JPS61232438A - 自動カラ−プリンタにおける露光デ−タ等を印画紙に焼付ける方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー原板の像をカラー印画紙面に露光する
自動カラープリンタに関し、特に与えられたカラー原板
に対する適正露光データを選定するために、あらかじめ
種々のデータを用いて複数回のテスト露光を行い、それ
らの現像結果に基づいて適正露光データを判定する場合
に、各テスト露光に用いた露光データを、それぞれのテ
スト露光による結果画像の周辺適所に自動的に表示する
方法及び装置に関する。

［従来の技術］ 一般に写真印画紙に対するテスト露光は、印画紙面にた
いして、それぞれ設定条件を異ならせた複数回の露光を
行い、これを現像して各露光による結果画像の状態を判
定評価し、最も適正な露光条件を判定するという手法が
用いられている。

しかしこの手法では、各結果画像がどのような条件によ
って露光されたものかを、直接的に知ることはできず、
テスト露光に際して毎回のデータを記録しておく必要が
あり、かつ、それらの記録データと印画紙に焼付けられ
た複数の画像とを。

誤りなく対応させなければならない。

特にカラー印画紙の場合は、良好な再現色調を得るため
に、マゼンタ、シアン、イエロー等の色フィルタを通し
た色光及び必要に応じて白色光とを、所要の比率で混合
した光により露光をするといった手法が適用され、これ
らの混合比を種々変えた結果を確認する必要があるため
、テスト露光の回数が多くなり、それらの多数回にわた
るテスト露光のデータについて、正確なメモを残してお
。

くことはきわめて煩わしく、ともすれば記入ミスが生じ
、かつ、テスト露光の結果画像との対応に際しても、過
誤を犯すおそれが多い。

そのため従来は、毎回の露光の都度、印画紙の裏面に露
光データ等を手書きで記入したり、あるいは、印画紙と
メモの双方に台番号を附しておくといった手法が用いら
れている。しかしこの手法は、印画紙を一枚ずつ露光す
る小規模作業の場合には使用できるが、近年、普及して
きている自動化されたプリンタには不都合であり、特に
ウェブ状のカラー印画紙を、露光部を通して搬送しなが
ら、多数の画像を順次露光する自動プリンタでは。

露光された印画紙の裏面に手書き記入をすることが通常
は困難であるため、はとんど適用できない。

かかる自動プリンタで作成された画像に、露光データ等
を付記する手段としては、たとえばウェブ状印画紙の背
面側の搬送路の適所に、回転スタンプ登配設し、搬送さ
れる印画紙に従動させてその裏面に番号を捺印するとい
った手段がある。この回転スタンプは、いわゆる事務用
ナンバリングと同様に一回の捺印ごとに番号が進められ
るものが使用されるが、印画紙の送りピッチと回転スタ
ンプの１回転ピッチとは１画像のサイズにより必ずしも
一致しないので、画像と捺印位置の位相を整合させるた
めの配慮が必要であり、また１表示されるデータは、単
に一連の番号にすぎないので、やはり毎回の露光ごとに
露光データのメモを残しておく必要があり、あまり有効
な手段ではない。

また、透明シートに露光データ等を遮光性インキで書込
み、これを印画紙の被露光部の適所に載置し、画像の露
光と同時に露光データ等を焼付ける手段があるが、毎回
の露光に際して透明シートにデータを正確に記入し、そ
れ゛を露光部に置く手間が煩わしく、また、自動プリン
タでは明室作業を可能にするため、露光部が密閉されて
いるものが多いので、データを記入したシートの着脱は
必ずしも容易ではなく、さらに露光後にシートを取り除
くことを忘れてシートが露光ずみの印画紙ウェブと一緒
に搬送され、搬送不良や現像ミスの原因になるといった
不都合がある。

［発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、上述従来技術の問題点を解決するためのもの
で、ウェブ状のカラー印画紙を使用する自動カラープリ
ンタで、テスト露光をする際に、毎回の露光について設
定した露光データを、その露光によって記録される画像
の周辺部に、自動的に焼付は表示する手段を提供するも
のである。

［問題点を解決するための手段］ ウェブ状カラー印画紙の搬送路の適所に、印画紙の裏面
（ベース面）側に対向して＋　ＬＥＤ等の発光体をマト
リックス状に配列したデータ焼付は装置を設置し、各テ
スト露光に際して設定した露光データ等を、それらのデ
ータ設定操作に連動させて該データ焼付は装置に、設定
されたデータを示す文字や記号を発光表示させ、印画紙
の裏面からベースを透過して、これらの文字や記号を焼
付けるようにしたものである。

［作用］ 各テスト露光に際し、自動カラープリンタの操作部に露
光条件を設定することにより、データ焼付は装置が自動
的に連動して、それらのデータを発光表示し、印画紙に
焼付けるので、露光データをいちいちメモをする手間が
省け、データの転記ミスを起すおそれも皆無になる。ま
た、データ焼付は装置をウェブ状印画紙の裏面側に設置
するので、露光側に配設される自動プリンタ本来の各装
置、たとえばトリミング・マスク等の構成には、はとん
ど影響を及ぼすことがなく、きわめて容易じ実施をする
ことができる。

［実施例］ 第１図は、本発明の１実施例装置の露光部を示す概略斜
視図である・ ウェブ状のカラー印画紙（１）は、前後に配置された搬
送ローラー（２）　（２）及び（３）　（３）により、
露光部を通して搬送され、露光に際してはトリミング・
マスク（４）の内縁で形成される露光窓に、所要領域が
整合して停止する。

トリミング・マスク（４）は、露光記録される画像の寸
法に応じた大きさの窓孔のものが使用され。

たとえば実際の画像露光には鎖線（４”）で示されるマ
スクを使用し、テスト露光では印画紙の節約のため、搬
送方向の寸法を小さくした実ｆｉ　（４’　）に示すマ
スクを使用する。かかるマスク寸法の調節は、マスクの
縁材を可動としてもよいし、あるいは窓孔寸法を異なら
せた複数個のマスクを用意して。

適宜交換使用してもよい。

以上の構成は、ウェブ状カラー印画紙を露光する自動プ
リンタとして公知であり、印画紙（１）を露光領域の寸
法に応じて、所要ピッチで間欠的に搬送し、停止の都度
露光を行えば、たとえば第２図示の如く、ウェブ状印画
紙（１）には、毎回の露光による画像（７ａ〜７ｅ）が
隣接して記録される。

本発明は、かかる自動プリンタによって記録される画像
の周辺部に、それぞれの画像を露光する際の露光データ
等を自動的に焼付は表示するものである。

再び第１図に戻って、マスク窓孔の下流側（あるいは上
流側でもよい）に、印画紙（１）の裏面（ベース面）に
近接して、データ焼付は装置（５）を配設する。これは
、ウェブ状印画紙（１）の幅方向に、ＬＥＤ等の発光体
を細長いマトリックス状に配列した発光表示面（６）を
印画紙（１）の裏面に向けて設けたもので、発光表示面
（６）は、自動プリンタの操作部に設定したテスト露光
のデータや、投影倍率等が、それらの設定操作に連動し
て発光表示されるようになっている。

この発光表示面（６）は、表示すべき文字、記号等が、
たとえば数字に限定される場合には、発光体は必ずしも
マトリックス状の配置とする必要はなく、デジタル時計
等に使用される７素子表示形式のものでもよいことは、
云うまでもない。

かくして、マスク窓孔に露呈された印画紙（１）の領域
に対して、所要のカラー原板を装着した露光手段（公知
の写真引伸機等に準じたものであるので、図示及び説明
を省略する）により、画像露光が行われる際に、当該画
像露光に適用した露光データ、投影倍率等をデータ焼付
は装置（５）に発光表示させ、カラー印画紙（１）の裏
面からベースを透過して、露光焼付ける。

したがって、露光済みのカラー印画紙を現像処理すると
、たとえば第３図示の如くテスト露光による各画像（８
ａ）　（＆ｂ）　（８ｃ）等の周辺（第１図示実施例で
は、対応画像の搬送方向上流側）に、それぞれの画像に
ついての露光データ等が、記録表示される。通常のネガ
タイプのカラー印画紙の場合、緑色に発光するＬＥＤを
使用して露光をすると、表示される文字、記号等は、赤
色で記録される。

第３図の画像（８ａ）は、光源部に各色フィルタを所要
量挿入したときの分包光量比が、Ｙ＝６６゜Ｍ＝５５．
Ｃ＝３３．Ｗ（白色）＝７７で、Ｔ（露光時間）＝１５
．５秒の露光を行った場合を１画像（８ｂ）は同じく、
Ｙ＝６５．Ｍ＝４３．Ｃ＝２６゜Ｗ＝１１．Ｔ＝１８．
３秒の場合を１画像（８Ｃ）は同じく、Ｙ＝３３．Ｍ＝
６６、Ｃ＝４２．Ｗ＝５１、Ｔ＝２１．５秒の場合を示
す。

第４図は、上述の露光データ等を自動プリンタの操作部
に設定したとき、これに連動してデータ焼付は装置（５
）にそれらのデータを表示するための手段を示す概略ブ
ロック図で、図の左側中段に示すウェブ状カラー印画紙
（１）、搬送ローラー（２）（３）、トリミング・マス
ク（４）、データ焼付は装置（５）は、第１図示と同じ
である。

自動プリンタの操作部（１０）には、各色フィルタの設
定、倍率設定等を指示する入力スイッチや。

それらの色フィルタごとの露光時間、倍率ないしウェブ
状カラー印画紙の搬送長さなどの数値を設定入力するた
めのテンキー等が、適宜配設しである。

オペレータにより入力された各データは、マイクロコン
ピュータ等の中央演算処理装置（以下。

ＣＰＵと称する）（１１）を介して、露光制御部（１２
）及びデータ表示制御部（１８）に送られる。

露光制御部（１２）は、ＣＰ　Ｕ　（１１）からのデー
タに基づき、フィルタ制御部（１３）に指令を与えて、
所望の色フィルタ（１４）を露光光軸に整合するよう移
動させ、次いでその色フィルタによる露光（または、フ
ィルタなし露光）に応じて、設定された露光時間データ
にしたがって、光源（１５）を点灯する。

光源（１５）から放射される光束は、光軸に設置された
色フィルタ（１４）を透過し、カラー原画（１６）を照
射する。カラー原画（１６）の像は、レンズ（１７）に
よりカラー印画紙（１）の面に結像し、露光が行われる
。

一方、データ表示制御部（１８）は、ｃ　Ｐ　Ｕ　（１
１）からのデータに基づいてデータ焼付は装置（５）を
制御し、それぞれの露光ごとにフィルタの色種別の露光
量比を示す数字を１発光表示させる。

また、カラー原板（１６）及びレンズ（１７）のカラー
印画紙（１）面からの距離を調節して、所望の投影倍率
を設定することにより、データ焼付は装置（５）は、当
該投影倍率「％」を発光表示する。

これらの発光表示は５データ焼付は装置（５）に使用し
ているＬＥＤの輝度、カラー印画紙の感度。

ベースの濃度等により、適切な露光址が得られるように
１発光時間を設定する必要がある。したがって、データ
入力と同時に発光させる場合は、適当な露光時間経過後
に消光するように、制御タイマー装置（１９）を付設し
である。

あるいは、操作部（１０）から入力したデータを。

一旦、ＣＰＵ（１１）の内部メモリもしくは適宜の記憶
手段に記憶させ、画像露光に連動して、所要時間、デー
タ焼付は装置（５）を作動させるようにしてもよい。

かくしてカラー印画紙（１）には、露光記録された各画
像の周辺部に、それぞれの色フイルタ露光あるいはフィ
ルタなし露光の露光量比、及び投影倍率が焼付は表示さ
れる。

なお、上記説明では、露光データ等を画像間のｔｉｔ山
部に記録するように記述したが、これは画像領域内に記
録してもよい。特に、カラー印画紙を節約するため、テ
スト露光では、画像間の余白部をできるだけ少なくする
場合等では、画像領域内に記録することが必要となる。

［発明の効果コ （１）印画紙への画像露光と同時に、露光データ等がそ
の画像の周辺に自動的に焼付は記録されるので、露光に
際し、データを記憶し、あるいはメモを残しておくなど
の手数が不用である。

（２）１個の画像に対して、各色フイルタ露光ないしフ
ィルタなし露光の、複数種の露光を行う必要があるカラ
ープリント作業において、各露光のデータを個別に、か
つ、誤りなく記録表示をすることができる。

（３）特に、各露光データを正確に記録しておく必要が
あるカラープリントのテスト露光に適用する際に、極め
て有用である。

（４）画像の周辺部に、自動的に露光データ等が焼付は
表示されるので、転記等の手作業が不用であり、転記ミ
スによる失敗を防止することができる。

（５）自動プリンタの基本的構成に大きな改造を加える
ことなく、僅かな装置の追加のみで実施をすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例装置の要部を示す斜視図、第
２図はウェブ状印画紙に複数画像を露光記録した状態、
第３図は第２図示の各画像の周辺部に、本発明により露
光データ及び倍率データを焼付は表示した状態、第４図
は第１図示装置の制御系を示す概略ブロック図である。 （１）・・・ウェブ状カラー印画紙、（２）　（３）・
・・搬送ローラー、（４）・・・トリミング・マスク、
（５）・・・データ焼付は装置、（６）・・・発光表示
部（ＬＥＤマトリックス）、　（７ａ）〜（７ｅ）、（
８ａ）〜（８ｃ）・・・テスト露光による記録画像、（
９ａ）〜（９ｃ）・・・焼付は表示されたデータ、（１
０）・・・操作部、（１１）・・・ＣＰＵ、（１２）・
・・露光制御部、（１３）・・・フィルタ制御部、（１
４）・・・色フィルタ、　（１５）・・・光源、（１６
）・・・カラー原板、（１７）・・・レンズ、（１８）
・・・データ表示制御部、（１９）・・・タイマー装置
。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）ウェブ状のカラー印画紙を露光部を通して搬送し
   、露光部において所要のカラー原板の複製画像を順次露
   光する自動カラープリンタにおいて、前記露光された各
   複製画像について、当該複製画像の露光データ等を、印
   画紙の裏面側に配置したデータ焼付け手段により焼付け
   表示することを特徴とする自動カラープリンタにおける
   露光データ等を印画紙に焼付ける方法。
2. （２）複数種の色フィルタを透過した色光による露光デ
   ータを、並置して記録するようにした特許請求の範囲第
   （１）項に記載の自動カラープリンタにおける露光デー
   タ等を印画紙に焼付ける方法。
3. （３）画像の投影倍率を露光データと併せて焼付け記録
   するようにした特許請求の範囲第（１）項に記載の自動
   カラープリンタにおける露光データ等を印画紙に焼付け
   る方法。
4. （４）露光データ等を、その露光データ等により露光さ
   れた複製画像と、該複製画像に隣接する画像との余白部
   に記録することを特徴とする特許請求の範囲前各項のい
   ずれかに記載の自動カラープリンタにおける露光データ
   等を印画紙に焼付ける方法。
5. （５）ウェブ状のカラー印画紙を、露光部を通して搬送
   し、かつ、該カラー印画紙の所望領域が露光部に整合し
   た位置で停止させる印画紙搬送手段と、前記露光部で停
   止した前記カラー印画紙面の所要領域を残して、その他
   の領域を露光光束から遮蔽するトリミング・マスク装置
   と、 前記所要領域のカラー印画紙面に対し、カラー原板の像
   を所要の露光データ等に基づいて露光する露光装置と、 前記露光部の周辺における前記カラー印画紙の背面側に
   配設され、カラー印面紙に対向する面に所望の文字、記
   号等を発光表示するデータ焼付け装置と、 前記露光装置に対して設定された露光データ等を、前記
   データ焼付け装置に発光表示させる制御装置とからなる
   、自動カラープリンタにおける露光データ等を印画紙に
   焼付ける装置。
6. （６）データ焼付け装置が、カラー印画紙の裏面に対向
   してマトリックス状に配列された複数個のＬＥＤである
   特許請求の範囲第（５）項に記載の自動カラープリンタ
   における露光データ等を印画紙に焼付ける装置。
7. （７）露光データ等を所要時間、データ焼付け装置に発
   光表示させるタイマー手段を付設した特許請求の範囲第
   （５）項に記載の自動カラープリンタにおける露光デー
   タ等を印画紙に焼付ける装置。
8. （８）複数種の色フィルタによる露光あるいは複数種の
   色フィルタによる露光とフィルタなし露光について、そ
   れぞれの露光のフィルタ品種と露光量を、データ焼付け
   装置に発光表示させる特許請求の範囲第（５）項に記載
   の自動カラープリンタにおける露光データ等を印画紙に
   焼付ける装置。