JPS61229972A - 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 - Google Patents
磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置Info
- Publication number
- JPS61229972A JPS61229972A JP60070671A JP7067185A JPS61229972A JP S61229972 A JPS61229972 A JP S61229972A JP 60070671 A JP60070671 A JP 60070671A JP 7067185 A JP7067185 A JP 7067185A JP S61229972 A JPS61229972 A JP S61229972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation speed
- circuit
- voltage
- capacitor
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
- F02P5/1558—Analogue data processing with special measures for starting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁石発電機を電源とする内燃機関用無接点点火
装置に関し、特に始動時等の回路用電源電圧の上昇過程
においても安定した点火動作を行う電子式内燃機関用無
接点点火装置に関するものである。
装置に関し、特に始動時等の回路用電源電圧の上昇過程
においても安定した点火動作を行う電子式内燃機関用無
接点点火装置に関するものである。
従来は、機関の回転に同期して、機関の1回転に付き1
回の正・負の信号電圧を発生するセンサを設け、このセ
ンサ信号の正方向電圧を第1固定角度信号S1として用
いると共に、この第1の固定角度信号Slの立ち上がり
位置θ工を高速固定位置と一致させ、また負方向電圧を
第2の固定角度信号Stとして用いると共に、この第2
の固定角度信号S2の立ち上がり位置θ、を低速固定位
置と一致させ、進角演算回路は、前記第2の固定角度信
号S2の立ち下がり位置θLから、定電流で演算用コン
デンサを充電し、第1の固定角度信号S1位置の立ち上
がり位置θ□からは、定電流で放電させることにより三
角波を発生させ、この三角波の下降部が、基準電圧V、
と一致する位置を点火時期とする。また、始動時等のア
イドリング状態の低速時は、回路用電源電圧が十分に得
られない為、第2の固定角度信号S2であるセンサ信号
の負方向電圧で直接点火用サイリスタを駆動して、低速
固定位置θ、を点火時期とし、中速の進角途上の回転数
においては、進角演算回路の三角波の下降部が基準電圧
V、と交差する位置を点火時期とし、そして三角波の上
昇部が基準電圧Vsに達しない高速時は、高速固定位置
θ、を点火時期とする電子式の内燃機関用無接点点火装
置が提案されている。
回の正・負の信号電圧を発生するセンサを設け、このセ
ンサ信号の正方向電圧を第1固定角度信号S1として用
いると共に、この第1の固定角度信号Slの立ち上がり
位置θ工を高速固定位置と一致させ、また負方向電圧を
第2の固定角度信号Stとして用いると共に、この第2
の固定角度信号S2の立ち上がり位置θ、を低速固定位
置と一致させ、進角演算回路は、前記第2の固定角度信
号S2の立ち下がり位置θLから、定電流で演算用コン
デンサを充電し、第1の固定角度信号S1位置の立ち上
がり位置θ□からは、定電流で放電させることにより三
角波を発生させ、この三角波の下降部が、基準電圧V、
と一致する位置を点火時期とする。また、始動時等のア
イドリング状態の低速時は、回路用電源電圧が十分に得
られない為、第2の固定角度信号S2であるセンサ信号
の負方向電圧で直接点火用サイリスタを駆動して、低速
固定位置θ、を点火時期とし、中速の進角途上の回転数
においては、進角演算回路の三角波の下降部が基準電圧
V、と交差する位置を点火時期とし、そして三角波の上
昇部が基準電圧Vsに達しない高速時は、高速固定位置
θ、を点火時期とする電子式の内燃機関用無接点点火装
置が提案されている。
しかし、この装置では、始動時、回路用電源電圧の上昇
および下降過程では過進角となり、機関が圧縮を乗り越
えられずに上死点手前で逆転し、ケッチンが発生したり
、あるいは機関が破損することがある。この原因は第3
図に示すごとく、例えば回路用電源電圧が一定値(飽和
値)の場合(第3図(A)中、破線で示す)、演算用コ
ンデンサ電圧の三角波(第3図(C)の破線で示す)の
下降部は基準電圧■、と交差せず、点火位置は低速固定
位置θ18.θL2であるが、それに対し、始動時等の
回転変動が大きい時に発生する回路用電源電圧の上昇過
程(第3図(A)の実線で示す)では、所定の充電電流
が得られず三角波の電圧値は低くなる(第3図(C)の
実線で示す)ため、低速固定位置θLl+ θL2よ
りも大きく進んだθF++θF2の位置で三角波の下降
部は基準電圧vsに達し、この位置が点火時期となるこ
とによる。なお、電源電圧下降過程においても上昇過程
と同じ理由、 で過進角が発生する。ここで
θ、の位置は、三角波の上昇開始位置から、下降部のv
3と交差する位置までの、電源電圧上昇分または下降部
が大きい程、進角側となる。この過進角により、前記問
題が発生する。また、コンデンサと、このコンデンサの
定電流充電回路、及び比較器力・ら成る回転数検出回路
を備え、設定回転数以下では点火信号を消す回路が公知
となっている(例えば特開昭59−218363号公報
)が、いずれも電源電圧の上昇および下降過程では回転
数検出回路の設定値が電源電圧と共に変動するため、正
確な検出が出来なくなり、前記過進角が発生すると言う
問題があった。
および下降過程では過進角となり、機関が圧縮を乗り越
えられずに上死点手前で逆転し、ケッチンが発生したり
、あるいは機関が破損することがある。この原因は第3
図に示すごとく、例えば回路用電源電圧が一定値(飽和
値)の場合(第3図(A)中、破線で示す)、演算用コ
ンデンサ電圧の三角波(第3図(C)の破線で示す)の
下降部は基準電圧■、と交差せず、点火位置は低速固定
位置θ18.θL2であるが、それに対し、始動時等の
回転変動が大きい時に発生する回路用電源電圧の上昇過
程(第3図(A)の実線で示す)では、所定の充電電流
が得られず三角波の電圧値は低くなる(第3図(C)の
実線で示す)ため、低速固定位置θLl+ θL2よ
りも大きく進んだθF++θF2の位置で三角波の下降
部は基準電圧vsに達し、この位置が点火時期となるこ
とによる。なお、電源電圧下降過程においても上昇過程
と同じ理由、 で過進角が発生する。ここで
θ、の位置は、三角波の上昇開始位置から、下降部のv
3と交差する位置までの、電源電圧上昇分または下降部
が大きい程、進角側となる。この過進角により、前記問
題が発生する。また、コンデンサと、このコンデンサの
定電流充電回路、及び比較器力・ら成る回転数検出回路
を備え、設定回転数以下では点火信号を消す回路が公知
となっている(例えば特開昭59−218363号公報
)が、いずれも電源電圧の上昇および下降過程では回転
数検出回路の設定値が電源電圧と共に変動するため、正
確な検出が出来なくなり、前記過進角が発生すると言う
問題があった。
そこで本発明は、回路用電源電圧の上昇および下降過程
のいずれにおいても過進角することなく、低速固定位置
で確実に点火できるようにするものである。
のいずれにおいても過進角することなく、低速固定位置
で確実に点火できるようにするものである。
そのため本発明は、内燃機関により駆動される磁石発電
機と、内燃機関の回転と同期して第1の基準角度位置お
よび第2の基準角度位置を検出するセンサと、進角演算
用コンデンサを含み、前記第2の基準角度位置から第1
の基準角度位置まで前記演算用コンデンサを充電し、前
記第1の基準角度位置からはこの充電電荷を放電させる
ことにより三角波を形成して、この三角波の下降部が基
準電圧となった時を進角途上の点火時期とする進角演算
回路と、前記磁石発電機の発生出力を電源として前記進
角演算回路に供給するための電源回路とを備える磁石発
電機式内燃機関用無接点点火装置において、内燃機関の
回転数を電子的に検出し、この回転数が設定値以下の時
は、前記進角演算回路の入力もしくは出力を制御して低
速固定位置を点火時期とするための回転数検出回路を備
え、この回転数検出回路は前記電源回路の電圧が設定値
以下の間は前記設定回転数を高くしておき、前記電源回
路の電圧が設定値をこえると、前記設定回転数をゆるや
かに所定の回転数まで下げるための設定回転数変更手段
を含んでなる磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置を
提供するものである。
機と、内燃機関の回転と同期して第1の基準角度位置お
よび第2の基準角度位置を検出するセンサと、進角演算
用コンデンサを含み、前記第2の基準角度位置から第1
の基準角度位置まで前記演算用コンデンサを充電し、前
記第1の基準角度位置からはこの充電電荷を放電させる
ことにより三角波を形成して、この三角波の下降部が基
準電圧となった時を進角途上の点火時期とする進角演算
回路と、前記磁石発電機の発生出力を電源として前記進
角演算回路に供給するための電源回路とを備える磁石発
電機式内燃機関用無接点点火装置において、内燃機関の
回転数を電子的に検出し、この回転数が設定値以下の時
は、前記進角演算回路の入力もしくは出力を制御して低
速固定位置を点火時期とするための回転数検出回路を備
え、この回転数検出回路は前記電源回路の電圧が設定値
以下の間は前記設定回転数を高くしておき、前記電源回
路の電圧が設定値をこえると、前記設定回転数をゆるや
かに所定の回転数まで下げるための設定回転数変更手段
を含んでなる磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置を
提供するものである。
これにより、電源回路の電圧が設定値以下のときには設
定回転数変更手段により回転数検出回路の設定回転数が
高くなって、電源電圧の上昇および下降過程のいずれに
おいても回転数検出回路が設定回転数以下であると判断
して低速固定位置を点火時期とし、電源回路の電圧が設
定値を越えると回転数検出回路の設定回転数がゆるやか
に所定の回転数まで低下して、電源電圧が十分立ち上が
った後、進角演算回路により演算した結果に基づいて点
火時期を制御する。
定回転数変更手段により回転数検出回路の設定回転数が
高くなって、電源電圧の上昇および下降過程のいずれに
おいても回転数検出回路が設定回転数以下であると判断
して低速固定位置を点火時期とし、電源回路の電圧が設
定値を越えると回転数検出回路の設定回転数がゆるやか
に所定の回転数まで低下して、電源電圧が十分立ち上が
った後、進角演算回路により演算した結果に基づいて点
火時期を制御する。
(実施例〕
磁石発電機を用いた単気筒4サイクル内燃機関用電子式
無接点点火装置に本発明を適用した場合について説明す
る。第2図は本発明による磁石発電機式内燃機関用無接
点点火装置の回路を示す。
無接点点火装置に本発明を適用した場合について説明す
る。第2図は本発明による磁石発電機式内燃機関用無接
点点火装置の回路を示す。
第2図において、磁石発電機のコンデンサ充電コイル1
の正方向出力(図中矢印方向)は、第1の電源回路40
を構成する、ダイオード41、抵抗42を介して、電源
用コンデンサ43を充電し、このコンデンサ43の充電
電圧のピーク値を、ツェナーダイオード44によって一
定値に抑えている。前記コンデンサ43の充電電荷を第
1の直流電源とする。
の正方向出力(図中矢印方向)は、第1の電源回路40
を構成する、ダイオード41、抵抗42を介して、電源
用コンデンサ43を充電し、このコンデンサ43の充電
電圧のピーク値を、ツェナーダイオード44によって一
定値に抑えている。前記コンデンサ43の充電電荷を第
1の直流電源とする。
2はセンサ、3.4はダイオード、7はサイリスク、8
は主コンデンサ、9は点火コイル、9 a r9bは、
点火コイル9の1次コイルと2次コイル、10は点火栓
でこれらにより公知のコンデンサ放電式点火回路を構成
する。
は主コンデンサ、9は点火コイル、9 a r9bは、
点火コイル9の1次コイルと2次コイル、10は点火栓
でこれらにより公知のコンデンサ放電式点火回路を構成
する。
点火時期制御回路11にはコンデンサ43の充電電圧、
及びセンサ2の信号電圧が入力として加わり、サイリス
タ7をトリガする信号電圧を出力するものである。また
、ダイオード5,6.12は、サイリスタ7のトリガ信
号としての、点火時期制御回路11の出力信号とセンサ
2の一方向の出力信号とのOR回路を構成する。
及びセンサ2の信号電圧が入力として加わり、サイリス
タ7をトリガする信号電圧を出力するものである。また
、ダイオード5,6.12は、サイリスタ7のトリガ信
号としての、点火時期制御回路11の出力信号とセンサ
2の一方向の出力信号とのOR回路を構成する。
第4図は第2図に示されるセンサ2の構成図である。
第4図において磁石発電機の磁性体製ロータ20の外周
には、必要進角幅だけの機械角をもった幅の広い突起2
1が設けられており、ロータ20の外周に配置した永久
磁石23と信号コイル24とを有する電磁ピックアップ
よりなるセンサ2にはロータ20の1回転につき1サイ
クルの信号電圧が必要進角幅太ずれて正、負に発生する
。
には、必要進角幅だけの機械角をもった幅の広い突起2
1が設けられており、ロータ20の外周に配置した永久
磁石23と信号コイル24とを有する電磁ピックアップ
よりなるセンサ2にはロータ20の1回転につき1サイ
クルの信号電圧が必要進角幅太ずれて正、負に発生する
。
第1図は第2図に示される点火時期制御回路11の内部
回路図を示す。第1図においてコンデンサ43の電圧は
脈流となるため、これを定電圧回路50により安定化し
、定電圧V゛を得る。この定電圧■゛は比較器、論理回
路、定電流回路、フリップフロップ、ゲート回路等で構
成される進角演算回路30、回転数検出回路950、そ
の他回路の電源として用いられる。センサ2の出力は抵
抗器101,102,103により適当な値でバイアス
された後、比較器100.200の入力とする。比較器
100の他の一方の入力は、抵抗器104と抵抗器10
5の接続点に接続され、また比較器200の他の一方の
入力は接地されている。
回路図を示す。第1図においてコンデンサ43の電圧は
脈流となるため、これを定電圧回路50により安定化し
、定電圧V゛を得る。この定電圧■゛は比較器、論理回
路、定電流回路、フリップフロップ、ゲート回路等で構
成される進角演算回路30、回転数検出回路950、そ
の他回路の電源として用いられる。センサ2の出力は抵
抗器101,102,103により適当な値でバイアス
された後、比較器100.200の入力とする。比較器
100の他の一方の入力は、抵抗器104と抵抗器10
5の接続点に接続され、また比較器200の他の一方の
入力は接地されている。
そして、比較器100の出力は回転数検出回路950
(後述する)を通してフリップフロップ300のセット
信号とし、また、比較器200の出力はフリップフロッ
プ300のリセント信号とする。
(後述する)を通してフリップフロップ300のセット
信号とし、また、比較器200の出力はフリップフロッ
プ300のリセント信号とする。
ここで、フリップフロップ300のセット信号の立ち上
がり位置は、高速固定進角位置θイと一致させ、リセッ
ト信号の立ち上がり位置は低速固定進角位置θ、と一致
させている。演算用コンデンサ108はアナログスイッ
チ600及び700が共に開いている状態では、定電流
回路400により定電流icで充電され、逆にスイッチ
600が閉じ、スイッチ700が開いている状態では第
1図の如く定電流ic及びidが流れるが、ここでid
>icとなるように設定しであるため、演算用コンデン
サ108の電荷は定電流1d−icで放電することにな
る。スイッチ600はフリップフロップ300のQ出力
が“1”のとき閉じるように構成されており、スイッチ
700はOR回路910の出力が“1”の時に閉じるよ
うに構成されている。定電圧V゛は抵抗器106,10
7により分圧され、抵抗器107の両端電圧を基準電圧
V、とし、この基準電圧vsと演算用コンデンサ108
の電圧とを比較器800の入力とし、比較器800の出
力とフリップフロップ300のQ出力とはAND回路9
00に接続され、AND回路900の出力とフリップフ
ロップ300のリセット信号とはOR回路910に接続
されている。
がり位置は、高速固定進角位置θイと一致させ、リセッ
ト信号の立ち上がり位置は低速固定進角位置θ、と一致
させている。演算用コンデンサ108はアナログスイッ
チ600及び700が共に開いている状態では、定電流
回路400により定電流icで充電され、逆にスイッチ
600が閉じ、スイッチ700が開いている状態では第
1図の如く定電流ic及びidが流れるが、ここでid
>icとなるように設定しであるため、演算用コンデン
サ108の電荷は定電流1d−icで放電することにな
る。スイッチ600はフリップフロップ300のQ出力
が“1”のとき閉じるように構成されており、スイッチ
700はOR回路910の出力が“1”の時に閉じるよ
うに構成されている。定電圧V゛は抵抗器106,10
7により分圧され、抵抗器107の両端電圧を基準電圧
V、とし、この基準電圧vsと演算用コンデンサ108
の電圧とを比較器800の入力とし、比較器800の出
力とフリップフロップ300のQ出力とはAND回路9
00に接続され、AND回路900の出力とフリップフ
ロップ300のリセット信号とはOR回路910に接続
されている。
そしてOR回路910の出力を点火信号とすると共に、
OR回路910の出力が“1”の時、スイッチ700を
閉じ、演算用コンデンサ108の電荷を瞬時に放電させ
る。
OR回路910の出力が“1”の時、スイッチ700を
閉じ、演算用コンデンサ108の電荷を瞬時に放電させ
る。
回転数検出回路950は定電圧V゛を抵抗器951.9
52および設定回転数変更用コンデンサ953のCR直
並列回路により分圧し、この分圧点はV゛が設定値以下
でON、設定値以上でOFFするトランジスタ955に
接続し、抵抗器952の両端電圧を基準電圧V、とし、
この基準電圧V、を比較器960の十人力とし、演算用
コンデンサ10Bの電圧を一人力とし、比較器960の
出力と比較器100の出力とをAND回路970の入力
とし、AND回路970の出力をフリップフロップ30
0のセット信号としている。ここで、コンデンサ953
及びトランジスタ955,957、抵抗器954,95
8、ツェナーダイオード956よりなるスイッチ手段に
よって設定回転数変更手段を構成する。
52および設定回転数変更用コンデンサ953のCR直
並列回路により分圧し、この分圧点はV゛が設定値以下
でON、設定値以上でOFFするトランジスタ955に
接続し、抵抗器952の両端電圧を基準電圧V、とし、
この基準電圧V、を比較器960の十人力とし、演算用
コンデンサ10Bの電圧を一人力とし、比較器960の
出力と比較器100の出力とをAND回路970の入力
とし、AND回路970の出力をフリップフロップ30
0のセット信号としている。ここで、コンデンサ953
及びトランジスタ955,957、抵抗器954,95
8、ツェナーダイオード956よりなるスイッチ手段に
よって設定回転数変更手段を構成する。
次に、点火時期制御回路11の動作を第5図に示される
波形図で説明するが、初めに回転数検出回路950がな
い場合の動作を説明する。センサ2には第5図(A)の
如く、ロータ20の1回転につき1サイクルの信号電圧
が発生する。この信号電圧の正方向電圧と同期して比較
器100の出力に第5図(B)の如く、パルス信号が発
生し、また負方向電圧と同期して比較器200の出力に
第5図(C)の如く、パルス信号が発生する。比較器1
00の出力はフリップフロップ300のセント信号とし
、比較器200の出力はフリップフロップ300のリセ
ット信号とする。セット信号の立ち上がり位置は高速固
定進角位置θ、と、リセット信号の立ち上がり位置は低
速固定進角位置θ、とそれぞれ一致させているので、フ
リップフロップ300のQ出力は第5図(D)の如く、
高速固定進角位置θ8で“1”に立ち上がり、低速固定
進角位置θ、で“O”に立ち下がる。フリップフロップ
300のQ出力が“l”の時スイッチ600は閉じるた
め、定電流icにより充電されていた演算用コンデンサ
10Bの電荷はセット信号の立ち上がり位置(高速固定
進角位置)より定電流1d−icで放電し始め、演算用
コンデンサ108の電圧″は低下し始める。そして、こ
の電圧と抵抗器106,107により設定された基準電
圧V、とを比較800の入力とし〔演算用コンデンサ1
08の電圧〈抵抗器106,107の分圧点の電圧VS
)の時、比較器800の出力は“1”となる(第5図(
G))。第5図(G)は中速の進角時の状態を表すもの
であり、低速固定進角時、及び高速固定進角時の状態に
ついては後述する。
波形図で説明するが、初めに回転数検出回路950がな
い場合の動作を説明する。センサ2には第5図(A)の
如く、ロータ20の1回転につき1サイクルの信号電圧
が発生する。この信号電圧の正方向電圧と同期して比較
器100の出力に第5図(B)の如く、パルス信号が発
生し、また負方向電圧と同期して比較器200の出力に
第5図(C)の如く、パルス信号が発生する。比較器1
00の出力はフリップフロップ300のセント信号とし
、比較器200の出力はフリップフロップ300のリセ
ット信号とする。セット信号の立ち上がり位置は高速固
定進角位置θ、と、リセット信号の立ち上がり位置は低
速固定進角位置θ、とそれぞれ一致させているので、フ
リップフロップ300のQ出力は第5図(D)の如く、
高速固定進角位置θ8で“1”に立ち上がり、低速固定
進角位置θ、で“O”に立ち下がる。フリップフロップ
300のQ出力が“l”の時スイッチ600は閉じるた
め、定電流icにより充電されていた演算用コンデンサ
10Bの電荷はセット信号の立ち上がり位置(高速固定
進角位置)より定電流1d−icで放電し始め、演算用
コンデンサ108の電圧″は低下し始める。そして、こ
の電圧と抵抗器106,107により設定された基準電
圧V、とを比較800の入力とし〔演算用コンデンサ1
08の電圧〈抵抗器106,107の分圧点の電圧VS
)の時、比較器800の出力は“1”となる(第5図(
G))。第5図(G)は中速の進角時の状態を表すもの
であり、低速固定進角時、及び高速固定進角時の状態に
ついては後述する。
比較器800の出力とフリップフロップ300のQ出力
とはAND回路900を介し、AND回路900の出力
は、第5図(H)の如くになる。そして、AND回路9
00の出力とフリップフロップ300のリセット信号と
はOR回路910を介し、OR回路910の出力(第5
図(I))がサイリスタ7をトリガさせるための点火信
号となると共に、点火信号が“1”となると、スイッチ
700は閉じるので、演算用コンデンサ108の電荷は
点火信号の立ち上がり位置で瞬時に放電する。
とはAND回路900を介し、AND回路900の出力
は、第5図(H)の如くになる。そして、AND回路9
00の出力とフリップフロップ300のリセット信号と
はOR回路910を介し、OR回路910の出力(第5
図(I))がサイリスタ7をトリガさせるための点火信
号となると共に、点火信号が“1”となると、スイッチ
700は閉じるので、演算用コンデンサ108の電荷は
点火信号の立ち上がり位置で瞬時に放電する。
そして、スイッチ600および700が共に開く位置、
すなわち点火信号の立ち下がり位置より演算用コンデン
サ108は再び定電流icで充電が開始され、演算用コ
ンデンサ108の電圧は第5図(F)の如く変化する。
すなわち点火信号の立ち下がり位置より演算用コンデン
サ108は再び定電流icで充電が開始され、演算用コ
ンデンサ108の電圧は第5図(F)の如く変化する。
第6図は第1図に示される演算用コンデンサ10日の波
形図を示す。低速固定進角時、中速進角時、高速固定進
角時の各状態での演算用コンデンサ108の電圧は第6
図NL、NN 、、N、の如くになる。すなわち、低速
固定進角時は演算用コンデンサ10Bの充電時間が長い
ため、第6図のNLの如く高速固定進角位置θ8での電
圧が高くなり、基準電圧V、まで電圧が低下する位置は
低速固定進角位置θLより遅れるが、センサ2の負方向
信号電圧により低速固定進角位置θ1で点火が行われる
。そして、回転が上昇すると充電時間が短くなるため、
θ、での演算用コンデンサ108の電圧は短くなり、こ
のため、基準電圧■、まで低下する位置も徐々に進角側
に移行し、やがてθ、より進みとなる。つまり、ある回
転数まで上昇すると、低速固定進角位置θ、より進角し
始める。この状態が第6図のN。である。更に回転が上
昇すると、点火時期は高速回転進角位置θ、に近づいて
いき、やがて演算用コンデンサ108の電圧は第6図の
N8でも基準電圧V、より低くなる。この状態では比較
器800の出力は常に11″となり、点火時期はフリッ
プフロップ300のQ出力が“l”に立ち上がる位置、
すなわち高速固定進角位置θNとなる。つまり回転がこ
れ以上上昇しても点火時期はθ工で固定となる。
形図を示す。低速固定進角時、中速進角時、高速固定進
角時の各状態での演算用コンデンサ108の電圧は第6
図NL、NN 、、N、の如くになる。すなわち、低速
固定進角時は演算用コンデンサ10Bの充電時間が長い
ため、第6図のNLの如く高速固定進角位置θ8での電
圧が高くなり、基準電圧V、まで電圧が低下する位置は
低速固定進角位置θLより遅れるが、センサ2の負方向
信号電圧により低速固定進角位置θ1で点火が行われる
。そして、回転が上昇すると充電時間が短くなるため、
θ、での演算用コンデンサ108の電圧は短くなり、こ
のため、基準電圧■、まで低下する位置も徐々に進角側
に移行し、やがてθ、より進みとなる。つまり、ある回
転数まで上昇すると、低速固定進角位置θ、より進角し
始める。この状態が第6図のN。である。更に回転が上
昇すると、点火時期は高速回転進角位置θ、に近づいて
いき、やがて演算用コンデンサ108の電圧は第6図の
N8でも基準電圧V、より低くなる。この状態では比較
器800の出力は常に11″となり、点火時期はフリッ
プフロップ300のQ出力が“l”に立ち上がる位置、
すなわち高速固定進角位置θNとなる。つまり回転がこ
れ以上上昇しても点火時期はθ工で固定となる。
次に本発明の回転数検出回路950の電源電圧一定時の
動作について、第6図に示す演算用コンデンサ108の
電圧で説明する。第6図で、N1はアイドリング回転時
、Noは進角開始時を表している。N0時にθ工の位置
における演算用コンデンサ108の電圧がvP ′にな
るとすると、第1図の比較器960の十人力には、VP
′より若干高い電圧■、があらかじめ設定してあって
、印加しである(VPは定電圧V+を抵抗器951゜9
52、コンデンサ953のCR直並列回路により分圧し
て得られる)。そして、この比較器960の一人力は、
演算用コンデンサ108に接続しであるので、例えば、
第6図のN+(アイドリング回転)時はθ、〜θ、の間
、比較器960の出力は“O″となる。
動作について、第6図に示す演算用コンデンサ108の
電圧で説明する。第6図で、N1はアイドリング回転時
、Noは進角開始時を表している。N0時にθ工の位置
における演算用コンデンサ108の電圧がvP ′にな
るとすると、第1図の比較器960の十人力には、VP
′より若干高い電圧■、があらかじめ設定してあって
、印加しである(VPは定電圧V+を抵抗器951゜9
52、コンデンサ953のCR直並列回路により分圧し
て得られる)。そして、この比較器960の一人力は、
演算用コンデンサ108に接続しであるので、例えば、
第6図のN+(アイドリング回転)時はθ、〜θ、の間
、比較器960の出力は“O″となる。
この比較器960の出力と、比較器100の出力(第1
の固定角度信号)とがAND回路970の入力となる為
、N1時は比較器100の出力、すなわち第1の固定角
度信号は、フリップフロップ300のセット信号となら
ない。この為、フリップフロップ300のQ出力は“O
”のままで変化しないので、演算用コンデンサ108は
、θ8より放電せず、第6図のN、時に示す如くの波形
となる(回転数検出回路950を有しない従来回路では
、第6図の点線の如くになる)。従って、第1の固定角
度位置θ8から、演算用コンデンサ108が放電しない
ので、基準電圧v3に達することがなく、必ず、低速固
定位置θ1で点火が行われる。
の固定角度信号)とがAND回路970の入力となる為
、N1時は比較器100の出力、すなわち第1の固定角
度信号は、フリップフロップ300のセット信号となら
ない。この為、フリップフロップ300のQ出力は“O
”のままで変化しないので、演算用コンデンサ108は
、θ8より放電せず、第6図のN、時に示す如くの波形
となる(回転数検出回路950を有しない従来回路では
、第6図の点線の如くになる)。従って、第1の固定角
度位置θ8から、演算用コンデンサ108が放電しない
ので、基準電圧v3に達することがなく、必ず、低速固
定位置θ1で点火が行われる。
そして、進角開始回転数N0より、やや低い回転数で、
比較器100の出力(第1の固定角度信号)がフリップ
フロップ300のセット入力となる為、これ以上の回転
数においては、従来回路と同じ動作となる。
比較器100の出力(第1の固定角度信号)がフリップ
フロップ300のセット入力となる為、これ以上の回転
数においては、従来回路と同じ動作となる。
次に本発明の回転数検出回路950の始動時等における
回路用電源電圧上昇過程での動作について、第7図を用
いて説明する。第7図の実線は始動時における進角開始
回転数N0以下のアイドリング回転数N、での回路用電
源電圧上昇過程を示す。(A)の実線は電源電圧■゛、
2点鎖線はトランジスタ955のON、OFF切換用設
定値ZD、(B)はセンサ2の信号電圧、(C)の実線
Vcは演算用コンデンサ108の電圧である。該コンデ
ンサ108の電圧は、電源電圧■゛が一定値(飽和値)
の場合(第7図(A)の破線で示す)にくらべて、電源
電圧V゛の上昇過程では所定の充電電流が得られず低い
値となる。ここで、回転数構出回路950の比較器96
0の十人力に、抵抗951.952による分割電圧■、
′を基準電圧として入力する場合(第7図(C)の二点
鎖線で示す)、θ8..θH2での第1の固定角度信号
はフリップフロップ300のセット信号となり、演算用
コンデンサ108はθ0.θ■より放電する為、三角波
下降部が基準電圧v3と交差するθFl。
回路用電源電圧上昇過程での動作について、第7図を用
いて説明する。第7図の実線は始動時における進角開始
回転数N0以下のアイドリング回転数N、での回路用電
源電圧上昇過程を示す。(A)の実線は電源電圧■゛、
2点鎖線はトランジスタ955のON、OFF切換用設
定値ZD、(B)はセンサ2の信号電圧、(C)の実線
Vcは演算用コンデンサ108の電圧である。該コンデ
ンサ108の電圧は、電源電圧■゛が一定値(飽和値)
の場合(第7図(A)の破線で示す)にくらべて、電源
電圧V゛の上昇過程では所定の充電電流が得られず低い
値となる。ここで、回転数構出回路950の比較器96
0の十人力に、抵抗951.952による分割電圧■、
′を基準電圧として入力する場合(第7図(C)の二点
鎖線で示す)、θ8..θH2での第1の固定角度信号
はフリップフロップ300のセット信号となり、演算用
コンデンサ108はθ0.θ■より放電する為、三角波
下降部が基準電圧v3と交差するθFl。
θ、2が点火時期となり、過進角となる。すなわち回転
数検出回路950が禁止回路としての正常な機能をはた
していない。
数検出回路950が禁止回路としての正常な機能をはた
していない。
これに対して本実施例では、電源電圧■°が、設定定電
圧値より若干低い設定値ZD以下の間はトランジスタ9
57が0FFL、トランジスタ955がONするように
、ツェナーダイオード956のツェナー電圧、抵抗器9
54.958の抵抗値がそれぞれ設定しであるため、比
較器960の手入力端子はトランジスタ955で短絡さ
れ、設定回転数は非常に高い値になっている。電源電圧
v0が設定値ZDを越すと、ツェナーダイオード956
がONLでトランジスタ957がONL、てトランジス
タ955がOFFするため、比較器960の手入力端子
■、は、抵抗器951,952とコンデンサ953との
CR直並列回路の時定数でゆっくりと、抵抗器951と
952の分割比で決まる設定回転数に対応した電圧まで
上昇して行く (第7図(C)の実線VP)。
圧値より若干低い設定値ZD以下の間はトランジスタ9
57が0FFL、トランジスタ955がONするように
、ツェナーダイオード956のツェナー電圧、抵抗器9
54.958の抵抗値がそれぞれ設定しであるため、比
較器960の手入力端子はトランジスタ955で短絡さ
れ、設定回転数は非常に高い値になっている。電源電圧
v0が設定値ZDを越すと、ツェナーダイオード956
がONLでトランジスタ957がONL、てトランジス
タ955がOFFするため、比較器960の手入力端子
■、は、抵抗器951,952とコンデンサ953との
CR直並列回路の時定数でゆっくりと、抵抗器951と
952の分割比で決まる設定回転数に対応した電圧まで
上昇して行く (第7図(C)の実線VP)。
従って、回転数検出回路950の設定回転数は、電源電
圧V゛が設定値ZD以下のときには非常に高くなり、設
定値ZDを越えると所定の回転数までゆるやかに低下し
、この間は回転数検出回路950が設定回転数以下であ
ると判断する。このため、θ□〜θ□での第1の固定角
度信号はフリップフロップ300のセット信号とはなり
えず、第1の固定角度位置θ□、θ、2がら、演算用コ
ンデンサ108が放電しないので(第7図(C)の実線
VC)基準電圧■、に達することがなく、必ず、低速固
定位置θLI+ θL2での点火が行われ、過進角を
防止出来る。
圧V゛が設定値ZD以下のときには非常に高くなり、設
定値ZDを越えると所定の回転数までゆるやかに低下し
、この間は回転数検出回路950が設定回転数以下であ
ると判断する。このため、θ□〜θ□での第1の固定角
度信号はフリップフロップ300のセット信号とはなり
えず、第1の固定角度位置θ□、θ、2がら、演算用コ
ンデンサ108が放電しないので(第7図(C)の実線
VC)基準電圧■、に達することがなく、必ず、低速固
定位置θLI+ θL2での点火が行われ、過進角を
防止出来る。
また、電源電圧下降時は第8図に示すように、比較器9
60の十人力電圧が抵抗器951,952だけの時には
、電源電圧■°の下降に伴い第8図(C)の一点鎖線v
P ′のように低下して行き、また演算用コンデンサ1
08の充電電圧■、も電源電圧の低下により、所定の値
よりも低くなって行くので、第8図図示のθ□、での第
1の固定信号はフリップフロップ300のセット信号と
なり、演算用コンデンサ108はθ8+1よす放電し、
三角波下降部が基準電圧V、と交差するθF+3が点火
時期となり過進角する。ところが、本実施例では電源電
圧V°が設定値ZDに下降したθ2の位置でトランジス
タ955がONするため、比較器960の十人力電圧は
第8図(C)の実線■2のようにOになり、θ、、3で
の第1の固定角度信号はフリップフロップ300のセッ
ト信号とはなりえず、θ、413から演算用コンデンサ
108が放電しないので(第8図(C)の実線■c)、
基準電圧■、に達することがなく、必ず低速固定位置θ
LI3での点火が行われ、過進角を防止することが出来
る。
60の十人力電圧が抵抗器951,952だけの時には
、電源電圧■°の下降に伴い第8図(C)の一点鎖線v
P ′のように低下して行き、また演算用コンデンサ1
08の充電電圧■、も電源電圧の低下により、所定の値
よりも低くなって行くので、第8図図示のθ□、での第
1の固定信号はフリップフロップ300のセット信号と
なり、演算用コンデンサ108はθ8+1よす放電し、
三角波下降部が基準電圧V、と交差するθF+3が点火
時期となり過進角する。ところが、本実施例では電源電
圧V°が設定値ZDに下降したθ2の位置でトランジス
タ955がONするため、比較器960の十人力電圧は
第8図(C)の実線■2のようにOになり、θ、、3で
の第1の固定角度信号はフリップフロップ300のセッ
ト信号とはなりえず、θ、413から演算用コンデンサ
108が放電しないので(第8図(C)の実線■c)、
基準電圧■、に達することがなく、必ず低速固定位置θ
LI3での点火が行われ、過進角を防止することが出来
る。
また、上述の実施例によれば、充電電流に比べて数倍大
きな放電電流が、機関始動時、低速時に阻止されること
になるため、消費電力の低減が可能となり、電源電圧の
飽和時間が短くなるばかりでなく、特に低速時において
発生出力が低下する磁石発電機を点火電源とする点火装
置においては点火性能を向上出来るという効果もある。
きな放電電流が、機関始動時、低速時に阻止されること
になるため、消費電力の低減が可能となり、電源電圧の
飽和時間が短くなるばかりでなく、特に低速時において
発生出力が低下する磁石発電機を点火電源とする点火装
置においては点火性能を向上出来るという効果もある。
なお、第1図では回転数検出回路950としてAND回
路970を備えているが、一般に比較器の出力はオープ
ンコレクタとなっているので、第9図の如く、AND回
路970を省略して比較器960の出力と比較器100
の出力とを共通に接続してフリップフロップ300のセ
ット信号としても良い。この場合、比較器960の出力
トランジスタTrで、比較器100の出力を吸い込むよ
うにしである。
路970を備えているが、一般に比較器の出力はオープ
ンコレクタとなっているので、第9図の如く、AND回
路970を省略して比較器960の出力と比較器100
の出力とを共通に接続してフリップフロップ300のセ
ット信号としても良い。この場合、比較器960の出力
トランジスタTrで、比較器100の出力を吸い込むよ
うにしである。
また、第10図に示す如く、比較器200の出力によっ
て低速固定位置にて閉じるアナログスイッチ750によ
りリセットされて、定電流回路450により定電流で充
電される制御コンデンサlO9を設けて、この制御コン
デンサ109の出力を比較器960の一人力に加え、低
速回転時に制御コンデンサ109の電圧が抵抗器951
,952、コンデンサ953により決まる設定値より高
くなることによって、比較器960の出力を“0“とす
るようにしてもよい。ここで、定電流回路450の代わ
りに抵抗器を用いて制御コンデンサ109を飽和曲線で
充電するようにしてもよい。又、回転数検出回路950
によって進角演算回路30の入力を制御するのでなく、
公知例(例えば特開昭57−20559号公報)の如く
出力側を制御するようにしてもよい。又、回路用電源の
供給源として、磁石発電機のコンデンサ充電コイルの負
方向出力を用いてもよい。
て低速固定位置にて閉じるアナログスイッチ750によ
りリセットされて、定電流回路450により定電流で充
電される制御コンデンサlO9を設けて、この制御コン
デンサ109の出力を比較器960の一人力に加え、低
速回転時に制御コンデンサ109の電圧が抵抗器951
,952、コンデンサ953により決まる設定値より高
くなることによって、比較器960の出力を“0“とす
るようにしてもよい。ここで、定電流回路450の代わ
りに抵抗器を用いて制御コンデンサ109を飽和曲線で
充電するようにしてもよい。又、回転数検出回路950
によって進角演算回路30の入力を制御するのでなく、
公知例(例えば特開昭57−20559号公報)の如く
出力側を制御するようにしてもよい。又、回路用電源の
供給源として、磁石発電機のコンデンサ充電コイルの負
方向出力を用いてもよい。
また、回転数検出回路950の電源電圧検出回路はツェ
ナーダイオード956を抵抗に変える等の、他の構成で
も良い。
ナーダイオード956を抵抗に変える等の、他の構成で
も良い。
また、実施例の演算用コンデンサ108は、はぼ定電流
で充電および放電させるもので示したが、特開昭56−
34962号公報の様なミラー積分回路で構成してもよ
い。
で充電および放電させるもので示したが、特開昭56−
34962号公報の様なミラー積分回路で構成してもよ
い。
以上述べたように本発明においては、始動時等の電源回
路の電源電圧上昇および下降過程で、演算用コンデンサ
の充電電圧が低くなっても、回転数検出回路の設定回転
数が高くなるように制御されて設定回転数以下と判定し
、進角演算回路の入力もしくは出力を制御して進角信号
の発生を阻止し、低速固定位置を点火時期とするから、
電源回路の電源電圧上昇および下降過程においても過進
角を防止して低速固定位置で確実に点火することができ
るという優れた効果がある。
路の電源電圧上昇および下降過程で、演算用コンデンサ
の充電電圧が低くなっても、回転数検出回路の設定回転
数が高くなるように制御されて設定回転数以下と判定し
、進角演算回路の入力もしくは出力を制御して進角信号
の発生を阻止し、低速固定位置を点火時期とするから、
電源回路の電源電圧上昇および下降過程においても過進
角を防止して低速固定位置で確実に点火することができ
るという優れた効果がある。
さらに、電源回路の電圧が設定値を越えると回転数検出
回路の設定回転数がゆるやかに所定の回転数まで低下し
て、電源電圧が十分立ち上がった後、進角演算回路によ
り演算した結果に基いて点火時期を制御するから、電源
電圧が十分点ち上がるまで低速固定位置を点火時期とし
て、電源電圧変動時の過進角をより確実に防止すること
ができるという優れた効果がある。
回路の設定回転数がゆるやかに所定の回転数まで低下し
て、電源電圧が十分立ち上がった後、進角演算回路によ
り演算した結果に基いて点火時期を制御するから、電源
電圧が十分点ち上がるまで低速固定位置を点火時期とし
て、電源電圧変動時の過進角をより確実に防止すること
ができるという優れた効果がある。
第1図は本発明装置の一実施例における点火時期制御回
路の詳細回路を示す電気回路図、第2図は上記実施例の
全体構成を示す電気回路図、第3図は従来装置の作動説
明に供する各部波形図、第4図は上記実施例におけるセ
ンサ部分の構造を示す模式斜視図、第5図は上記実施例
の作動説明に供する各部波形図、第6図は上記実施例に
おける演算用コンデンサの波形図、第7図および第8図
は上記実施例における電源電圧上昇過程および下降過程
のそれぞれにおける作動説明に供する各部波形図、第9
図は本発明装置における点火時期制御回路の他の実施例
を示す要部電気回路図、第1θ図は本発明装置における
点火時期制御回路のさらに他の実施例を示す電気回路図
である。 1・・・磁石発電機のコンデンサ充電コイル、2・・・
センサ、30・・・進角演算回路、40・・・第1の電
源回路、50・・・定電圧回路、108・・・演算用コ
ンデンサ、950・・・回転数検出回路、951.95
2・・・抵抗器、953・・・設定回転数変更用コンデ
ンサ。 954〜958・・・スイッチ手段を構、成する抵抗器
。 トランジスタ、ツェナーダイオード、960・・・比較
器。 代理人弁理士 岡 部 隆 第2図 第3図 第4図
路の詳細回路を示す電気回路図、第2図は上記実施例の
全体構成を示す電気回路図、第3図は従来装置の作動説
明に供する各部波形図、第4図は上記実施例におけるセ
ンサ部分の構造を示す模式斜視図、第5図は上記実施例
の作動説明に供する各部波形図、第6図は上記実施例に
おける演算用コンデンサの波形図、第7図および第8図
は上記実施例における電源電圧上昇過程および下降過程
のそれぞれにおける作動説明に供する各部波形図、第9
図は本発明装置における点火時期制御回路の他の実施例
を示す要部電気回路図、第1θ図は本発明装置における
点火時期制御回路のさらに他の実施例を示す電気回路図
である。 1・・・磁石発電機のコンデンサ充電コイル、2・・・
センサ、30・・・進角演算回路、40・・・第1の電
源回路、50・・・定電圧回路、108・・・演算用コ
ンデンサ、950・・・回転数検出回路、951.95
2・・・抵抗器、953・・・設定回転数変更用コンデ
ンサ。 954〜958・・・スイッチ手段を構、成する抵抗器
。 トランジスタ、ツェナーダイオード、960・・・比較
器。 代理人弁理士 岡 部 隆 第2図 第3図 第4図
Claims (2)
- (1)内燃機関により駆動される磁石発電機と、内燃機
関の回転と同期して第1の基準角度位置および第2の基
準角度位置を検出するセンサと、進角演算用コンデンサ
を含み、前記第2の基準角度位置から第1の基準角度位
置まで前記演算用コンデンサを充電し、前記第1の基準
角度位置からはこの充電電荷を放電させることにより三
角波を形成して、この三角波の下降部が基準電圧となっ
た時を進角途上の点火時期とする進角演算回路と、前記
磁石発電機の発生出力を電源として前記進角演算回路に
供給するための電源回路とを備える磁石発電機式内燃機
関用無接点点火装置において、内燃機関の回転数を電子
的に検出し、この回転数が設定値以下の時は、前記進角
演算回路の入力もしくは出力を制御して低速固定位置を
点火時期とするための回転数検出回路を備え、この回転
数検出回路は前記電源回路の電圧が設定値以下の間は前
記設定回転数を高くしておき、前記電源回路の電圧が設
定値をこえると、前記設定回転数をゆるやかに所定の回
転数まで下げるための設定回転数変更手段を含んでなる
磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置。 - (2)前記回転数検出回路は、前記演算用コンデンサも
しくは該演算用コンデンサと同期して充電される別の制
御用コンデンサの電圧と設定電圧とを比較する比較器を
含み、この設定電圧を抵抗器と前記設定回転数変更手段
をなす設定回転数変更用コンデンサとのCR直並列回路
の電圧分割点とすると共に、前記設定回転数変更手段は
、前記電源回路の電圧が設定値以下の時に前記設定回転
数変更用コンデンサを短絡するスイッチ手段をさらに含
んでなる特許請求の範囲第1項記載の磁石発電機式内燃
機関用無接点点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60070671A JPS61229972A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60070671A JPS61229972A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61229972A true JPS61229972A (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=13438357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60070671A Pending JPS61229972A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61229972A (ja) |
-
1985
- 1985-04-02 JP JP60070671A patent/JPS61229972A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4624234A (en) | Electronic ignition timing adjusting system for internal combustion engines | |
US5584280A (en) | Ignition device of capacitor discharge type for internal combustion engine | |
US4178892A (en) | Speed-dependent ignition time advancement apparatus in magneto generator ignition systems | |
JPS60198374A (ja) | 内燃機関用点火時期制御装置 | |
JPS61229972A (ja) | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 | |
JPS6217671B2 (ja) | ||
JPS6119972A (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
JPS61126374A (ja) | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 | |
JPH04175466A (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JPS6124697Y2 (ja) | ||
JPH0413419Y2 (ja) | ||
JP3075095B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS6032384Y2 (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
JP2596130B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP2569844B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JPS6146215Y2 (ja) | ||
JPS6140943Y2 (ja) | ||
JPS62294772A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPH0422063Y2 (ja) | ||
JPS6123663Y2 (ja) | ||
JPS6038063Y2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPS61149572A (ja) | 磁石発電機式内燃機関用無接点点火装置 | |
JPS6185582A (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
JPS611869A (ja) | 内燃機関の無接点点火装置 | |
JPH06213126A (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 |