JPS61229007A

JPS61229007A - 封止装置

Info

Publication number: JPS61229007A
Application number: JP6929885A
Authority: JP
Inventors: Yasuharu Kawaguchi; 川口　安治; Toshio Azuma; 東　寿夫
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1985-04-01
Filing date: 1985-04-01
Publication date: 1986-10-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は封止装置、例えば、護岸堤の基盤表面および堤
壁表面、または土砂の洗堀防止面に敷設する防水、防砂
用のシート状封止装置に関する。

（従来の技術）一般に、捨石などを堆積させて基盤を造り、基盤の上に
、コンクリートブロックまたはケーソンなどを用いて、
埋立地の境界、河川、海岸などの護岸堤を建設する場合
、シート状の封止装置が防砂、防水および護岸堤下部の
洗堀防止のため、基盤表面、コンクリートブロックの外
側表面またはケーソンの下面（以下、単に護岸法面とい
う）に敷設され、護岸堤の内側を外側から封止すること
が行われる。

従来の封止装置としては、例えば、帆布の上面にゴム引
きしたゴム引き帆布、または塩化ビニールを塗布した塩
ビ帆布が用いられている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら護岸堤の護岸法面の面積は広い場合が多く
、ゴム引き帆布は護岸堤の建設現場で接続しなければな
らず、この接続のためのゴム引き帆布の端部の処理、加
硫接続処理に多くの労力と時間がかかるという問題点が
ある。また、塩ビ帆布の場合、塩化ビニール部分の強度
が弱く、この封止装置の上側に設置される捨石作業によ
って引裂かれ破損されて、封止効果がなくなるという問
題点がある。

そこで、本発明は前述の問題点をすべて解決し、護岸堤
の建設現場で容易に作業ができ、作業効率もよく、かつ
、後の捨石作業にも十分に耐える耐久性の優れた封止装
置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明に係る封止装置は、護岸堤を支持する基盤の基盤
表面および堤壁表面に敷設されて護岸堤の内側を外側か
ら封止する封止装置において、補強布と、補強布の少な
くとも片面に接着されたアスファルト層と、を備えたこ
とを特徴としている。

ここに、補強布は厚さ１鶴、強度８００ｋｇ／ｃｍの帆
布を用いることが好ましい。また、アスファルト層は厚
さ２〜１５ｍ好ましくは３〜１０寵である。

（作用）護岸堤の建設現場において、本発明の封止装置が捨石を
堆積した基盤の護岸法面上に、アスファルト層を上側に
して敷設され、接続する際、まず、補強布の端面を対向
して所定金具を用いて固定した後、溶融アスファルトが
アスファルト層の接続部に塗布され、接続部は極めて容
易に完全に封止される。このようにして護岸法面の所要
個所が全面にわたって、封止装置が敷設され、接続され
る。これにより、封止装置は護岸堤の内側を外側から完
全に封止され、建設作業が終了後は防水、防砂、および
護岸堤の下部の洗堀防止がなされる。

また、護岸堤上部から封止装置の表面に捨石が落下され
ても、十分な厚さのアスファルト層が設けられているの
で引裂きなどの破損もなく耐久性の優れた封止効果も極
めて高い封止がなされる。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

（実施例）第１図および第２図は本発明に係る封止装置の一実施例
を示す図であり、第１図はその一部斜視図である。

第１図において、１は封止装置であり、封止装置１はそ
の下部に強度約８００　ｋｇ／ｃｍ、厚さ約１鰭の帆布
２を有し、帆布２の上面に接着して厚さ４鶴のアスファ
ルト層３を有している。

封止装置１が護岸堤の建設現場に敷設される際、護岸堤
５は、第２図に示すように、内側の埋立地６の境界部６
ａの外側に設けられ、護岸堤５の外側の海域８と区分し
ている。護岸堤５は地中の岩盤１０上に捨石１１を堆積
して構築された基盤１２の中央に建設され、基盤１２は
護岸堤５を支持している。封止装置１は護岸堤５および
基盤１２上の護岸法面１５、すなわち、基盤１２の海域
８側の基盤表面１２ａおよび護岸堤５の海域側の堤壁表
面５ａに敷設されている。護岸法面１５は面積が広いた
め、多数の封止装置１がその端部１ａにおいて接続され
る。封止装置１の接続は接続部である両端部１ａの端面
を対向させて、所定の金具などにより固定される。次い
で、溶融したアスファルトを両端部１ａに塗布し仕上げ
され、接続部１ａを完全に密着し封止する。アスファル
トは簡単に低温で短時間に溶融し、塗布処理作業、仕上
処理作業はゴム引き帆布の加硫接続処理に比較して極め
て簡単である。護岸法面のすべての施工接続が同様に行
われ、冷却される。これにより、護岸堤の内側は外側か
ら完全に封止される。封止装置上には、上部捨石が護岸
堤上から落下投入される。

本発明の封止装置は前述のように補強布２の上面に厚さ
４ｆｌのアスファルト層３を有しており、投入される捨
石の衝撃を十分緩和し、かつアスファルト自身の耐衝撃
性も加わり、アスファルト層３および補強布２の破損は
起こらない。

また、アスファルト層３の厚さは４ｆｉであり、アスフ
ァルト層のみの場合、厚さ５０〜６０ｍのアスファルト
層が必要なのにくらべると、極めて小量（約１０分の１
の量）のアスファルト量で十分な防砂、防水および洗堀
防止効果が得られ、したがって、極めて安価である。

なお、前述の実施例においては、護岸堤としてコンクリ
ートブロックの場合について説明したが、本発明におい
ては、この場合に限らず、ケーソン工事におけるケーソ
ンの下面に敷設することもできるし、または、土砂の洗
堀現場の土砂の壁面表面にも敷設することもできる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば護岸堤の建設現場
において、作業が容易に、かつ短時間にでき、作業効率
も極めて優れている。また、防砂、防水、洗堀の防止効
果も極めて優れ、作業時の投下捨石による破損も起こら
ず、耐久性も優れ、かつ極めて安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係る封止装置の一実施例
を示す図であり、第１図はその一部斜視図、第２図はそ
の施工例を示す概略図である。１・・・・・・封止装置、２・・・・・・補強布、３・・・・・・アスファルト層、５・・・・・・護岸堤、１２・・・・・・基盤。

Claims

【特許請求の範囲】

護岸堤を支持する基盤の基盤表面および堤壁表面に敷設
されて護岸堤の内側を外側から封止する封止装置におい
て、補強布と、補強布の少なくとも片面に接着されたア
スファルト層と、を備えたことを特徴とする封止装置。