JP3126874U - 誤差吸収機構付直線案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤差吸収機能と調心性を兼ね備えた直線案内装置を得る。
【解決手段】移動ブロック4に設置される誤差吸収機構部21を備える誤差吸収機構付直線案内装置であって、誤差吸収機構部21が、案内対象物を載置するためのテーブル2と、テーブル2に設けられた取付用の開口孔2aに導通して設置されるとともに移動ブロック4上に立設される円筒リング23と、円筒リング23の移動ブロック立設面とは逆側に設置される取付用プレート25と、移動ブロック4と取付用プレート25との間に設置され、且つ、円筒リング23を取り囲むように設置される弾性部材22,24と、取付用プレート25を円筒リング23を介して移動ブロック4に固定設置する固定手段26と、によって構成される。そして、取付用プレート25が固定されていないときに、取付用プレート25と円筒リング23との間に隙間Sが生じるようにする。
【選択図】図4A

Description

本考案は、誤差吸収機構を備える直線案内装置に関するものである。
従来から、ベースに固定設置される軌道レールと、前記軌道レールに沿って移動自在に構成される移動ブロックと、前記軌道レールと前記移動ブロックとの間で荷重を負荷しながら転走する複数の転動体と、によって構成される直線案内装置が知られている。この種の直線案内装置は、必要に応じて軌道レールと移動ブロックとの間の隙間を調整してボールやローラ等の転動体に適当な予圧を付与することにより、軌道レールと移動ブロックとの間のがたつきを防止し、高い精度で案内対象物を案内することができるので、高い精度の移動が要求されるような分野、例えば工作機械等の分野で多用されている。
しかしながら、従来の直線案内装置においては、軌道レールの取付けにミクロン単位の精度が要求されるため、その取付けは極めて面倒な作業となっていた。例えば、ベッド等の取付面に一対の軌道レールを敷設し、その各軌道レールに沿って移動する1又は2以上の移動ブロックの間にテーブルを架設し、このテーブルを直線案内するような直線案内装置を構成する場合には、一対の軌道レールの間で平行度や取付レベルに僅かでも誤差があると、この誤差が移動ブロックの摺動抵抗となって現れてしまうことになる。
そして、工作機械等のように案内対象物の移動精度を追求する分野では、本来その軌道レールの取付け自体に高精度が要求されているので、軌道レールの取付作業における手間は必要不可欠なものとして許容されることとなる。しかしながら、単に案内対象物の移動のみを目的として案内対象物の移動精度をあまり問題にしない分野、例えば、自動車の福祉車両で使用される座席の案内装置や、建築関係で使用される一般搬送用機械等の分野では、上述した工作機械等の分野で要求されるようなミクロン単位の取付精度は要求されず、軌道レールの取付作業が大きな負担になっていた。
本考案は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、その目的は、移動ブロックと案内対象物との間に生じる変位、特に軌道レールの取付精度が移動ブロックの運動に与える影響を可及的に軽減することができる誤差吸収機構付直線案内装置を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、軌道レールの取付作業が容易であり、しかも、若干の軌道レールの取付誤差が存在する場合であっても、この誤差を吸収して案内対象物を軽快に直線案内することができる誤差吸収機構付直線案内装置を提供することにある。
さらに、本考案の他の目的は、誤差吸収機能に加えて調心性を兼ね備えることにより、フローティングガイドとしての機能をも発揮することができる誤差吸収機構付直線案内装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置は、ベースに固定設置される軌道レールと、前記軌道レールに沿って移動自在に構成される移動ブロックと、前記軌道レールと前記移動ブロックとの間で荷重を負荷しながら転走する複数の転動体と、前記移動ブロックに設置されて誤差吸収機能を発揮する誤差吸収機構部と、を備える誤差吸収機構付直線案内装置であって、前記誤差吸収機構部が、案内対象物を載置するためのテーブルと、前記テーブルに設けられた取付用の開口孔に導通して設置されるとともに前記移動ブロック上に立設される円筒リングと、前記円筒リングの移動ブロック立設面とは逆側に設置される取付用プレートと、前記移動ブロックと前記取付用プレートとの間に設置され、且つ、前記円筒リングを取り囲むように設置される弾性部材と、前記取付用プレートを前記円筒リングを介して前記移動ブロックに固定設置する固定手段と、によって構成され、さらに、前記取付用プレートが固定されていないときには、前記取付用プレートと前記円筒リングとの間に隙間が生じるように前記テーブルと前記弾性部材との高さ設定が成され、前記取付用プレートが前記固定手段によって固定されたときには、前記弾性部材が圧縮されて前記隙間が無くなるように構成されていることを特徴とする。
本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材は、前記移動ブロックと前記テーブルとの間、及び、前記テーブルと前記取付用プレートとの間に設置されていることとすることができる。
本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材は、前記テーブルと前記取付用プレートとの間のみに設置されていることとすることができる。
本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材は、前記移動ブロックと前記テーブルとの間のみに設置されていることとすることができる。
本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材は、前記移動ブロック、前記テーブル又は前記取付用プレートに対して焼付固定されていることが好適である。
また、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記固定手段は、前記移動ブロックに設けられたねじ孔に螺合するボルトであることとすることができる。
さらに、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材及び前記取付用プレートは、前記移動ブロックの上面と略同一の平面形状で構成されていることとすることができる。
またさらに、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置において、前記弾性部材及び前記取付用プレートは、前記円筒リングの円筒形と略同心の円形状で構成されていることとすることができる。
本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置によれば、移動ブロックと案内対象物との間に生じる変位、特に軌道レールの取付精度が移動ブロックの運動に与える影響を可及的に軽減することができる。
また、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置によれば、軌道レールの取付作業が容易であり、しかも、若干の軌道レールの取付誤差が存在する場合であっても、この誤差を吸収して案内対象物を軽快に直線案内することができる。
さらに、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置によれば、誤差吸収機能に加えて調心性を兼ね備えているので、フローティングガイドとしての機能をも発揮することができる。
以下、本考案を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る考案を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが考案の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る誤差吸収機構付直線案内装置の一実施形態を例示する外観斜視図である。また、図2は、図1で示した誤差吸収機構付直線案内装置の具体的な構成を説明するための部品展開斜視図である。図1及び図2において示す本実施形態に係る誤差吸収機構付直線案内装置は、例えば、自動車の福祉車両で使用される座席の案内装置や、マシニングセンタ、旋盤、フライス盤等の工作機械、電気回路基板に部品を取付けるための部品実装機等のロボット、ダイサ、ワイヤボンダ等の半導体・液晶製造装置に使用され、ベース1に対してテーブル2が直線運動又は曲線運動することを実現している。
ベース1には、細長く延びる軌道レール3が固定設置されている。軌道レール3には軌道レール3に沿ってスライド移動自在に鞍状の移動ブロック4が取付けられている。この移動ブロック4の上面には、誤差吸収機能を発揮する誤差吸収機構部21が設置されており、この誤差吸収機構部21の作用によって、移動ブロック4とテーブル2に設置される案内対象物との間に生じる変位、特に軌道レール3の取付精度が移動ブロック4の運動に与える影響を可及的に軽減することができるようになっている。なお、本実施形態では、2本の軌道レール3,3と2個の移動ブロック4,4が設けられているが、勿論軌道レール3の本数、移動ブロック4の個数等は、使用条件や使用環境等に応じて様々に設定することが可能である。
軌道レール3と移動ブロック4との間には、移動ブロック4が軽くスライド移動できるように、転動体として複数のボール5…が設置されている。複数のボール5…は、軌道レール3と移動ブロック4との間で荷重を負荷しながら転走する部材であり、軌道レール3に沿って細長く延びるボール転走溝3a…と、移動ブロック4の内側にボール転走溝3a…に対向して形成された負荷ボール転走溝4a…との間を転がり運動する。ここで、これら軌道レール3と移動ブロック4とで構成される誤差吸収機構付直線案内装置の駆動機構の詳細について、図3を用いて説明を行う。
図3は、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の駆動機構を説明するための部分破断斜視図である。本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置は、上述したように、直線状に細長く延びる軌道レール3と、この軌道レール3に対して相対的にスライド移動自在に組み付けられる移動ブロック4とを備えており、軌道レール3と移動ブロック4との間には、転がり運動可能な複数の転動体としてのボール5…が設置されている。
軌道レール3の左右両側面には、例えば長手方向に沿って延びる2条のボール転走溝3a,3aが形成されている。これらボール転走溝3a,3aは、軌道レール3の長手方向に沿って互いに平行に伸びている。
一方、移動ブロック4は、軌道レール3の上面に対向する中央部11と、中央部11の左右両側から下方に延びて軌道レール3の左右側面に対向する側壁部12とを備えている。また、この移動ブロック4は、移動方向の両端に一対の側蓋13,13を有している。移動ブロック4の側壁部12には、軌道レール3のボール転走溝3a,3aに対向する2条の負荷ボール転走溝4a,4aが形成されており、負荷ボール転走溝4a,4aは、左右側壁部12,12の上下に2条ずつ合計4条設けられ、これら負荷ボール転走溝4a,4aは互いに平行に伸びている。
移動ブロック4の側壁部12には、上下2条の負荷ボール転走溝4a,4aから所定間隔を隔てて平行に設けられる上下2条のボール戻し通路14,14と、負荷ボール転走溝4aの端とボール戻し通路14の端を接続してボール5…を循環させるU字状の方向転換路(不図示)が設けられている。これら負荷ボール転走溝4a、一対の方向転換路、及びボール戻し通路14によってサーキット状のボール循環路が構成されている。
なお、移動ブロック4の中央部11の上面略中央部には、誤差吸収機構部21を設置するためのねじ孔15が設けられており、このねじ孔15の内周面にはねじ溝が切られてボルト等の固定手段を螺合設置することができるようになっている。
複数のボール5…は、ボール循環路内に配列・収容されており、ボールリテーナを介して一連につなげられることも可能である。
側蓋13は、移動ブロック4に断面形状を合せて構成されている。また、この側蓋13には、方向転換路の外周側が形成されており、さらに、ブロック本体の負荷ボール転走溝に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給通路が設けられている。
軌道レール3に対して移動ブロック4が移動すると、ボール5…が軌道レール3のボール転走溝3aと移動ブロック4の負荷ボール転走溝4aとの間を荷重を受けながら転がり運動することになる。移動ブロック4の負荷ボール転走溝4aの一端まで移動したボール5…は、一方の方向転換路、ボール戻し通路14、及び反対側の方向転換路を経由した後、再び負荷域の負荷ボール転走溝4aに入る。このように、ボール5…が無負荷域から負荷域に移行する際にも、僅かな振動が発生するが、後述する本実施形態に係る誤差吸収機構部21は、この僅かな振動を吸収する効果も発揮する。
次に、図1,図2及び図4A,図4Bを参照して、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置で最も特徴的な誤差吸収機構部21について説明する。ここで、図4Aは、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の構成を説明するための縦断面側面図であり、特に、取付用プレートが固定されていない状態を示している。また、図4Bは、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の構成を説明するための縦断面側面図であり、特に、取付用プレートが固定手段によって固定された状態を示している。
図1,図2及び図4A,図4Bに示すように、本考案に係る誤差吸収機構部21は、移動ブロック4の上面に設置されるものである。そして、誤差吸収機構部21の構成部材は、案内対象物を載置するためのテーブル2と、テーブル2に設けられた取付用の開口孔2aに導通して設置されるとともに移動ブロック4上に立設される円筒リング23と、円筒リング23の移動ブロック立設面とは逆側に設置される取付用プレート25と、移動ブロック4と取付用プレート25との間に設置され、且つ、円筒リング23を取り囲むように設置される弾性部材22,24と、取付用プレート25を円筒リング23を介して移動ブロック4に固定設置する固定手段としてのボルト26と、によって構成されている。
テーブル2は、案内対象物を直線的に案内するための平板形状の部材であり、2個設置される移動ブロック4に掛け渡されている。また、案内対象物の重量等に応じた所定の剛性を備えた材質によって構成されている。
テーブル2の移動ブロック4設置位置には、取付用の開口孔2aが設置されている。この開口孔2aには円筒リング23が導通することになるが、開口孔2aの径は、円筒リング23の外径よりも大きく形成されている。このように径を異ならせることによって、テーブル2は円筒リング23に衝突することがなく、安定した直線案内を行うことができる。
テーブル2の開口孔2aに導通して設置される円筒リング23は、下面側が移動ブロック4上に立設されている。一方、円筒リング23の上面側には、取付用プレート25が配置されている。そして、移動ブロック4とテーブル2との間、及び、テーブル2と取付用プレート25との間には、それぞれ弾性部材22,24が配置されている。
ここで、図4Aにおいて示されるように、本考案に係る誤差吸収機構部21は、取付用プレート25が固定されていないときには、取付用プレート25と円筒リング23との間に隙間Sが生じるようにテーブル2と弾性部材22,24との高さ設定が成されている。そして、図4Bにおいて示されるように、ボルト26を締め付けることによって取付用プレート25が確実に固定されたときには、弾性部材22,24が圧縮されて隙間Sが無くなるようになっている。このように構成したのは、どのような取付が行われたとしても、弾性部材22,24の弾性能を確実に発揮させることができるようにするためである。すなわち、取付用プレート25は、ボルト26をいくら締め付けたとしても円筒リング23に当接することによって円筒リング23の高さ距離以上移動ブロック4に近づくことがないので、ボルト26を締めすぎて弾性部材22,24を必要以上につぶしてしまい、弾性能を発揮できなくしてしまうということがない。また、この構成は、誰がボルト26を締め付けたとしても、いつでも全く同じ弾性能を得ることができるという利点を有している。したがって、本考案に係る誤差吸収機構部21では、取付用プレート25と円筒リング23との間に設けた隙間Sの距離を調整することによって、所望の誤差吸収機能を発揮することが可能な直線案内装置を得ることができる。
また、ボルト26の締結力は、取付用プレート25と移動ブロック4、及びこれらの部材に挟まれた円筒リング23に加わることになるので、これらの部材は、剛性の高い材質、例えば金属材料によって構成されることが好適である。特に、円筒リング23には、縦方向からのボルト26の締結力のみではなく、横方向から弾性部材22,24の押圧力が加わることになるので、外力に応じた材質や形状を選択することが必要である。
弾性部材22,24には、ゴム等の部材を用いることが好適である。また、弾性部材22,24は、移動ブロック4やテーブル2、取付用プレート25と接合せず、接触するのみとしても良いが、移動ブロック4、テーブル2又は取付用プレート25に対して焼付固定するようにしても良い。弾性部材22,24をこれらの部材に対して焼付固定することにより、誤差吸収機能に加えて調心性をも兼ね備えることができるので、本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置がフローティングガイドとしての機能をも発揮することができるようになる。
なお、本実施形態に係る誤差吸収機構部21では、2つの弾性部材22,24を用意し、移動ブロック4とテーブル2との間、及び、テーブル2と取付用プレート25との間に設置するようにした。しかしながら、弾性部材の設置条件については、上述したものに限られず、テーブル2と取付用プレート25との間のみに弾性部材24を設置するようにしても良いし、移動ブロック4とテーブル2との間のみに弾性部材22を設置するようにしても良い。このように、弾性部材を1個のみとしても、2個の場合に比べて効果は落ちるものの、移動ブロック4とテーブル2に設置される案内対象物との間に生じる変位、特に軌道レール3の取付精度が移動ブロック4の運動に与える影響を可及的に軽減することができるという本考案の効果を発揮することができる。
また、上述した本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置によれば、軌道レール3の取付作業が容易であり、しかも、若干の軌道レールの取付誤差が存在する場合であっても、この誤差を吸収して案内対象物を軽快に直線案内することが可能である。
以上、本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、弾性部材22,24及び取付用プレート25の形状を、移動ブロック4の上面と略同一の平面形状で構成した場合を例示して説明した。このようにしたのは、移動ブロック4の上面全面にわたって弾性部材22,24を設置することにより、安定した誤差吸収及び調心機能を発揮させることができるためである。しかしながら、弾性部材22,24及び取付用プレート25の形状は、図示した平面形状のものに限られず、あらゆる形状を採用することが可能である。一例を挙げると、弾性部材22,24及び取付用プレート25は、円筒リング23の円筒形と略同心の円形状をするように構成することが好適である。このように、弾性部材22,24及び取付用プレート25を円筒リング23と同心の円形状とすることによって、360°全方位にわたって同一の弾性能及び調心性を発揮することが可能な誤差吸収機構付直線案内装置が実現する。
また、上述した実施形態では、複数の転動体としてボール5を用いた場合を例示して説明したが、ローラ等の他形状の転動体を用いても良い。
さらに、上述した実施形態では、誤差吸収機構部21に用いられる固定手段としてボルト26を採用した場合を例示して説明したが、カシメ固定等の他のあらゆる締結・固定手段を採用することが可能である。その様な変更又は改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、実用新案登録請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態に係る誤差吸収機構付直線案内装置の一実施形態を例示する外観斜視図である。 図1で示した誤差吸収機構付直線案内装置の具体的な構成を説明するための部品展開斜視図である。 本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の駆動機構を説明するための部分破断斜視図である。 本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の構成を説明するための縦断面側面図であり、特に、取付用プレートが固定されていない状態を示している。 本考案に係る誤差吸収機構付直線案内装置の構成を説明するための縦断面側面図であり、特に、取付用プレートが固定手段によって固定された状態を示している。
符号の説明
1 ベース、2 テーブル、2a 開口孔、3 軌道レール、3a ボール転走溝、4 移動ブロック、4a 負荷ボール転走溝、5 ボール、11 中央部、12 側壁部、13 側蓋、14 ボール戻し通路、15 ねじ孔、21 誤差吸収機構部、22,24 弾性部材、23 円筒リング、25 取付用プレート、26 ボルト(固定手段)、S 隙間。

Claims (8)

  1. ベースに固定設置される軌道レールと、
    前記軌道レールに沿って移動自在に構成される移動ブロックと、
    前記軌道レールと前記移動ブロックとの間で荷重を負荷しながら転走する複数の転動体と、
    前記移動ブロックに設置されて誤差吸収機能を発揮する誤差吸収機構部と、
    を備える誤差吸収機構付直線案内装置であって、
    前記誤差吸収機構部は、
    案内対象物を載置するためのテーブルと、
    前記テーブルに設けられた取付用の開口孔に導通して設置されるとともに前記移動ブロック上に立設される円筒リングと、
    前記円筒リングの移動ブロック立設面とは逆側に設置される取付用プレートと、
    前記移動ブロックと前記取付用プレートとの間に設置され、且つ、前記円筒リングを取り囲むように設置される弾性部材と、
    前記取付用プレートを前記円筒リングを介して前記移動ブロックに固定設置する固定手段と、
    によって構成され、さらに、
    前記取付用プレートが固定されていないときには、前記取付用プレートと前記円筒リングとの間に隙間が生じるように前記テーブルと前記弾性部材との高さ設定が成され、
    前記取付用プレートが前記固定手段によって固定されたときには、前記弾性部材が圧縮されて前記隙間が無くなるように構成されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  2. 請求項1に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材は、前記移動ブロックと前記テーブルとの間、及び、前記テーブルと前記取付用プレートとの間に設置されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  3. 請求項1に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材は、前記テーブルと前記取付用プレートとの間のみに設置されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  4. 請求項1に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材は、前記移動ブロックと前記テーブルとの間のみに設置されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  5. 請求項1に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材は、前記移動ブロック、前記テーブル又は前記取付用プレートに対して焼付固定されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記固定手段は、前記移動ブロックに設けられたねじ孔に螺合するボルトであることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材及び前記取付用プレートは、前記移動ブロックの上面と略同一の平面形状で構成されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の誤差吸収機構付直線案内装置において、
    前記弾性部材及び前記取付用プレートは、前記円筒リングの円筒形と略同心の円形状で構成されていることを特徴とする誤差吸収機構付直線案内装置。
JP2006007068U 2006-08-31 2006-08-31 誤差吸収機構付直線案内装置 Expired - Lifetime JP3126874U (ja)

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