JPS61238842A - 架橋非晶質共重合体ラテツクス組成物及びその製造法 - Google Patents

架橋非晶質共重合体ラテツクス組成物及びその製造法

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JPS61238842A
JPS61238842A JP7923085A JP7923085A JPS61238842A JP S61238842 A JPS61238842 A JP S61238842A JP 7923085 A JP7923085 A JP 7923085A JP 7923085 A JP7923085 A JP 7923085A JP S61238842 A JPS61238842 A JP S61238842A
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Yasuhiko Otawa
大多和 保彦
Tetsuo Tojo
哲夫 東條
Akira Matsuda
松田 昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童業上の利用分野 本発明は、エチレン・α−オレフィン非晶質共重合体或
いはエチレン−α−オレフィンポリエン非晶質共重合体
を主成分とするラテックス組成物及びその製造法に関し
、より詳細には前記非晶質共重合体の分子鎖には架橋結
合が形成されている架橋非晶質共重合体ラテックス組成
物及びその製造法゛に関する。
従来技術及び解決すべき技術的課題 ポリマーの水性分散液を電離性放射線で架橋する方法は
特開昭52−121054号公報により知られており、
また放射線加硫ゴムラテックス組成物は、特開昭57−
153034号公報等により知られている。
然しなから、非極性で且つ主鎖に不飽和結合を持たない
エチレン・α−オレフィン非晶質共重合体或いはエチレ
ン・α−オレフィン・ポリエン非晶質共重合体はラテッ
クス状態で微細粒子を形成することが困難であり且つ貯
蔵安定性に劣るため、実用に供し得る様なこれら非晶質
共重合体を主成分とする架橋ゴムラテックス組成物は未
だ知られていない。
而して上記のエチレン−α−オレフィン非晶質共重合体
等を主成分とする架橋ゴムラテックスは、該成分が優れ
た耐候性と電気絶縁性を有することから、工業用ゴム手
袋や電気用手袋で代表される浸漬成形品、履物ソールで
代表される注型成形品等のゴム製品や樹脂改質剤分野で
注目されている。
この場合、ゴム製品用途においては優れた成膜性と成膜
後の高強度が要求され、樹脂改質剤分野では耐衝撃強度
改良効果や耐候性改良効果に優れていることが要求され
る。かかる見地から架橋ゴムラテックス組成物としては
、固形分の平均粒径が0,2乃至3,0μmの範囲にあ
り、またゴム成分の熱トルエン不溶解分合有量が30重
量−以上であることが必要である〇 発明の目的 従って本発明の目的は、エチレン・α−オレフィン非晶
質共重合体或いはエチレン・α−オレフィン非晶質共重
合体を主成分とする架橋非晶質共重合体ラテックス組成
物及びその製造法を提供するにある。
本発明の他の目的は、貯蔵安定性に優れた、上記非晶質
共重合体を主成分とする架橋ラテックス組成物及びその
製造法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、ゴム製品用途や樹脂改質剤分
野において特に有用な架橋ラテックス組成物を提供する
にある。
発明の構成 本発明によれば、(A)エチレン・α−オレフィン非晶
質共重合体又は工牛しン・α−オレフィン・ポリエン非
晶質共重合体、(B)低分子量α−オレフィン共重合体
、及び/又は、(C)変性低分子量のα−オレフィン共
重合体、を重合体成分として含有するラテックス組成物
であって、前記非晶質重合体成分には架橋結合が形成さ
れていることを特徴とする架橋非晶質共重合体ラテック
ス組成物が提供される。
本発明によれば更に、(,4)135rのデカヒドロナ
フタレン溶液の極限粘変が0.5乃至2.04/L?の
範囲にあるエチレン・α−オレフィン非晶質共重合体又
はエチレン・α−オレフィン働ポリエン非晶質共重合体
、(B)低分子量α−オレフィン共重合体、及び/又は
(C)変性低分子量α−オレフィン共重合体、とを界面
活性剤の存在下で水性媒体中に均一に分散させて非晶質
共重合体ラテックスを形成せしめ、次いでラテックス状
態で架橋を行なうことを特徴とする架橋非晶質共重合体
ラテックス組成物の製造法が提供される。
本発明において、ラテックス中のベースポリマーとして
は、エチレン・α−オレフィン非晶質共重合体又はエチ
レン・α−オレフィン・ポリエン非晶質共重合体を使用
する。
かかる非晶質共重合体を構成するα−オレフィンとして
は、炭素数6乃至10のα−オレフィン、例、tばプロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等
が用いられる。
またポリエン成分としては、1,4−へキサジエン、5
−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジェ
ン、5−ビニルノルボルネン等力好適に使用される。
更にこれら非晶質共重合体のエチレン含量は、50乃至
87モルチ、特に66乃至80モルチの範囲内にあるこ
とが好ましい。
本発明においてラテックス組成物のベースポリマーとし
て用いる非晶質共重合体は、上述した構成の共重合体の
内で本、135Cにおけるデカヒドロナフタレン溶液で
の極限粘度が0.5乃至2.Od/2、特に0.7乃至
1,5#/Vの範囲にある本のが使用される。
即ち、用いる非晶質共重合体の平均分子量は、ラテック
ス化に際しての粒径調節や得られるラテックス組成物の
特性に重要な影響を及ぼす0例えば上述した極限粘度が
0.5dll?よりも小さい場合には、得られる架橋ラ
テックス組成物を成膜した時、得られる膜の強度が著し
く低下するという不都合を生じみ。また極限粘度が2.
0dll/fを越えると、ラテックス中の固形分の平均
粒径が3.0μmを越え、その結果として貯蔵安定性が
低下するとともに、成膜した場合の膜強度も低下すると
いう不都合が生じるのである。
尚、この非晶質共重合体は所謂ゴムで代表されるが、X
−線回折により測定した結果化度が15俤よりも低い低
結晶化度の共重合体本使用し得る。
本発明においてラテックス組成物中に配合されている低
分子量α−オレフィン共重合体(以下単にオレフィン共
重合体と呼ぶことがある)又は変性低分子量α−オレフ
ィン共重合体(以下単に変性共重合体と呼ぶことがある
)は、ラテックス化に際し、前述した非晶質共重合体(
以下単にゴムと呼ぶことがある〕を容易に微細化させる
と共に、この組成物を樹脂改質剤として使用した場合、
熱可塑性グラフト共重合体の光沢を著しく向上させる機
能を果たすものである。
このオレフィン共重合体としては、常温でワックス状の
ものと、液状のものとの双方を何れも使用することがで
き、両者を併用することも可能である。
(1)  ワックス状共重合体としては一般にエチレン
−プロピレン共重合体及び/又はエチレン−1−ブテン
共重合体が用いられる。
本発明の目的にとって有用な共重合体は密度0.90f
/ad以上、軟化点(ビカット)900以上、好ましく
は95C以上のものである。
(2)液状の共重合体として有用なものは165Cにお
けるデカヒドロナフタレン溶液の状態における極限粘度
0.01〜0.ろ6/lの本のである。
これらワックス状又は液状の共重合体は後述の不飽和カ
ルボン酸系化合物をグラフト共重合成分として含有する
変性物として用いることもできる。
また変性共重合体としては、不飽和カルボン酸系化合物
によりグラフト変性された変性ポリエチレンワックス及
び変性エチレンφα−オレフィン共重合体が使用される
変性剤として用いられる不9和カルボン酸系化合物は炭
素原子3〜10個を含有する不飽和カルボン酸並びにそ
の酸無水物、そのアミド、そのイミド及びそのエステル
からなる群から選ばれる1種以上の本のであって、例え
ば、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸、イタコン酸、シトラコン酸、ノルボルネンジ
カルボン酸、テトラヒドロフタル酸、ビシクロ(2,2
゜1〕ヘプト−2−エン−5+6−’)カルボン酸等の
不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、
無水シトラコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ビシク
ロ[2,2,13ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボ
ン酸無水物等の不飽和カルボン酸無水物、マレイン酸モ
ノ了ミド、マレイン酸ジアミド、マレイミド等のアミド
乃至はイミド、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
、マレイン酸ジメチル、マレイン酸モノメ牛ル、マレイ
ン酸ジエチル、フマール酸ジエチル、イタコン酸ジメチ
ル、シトラコン酸ジエ千ル、テトラヒドロ無水フタル酸
ジメチル、ビシクロ〔2,2,1)ヘプト−2−エン−
5,6−ジカルボン酸ジメチル、グリシジル(メタ)ア
クリレート等の不飽和カルボン酸エステル等を挙げるこ
とができる。
中でも好ましい本のは、マレイン酸無水物、マレイン酸
モノアミド、マレイン酸シアはド、マレイミド、マレイ
ン酸モノメチル、マレイン酸ジエチル、グリシジル(メ
タ)アクリレート等である。
かかるグラフト共重合成分け、変性共重合体の重量基準
で通常0.2乃至501好ましくは0.2乃至20%含
まれる様に変性を行なえばよい。
20チ以下の含有率においては変性共重合体の軟化点に
殆ど変化を生じない。
また変性共重合体として、変性エチレン・α−オレフィ
ンランダム共重合体を用いる場合には、165Cのデカ
ヒドロナフタレン溶液の極限粘度が0.01乃至0.5
dll/fの変性共重合体が好適である。
この様な低分子量α−オレフィン共重合体或いは変性低
分子量α−オレフィン共重合体はそれぞれ単独又は組み
合わせで使用することができ、何れの場合にも前述した
非晶質共重合体成分100重量部当たり2乃至50重量
部、特に5乃至40重量部の範囲でラテックス組成物中
に含有されていることが好適である。この範囲より4少
ない量で使用すると、これら重合体成分のラテックス化
に際し該重合体の微細化を行なうことが困難となり、結
果として貯蔵安定性が低下する等の不都合を生じ、また
多量に配合した場合には、該組成物の成膜に際しての膜
強度が低下する等の不都合が生じる。
架橋ラテックス組成物の製造 本発明によれば、135Cのデカヒドロナフタレン溶液
における極限粘度が0.5乃至2.Od/P、特に0.
7乃至1.!M?/Pの範囲にある前述した非晶質共重
合体と低分子量α−オレフィン共重合体及び/又は変性
低分子量α−オレフィン共重合体とを前述した配合量で
界面活性剤の存在下、水性媒体中に均一分散させてラテ
ックスを形成せしめる0 用いる非晶質共重合体の極限粘度が上記範囲外にある時
には、非晶質共重合体の項で本詳述した通り、ラテック
ス化に際しての粒径調節や、得られる架橋ラテックス組
成物の特性の面で不都合を生じるものである。
界面活性剤としては、アニオン活性剤、カチオン活性剤
、ノニオン活性剤等の任意の本のを使用し得るが、脂肪
酸ナトリウムや脂肪酸カリウム等のアニオン活性剤が好
適に使用し得る。界面活性剤の使用量は、用いる重合体
成分の種類等によっても異なるが、一般に非晶質共重合
体100重量部当たり0.2乃至20重量部の割合に選
ぶことが好ましい。
ラテックスの形成にあたっては、例えば非晶質共重合体
と低分子量α−オレフィン共重合体等とを、ルーへキサ
ン等の炭化水素溶媒中に均一に溶解させた後、所定量の
界面活性剤が分散された水性媒体中に上記溶液を攪拌下
に混合分散し、次いで追歯な温度に加温して溶媒成分を
蒸留除去すればよい。
水等の水性媒体の使用tけ、製品ラテックス基準で通常
ラテックス中の固形分濃度が5乃至65重景チの範囲と
なる様に選ぶことが、ラテックス状態でのハンドリング
性の見地から好適である。
本発明によれば、次いでこのラテックスに架橋処理を施
し、非晶質重合体の分子鎖中に架橋結合を形成し、架橋
ラテックス組成物を得る。
かかるラテックスの架橋処理は、ラテックス中に多官能
性モノマーを配合し、電離性放射線架橋や有機過酸化物
架橋等のそれ自体公知の手段により行い得る。
用いる多官能性モノマーとしては、例えば2以上のエチ
レン系不飽和結合、特にビニル結合等を有する七ツマ−
が好適に使用され、具体的にはジビニルベンゼン、テト
ラメチレンジアクリレート、グリセリルトリアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレー)、1.2.4
−トリビニルシクロヘキサン、テトラアリロキシエタン
等を例示できる。
この多官能性モノマーは、非晶質共電体100重量部当
たり0.1乃至20重量部、特に0.6乃至5重量部の
範囲で使用することが望ましい。
電離性放射線架橋は、α線、β線、γ線、電子線、X線
等の何れを用いても良い。照射線量としては1Mrad
乃至50Mradの範囲が望ましい。
有機過酸化物架橋は、ラテックス中に有機過酸化物を均
一分散させた後、該有機過酸化物の分解温度以上にラテ
ックスを加熱することによって行なわれる。
用いる有機過酸化物としてはラテックス粒子の安定性、
架橋反応操作の安全性ならびに経済性から10時間半減
期温度が00以上1000以下のものが好ましく、具体
的には以下の有機過酸化物を例示できる。
1.1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン
、 t−ブチルパーオキシビバレート、 t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、 一一プチルパーオキシイソプロピルカーボネート、 2.5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ
)ヘキサン、 3.5.5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、 ベンゾイルパーオキサイド、 P−クロロベンゾイルパーオキサイド、2.4−ジクロ
ロベンゾイルパーオキサイド、インブチルパーオキサイ
ド、 ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エ
チルヘキシル)バーオキシカーボネート。
有機過酸化物の添加量としては、ラテックス中の非晶質
共重合体成分100重量部当たり、通常0、1乃至20
重量部、好ましくは1乃至10重量部が適当である。
架橋のための加熱時間等の架橋条件は常圧、加圧の何れ
でもよいが、非晶質重合体成分の熱トルエン不溶解分合
有量が30重量−以上、好ましくは50重量−以上、最
も好適には60重量−以上となる様に設定する。具体的
には、加熱時間を通常半減期の5乃至7倍とすることが
適当である。
上記の熱トルエン不溶解分含有t(ゲル分率〕は、ラテ
ックス中の全固形分の120Cトルエン中への不溶解量
の割合として表わされ、架橋度の尺度を示す本のである
。詳細な測定法は、後述する実施例中で述べる。このゲ
ル分率が前述した範囲よりも小さい時には、成膜後の膜
強度、耐衝撃性改良効果及び耐候性改良効果等において
不十分となる。
架橋ラテックス組成物 かくして得られたエチレン・α−オレフィン非晶質共重
合体或いはエチレン・α−オレフィン・ボ11エン非晶
質共重合体を主成分とする架橋ラテックス組成物は、固
形分の平均粒径が0.2乃至3.0μmの範囲にあり、
貯蔵安定性等に優れ、またゲル分率が30重t%以上で
あって成膜後の膜強度、耐衝撃性改良効果及び耐候性改
良効果等において極めて優れた組成物である0 また該架橋ラテックス組成物には、その用途に応じて顔
料、増粘剤、可塑剤、防腐剤、消泡剤、PII調整剤等
の公知の配合剤を、それ自体公知の量で配合することが
できる。勿論、これら配合剤は架橋前のラテックス中に
配合してもよいし、また架橋後に配合してもよい。
かかる架橋ラテックス組成物は、特にゴム製品や樹脂改
質剤分野等において有用である。
本発明を次の例で説明する。
実施例1゜ エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合
体ゴム           1002変性ポリエチレ
ンワツクス      10Pをn−ヘキサン900f
に溶解し、均一になる迄攪拌し念。
次いで界面活性剤としてオレイン酸カリウム5tを水9
00fに分散させた後、ホモミキサ−(攪拌羽根の回転
数1200 Orpm )を用いて前記溶液と30分間
混合し念。得られた乳化液をゆっくりと攪拌しながら6
0〜80Cの温度でルーへキサンを蒸留除去し、ラテッ
クスを得た。
この様にして得られ九ラテックスに、ゴム分100重量
部に対してP−ジビニルベンゼンを2重量部添加し、十
分に分散させ九。
次いでラテックスを電子線照射容器に1.5m厚となる
様に移し、容器上部を30μmのポリエチレンフィルム
で密閉し、加速電圧750 KV、 10Mradで電
子線を照射し、架橋ラテックス組成物を調製し念。
この組成物試料について以下の測定を行ない、その結果
を第1表に示した。
(1)  ゴム凝固析出分 試料組成物を100メツシユのステンレス製網上に流し
込み、網上に残ったゴム凝固析出量をラテックス中の全
固形分に対する重t%で示す0 (2)平均粒径の測定 コールタ−エレクトロニクス社製コールタカウンターを
使用し、ラテックス組成物中の粒子を全数カウントし、
粒子径側重量ヒストグラムと累積重量ヒストグラムを作
成する。ここで累積重量ヒストグラムが50q6となる
点を平均粒子径と定義する。
(3)熱トルエン不溶解量(ゲル分率)ラテックス組成
物中の全固形分を凝析、乾燥し、100メツシユのステ
ンレス製網袋に1.52採取し、120Cのトルエン1
00cC中に6時間浸漬する。次いでこれを取り出し乾
燥後、網袋中の残渣重量を測定し、熱トルエン不溶解量
(ゲル分率)を算出し、架橋度の目安とした。
以上(1)〜(3)の測定については、電子線照射後4
8時間以内に測定を完了させた。
(4)膜強度の測定 電子線照射後のラテックス組成物を48時間以内に、ガ
ラス板上に塗布し、室温に44時間放置して厚さ200
μmの乾燥フィルムを得た。
このフィルムの引張り試験をJIS K 6301に準
拠して行い、膜強度を判定する。
(5)貯蔵安定性の評価 ラテックス組成物試料を密閉容器内に収容して、室温で
2ケ月間放置し念。次いで(1)と同様の方法でゴム凝
固析出量を測定して架橋ゴムラテックスの貯蔵安定性の
尺度とした。
実施例2.3及び比較例1,2゜ エチレン・プロピレン−エチリテンノルホルネン共重合
体ゴムの極限粘度を変える以外は実施例1と同様にして
架橋ゴムラテックスを製造し、各種性状を測定した。測
定結果を第1表に併せて表示する。
実施例4゜ 変性ポリエチレンワックスを20?使用する以外は実施
例1と同様にして架橋ゴムラテックスを製造し、各穫性
状を測定した。結果を第1表に示す。
実施例5,6及び比較例3I4゜ 変性ポリエチレンワックスの無水マレイン酸含量を変え
、且つ極限粘度が1.5J/Pのエチレン・プロピレン
Φエチリデンノルボルネンゴムを用いる以外は実施例1
と同様にして架橋ラテックスを製造し、その性状を測定
した。
測定結果を第2表に示す。
実施例7〜9及び比較例5゜ 変性ポリエチレンワックスの配合量を変える以外は、実
施例5と同様にして架橋ラテックスを製造し、その性状
を測定した。
測定結果を第6表に示す。
実施例10.11゜ ジビニルベンゼンの配合量を変える以外は実施例5と同
様にして架橋ラテックス組成物を製造し、その性状を測
定した。
その結果を第4表に示す。
実施例12.13及び比較例6.z 電子線の照射線量を変える以外は実施例5と同機にして
架橋ラテックス組成物を製造し、その性状を測定した。
その結果を第4表に示す。
実施例14〜16、 変性低分子量α−オレフィン重合体として下記の本のを
使用する。
変性エチレン・プロピレン共重合体 無水マレイン酸含量   3重量% エチレン含量     72モルチ 密度         0.85f肩 動粘度(100C)  2500  C,S。
この共重合体を、変性ポリエチレンワックスに代えて使
用し且つその配合量を種々変化させる以外は実施例12
と同様にして架橋ラテックス組成物を調製した。各種性
状を第5表に示す0実施例1z 無水マレイン酸含量が10重量%の変性エチレン・α−
オレフィン共重合体を使用し九以外は実施例14と同様
に架橋ラテックス組成物を調製し、各種性状を測定した
。結果を第5表に示す0実施例18〜20.比較例8゜ 低分子量のα−オレフィン共重合体として、未変性のポ
リエチレンワックス(密度0.92 t/cd。
軟化点115C)を使用し、その配合量を種々変化させ
る以外は、実施例14と同様にして架橋ラテックス組成
物を調製し、各種性状を測定した。
その結果を第6表に示す。
実施例21゜ 実施例12と同様にしてラテックスを調製する。
このラテックスに、ゴム分100重量部に対してP−ジ
ビニルベンゼンを2重量部添加し十分に分散させた。
次いでこのラテックスを2tのオートクレーブに移し、
有機過酸化物として1.1−ジ−t−ブチルペルオキシ
−3、3、5−)リメチルシクロヘキサン(商品名パー
へキサ5M、日本油脂製)6、O9を添加した後、攪拌
しながら120Cの温度で2時間架橋反応を行ない、架
橋ラテックス組成物を製造した。
この組成物について実施例1と同様に各種性状を測定し
、その結果を第7表に示す。
実施例22゜ 有機過酸化物として、ベンゾイルペルオキシド〔ナイパ
ーBO’50’4品9日本油脂製)を62使用し100
Cの温度で架橋反応を行なった以外は、実施例21と同
様にして架橋ラテックス組成物を調製し、各種性状を測
定した。結果を第7表に示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)エチレン・α−オレフィン非晶質共重合体
    又はエチレン・α−オレフィン ・ポリエン非晶質共重合体、 (B)低分子量α−オレフィン共重合体、 及び/又は、 (C)変性低分子量α−オレフィン共重合 体 を重合体成分として含有するラテックス組成物であつて
    、前記非晶質重合体成分には架橋結合が形成されている
    ことを特徴とする架橋非晶質共重合体ラテックス組成物
  2. (2)前記低分子量α−オレフィン共重合体及び/又は
    変性低分子量α−オレフィン共重合体の含有量が、前記
    非晶質共重合体100重量部当たり2乃至50重量部の
    範囲にある特許請求の範囲第1項記載のラテックス組成
    物。
  3. (3)前記非晶質重合体成分の熱トルエン不溶解分含有
    量が30重量%以上である特許請求の範囲第1項記載の
    ラテックス組成物。
  4. (4)固形分の平均粒径が0.2乃至3.0μmである
    特許請求の範囲第1項記載のラテックス組成物。
  5. (5)(A)135℃のデカヒドロナフタレン溶液の極
    限粘度が0.5乃至2.0dl/gの範囲にあるエチレ
    ン・α−オレフィン非 晶質共重合体又はエチレン・α−オレ フィン・ポリエン非晶質共重合体、 (B)低分子量α−オレフィン共重合体、 及び/又は (C)変性低分子量α−オレフィン共重合体とを界面活
    性剤の存在下で水性媒体中に均一に分散させて非晶質共
    重合体ラテックスを形成せしめ、次いでラテックス状態
    で架橋を行なうことを特徴とする架橋非晶質共重合体ラ
    テックス組成物の製造法。
JP7923085A 1985-04-16 1985-04-16 架橋非晶質共重合体ラテツクス組成物及びその製造法 Granted JPS61238842A (ja)

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