JPS61227832A - 非水系の固体分散剤 - Google Patents
非水系の固体分散剤Info
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- JPS61227832A JPS61227832A JP60069850A JP6985085A JPS61227832A JP S61227832 A JPS61227832 A JP S61227832A JP 60069850 A JP60069850 A JP 60069850A JP 6985085 A JP6985085 A JP 6985085A JP S61227832 A JPS61227832 A JP S61227832A
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- alkylene oxide
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- solid dispersant
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、非水系の安定な固体分散剤、特に脂肪酸の
アルカノールアミドまたはそのアルキレンオキシド付加
物とりん酸エステルまたはその塩との混合物を有効成分
とする固体分散剤に関する。
アルカノールアミドまたはそのアルキレンオキシド付加
物とりん酸エステルまたはその塩との混合物を有効成分
とする固体分散剤に関する。
従来、この種の非水系の安定な固体分散剤としては、た
とえば特開昭57−92518号公報、米国特許第4,
354..872号明細書に開示されているように、脂
肪酸のアルカノールアミド、脂肪族アルコール、アルカ
ノールアミン、マグネシウムラウリルザルフェートおよ
びイミダシリン型両性界面活性剤などが知られている。
とえば特開昭57−92518号公報、米国特許第4,
354..872号明細書に開示されているように、脂
肪酸のアルカノールアミド、脂肪族アルコール、アルカ
ノールアミン、マグネシウムラウリルザルフェートおよ
びイミダシリン型両性界面活性剤などが知られている。
しかしながら、上記の如き従来の分散剤では安定性など
にいくつかの問題があり、たとえば長期保存中に固体粒
子が沈降分離するなど、未だ満足すべき方法とはいえな
い。したがって、この発明は、非水系における固体粒子
の分散安定性の向−にを図りうる分散剤を得ることを目
的とする。
にいくつかの問題があり、たとえば長期保存中に固体粒
子が沈降分離するなど、未だ満足すべき方法とはいえな
い。したがって、この発明は、非水系における固体粒子
の分散安定性の向−にを図りうる分散剤を得ることを目
的とする。
この発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討した
結果、分散剤の有効成分として、脂肪酸のアルカノール
アミドまたはそのアルキレンオキシド付加物とリン酸エ
ステルまたはその塩との混合物を用いたときには、固体
粒子の沈降分画が抑えられ、長期保存性にすぐれた非水
系の固体分散液が得られることを見出し、この発明をな
すに至つた。
結果、分散剤の有効成分として、脂肪酸のアルカノール
アミドまたはそのアルキレンオキシド付加物とリン酸エ
ステルまたはその塩との混合物を用いたときには、固体
粒子の沈降分画が抑えられ、長期保存性にすぐれた非水
系の固体分散液が得られることを見出し、この発明をな
すに至つた。
すなわち、この発明は、脂肪酸のアルカノールアミ1′
またはそのアルキレンオキシド付加物と、りん酸エステ
ルまたはその塩との混合物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする非水系の安定な固体分散剤に係るもので
ある。
またはそのアルキレンオキシド付加物と、りん酸エステ
ルまたはその塩との混合物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする非水系の安定な固体分散剤に係るもので
ある。
この発明における脂肪酸のアルカノールアミドは、脂肪
酸またはその低級アルキルエステルなどの誘導体にアル
カノールアミンを反応させることにより得られるもので
あり、上記の脂肪酸としては、炭素数6〜22、好まし
くは10〜18の炭素鎖長を有する飽和または不飽和脂
肪酸の1種もしくは2種以上の混合物が用いられる。
酸またはその低級アルキルエステルなどの誘導体にアル
カノールアミンを反応させることにより得られるもので
あり、上記の脂肪酸としては、炭素数6〜22、好まし
くは10〜18の炭素鎖長を有する飽和または不飽和脂
肪酸の1種もしくは2種以上の混合物が用いられる。
また、」1記のアルカノールアミン
ノエタノールアミン、ジェタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノ
エチルエタノールアミンなどがあり、これらのうちの1
種または2種以上の混合物として使用する。
ロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノ
エチルエタノールアミンなどがあり、これらのうちの1
種または2種以上の混合物として使用する。
この発明におけるアルキレンオキシド付加物は、上記方
法にて得られる脂肪酸のアルカノールアミドに公知の方
法にしたがってアルキレンオキシドを付加させることに
より、得ることができる。
法にて得られる脂肪酸のアルカノールアミドに公知の方
法にしたがってアルキレンオキシドを付加させることに
より、得ることができる。
上記付加物を得るために用いるアルキレンオキシドとし
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシド、スチレンオキシドなどが望ましく、これら
のうちの1種または2種以上の混合物として用いられる
が、2種以上の混合物として使用するときは、その付加
重合はブロック共重合でもランダム共重合でもよい。
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシド、スチレンオキシドなどが望ましく、これら
のうちの1種または2種以上の混合物として用いられる
が、2種以上の混合物として使用するときは、その付加
重合はブロック共重合でもランダム共重合でもよい。
アルキレンオキシドの付加モル数としては、通常1〜1
00モル、好ましくは1〜70モルとするのがよい。こ
の付加モル数が多くなりすぎるとアルカノールアミド構
造に起因した固体粒子の親和性が不足し、この発明の目
的とするような分散安定性の高度の改善効果を得ること
が難しくなる。
00モル、好ましくは1〜70モルとするのがよい。こ
の付加モル数が多くなりすぎるとアルカノールアミド構
造に起因した固体粒子の親和性が不足し、この発明の目
的とするような分散安定性の高度の改善効果を得ること
が難しくなる。
この発明に用いられるりん酸エステルは、っぎの一般式
; (RO(AO) l、)+= P (OH)z−
y(式中、Rば炭素数1〜30のアルキル基もしくはア
ルケニル基または炭素数1〜30のアルキル基をもつア
ルキルフェニル壓、AOはエチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシドのうちのいずれかのアル
キレンオキシド、nはアルキレンオキシドの付加モル数
で0〜100、kは1または2である) で表されるモノエステルまたはジエステルであり、これ
らのうちの1種または2種以上の混合物である。
; (RO(AO) l、)+= P (OH)z−
y(式中、Rば炭素数1〜30のアルキル基もしくはア
ルケニル基または炭素数1〜30のアルキル基をもつア
ルキルフェニル壓、AOはエチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシドのうちのいずれかのアル
キレンオキシド、nはアルキレンオキシドの付加モル数
で0〜100、kは1または2である) で表されるモノエステルまたはジエステルであり、これ
らのうちの1種または2種以上の混合物である。
これらのりん酸エステルの例としては、モノ2−エチル
ヘキシルりん酸エステル、ジ2−エチルヘキシルりん酸
エステル、モノn−オクチルりん酸エステル、ジローオ
クチルりん酸エステル、モノオレイルりん酸エステル、
ジオレイルりん酸エステル、モノラウリルりん酸エステ
ル、ジラウリルりん酸エステル、モノポリエチレンオキ
シド〔40モル〕オクチルフェニルエーテルりん酸エス
テル、ジポリエチレンオキシド〔40モル〕オクチルフ
ェニルエーテルりん酸エステル、モノポリエチレンオキ
シド〔10モモルフニルフェニルエーテルりん酸エステ
ル、ジポリエチレンオキシド〔10モモルフニルフェニ
ルエーテルりん酸エステル、モノポリプロピレンオキシ
ド〔10モモルトデシルフェニルエーテルりん酸エステ
ル、ジポリプロピレンオキシド(10モル〕 ドデシル
フェニルエーテルりん酸エステル、モノポリエチレンオ
キシド〔30モル〕ラウリルエーテルりん酸エステル、
ジポリエチレンオキシド〔30モル〕ラウリルエーテル
りん酸エステルなどが挙げられる。
ヘキシルりん酸エステル、ジ2−エチルヘキシルりん酸
エステル、モノn−オクチルりん酸エステル、ジローオ
クチルりん酸エステル、モノオレイルりん酸エステル、
ジオレイルりん酸エステル、モノラウリルりん酸エステ
ル、ジラウリルりん酸エステル、モノポリエチレンオキ
シド〔40モル〕オクチルフェニルエーテルりん酸エス
テル、ジポリエチレンオキシド〔40モル〕オクチルフ
ェニルエーテルりん酸エステル、モノポリエチレンオキ
シド〔10モモルフニルフェニルエーテルりん酸エステ
ル、ジポリエチレンオキシド〔10モモルフニルフェニ
ルエーテルりん酸エステル、モノポリプロピレンオキシ
ド〔10モモルトデシルフェニルエーテルりん酸エステ
ル、ジポリプロピレンオキシド(10モル〕 ドデシル
フェニルエーテルりん酸エステル、モノポリエチレンオ
キシド〔30モル〕ラウリルエーテルりん酸エステル、
ジポリエチレンオキシド〔30モル〕ラウリルエーテル
りん酸エステルなどが挙げられる。
また、りん酸エステルの塩を形成する場合の塩は、アル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩また
は低級アミン塩であり、たとえばカリウム、ナトリウム
、カルシウム、マグネシウム、アンモニア、ジェタノー
ルアミン、トリエタノールアミンなどの塩が挙げられ、
これらのうちの1種または2種以上の混合物として使用
する。
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩また
は低級アミン塩であり、たとえばカリウム、ナトリウム
、カルシウム、マグネシウム、アンモニア、ジェタノー
ルアミン、トリエタノールアミンなどの塩が挙げられ、
これらのうちの1種または2種以上の混合物として使用
する。
この発明においては、上述した脂肪酸アルカノールアミ
ドまたはそのアルキレンオキシド付加物とりん酸エステ
ルまたはその塩とを併用することが重要であり、この併
用によって長期保存中にスラリー中の固体粒子が沈降分
離するなどの問題を効果的に回避することができる。
ドまたはそのアルキレンオキシド付加物とりん酸エステ
ルまたはその塩とを併用することが重要であり、この併
用によって長期保存中にスラリー中の固体粒子が沈降分
離するなどの問題を効果的に回避することができる。
上記の併用によって、固体粒子の分散安定性が大幅に改
善される理由については、必ずしも明らかではないが、
つぎのように推測される。すなわち、脂肪酸アルカノー
ルアミドまたはそのアルキレンオキシド付加物と、リン
酸エステルまたはその塩との混合物として用いた場合に
は、よく知られているようにアルカノルルアミドの構造
とアニオンの構造によるコンプレックスをつくることに
より、分散剤の固体粒子への吸着層を厚くし、さらにア
ニオンの構造による静電気的な反発力も加味されて安定
性に寄与するものと思われる。
善される理由については、必ずしも明らかではないが、
つぎのように推測される。すなわち、脂肪酸アルカノー
ルアミドまたはそのアルキレンオキシド付加物と、リン
酸エステルまたはその塩との混合物として用いた場合に
は、よく知られているようにアルカノルルアミドの構造
とアニオンの構造によるコンプレックスをつくることに
より、分散剤の固体粒子への吸着層を厚くし、さらにア
ニオンの構造による静電気的な反発力も加味されて安定
性に寄与するものと思われる。
このような効果を発揮させるための脂肪酸アルカノール
アミドまたはそのアルキレンオキシトイ寸加物とりん酸
エステルまたはその塩との混合物の混合割合としては、
両者の合計量中に占めるりん酸エステルまたはその塩の
割合が1〜90重量%、好ましくは1〜50重量%とな
るようにするのがよい。
アミドまたはそのアルキレンオキシトイ寸加物とりん酸
エステルまたはその塩との混合物の混合割合としては、
両者の合計量中に占めるりん酸エステルまたはその塩の
割合が1〜90重量%、好ましくは1〜50重量%とな
るようにするのがよい。
この発明の分散剤は、このような脂肪酸のアルカノール
アミドまたはそのアルキレンオキシド付加物とりん酸エ
ステルまたはその塩との混合物を有効成分とするもので
あるが、この分散剤には必要に応じて他の公知の界面活
性剤を含ませても差し支えない。この界面活性剤の使用
量は、上記有効成分との合計量中50重量%以下とする
のがよい。
アミドまたはそのアルキレンオキシド付加物とりん酸エ
ステルまたはその塩との混合物を有効成分とするもので
あるが、この分散剤には必要に応じて他の公知の界面活
性剤を含ませても差し支えない。この界面活性剤の使用
量は、上記有効成分との合計量中50重量%以下とする
のがよい。
上記の界面活性剤としては、たとえばポリカルボン酸塩
、ナフタレンスルホン酸塩、Fデシルベンゼンスルホン
酸塩、脂肪酸面けん、高級アルコール硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエルチル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロックまたはランダム共重合物、さらにペンタエリ
スリト−ル、トリメチロールプロパン、シヨ1J7jな
どのポリオールのポリオキシエチレン・ポリオキシプロ
ピレンブロックまたはランダム付加物、エチレンジアミ
ン、ジエチレンI−リアミンなどのポリアミンのポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックまたはラ
ンダム付加物、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイ
ミンなどのポリイミンのポリオキシエチレン・ポリオキ
シプロピレンブロックまたはランダム付加物などが挙げ
られる。
、ナフタレンスルホン酸塩、Fデシルベンゼンスルホン
酸塩、脂肪酸面けん、高級アルコール硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエルチル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロックまたはランダム共重合物、さらにペンタエリ
スリト−ル、トリメチロールプロパン、シヨ1J7jな
どのポリオールのポリオキシエチレン・ポリオキシプロ
ピレンブロックまたはランダム付加物、エチレンジアミ
ン、ジエチレンI−リアミンなどのポリアミンのポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックまたはラ
ンダム付加物、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイ
ミンなどのポリイミンのポリオキシエチレン・ポリオキ
シプロピレンブロックまたはランダム付加物などが挙げ
られる。
この発明の分散剤を用いて分散可能な固体としては、た
とえば酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、サテンホワイト
、ホワイトカルボン、紺青、群青、カーボンブラック、
フタロシアニン系顔料、ペリレン顔料などの無機または
有機系染料や顔料、さらに黒鉛、木炭、石炭、コークス
、石油コークス、雲母、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、炭酸カルシウム、アルミナ、ケイ酸塩、窒素
珪素、炭化珪素、窒化はう素、酸化はう素、酸化ジルコ
ニラJ1などが挙げられる。
とえば酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、サテンホワイト
、ホワイトカルボン、紺青、群青、カーボンブラック、
フタロシアニン系顔料、ペリレン顔料などの無機または
有機系染料や顔料、さらに黒鉛、木炭、石炭、コークス
、石油コークス、雲母、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、炭酸カルシウム、アルミナ、ケイ酸塩、窒素
珪素、炭化珪素、窒化はう素、酸化はう素、酸化ジルコ
ニラJ1などが挙げられる。
また、」−記の固体を分散させる非水系の油分としては
、鉱物系油、動植物油、ワックス類、脂肪酸エステル、
パラフィン、芳香族カルボン酸エステル、低級ないし高
級アルコール、塩素化炭化水素、ポリオレフィン、シリ
コン、ケトン類などが挙げられ、これらのものを単独ま
たは2種以上の混合物として使用することができる。
、鉱物系油、動植物油、ワックス類、脂肪酸エステル、
パラフィン、芳香族カルボン酸エステル、低級ないし高
級アルコール、塩素化炭化水素、ポリオレフィン、シリ
コン、ケトン類などが挙げられ、これらのものを単独ま
たは2種以上の混合物として使用することができる。
この油分に分散させる前記の固体は、通常その粒子径が
200μm以下、好ましくは100.um以下の粉体と
して用いられ、またその使用量は、固体の種類などによ
って大きく異なるが、一般には80重量%以下、好まし
くは50重重量以下である。
200μm以下、好ましくは100.um以下の粉体と
して用いられ、またその使用量は、固体の種類などによ
って大きく異なるが、一般には80重量%以下、好まし
くは50重重量以下である。
この発明の分散剤を用いて非水系の安定な固体分散液を
つくるには、固体の種類に応じて前記有効成分における
脂肪酸の炭素鎖長、アルカノールアミンの種類、または
アルキレンオキシドの種類やその付加モル数、りん酸エ
ステルの種類およびその塩の種類の組み合わせを変える
だけで対応ず1す ることができる。
つくるには、固体の種類に応じて前記有効成分における
脂肪酸の炭素鎖長、アルカノールアミンの種類、または
アルキレンオキシドの種類やその付加モル数、りん酸エ
ステルの種類およびその塩の種類の組み合わせを変える
だけで対応ず1す ることができる。
この際の分散剤の使用量としては、前記有効成分が分散
液全体の0.01〜10重量%、好適には0.1〜5重
量%となるようにするのがよい。この量が過少では固体
粒子の分散安定性が悪く、また一定量を超える過剰使用
はそれによる効果の顕著な改善が見られないため経済的
に不利である。
液全体の0.01〜10重量%、好適には0.1〜5重
量%となるようにするのがよい。この量が過少では固体
粒子の分散安定性が悪く、また一定量を超える過剰使用
はそれによる効果の顕著な改善が見られないため経済的
に不利である。
この発明の分散剤を用いると、長期保存中に固体粒子が
沈降分離することのない安定な非水系の固体分散液を容
易に得ることができる。したがって、この発明の分散剤
は、塗料、染料、顔料、印刷インキ、潤滑剤、建築用不
燃材、燃料など幅広い分野において有効な分散剤として
用いることができる。
沈降分離することのない安定な非水系の固体分散液を容
易に得ることができる。したがって、この発明の分散剤
は、塗料、染料、顔料、印刷インキ、潤滑剤、建築用不
燃材、燃料など幅広い分野において有効な分散剤として
用いることができる。
以下、この発明の実施例を記載してより具体的に説明す
る。
る。
実施例
つぎの第1表に示される試料1)k1)〜7に係る脂肪
酸のアルカノールアミドまたはそのアルキレンオキシド
付加物とりん酸エステルまたはその塩との混合物あるい
はこれらと他の界面活性剤との混合物をこの発明の固体
分散剤とした。また、参考のために同表に示される試料
階8〜10に係る界゛面活性剤を比較用の固体分散剤と
した。
酸のアルカノールアミドまたはそのアルキレンオキシド
付加物とりん酸エステルまたはその塩との混合物あるい
はこれらと他の界面活性剤との混合物をこの発明の固体
分散剤とした。また、参考のために同表に示される試料
階8〜10に係る界゛面活性剤を比較用の固体分散剤と
した。
なお、第1表中、エチレンオキシド付加物およびプロピ
レンオキシド付加物における〔 〕内表示はそれぞれの
アルキレンオキシドの付加モル数を示したものである。
レンオキシド付加物における〔 〕内表示はそれぞれの
アルキレンオキシドの付加モル数を示したものである。
上記の分散剤とさらに第1表に記載の各種固体および油
分とを用いて、同表記載の配合割合(重量%)で下記の
方法にて非水系の固体分散液の調製およびこの分散液の
安定性を調べた。なお、各種固体はいずれも粒子径カ月
00μm以下の範囲にある粉体を用いた。
分とを用いて、同表記載の配合割合(重量%)で下記の
方法にて非水系の固体分散液の調製およびこの分散液の
安定性を調べた。なお、各種固体はいずれも粒子径カ月
00μm以下の範囲にある粉体を用いた。
〈固体分散液の調製および評価方法〉
容量37!の磁性ボールミルに所定量の油分、固体およ
び分散剤を合計500gとなるように加え、所定時間混
合攪拌して固体分散液を調製した。混A 合攪拌時間は試料No、]、4.6,9.Inで30分
間、試料No、 7で40分間、その他はすべて60分
間とした。
び分散剤を合計500gとなるように加え、所定時間混
合攪拌して固体分散液を調製した。混A 合攪拌時間は試料No、]、4.6,9.Inで30分
間、試料No、 7で40分間、その他はすべて60分
間とした。
固体分散液の調製後、100mlのメスシリンダーに移
して常温(25℃)の恒温槽中に1力月間保管したのち
、メスシリンダーを傾けて分散液を取り出した。このと
き、傾けるだけで全量出るものを○、ガラス棒などで軽
くつつくと全量出るものを△、スパチュラなどでかき出
さなければ出ないものを×、とそれぞれ評価した。
して常温(25℃)の恒温槽中に1力月間保管したのち
、メスシリンダーを傾けて分散液を取り出した。このと
き、傾けるだけで全量出るものを○、ガラス棒などで軽
くつつくと全量出るものを△、スパチュラなどでかき出
さなければ出ないものを×、とそれぞれ評価した。
■−記試験結果によれば、この発明の分散剤を用いた試
料No、 1〜7に係る固体分散液ではいずれも良好な
流動性を示したが、比較用の分散剤を用いた試料No、
8〜10に係る固体分散液ではいずれも流動性が非常
に悪かった。この結果からも明らかなように、この発明
の分散剤によれば、長期安定性の非水系の固体分散液が
得られるものであることが判る。
料No、 1〜7に係る固体分散液ではいずれも良好な
流動性を示したが、比較用の分散剤を用いた試料No、
8〜10に係る固体分散液ではいずれも流動性が非常
に悪かった。この結果からも明らかなように、この発明
の分散剤によれば、長期安定性の非水系の固体分散液が
得られるものであることが判る。
Claims (8)
- (1)脂肪酸のアルカノールアミドまたはそのアルキレ
ンオキシド付加物と、りん酸エステルまたはその塩との
混合物を有効成分として含有することを特徴とする非水
系の固体分散剤。 - (2)脂肪酸が炭素数6〜22の炭素鎖長を有する飽和
または不飽和脂肪酸の1種または2種以上の混合物であ
る特許請求の範囲第(1)項記載の固体分散剤。 - (3)アルカノールアミドがモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、アミノエチルエタノールアミン
のうちの1種または2種以上の混合物のアミドである特
許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の固体分
散剤。 - (4)アルキレンオキシド付加物におけるアルキレンオ
キシドがエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシド、スチレンオキシドのうちの1種または2
種以上の混合物である特許請求の範囲第(1)〜(3)
項のいずれかに記載の固体分散剤。 - (5)アルキレンオキシド付加物におけるアルキレンオ
キシド付加モル数が1〜100である特許請求の範囲第
(1)〜(4)項のいずれかに記載の固体分散剤。 - (6)リン酸エステルが、つぎの一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔RO(AO)_n〕_kP(OH)_3_−_k(式
中、Rは炭素数1〜30のアルキル基もしくはアルケニ
ル基または炭素数1〜30のアルキル基をもつアルキル
フェニル基、AOはエチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドのうちのいずれかのアルキレン
オキシド、nはアルキレンオキシドの付加モル数で0〜
100、kは1または2である) で表されるモノエステルまたはジエステルであり、これ
らのうちの1種または2種以上の混合物である特許請求
の範囲第(1)〜(5)項のいずれかに記載の固体分散
剤。 - (7)りん酸エステルの塩が、アルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩、アンモニウム、塩または低級アミン塩の
うちの1種または2種以上の混合物である特許請求の範
囲第(1)〜(6)項のいずれかに記載の固体分散剤。 - (8)脂肪酸のアルカノールアミドまたはそのアルキレ
ンオキシド付加物とりん酸エステルまたはその塩との混
合物中に占めるりん酸エステルまたはその塩の割合が1
〜90重量%である特許請求の範囲第(1)〜(7)項
のいずれかに記載の固体分散剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60069850A JPS61227832A (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | 非水系の固体分散剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60069850A JPS61227832A (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 | 非水系の固体分散剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227832A true JPS61227832A (ja) | 1986-10-09 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5389284A (en) * | 1986-10-30 | 1995-02-14 | Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. | Liquid cleaning products having improved storage capacity without settling |
JP2003528973A (ja) * | 2000-03-31 | 2003-09-30 | テキサコ ディベラップメント コーポレイション | 摩擦抑制剤の送り込みを改良するための燃料添加剤組成物 |
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WO2016199567A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2016-12-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物および端子付き被覆電線 |
JP2019147919A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | Jxtgエネルギー株式会社 | 潤滑油組成物 |
-
1985
- 1985-04-01 JP JP60069850A patent/JPS61227832A/ja active Granted
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JP2012519583A (ja) | 2009-03-04 | 2012-08-30 | ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド | 分散剤組成物 |
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WO2016199567A1 (ja) * | 2015-06-11 | 2016-12-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 金属表面コーティング用組成物および端子付き被覆電線 |
CN107636098A (zh) * | 2015-06-11 | 2018-01-26 | 株式会社自动网络技术研究所 | 金属表面涂覆用组合物和带端子的包覆电线 |
US10174207B2 (en) | 2015-06-11 | 2019-01-08 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Metal surface coating composition and terminal fitted electric wire |
CN107636098B (zh) * | 2015-06-11 | 2020-01-07 | 株式会社自动网络技术研究所 | 金属表面涂覆用组合物和带端子的包覆电线 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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