JPS61239503A - 温度補償用誘電体磁器組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、誘電率が高く、安定した温度特性　　：を有
し、且つ、比較的低い温度で焼結可能な誘　　）重体磁
器組成物に関するものである。　　　　　　　；従来、
温度補償用誘電体磁器組成物として下記のような組成系
が知られている。

”′°−“ｉ０２−　ＣａＯｉ　　　　　　　　　　。

Ｌａ２Ｄ３・２Ｔｉ０２−　ＣａＴｉＯ３−２Ｍｇ０・
ＴｉＯ２系ＴｉＯ２−ＢａＴｉＯ３−Ｂｉ２Ｏ３−Ｌａ
２Ｏ３系しかし、これらの組成は、誘電率が低く、又、
　　　１焼成源度が比較的高いという欠点があった。更
　　）に、Ｂ１２Ｑ３を含んでいるものは、積層コンテ
ン？　ｃｖ　ｔ；’ｑ　８’ｔ　％“°１“ＩＪ１１＆
％Ｚ、ｍ“ｌ″、！、＆Ｌ、゛：、、。

という欠点を有する。　　　　　　　　　　　　　　；
゛・本発明者等は、上記の従来の組成物の欠点を解決し
た誘電体磁器組成物を提供すべく検討し　　・た結果、
本発明に到達した。即ち、本発明の基本的な要旨とする
所は、 一般式 ％式％）［１２ と表わした時、 但し、ｘ　＋　　ｙ＋　　ｚ＝１．ｏ。

０．０３≦１≦０．２５ ｘ、ｙ、ｚが以下に表わす各点ａ、ｂ、ｃで囲まれるモ
ル比の範囲にあることを特徴とする誘電体磁器組成物に
ある。

ｙ　　　　　　　　　　ｙ　　　　　　　　　　ｚａ　
　０．１？　　　０．０５　　０．７Ｂｂ　　Ｏ，０３
０，０５０，９２ ｃ　　Ｏ，０３０，１９０，７８ 本発明の組成物は、」−記構成によって、実施例に示す
ように、誘電率が高く、実用に適した温度特性を有し、
Ｑ値が高く、絶縁抵抗も大きいという優れた特性を右１
２、Ｈ一つ、比較的低い温度の焼成で」二記の特性を得
る事が出来る。更に、　Ｂ１７０１等のＰｄと反応する
成分を含まないので、積層コンデンサ用誘電体組成物と
しても有用である。

第１図は、本発明の組成物の主成分の組成範囲を示した
三元図である。主成分の組成範囲を限定した理由を図を
参照しながら説明する。

Ａ領域は、特願昭５７−１３９８１１に示された通り静
電容量温度係数が小さい領域であり有用である。Ｂ領域
では、Ｑ値が低下し且つ絶縁抵抗も低下する。Ｃ領域で
は、誘電率が低下する。

又０．０３≦耐≦０．２５の範囲では焼結の容易さ、温
度係数の制御の容易さ、Ｑ値、絶縁抵抗、誘電率の物性
の良好さ、と好結果が得られる。ｌ＜　０．０３の場合
、誘電率等の特性は良好であるが、絶縁抵抗が低いとい
う欠点があり、実用的でない。それに対して、０．０３
≦ｍ≦０．２５の範囲では絶縁抵抗が高くなり、実用的
である。又、ｍが０．２５を越えると、誘電率が低くな
り且つ焼結が困難となる為、実用的でない。又、０．０
３≦ｍ≦０．２５の範囲内で層を大きくすると温度係数
は＋側に移動するという単純な関係にある為、目標とす
る温度係数に制御するのが容易であるという長所も有し
ている。

本発明は更に、に肥土成分に対し、マンガフ、　りｔｆ
ｆム、　鉄、ニッケル、シリコン及びコバルトの酸化物
からなる群の中から選ばれた少なくとも１種を、夫々Ｍ
ｎＯ２，０ｒ２０３、Ｆｅ０１ＮｉＯ１Ｓ　ｉ０２及び
ＣｏＯに換算して主成分の０．０５〜１．００ｗｔ％添
加する車が出来ることを発見した。

これらの添加物の添加により、特性は高水準に保ったま
ま、焼結温度を低下させることができる。焼結温度の低
下は、エネルギーの省力化ばかりでなく、誘電体磁器の
内部欠陥の発生を少なくする事が出来るという利点があ
り、効果は大きい。但し、その添加量は、０．０５ｗｔ
％未満では効果がなく、１．００ｗｔ％を越えると誘電
率が低下する等の特性の劣化が生じる。

次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが
、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定
されるものではない。

実施例１ 原料であるＢａＣＯ２，Ｎｄ２Ｏ３，ＴｉＯ２、Ｚ　ｒ
０２を第１表に示す組成比率の磁器が得られるように調
合、混合し、空気中１０００℃の温度で２時間仮焼した
。次いでこの仮焼原料を、微粉砕し、有機バインダを加
えて成形圧力３ｔｏｎ／ｃｍ２で直径１６ＩＩ＋１厚さ
０．７ｍｓに加圧成形し、成形物を第１表に示す温度で
１時間焼成し、試料１〜２４を得た。

これらの試料の電気的特性は、試料の両面に銀電極を焼
き付け、　ＹＨＰデジタルＬＣＲメータモデル４２？４
Ａ及びＹＨＰＱメータモデル４３４２Ａを使用し、測定
温度２５℃、測定電圧１．ＯＶｒｍｓ　、測定周波数１
００ＫＨｚ　（Ｑ値はＩＭＨｚ）により測定した。又絶
縁抵抗は、　ＹＨＰ　Ｉ　Ｒメータモデル４３２９Ａを
使用し、測定電圧１００Ｖ、印加後１分の値を測定した
。尚、温度係数は２５℃における容量値を基準とし１次
式により求めた。

温度係数＝　（０８５−０２５）／　（Ｃ２５Ｘ　８０
）　Ｘ　　１１０６（ｐｐ／　”Ｃ） 結果を表１に示す。

得られた試料はいずれも高い誘電率、高いＱ値、高い絶
縁抵抗を有している。但し１本発明範囲外の試料Ｎｏ、
３のみ、絶縁抵抗が、その他の発明範囲内の試料に比較
して低くなっている。

実施例２ 原料であるＢａＣＯ３、％ｄ２０３　、　ＴｉＯ２、Ｚ
　ｒ０２及びＭｎＯ２、Ｃｒ２Ｏ３，ＦｅＯ，ＮｉＯ、
５ｉ０２、ＣｏＯを第２表に示す組成比率の磁器が得ら
れるように調合混合した他は実施例１と同様の方法で試
料２５〜３０を得、実施例１と同様の方法で電気的特性
を測定した。結果を第２表に示す。

結果が示すように、Ｍ１１０２．　Ｃｒ２Ｏ３，ＦｅＯ
、ＮｉＯ、ＳｉＯ２及びＣｏＯの添加により焼成温度を
３０〜５０℃低下させる事が出来た。又、電気的特性は
、いずれも高水準であった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる主成分の組成範囲を示す三元図
である。 手続補正書 昭和６０年６月２０日 特許庁長官　　志　賀　　　学　　殿 １、事件の表示 昭和６０年特許願第７９２３５号 ３、補正をする者 ４、代理人 電話（２１３）１５６１　（代表） ：５．補正の対象　　明細書の「発明の詳細な説明」の
欄（１）明細書第４頁第１行目の　　　　　　　　　　
　　□・：「誘電体組成物」を 「誘電体磁器組成物」と訂正する。 （２）同」−第８頁第１表中の資料陥、６のＺ値「７１
」を「７８」と訂正する。 （３）同」二第９頁第２表中の資料Ｎｏ、３０のＺ値「
９２」を「８２」と訂正する。 □ □　　。 ２　　　　　　　　　　　　　　璽“□手続補正書 昭和６０年７月１０日 特許庁長官　　宇　賀　道　部　　殿 １、事件の表示　　昭和６０年　特　許　願　第７９２
３５号２、発明の名称 ３、補正をする者 ４、代理人 補正書中の「発明の詳細な説明」の欄 （１）明細書第４頁第６行目の ［特願昭５７−１３９６９Ｊを 「特願昭５７−１３９６９６Ｊと訂正する。 （２）同上同頁第６行目の 「物性」を「特性」と訂正する。 （３）昭和６０年６月２０日付提出の手続補正書の　　
・第２頁第４行目の 「資料」を「試料」と訂正する。 （４）同上同頁第６行目の 「資料」を「試料」と訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一般式 ｘＢａＯ−ｙＮｄ＿２Ｏ＿３−ｚ（Ｔｉ＿１＿−＿ｍ−
   Ｚｒ＿ｍ）Ｏ＿２と表わした時、 但し、ｘ＋ｙ＋ｚ＝１．００ ０．０３≦ｍ≦０．２５ ｘ、ｙ、ｚが以下に表わす各点ａ、ｂ、ｃで囲まれるモ
   ル比の範囲にあることを特徴とする誘電体磁器組成物。 　　　　ｘ　　　　　　ｙ　　　　　ｚ ａ　　０．１７　　　０．０５　　０．７８ ｂ　　０．０３　　　０．０５　　０．９２ ｃ　　０．０３　　　０．１９　　０．７８ ２、特許請求の範囲第１項記載の組成物を主成分とし、
   マンガン、クロム、鉄、ニッケル、シリコン、及びコバ
   ルトの酸化物からなる群の中からＭｎＯ＿２、Ｃｒ＿２
   Ｏ＿３、ＦｅＯ、ＮｉＯ、ＳｉＯ＿２及びＣｏＯに換算
   して主成分の０．０５以上１．００Ｗｔ％以内の量を少
   なくとも１種を添加含有されていることを特徴とする誘
   電体磁器組成物。