JPS6122746Y2 - - Google Patents

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JPS6122746Y2
JPS6122746Y2 JP6672281U JP6672281U JPS6122746Y2 JP S6122746 Y2 JPS6122746 Y2 JP S6122746Y2 JP 6672281 U JP6672281 U JP 6672281U JP 6672281 U JP6672281 U JP 6672281U JP S6122746 Y2 JPS6122746 Y2 JP S6122746Y2
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JP
Japan
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nut
screw shaft
bracket
nut body
fixed
Prior art date
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JP6672281U
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JPS57181540U (ja
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Priority to JP6672281U priority Critical patent/JPS6122746Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は案内レール上を空気ベアリングに支
承されて摺動するテーブル、すなわち静圧すべり
案内面を有するテーブルを駆動するための、テー
ブルにブラケツトを介して取付けられ、かつテー
ブル駆動用のねじ軸に嵌合するナツトの機構に関
するものである。
従来はテーブルとナツトを接続する方法とし
て、ナツトをテーブルに固定したものと、軸方向
は高精度に滑り嵌合させ、ねじ中心が360゜自由
にねじの振れを許すことのできるものがあつた。
後者はねじの振れに左右されることなく高精度の
軸方向の伝達が可能に見えるが、軸方向の嵌合す
きまの誤差は除去することができなかつた。また
スラスト空気軸受を用いて軸方向に予圧をかけ、
誤差をなくすることはできても、その装置は大変
高価なものとなつた。
この考案は上記のような欠点を解決しようとす
るものであつて、ねじ軸に嵌合したナツトを、ナ
ツトを軸方向にのみ移動可能に滑り嵌合したナツ
ト本体内に設けたばねで軸方向に付勢すると共
に、テーブルの下面に固定したブラケツトの下部
に設けたナツト取付溝の滑り案内面にナツト本体
を上下方向に摺動可能にわずかの遊隙をもつて滑
り嵌合せしめ、ブラケツトの底面に両端を固定し
たラジアル方向にのみ撓みを許された板ばねの中
央部をナツト本体の底面に固定して、ナツトをテ
ーブルに接続した超精密送り用ねじ軸の嵌合ナツ
トに関するものである。
以下この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図第2図においてベース1上にライナー
2,3を介して2本の角形案内レール4,5が平
行に置かれ、数本のボルト6によりベース1に固
着されている。この角形案内レール4,5をそれ
ぞれ囲んで空気ベアリング7,8,9,10が四
角筒状に組立てられ、その上板に当る空気ベアリ
ング10にテーブル11の下面が固着され、従つ
てテーブル11は空圧により支承されて案内レー
ル上を軽く摺動可能となつている。また2本の案
内レール4,5の中間で、ベース1の両端に近く
ブラケツト12,13がベース1に固着されてい
て、このブラケツト12,13にはころがり軸受
を介してねじ軸14が回転自在に支承されてい
る。ベース1の端面に取付けられたブラケツト1
5にはねじ軸14を駆動するための電動機16が
取付けられており、電動機16の主軸17とねじ
軸14の端部18はカツプリング19で連結され
ている。ねじ軸14に螺合しているナツト20は
ナツト本体21の嵌合穴22内に滑り嵌合してお
り、ナツト本体21の内部に組み込まれたコイル
ばね23,24によりねじ軸14の軸線方向に一
方向へ付勢されていて、ねじ軸14とナツト20
との遊隙を除去している。ナツト本体21にはナ
ツト20の回り止めのための回り止めピン25が
打込まれていて、ナツト20の外径面に設けられ
た長溝26内にはまり込み、軸方向に滑り嵌合し
ている。テーブル11の下面にはブラケツト27
が固着されている。このブラケツト27は下方に
開放されたナツト取付溝34を有し、取付溝にね
じ軸14に平行に対向しかつ垂直な一対の滑り案
内面28が設けられており、角形のナツト本体2
1は取付溝内に上面にすきま29を設け、滑り案
内面28,28との間にはわずかな遊隙をもつて
挿入され上下方向に摺動できるようになつてい
る。ナツト本体21の底面には板ばね30aが押
え金31を用いてボルト締めにより固定されてお
り板ばねの両端部は押え金32によりブラケツト
27の底面に固定されている。この板ばね30a
にはナツト本体21が上下と左右のすべりすきま
の動き、即ちねじ軸に直角方向の動きができるよ
うに撓み可能なU形に突出した緩衝部33a,3
3aが形成されている。従つてナツト20はナツ
ト本体21板ばね33aブラケツト27を経てテ
ーブル11に接続されていることになる。板ばね
はねじ軸14に直角方向に即ちねじ軸軸線と直交
する面の360゜半径方向に前記すきま29の範囲
内でかつ前記滑り案内面28,28との間のわず
かな遊隙の範囲内で撓むことはできるが軸方向に
は撓むことがないので、ねじ軸の送に方向の伝達
量のみが、ナツト20,ナツト本体21、板ばね
30a、ブラケツト27を経て、テーブル11に
伝えられる。緩衝部は第2図に示すようにU字形
30bのほか第3図に示す緩衝部33bのように
円筒状にしてもよいし、あるいは第4図に示す緩
衝部33のように三角形にしてもよい。あるいは
更に他の形状にしてもよい。
この考案のナツト機構は以上に例示したよう
に、テーブル11の移動がねじ14の取付け精度
誤差に影響されないように、ナツト本体21とブ
ラケツト27の間の上部すきま29や、ナツト本
体21とすべり案内面28との間のわずかなすき
まにより、ナツト本体28がねじ軸14軸線に直
交する面の360゜方向にねじ14の半径方向誤差
によるねじ軸の振れを板ばね30a,30b,3
0cの緩衝部33a,33b,33cで吸収する
ようにするラジアル方向の遊隙を有していること
と、又、テーブルの進み方向の駆動にはナツト2
0とねじ14との噛合遊隙を除くためのナツトを
軸方向に付勢するコイルばね23,24が働き、
ナツト本体21とテーブル11に固着されたブラ
ケツト27との接続には緩衝部33a,33b,
33cを設けた板ばね30a,30b,30cに
よつてテーブル11はねじ軸14の取付精度に影
響されることなく超精密ねじ送りが可能である。
以上の説明から明らかなようにこの考案による
と、静圧すべり案内面を有するテーブルの超精密
な送り駆動を行うのに、ねじ軸の振れが、テーブ
ルに無関係に作用し、しかも軸方向送りもナツト
をばねで付勢することによりギヤツプのない完全
な接続ができるというすぐれた効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を断面で現
した正面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図、第4図はそれぞれ板ばねの他の実施例の斜
視図である。 11……テーブル、14……ねじ軸、20……
ナツト、21……ナツト本体、22……ナツト嵌
合穴、23,24……ばね、27……ブラケツ
ト、28……滑り案内面、30a,30b,30
c……板ばね、33a,33b,33c……緩衝
部、34……ナツト取付溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 静圧すべり案内面を有するテーブルの駆動用ね
    じ軸に嵌合するナツトにおいて、テーブルの下面
    にねじ軸を跨いで下方に開放したナツト取付溝を
    有するブラケツトを固着し、該ナツト取付溝はね
    じ軸に平行な一対の垂直な滑り案内面を有し、内
    面にナツト嵌合穴を有するナツト本体をブラケツ
    トの滑に案内面とわずかの遊隙をもつて上下方向
    に摺動可能に滑合させ、両端をブラケツトの底面
    に固定した板ばねの中間部にナツト本体の底面を
    固定し、ナツト本体内に軸方向には移動可能では
    あるが回転不能に滑り嵌合したナツトをねじ軸と
    螺合せしめ、ナツトを軸方向に付勢するばねをナ
    ツト本体に内蔵すると共に、板ばねのナツト本体
    との固定部とブラケツトの両固定部の間に、ねじ
    軸軸線と直交する平面内で半径方向に前記わずか
    な遊隙の範囲内でかつ前記上下方向に摺動可能な
    範囲内でのみ、ナツト本体の移動を許す緩衝部を
    それぞれ形成してなるテーブル駆動用ねじ嵌合ナ
    ツト機構。
JP6672281U 1981-05-11 1981-05-11 Expired JPS6122746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6672281U JPS6122746Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

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JP6672281U JPS6122746Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

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Publication Number Publication Date
JPS57181540U JPS57181540U (ja) 1982-11-17
JPS6122746Y2 true JPS6122746Y2 (ja) 1986-07-08

Family

ID=29862747

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JP6672281U Expired JPS6122746Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735716Y2 (ja) * 1988-03-31 1995-08-16 神鋼電機株式会社 リニア駆動装置におけるカップリング装置

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Publication number Publication date
JPS57181540U (ja) 1982-11-17

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