JPH0336753Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0336753Y2
JPH0336753Y2 JP1982173604U JP17360482U JPH0336753Y2 JP H0336753 Y2 JPH0336753 Y2 JP H0336753Y2 JP 1982173604 U JP1982173604 U JP 1982173604U JP 17360482 U JP17360482 U JP 17360482U JP H0336753 Y2 JPH0336753 Y2 JP H0336753Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
feed screw
screw device
bracket
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982173604U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5977652U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17360482U priority Critical patent/JPS5977652U/ja
Publication of JPS5977652U publication Critical patent/JPS5977652U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0336753Y2 publication Critical patent/JPH0336753Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、送りねじに螺合するナツトをブラ
ケツトに弾性的に支持させた、静圧作用を利用し
た移動台装置を駆動する送りねじ装置に関する。
送りねじにナツトを螺合させた送りねじ装置
は、送りねじとナツトとを相対回転させることに
より送りねじとナツトに軸方向の相対変位を得る
ことができるもので、このような送りねじ装置
は、工作機械の移動台を移動させる手段としてひ
ろく用いられている。
従来の移動台は、一方向に移動可能に基台に支
承されており、一般に基台に送りねじが軸方向に
移動不能かつ回転自在に軸支され、この送りねじ
に螺合するナツトが移動台と一体に固定されてい
る。
従来、移動台を基台に支承する手段としては、
すべり案内又はころがり案内が多く用いられてい
るが、最近ではこれら従来の案内より剛性が大き
く摩擦損失の少い静圧案内作用を利用した移動台
が用いられようになつて来た。そして送りねじ装
置としては、効率の良いボールねじが一般に用い
られている。
静圧案内作用を利用した移動台装置は、基台と
移動台との間に加圧流体の薄膜を形成し、この加
圧流体の静圧力により移動台を支承するものであ
るため、静圧支持状態では移動台が基台より浮上
している。
しかし、作業を終了し、前記薄膜が形成されな
くなつた場合(電源スイツチを切つた場合)は、
移動台は自重により下降する。
このため、静圧案内作用を利用した移動台装置
では、加圧流体の供給時と非供給時との移動台の
上下変位により、該移動台と一体のナツトが下降
し、該ナツトが螺合している送りねじ及びその支
持軸受に移動台装置の重量がかかり、ボールねじ
装置の寿命が短くなり、その結果、正確な送り精
度を得ることができないという欠点があつた。
この考案は、前記従来の静圧案内作用を利用し
た移動台装置の上記欠点を解消すべくなされたも
ので、その目的とするところは、静圧案内作用を
利用した移動台装置において、該装置による上記
重量がかかることのないようにしたものである。
すなわち、この移動台の下降による重量はナツト
に固定した板ばねによつて吸収し、ナツトには大
きな力がかからないようにしたものである。
次に、この考案に係る送りねじ装置の第1の実
施例を第1図ないし第3図により説明する。
外面に螺旋溝1を有する送りねじ2には、ナツ
ト3が螺合している。ナツト3は、第1のボール
ナツト4と第2のボールナツト5が間座6により
予圧を調整されて組立てられたもので、ボールナ
ツト4,5の内面には、送りねじの螺旋溝1に対
応する螺旋溝7が形成され、螺旋溝1,7の間に
は多数のボール8が転動循環可能に配されてい
る。ボール8の循環手段は公知のものとかわると
ころがないので、同図の右方側においては内部構
造の図示を省略してある。
このナツト3の軸方向の両端部の夫々上下端に
は、対称位置に平坦部8,9が形成され、この平
坦部9には中央に薄肉部10を有する板ばね11
の一方の端部が夫々2つの皿小ねじ12により固
定され、この板ばね11の曲げにおける中立面は
送りねじ2の軸線と平行とされている。
ナツト3の両端に固定された板ばね11の他方
の両端はブラケツト13の両端に形成された側壁
14の上下端に夫々設けた取付面15に夫々2つ
の皿小ねじ12により固定され、ナツト3は中立
面が互いに平行な平行板ばねにより両端がブラケ
ツト13に支持されている。
この構成により、ナツト3は、第1図の上下方
向(板ばねの曲り方向)に対しては弱い剛性でブ
ラケツト13に支持され上下方向に変位可能であ
るが、これ以外の方向例えば送り方向、ねじり方
向には大きな剛性でブラケツト13に支持され変
位不能とされている。
ブラケツト13に設けた孔16は、ブラケツト
13を移動台に取付けるためのボルト孔である。
次に、この考案に係る送りねじ装置の第2の実
施例を第4図及び第5図により説明する。
この第2の実施例は、ナツトの両端に夫々2組
の平行板ばねをその板ばねの曲げにおける中立面
が互いに直角方向となるように配したものであ
り、第1の実施例と共通部分には同じ符号を用い
重複する説明は省略する。
送りねじ2に螺合するナツト3の両端部には、
夫々2枚の板ばね11の一方の端部が対称位置に
固定されている。
この板ばね11の他方の端部は、夫々環状の中
間部材21に第1の実施例と同様に2つの皿小ね
じ12により固定され左右に各1組の平行板ばね
が形成されている。
この中間部材21の各々には、さらに板ばね1
1の中立面に対して直角な中立面となる板ばね2
2の一方の端部が2つの皿小ねじ12により対称
位置に固定されている。この板ばね22の他の一
方の端部は、ブラケツト23に2つの皿小ねじ1
2により固定され、板ばね22によつても左右に
各1組の平行板ばねが形成している。
ブラケツト23に設けた孔24は、ブラケツト
を移動台に取付けるためのボルト取付孔である。
この第2の実施例は、ナツトの3が板ばね11
により第4図における上下方向に変位可能とされ
ると共に第5図における左右方向には板ばね22
により変位不能とされており、送り方向、ねじり
方向には変位不能にブラケツト23に支持されて
いる。
以上のように構成したこの考案の送りねじ装置
は、送りねじに螺合するナツトの軸方向の両端に
夫々平行板ばねを配し、この平行板ばねを介して
ナツトをブラケツトに支持するようにしたので、
ナツトがブラケツトに対し板ばねの曲げにおける
中立面と直角な方向に微少変位でき、このナツト
の変位方向を静圧案内作用による移動台の浮上り
方向に選べば静圧案内作用の浮上りによりブラケ
ツトが変位してもナツトに大きな横方向の力が加
わることがないため、送りねじに移動台の下降に
よる大きな力が加わりボールねじ装置の寿命が短
くなることがなく、作動特性が良好となるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る送りねじ装置の第1
の実施例の一部縦断面を含む正面図、第2図は、
第1図のA−A線における断面を含む右側面図、
第3図は、部品のB矢視図、第4図は、第2の実
施例の正面図、第5図は、第4図のC−C線にお
ける横断面図である。 2……送りねじ、3……ナツト、4,5……ボ
ールナツト、6……間座、8……ボール、11,
22……板ばね、13,23……ブラケツト、2
1……中間部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺旋溝を外面に有し、静圧案内作用により、支
    持された移動台を駆動する送りねじ装置と、該送
    りねじ装置に螺合するナツトと、該ナツトに一方
    の端部が固定され、前記送りねじ装置の軸線を挟
    んで対向する平行な前後の各1組の板ばねと、前
    記ナツトを軸方向の前後において前記板ばねを介
    して支持するブラケツトを具え、該ブラケツトに
    は前記板ばねの他方の端部が固定されたことを特
    徴とする送りねじ装置。
JP17360482U 1982-11-18 1982-11-18 送りねじ装置 Granted JPS5977652U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17360482U JPS5977652U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 送りねじ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17360482U JPS5977652U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 送りねじ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5977652U JPS5977652U (ja) 1984-05-25
JPH0336753Y2 true JPH0336753Y2 (ja) 1991-08-05

Family

ID=30378149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17360482U Granted JPS5977652U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 送りねじ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5977652U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2685132A1 (en) * 2011-03-09 2014-01-15 Hitachi, Ltd. Linear actuator

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246261A (en) * 1975-10-08 1977-04-12 Mitsubishi Electric Corp Drunkenness correcting device
JPS5614153A (en) * 1979-07-17 1981-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of oxygen concentration detector

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246261A (en) * 1975-10-08 1977-04-12 Mitsubishi Electric Corp Drunkenness correcting device
JPS5614153A (en) * 1979-07-17 1981-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of oxygen concentration detector

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5977652U (ja) 1984-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4470194B2 (ja) リニアアクチュエータ
JPH0251619A (ja) 直線摺動用ベアリング
JPH0251617A (ja) 直線摺動用ベアリング及び直線摺動用テーブル
JPS6344968B2 (ja)
JPS63162132A (ja) Xyテ−ブル
JP3532525B2 (ja) 六脚工作機械
JPH0336753Y2 (ja)
ITMI972872A1 (it) Gruppo carrello di tornio
US20030164054A1 (en) Guide actuator with high radial direction load capacity
JP2523219Y2 (ja) 直角座標ロボットのスライド案内機構
JPS6133291Y2 (ja)
JPS6234673Y2 (ja)
JPH05166B2 (ja)
JPH0141466B2 (ja)
JPH0155936B2 (ja)
JPH05296241A (ja) 直動転がり案内ユニット
CN213206476U (zh) 丝杆传动机构及钥匙机
JP3126874U (ja) 誤差吸収機構付直線案内装置
JPH0215070Y2 (ja)
JPH0451687B2 (ja)
JPS59137616A (ja) 移動テ−ブル
JPS63162133A (ja) 案内装置
JPS58214015A (ja) テ−ブル用直線運動ころがり軸受ユニツト
JPS6224649B2 (ja)
JPS63308264A (ja) 直線運動案内機構の予圧調整装置