JPS61227772A - 花入り飲料およびその製造方法 - Google Patents

花入り飲料およびその製造方法

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JPS61227772A
JPS61227772A JP60067935A JP6793585A JPS61227772A JP S61227772 A JPS61227772 A JP S61227772A JP 60067935 A JP60067935 A JP 60067935A JP 6793585 A JP6793585 A JP 6793585A JP S61227772 A JPS61227772 A JP S61227772A
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JP
Japan
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flower
beverage
sake
liquid
flowers
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JP60067935A
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Kiyohiro Tajima
清博 田島
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ASAHI SYUZO KK
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ASAHI SYUZO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルコール飲料や清涼飲料水等に花を混入し、
観賞性を付加した花入り飲料とその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
酒類や清涼飲料水等の嗜好飲料、或いはミネラルウォー
タ等の種々の飲料が製造され、夫々に固有の用途で飲用
に供されている。また、これら飲料については夫々の立
場から技術の研謂がなされているが、その方向としては
何れも固有の特性を純化向上することを目的とし、且つ
その範囲に留まっているのが実情である。
日本酒、特に清酒を例に考えてみると、長年に亘る酒造
の歴史の中で製造者が情熱を傾注したのは、まろやかさ
、豊穣な味覚、コク、爽やかな酔い心地等、何れも清酒
本来の品質向上を追求するものであった。しかも、その
手法はあくまで醸造技術そのものの向上を尊び、異物を
混入することはむしろ禁忌とするもので、現代において
もその観念は根強く残っている。近年では豊穣な味わい
といった伝統的な特性よりも、むしろ軽い酔い心地を追
求する新たな方向が生まれてはいるが、これも清酒の木
質的な特性の範囲内で現代の嗜好変化に適合しようとす
るものに外ならない。
他方、酒席での飲み方についてみると事情は若干具なっ
ている0例えば花見酒等において杯に満たした酒に花弁
を浮かべ、情趣を楽しむといった飲酒のし方が古来行な
われており、花鳥風月を愛する日本人的趣味感に沿った
飲酒の方法として容易に首肯し得るものである。にもか
かわらず、製造の段階で清酒に花を混入することは未だ
何人によっても実施されたことはない。
これは既述のように異物、それも固形物の混入を禁忌と
するi◆i酒造家の伝統的な風潮が影響していると思わ
れるが、より直接的には次に述べる理由によると思われ
る。
なお、清酒以外の酒類、清涼飲料水等の他の飲料の場合
にも事情は同じで、花を混入したものは未だ何人によっ
ても製造されたことはない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
花を混入した飲料が従来存在しなかった具体的な理由と
して、次の問題が上げられる。
即ち、花にはセルロース等の植物繊維、植物蛋白等、花
の実体を構成する物質の外、色素等の水溶性または脂溶
性の成分が含まれており、これら成分が貯蔵中に溶出す
ることである。特に、清酒のように既に完成された嗜好
飲料の場合、これら溶出物質の混入は味覚および風味を
著しく損ない、且つ色素の溶出による着色によって商品
価値を失ってしまう問題がある。
この問題は清酒以外の酒類の場合も同じで、また清涼飲
料水やミネラルウォータ等の場合も同様である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、清酒や清涼
飲料水等の本来的な使用価値をそのまま維持し、且つ花
を混入することにより観賞性を付与した花入り飲料とそ
の製造方法を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の課題を達成するための本発明の構成は次の通りで
ある まず、本発明による花入り飲料は、色素、臭気物質その
他の溶出成分を予め除去した自然孔を。
飲料用液体中に混入したことを特徴とするものである。
また1本発明による花入り飲料の製造方法は、自然孔を
抽出用液体で処理することにより色素、臭気物質等の溶
出成分を除去した後、これを飲料用液体中に混入するこ
とを特徴とするものである。
本発明において、飲料中に混入する花としては、例えば
桜、桃、バラ等、どのような花を用いてもよい、ただし
、花の形状に特徴のあるもの、また適当な大きさで、あ
まり大きすぎないものが望ましい、これらの花は花弁だ
けを用いてもよく、顎部やツルを付けたまま用いてもよ
い。
本発明は清酒やワイン等の酒類、炭酸飲料水等の清涼飲
料、ミネラルウォータ等に適用することができる。
本発明の製造方法において、自然孔を処理する抽出用液
体としては、水、アルコール、エーテル等の通常の抽出
溶媒を用いることができる。しかし、抽出効率の点から
はアルコールが好ましい。
また、抽出処理した花を飲料中に混入することから、食
用アルコール(例えば95%食用エタノール)を用いる
のが最も望ましい。
抽出操作としては、上記の抽出用液体中に花を浸漬する
だけでよく、場合によっては適宜攪拌を施す。抽出に要
する時間は花の種類および抽出溶媒の種類によっても異
なるが、浸漬するだけの場合には一般的に3〜4日程度
である。
こうして抽出処理された自然孔は、色素その他の溶出成
分が抽出除去されているため、これを冷風乾燥すると脱
色された紙状を呈する。こうして抽出処理された花を清
酒等の飲料中に適量混入することにより、目的の花入り
飲料が得られる。
なお、場合によっては上記抽出処理された花に再度着色
を施して混入することも可能である。当然ながら、着色
剤は生理的に許容され得るもので、且つ適用対象である
飲料本来の味覚を損なわないものでなければならない、
このような着色方法の一例としては、上記抽出処理によ
り脱色された花を赤ワイン中に浸漬して赤く着色し、こ
れを白ワイン中に混入するといった方法が可能である。
〔作用〕
本発明により得られる花入り飲料では、混入されている
自然化に木来含まれていた色素等の可溶成分が予め除去
されているから、長期間貯蔵しても飲料の品質低下を防
止することができる。即ち、溶出物で飲料本来の味が損
われたり、好ましくない着色で商品価値がなくなってし
まうといった事態を防止することができる。
しかも1本発明の製造方法によれば特別な装置を必要と
することなく、容易に目的とする花入り飲料を製造する
ことができる。
〔実施例〕
以下1本発明を清酒に適用した一実施例を説明する。
(a)顎部およびジクが付いたままの桜花(染井吉野)
6gを95%食用エタノール1.8ff中に浸漬して放
置した。この間、抽出溶媒に用いた95%食用エタノー
ルは徐々に着色し、60日後にはピンク色ないし黄桃色
に変化した。そこで。
着色した抽出溶媒を廃棄し、新しい95%食用エタノー
ル1.8ffを補充した上で更に60日間浸漬し、抽出
操作を完了した。
(b)こうして抽出処理された桜の花を冷風乾燥したと
ころ、花弁は脱色されて漂白された紙状となり、また顎
部やジクの部分も脱色されていた。
(c)上記の抽出処理および乾燥された桜の花0.7g
を清酒900mff中に混入し、透明容器に入れて保存
した。こうして透明容器に入れられた花入り酒は、清酒
の中に桜の花が浮遊して視覚的に情趣をそそる外観を有
していた。
この透明容器中に保存した花入り酒を3ケ月間、通常の
条件下に貯蔵した後、下記の要領でパネラーズテストに
よる味覚試験を行なった。
パネラ−数; 30人(男10人1女20人) 試験方法; 自利き酒と同じ手法により、上記実施例の花入り酒と、
花を混入しなかった同一種類の清酒とを比較させた。な
お、花入り酒の容器は外側を布で覆い、内部が見えない
ようにして行なった。
試験結果; 上記実施例の花入り酒について着色、味覚の劣化を指摘
したパネラ−は皆無であった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように1本発明によれば各種飲料の本来的
な品質を低下させることなく、その中に花を混入して観
賞性を付与することができる。特に清酒に適用した場合
には、祝儀酒、花見酒等の各種の酒席により一層の情趣
を添えることができる等、顕著な効果を奏するものであ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色素、臭気物質その他の溶出成分を予め除去した
    自然花を、飲料用液体中に混入したことを特徴とする花
    入り飲料。
  2. (2)前記飲料用液体がアルコール飲料であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の花入り飲料。
  3. (3)前記アルコール飲料が清酒であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(2)項記載の花入り飲料。
  4. (4)自然花を抽出用液体で処理することにより色素、
    臭気物質等の溶出成分を除去した後、これを飲料用液体
    中に混入することを特徴とする花入り飲料の製造方法。
  5. (5)前記抽出用液体がアルコール水溶液であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載の花入り飲料
    の製造方法。
  6. (6)前記抽出用液体が食用エチルアルコール水溶液で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載の
    花入り飲料の製造方法。
  7. (7)前記飲料用液体が清酒であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(4)項、第(5)項または第(6)項
    記載の花入り飲料の製造方法。
JP60067935A 1985-03-31 1985-03-31 花入り飲料およびその製造方法 Granted JPS61227772A (ja)

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JPS61227772A true JPS61227772A (ja) 1986-10-09
JPS6366184B2 JPS6366184B2 (ja) 1988-12-20

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03290179A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Kamiyama Kenichi 香料入り酒
KR100389096B1 (ko) * 2001-01-22 2003-06-25 한국화장품주식회사 피부미백기능을 가지는 장미꽃잎추출물 및 이를 함유한피부미백화장료 조성물
KR100755190B1 (ko) 2006-01-24 2007-09-04 주식회사 참선진 종합식품 장미꽃잎 열수추출물 및 이를 이용한 기능성음료 제조방법
CN104970420A (zh) * 2015-07-13 2015-10-14 杨正书 一种玫瑰花果固体饮料及其制备方法
JP6337991B1 (ja) * 2017-06-19 2018-06-06 株式会社豊幸園 アルコール飲料添加用の花の製造方法、アルコール飲料の製造方法、及び容器入りアルコール飲料

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