JPS61236655A - 熱分解窒化ホウ素物品およびその製法 - Google Patents
熱分解窒化ホウ素物品およびその製法Info
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- JPS61236655A JPS61236655A JP60077563A JP7756385A JPS61236655A JP S61236655 A JPS61236655 A JP S61236655A JP 60077563 A JP60077563 A JP 60077563A JP 7756385 A JP7756385 A JP 7756385A JP S61236655 A JPS61236655 A JP S61236655A
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は特にカーボン不純物含有量の少い熱分解窒化ホ
ウ素(以下PBNという)物品及びその製法、特に化合
物半導体単結晶育成用の物品、たとえばルツボやカート
、あるいは分子線ビーム・エピタキシー用超高純度金鵬
溶融用ルツゲなどの高純度自立型PBN物品及びその製
法に関する。
ウ素(以下PBNという)物品及びその製法、特に化合
物半導体単結晶育成用の物品、たとえばルツボやカート
、あるいは分子線ビーム・エピタキシー用超高純度金鵬
溶融用ルツゲなどの高純度自立型PBN物品及びその製
法に関する。
PBNは高純度、高品質の窒化ホウ素(BN)として化
合物半導体や特殊合金の製造などの巾広い分野で用いら
れている材料である。特にG&Allなどの化合物半導
体の製造においては、PBNの有するすぐれた耐食性と
高純度であるという特徴とが、最大限有効に発揮されて
おり、不純物が少く、電気特性の優れた化合物半導体用
単結晶を育成する上でPBNは不可欠の材料となってい
る。たとえばGaAs単結晶育成においてPBNは液体
封止チョクツルスキー法(以 島下LEC法とい
う)におけるルツボとして、また水平ブリッジマン法(
以下HB法という)におけるテートとしてそれぞれ用い
られている。
合物半導体や特殊合金の製造などの巾広い分野で用いら
れている材料である。特にG&Allなどの化合物半導
体の製造においては、PBNの有するすぐれた耐食性と
高純度であるという特徴とが、最大限有効に発揮されて
おり、不純物が少く、電気特性の優れた化合物半導体用
単結晶を育成する上でPBNは不可欠の材料となってい
る。たとえばGaAs単結晶育成においてPBNは液体
封止チョクツルスキー法(以 島下LEC法とい
う)におけるルツボとして、また水平ブリッジマン法(
以下HB法という)におけるテートとしてそれぞれ用い
られている。
!た、GaAs単結晶ウェハー上にGILl−xAtx
AIIなどの混晶化合物半導体をエピタキシャル成長さ
せる一方法である分子線ビーム・エピタキシー法におけ
る金属溶融用容器(ルッが)としてもPBNが主として
用いられている。
AIIなどの混晶化合物半導体をエピタキシャル成長さ
せる一方法である分子線ビーム・エピタキシー法におけ
る金属溶融用容器(ルッが)としてもPBNが主として
用いられている。
PBNの製法としては従来からいろいろ提案されている
。たとえば米国特許第3.152. O06号明細書に
開示されているように、三塩化ホウ素(BC63)ガス
のようなハロケ9ン化ホウ素ガスとアンモニアガスとを
原料とし、温度1450〜2300℃、圧力50 To
rr未滴の条件下で、適当な基材表面上にBNを析出さ
せるいわゆる化学気相蒸着法(以下CVD法という)に
より合成する方法がある。これは基材材料とCVD条件
を適切に選べば、析出したPBN膜を基材から分離し、
自立型PBN物品を得ることができる。また自立型PB
N物品の製法に関する具体例としては、特開昭51−1
09912号公報で開示されているように、黒鉛の基材
(心金)上に、その根拠、効果は不明であるが、190
0〜1950℃の温度でBNを析出させる方法がある。
。たとえば米国特許第3.152. O06号明細書に
開示されているように、三塩化ホウ素(BC63)ガス
のようなハロケ9ン化ホウ素ガスとアンモニアガスとを
原料とし、温度1450〜2300℃、圧力50 To
rr未滴の条件下で、適当な基材表面上にBNを析出さ
せるいわゆる化学気相蒸着法(以下CVD法という)に
より合成する方法がある。これは基材材料とCVD条件
を適切に選べば、析出したPBN膜を基材から分離し、
自立型PBN物品を得ることができる。また自立型PB
N物品の製法に関する具体例としては、特開昭51−1
09912号公報で開示されているように、黒鉛の基材
(心金)上に、その根拠、効果は不明であるが、190
0〜1950℃の温度でBNを析出させる方法がある。
このようにして得られたPBN物品、たとえばルツボな
ど、は化合物半導体単結晶の育成時の部材として用いら
れ、従来の石英部材を用いたものに比べて、育成結晶の
電気特性を飛躍的に向上させる大きな原因となっている
。
ど、は化合物半導体単結晶の育成時の部材として用いら
れ、従来の石英部材を用いたものに比べて、育成結晶の
電気特性を飛躍的に向上させる大きな原因となっている
。
ところが、近年、化合物半導体単結晶に要求される特性
がますます厳しいものとなるのに伴って、従来のPBN
物品では満足できない部分があることが分った。特に問
題となっているのはカーボン不純物による半導体単結晶
の電気特性の低下でろって、いわゆる半絶縁性CllA
11(比抵抗値>10’〜8Ωm) の特性を更に向上
させるために、GaAs結晶育成時に結晶育成炉内各種
部材から不純物特にカーボンが育成結晶中に混入するこ
とを極力防止することが必要である。ルツボやカートは
高温の化合物半導体融液と直接接触するため、その中に
含まれる不純物、たとえば、カーボンの影響が特に著し
くあられれる。
がますます厳しいものとなるのに伴って、従来のPBN
物品では満足できない部分があることが分った。特に問
題となっているのはカーボン不純物による半導体単結晶
の電気特性の低下でろって、いわゆる半絶縁性CllA
11(比抵抗値>10’〜8Ωm) の特性を更に向上
させるために、GaAs結晶育成時に結晶育成炉内各種
部材から不純物特にカーボンが育成結晶中に混入するこ
とを極力防止することが必要である。ルツボやカートは
高温の化合物半導体融液と直接接触するため、その中に
含まれる不純物、たとえば、カーボンの影響が特に著し
くあられれる。
従来からある市販の、PBNルツボを分析すると、その
カーボン不純物含有量は、同一試料中でもそのサン/リ
ングの位置によシ大きく変化し、カーボンが局所的に高
濃度で存在していることがわかった。そこで、サンプリ
ング場所を増やし、カーボン不純物含有量の平均値を多
数のPBNルツ&[ついて求めたところ、0.1重量%
を越える値のものもあることがわかった。
カーボン不純物含有量は、同一試料中でもそのサン/リ
ングの位置によシ大きく変化し、カーボンが局所的に高
濃度で存在していることがわかった。そこで、サンプリ
ング場所を増やし、カーボン不純物含有量の平均値を多
数のPBNルツ&[ついて求めたところ、0.1重量%
を越える値のものもあることがわかった。
更にPBNルツ?の′m織を観察したところ、全ての試
料で、黒い微少な点が認められ、この部分を電子顕微鏡
とEPMAによシ分析したところ、直径5〜数百μmの
カーボンもしくは炭化ホウ素(B4C) の粒子であ
ることが判明した。
料で、黒い微少な点が認められ、この部分を電子顕微鏡
とEPMAによシ分析したところ、直径5〜数百μmの
カーボンもしくは炭化ホウ素(B4C) の粒子であ
ることが判明した。
このような従来のPR,N物品を、たとえばGaAs単
結晶のLEC法による育成用ルツボとして用いると、た
とえルツボの見掛けのカーボン含有量が少々くとも、カ
ーボンが高濃度で局所的に存在しているためにその部分
からGaAa融液中にカーボンが溶は出し、育成した単
結晶の比抵抗値が上がらなくな#)、GaAs結晶の半
絶縁性化を妨げる原因となっていることが確認された。
結晶のLEC法による育成用ルツボとして用いると、た
とえルツボの見掛けのカーボン含有量が少々くとも、カ
ーボンが高濃度で局所的に存在しているためにその部分
からGaAa融液中にカーボンが溶は出し、育成した単
結晶の比抵抗値が上がらなくな#)、GaAs結晶の半
絶縁性化を妨げる原因となっていることが確認された。
本発明者等は、PBN物品中に存在するカーボンの分布
状態とその影響に関して、上記のような解明を行うと同
時に、このようなカーボンの分布状態が発生する原因に
ついても検討を加えたところ、自立型PBN物品を製造
する際に、基材黒鉛とPBN析出層との付着状況と黒鉛
〜PBN界回の反応状況とが最終的なカーボン不純物量
に顕著に影響を及ばずこと、そして前記付着状況Fi特
に基材黒鉛の見掛比重とPBNの析出温度とに依存し、
また界面の反応状況はPBNの析出温度に依存すること
が判明した。
状態とその影響に関して、上記のような解明を行うと同
時に、このようなカーボンの分布状態が発生する原因に
ついても検討を加えたところ、自立型PBN物品を製造
する際に、基材黒鉛とPBN析出層との付着状況と黒鉛
〜PBN界回の反応状況とが最終的なカーボン不純物量
に顕著に影響を及ばずこと、そして前記付着状況Fi特
に基材黒鉛の見掛比重とPBNの析出温度とに依存し、
また界面の反応状況はPBNの析出温度に依存すること
が判明した。
本発明は従来のPBN物品が有していた問題点の一つで
あるカーボン不純物による悪影響の低減を目的とし、上
述の知見に基づいてなされたものである。即ち、本発明
は物品中のカーボン不純物濃度がO,1重量%未満で、
しかも直径5μm以上のカーフ+?ン粒子を含壕ないP
BN物品およびその製造方法を提供するものである。
あるカーボン不純物による悪影響の低減を目的とし、上
述の知見に基づいてなされたものである。即ち、本発明
は物品中のカーボン不純物濃度がO,1重量%未満で、
しかも直径5μm以上のカーフ+?ン粒子を含壕ないP
BN物品およびその製造方法を提供するものである。
す々わち、本発明の第1・発明は化学気相蒸着法により
形成された厚さO】〜5πnの自立型熱分解窒化ホウ素
物品からなり、しかもその物品中のカーボンm度が0.
1重量%未満で、かつその物品中のいかなる部分におい
ても直径5μmをこえるカーボンもしくけ炭化ホウ素粒
子を含有しない自立型熱分解ホウ素物品であり、・その
第2発明はハロダン化ポウ累ガスとアンモニアガスとを
原料とし黒鉛製反応室内で黒鉛基材表面に、化学気相蒸
着法により熱分解窒化ホウ素を析出させ、前記基材より
前記窒化ホウ素膜を離型する自立型熱分解窒化ホウ素物
品の製法において、基材とする黒鉛の見掛比重が1.6
0り/ tt4以上のものを用い、その析出温度を19
00〜1970℃で操作することを特徴とする自立型熱
分解窒化ホウ素物品の製法である。
形成された厚さO】〜5πnの自立型熱分解窒化ホウ素
物品からなり、しかもその物品中のカーボンm度が0.
1重量%未満で、かつその物品中のいかなる部分におい
ても直径5μmをこえるカーボンもしくけ炭化ホウ素粒
子を含有しない自立型熱分解ホウ素物品であり、・その
第2発明はハロダン化ポウ累ガスとアンモニアガスとを
原料とし黒鉛製反応室内で黒鉛基材表面に、化学気相蒸
着法により熱分解窒化ホウ素を析出させ、前記基材より
前記窒化ホウ素膜を離型する自立型熱分解窒化ホウ素物
品の製法において、基材とする黒鉛の見掛比重が1.6
0り/ tt4以上のものを用い、その析出温度を19
00〜1970℃で操作することを特徴とする自立型熱
分解窒化ホウ素物品の製法である。
以下さらに本発明の詳細な説明する。
PBN物品中のカーボン不純物濃度が0.1重量−以上
であったシ、あるいはたとえカーボン不純物濃度が0.
1重量%未満でも物品中に直径5μmをこえるカーボン
もしくは炭化ホウ素粒子が含まれていたシすると、化合
物半導体などを育成する部材として、このようなPBN
物品を用いると、育成される結晶中に混入するカーボン
不純物量が増えるので好ましくない。伺、PBN中に直
径5μmをこえるカーボンもしくは炭化ホウ素粒子が存
在するか否かは、PBNが白色、カーボンが黒色でおる
ので目視検査と顕微鏡観察を組合わせることで判定でき
る。また本発明のPBN物品は、その厚さが0.1%5
−のものであるが、厚さが0.1 m未満では強度が十
分でないので、実用的でなく、また厚さが5111I+
を越えるとPBN中の内部応力が急激に上昇し、その機
械的性質が低下する。
であったシ、あるいはたとえカーボン不純物濃度が0.
1重量%未満でも物品中に直径5μmをこえるカーボン
もしくは炭化ホウ素粒子が含まれていたシすると、化合
物半導体などを育成する部材として、このようなPBN
物品を用いると、育成される結晶中に混入するカーボン
不純物量が増えるので好ましくない。伺、PBN中に直
径5μmをこえるカーボンもしくは炭化ホウ素粒子が存
在するか否かは、PBNが白色、カーボンが黒色でおる
ので目視検査と顕微鏡観察を組合わせることで判定でき
る。また本発明のPBN物品は、その厚さが0.1%5
−のものであるが、厚さが0.1 m未満では強度が十
分でないので、実用的でなく、また厚さが5111I+
を越えるとPBN中の内部応力が急激に上昇し、その機
械的性質が低下する。
次に本発明の製法について説明する。ハロダン化ホウ素
ガスとアンモニアガスを原料とし、黒鉛製反応室内で黒
鉛基材表面に0.5〜5゜Torrの圧力下で気相から
窒化ホウ素を析出させた後、黒鉛基材から窒化ホウ素析
出物を離型し、更に基材と接触していたPBN表層を機
械研摩することからなる自立型熱分解窒化ホウ素物品の
製法において、基材と々る黒鉛の見掛比重を1.60f
/d以上とし、かつ析出温度を1900〜1970℃と
することによシ、PBN層に付着する黒鉛微少粒子の数
量を極少とし、しかも黒鉛基材と接触していたPBN部
の反応−B 、 C生成−を抑止することができ、これ
Kよりカーボン不純物濃度が従来よシも低く、しかもカ
ーボンやB、Cの粒子を含まないPBN物品を極めて少
い機械研摩作業によシ得ることが可能となる。
ガスとアンモニアガスを原料とし、黒鉛製反応室内で黒
鉛基材表面に0.5〜5゜Torrの圧力下で気相から
窒化ホウ素を析出させた後、黒鉛基材から窒化ホウ素析
出物を離型し、更に基材と接触していたPBN表層を機
械研摩することからなる自立型熱分解窒化ホウ素物品の
製法において、基材と々る黒鉛の見掛比重を1.60f
/d以上とし、かつ析出温度を1900〜1970℃と
することによシ、PBN層に付着する黒鉛微少粒子の数
量を極少とし、しかも黒鉛基材と接触していたPBN部
の反応−B 、 C生成−を抑止することができ、これ
Kよりカーボン不純物濃度が従来よシも低く、しかもカ
ーボンやB、Cの粒子を含まないPBN物品を極めて少
い機械研摩作業によシ得ることが可能となる。
本発明を行うにあたっては、基材黒鉛の見掛比重を1.
60g/cm3以上好ましくけ1.75 rArIとす
ることが必要である。これば黒鉛の見掛比重がこの値よ
シも小さいと、基材黒鉛狭面の開気孔が多くカリ、この
表面−ヒにPBNを析出させて行くと、いわゆるアンカ
ー効果によってPBN層の離型が困難と々す、離型時に
基材黒鉛の粒子が多数PBN層に付着した1ま剥ぎ取ら
れ、黒鉛粒子を多く含むPBNとなってしまう
島からでちる。勿論、PBN喪面((付着したカーボ
ン拉子は、エメリペーノ臂−などを用い、機械的に研摩
することで外観的には消失するが、このように多数のカ
ーボン粒子が付着した面を研摩すると、PBNの微少層
間剥離が生じてその間にカーボン粒子がトラップされて
除去不能になってしまい好ましくない。1だ析出温度は
1900〜1970℃でなければならない。
60g/cm3以上好ましくけ1.75 rArIとす
ることが必要である。これば黒鉛の見掛比重がこの値よ
シも小さいと、基材黒鉛狭面の開気孔が多くカリ、この
表面−ヒにPBNを析出させて行くと、いわゆるアンカ
ー効果によってPBN層の離型が困難と々す、離型時に
基材黒鉛の粒子が多数PBN層に付着した1ま剥ぎ取ら
れ、黒鉛粒子を多く含むPBNとなってしまう
島からでちる。勿論、PBN喪面((付着したカーボ
ン拉子は、エメリペーノ臂−などを用い、機械的に研摩
することで外観的には消失するが、このように多数のカ
ーボン粒子が付着した面を研摩すると、PBNの微少層
間剥離が生じてその間にカーボン粒子がトラップされて
除去不能になってしまい好ましくない。1だ析出温度は
1900〜1970℃でなければならない。
PBNと基材黒鉛の界面では、1900℃以−ヒの温度
でB、Cの生成反応が起こるが、析出温度が1970℃
を越えるとB4Cの生成が顕著にな5、PBN界面でB
4C微粒子を生成しやすくなる池、PBN層表面全面が
B4C化して機械研摩が極めて困難になり、B4Cを完
全に除去することができなくなってしまう。また析出温
度が1900℃未満では界面のB、C化が殆ん1ど起き
ず、黒鉛基材とPBN層の離型が著しく困難になシ、前
記の見掛比重1.60 f /ct!I未溝の黒鉛基材
を用いた時と同じ問題が生ずる。
でB、Cの生成反応が起こるが、析出温度が1970℃
を越えるとB4Cの生成が顕著にな5、PBN界面でB
4C微粒子を生成しやすくなる池、PBN層表面全面が
B4C化して機械研摩が極めて困難になり、B4Cを完
全に除去することができなくなってしまう。また析出温
度が1900℃未満では界面のB、C化が殆ん1ど起き
ず、黒鉛基材とPBN層の離型が著しく困難になシ、前
記の見掛比重1.60 f /ct!I未溝の黒鉛基材
を用いた時と同じ問題が生ずる。
温度l900〜1970℃で析出させると、B4Cの生
成が少(、l、かも黒鉛基材との離型が最も容易f行う
ことができる。
成が少(、l、かも黒鉛基材との離型が最も容易f行う
ことができる。
上述し六黒鉛基粉の見掛比重の範囲と、最適析出温度範
囲とを同時に満足させることにより、・はじめてカーボ
ン等不純物濃度が低く、シかもカー♂ンやB4C粒子の
含有量が少ないPBN物品を得ることができる。また、
黒鉛基材の見掛比重を1.75 fI/ ty/1以上
にすると、アンカー効果が更に@まるので、1900〜
1940℃の析出温度で十分に良好な離型性が得られる
ので、B4Cの生成が更に少い条件下でPBN物品が、
11!造でき、より好ましい結果が得られる。
囲とを同時に満足させることにより、・はじめてカーボ
ン等不純物濃度が低く、シかもカー♂ンやB4C粒子の
含有量が少ないPBN物品を得ることができる。また、
黒鉛基材の見掛比重を1.75 fI/ ty/1以上
にすると、アンカー効果が更に@まるので、1900〜
1940℃の析出温度で十分に良好な離型性が得られる
ので、B4Cの生成が更に少い条件下でPBN物品が、
11!造でき、より好ましい結果が得られる。
本発明の見掛比重の黒鉛箔村上に前記析出art範囲内
でPBNを析出させた後、黒鉛基材から離型されたPB
N物品の基材と接触していた面にけ黒鉛基材からのカー
ボン粒子の付着が全くと言って良い程認められず、また
金属光沢のあるB、C粒子の生成も認められない他、P
BNO色にも黒鉛基材との接触部と析出面との間でほと
んど差がなく、界面のB、C化が最少限度しか進んでい
ないことがわかる。このようにして得られたPBNは、
その表面を≠320以上の目のI川かいエメリーペーノ
千−で軽く研摩するプどけで、カー号?ン不純物の含有
層が簡単に除去でき、有機溶剤などで洗浄、乾燥するだ
けで直ちに化合物半導体単結晶育成などに好適ガ高純度
PBN物品とすることができる。
でPBNを析出させた後、黒鉛基材から離型されたPB
N物品の基材と接触していた面にけ黒鉛基材からのカー
ボン粒子の付着が全くと言って良い程認められず、また
金属光沢のあるB、C粒子の生成も認められない他、P
BNO色にも黒鉛基材との接触部と析出面との間でほと
んど差がなく、界面のB、C化が最少限度しか進んでい
ないことがわかる。このようにして得られたPBNは、
その表面を≠320以上の目のI川かいエメリーペーノ
千−で軽く研摩するプどけで、カー号?ン不純物の含有
層が簡単に除去でき、有機溶剤などで洗浄、乾燥するだ
けで直ちに化合物半導体単結晶育成などに好適ガ高純度
PBN物品とすることができる。
1ocrn巾×60m長×1crn厚の黒鉛板6枚を使
い、直径30cmの黒鉛板(底板)の上面に六角形状反
応室を形成した。底板の中央にはガス導入のための孔を
あけ、原料ガス導入管として予めPBN被すした黒鉛の
管2本を同軸になるように接続した。六角形状体上端か
ら直径96恒、長さ100朝のルツデ型の黒鉛基材を吊
り下げ、反応室全体を抵抗加熱力式の真空炉内に装入し
た。炉をI 0−2Torrまで排気した後、析出温度
まで加熱した。0.75Torrの圧力下、窒素ガスで
稀釈した三塩化ホウ素とアンモニアを導入し、所定時間
蒸着後冷却し、生成したPBNを黒鉛基材から取p外し
、肉厚1頷のPBNルツボを得また。黒鉛基材の見掛比
重と、PBNの析出温度を様々にかえ、実施例(冥験A
1〜3)、比較例(実験A4〜6)の計6種類のPBN
ルツボを作成した。各ルッがの円面をす500のエメリ
ー紙で約50μm研削した後、エタノールでルッがを洗
浄し、乾燥した後、これらルツボによル各々、GaAs
単結晶をLEC法により成長させ、その比抵抗値を測定
した。
い、直径30cmの黒鉛板(底板)の上面に六角形状反
応室を形成した。底板の中央にはガス導入のための孔を
あけ、原料ガス導入管として予めPBN被すした黒鉛の
管2本を同軸になるように接続した。六角形状体上端か
ら直径96恒、長さ100朝のルツデ型の黒鉛基材を吊
り下げ、反応室全体を抵抗加熱力式の真空炉内に装入し
た。炉をI 0−2Torrまで排気した後、析出温度
まで加熱した。0.75Torrの圧力下、窒素ガスで
稀釈した三塩化ホウ素とアンモニアを導入し、所定時間
蒸着後冷却し、生成したPBNを黒鉛基材から取p外し
、肉厚1頷のPBNルツボを得また。黒鉛基材の見掛比
重と、PBNの析出温度を様々にかえ、実施例(冥験A
1〜3)、比較例(実験A4〜6)の計6種類のPBN
ルツボを作成した。各ルッがの円面をす500のエメリ
ー紙で約50μm研削した後、エタノールでルッがを洗
浄し、乾燥した後、これらルツボによル各々、GaAs
単結晶をLEC法により成長させ、その比抵抗値を測定
した。
結果を表1に示す。□
本発明の製法により得られたPBNルツデはいずれもカ
ー?ン含有量が0.1重量−未満であり、またその内表
面にカーボンやB4C粒子の存在が認められず、このよ
うなルツがから育成されたGaAs単結晶はいずれも3
X10” Ω副以上の高い抵抗値を有する半絶縁性であ
ってIC用基板として好適なものである。
ー?ン含有量が0.1重量−未満であり、またその内表
面にカーボンやB4C粒子の存在が認められず、このよ
うなルツがから育成されたGaAs単結晶はいずれも3
X10” Ω副以上の高い抵抗値を有する半絶縁性であ
ってIC用基板として好適なものである。
本発明のPBN物品はカーボン不純物濃度が低く、また
その局部的な存在がない自立型のものであり、化合物半
導体育成用ルツがとして用いると、半絶縁性化合物半導
体率°結晶が得られる。また、HB法用が一トや分子線
ビーム・エピタキシー用ルツ?として用いても、同様に
電気的特性圧すぐれた化合物半導体単結晶が得られる。
その局部的な存在がない自立型のものであり、化合物半
導体育成用ルツがとして用いると、半絶縁性化合物半導
体率°結晶が得られる。また、HB法用が一トや分子線
ビーム・エピタキシー用ルツ?として用いても、同様に
電気的特性圧すぐれた化合物半導体単結晶が得られる。
また、本発明の製法によれば、基材黒鉛の見掛比重とP
BNの析出温度だけを最適範囲にするだけで、他に格別
の労力を払うことなく、カーボン不純物濃度の低いPB
N物品が得られる。
BNの析出温度だけを最適範囲にするだけで、他に格別
の労力を払うことなく、カーボン不純物濃度の低いPB
N物品が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)化学気相蒸着法により形成された厚さ0.1〜5m
mの自立型熱分解窒化ホウ素物品からなり、しかもその
物品中のカーボン濃度が0.1重量%未満で、かつその
物品中のいかなる部分においても直径5μmをこえるカ
ーボンもしくは炭化ホウ素粒子を含有しない自立型熱分
解ホウ素物品。 2)ハロゲン化ホウ素ガスとアンモニアガスとを原料と
し黒鉛製反応室内で黒鉛基材表面に、化学気相蒸着法に
より熱分解窒化ホウ素を析出させ、前記基材より前記窒
化ホウ素膜を離型する自立型熱分解窒化ホウ素物品の製
法において、基材とする黒鉛の見掛比重が1.60g/
cm^3以上のものを用い、その析出温度を1900〜
1970℃で操作することを特徴とする自立型熱分解窒
化ホウ素物品の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60077563A JPS61236655A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | 熱分解窒化ホウ素物品およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60077563A JPS61236655A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | 熱分解窒化ホウ素物品およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236655A true JPS61236655A (ja) | 1986-10-21 |
JPH053410B2 JPH053410B2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13637479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60077563A Granted JPS61236655A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | 熱分解窒化ホウ素物品およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236655A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1985
- 1985-04-13 JP JP60077563A patent/JPS61236655A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053410B2 (ja) | 1993-01-14 |
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