても叙上の構成を活用
しているので、スクレーパーによる自動洗浄方式
も採用でき、あるいは逆噴流洗浄や超音波洗浄に
よつても目詰りの解消が迅速に実施できるため、
過効率を著しく向上し得るという利点もある。
すなわち、この発明は、線材をもつて形成した
エレメントによる面過と微粒子状の過剤のコ
ーテイングによる立体過の各長所を総合した
過方法とその装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の過装置の説明図で、図
は、筒体の一部斜視図、図は、線材の横断面を
示した一部の斜視図、図は、図における−
線断面の一部拡大図に線材を組み合わした図、
第2図は、従来の過塔の要部断面説明図、第3
図は、この発明の過装置の一部省略縦断面図、
第4図は、同じくエレメントの一部の拡大断面図
で、図は、凹処刻設前の図、図は、凹処刻設
後の図、第5図は、凹処の形状を示す拡大断面図
で、図は、線材の両側の角部を等しい鋭角に切
欠した場合の図、図は、同じく面取り型に角を
丸くとつた場合の図、図は、同じく異なつた鋭
角に切欠した場合の図、図は、同じく一方を鋭
角に他方を直角に切欠した場合の図、第6図は、
凹処に微粒子状の過剤の粒子が付着している状
況を示す説明斜視図、第7図は長溝の中心線に沿
つて筒体の一部を縦断した拡大図で、過状況を
示す説明図である。 C……過装置、S……スリツト、H……凹
処、E1……エレメント、R……微粒子状の過
剤、11……筒体、11a……内腔、11b……
端部、11c……端部、12……ねじ部、12b
……ねじ谷、13……流路、13a……流通孔、
13b……長溝、14……線材、14b……頂
部、14c……底面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内腔に連通する所要数の流路を穿設した筒体
    の外周面に、断面二等辺三角形状の線材を、同一
    底面を外面とし巻装して得られる表面平滑なエレ
    メントの螺旋状スリツトの側方に、線材の底面角
    部を切欠して形成した凹処に予め所望の微粒子状
    の過剤をコーテイングさせ、次いで処理液の
    過操作を行うようにした過方法。 2 筒体の外周面に両端部を残して螺刻したねじ
    部に、筒状の内腔に連通する流路として複数個の
    流通孔を穿設した長溝を軸方向に複数条並設し、
    断面がほぼ二等辺三角形の、筒体と同材質の線材
    を該二等辺三角形の頂部を前記ねじ部のねじ谷に
    嵌合しつつ巻装してスリツトを形成したエレメン
    トとし、該スリツトの側方に、線材の底面角部を
    切欠して形成した凹処を設けた過装置。
JP58148032A 1983-08-15 1983-08-15 濾過方法とその装置 Granted JPS6041514A (ja)

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JP58148032A JPS6041514A (ja) 1983-08-15 1983-08-15 濾過方法とその装置

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JP58148032A JPS6041514A (ja) 1983-08-15 1983-08-15 濾過方法とその装置

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JPS6041514A JPS6041514A (ja) 1985-03-05
JPS6124077B2 true JPS6124077B2 (ja) 1986-06-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2506922Y2 (ja) * 1989-09-08 1996-08-14 石垣機工株式会社 精密▲ろ▼過機
JP4922716B2 (ja) * 2006-09-29 2012-04-25 ダイキョーニシカワ株式会社 フィルタ及び濾過器
CN102635421B (zh) 2006-09-28 2014-12-31 大协西川株式会社 机油集滤器
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