JPS61235414A - 熱硬化性樹脂の製造方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂の製造方法

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JPS61235414A
JPS61235414A JP60066195A JP6619585A JPS61235414A JP S61235414 A JPS61235414 A JP S61235414A JP 60066195 A JP60066195 A JP 60066195A JP 6619585 A JP6619585 A JP 6619585A JP S61235414 A JPS61235414 A JP S61235414A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性及び難燃性と高い強度とを有し加工性に
も優れた新規な熱硬化性樹脂及びその製造方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般的にいえば、有機ポリイソシアネートと活性水素基
を有する化合物とが付加重合するということは、例えば
、有機ポリイソシアネートが多価アルコール類と反応す
ればポリウレタンを生じ、ポリアミンと反応すればポリ
尿素を生ずる等、この二種類の化合物の反応は種々に組
合わされてポリウレタンと総称される有用な高分子物質
群を形成することに代表されるように、よく知られてい
ることである。
然し乍ら、活性水素基を持つ化合物ではあっても1例え
ばアミノトリアジン類は、その遊離アミノ基が電子吸引
性の非常に高いトリアジン核に直結しているためイソシ
アネートとの反応活性が非常に低いと考えられること、
及び、アミノトリアジン類が通常固体で且つ融点が非常
に高く、通常液体の有機ポリイソシアネートにはほとん
ど不溶であること等から、これまで有機ポリイソシアネ
ートとアミノトリアジン類との反応により高分子物質が
製造された例は非常に少なく、むしろこれらの化合物の
間では反応が起らないと考えられていたように、この反
応は未だ完全に解明されているわけではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、本発明の発明者らは、新たな耐熱性熱硬化性樹脂
を開発するための研究過程で、上記有機ポリイソシアネ
ートとアミノトリアジン類との反応により、極めて硬質
で不溶不融の縮合物を生成し得ることを知得して、この
発明についてすでに特許出願をしている(特開昭59−
41320号公報参照)が、更に強度等の物理的性質に
優れた熱硬化性樹脂を得ることができれば、有機ポリイ
ソシアネートと活性水素基を有する化合物との反応の応
用性が増大し、非常に有益と考えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した従来技術を背景として、更に高強度且
つ高耐熱性で、しかも、加工性に富む熱硬化性樹脂を提
供することを目的としてなされたもので、本発明の熱硬
化性樹脂は、イソシアネートのカルボジイミド化を促進
する触媒の一種以上を使用する等して、一種以上の有機
ポリイソシアネートから実質的に生ぜしめたポリカルボ
ジイミドと、分子中に2以上の活性水素基を有する架橋
剤の一種以上とを反応させて得られることを特徴とする
ものであり、その製造方法は、一種以上の有機ポリイソ
シアネートと、一種以上の、分子中に2以上の活性水素
基を有する架橋剤と、一種以上の、イソシアネートのカ
ルボジイミド化を促進する触媒とを含む組成物を、適宜
温度に加熱することを特徴とするか、或いは、一種以上
の有機ポリイソシアネートを、一種以上の、イソシアネ
ートのカルボジイミド化を促進する触媒の存在下に反応
させて実質的にポリカルボジイミドを生ぜしめ、該ポリ
カルボジイミドと、一種以上の、分子中に2以上の活性
水素基を有する架橋剤とを混合し、この組成物を適宜温
度に加熱することを特徴とするものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の発明者らによる前記先願に係る発明においては
、有機ポリイソシアネートとアミノトリアジンとの混合
物を60’C以上の温度に加熱して硬化性樹脂を得ると
共に、この硬化性樹脂を300”C以上の温度に加熱す
ることにより、更に高い耐熱性及び難燃性を有する樹脂
を得ることが開示されている。
発明者らは、その後頁に研究を続けた結果、有機ポリイ
ソシアネートより得られるポリカルボジイミドが、アミ
ノトリアジン系化合物、ビスアミド系化合物、ポリヒド
ロキシ化合物等の活性水素基を一分子中に少なくとも2
以上含む物質によって架橋され、熱硬化性樹脂を与える
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明と前記先願に係る発明との根本的な違いは
、先願発明においては有機ポリイソシアネートとアミノ
トリアジンを加熱下に反応せしめて熱硬化性樹脂を得た
のに対し、本発明においでは、有機ポリイソシアネート
を触媒の存在下、先ず実質的にポリカルボジイミドに変
化せしめ、次いで、このポリカルボジイミドを分子中に
2以上の活性水素基を有する架橋剤と反応せしめて架橋
し、新規な熱硬化性樹脂を得る点にある。
尚、カルボジイミド結合が活性水素化合物と反応するこ
とは公知であり、又、ポリカルボジイミドを活性水素化
合物で変性する試みも、例えば。
E、Dyerらがポリカルボジイミドをアジ化水素(I
IN、)で処理すればポリテトラゾールが得られること
を報告している(Journal of Polyme
r 5cience 6゜729−742(196g)
)ように、すでに行なわれているのであるが、かくして
得られたものは、例えば前記ポリテトラゾールが架橋さ
れた樹脂ではなく、又。
その物理的性質も芳しいものではなかったように、実用
性にとぼしかった。
而して、本発明において用いられる有機ポリイソシアネ
ートとは、末端に2以上のイソシアネート基を有する化
合物であり、例えば、2.4− トリレンジイソシアネ
ート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4と2
,6−トリレンジイソシアネートの混合物、粗トリレン
ジイソシアネート、メチレンジフェニルジイソシアネー
ト、粗メチレンジフェニルジイソシアネート、 4.4
’、4”−トリフェニルメチレントリイソシアネート、
 4.4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’、5
.5’−テトライソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、リ
ジンジイソシアネートメチルエステル、ポリメチレンポ
リフェニルイソシアート、水添メチレンジフェニルイソ
シアネート、m−フェニレンジイソシアネート。
ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、1−メトキシ
フェニル−2,4−ジイソシアネート、ジフェニルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート、 4.4’−ビフェ
ニレンジイソシアネート、 3.3’−ジメトキシ−4
,4′−ビフェニルイソシアネート、 3.3’−ジメ
チル−4,4′−ビフェニルジイソシアネート、3.3
’−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネートなどを例示するこ
とができる。又、これらの有機ポリイソシアネートを多
官能性活性水素化合物に対し、化学量論的に過剰に用い
て得られる、いわゆる末端イソシアネートプレポリマー
を用いることもでき、このものには、例えば、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネートとポリ−ε−カプ
ロラクトンジオール、ポリテトラヒドロフランエーテル
ジオール等との末端イソシアネートプレポリマー等が包
含される。
尚1本発明の目的は高度に耐熱性の硬化樹脂を得ること
にあるから、本質的に耐熱性の劣るアリファティックな
エステル結合、エーテル結合を多量に含有することは好
ましくない。
又、予めポリイソシアネートを部分的にカルボジイミド
化した後月いることは、本発明の本質を何等変えること
はない。
本発明の次の要素である架橋剤は、[則として分子中に
活性水素基を2以上含む化合物又は混合物であり1例え
ば、アミノ−8−トリアジン、1−フェニル−3,5−
ジアミノトリアジン、1−メチル−3,5−ジアミノト
リアジン、 1,3.5−トリヒドロキシトリアジン等
のトリアジン誘導体、3,9−ビス(2−(3,5−ジ
アミノ−2,4,6−トリアザフェニル)エチル]−2
.4,8.10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデ
カン、シアヌル酸及びその置換体、ハイドロキノン、 
4.4’−イソプロピリデンジフェノール等のフェノー
ル性水酸基を有する化合物、尿素、ジシアンジアミド、
ピロメリットジイミドのようなジイミド化合物、ピロメ
リット酸無水物、 3.3’−4,4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸無水物のようなジ酸無水物、多官能
エポキシ化合物類等々を挙げることでかきる。
本発明の第3の要素は、インシアネートのカルボジイミ
ド化を促進する触媒であって、当該触媒には種々のもの
が使用できるが、1−フェニル−2−ホスホシン−l−
オキシド、3−メチル−2−ホスホシン−1−オキシド
、1−フェニル−2−ホスホシン−l−スルフィド、■
−エチル−2−ホスホシン−1−オキシド、1−エチル
−3−メチル−2−ホスホシン−1−オキシドやこれら
の3−ホスホレン異性体等が収率その他の面で好適であ
る。
本発明熱硬化性樹脂は、前記有機ポリイソシアネートの
一種以上から、イソシアネートのカルボジイミド化を促
進する触媒を使用する等してポリカルボジイミドを生せ
しめ、これを分子中に2以上の活性水素基を有する前記
架橋剤の一種以上との架橋反応に付すことによって得ら
れ、高度に耐熱性で且つ高い強度を有し、加工性にも優
れたものなのである。
尚、有機ポリイソシアネートを出発原料とするポリカル
ボジイミド自体は公知である(T、W、Camp−ba
ll and Jj、Monagle、J、Amer、
Cham、Soc、、84゜1493(1962))が
、ポリカルボジイミドは、プラスチックスとしての加工
性を有する程度に分子量を規制すれば、その樹脂は硬く
且つ脆くなり、又、充分な強度を有する程度に高分子量
化すれば、殆んどプラスチックスとしての加工性を失な
ってしまうことが知られている。従来、ポリカルボジイ
ミドが、緻密な樹脂又は発泡体としての単体では実用に
供し得なかったのはこれらの理由によるものであり、そ
の用途は、カルボジイミド結合の反応性を利用した高分
子の安定化剤(例えば、パイル社の5TABAXOL 
P (商品名〕)に限定されていたのである。
又、ポリウレタンフォームの製造において、その熱安定
性を向上させるため部分的にポリカルボジイミド結合を
導入する試みはあるが1本質的にポリカルボジイミド樹
脂とはいえないものであった。
上記した本発明熱硬化性樹脂は、例えば次に述べるよう
な二種類の本発明方法により製造することができる。
まず、本発明方法の−は、前記した本発明熱硬化性樹脂
の各要素を適宜割合で包含する組成物を調製し、該組成
物を適宜温度に加熱するものであり、この方法において
は、有機ポリイソシアネートをカルボジイミド化触媒の
存在下、まづ実質的にポリカルボジイミドに変化せしめ
るに際し1分子中に活性水素基を有する架橋剤が共存す
ることになるが、本発明で用いる架橋剤の有機ポリイソ
シアネートに対する反応性が非常に低いなら、前記触媒
の存在下では優先的にカルボジイミド化反応が進行する
ため1反応の進行自体に支障はないものと考えられる。
但し、有機ポリイソシアネートのカルボジイミド化に先
行して、架橋剤が有機ポリイソシアネートと反応するな
ら、架橋剤として作用しないか。
或いは、熱的に弱い結合を導入してしまうことになるか
ら、上記したような有機ポリイソシアネートと架橋剤を
共存させた系でカルボジイミド化反応を遂行するために
は、原則として、架橋剤の活性水素基は有機ポリイソシ
アネートに対しできるだけ活性の低いことが望ましい(
このような理由から、例えば、4,4′−ジアミノ−ジ
フェニルメタンを共存せしめた系でカルボジイミド化反
応を行わせることは困難である)。
カルボジイミド化反応が進行するのに伴い炭酸ガスが発
生するので、もし最終製品として発泡体を希望するなら
ば1発生する炭酸ガスを系内に分散保持せしめれば良く
、必要であれば、ポリアルコキシシリコーン等の気泡安
定剤を配合すれば良い。
又、この段階で繊維質補強材、粉末又は結晶状充填剤を
配合することもできる。
尚、カルボジイミド化はこの段階で完全に完了せしめる
必要はない、成る程度カルボジイミド化が進行すると、
系は固化し残留するイソシアネートが観測される樹脂状
物となるが、比較的安定であって数日乃至数週間以上殆
んど変化しないようにみえる。
固化した樹脂状物を100℃以上500℃以下、好まし
くは150℃以上400℃以下の温度に加熱すれば最終
硬化物に変化させることができ、又、加熱を適当な型内
で加圧下に行うなら所望の形状の硬化物が得られるが、
樹脂状物が150℃以上の温度で軟化し、次いで急速に
硬化するため、この熱圧成型も100℃以上500℃以
下、好ましくは150℃以上400℃の範囲で行うもの
とする。
尚、樹脂状物は、必要ならば粉砕して用いても良く、又
、粉砕後に繊維質補強材、粉末又は結晶状の充填材など
と混合することもできる。
一方、残る本発明方法は、先に有機ポリイソシアネート
を、インシアネートのカルボジイミド化を促進する触媒
の共存下で実質的にポリカルボジイミドに変化せしめ、
これに前記2以上の活性水素基を有する架橋剤を混合し
、当該組成物を適宜温度に加熱するものであり、この方
法において架橋剤は、例えば、有機ポリイソシアネート
のポリカルボジイミド化によって生ずる樹脂状物を粉砕
し、これに混合分散せしめるようにして配合すれば良い
のである。
而して、この本発明方法によれば、有機ポリイソシアネ
ートが実質的にポリカルボジイミドに変化しているので
、有機ポリイソシアネートに対し反応性が高い架橋剤で
あっても有効に利用することができる。
尚、いずれの方法による場合も、樹脂状物が成る程度の
残留イソシアネート基を持つときは、加熱によって再発
泡せしめることができ、このときは型内を発泡により充
満して所望の形状の硬化物とすることもできるのである
〔発明の作用及び効果〕
本発明熱硬化性樹脂は、前述したようにポリカルボジイ
ミドと活性水素基を有する架橋剤との反応により得られ
るものであるが、その最大の特徴は高い強度と耐熱性に
ある。
即ち1本発明樹脂の一例(後述する実施例1によるもの
)と、前記先願発明による樹脂(実施例5によるもの)
とを比較すると、下表に示すような結果が得られたので
ある。
又、本発明樹脂は熱安定性にも優れ、前記ポリテトラゾ
ールが熱重量分析の結果によれば250℃付近で急速に
重量減少を示すのに対し、本発町樹脂は第1図に示すよ
うに空気中400℃迄殆んど重量減少を示さなかったの
である。
一方1本発明者らの前記先願発明においては、有機ポリ
イソシアネートとアミノトリアジンを混合した後60〜
160℃に加熱して一旦硬化物を得、その後300〜4
00℃にこの硬化物を加熱して再軟化。
発泡させて高度に耐熱性の樹脂を得るようにしているの
で、2段階のプロセスが必要であり、且つ、最終加熱温
度が300℃以上に達し、又、多量の炭酸ガスを発生す
るため加工は比較的困難であったが、本発明方法によれ
ば、加熱温度を低く抑えることができるため上記したよ
うな優れた性質を有する本発明樹脂を容易に製造するこ
とができる。
更に、本発明方法の−にあっては、工程が一段階ですみ
、且つ、架橋剤等を全体に均一に混合し得るという利点
があり、一方、他の本発明方法にあっては、有機ポリイ
ソシアネートに対する反応性が高い架橋剤であっても有
効に使用し得るという利点があるのである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について述べる ■4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート125
gと1.3.5−トリアミノ−s−トリアジン7gとを
高速攪拌機で充分に混合し、次いで3−メチル−1−フ
ェニルホスホシン−1−オキシド0.2gを加えた。
この混合物を130℃に加熱すると徐々に発泡し、2時
間後に淡黄色に着色した粗い発泡体が得られた。
この発泡体を衝撃式粉砕機で粉砕した後、230’C,
50kg/aJの圧力で5分間成型したものは、次の物
性値を示した。
密度        1.18g/j 曲げ強さ       172kg/cd限界酸素指数
    40 吸水率       0.3%(2時間煮沸)400℃
迄の重量減少率 3% (昇温速度5℃/m1n)■4
,4−メチレンジフェニルジイソシアネート125gと
1.3.5−トリアミノ−s−トリアジン17gを高速
攪拌機で充分混合し5次いで、3−メチル−1−フェニ
ルホスホシン−1−オキシド0.2gを加え。
実施例■と同様にして黄色発泡体を得た。この発泡体を
10aw X 10am X 2cmの直方体に切りと
り、230℃の金型中50kg/cwtの圧力で5分間
成型したところ。
黄色成型品が得られ、このものの物性値は下記の通りで
あった。
密度        1.25 g /cd曲げ強さ 
      186kg/cd限界酸素指数    4
5 吸水率       0.3%(2時間煮沸)400℃
迄の重量減少率 2% ■液状MDI (部分カルボジイミド化イソシアネート
化成アブジョン社製、143L)143g、 1,3.
5− トリアミノ−5−トリアジン6g、3−メチル−
1−フェニルホスホシン−1−オキシド0.15 gか
ら実施例■と同様にして黄色発泡体を得た。この発泡体
の性質は実施例■で得られたものとほぼ同等であった。
■実施例■において、1,3.5− トリアミノ−8−
トリアジンの代わりに1−フェニル−3,5−ジアミノ
−S−トリアジンを用いる他は全く同様にして、赤褐色
発泡体を得た。この発泡体を粉砕し230℃。
50kg/aJで5分間成型して得られた樹脂の物性値
は次の通りであった。
密度        1.23 g /Ci曲げ強度 
     158kg/cd限界酸素指数    38 吸水率       0.3% 400℃迄の重量減少率 錦 ■4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート125
g、1,3.5− トリアミノ−8−トリアジン10g
、シリコーン系界面活性剤(東しシリコーン社製CF−
2080) 2 gを高速攪拌機で充分攪拌し、次いで
3−メチル−1−フェニル−ホスホシン−l−オキシド
0.15gを加えた。この混合物を130℃で2時間加
熱すると徐々に発泡し、微細な気泡よりなる黄色の硬質
発泡体が得られた0発泡体の密度は0.06 g/dで
あり、空気中で200℃迄加熱しても殆んど変形せず、
その強度を保持した。
■実施例■において、混合物を50gのガラス長繊維ス
トランドマットに含浸せしめ、次いで100℃で3時間
加熱してガラス繊維強化発泡体を得た。
このガラス繊維強化発泡体を230℃、50kg/aJ
の圧力で5分間成型して、ガラス繊維強化成型品を得た
。この強化成型品の物性値は次の通りであった。
密度        1.68 g /aJ曲げ強さ 
      3500kg/aJ限界酸素指数    
48 シャルピー衝撃強さ 25kg−am<■実施例■で得
られたガラス繊維強化発泡体を380℃、50kg/a
Jの圧力で30分間成型して、暗褐色の成型品を得た。
この成型品の物性値は次の通りであった。
密度        1.65 g /cd曲げ強さく
常温)     3200kg/aJ曲げ弾性率(常温
)   128,000kg/aJ曲げ強さく150℃
)    3320kg/d曲げ弾性率(150℃) 
  130,000kg/aJ■4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート125g。
4.4′−イソプロピリデン−ジフェノール10g、3
−メチル−1−フェニルホスホシン−1−オキシド0.
2gを高速攪拌機で混合し、100℃に加熱すると徐々
に発泡し、3時間後に白色微細セルのやや可撓性ある発
泡体が得られた0発泡体の密度は0.03g/ajであ
った。
この発泡体を230℃の金型に入れ徐々に圧縮すると、
更に高密度の発泡体が得られた。密度を0゜1g/−と
なるように圧縮した発泡体は200℃迄加熱しても殆ん
ど変形せず、その強度を保持した。
■4,4′−メチレンジフェニルジイソシアネート12
5g、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホシン−1
−オキシド0.1gを混合し、130℃で3時間加熱す
ると白色発泡体が得られた。この発泡体を粉砕し、次い
で7gの1.3.5− トリアミノ−S−トリアジンと
混合し、ボールミル中で24時間混合して粉末成型材料
を製造した。この成型材料を230℃、50kg/dの
圧力で5分間成型して得られる成型品の物性は実施例■
で得られたものとほぼ同様であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明樹脂とポリテトラゾールとの熱重量分析
の結果を表わすグラフであり、実線は本発明樹脂の空気
中での結果を、点線はポリテトラゾールの窒素気流中で
の結果をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イソシアネートのカルボジイミド化を促進する触媒
    の一種以上を使用する等して、一種以上の有機ポリイソ
    シアネートから実質的に生ぜしめたポリカルボジイミド
    と、分子中に2以上の活性水素基を有する架橋剤の一種
    以上とを反応させて得られることを特徴とする熱硬化性
    樹脂。 2 架橋剤はアミノトリアジン又はその誘導体である特
    許請求の範囲第1項に記載の熱硬化性樹脂。 3 架橋剤は4,4′−イソプロピリデンジフェノール
    又はその誘導体である特許請求の範囲第1項に記載の熱
    硬化性樹脂。 4 一種以上の有機ポリイソシアネートと、一種以上の
    、分子中に2以上の活性水素基を有する架橋剤と、一種
    以上の、イソシアネートのカルボジイミド化を促進する
    触媒とを含む組成物を、適宜温度に加熱することを特徴
    とする熱硬化性樹脂の製造方法。 5 架橋剤はアミノトリアジン又はその誘導体である特
    許請求の範囲第4項に記載の方法。 6 架橋剤は4,4′−イソプロピリデンジフェノール
    又はその誘導体である特許請求の範囲第4項に記載の方
    法。 7 一種以上の有機ポリイソシアネートを、一種以上の
    、イソシアネートのカルボジイミド化を促進する触媒の
    存在下に反応させて実質的にポリカルボジイミドを生ぜ
    しめ、該ポリカルボジイミドと、一種以上の、分子中に
    2以上の活性水素基を有する架橋剤とを混合し、この組
    成物を適宜温度に加熱することを特徴とする熱硬化性樹
    脂の製造方法。 8 架橋剤はアミノトリアジン又はその誘導体である特
    許請求の範囲第7項に記載の方法。 9 架橋剤は4、4′−イソプロピリデンジフェノール
    又はその誘導体である特許請求の範囲第7項に記載の方
    法。 10 架橋剤は4、4′−ジアミノジフェニルメタン又
    はその誘導体である特許請求の範囲第7項に記載の方法
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