JPS61238664A - 自動巻返機への異種管糸供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 障業上の利用分野〕 官糸をそれぞれ管糸搬送用トレイに挿設して供給すると
共に１本のトレイ搬送路で２種類の管糸を自動的に供給
する様にしたものである。

〔従来の技術〕

１台の自動巻返機が多数の巻返装置を設けており且つこ
れらの巻返装置には個々に複数の管糸を保留するコツプ
マガジンを列設して構成される自動巻返機は一般によく
知られている。一方これらのコツプマガジンへ管糸を供
給するに当たっては各種の管糸自動供給装置が提案され
ており且つ実用にも供されている。しかしながら取り扱
いや操作面において満足すべきものは極めて少ない。一
方本出願人は紡績工程における精紡機揚りの管糸を搬送
する手段について各種の発明及び考案をして提案しＣお
り、特に自動巻返機へ管糸を供給するに当たって、あら
かじめ管糸の口糸を引き出してこれを管糸ボビンの大穴
に挿通保持すると共に該口糸保持管系を個々に挿入する
トレイに挿設して搬送し、該搬送路の一部で特別な管糸
取出装置を開発して搬送管糸をトレイから抜き取って供
給する装置も提案している。

ところでこの様に多数の巻返１ｔｆｌを列設した自動巻
返機へ一種類の管糸を仕掛けるについては極めて好都合
であるが、異種類の糸を仕掛けようとすると特別な配置
が必要であり、特に前記した様なトレイを利用して異種
管糸をグループ別に仕分けした巻返部へ自動的に供給す
るについては特別な対策が必要となり、限られた作業ス
ペース内に異種管糸供給用の搬送路を増設することは困
難である。

鳴門が解決しようとする問題式 そこで本発明は、１本のトレイ搬送路でもって２種類の
管糸を供給搬送すると共に各巻取グループの空トレイは
該トレイ搬送路の返還側を利用して再び管糸挿設装置へ
返還送給する様に構成したものである。

叫題点を解決するための手段〕 即ち本発明では前記した様な自動巻返機のコツプマガジ
ン列に沿って１本の主管糸供給搬送路を対設すると共に
該主搬送路に各巻取グループ毎の管糸取出供給装置を走
行自社に設け、主搬送路の管糸送り込み側には主搬送路
並びに異種管糸供給搬送路とした副搬送路のそれぞれ管
糸塔載トレイ貯留部を列設すると共に該副搬送路の貯留
部の端本を主搬送路の始端部に形成した合流部で接続し
、副搬送路の管糸は、主搬送路の管糸供給側巻取グルー
プに対設した管糸取出供給装置を主搬送路の貯留部側で
前記合流部を過ぎた位置に退避させて該巻取グループ側
を通過させて他側巻取グループに供給する様に構成した
ものである。

〔作用及び実施例〕

以下本発明を図面に基づいて詳細に説明するが図は本発
明の具体的な実施の一例を示したもので本発明は図示例
に限定されず、前・後記の趣旨に沿って一部の構成を変
更したり或は一部の設計を変更しても同様に実施するこ
とができる。第１図（平面図）及び第２図（正面図）は
本発明装置の全体を示したもので、自動巻返機１は多数
（図では５０個）の巻取装置を列設して構成されており
、各巻取装置毎にコツプマガジン１）が設けられている
。そして図示例では、巻取装置の管糸供給側（図面で右
側）３０個の巻取装置群をＢ巻返えしグループとし、他
側２０個の巻取装置群をＡ巻返えしグループとし、それ
ぞれのグループを異なる糸の巻返えし部としたものを示
したが、これらグループ毎のコツプマガジン数は仕掛量
によって進当に選択できる。そして該コツプマガジンｌ
ａ列の前側に一本の主管糸供給搬送路２を対設する。

この主管糸供給搬送路２（以下王搬送路とどう）は８５
図（見取図）及び第３図（第２図の一部拡大図）に示す
様にコ字形枠体を抱き合わせてトレイ２１の案内通路樋
レールを形成し、その間に駆動ベル）５ａを配してトレ
イ２１を該駆動ベルト５ａ上に塔載し、駆動ベルトの走
行によってトレイ２１を搬送するものを利用し、トレイ
２１は他の係留手段によって停止されても駆動ベルト５
ｚのみはトレイと滑って移動する。またこの駆動ベル）
５ａは後述するが閉ループ状に懸は渡されており、第２
図における下側２ｂを空トレイ返還側として利用する。

一方該王搬送路２には第５図で示した様なトレイ２１に
挿設された管糸２０をコツプマガジン１鼠ヘトレイ２１
から抜き取って供給する管糸取出供給装置３（以下単に
取出装置と言う）が設けられており、該取出装置３とし
てはそれぞれの巻返えしグループ毎に３へ３Ｂで設けら
れ、各グループ毎の全コツプマガジンにわたって往復移
動する様になっている。即ち取出装置３は第３図及び第
４図（第３図の左側面図）に示す様に主搬送路２に塔載
されて左右へ自走する様になっており、走行中にコツプ
マガジン１ｚの管糸供給番こ管糸が存在しないことを検
知して、保持している管糸若しくは到来するトレイ管糸
を係留させてコツプマガジン１ａに供給するものであり
、該取出装＠３には管糸検知装置並びに管糸引き抜き供
給手段が設けられている。尚第４図の３ａはこの管糸引
き抜き供給装置を示しており、この引き抜き供給装置３
ａは単独で構成して１本の管糸を操作したり或は複列に
構成して２本の管糸を同時若しくは選択的に供給するこ
とができる様になっている。またこの引き抜き供給装置
３ａは前進した位置で管糸並びにトレイを係合して走行
移動し、供給必要部において上昇することによって管糸
２゜をトレイから抜くと同時にこの上昇移動に伴なって
作動する排出板で管糸を根本側からコツプマガジン１ａ
へ投入する様になっている。一方この様な取出装置３を
主搬送路２及び返還側２ｂに走行自在に設けるために、
主搬送路２の下部に走行案内レール２Ｃ及び返還側２ｂ
の下部に給電ダクト２ｄを設けて取出装置３を走行自在
に設け、取出装置３は各グループ毎の両端側に至って逆
行しコツプマガジン１ａの空錘を往復定食し前記した様
に空鍾郡へ貨糸を供給する様になっている。

また該主搬送路２の巻取グループＢ、　Ａのそれぞれ端
末部には空トレイ排出路４，４ａが設けられており、各
グループ毎の空トレイはこの排出路４゜４ａによって返
還側２ｂへ移し替えられる。しかしながらＡグループの
空トレイは排出路４ａにおいて必ず返還側２ｂへ排出さ
せるが、Ｂグループの主搬送路にはＡグループ用の管糸
を搬送することがあるのでＢグループ端末の空トレイ排
出路４には空トレイのみ排出し管糸塔載トレイは通過さ
せる手段を併設する。第１２図（第１図の要部拡大平面
図）、第１３図（第１２図の右側面図）、及び′ｓ１４
図（第１２図の下側正面図）は該空トレイ排出路４の構
成を示したもので、主搬送路２の底板側を螺旋状に下降
させた傾斜面とすると共にその上部側に制御片４ｂを設
けている。従って空トレイ２１ａはこの排出路４に至る
と規制片４ｂをくぐって必ず傾斜面によって返還側２ｂ
へ投下されるが管糸２０を塔載するトレイ２１は傾斜面
に至っても塔載管糸２０が規制片４ｂに支えられて投下
されず、駆動ベルト５ａによってＡグループ側に移動す
ることができる。

一方、主搬送路２の管糸供給側（第１図の右側）にはト
レイ管糸貯留部を形成しており、貯留部６は主搬送路２
と連結したＢグループ用の供給管糸貯留部とし、これに
並設してＡグループ用供給管糸の貯留部６をそれぞれ副
搬送管として設け、Ａグループ用貯留部６の副搬送路は
その端本側を主搬送路２の始端側に接続して貯留部６の
貯留管糸トレイを主搬送路２へ送り込む様にしている。

そしてこの貯留部６の管糸トレイをＡグループ側に連結
するに当たっては、Ｂグループの前記取出装置３Ｂを第
１図に点線３Ｂａで示すように、主搬送路の貯留部５で
且つ合流部を過ぎた位置に退避させて行なうものである
。他方これら貯留部５．６に搬入される管糸は管糸口糸
引出導入装置９（以　　′下車に導入装置と言う）に連
結した送り出し搬送路８を介してそれぞれトレイ２１に
伸設して送り出され、搬送路８に設けた切替装置１９（
後述する）によって貯留部５或は貯留部６に搬入される
。

そして該搬送路８、及び貯留部５．６の副搬送路は前記
主搬送路２と同じ様に枠形案内樋レールと駆動ベルトで
構成している。第６図（ｓ１図の一部拡大平面図）はこ
れらの構成を示したもので前記駆動ベルトは主搬送路２
と貯留部５並びに空トレイ返還側２ｂ及び空トレイ返還
上昇搬路７を５ａで閉ループ形に懸は渡し、貯留部６は
その一方を遊ばせた閉ループ駆動ベルト６ａとし、搬送
路８は単独の閉ループ駆動ベル）８ａとする。第１５図
（構成説明見取図）はこれらの駆動ベル）　５　ａ。

６ａ及び８３の配設を示したものであり、それぞれ矢印
方向に駆動され、貯留部５の駆動ベル）５ｍは主搬送路
２の終端側において空トレイ返還側となり、貯留部５の
下側に至って、屈曲し貯留部６の下をくぐって立ち上り
空トレイ返還上昇路７を通り、搬送路８と対設して、空
トレイは搬送路８の返還側へ、搬送路８の送り出し管糸
塔載トレイは再び貯留部５へ搬送しようとする。ところ
がこの搬送路の一部には切替装置１９が設けられており
、該切替装置１９が第６図のごとく位置されるときは、
搬送される管糸塔載トレイは貯留部６に案内され、該切
替装置１９が反時間方向に作動したときは貯留部６が閉
ざされて貯留部５に導入される。また貯留部６の端末側
には主搬送路２へ移送するための搬送駆動ベルト６Ｃを
単独に設ける。

面図はこれら貯留部５．６の副搬送路を単列で構成した
ものを示したが、第７図（平面図）に示すようにそれぞ
れを複列で構成してもよく、また前記合流用搬送駆動ベ
ル）６Ｃを貯留部６の駆動ベルト６ａを屈曲延長させて
構成してもよい。

一方この様な自動巻返機へ供給する管糸としては、あら
かじめ口元を引き出してこれをボビンの大穴に保持させ
た口糸保持管糸であることが好都合であるので、本発明
を利用するに当っては前記導入装置９を併設し、送り出
し搬送路８はこの導入装置９に連結して空トレイを送り
込み、この空トレイに口糸保持管糸を伸設して前記貯留
部５．６へ送る様にしている。導入装置９については新
しい発明として別件で提案しているが、その概要を第８
図（側面図）第９図、第１０図及び第１）図（いずれも
第８図の切断線ＩＸ−ＩＸ、　Ｘ　−Ｘ及びＸＩ−ＸＩ
に沿う矢印方向断面図）に基づいて説明する。

即ち導入装置９はフレーＩム枠内に構成され、その頂部
に管糸ホッパー１０が設けられており、例えば第１図及
び第２図で示す様な管糸搬送路９ａから順次投入される
。そして本発明に利用する導入装置９としては２種類の
管糸を仕分けしておく必要があり、前記ホッパー１０は
ｓ９図に示すごとく例えばＡ、Ｂグループのようにそれ
ぞれジグザグ状の投下貯留部を形成し、その途中にそれ
ぞれフィラー１０ｍを、送り出し側にストッパー１０ｂ
。

１０Ｃを設けて奢り、図はＡグループ側の管糸を投下す
るためストッパー１０Ｃを開放させた場合を示している
。ホッパーｌＯから投下される管糸は、保持回転装置１
）に把持されて図面で時計方向に１ピツチ移動され、該
移動部において積櫨的に回転されると共に該位置に設け
られたノズル装置１２によって口元が吸引捕捉される。

日系が引き出された管糸は保持回転装置１）から開放さ
れ、その下方にあるシュート１３を介して案内筒１６に
投入される。尚案内筒１６は２つ割れ式になっており、
その下部には摺動退避する保持板１）が設けられている
。よって投入される口糸引き比し管糸は案内部１６内に
おいて保持板１７で支持され、フィラー板１５はこの投
入管糸の存在を検知すると共に引き出された口糸を戻さ
れない様に保持する。保持板１７には管糸ボビンの中空
孔に対応する吸引気流の開口が形成されており、この開
口は別に設けた吸引ノズル１７ａと保持板１７の裏側に
設けた連管１７ｂで連通している。よって保持された口
糸引き出し管糸にはそのボビン大穴に吸引気流が形成さ
れている。そして案内筒１６に投入される管糸の口糸は
ノズル装置１２に捕捉されており、投下途中においてこ
の日系は切断器１４に導かれているので、切断器１４の
口糸切断作動によってこの日系は保持管糸ボビンの大穴
に吸引保持される。そして保持管糸の直下には空トレイ
が待機しており、保持板１７を時計方向に回動すること
によって口糸保持管糸はトレイに挿設される。

次いでトレイ送りレバー１８の作動によって次の空トレ
イが待機位置に押し込まれると共に案内面１６の送り出
し側が開放作動されて、口糸保持管糸２０を塔載したト
レイ２１が搬送路８に押し出され、駆動ベルト８ａによ
って前記したごとく送り出される。

他方貯留部５．６には第６図に示すようにそれぞれ到来
管糸を検知すると共にこれを計数する検出装置２２．２
３．２４及び２２＆、　２３ａ、　２４ａが設けられる
と共にその端末側にはストッパー２５．２５＆が配設さ
れている。即ち貯留部５においては検出装置２２で管糸
供給本数を計算し、検出装置２３が管糸を検知しなくな
れば導入装置９の前記ストッパー１０ｂを開放作動して
Ｂグループ管糸を送り出し、前記切替装置ｉ１９を反時
計方向に転換する。

次いで検知装置２４が貯留部５の満杯を検知して導入装
置９のストッパー１０ｂを作動させてＢグループの管糸
投入を停止する。尚検知装置２４と切換装置１９の間隔
は管糸トレイ送り出量搬送路８上、並びに導入装置９内
にある送り込み甲の管糸を受は入れる長さを設ける。

又、検知装置２３２Ｌが管糸を検知しな（なれば導入装
置９のストッパー１０Ｃを開放作動して、Ａグループ管
糸を送り出し、切換装ｆｉｌ１９を時計方向に転換する
。次いで検知装置２４ａが貯留部６の満杯を検知して導
入装置９のストッパーＩＯＣを作動させて、Ａグループ
の管糸投入を停止する。尚検知装置２４ａと切換装置１
９の間隔は管糸トレイ送り出し搬送路８上、並びに導入
装置９内にある送り込み甲の管糸を受は入れる長さを設
ける。

そしてストッパー２５は取出装ｍ３Ｂがコツプマガジン
１ａに管糸を投入する毎に作動し、投入した本数づつ主
搬送路２へ管糸トレイを送り出す。

ストッパー２５ａは取出毅ｔｉｔａＢがＢグループを１
往復して第１図の点線３Ｂａの位置に退避した時作動し
、取出装置３ＢがＢグループを走行していてＡグループ
の管糸トレイを送り出せなかった間にＡグループの取出
Ｍ［３Ａがコツプマガジン１ａに管糸を投入した本数だ
け主搬送路２へ管糸トレイを送り出す。

貯留部６よりの管糸トレイ送り出しが完了した後、再び
取出装置３Ｂは退避位置３Ｂａより移動してＢグループ
に対する管糸投入を開始する。

尚これらの貯留部における貯留数については、各グルー
プ毎の糸巻返し処理量によって自由に選択できる。

鳴門の効果〕 本発明はこの様にトレイを利用して管糸を自動巻返機へ
送給し、しかも２種類の管糸を巻返えしグループ毎に供
給搬送する様に構成したから、口糸保持管糸をそのまま
の姿勢でコツプマガジンへ供給することができ、口糸乱
れや管糸の汚れが全くない。また異種管糸をグループに
仕分けした巻返えしグループに一列の搬送装置を利用し
て供給するようにしたから、ムダなスペースを取らず作
業を阻害するおそれがないと共に自動巻返機を合理的に
利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概要を示す平面図、第２図は第１図の
下側正面図、＄３図は′ｓ２図の一部拡大正面図、第４
図は第３図の左側面図、第５図は管糸搬送の説明見取図
、第６図は第１図の一部拡大平面図、ｓ７図は第６図の
他の構成例を示す平面図、第８図は取出装置の一部側面
図、第９図、第１０図及び第１）図はそれぞれ第８図の
切断線工Ｘ−ＩＸ、Ｘ−Ｘ及びＸＩ　−ＸＩに沿う矢印
方向断面図、第１２図は第１図の要部拡大平面図、第１
３図は第１２図の右側面図、第１４図は第１２図のド側
正面図、９Ｊ１５図は第６図における駆動ベルトの配設
説明図である。 １・・・自動巻返機、２・・・主管糸供給搬送路、３・
・・管糸取出供給装置、４・・・空トレイ排出路、５・
・・貯留部、６・・・貯留部、７・・・空トレイ返還上
昇搬路、８・・・管糸トレイ送り出し搬送路、９・・・
管糸口糸引出導入装置、１０・・・管糸貯餉ホッパー、
１）・・・管糸保持回転装置、１２・・・ノズル装置、
１３・・・シュート、１４・・・切断器、１５・・・規
制板、１６・・・案内筒、１７・・・保持板、１８・・
・トレイ送すアーム、１９・・・切替装置、２０・・・
口糸保持管糸、２１・・・トレイ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数のコップマガジンを列設した１台の自動巻返
   機を２つの巻き返えしグループに区分けしてそれぞれの
   巻返えしグループ毎に異種管糸を供給すると共に該供給
   管糸を搬送トレイに挿設して供給する装置において、コ
   ップマガジン列に沿つて１本の主管糸供給搬送路を対設
   すると共に該主搬送路に各巻取グループ毎の管糸取出供
   給装置を走行自在に設け、主搬送路の管糸送り込み側に
   は主搬送路並びに異種管糸供給搬送路とした副搬送路の
   それぞれ管糸塔載トレイ貯留部を列設すると共に該副搬
   送路の貯留部の端末を主搬送路の始端部に形成した合流
   部で接続し、副搬送路の管糸は、主搬送路の管糸供給側
   の巻取グループに対設した管糸取出供給装置を主搬送路
   の貯留部側で前記合流部を過ぎた位置に退避させて該巻
   取グループ側を通過させて他側巻取グループに供給する
   様に構成したことを特徴とする自動巻返機への異種管糸
   供給装置。