JPH05261766A - 光ディスク用成形機 - Google Patents

光ディスク用成形機

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JPH05261766A
JPH05261766A JP6531992A JP6531992A JPH05261766A JP H05261766 A JPH05261766 A JP H05261766A JP 6531992 A JP6531992 A JP 6531992A JP 6531992 A JP6531992 A JP 6531992A JP H05261766 A JPH05261766 A JP H05261766A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミニディスクを四個取りする。ホットランナ
ー方式を採る。各キャビティ毎の、固定型側と可動型側
との芯合わせを正確かつ容易にする。 【構成】 成形機の固定盤11側に、ホットランナーのた
めのマニホールド21を組み込む。成形機の可動盤12側
に、突き出し機構用の油圧シリンダー装置36に加えて、
ゲート切断機構用の油圧シリンダー装置41を組み込む。
固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分割する。
これら複数組の固定型51および可動型52は、固定盤11お
よび可動盤12に互いに独立に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状光学的記録
担体であるミニディスクなどの光ディスクを成形するた
めの光ディスク用成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製ディスク状光学的記録担体
であるコンパクトディスクなどの光ディスクを成形する
成形装置としては、例えば特公昭62-45809号公報に記載
されているようなものが知られている。この公報に記載
の成形装置では、一つの成形機に、一組の固定型および
可動型からなる金型を取付けて、一枚の光ディスクを成
形するようにしている。また、製品としての光ディスク
は、開口孔を中心部に有しているが、金型内では、当
初、開口孔が塞がった形状で光ディスクが成形される。
そして、開口孔は、可動型側に設けたポンチにより打ち
抜いて形成するようにしている。ポンチの駆動源には、
シリンダー装置を用いているが、このシリンダー装置
は、可動型側に設けている。また、ポンチによる打ち抜
き後、型開に伴い、可動型側に設けた突き出しピンおよ
び突き出しカラーにより、前記開口孔部分の樹脂および
成形された光ディスクを可動型側から段階的に突き出し
て離型させるようにしている。そして、前記突き出しピ
ンおよび突き出しカラーの駆動源は、成形機の型締シリ
ンダー装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の成形装置では、一つの成形機により、一回につき一
枚の光ディスクを成形しているため、すなわち、一個取
りであるため、生産性が悪い。そこで、生産性を高める
ために、多数個取りにすることが考えられる。ところ
で、光ディスクは高精度を要求されるものであり、例え
ば、記録すべき情報を成形される光ディスクに転写する
ための板であるスタンパーも含めて、固定型側と可動型
側との芯合わせに高精度が要求される。ところが、多数
個取りのために、一組の固定型および可動型により複数
のキャビティを形成するとすると、固定型および可動型
の成形機への取付けに加えて、固定型および可動型のそ
れぞれについても複数のキャビティの位置関係の正確な
設定が必要で、各キャビティについての固定型側と可動
型側との芯合わせが面倒になる。これとともに、スタン
パーのメインテナンスも面倒になる問題が生じる。
【0004】また、多数個取りにした場合、成形機の一
つのノズルから型締された固定型および可動型間に形成
された複数のキャビティのそれぞれへ溶融樹脂の流れを
分岐させるランナーが必要になる。このランナーがコー
ルドランナーである場合、一回の成形後ランナー内で固
化した樹脂は、再使用不可能であるが、例えば4個取り
などと取り数が多くなると、ランナーの全長が長くなる
ので、樹脂の無駄が多くなる。そこで、樹脂の無駄をな
くすためには、ランナー内の樹脂を常時溶融状態に保つ
ホットランナー方式を採ることが望ましい。
【0005】なお、ホットランナー方式を採った場合で
も、ランナーからキャビティへのゲートをダイレクトゲ
ートとして開口孔の周辺部に位置させ、この開口孔をキ
ャビティへの樹脂の充填と同時に形成しようとすると、
ゲートが偏在しているために、成形された光ディスクの
光学的特性が悪くなる。これを避けるためには、やはり
ゲートを開口孔となる位置にあるディスクゲートとし、
このゲート位置で光ディスクと開口孔部分の樹脂とを切
断する方がよい。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、光ディスク用成形機において、ホットランナ
ー方式による多数個取りを可能にするとともに、各キャ
ビティについての固定型側と可動型側との芯合わせを正
確かつ容易にでき、しかも、ホットランナーのためのマ
ニホールドやゲートカット機構の設置も容易にできるよ
うにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、開口孔を中心部に有する光ディスクを成
形する光ディスク用成形機において、型締時に前記光デ
ィスクの形状をしたキャビティを内部に形成する固定型
および可動型のうち固定型が取付けられる固定盤と、こ
の固定盤に対して接近および離反可能で可動型が取付け
られる可動盤と、前記固定盤側に設けられ溶融樹脂を射
出するノズルとを備え、前記ノズルから複数のキャビテ
ィのそれぞれへ溶融樹脂の流れを分岐させるランナーを
有するとともにこのランナー内の樹脂を溶融状態に保つ
ヒーターを有するマニホールドを前記固定盤側に設け、
前記ランナーからキャビティへのゲートで成形された光
ディスクと開口孔部分の樹脂とを切断するゲート切断機
構の駆動源を前記可動盤側に設け、成形された光ディス
クおよび開口孔部分の樹脂を可動型側から離型させる突
き出し機構の駆動源を前記可動盤側に設け、前記固定盤
および可動盤に、それぞれ一つのキャビティを形成する
複数組の固定型および可動型を互いに独立に取付け可能
としたものである。
【0008】
【作用】本発明の光ディスク用成形機では、光ディスク
を成形するに際して、固定盤および可動盤に複数組の固
定型および可動型を互いに独立に取付けておく。そし
て、固定盤および可動盤を互いに接近させて、固定型と
可動型とを型締し、複数組の固定型と可動型との間に光
ディスクの形状をした一つのキャビティをそれぞれ形成
した上で、固定盤側にあるノズルから溶融樹脂を射出す
る。このノズルからの溶融樹脂の流れは、固定盤側に設
けられたマニホールド内のランナーにおいて各キャビテ
ィへと分岐し、これらキャビティ内にそれぞれ樹脂が充
填される。その後、可動盤側にある駆動源によって駆動
されるゲートカット機構により、ランナーからキャビテ
ィへのゲートで、成形された光ディスクとこの光ディス
クの中心部の開口孔部分の樹脂とが切断される。つい
で、固定盤および可動盤を互いに離反させて、固定型と
可動型とを型開するが、それに伴い、可動盤側にある駆
動源によって駆動される突き出し機構により、前記開口
孔部分の樹脂が可動型側から離型するとともに、成形さ
れた光ディスクが可動型側から離型する。その後、再び
型締が行われ、以上の成形サイクルが繰り返される。そ
の間、マニホールドのヒーターの加熱により、ランナー
内の樹脂が溶融状態に保たれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の光ディスク用成形機の一実施
例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下
の説明において、図1および図2における上下を上下と
する。図4に示してあるのは、成形される光ディスクの
一種であるミニディスク1である。このミニディスク1
は、中心部に円形の開口孔2を有している。なお、ミニ
ディスク1の外径は、64mmである。
【0010】成形機は、図1から図3に示すように、固
定盤11と可動盤12とを有している。例えば、この可動盤
12は、図示していない油圧シリンダー装置により駆動さ
れ、固定盤11に対して接近および離反するものである。
前記固定盤11は、固定盤本体13と、この固定盤本体13の
下側にスペーサーブロック14を介して固定された固定側
取付け基板15とを有しており、前記固定盤本体13内に
は、図示していないスクリューを内蔵した加熱シリンダ
ーの先端部に設けられ溶融樹脂を射出するノズル16があ
る。一方、前記可動盤12は、可動盤本体17と、この可動
盤本体17の上側に固定された可動側取付け基板18とを有
している。
【0011】そして、前記固定盤11には、固定盤本体13
とスペーサーブロック14と固定側取付け基板15との間に
マニホールド21が設けられている。このマニホールド21
内には、ランナー22が形成されている。このランナー22
は、その一つの入口部22a から二度二分岐して四つの出
口部22b を有している。また、前記マニホールド21に
は、図示していないがヒーターが内蔵されている。そし
て、前記マニホールド21の入口部22a には、スプルーブ
ッシュ23が接続されている。このスプルーブッシュ23
は、前記ノズル16が接続されたものであり、内部が前記
入口部22a 内に連通するスプルー24となっている。な
お、前記スプルーブッシュ23の外周側には、バンドヒー
ター25が設けられている。また、前記固定側取付け基板
15の下側には、四つのゲートブッシュ26が設けられてい
る。これらゲートブッシュ26は、固定側取付け基板15か
ら下方へ突出した先端部にダイレクトゲートからなる一
次ゲート27を有している。また、前記固定側取付け基板
15内には、四つのバルブケーシング28が埋め込み固定さ
れている。これらバルブケーシング28は、それぞれ、下
部が前記ゲートブッシュ26内に嵌合しているとともに、
上面が前記マニホールド21に接続されており、このマニ
ホールド21のランナー22の各出口部22b に内部が連通し
ている。なお、前記バルブケーシング28には、バンドヒ
ーター29が内蔵されている。そして、前記各バルブケー
シング28内には、前記一次ゲート27を開閉するニードル
ピンからなるバルブ30が上下動自在に支持されている。
一方、前記固定盤本体13内には、前記バルブ30の駆動源
である四つの油圧シリンダー装置31が設けられている。
そして、これら油圧シリンダー装置31の上下動するピス
トン32に、前記マニホールド21を貫通した各バルブ30が
それぞれ連結されている。
【0012】一方、前記可動盤本体17内には、前記各一
次ゲート27に対向する位置に、突き出し機構の駆動源で
ある四つの油圧シリンダー装置36がそれぞれ設けられて
いる。これら油圧シリンダー装置36は、それぞれ油圧に
より所定範囲内で上下動するピストン37を有している。
また、前記可動盤12の可動側取付け基板18内には、前記
油圧シリンダー装置36とそれぞれ同軸的に位置して、ゲ
ート切断機構の駆動源である四つの油圧シリンダー装置
41がそれぞれ設けられている。これら油圧シリンダー装
置41は、それぞれ油圧により所定範囲内で上下動するピ
ストン42を有している。これとともに、前記可動側取付
け基板18内には、各油圧シリンダー装置41の下側に筐体
43がそれぞれ設けられており、これら筐体43内に突き出
し伝達杆44の下部のフランジ部45が所定範囲内で上下摺
動自在にそれぞれ嵌合されている。また、これら突き出
し伝達杆44は、そのフランジ部45と筐体43内の上面との
間に装着されたばね46により下方へ付勢されており、こ
のばね46の付勢に抗して、前記油圧シリンダー装置36の
ピストン37により突き上げられるものである。これとと
もに、前記突き出し伝達杆44は、前記油圧シリンダー装
置41のピストン42を上下方向へ摺動自在に貫通してい
る。
【0013】そして、前記固定側取付け基板15には、四
つの固定型51が下面側に互いに独立に取付けられ、一
方、前記可動側取付け基板18には、四つの可動型52が上
面側に互いに独立に取付けられるものである。これら四
組の固定型51および可動型52は、それぞれ、型締時にミ
ニディスク1の形状をした一つのキャビティ53を内部に
形成するものである。前記各固定型51は、図3に示すよ
うに、テーパーピンなどのガイドピン54により可動型52
と位置決めされつつ、ボルト55により固定側取付け基板
15に固定されるものである。図示していないが、前記各
可動型52の可動側取付け基板18への取付けも同様であ
る。
【0014】そして、前記各固定型51は、型締時に前記
可動型52に突き当たる第一の固定型部材56a と、この第
一の固定型部材56a の上側に固定された第二の固定型部
材56b とからなっている。前記第一の固定型部材56a の
中心部に外周ブッシュ57が上下に貫通固定されており、
さらに、この外周ブッシュ57内に内周ブッシュ58が貫通
してある。この内周ブッシュ58の内部が前記固定盤11の
一次ゲート27に連通するスプルー59になっている。そし
て、型締時に前記ブッシュ57,58と可動型52との間に、
前記スプルー59をキャビティ53に連通させるディスクゲ
ートからなる二次ゲート60が形成されるようになってい
る。また、前記外周ブッシュ57の外周下部に位置して、
第一の固定型部材56a 内に内周スタンパー押え61が着脱
可能に固定されている。一方、前記第一の固定型部材56
a の下面外周部には、外周スタンパー押え62が着脱可能
に固定されている。これらスタンパー押え61,62は、第
一の固定型部材56a の下面にキャビティ53に臨むスタン
パーを着脱可能に固定するものである。なお、前記第一
の固定型部材56a 内には、冷却用水路63やエアベント通
路64も形成されている。
【0015】一方、前記可動型52は、型締時に前記固定
型51に突き当たる第一の可動型部材71と、この第一の可
動型部材71の下側に固定された第二の可動型部材72と、
この第二の可動型部材72の下側に固定された第三の可動
型部材73と、この第三の可動型部材73の下側に固定され
た第四の可動型部材74とを備えている。前記第一の可動
型部材71の中心部には、ブッシュ75が上下に貫通してあ
る。また、第一の可動型部材71内には、冷却用水路76が
形成されている。そして、前記第三の可動型部材73、第
二の可動型部材72および第一の可動型部材71のブッシュ
75内には、突き出しスリーブピン81が上下方向へ摺動自
在に貫通してある。この突き出しスリーブピン81は、成
形されたミニディスク1の開口孔2の周辺部を突いて、
このミニディスク1を可動型52側から離型させるもので
ある。そして、突き出しスリーブピン81は、その下部に
形成されたフランジ部82が第四の可動型部材74の上面に
突き当たる位置と、第三の可動型部材73内に形成された
下向き段差面83に突き当たる位置との間で上下動可能な
ものである。これとともに、突き出しスリーブピン81
は、そのフランジ部82と第二の可動型部材72との間に装
着されたばね84により下方へ付勢されている。また、前
記第四の可動型部材74および突き出しスリーブピン81内
には、第一のゲート切断スリーブピン86とこの第一のゲ
ート切断スリーブピン86の外周側上部に嵌合された第二
のゲート切断スリーブピン87とが上下方向へ摺動自在に
貫通してある。これらゲート切断スリーブピン86,87
は、第一のゲート切断スリーブピン86が前記可動盤12に
ある油圧シリンダー装置41のピストン42により突き上げ
られることにより、前記二次ゲート60で成形されたミニ
ディスク1と開口孔2部分の樹脂とを切断するものであ
る。そして、ゲート切断スリーブピン86,87は、ばね88
により突き出しスリーブピン81に対して下方へ付勢され
ているが、第一のゲート切断スリーブピン86の下部に形
成されたフランジ部89が第四の可動型部材74内に形成さ
れた上向き段差面90に突き当たることにより、下方への
移動が規制されるようになっている。さらに、前記第一
のゲート切断スリーブピン86内には、突き出しピン91が
上下方向へ摺動自在に貫通してある。この突き出しピン
91は、前記可動盤12にある突き出し伝達杆44により突き
上げられることにより、成形されたミニディスク1から
切断された開口孔2部分の樹脂を突いて、これを可動型
52側から離型させるものである。そして、突き出しピン
91は、ばね92により下方へ付勢されているが、下部に形
成されたフランジ部93が前記第四の可動型部材74内の上
向き段差面90に突き当たることにより、下方への移動が
規制されるようになっている。
【0016】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。ミニディスク1を成形するにあたっては、成
形機の固定盤11に四つの固定型51を取付けるとともに、
成形機の可動盤12に四つの可動型52を取付けておく。こ
れら四組の固定型51および可動型52は、互いに独立に固
定盤11および可動盤12に取付けられる。その上で、固定
盤11に可動盤12を接近させて、各組の固定型51と可動型
52とをそれぞれ型締する。この状態で、各組の固定型51
と可動型52との間にそれぞれ一つのキャビティ53が形成
される。そして、油圧シリンダー装置31の駆動によりバ
ルブ30を上昇させて、一次ゲート27を開放した上で、固
定盤11側にあるノズル16から溶融樹脂を射出させる。こ
のノズル16から射出された溶融樹脂は、スプルー24、マ
ニホールド21内のランナー22、バルブケーシング28内、
一次ゲート27および固定型51内のスプルー59を順次通っ
て、二次ゲート60からキャビティ53内に流れ込む。その
際、溶融樹脂の流れは、固定盤11側にあるマニホールド
21内のランナー22により、一つのノズル16から四つある
キャビティ53のそれぞれへと分岐することになる。キャ
ビティ53内への樹脂の充填が完了した後、油圧シリンダ
ー装置31の駆動によりバルブ30を下降させて、このバル
ブ30により一次ゲート27を閉塞する。その後、可動側取
付け基板18内の油圧シリンダー装置41に加圧して、その
ピストン42を上昇させる。このようにピストン42が上昇
すると、このピストン42により可動型52にあるゲート切
断スリーブピン86,87が突き上げられ、ばね88の付勢に
抗して上昇するこのゲート切断スリーブピン86,87によ
り、二次ゲート60において、成形されたミニディスク1
とその開口孔2部分の樹脂とが切断される。ついで、固
定盤11から可動盤12を離反させて、固定型51と可動型52
とを型開する。この型開がある程度進行したら、可動盤
本体17内にある油圧シリンダー装置36に加圧して、その
ピストン37を上昇させる。このようにピストン37が上昇
すると、このピストン37により可動側取付け基板18内の
突き出し伝達杆44が突き上げられ、この突き出し伝達杆
44がばね46の付勢に抗して上昇する。このように突き出
し伝達杆44が上昇すると、この突き出し伝達杆44により
突き出しピン91が突き上げられ、ばね92の付勢に抗して
上昇するこの突き出しピン91により、まず前記開口孔2
部分の樹脂が突き出されて可動型52側から離れる。つい
で、突き出しピン91がある程度上昇すると、この突き出
しピン91のフランジ部93が突き出しスリーブピン81を突
き上げるようになり、ばね88の付勢に抗して上昇するこ
の突き出しスリーブピン81により、成形されたミニディ
スク1が突き出されて可動型52側から離れる。
【0017】そして、成形されたミニディスク1および
開口孔2部分の樹脂が取り出された後、油圧シリンダー
装置36,41への加圧が切り換えられるとともに、ばね4
6,84,88,92の付勢により、突き出し伝達杆44、ゲー
ト切断スリーブピン86,87および突き出しピン91および
突き出しスリーブピン81などは下降して初期位置に戻
る。これとともに、再び型締が行われ、以上の成形サイ
クルが繰り返される。その間、ヒーター25,29の加熱に
より、スプルー24、マニホールド21のランナー22および
バルブケーシング28内の樹脂は常時溶融状態に保たれ
る。なお、スタンパーは、例えば数万回の成形毎に交換
する。
【0018】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、一つの成形機による一回の成形において、四つのミ
ニディスク1を同時に成形でき、生産性が高まる。な
お、ミニディスク1は小さいので、例えば、コンパクト
ディスクの一個取り用の成形機に比べて、より大きな型
締力は必要ない。したがって、コンパクトディスクの一
個取り用の成形機をミニディスク1の四個取り用の成形
機に利用できる。また、ホットランナー方式を採ってい
るので、四個取りのためにランナー22の全長が長くなっ
ているにもかかわらず、樹脂の無駄を少なくできるとと
もに、成形能率も高まる。一方、固定盤11から固定型51
への一次ゲート27をバルブゲートとしているのに対し
て、固定型51および可動型52のキャビティ53への二次ゲ
ート60は、ミニディスク1の開口孔2の全周に渡るディ
スクゲートとしているので、成形されるミニディスク1
の光学的特性をよくできる。そして、キャビティ53を形
成する固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分割
して、四つのキャビティ53に対して四組の固定型51およ
び可動型52を設け、これら四組の固定型51および可動型
52を互いに独立に固定盤11および可動盤12に取付け可能
としたので、各キャビティ53についての固定型51側と可
動型52側との芯合わせを正確かつ容易に行えるととも
に、スタンパーのメインテナンスも容易になる。これに
より、高精度のミニディスク1が得られることにもな
る。さらに、固定型51および可動型52をキャビティ53毎
に分割することは、ランナー22を有するマニホールド21
を成形機の固定盤11側に設けることにより可能になった
ものでもあるが、このようにマニホールド21を成形機の
固定盤11側に設け、また、突き出し機構の駆動源である
油圧シリンダー装置36に加えて、ゲート切断機構の駆動
源である油圧シリンダー装置41を成形機の可動盤12側に
設けたことにより、マニホールド21やゲート切断機構な
どの設置も容易にできるようになる。これとともに、固
定型51および可動型52を軽量化できる。
【0019】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、四組の固定型51および可動型52をそれ
ぞれ成形機の固定盤11および可動盤12に直接取付けるよ
うにしたが、各キャビティをそれぞれ形成する分割され
た部材を共通の一枚の取付け板に取付け、この取付け板
を固定盤や可動盤に取付けるようにしてもよい。また、
成形機の汎用化のために、マニホールドあるいは突き出
し機構やゲート切断機構の駆動源などは、自在に取り外
せるようにしてもよい。さらに、前記実施例の光ディス
クはミニディスクであったが、本発明は、ミニディスク
以外の光ディスクにももちろん適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、固定型が取付けられる
固定盤と、可動型が取付けられる可動盤とを備え、開口
孔を中心部に有する光ディスクを成形する光ディスク用
成形機において、固定盤側のノズルから複数のキャビテ
ィへのランナーを有するマニホールドを固定盤側に設
け、ゲート位置で成形された光ディスクと開口孔部分の
樹脂とを切断するゲート切断機構の駆動源を可動盤側に
設け、成形された光ディスクおよび開口孔部分の樹脂を
可動型側から離型させる突き出し機構の駆動源を可動盤
側に設け、固定盤および可動盤に、それぞれ一つのキャ
ビティを形成する複数組の固定型および可動型を互いに
独立に取付け可能としたので、ホットランナー方式によ
る多数個取りにより、樹脂の無駄を少なくでき、また、
キャビティ毎の固定型および可動型の分割により、各キ
ャビティについての固定型側と可動型側との芯合わせを
正確かつ容易にできるとともに、スタンパーのメインテ
ナンスも容易になり、さらに、成形機自体がマニホール
ドやゲート切断機構などの駆動源を有していることによ
り、これらの設置も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク用成形機の一実施例を示す一
部の断面図である。
【図2】同上全体の側面図であり、一部を断面にしてあ
る。
【図3】同上固定盤側の正面図である。
【図4】成形される光ディスクであるミニディスクの斜
視図である。
【符号の説明】 1 ミニディスク(光ディスク) 2 開口孔 11 固定盤 12 可動盤 16 ノズル 21 マニホールド 22 ランナー 36 油圧シリンダー装置(突き出し機構の駆動源) 41 油圧シリンダー装置(ゲート切断機構の駆動源) 51 固定型 52 可動型 53 キャビティ 60 二次ゲート(ゲート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/26 521 7215−5D // B29L 17:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口孔を中心部に有する光ディスクを成
    形する光ディスク用成形機において、型締時に前記光デ
    ィスクの形状をしたキャビティを内部に形成する固定型
    および可動型のうち固定型が取付けられる固定盤と、こ
    の固定盤に対して接近および離反可能で可動型が取付け
    られる可動盤と、前記固定盤側に設けられ溶融樹脂を射
    出するノズルとを備え、前記ノズルから複数あるキャビ
    ティのそれぞれへ溶融樹脂の流れを分岐させるランナー
    を有するとともにこのランナー内の樹脂を溶融状態に保
    つヒーターを有するマニホールドを前記固定盤側に設
    け、前記ランナーからキャビティへのゲートで成形され
    た光ディスクと開口孔部分の樹脂とを切断するゲート切
    断機構の駆動源を前記可動盤側に設け、成形された光デ
    ィスクおよび開口孔部分の樹脂を可動型側から離型させ
    る突き出し機構の駆動源を前記可動盤側に設け、前記固
    定盤および可動盤に、それぞれ一つのキャビティを形成
    する複数組の固定型および可動型を互いに独立に取付け
    可能としたことを特徴とする光ディスク用成形機。
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