JPS61233464A - 可撓性磁気デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は可撓性磁気ディスク装置に係り、特に可撓性磁
気ディスクの回転中心位置を高精度に位置決めする可撓
性磁気ディスク装置に関する。

従来の技術 従来の可撓性磁気ディスク装置としては、例えば第９図
及び第１０図に示すようなハブ装着構造を有するものが
あった。両図中、ターンテーブル１には装着された可撓
性磁気ディスク２のハブ（金属製）３を吸引するＣ字形
状のマグネット４が埋め込まれている。またターンテー
ブル１の中央にはターンテーブル駆動モータ（図示せず
）のシャフト５が挿通されており、ターンテーブル１の
底面１ａには円弧形状の板バネ６がリベット７により固
定されている。８はベアリングピンで、ターンテーブル
１の貫通孔１ｂより上方に突出しており、板バネ６の先
端部で支承されている。９はテフロンシートで、ターン
テーブル１の上面に貼着されている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構成になる可撓性磁気ディスク装置
では、ターンテーブル１上に装着された磁気ディスク２
の回転中心位置をターンテーブル１の回転中心と一致さ
せるのに際して第１１図（Ａ）〜（Ｄ）に示す動作が行
なわれている。第１１図（Ａ）〜（Ｄ）中、磁気ディス
ク２はハブ３の四角形状の中央孔３ａをシャフト５に挿
通させ、マグネット４の吸引力の作用によりターンテー
ブル１に装着される。次に、ターンテーブル１が時計方
向に回転しはじめると、ベアリング８が板バネ６に附勢
されてハブ３の位置決め用の孔３ｂ内に嵌入する。さら
に、ターンテーブル１が回転すると共に、第１１図（Ｃ
）に示すようにベアリングピン８が孔３ｂの縁部３ｂ＋
に当接し、縁部３ｂ＋に沿つ転動しながら次第に傾斜す
る。

ベアリングピン８の傾斜に伴って板バネ６が撓み、板バ
ネ６の弾性復元力がハブ３を水平方向に押圧する力とな
って作用する。したがって、板バネ６の弾撥力により、
ハブ３は中央孔３ａの２辺３ａ、　。

３ａｚをシャフト５に当接するようにテフロンシート９
上を摺動する。このようにして、回転中心位置を位置決
めされた磁気ディスク２はテフロンシート９上に載置さ
れ、傾斜したベアリングピン８を介して板バネ６に附勢
された状態でターンテーブル１と共におよそ３００ｒｔ
）−で回転する。

従来の＠置では上記のようにして磁気ディスク２の回転
中心位置を位置決めするため、ハブ駆動ピンとしてベア
リングピン８とさらに、マグネット４の吸引力に抗して
ハブ３を変位させるのにテフロンシート９とを用いる必
要があり装置の製造コストが高価になるという欠点があ
った。また、磁気ディスク２がターンテーブル１の中央
部に貼着されたテフロンシート９上に載置されているた
め、磁気ディスク２のハブ３が傾き易く、回転時の面振
れ発生の原因となるおそれがあり、特に高密度に記録す
る場合の高速回転に対応できないという欠点があった。

また、傾斜したベアリングピン８が板バネ６の弾性復元
力でハブ３を押圧しているため、正確に位置決めするこ
とが難しいという欠点があった。

そこで、本発明は上記諸欠点を除去した磁気ディスク装
置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段及び作用 本発明はターンテーブル上に突出する駆動ピンを可撓性
磁気ディスクのハブ係合孔の回転方向縁部のみに当接さ
せる。さらに、高速回転による回転力と可撓性磁気ディ
スクに作用する回転方向と逆方向に対する回転負荷とに
より生ずる偶力の作用で可撓性磁気ディスクの回転中心
位置をターンテーブルのシャフトの中心位置と一致させ
るようにハブ中央孔をシャフトに押圧することにより、
部品点数を減らすと共に回転時の磁気ディスクの安定性
の向上を図り、高密度記録に対応できるようにしたもの
である。

実施例 第１図及び第２図に本発明になる可撓性磁気ディスク装
置の第１実施例を示す。両図中、１０は可撓性磁気ディ
スクで、可撓性の磁気媒体１１と中央のハブ１２とより
なり、収納ケース（１点鎖線で示す）１３に収納されて
いる。ハブ１２は中央部に貫通して設けられた四角形状
の中央孔１２ａと、中央孔１２ａより外周方向に離間し
て設けられた駆動ピン係合用の貫通孔１２ｂとを有する
。

第２図及び第３図に示す如く、磁気ディスク１０を装着
されるターンテーブル１４は上面１４ａより上方に突出
するシャフト５と駆動ピン１５とを有する。駆動ピン１
５はターンテーブル１４の貫通孔１４ｂに下方より挿入
されており、貫通孔１４ｂの内周壁面に案内されてガタ
ッキなく安定的に矢印Ｘ＋　、Ｘｚ力方向上下動する。

また、駆動ピン１５は下部に鍔部１５ａを有しており、
鍔部１５ａがターンテーブル１４の段部１４ｃに当接し
て上方向への飛出しを防止される。

１６は駆動ピン１５を上方に押圧附勢する環状の板バネ
で、駆動ピン１５の下面に当接する半球形状の突部１７
を有しており、ターンテーブル１４の底面１４ｄにリベ
ット１８により固定されている。なお、リベット１８は
貫通孔１４ｂより最も離間した１８０１４！の位置で板
バネ１６を固定しているため、駆動ピン１５の上下動に
対する撓みが小さくて済む。したがって、後述するよう
に磁気ディスク１０を装着されたときの変位量が小さく
板バネ１６に無理な力が作用しないため、磁気ディスク
１０の装着が容易に行える。また、板バネ１６が環状で
あるため、押圧力が大である。さらに、半球形状の突部
１７を介して駆動ピン１５を上方に押圧するため、板バ
ネ１６が弾性変位して傾斜しても、その位置に拘りなく
板バネ１６の押圧力が駆動ピン１５の底面に作用する。

１９はハブ１２を吸引するマグネット（ナシ地で示す）
で、Ｃ字形状の溝１４ｅ内に埋め込まれている。

第３図に示す如く、磁気ディスク１０の磁気媒体１１と
収納ケース１３の上板１３ａ、下板１３ｂの間には夫々
、表面が滑り易いシート状のライナ２０が介在されてい
る。したがって、磁気ディスク１０が回転するとき、磁
気媒体１１の上下面はライナ２０を摺接する。この磁気
媒体１１とライナ２０との摺接により、磁気媒体１１に
は回転方向とは逆方向に対する回転負荷が作用する。

ここで、ターンテーブル１４に装着された磁気ディスク
１０を回転させる際の動作につき説明する。まず、第２
図中、磁気ディスク１０を収納した収納ケース１３をケ
ースホルダ２１内に装着すると、磁気ディスク１０のハ
ブ１２がターンテーブル１４に対向し、かつ磁気媒体１
１がヘッド機構２２の磁気ヘッド２３及び押圧バッド２
４に対向する。

装着された磁気ディスク１０は第３図に示す如くハブ１
２をマグネット１９により吸引されてターンテーブル１
４の上面１４ａに保持される。装着時、ハブ１２の中央
孔１２ａにシャフト５を嵌入させてハブ１２がターンテ
ーブル１４の上面１４ａに保持されるが、貫通孔１２ｂ
は駆動ピン１５に対向していない。したがって、駆動ピ
ン１５はハブ１２の下面に当接し板バネ１６の弾撥力に
抗して矢印×２方向に変位している。

第４図に示す如く、駆動モータ２５がターンテーブル１
４を時計方向に回転駆動すると、ターンテーブル１４が
一回転する間に駆動ピン１５がハブ１２の貫通孔１２ｂ
に対向する位置に至る。駆動ピン１５は板バネ１６によ
り矢印Ｘ＋力方向押圧附勢されているため、速やかにそ
の先端部をハブ１２の貫通孔１２ｂ内に嵌入させる。な
お、貫通孔１２ｂは駆動ピン１５の径寸法に対して十分
に大なる寸法で形成されており、駆動ピン１５を容易に
嵌入させることができる。また、駆動ピン１５は鍔部１
５ａをターンテーブル１４の段部１１に当接されて位置
決めされており、貫通孔１４ｂの内周壁面によりガタッ
キのない安定した状態でハブ１２の貫通孔１２ｂに係合
している。

なお、駆動モータ２５はターンテーブル１４をおよそ１
２０Ｏｒｐｍ位の高速回転で駆動する。

第１図に示す如く、ターンテーブル１４の回転と共に貫
通孔１４ｂより安定的に突出した駆動ピン１５が貫通孔
１２ｂに嵌入すると、駆動ピン１５は貫通孔１２ｔｌの
回転方向の縁部１２ｂ１に当接する。したがって、駆動
ピン１５は縁部１２ｂ＋以外の縁部には全く当接せず、
他の縁部に当接することによりハブ１２の位置がズして
しまうことを防止されている。

さらに、駆動ピン１５が縁部１２ｂ＋に当接すると、そ
の回転力がハブ１２に伝達されハブ１２はターンテーブ
ル１４と共に時計方向に回転駆動される。このようにし
て、磁気ディスク１０が回転駆動されるのに伴い、回転
する磁気媒体１１がライナ２０を摺接する際の回転負荷
が磁気ディスク１０の回転方向と逆方向に作用する。

したがって、ハブ１２の貫通孔１２ｂの縁部１２ｂ＋に
当接する駆動ピン１５がハブ１２を回転させる回転力１
”ａと、磁気媒体１１がライナ２０にｌＦｆ＠すること
により生ずる回転負荷とによリ、駆動ピン１５を中心と
する偶力Ｆｂが作用する。ターンテーブル１４がモータ
２５に駆動されて高速回転するため、偶力Ｆｂは回転数
に比例して大となる。したがって、ハブ１２は偶力Ｆｂ
の作用で駆動ピン１５を中心に反時計方向に回動し中央
孔１２ａの２辺の縁部１２ａ＋、１２ａｚをシャフト５
に当接する。ハブ１２の中央孔１２ａが偶力Ｆｂの作用
によりシャフト５に押圧され、磁気ディスク１００回転
中心位置を高精度かつ安定的に位置決めされる。

また、記録／再生時には磁気ヘッド２３及び押圧パッド
２４が磁気媒体１１の上下面に当接する。

このため、磁気媒体１１の回転方向と逆方向に対する回
転負荷が大となり、ハブ１２はさらに大となる偶力Ｆｂ
でシャフト５に押圧される。したがって、約１２０Ｏｒ
ｐｍの高速回転で回転駆動される磁気ディスク１０はタ
ーンテーブル１４の上面に安定的に保持された状態で、
高精度に回転中心位置を位置決めされ、面触れなどせず
高密度に記録／再生される。

また、駆動ピン１５は貫通孔１４ｂの内周壁面に当接し
て安定しているため、高速回転時の磁気ディスク１０が
駆動ピン１５のガタッキにより影響されて偏心すること
はない。

第５図乃至第７図に本発明装置の第２実施例に適用され
るターンテーブルを示す。各図中、ターンテーブル２６
の底面２６ａには環状の板バネ２７がネジ２８によりネ
ジ止めされている。また、板バネ２７はネジ２８と略１
８０度の位置で駆動ピン２９をかしめにより固定されて
いる。したがって、駆動ピン２９はターンテーブル２６
の貫通孔２６ｂより上方に突出しており、磁気ディスク
装着時には板バネ２７の弾性変位と共に一体的に矢印×
２方向に降下する。なお、駆動ピン２９は降下する際、
貫通孔２６ｂ内で傾斜することになる。

これに対し板バネ２７を固定するネジ２５の位置が駆動
ピン２９より離間しているため、板バネ２７の撓みが小
さくて済み駆動ピン２９の傾斜も小さく機能上支障はな
い。したがって、駆動ピン２９は貫通孔２６ｂの内径寸
法より若干率なる外径寸法で良い。即ち、駆動ピン２９
の蟲通孔２６ｂに対するガタッキは小さくて済む。なお
、２６ａはハブ１２を吸引するマグネットである。第８
図に本発明装置の第３実施例に適用されるターンテーブ
ルを示す。第８図中、ターンテーブル３０の貫通孔３０
ａ内には駆動ピン３１と、駆動ピン３１を矢印×１方向
に抑圧附勢するコイルバネ３２が設けられている。貫通
孔３０ａは底面３０ｂに固着された環状板３３によりタ
ーンテーブル３０の底面側開口を閉塞されている。した
がって、コイルバネ３２はこの環状板３３に下方への飛
出しを阻止されている。

駆動ピン３１はバネ３２が当接する鍔部３１ａと、ター
ンテーブル３０の上面３０ｃの上方に突出して磁気ディ
スク１０のハブ１２に係合する係合部３１ｂと、バネ３
２を巻装させ矢印×２方向に降下する際環状板３３に当
接する突出部３１ｃとよりなる。なお、貫通孔′３０ａ
の上部には段部３０ａ＋が設けてあり、駆動ピン３１の
鍔部３１ａが段部３０ａ１に当接し、係合部３１ｂの上
方向への突出位置を位置決めされる。なお、３４はハブ
１２を吸引するマグネットである。

発明の効果 上述の如く本発明になる可撓性磁気ディスク装置によれ
ば、高速回転による回転力と磁気ディスクに作用する回
転方向と逆方向に対する回転負荷とにより生ずる偶力の
作用で磁気ディスクの回転中心位置を位置決めするため
、例えば従来の如く、駆動ピンを傾斜させてハブを傾斜
方向に押圧して位置決めする必要が無く、円柱形状のピ
ンであれば良いので駆動ピンにベアリングピンを使用せ
ずに済み、さらにターンテーブル上にテフロンシートを
貼着する必要がないので、部品点数を削減し製造コスト
を安価にしつる。また、ハブをターンテーブル上面の全
面で保持できるため、磁気ディスクを安定的に保持出来
、特に高速回転時面触れ等の発生を防止しうる。しかも
、磁気ディスクの回転中心位置を位置決めするのに際し
板バネ等で附勢していないので、高速回転時でも高精度
かつ安定的に磁気ディスクの回転中心位置を位置決めす
ることができ磁気ディスクの高速回転に伴う高密度記録
にも対応しつる等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる可撓性磁気ディスク装置の一実施
例を説明するためのターンテーブル上に装着された磁気
ディスクの平面図、第２図は本発明装置の第１実施例を
説明するための平面図、第３図及び第４図は夫々第２図
に示す装置に適用されたターンテーブルの構造を説明す
るための縦断面図、第５乃至７図は夫々本発明装置の第
２実施例に適用されたターンテーブルの平面図、縦断面
図、底面図、第８図は本発明装置の第３実施例に適用さ
れたターンテーブルの縦断面図、第９図及び第１０図は
従来の装置を説明するためのターンテーブルの平面図及
び縦断面図、第１１図（Ａ）〜（Ｄ）は夫々従来の装置
の動作を説明するための平面図である。 ５・・・シャフト、１０・・・可撓性磁気ディスク、１
１・・・磁気媒体、１２・・・ハブ、１２ａ・・・中央
孔、１２ｂ・・・貫通孔、１３・・・収納ケース、１４
，２６゜３０−・・ターンテーブル、１４ｂ　、２６ｂ
　、３６ａ・・・貫通孔、１５．２９．３１・・・駆動
ピン、１６゜２７・・・板バネ、１７・・・突出部、１
９・・・マグネット、２０・・・ライナ、２３・・・磁
気ヘッド、２４・・・押圧バッド、２５・・・駆動モー
タ。 特許出願人　日本ビクター株式会社 第５図 第７図　　　　　第８図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ターンテーブル上に突出する駆動ピンを可撓性磁
   気ディスクのハブ係合孔の回転方向縁部のみに当接させ
   、高速回転による回転力と該可撓性磁気ディスクに作用
   する回転方向と逆方向に対する回転負荷とにより生ずる
   偶力の作用で該可撓性磁気ディスクの回転中心位置を該
   ターンテーブルのシャフトの中心位置と一致させるよう
   にハブ中央孔を該シャフトに押圧することを特徴とする
   可撓性磁気ディスク装置。
2. （２）該駆動ピンは該ターンテーブルに穿設された孔に
   上下動自在に嵌合しており、該駆動ピンは該孔の内周壁
   面に案内されて上下動することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の可撓性磁気ディスク装置。
3. （３）該駆動ピンは該孔に対して略１８０度の位置のタ
   ーンテーブル底面に固定された板バネにより上方向に附
   勢されていることを特徴とする特許請求の範囲第１及び
   ２項記載の可撓性磁気ディスク装置。
4. （４）該駆動ピンは該孔に設けたコイルバネの押圧力に
   より上方向に附勢されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１及び２項記載の可撓性磁気ディスク装置。