JPS61232477A

JPS61232477A - 静電転写装置

Info

Publication number: JPS61232477A
Application number: JP7355885A
Authority: JP
Inventors: Yoichiro Maruyama; 洋一郎丸山
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1985-04-09
Filing date: 1985-04-09
Publication date: 1986-10-16
Anticipated expiration: 2009-09-14
Also published as: JPH0673048B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕電子写真ｊこおいては、一般ｌζ例えば感光体ドラムな
どの光導電体を暗中で帯電し現ｇＲ像を光導電体に露光
して静電潜＠を得、これを現像すると共に、通常はコロ
トロンを、また高速機でではバイアス電圧を印加したロ
ール等の転写手段を用いてその現像像を紙等の転写材に
転写して複写物を得るようにするのであるが、次の定着
工程で定着されるまではその未定層像は触れればとれて
しまう不安定な状態にある。

特に、１枚の転写材に複数回、色の異なる現像像を転写
してカラーコピーを得る複写機の場合にあっては、その
ような未定着状態のコピーを複数回、転写域に送り込む
必要がある。従来、このような要求ｌこ対しては、グリ
ッパ−で紙を把持し、メツシュ状のドラムに紙を静電吸
着させるよう１こして阜−の感光体ドラムの転写域に複
数回送り込む方法がある。このような方法では、用紙先
端に画像の欠損が生ずる上、用紙の静電吸着が十分な力
を持っていないため用紙の後部がダした状態になり、未
定層面が他の部品と接触してこすられると像が乱れた。

この場合、接触ｌｉｒ積の小さいスターホイールやロー
ラ等で未定着面をおさえて保持することはできるが、そ
のようにすればますます画像が乱れやす（なつてしまう
。

更に別の方法として、イエロー、シアン、マゼンタの現
像像を形成する、並置した３つの感光体ドラムのそれぞ
れの転写域に、グリッパ−で把持した紙を送り込んでカ
ラーコピーを得る方法が知られている。このような方法
では、転写手段としてコロトロンが用いられることが多
い。このコロトロン転写法においでは、転写域前後で用
紙が感光体ドラム側に引き込まれる現象があり、このた
めにカラーコピーの色スれを生ずることがあった。

このような欠点を解消する目的で、支持搬送ベルトに転
写材を吸着させる転写ベルト法と称されている方法（特
開昭４９−６２１３５号等）があるが、この方法では転
写コロトロンによってベルトが帯電して高電位になり感
光体ドラムとの間で放電をおこし、画像乱れや感光体の
絶縁破壊を生じるという欠点がある。この欠点を防ぐた
めｌこベルトの抵抗値を下げることが考えられているが
（例えば、特開昭５４−５８０３４号）、アースされた
抵抗電極がないため蟇こ、弱い吸着力しか得られないと
いう問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は転写装置における前述の欠点を解消し、普通
紙等の転写材上の未定着コピー面への接触による画像乱
れがな（、さらに色ずれのない静電転写装置を提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕この発明は、
並列した電極群を配設した半導電性の膜を介して転写材
を静電吸着させるようにした支持搬送体を有する搬送装
置を用いて不安定な状態の転写面に機械的な接触が起ら
ないようにして、前述の支持搬送体の感光体ドラムとは
反対側の面に転写手段を配設して転写を行うような構成
とすることによって画像の乱れや色ずれのないコピーを
得られるようにしたものである。

すなわち、本発明は半導電性低抵抗体からなるベルト状
搬送手段と、前記ベルト状搬送手段の感光体とは反対側
の面に電荷を供給する手段と、その電荷供給手段に並列
して前記ベルト状搬送手段の感光体側またはその逆の面
Ｉζ設けられたアースされた電極と、前記ベルト状搬送
手段と最終画像支持体とが重なった状態で転写電界を施
す転写手段とを備えていることをｔ＃徴とする中間画像
支持体上の現像像を最終画像支持体に転写する静電装置
である。

〔実施例〕

以下、この発明を図面を参照しながら、実施例に基づい
て説明する。

第１図は本発明の実施例の概略図であり、第１感光体ド
ラム３ｍ、第２感光体ドラム３ｂ　及び第３感光体ドラ
ム３ｃには、それぞれ図示しない露光から転写に至る各
工程の処理を行うための同一構成要素（帯電装置、画像
露光装置、現像装置等）が付属しでいる。これらの画像
形成手段により、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー
のトナー像が各感光体ドラム上に形成される。

最終画像支持体である紙１は、ゴムロール２によって送
り込まれ、ロール対１０ｆこよって感光体ドラム３１．
３ｂ、３ｃの転写域にわたって張架された、感光体ドラ
ム３ａ１３ｂ、３ｃと等速に運動する支持搬送ベルト４
に静電吸着され、まず第１の感光体ドラム３１の転写域
へと送り込まれる。転写は、公知のコロトロン６ａが支
持搬送ベルト４の感光体とは反対の側に配設され、高電
圧電源ＨＶ、からトナーとは逆極性の＋５０００Ｖがス
イツｆ　Ｓｔを閉じることにより供給され、コロナ放電
が施されることによって行われる。

転写を終丁した紙は、紙と支持搬送ベルトとの静電吸着
力が強いために感光体ドラム３＊＠ｌこ引き込まれるこ
となく、また支持搬送ベルト４上をずれ動（こともなく
搬送される。

支持搬送ベルト４としては、第２図（ａ）、（ｂ）に平
面図と側面図を示すようｔこ体積抵抗１０１１Ω国の半
導電性樹脂製で、その感光体ドラムと反対の面に感光体
ドラムの軸に平行に、厚み３５μｍ、巾６ｔｍの電極を
５ｎ＋の間隔で固設した電極群１２を設けたものが用い
られる。電極群１２Ｉこは給電栓５龜、５ｂが交互の電
極１２ｍ及び１２ｂの端部Ｊｃ接するようｔこ固設され
ており（ベルトの給電栓接触部の一部破砕断面図を第３
図に示す０）・高電圧電源１（Ｖ、から＋ｘｏｏｏｖの
電圧が交互に加わるように結線されている。

コロトロン転写法では、紙と空隙とトナーと感光体ドラ
ムとをそれぞれコンデンサーで表わし、それを直列に接
続した等価回路で表現することができ、コロトロンによ
る印加電圧はそれぞれの誘電源に応じて配分されること
になるが、本発明の静電転写装置では、前記の等価回路
に支持搬送ベルトが加わることになる。空隙に高電界を
加えると良好な転写が可能となるが、介在する支持搬送
ベルトを高抵抗誘電体で構成したのでは、高い電圧降下
を生じ転写電解形成の妨げｌこなる。そこで本発明では
支持搬送ベルトを半導電性の低抵抗体製として、電圧降
下を小さくし、転写電界が太き（は低下しないようにし
た。

また、本発明の装置では、支持搬送ベルトに電極が配設
されていてもコロトロンからの電荷が転写域全面に供給
されるため電極の模様がコピーに現われるようなことは
ない。更に、転写されたトナー像はそれ自身の電荷によ
り静電吸着しているので支持搬送体に接触しても像が乱
れることはない。

このように半導電性樹脂膜に給電するよう（こした本発
明の装置では、支持搬送体そのものは半導電性であり、
これに電極を設けて−ｄＥＥＥを印加するので、吸着面
の電位が一定に保たれ％画像乱れを起すことがなく、常
に吸着力が強（、電源のＯＮ％ＯＦＦによ（追従して吸
着力が得られるなどの特長を有している。

このように本発明の装置では、複数の転写域を通過しで
も支持搬送ベルト７％ら転写材はずれることがなく、ま
た感光体ドラムに転写材が引き込まれることなく搬送す
ることができる。従って、このような過程が、感光体ド
ラム３ｍ、３ｂ。

３ｃについて行われるので色ずれのない良好なカラーコ
ピーを得ることができる。

本発明の別の実施例を第４図に基づいて説明する。図中
の記号は前述の場合と同一の手段を表わしている。用紙
が第１図の場合と同じ様に送り出され、支持搬送ベルト
４上に搬送されてくる。このベルトには第５図（１７、
Ｃｂ）　ｌこ平面図及び側画図を示すようｌこ用紙の吸
着面側にベルト面と同一の高さになるように独立した電
極群１２が用紙中よりも広く埋設されており、ベルト上
の用紙の外側には導電性植毛からなるアースブラシ群１
４が各感光体ドラムの間ｌこ配役されている。ベルト４
の用紙側とは反対側に放電器群１３が配設されており、
その作用によって用紙は強い吸着力をうけてベルｌ−１
こ静電的ｌζ吸着される。その後転写器す亀、６ｂ、　
４ｃによって各感光体のカラートナーを□次々と転写し
てカラーコピーが得られる。この装置の場合、ベルト表
面に設けた電極１２は、転写域にあってはアースブラシ
から離隔しているので転写の防げになることはない。

第４図のアースブラシ群と同じ効果は、第６図に示すよ
うに転写器と同程度の長さをもったアースブラシとコロ
ナ放電器を交互にベルトの内側に設けることによっても
得ることができ、この場合には支持搬送ベルトに電極群
を設けなくてもよいという利点がある。なお、吸着用放
電器１３は、未定着画家を乱さないように１７．１ナー
の極性と逆極性の直流放電器とするのがよい。

以上述べた実施例は、コロトロン転写法についてのもの
であるが、本発明の装置はこれに限られるものではなく
、公知の他の転写手段、例えばバイアス電圧を印加した
導電性ロール、導電性植毛片を用いることができる。

また支持搬送体は、電極を配設してこれに摺動給電枠を
介して給電する例を示したが、第７図１こ示すように、
複数の回動自在なロール詳１５に、これを支持するラジ
アルボールベア＋７７グ（図示せず）を介して、電極を
配設していない半導性樹脂膜力）らなる支持搬送ベルト
と用紙を静電吸着する方法でもよい。この方法の場合ｌ
こは、摺動給電の代わりに、ベアリングの内輪、コロ、
外輪が点接触しながら移動するという電気的導通を利用
して給電するので、給電栓摩耗の問題がない。更に、支
持搬送ベルト４は、ロール群１５１こ静電吸着されるの
で、支持搬送ベルトが浮いて用紙に吸着不良が生ずるこ
とはあり得ない。しかも、静電吸着力は、半導電性膜表
面から離れると急速に低下し、ロールは回動自在である
ため、支持搬送ベルト４の回動の負荷になることもない
。

支持搬送ベルトの電気抵抗値は低い方が転写電界を高く
できるので好ましい。しかし用紙を吸着して搬送する部
分においては、抵抗値が低いと高電圧電源ＨＶ、　、Ｈ
Ｖ、　、ＨＶ、力）らの電流が多大になるので、抵抗器
Ｒを直列接続することによって電流を抑制する（第１図
参照）。

以上の実施例は、並置した感光体ドラムが複数のカラー
複写機についてのものであるが、単一の感光体ドラムか
らなるカラー複写機または白黒画像の複写機に本発明の
静電転写装置が利用できることは当業者には明らかであ
ろう。

〔発明の効果〕

本発明の転写装置は、電荷を供給する高１ＥＥＥを印加
する手段を、用紙を支持し搬送するベルトの片側の面Ｉ
こ配役しその面または他の面に電気的に対抗するアース
極を配設して前記ベルトに静電吸着力を発生せしめるよ
うに構成したものであり、用紙が画像面に触れずに搬送
できるので画像が乱れず、また搬送する支持体と用紙を
一生とした状態で転写を行うことができるので、色ずれ
のない良好な画像を得ることができる。

また、用紙は支持搬送体に静電吸着したまま搬送される
ので、従来の装置のように感光体ドラムに静電吸着した
用紙を剥すのに交流放電器や剥離爪等の剥離手段を必要
としないという特長をも有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の転写装置の実施例の概略図、第２図
（、）及び（ｂ）は支持搬送ベルト例の平面図及び側面
図、第３図は第２図のベルトの給電栓部の一部破砕断面
図、第４図は転写装置の他の実施例の概略図、第５図（
ｆｉ）及び（ｂ）は支持搬送ベルトの他の例の平面図及
び側面図、第６図及び第７図はそれぞれ本発明の他の実
施例の要部を示す概略図である。図中符号：ｌ・・・転写材：２・・・送り出しロール；　３１％　
３ｂｓ３ｃ・・・感光体ドラム：４・・・支持搬送体；
５亀、５ｂ・・・給電栓：６ｂ１６ｂ、６ｃ・・・転写
器：　７　ｍ、　７　ｂ、　７　ｃｓ８為、８ｂ１９ｍ
、９ｂ・・・給電栓；１０・・・ロール対；■ｙ、　、
ＨＶＩ　、ＨＶｓ・・・転写器電源；■ｖ４・・・支持
搬送体電源：Ｓ、、ＳいＳ、　、Ｓ４・・・スイッチ：
１１・・・半導電性樹脂膜：１２ａ％１２ｂ・・・電極
；１３・・・転写材吸着用コロトロン；１４・・・アー
スブラシ；１５・・・ローラ；Ｒ・・・抵抗器。第２図第３図第４図第５図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

半導電性低抵抗体からなるベルト状搬送手段と、前記ベ
ルト状搬送手段の感光体とは反対側の面に電荷を供給す
る手段と、その電荷供給手段に並列して前記ベルト状搬
送手段の感光体側の面またはその逆の面に設けられたア
ースされた電極と、前記ベルト状搬送手段と最終画像支
持体とが重なつた状態で転写電界を施す転写手段とを備
えていることを特徴とする中間画像支持体上の現像像を
最終画像支持体に転写する静電転写装置。