JPS61228921A - 射出成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は全般的に射出成形機、更に具体的に云えば、
ビデオ情報ディスクの様な中心開口を持つ記録ディスク
を成形すると共に該ディスクに中心開口を成形する様に
設計された成形集成体の型空所に対する溶融材料の流れ
を制御する手段を含む射出成形機に関する。

成る形式の射出成形機は、プラスチック等の溶融したデ
ィスク形成材料を射出してビデオ情報ディスクを形成す
る閉鎖位置、及び型空所の分離線を開いてこうして成形
されたビデオ情報ディスクを成形機から取出す開放位置
の間で往復動し得る第１及び第２の型半体を持つ成形集
成体を持っている。型空所は型半体に支ｉされた１つ又
は更に多くのディスク形型押しダイスによって内張シさ
れておシ、これらの型押しダイスがディスクに形成しよ
うとする情報を表わす不連続な表面形状を持っている。

全般的にこういう形式の射出成形機では、射出ガンから
の加圧した溶融したプラスチック材料を湯口ブッシング
を介して型空所へ射出することがよく知られている。型
空所が溶融したプラスチック材料で充填されると、夫々
の型半体並びに湯口ブッシングが循環する液体冷却剤に
よって冷却されて、溶融したプラスチック材料の温度を
下げ、こうしてこの材料を凝固させる。凝固した後、成
形された情報ディスクを成形機から取出し、このサイク
ルを再開する。こうして情報ディスクの比較的高い生産
速度が得られる。然し、典屋的には、湯口ブッシング内
にあるプラスチック材料は、型空所内にあるプラスチッ
ク材料に較べて比較的厚さが厚く、その為湯口ブッシン
グ内にあるプラスチック材料は凝固するのに一番時間が
か＼る。従って、こういう形式の成形機で情報ディスク
を成形する為のサイクル時間は、型空所内にある材料の
一層短い冷却時間ではなく、湯口ブッシング内にある材
料の一層長い冷却時間に左右される傾向がある。更に、
湯口ブッシング内にある材料は、凝固した時、むだのプ
ラスチック材料となシ、これをポンチ集成体等によって
成形された情報ディスクから取去シ、所要の中心開口を
含む所望の薄くて略平面状の情報ディスクを作らなけれ
ばならない。

普通のポンチ集成体によって中心開口を形成することは
、情報ディスクの生産に於ているいろな問題を投げかけ
る。例えばポンチェ程はそれを遂行するのに成るサイク
ル時間を必要とし、この為各々の情報ディスクに対する
サイクル時間が長くなる。更に、中心開口を形成する為
にポンチ集成体を使うと、開口の形がポンチ・ダイスの
疲労状態に応じた同心性を持つ様になる。ポンチ・ダイ
スの疲労が進むと、開口の近辺に破片が出来る惧れが高
まシ、こういう破片がこの後で成形される情報ディスク
の品質に悪影響を持つことがある。

最後に、ポンチ集成体を使うと、情報ディスクに実質的
な応力がか＼す、この結果、場合によっては、開口の領
域でディスクにひソ割れが生ずることがあるが、そうな
った場合ディスクはスクラップとして廃棄しなければな
らない。

ディスク形成材料が凝固する前に情報ディスクに開口を
成形し、こうしてポンチ集成体を使わずに済ます試みが
提案されている。その１つの方法では、湯ロプツシング
から型空所を横切る様に配置された弁集成体を利用する
。この弁集成体が、型空所に対する溶融材料の流れを制
御しながら、中心開口を成形する様に作用し得る。然し
、こういう形式の開口を成形する弁集成体は比較的複雑
な作動装置を必要とすると共に、分離線を開いて成形さ
れたディスクを取出すには、その前に、開口の領域内並
びに湯口ブッシング内にあるディスク形成材料の少なく
とも一部分が凝固することが必要である。この為、ディ
スクのサイクル時間を最小限にすることはやはシ出来ず
、凝固した材料がスクラップとして廃棄されることは避
けられない。

凝固を必要とせずに、並びに成形された開口の”近辺或
いは湯口ブッシング内のディスク形成材料のどの部分を
もむだにせずに、情報ディスクに開口を成形する他の試
みもある。

別の方法では、湯ロプツシングから凰空所を横切って配
置された比較的複雑な弁作動装置に応答して移動し得る
ポペット弁構造を用いている。然し、この可動ポペット
弁構造は、型空所内の溶融材料を冷却して凝固させる間
、比較的急速に冷却し、湯口ブッシング内にある材料の
一部分の望ましくない凝固を招くことが判った。こうい
うことが起ると、凝固した部分が湯ロプツシングをつま
らせて、この後の情報ディスクを形成する為に溶融材料
を正しく射出するのを妨げる傾向がある。

この発明は匿空所に対する溶融材料の流れを制御すると
共に、型空所内の材料が凝固する前に情報ディスクに中
心開口を成形する簡単になった弁構造を持つ改良された
高温湯口弁集成体を含む射出成形機を提供することによ
シ、従来のこういう問題並びに欠点を解決する。更に、
この発明の高温湯口弁集成体は湯口ブッシング内の溶融
材料を型空所内の材料から隔離して、湯口ブッシング内
−の材料が凝固しない様にする様に設計されている。

この発明はビデオ情報ディスクの様な中心開口を持つ記
録ディスクを製造するのに使われる改良された射出成形
機として実施される。成形機は成形集成体を含み、この
成形体は、溶融したプラスチック材料の様な溶融したデ
ィスク形成材料をその中に射出してディスクを形成する
環状型空所を構成する閉鎖位置、及び型の分離線を開い
て成形されたディスクを成形機から取出すことが出来る
様にする開放位置の間で相対的に往復動し得る第１及び
第２の型半体を持っている。環状型空所の少なくとも一
方の面が、２つの型半体の内の１つに支持された平面状
のディスク形型押しダイスによって構成され、成形され
たディスクの面に適当な情報を伝えるのに使われる。

この発明では、成形機の成形集成体が改良された高温湯
口弁集成体を含む。この集成体は、高温の溶融したディ
スク形成材料が型空所へ通過する流路を構成する高温湯
口ブッシングを持っている。

この高温湯口ブッシングの流路は全体的に型空所の平面
に対して直角の向きであシ、型空所の中心軸線と軸方向
に整合している。この為、溶融したディスク形成材料が
高温湯ロプツシングを介して、情報ディスクに成形しよ
うとする中心開口と全体的に一致した軸線に沿って、型
空所に向って射出される。

不動の分散ヘッドが高温湯口ブッシングの端に固定され
、全体的に成形される情報ディスクに形成される中心開
口の境界以内に位置ぎめされている。この分散ヘッドが
、溶融材料を一層細い複数個の流れに分割する比較的細
い複数個の押出流路を含んでいる。これらの細い流れが
、型空所へ流れ込む様に、略一様な半径方向の分布をも
って、全体的に半径方向外向きに送られる。この発明の
成る実施例では、分散ヘッドが加熱手段を持っていて、
ヘッドの近辺にある溶融材料の温度を比較的高いレベル
に保ち、その凝固を防止する。

円筒形スリーブ弁が高温湯口ブッシングの周シに同心に
支持されていて、型空所に接近する様に、またそれから
遠ざかる様に軸方向に摺動する。更に詳しく云うと、ス
リーブ弁は、溶融材料が分散ヘッドを通シ越して型空所
へ流れられる様に、型空所から後退した開放位置へ可動
である。更にスリーブ弁は、溶融材料が型空所へ流れる
のを防止する為に、型空所の中に少なくとも部分的に前
進して分散ヘッドの周縁と坐着係合する閉鎖位置へ可動
である。重要なことは、閉鎖位置にある時、スリーブ弁
及び分散ヘッドが協働して、ディスク形成材料が凝固す
る前に、またディスク形成材料のどの部分をもむだにせ
ずに、ディスクに所望の寸法を持つ中心開口を成形する
ことである。希望によっては、スリーブ弁の前縁は、デ
ィスクの中心開口に対応する斜め切シした面を成形する
様に、適当な斜め切りした面を持っていてよい。こうす
ると、成形されたディスクを情報再生装置のスピンドル
に配置するのが容易になる。

この発明の１つの構成では、スリーブ弁が皿形ばねの様
なばねによって閉鎖位置に向って偏圧され、こうして溶
融材料が型空所へ流れるのを防止゛する。スリーブ弁は
、湯口ブッシング内にある溶融材料の圧力に応答する様
な輪郭の斜めに配置された圧力面を持つ様に形成される
。湯口ブッシング内にある溶融材料の圧力が予定の大き
さを越えると、スリーブ弁がこの圧力に応答して自動的
に開放位置へと後退し、型空所が充填されて射出圧力が
解除されるまで、溶融材料がを空所に流れることが出来
る様にする。圧力を解除すると、スリーブ弁が閉鎖位置
へ復帰する。

この発明のその他の特徴並びに利点は、以下この発明の
考えを例によって示す図面について詳しく説明する所か
ら明らかになろう。

第１図には、ビデオ情報ディスクの様な中心開口を持つ
記録ディスクを製造する射出成形機（図に示してない）
と組合せて使う成形装置１０が示されている。

成形装置１０が、基板１６及び支持板１８を含む第１の
型半体１４と、基板２２及び支持板２４を含む第２の型
半体２０とを有する。第１及び第２の型半体１４．２０
は、関連した基板及び支持板１６．１８，２２．２４と
共に、互いに接近する向き及び遠ざかる向きに往復動可
能であって、その中で情報ディスクを成形する比較的薄
い略平面状の型空所２５を開閉する。更に詳しく云うと
、型半体ｉ４，２０は、それらの支持板１８．２４が互
いに突合さって第１図に示す型空所２５を構成する閉鎖
位置、及び支持板１８．２４が互いに離れた開放位置（
図に示してない）の間で可動である。その１つを第１図
に示す複数個の案内ピン２６が第１の型半体１４に固定
されていて、支持板１８及び第２の型半体２０に設けら
れたブッシング２８に摺動自在にはまり、２つの型半体
を互いに所望の軸方向の整合状態に保つ。

２つの型半体１４　、２０の支持板１８．２４が、全体
的に軸方向に整合して互いに向い合う環状の板状凹部３
２．３４を夫々持ち、夫々環状プラテン３１１ｉ、３８
を受入れる。図示の様に、これらのプラテン３６．３８
は、その１つをプラテン３８に固定した状態で示すボル
ト４３等によシ、凹部３２．３４内の所定位置に固定す
ることが出来るが、これらは全て周知のことである。プ
ラテン３６．３８が環状のディスク形型押しダイス４０
．４２を夫々担持しておシ、少なくとも一方のダイスは
、成形される情報ディスクに流込み成形しようとする情
報を表わす表面形状を持っている。ダイスは、型半体１
４．２０を閉鎖位置にしてディスク形型空所２５を構成
した時、互いに協働する。凰空所２５０円周に沿って環
状締付はリング４６．４８を設けて、型押しダイス４０
．４２を夫々のプラテン３６．３８に対して一定位置に
固定することが出来るが、これも周知のことである。型
押しダイスを所定位置に固定する為に、環状中心クラン
プ４９．５０を設けてもよい。

この発明の高温湯口弁集成体１２が第１の型半体１４に
固定され、射出ガン集成体（図に示してない）からの加
圧された溶融したプラスチック材料の様な適当な溶融し
たディスク形成材料を制御して型空所２５へ通過させる
。更に詳しく云うと、普通の構造を持つ射出ガン集成体
が適当な量及び適当な圧力の加熱されて流動状態にある
ディスク形成材料を高温湯口弁集成体１２に供給する。

高温湯口弁集成体１２が溶融材料を第１の型半体１４の
基板１６及び支持板１８の中で案内して、ディスク形型
空所２５に送込まれる又は射出される様にする。溶融材
料のこの流れは、円筒形弁スＩＪ　−ブ３０の制御の下
に、全体的に型空所の中心軸線２９に沿って型空所に入
る。弁スリーブの動作は後で更に詳しく説明する。

高温湯口弁集成体１２が第２図乃至第７図に詳しく示さ
れている。第２図に一番よく示されている様に、集成体
１２は、第１の型半体１４の基板１６内のそれと合さる
形の開口４５内に坐着した全体的に円筒形の湯口ブロッ
ク４４を有する。湯口ブロック４４の上端にある半径方
向に拡大したフランジ４７が円周方向に配置された複数
個のボルト５１を受入れ、これらのボルトが基板１６に
結合されて、湯口ブロックを所定位置に固定する。

重要なことは、湯口ブロック４４が垂直方向に開放した
通路５２を構成し、これが射出ガン集成体（図に示して
ない）に適当に接続される入口ポートを構成すると共に
、溶融したディスク形成材料が湯口ブロックを介して型
空所２５へ向って通過出来る様にしていることである。

湯口ブッシング５４が湯口ブロック４４内に坐着してい
て、通路５２からの溶融材料を支持板１８の中を通って
型空所２５へ向って案内する垂直方向に開放した孔５５
を持っている。図示の様に、この湯口ブッシングは、湯
口ブロック４４の通路５２の長さに沿って形成された上
向きの肩５７に坐着する半径方向に拡大し喪上側のカラ
ー５６を持つ様な形になっている。湯口ブッシングのカ
ラー５６は、環状押えリング５８によシ、肩５７にのつ
かったこの位置に捕捉される。押えリング５８がカラー
５６の上側の周縁に重なシ、複数個のボルト５９によっ
て湯口ブロック４４に固定される。

更に湯口ブッシング５４が断面積が縮小した管状軸部６
０を持ち、これがカラー５６から下向きに突出して、支
持板１８及びプラテン３６に設けられた整合する１対の
開口６２．６３を通る。軸部６０は湯口ブッシングの孔
５５を全体的に型空所２５の中心軸線２９に沿って伸び
ると共に、射出された溶融したディスク形成材料を型空
所の中へ流込む為に型空所の近くで終端する様に位置ぎ
めする。湯口ブッシング５４内にある溶融材料の望まし
くない凝固を防止する為、軸部６０内で孔５５の周シに
形成された軸方向に細長い環状室６５内に加熱コイル６
４を配置するのが便利である。

この加熱コイル６４は適当な電力源（図に示してない）
に適当な方法で接続して、孔５５内にある材料を常に溶
融状態に保つことが出来る。

円錐形の分散ヘッド６６が湯口ブッシングの軸部６０の
下端に固定され、湯口ブッシングと協働して、孔５５か
らの溶融材料を略一様な半径方向の分布をもって、型空
所２５の中へ全体的に半径方向外向きに案内する。更に
詳しく云うと、第３図及び第４図に一番よく示されてい
る様に、湯口ブッシングの軸部６Ｄの下端が型空所２５
０近くで、引込んだ円錐形のテーパつきの面６７として
終端し、孔５５の下端が型空所から上側に隔たる様にな
っている。分散ヘッド６６がヘッド６６の周りに等しい
角度間隔で配置された上向きに突出する複数個のスペー
サ段６９を持ち、その斜めに設定された上端が湯口ブッ
シングのテーパつきの面６Ｔの円錐形と合さる。結合ね
じ７０が分散ヘッド６６及びスペーサ段６９に上向きに
通され、湯口ブッシングの軸部６０の下端にねじ結合さ
れ、ヘッド及び細部を相対的に固定する。従って、製造
中、型半体１４．２０を開閉する時、分散ヘッド６６は
湯口ブッシング５４と一緒になったま＼である。然し、
製半体を閉じる度に、分散ヘッド６６が型空所に対して
正確に位置ぎめされる様に保証する為、坐着ブッシング
７５が下側プラテン３８に取付けられていて、下側クラ
ンプ・リング５０によって所定位置に固定され、分散ヘ
ッド６６の下端７６をびったルと受入れる。第２図に示
す様に、分散ヘッドの下端７６が、坐着ブッシング７５
内に確実に中心合せの係合をする様に、収斂する断面を
もって下向きに突出する。

分散ヘッド６６は上向きの円錐形の面７１を構成する様
な形になっておシ、この面がスペーサ段６９により、湯
口ブッシングの軸部６θに設けられたテーパつきの円錐
形の面６Ｔから垂直方向に隔てられている。分散ヘッド
６６の円錐形の面７１は、その頂点７２が孔５５の下方
で中心軸線２９に沿っておシ、そこから下向き及び半径
方向外向きに型空所２５内に伸びている。こうして円錐
形の面６７．７１が互いに且つスペーサ段６９と協働し
て、溶融材料を型空所へ通過させる為の、同じ複数個の
下向き及び半径方向外向きに拡がる押出流路７３を構成
する。流路７３は分散ヘッドの半径に沿って一様に配置
されていて、溶融材料が一様な一層細い流れに分割され
、型空所に対して略一様な半径方向の分布を持つ様にす
る。この一様な分布は、分散ヘッドの頂点７２から外向
きに材料が滑らかに流れる様に、その主軸が半径方向に
突出する全体的に楕円形の断面を持つ様に、夫々のスペ
ーサ段６９の輪郭を定めることによって、更に高められ
る。

型空所２５に対する溶融材料の流れが、分散ヘッド６６
０円錐形の面７１を湯口ブッシングの軸部６０の面６１
のテーパ角とは異なるテーパ角を持つ様に形成すること
によって、更に制御される。

詳しく云うと、２つの円錐形の面６７．７１は互いに角
度を持つ様に定められて、孔５５から型空所まで垂直方
向に互いに接近する向きに収斂する様になっている。こ
の構造にすると、溶融材料は流路７３を通過する時に加
速され、この結果材料の流れに対する摩擦抵抗が増加し
、それに対応して材料の温度上昇が起る。この温度上昇
が材料の時機尚早の凝固を防止するのを助けると共に、
型空所に半径方向に一様な分布をもって入る様に、スペ
ーサ段６９よシ下流側で、細い流れが１つの均質な流れ
に一層完全に再び組合される様にするのを促進する。

スリーブ弁３０は、型空所２５から後退した第１の位置
と、型空所の中に突入して分散ヘッド６６の周縁と坐着
係合する第２の位置との間で摺動する様に、湯口ブッシ
ングの軸部６０の周りに支持されている。更に詳しく云
うと、スリーブ弁３０は、支持板１８及び上側プラテン
３６の通路６２゜６３内に摺動自在にはまシ、湯口ブッ
シングの軸部６０の周りに摺動自在になっている管状円
筒７８を有する。円筒７８の下端は、第７図に一番よく
示す様に、比較的幅の狭い環状座が、分散ヘッド６６の
円錐形の面７１の角度に対応する角度で形成される様に
、幾何学的に作られている。即ち、スリーブ弁３０が前
進位置にある時、環状座７９が分散ヘッド６６に密封係
合して、第２図及び第６図に示す様に溶融材料が分散ヘ
ッドを通越して型空所に入るのを防止する。逆に、スリ
ーブ弁３０が第１図及び第５図に見られる後退位置にあ
る時、座７９は分散ヘッドから垂直方向に隔たって溶融
材料が型空所に流込むことが出来る様にする。

スリーブ弁３０は、湯口ブッシング５４並びに分散ヘッ
ド６６の流路７３内の溶融材料の圧力に応答して、自動
的に開閉する様に設計するのが有利である。即ち、スリ
ーブ弁の円筒７８がその下端に、座７９の角度とは異な
る角度に形成されたテーバつきの圧力面８０を座７９よ
シ内側に持っている。第７図に一番よく示されている様
に、この圧力面８０は、分散ヘッド６６の円錐形の面７
１から隔たって、座から斜め上向きに且つ半径方向内向
きに座７９から伸びている。この構成にすると、湯口ブ
ッシングの軸部６０及び分散ヘッド６６の円錐形の面６
７．７１の間にある加圧された溶融材料が、スリーブ弁
め圧力面８０にも作用して、この弁を上向きに後退位置
へ偏圧する様な力の成分を弁に加え、こうして溶融材料
が型空所２５に流れられる様にする。

スリーブ弁３０に対して上向きに作用する力は、スリー
ブ弁を前進位置にとヌまる様に偏圧して、溶融材料が型
空所に流れるのを防止する様に、弁の円筒７８の上端に
作用するばね８１の抵抗を受ける。更に詳しく云うと、
第２図に示す様に、弁の円筒７８の上端が半径方向に拡
大したフランジ８２を持ち、これが湯口ブロック４４の
下端にある拡大室８３内に配置されている。ばね８１は
１対の皿形ワッシャはねにすることが好ましいが、湯口
ブロック４４と７ランク８２０間に圧縮された状態で介
在配置され、スリーブ弁を下向きに閉鎖位置へと偏圧し
、その座７９が分散ヘッド６６と係合する様にしている
。環状疲労板８４がねじ８５等によって湯口ブロック４
４に固定され、弁が閉鎖位置にある時、フランジ８２に
対する支承面となる。

皿形ばね８１は、弁を前進位置又は閉鎖位置にと’ｙ−
する様に偏圧する比較的強い力をスリーブ弁３０に加え
る様に選ばれている。従って、溶融したディスク形成材
料が射出ガン集成体（図に示してない）から湯口ブッシ
ング５４に供給されると、最初はこの圧力はばねの力に
打ち勝つことが出来ず、従ってスリーブ弁は閉鎖位置に
と譬まる。この為、溶融材料が湯口ブッシング内に予め
詰込まれて略一様な温度を持つ望ましい均質な組成物に
なることが出来、その後スリーブ弁が開放位置又は後退
位置へ移動する。閉じた弁３０内に材料がこの様に最初
に詰込まれることが、第８図のグラフの領域Ａによって
示されている。

溶融材料の圧力が、ばね８１の力に打ち勝つ力を弁の圧
力面８０に加えるのに十分なレベルに達すると、スリー
ブ弁３０がこの圧力に応答して、後退位置又は開放位置
へ移動する。スリーブ弁のこの後退運動は、上側中心ク
ランプ４９に支持されたブッシング８７と、湯口ブッシ
ングの軸部印の下側の外径上の下側環状ランド８８とに
よって案内される。上側フランジ８２と湯口ブロックの
環状の肩８６（第２図）との係合によって定められた後
退位置にスリーブ弁が達すると、円筒７８の圧力面８０
が軸部及び分散ヘッドの円錐形の面６７．７１と協働し
て、第５図に矢印８９で示す様に、溶融材料を滑らかに
型空所の中へ案内する。

例として第８図に示す様に、スリーブ弁の後退は約２２
００　ｐｓｉで起シ、この時射出ガン集成体は材料の圧
力をグラフの領域Ｂで示す様に、約５８００ｐｓｉとい
う様な一層高いレベルまで引続いて高め、遂には型空所
が一杯に充填され且つ溶融材料が詰込まれる様にする。

型空所２５が充填された状態に達した後、射出ガン集成
体を普通の方法で適当に操作して、第８図のグラフの領
域Ｃで示す様に、溶融材料に加えられる圧力を下げる。

圧力が２２００ｐｓｉの所に示した弁の後退圧力よシ下
がると、ばね８１によってスリーブ弁３０に加えられる
力が弁の圧力面８０に作用する力に打ち勝って、スリー
ブ弁を第６図に示す閉鎖位置へと押し戻す。この為、ス
リーブ弁３０が型空所を横切って分散ヘッド６６と坐着
係合し、型空所内にある材料を湯ロプッシング５４内に
ある材料から分離し且つ隔離する。重要なことは、こう
いうことが起った時、弁の圧力面８０のテーパ角が、ス
リーブ弁の近辺にある材料を湯口ブッシングの孔５５へ
押し戻すのを助け、こうして既に型空所内にある材料が
局部的に乱れるのを防止することである。更に、閉鎖位
置にあるスリーブ弁が、型空所内にある材料を、射出ガ
ン集成体によって湯口ブッシング内にある材料に加えら
れる慣れのある圧力変動から隔離する。

スリーブ弁３０は、型空所内で成形する情報ディスクに
形成しようとする中心開口９０の所望の内径と対応する
外径を持つ様な寸法になっている。

この為、スリーブ弁が第６図に示す閉鎖位置へ移動する
と、溶融したディスク形成材料が凝固する前に、ディス
ク１３に直接的に中心開口９０が成形され、後でこの開
口を形成し並びに／又はポンチで打ち抜く必要がなくな
る。更に、特に湯口ブッシングと向い合った型空所の側
で、何等複雑な弁作動装置を必要とせずに、この開口が
成形され、この結果第２の型半体２０が簡単になる。

スリーブ弁３０が閉鎖位置へ移動した後、型空所内の溶
融材料は凝固するに任せ、第８図のグラフの領域りで示
す様に、情報ディスク１３を成形する。凝固時間は、型
空所にごく接近した流れ通路９１（第１図）に適当な液
体冷却剤を循環させることによシ、比較的短い時間に制
御するのが便利である。然し、この凝固の際、湯口ブッ
シング内にある材料並びにスリーブ弁の内側で分散ヘッ
ドの近辺にある材料は、加熱コイル６４からの熱入力に
より、溶融状態に保たれる。この熱入力は、型空所内で
の凝固が出来る様にしながら、スリーブ弁の内側にある
材料の凝固を防止するのに十分な量だけ、スペーサ段６
９によって分散ヘッド６６の上部に伝えられる。

凝固の後、２つの型半体１４．２０を引き離すことによ
って、型空所を開き、成形機から取出す為に成形ディス
ク１３を露出する。ディスクの取出しは手動で行っても
よいし、或いは周知の種々の自動化投出装置によって行
ってもよい。取出した後、型半体を互いに接近させて型
空所２５を閉鎖し、この後の成形サイクルを開始する。

この発明の別の実施例が第９図に示されておシ、この図
で第１図乃至第７図について説明したのと同一の部品は
、同じ参照数字で表わしである。図示の様に、変形の高
温湯口弁集成体１１２が、ディスク形型空所２５に対す
る溶融したディスク形成材料の射出を制御する。第９図
の実施例では、高温湯口弁集成体１１２が変形の分散ヘ
ッド１６６及びスリーブ弁１３０を持っている。

変形の高温湯口弁集成体１１２が湯口ブッシングの軸部
６０を含み、これが加熱コイル６４を担持していて、デ
ィスク形成材料が垂直方向に開放した孔５５を通過する
時、それを溶融状態に保つ。

軸部６０の下端が、変形の分散ヘッド６６のスペーサ段
１６９の上端と突合せの形になった引込んだ円錐形の面
６７を構成する様に形成されている。

これらのスペーサ段が分散ヘッドの円錐形の面１７１か
ら上向きに突出す。この面はスペーサ段により、湯口ブ
ッシングの軸部６０の面６７から垂直方向に隔たった状
態に保たれる。前の実施例の場合と同じく、円錐形の面
６７．１７１が協働して、孔５５からスペーサ段１６９
の周シを下向き及び半径方向外向きに型空所２５に向っ
て伸びる多数の流路を構成する。

第９図の実施例では、分散ヘッド１６６が上側の半休１
６８及び下側の半体１７４によって構成され、それらが
合さって円錐形の面１７１を構成する。重要なことは、
下側の半体１７４は、スリーブ弁１３０の下端にある環
状座１７９と接触することによって支承及び密封係合す
るのに十分適した焼入れ鋼の様な材料で形成されている
ことである。更にこの下側の半体１７４が断面積が減少
する、下向きに突出する中心合せスタッド１７６を持ち
、図示の実施例では、これが変形の坐着ブッシング集成
体１５０に形成された相補形の凹部１７７にぴったりと
入る様になっている。分散ヘッド１６６の上側の半休１
６８は、加熱コイル６４からの熱エネルギを効率よく且
つ効果的に分散ヘッド１６６に伝達する為に、ベリリウ
ム銅の様な熱伝導度のよい材料で形成される。この構成
にすると、分散ヘッドの近辺にあるディスク形成材料は
、スリーブ弁１３０が閉鎖して、この材料を型空所から
隔離し、型空所に射出する前にこの材料の凝固を防止す
る時、溶融状態に保たれる。

分散ヘッドの上側及び下側の半休１６８，１７４は、半
休及びスペーサ段１６９を上向きに通抜けて軸部とねじ
係合する複数個の結合ねじ１７０により、互いに且つ湯
口ブッシングの軸部６０に固定するのが便利である。こ
の代りに、半休１６８゜１７４を固着する為に別個のね
じ（図に示してない）を用いてもよく、上側の半休１６
８を軸部に固定する為に複数個の結合ねじを用いる。第
９図に示す様に、１つ又は更に多くの結合ねじ１７０を
、熱ピンの様に、希薄熱伝導ガスを充填した熱伝導性の
中空ビン１９２に取替えることが出来る。

この種のガス充填熱ピンは、加熱された湯口ブッシング
の軸部６０と分散ヘッド１６６との間の熱伝導が非常に
よいリンクとなる。

環状座１７９を含むスリーブ弁１３０が、座１７９から
軸部の円錐形の面６７の外周に向って上向き及び半径方
向内向きに伸びる環状の圧力面１８０を持っている。図
示の様に、この圧力面は、第１図乃至第７図の実施例に
ついて前に説明した様に、溶融材料の圧力に応答して圧
力反作用をする拡大された斜めの面となる。この代シに
、希望によっては、スリーブ弁は、適当な流体圧又は空
気圧手段によシ、前進位置及び後退位置の間で作動して
もよい。いずれにせよ、弁が第９図に破線で示す後退位
置にある時、圧力面１８０の斜めの輪郭は、軸部の円錐
形の面６７と協働して溶融材料を型空所２５へ滑らかに
流れさせると共に、分散ヘッドの円錐形の面１７１と協
働して、材料が型空所に流れるにつれて垂直方向の断面
が減少する多数の流路を構成する様に選ばれる。

第９図の実施例を使う時、第１図乃至第７図について前
に説明したのと同様に、溶融材料がを空所２５に射出さ
れ、情報ディスク１１３を形成する。空所が溶融材料で
適当に充填され且つ詰込まれた時、スリーブ弁１３０が
型空所に入シ込んで分散ヘッド１６６の下側の半体１７
４と密封保合し、ディスクに所要の中心開口１９０を成
形する前進位置又は閉鎖位置へ移動する。然し、この実
施例では、中心開口１９０の少なくとも一部分が、型空
所内にある分散ヘッド１６６の円柱形の周縁１９２によ
って限定される。中心開口の残シの部分は、スリーブ弁
１３０の下側の半径方向外側の縁に設けられた環状の斜
め切りの面１９３によって構成される。これによって相
補的な形の斜め切りした面がディスク１１３に形成され
る。この斜め切りの形をディスクに成形すると、ディス
クに記録された情報を再生する適当な再生装置（図に示
シテない）のスピンドルにディスクを取付けるのが容易
になる。

この発明の別の実施例が第１０図乃至第１２図に示され
ており、こ＼でも第１図乃至第７図の実施例と同一の部
品には同じ参照数字を用いている。

図示の様に、この実施例は溶融したディスク形成材料を
型空所２５へ案内する為の変形の分散ヘッド及びスペー
サ段と関連して、変形の湯口ブッシング２５４を用いて
いる。

第１０図乃至第１２図の実施例では、変形の高温湯口弁
集成体２１２が管状の湯口ブッシング２５４を持ち、そ
の下側軸部２６０が加熱コイル６４を担持していて、垂
直の孔５５を通過する際、プラスチックのディスク形成
材料を溶融状態に保つ。軸部２６０の下端が、孔５５か
ら下向き及び半径方向外向きに突出する引込んだ円錐形
の面２６７を持ち、この面２６７が下向きに伸びる円筒
形の面２６８と合流する。円筒形の面２６８の下側の末
端が下向き及び半径方向外向きに伸びる別の環状面２５
４と合体しており、これがスＩＪ。

プ弁３０の圧力面８０と協働して、溶融材料を型空所２
５の中へ案内し、情報ディスク２１３を形成する。

変形の分散ヘッド２６６が軸部２６０の下端に固定され
る。図示の様に、この変形の分散ヘッド２６６は円柱形
スタッド２７２の上端に比較的小さな円錐形部分２７１
を持ち、スタッド２７２の下端が全体的にディスク形の
基部２７５に結合されている。

基部２７５は型空所２５内に配置される円筒形の周縁２
９２を構成する形になっていて、成形される情報ディス
ク２１３に中心開口２９０の一部分を成形する。更に基
部２７５は断面積が減少する、下向きに突出する中心合
せポス２７６を持つ様な形になっていて、これが変形の
坐着ブッシング集成体に設けられた相補的な形の凹部２
７７にぴったりとはまる様になっている。複数個のスペ
ーサ段２６９が分散ヘッド２６６のスタッド２７２と軸
部２６０の円筒形の面２６８との間に介在配置され、結
合ねじ２７０が軸部及びスペーサ段２６９を水平方向に
通抜けて、スタッドにねじ係合する。これらのスペーサ
段２６９はスタッドの周シに等しい角度間隔で配置され
ていて、垂直方向に開放した複数個の流路２７３を構成
し、溶融材料が分離されて略一様に半径方向に分布する
様にする。流路２７３が湯口ブッシングの孔５５から下
向きに伸び、分散ヘッド２６６の円錐形部分２７１によ
って半径方向に分配される。分配された材料が、第１２
図に見られる様に、スペーサ段２６９の全体的に楕円形
で垂直方向に細長い断面形によシ、別々の流れに滑らか
に分離され、この後溶融材料は１つの流れに再び組合さ
れて均質になってから、分散ヘッドの基部２７５に対し
て成る角度を持つ下側の面２７４及びスリーブ弁の圧力
面８０によって構成された収斂する面の間を介して型空
所へ加速されて送出される。

分散ヘッド２６６は中央室２９４を持つのが有利である
。この中には熱伝導度の高い希薄ガスを充填した中空銅
ピンの様な熱ピン２９５を収める。

第１０図に見られる様に、この熱ピンは、この室の下端
を閉じる止めねじ２９６により、室２９４内に着脱自在
に配置することが出来る。動作中、熱ピン２９５は分散
ヘッド２６６への熱エネルギの伝達を助け、この熱エネ
ルギを保存することによシ、普通の動作中、ヘッドの温
度が一層高くなる。ヘッドの温度が上昇することは、ヘ
ッド２６６と湯口ブッシングの軸部２６０の間にあるデ
ィスク形成材料を、型空所に射出する前に、一層効果的
に溶融状態に保ってその凝固を防止する様に作用する。

第１０図乃至第１２図の実施例の動作について説明する
と、溶融したディスク形成材料が高温湯口弁集成体２１
２を介して、前に第１図乃至第７図の実施例について説
明したのと全体的に同様に、型空所に射出される。加圧
された溶融材料がスリーブ弁３０を第１０図に破線で示
す後退位置へ強制的に移動させ、を空所に流れる様に流
れる。空所が溶融材料で充填され且つ詰込まれると、そ
の圧力を解除して、スリーブ弁３０が前進位置へ移動し
て分散ヘッド・の基部２７５の外周に坐着係合すること
が出来る様にする。弁のこの移動により、ディスク２１
３に中心開口２９０を成形することが完了すると共に、
型空所２５内の材料が高温湯口弁集成体２１２内にある
材料から隔離される。

従って、型空所内にある材料を冷却して凝固させること
が出来るが、この時弁集成体の中にある材料は、熱コイ
ル６４によって発生され且つ熱ピン２９５によって分散
ヘッド２６６に効果的に伝達され且つ保たれる熱により
、溶融状態に保たれる。

この発明の更に別の実施例が第１３図乃至第１５図に示
されておシ、こ＼でも第１図乃至第７図の実施例と同一
の部品には同じ参照数字を用いている。この実施例では
、更に変形した高温湯口弁集。

成体３１２が変形の湯口ブッシング３５４を含み、その
上端が湯口ブロック４４に支持されている。

この湯口ブッシングの軸部３６０が、垂直方向に開放し
た孔、３５５の周シに加熱コイル６４を担持しておシ、
孔・３５５が溶融したディスク形成材料を変形の分散ヘ
ッド３６６を介して型空所２５に向って下向きに通過さ
せる。

湯口ブッシングの孔５５の下端が拡大ねじつき凹部３６
５に開口する。この凹部が分散ヘッド３６６のねじつき
の上端を受入れる。スリーブ弁３３０の孔３６３に止め
ねじを挿入し、軸部３６０のねじ通路３６．２に固定し
て、分散ヘッドを所定位置に固定することが出来る。こ
うして分散ヘッド３６６が軸部３６０の下端に固定され
、比較的短い管状通路３７２を軸部の孔３５５と整合し
た状態に位置ぎめする。この短い管状通路３７２の下端
が、複数個の直立立上シ部材３７４によって互いに隔て
られた半径方向に配置された複数個の成る輪郭の流路３
７３に開口する。立上シ部材３７４の上流側の縁は比較
的尖った翼状の面３７５を構成し、材料の流れを全体的
に一様な半径方向の分布をもって流路３７３に分割する
。第１３図に示す様に、これらの流路は下向き及び半径
方向外向きに伸び、材料を型空所に向って流す。

流路３７３の下流側の端は環状室３６８に開口する。環
状室３６８は分散ヘッドの全体的に上向きの円錐形の面
３７１．軸部３６０の下端３６７゜及び変形スリーブ弁
３３０の成る輪郭をつけた圧力面３８０によって構成さ
れている。溶融材料は、この室３６８の中で再び混合さ
れ均質になってから、略一様な分布で半径方向外向きに
を空所へ通過する。勿論、この通過は、第１図乃至第７
図の実施例について前に述べたのと同じ様に、室３６８
内にある材料の圧力がスリーブ弁の圧力面３８０に作用
して、皿形ばね８１の作用に逆ってスリーブ弁を上向き
に偏圧することによって制御される。

この代シに、圧力に応答するスリーブ弁の動作の代りに
、普通の空気圧又は流体圧制御装置を用いてもよい。

分散ヘッド３６６の下端は拡大円柱体３８９となってお
り、その寸法並びに形は、変形の下側中心クランプ３５
０に担持されるブッシング３９１内にびったシとはまる
様になっている。希望によっては円柱体３８９に斜め切
シした下側の縁３９２゜３９３を設けて、型半体を閉鎖
した時、何時でも分散ヘッドをブッシング３９１内で正
確に中心合せする助けにすることが出来る。重要なこと
は、好ましくは電気抵抗形のヒータ・カートリッジ　、
３９４が円柱体の中央室３９５内に入っていて、下側の
着脱自在の栓３９６によって所定位置に支持されている
ことである。このヒータ・カートリッジ３９４には、導
体３９７を介して電力が供給される。導体３９７は、カ
ートリッジから高温湯口弁集成体３１２から遠ざかる向
きに、分散ヘッド及び湯口ブッシングの軸部３６０に設
け′られた整合するポー）３９８，３９９を通シ、更に
スリーブ弁３３０の溝孔４００を通抜ける。

第１３図乃至第１５図の実施例の動作について説明する
と、溶融したディスク形成材料が、第１図乃至第７図の
実施例について前に述べたのと全体的に同様に、高温湯
口弁集成体３１２を介して型空所２５に射出される。材
料に対する圧力がスリーブ弁３３０を後退位置又は開放
位置へ移動させ、−材料が型空所に流れ込み且つその中
に詰込ま°　　れて、情報ディスク１３を形成すること
が出来る様にする。射出圧力を軽減すると、弁３３０は
型空所に入シ込んで分散ヘッド３６６の円錐形の面３７
１の外周に坐着係合する前進位置又は閉鎖位置へ復帰す
る。この為、スリーブ弁はディスク１３に中心開口９０
を成形すると共に、型空所内のディスク形成材料を弁集
成体３１２内の材料から隔離する様に作用する。ヒータ
・カートリッジ３９４が、型空所内にある材料とは無関
係に、弁集成体内にある材料を常に溶融状態に保ち、こ
れに対して型空所内の材料は冷却されて凝固し、成形さ
れた情報ディスクとなるのが有利である。

以上説明したように、この発明は特にビデオ情報ディス
クを成形する形式の射出成形機の型空所に対するディス
ク形成材料の流れを制御する改良された高温湯口弁集成
体を提供した。この高温湯口弁集成体は型空所に対する
溶融材料の流れを制御すると同時に、ディスクが凝固す
る前にディスクに中心開口を直接的に成形する様に、高
温湯口ブッシングの周シに支持されていて可動である。

高温湯口ブッシングに支持された分散ヘッドがスリーブ
弁と湯口ブッシングの間に配置されていて、弁を開いた
時、溶融材料が型空所へ全体的に半径方向に一様に分配
される様にすると共に、弁を閉鎖した時、型空所内の材
料に無関係に、溶融材料の温度レベルを保つ。

以上の説明から、当業者には、こ＼で説明したこの発明
の実施例に対して種々の変更並びに改良が容易に考えら
れよう。従って、この発明は実施例に制約されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載のみによって限定される
ことを承仰されたい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の新規表特徴を用いた高温湯口弁集成
体を持つ射出成形機の簡略断面図で、弁集成体は型空所
から後退した開放位置にある場合を示しである。第２図
は高温湯口弁集成体が型空所の中に前進した閉鎖位置に
ある場合を示す拡大部分断面図、第３図は高温湯口弁集
成体の分解斜視図で、一部分を破断しである。第４図は
大体第３図の線４−４で切った弁集成体の一部分の平面
図、第５図は型空所に溶融材料を射出することの出来る
開放位置にある高温湯口弁集成体を示す拡大部分断面図
、第６図は第５図と同様な拡大部分断面図であって、溶
融材料が型空所へ通過するのを防止する閉鎖位置にある
高温湯口弁集成体を示している。第７図は高温湯口弁集
成体のスリーブ弁の一部分の拡大部分断面図、第８図は
第１図乃至第７図の高温湯口弁集成体の動作を例示する
グラフ、第９図はこの発明の高温湯口弁集成体の別の実
施例の拡大部分断面図、第１０図はこの発明の更に別の
実施例の高温湯口弁集成体の拡大部分断面図、第１１図
は大体第１０図の線１１−１１で切った水平断面図、第
１２図は大体第１０図の線１２−１２で切った拡大垂直
断面図、第１３図はこの発明の高温湯口弁集成体の更に
別の実施例の拡大部分断面図、第１４図は大体第１３図
の線１４−１４で切った水平断面図、第１５図は第１３
図及び第１４図に示した高温湯口弁集成体の一部分の平
面図である。 主な符号の説明 ２５：型空所 ３０ニスリーブ弁 ５４：湯口ブッシング ８０：加圧面 ８１：皿形ばね １　　　　　　金 ＦＩＧ、　２

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク形型空所を構成する様に互いに接近する
   向きに可動であると共に、成形されたディスクを型空所
   から取出すことが出来る様に互いに遠ざかる向きに可動
   である第１及び第２の型半体と、該第１の型半体に取付
   けられていて、溶融したディスク形成材料が型空所に向
   う向きに通過する流路を形成する湯口ブッシング集成体
   と、前記第１の型半体に可動に支持されていて、材料が
   前記流路を介して型空所へ流れることが出来る様にする
   第１の位置及び材料が前記流路を介して型空所へ流れる
   のを防止する第２の位置の間を移動する弁部材と、前記
   第１及び第２の位置の間での前記弁部材の移動を制御す
   る手段とを有する射出成形機。
2. （２）特許請求の範囲（１）に記載に於て、前記湯口ブ
   ッシング集成体が、溶融材料が全体的に型空所の中心軸
   線に沿って型空所へ向う方向に通過する為の中心孔を持
   つ湯口ブッシングと、型空所に隣接した湯口ブッシング
   の端に固定されていて、湯口ブッシングからの溶融した
   ディスク形成材料を略一様な半径方向の分布をもって型
   空所へと全体的に半径方向外向きに案内する手段を含む
   分布ヘッドとを有する射出成形機。
3. （３）特許請求の範囲（１）に記載に於て、前記弁部材
   がスリーブ弁を構成し、該スリーブ弁は、湯口ブッシン
   グからの材料が分散ヘッドを通過して型空所へ流れられ
   る様に、型空所から後退した第１の位置、及び前記弁内
   の材料を型空所内の材料から分離して材料が型空所へ流
   れるのを防止する為に型空所内へ前進して分散ヘッドの
   一部分と坐着係合する第２の位置の間で摺動する様にな
   っており、前記スリーブ弁及び分散ヘッドが協働して記
   録ディスクに中心開口を成形する射出成形機。
4. （４）特許請求の範囲（１）に記載に於て、前記制御手
   段が前記スリーブ弁を第２の位置に向って偏圧するばね
   で構成される射出成形機。
5. （５）ディスク形型空所を限定する様に互いに接近する
   向きに可動であると共に成形されたディスクを型空所か
   ら取出すことが出来る様に互いに離れる向きに可動の第
   １及び第２の型半体と、該第１の型半体に取付けられて
   いて、全体的に型空所の中心軸線に沿って溶融材料が型
   空所に向う方向に通過出来る様にする中心孔を持つ湯口
   ブッシングと、型空所に隣接した湯口ブッシングの端に
   固定されていて、湯口ブッシングからの溶融したディス
   ク形成材料を略一様な半径方向の分布をもって型空所へ
   と全体的に半径方向外向きに案内する手段を含む分散ヘ
   ッドと、湯口ブッシングからの材料が分散ヘッドを通越
   して型空所へ流れられる様に型空所から後退した第１の
   位置及び当該弁内の材料を型空所内の材料から分離して
   材料が型空所へ流れ込むのを防止する為に、型空所内に
   前進して分散ヘッドの一部分と坐着係合する第２の位置
   の間で摺動する様に、湯口ブッシングの周りに支持され
   たスリーブ弁とを有し、該スリーブ弁及び分散ヘッドは
   記録ディスクに中心開口を成形する様に協働し、更に、
   前記第１及び第２の位置の間でのスリーブ弁の移動を制
   御する手段を有する射出成形機。
6. （６）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記制御手
   段がスリーブ弁を第２の位置に向って偏圧するばねで構
   成される型集成体。
7. （７）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記スリー
   ブ弁が型空所に隣接したその端に、湯口ブッシング内の
   ディスク形成材料と連通する様な向きの斜めに設定され
   た圧力面を持ち、前記スリーブ弁が、湯口ブッシング内
   の材料の圧力が前記圧力面に作用することに応答して、
   該圧力が予定の大きさに達した時に前記ばねに逆って前
   記第１の位置へ移動する射出成形機。
8. （８）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記分散ヘ
   ッドが記録ディスクに中心開口の一部分を成形する為に
   型空所内に配置される円柱形部部を含み、前記スリーブ
   弁が型空所に隣接したその端に斜め切りした外周縁を持
   っていて、記録ディスクに相補的な形の斜め切りした面
   を成形する射出成形機。
9. （９）特許請求の範囲（５）に記載に於て、型空所の中
   心軸線の周りに分散ヘッドを中心合せする手段を有する
   射出成形機。
10. （１０）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記ヘッ
    ドの近辺にある材料を溶融状態に保つ為に分散ヘッドの
    温度を高める手段を育する射出成形機。
11. （１１）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記分散
    ヘッドが比較的硬い材料で形成されていて、前記スリー
    ブ弁と坐着係合する第１の部分と、熱伝導度が比較的高
    い材料で形成されていて湯口ブッシングと支承係合する
    第２の部分とを有する射出成形機。
12. （１２）特許請求の範囲（５）に記載に於て、前記スリ
    ーブ弁が、該弁が前記第２の位置にある時、型空所内に
    ある材料を湯口ブッシング内にある材料から隔離し、こ
    うして型空所内にある材料を湯口ブッシング内にある材
    料に作用する圧力から隔離する射出成形機。