JPS6122596B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6122596B2 JPS6122596B2 JP55064806A JP6480680A JPS6122596B2 JP S6122596 B2 JPS6122596 B2 JP S6122596B2 JP 55064806 A JP55064806 A JP 55064806A JP 6480680 A JP6480680 A JP 6480680A JP S6122596 B2 JPS6122596 B2 JP S6122596B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle bar
- needle
- swinging arm
- bars
- pivot point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 22
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 18
- 238000009964 serging Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、複数の針棒を有するミシンの針棒
駆動機構に関し、特に、1つの駆動源によつて複
数の針棒を、その往復ストロークを相違させて同
期駆動させ、もつて、針ストロークの異なる本縫
いと縁かがり縫いとが同時に行えるようにする。
駆動機構に関し、特に、1つの駆動源によつて複
数の針棒を、その往復ストロークを相違させて同
期駆動させ、もつて、針ストロークの異なる本縫
いと縁かがり縫いとが同時に行えるようにする。
従来、個別に針を止着した複数の針棒を有する
ミシンにおいて、前記各針棒の往復ストロークを
異にしたミシンは開発されておらず、また一般に
も提供されていない。この理由は、例えば、本縫
いと縁かがり縫いとは、その縫目形成のための構
成を異にするため、夫々の針ストロークも当然異
なり、それらの機構を併設して両縫いが同時にで
きるようにするためには、針ストロークの異なる
複数の針棒を駆動させる必要があるが、このよう
な構造を有するミシンの設計は困難であつた。従
つて、このようなミシンが存在しないことから針
ストロークの異なる複数の針棒を駆動するため
に、その駆動源を1つにするか、あるいは複数設
けるか等の技術的課題も生じておらず、従つてそ
のような技術情報も存在しなかつた。
ミシンにおいて、前記各針棒の往復ストロークを
異にしたミシンは開発されておらず、また一般に
も提供されていない。この理由は、例えば、本縫
いと縁かがり縫いとは、その縫目形成のための構
成を異にするため、夫々の針ストロークも当然異
なり、それらの機構を併設して両縫いが同時にで
きるようにするためには、針ストロークの異なる
複数の針棒を駆動させる必要があるが、このよう
な構造を有するミシンの設計は困難であつた。従
つて、このようなミシンが存在しないことから針
ストロークの異なる複数の針棒を駆動するため
に、その駆動源を1つにするか、あるいは複数設
けるか等の技術的課題も生じておらず、従つてそ
のような技術情報も存在しなかつた。
この発明者は、例えば、本縫い機構と縁かがり
縫い機構のために、個別に針を有する複数の針棒
を備え、かつ各針棒の往復ストロークを異にする
ミシンの要請に基づいてこの発明をなすに至つた
ものである。
縫い機構のために、個別に針を有する複数の針棒
を備え、かつ各針棒の往復ストロークを異にする
ミシンの要請に基づいてこの発明をなすに至つた
ものである。
すなわち、この発明の目的は、例えば、本縫い
機構と縁かがり縫い機構など針ストロークの異な
る複数の縫い機構を併有するミシンのための針棒
駆動機構を提供することにあり、またこの発明の
目的は、複数の針棒の往復ストロークを異にする
針棒駆動機構を提供することにあり、さらにこの
発明の目的は、往復ストロークの異なる複数の針
棒を1つの駆動源にて同期駆動させることができ
る針棒駆動機構を提供することにある。
機構と縁かがり縫い機構など針ストロークの異な
る複数の縫い機構を併有するミシンのための針棒
駆動機構を提供することにあり、またこの発明の
目的は、複数の針棒の往復ストロークを異にする
針棒駆動機構を提供することにあり、さらにこの
発明の目的は、往復ストロークの異なる複数の針
棒を1つの駆動源にて同期駆動させることができ
る針棒駆動機構を提供することにある。
而して、この発明は、上下方向に往復移動可能
に支持され、且つ個別に針を止着した複数の針棒
1,2を有するミシンにおいて、駆動源に連絡す
る回転軸3に設けられた偏心手段4に一端が枢着
された針棒連結リンク7の他端を、前記針棒1,
2のいずれか一方に針棒抱き8を介して枢着し、
前記針棒連結リンク7が枢着された針棒抱き8
と、一端が揺動可能に支持された揺動アーム5と
を連結して該揺動アーム5上に第1連結枢点Pを
構成するとともに、該揺動アーム5の前記第1連
結枢点Pと長手方向に異なるところに、前記針棒
連結リンク7が枢着されていない針棒抱き19を
介して他方の針棒2を連結して第2連結枢点Qを
構成し、以つて各針棒1,2の往復ストローク
S1,S2を相違させるようにしたことを特徴とする
複数の針棒を有するミシンの針棒駆動機構であ
る。
に支持され、且つ個別に針を止着した複数の針棒
1,2を有するミシンにおいて、駆動源に連絡す
る回転軸3に設けられた偏心手段4に一端が枢着
された針棒連結リンク7の他端を、前記針棒1,
2のいずれか一方に針棒抱き8を介して枢着し、
前記針棒連結リンク7が枢着された針棒抱き8
と、一端が揺動可能に支持された揺動アーム5と
を連結して該揺動アーム5上に第1連結枢点Pを
構成するとともに、該揺動アーム5の前記第1連
結枢点Pと長手方向に異なるところに、前記針棒
連結リンク7が枢着されていない針棒抱き19を
介して他方の針棒2を連結して第2連結枢点Qを
構成し、以つて各針棒1,2の往復ストローク
S1,S2を相違させるようにしたことを特徴とする
複数の針棒を有するミシンの針棒駆動機構であ
る。
以下に、添付した図面に従つてこの発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
第1図ないし第5図は、個別に針(図中略)を
止着した2本の針棒1,2を有する2本針ミシン
に、この発明を実施したものである。
止着した2本の針棒1,2を有する2本針ミシン
に、この発明を実施したものである。
3は回転軸で、この実施例では上軸であり、こ
の回転軸3の一端部には、モータ等の駆動源(図
中略)を連絡する。前記回転軸3には、駆動源か
ら伝達された回転運動を後述する針棒1,2の往
復運動に変換するための偏心手段4を設ける。
の回転軸3の一端部には、モータ等の駆動源(図
中略)を連絡する。前記回転軸3には、駆動源か
ら伝達された回転運動を後述する針棒1,2の往
復運動に変換するための偏心手段4を設ける。
前記偏心手段4は、針棒クランク6とクランク
ピン10とからなる。針棒クランク6は、前記回
転軸3における駆動源とは反対側の端部に取り付
ける。この針棒クランク6に回転軸3の軸心から
半径方向に適宜長さ偏心させてクランクピン10
を取り付ける。このクランクピン10は、軸方向
の中央部にフランジ部9aを形成し、その内側に
は天秤クランク9を形成して、リンク天秤(図中
略)を運動させるようにしている。
ピン10とからなる。針棒クランク6は、前記回
転軸3における駆動源とは反対側の端部に取り付
ける。この針棒クランク6に回転軸3の軸心から
半径方向に適宜長さ偏心させてクランクピン10
を取り付ける。このクランクピン10は、軸方向
の中央部にフランジ部9aを形成し、その内側に
は天秤クランク9を形成して、リンク天秤(図中
略)を運動させるようにしている。
さらに、前記天秤クランク9を形成したクラン
クピン10に、針棒連結リンク7の長手方向一端
部を枢着支持する。なお、天秤クランク9の軸心
とクランクピン10の軸心とは、適宜長さ偏心さ
せている。また、針棒連結リンク7の他端部に
は、第1針棒1に固定した第1針棒抱き8に設け
た支持軸11を枢着する。第1針棒1は、この実
施例では往復ストロークの長い本縫い針を備え、
一方後述する第2針棒2は、第1針棒1よりやや
往復ストロークの短い縁かがり縫い針を備え、両
針棒1,2は、いずれもミシン機枠12に固定さ
れたブラケツト13に挿嵌支持されて上下方向に
往復移動する。
クピン10に、針棒連結リンク7の長手方向一端
部を枢着支持する。なお、天秤クランク9の軸心
とクランクピン10の軸心とは、適宜長さ偏心さ
せている。また、針棒連結リンク7の他端部に
は、第1針棒1に固定した第1針棒抱き8に設け
た支持軸11を枢着する。第1針棒1は、この実
施例では往復ストロークの長い本縫い針を備え、
一方後述する第2針棒2は、第1針棒1よりやや
往復ストロークの短い縁かがり縫い針を備え、両
針棒1,2は、いずれもミシン機枠12に固定さ
れたブラケツト13に挿嵌支持されて上下方向に
往復移動する。
かくして、回転軸3を回転することにより、回
転軸3の軸心を中心としてクランクピン10が円
運動を行い、これに伴つてこのクランクピン10
に枢着支持された針棒連結リンク7の一端も円運
動を行い、第1針棒1に固定された針棒抱き8に
枢着支持された針棒連結リンク7の他端は往復運
動を行う。なお、クランクピン10の固定位置を
回動変換して、その軸心と回転軸3の軸心との半
径方向の距離を調整することにより、クランクピ
ン10による円運動の直径が変化するため、第1
針棒1の往復ストロークを変化させることができ
る。
転軸3の軸心を中心としてクランクピン10が円
運動を行い、これに伴つてこのクランクピン10
に枢着支持された針棒連結リンク7の一端も円運
動を行い、第1針棒1に固定された針棒抱き8に
枢着支持された針棒連結リンク7の他端は往復運
動を行う。なお、クランクピン10の固定位置を
回動変換して、その軸心と回転軸3の軸心との半
径方向の距離を調整することにより、クランクピ
ン10による円運動の直径が変化するため、第1
針棒1の往復ストロークを変化させることができ
る。
また、前記第1針棒抱き8には、第1枢軸14
を介して揺動アーム5の一端部を枢着する。この
第1枢軸14の軸心を第1連結枢点Pとする。さ
らに、前記揺動アーム5の他端部を、ミシン機枠
12に回動可能に枢着された案内軸受15に挿通
し、該揺動アーム5を揺動可能に、かつ長手方向
に揺動可能に支持している。
を介して揺動アーム5の一端部を枢着する。この
第1枢軸14の軸心を第1連結枢点Pとする。さ
らに、前記揺動アーム5の他端部を、ミシン機枠
12に回動可能に枢着された案内軸受15に挿通
し、該揺動アーム5を揺動可能に、かつ長手方向
に揺動可能に支持している。
さらにまた、揺動アーム5における案内軸受1
5の軸心と第1枢軸14の軸心とを結ぶ線上に
は、第2枢軸16を介してリンク17の一端を枢
着し、このリンク17の他端部には、第3枢軸1
8を介して第2針棒抱き19を枢着する。前記第
2針棒抱き19には、第2針棒2を固定する。前
記第2枢軸16の軸心を第2連結枢点Qとする。
5の軸心と第1枢軸14の軸心とを結ぶ線上に
は、第2枢軸16を介してリンク17の一端を枢
着し、このリンク17の他端部には、第3枢軸1
8を介して第2針棒抱き19を枢着する。前記第
2針棒抱き19には、第2針棒2を固定する。前
記第2枢軸16の軸心を第2連結枢点Qとする。
かくして、回転軸3の回転により、偏心手段4
および針棒連結リンク7を介して第1針棒抱き8
とこれと一体をなす第1針棒1とは、第1連結枢
点Pの移動距離たるS1なるストロークを往復す
る。この際、第1針棒抱き8に一端を枢着された
揺動アーム5は、案内軸受15に支持された他端
部が長手方向に摺動するため、第1針棒抱き8の
上下方向の直進運動を許容し、同時に、該揺動ア
ーム5の揺動運動も許容する。
および針棒連結リンク7を介して第1針棒抱き8
とこれと一体をなす第1針棒1とは、第1連結枢
点Pの移動距離たるS1なるストロークを往復す
る。この際、第1針棒抱き8に一端を枢着された
揺動アーム5は、案内軸受15に支持された他端
部が長手方向に摺動するため、第1針棒抱き8の
上下方向の直進運動を許容し、同時に、該揺動ア
ーム5の揺動運動も許容する。
一方、揺動アーム5の案内軸受15を揺動支点
とした揺動に伴つて、リンク17によつて連結さ
れた第2針棒抱き19と、これと一体をなす第2
針棒2とは、前記第1針棒1の往復ストロークS1
よりも若干短かい第2連結枢点Qの移動距離たる
S2なるストロークを往復移動する。すなわち、案
内軸受15を支点にして揺動する揺動アーム5の
揺動量、換言すれば、揺動アーム5内の各連結枢
点P,Qの移動距離は、揺動アーム5の揺動支点
たる案内軸受15の軸心から夫々の連結枢点P,
Qまでの距離に比例することから、一つの揺動ア
ーム5の揺動にもかかわらず第1針棒1と第2針
棒2との各ストロークS1,S2を相違させることが
できる。
とした揺動に伴つて、リンク17によつて連結さ
れた第2針棒抱き19と、これと一体をなす第2
針棒2とは、前記第1針棒1の往復ストロークS1
よりも若干短かい第2連結枢点Qの移動距離たる
S2なるストロークを往復移動する。すなわち、案
内軸受15を支点にして揺動する揺動アーム5の
揺動量、換言すれば、揺動アーム5内の各連結枢
点P,Qの移動距離は、揺動アーム5の揺動支点
たる案内軸受15の軸心から夫々の連結枢点P,
Qまでの距離に比例することから、一つの揺動ア
ーム5の揺動にもかかわらず第1針棒1と第2針
棒2との各ストロークS1,S2を相違させることが
できる。
なお、第1連結枢点Pは厳正直線運動すること
により、第2連結枢点Qは、往復移動の際には、
第2針棒2の軸心から若干右方向に移動すること
になるため、リンク17によつてその右方向への
変化量を吸収することにより、該第2針棒2に上
下方向への厳正直線往復運動を与えている。ま
た、前記リンク17に代えて、揺動アーム5の長
手方向に長穴又は二股を形成することにより、第
2連結枢点Qがその長手方向に移動し得るように
構成する場合にも、前記右方向への変化量を吸収
することができ、第2針棒2に厳正直線往復運動
を与えることができる。この場合、前記リンク1
7を不要にすることができる。
により、第2連結枢点Qは、往復移動の際には、
第2針棒2の軸心から若干右方向に移動すること
になるため、リンク17によつてその右方向への
変化量を吸収することにより、該第2針棒2に上
下方向への厳正直線往復運動を与えている。ま
た、前記リンク17に代えて、揺動アーム5の長
手方向に長穴又は二股を形成することにより、第
2連結枢点Qがその長手方向に移動し得るように
構成する場合にも、前記右方向への変化量を吸収
することができ、第2針棒2に厳正直線往復運動
を与えることができる。この場合、前記リンク1
7を不要にすることができる。
この実施例における揺動アーム5は、その揺動
支点側に案内軸受15を介在させて、揺動アーム
5の長手方向への摺動を許容しているが、これに
代えて、その揺動支点側に揺動リンクを介在させ
てその移動を許容させる構成にしてもよい。
支点側に案内軸受15を介在させて、揺動アーム
5の長手方向への摺動を許容しているが、これに
代えて、その揺動支点側に揺動リンクを介在させ
てその移動を許容させる構成にしてもよい。
前記揺動アーム5の取付手段としては、前記実
施例の他にも、例えば、揺動アーム5の揺動支点
側の端部を回動のみ可能に枢着するとともに、第
1針棒抱き8および第2針棒抱き19に各連絡す
る第1枢軸14および第2枢軸16が挿通される
揺動アーム5の部分に、その長手方向に延びる長
穴又は二股を各設けることによつても、また、揺
動アーム5の第1枢軸14および第2枢軸16の
部分と、第1針棒抱き8および第2針棒抱き19
とを夫々リンク17で連結することによつても、
該揺動アーム5の揺動の際の長手方向への変化量
を吸収することができて、第1針棒1および第2
針棒2に厳正直線往復運動を与えることができ
る。
施例の他にも、例えば、揺動アーム5の揺動支点
側の端部を回動のみ可能に枢着するとともに、第
1針棒抱き8および第2針棒抱き19に各連絡す
る第1枢軸14および第2枢軸16が挿通される
揺動アーム5の部分に、その長手方向に延びる長
穴又は二股を各設けることによつても、また、揺
動アーム5の第1枢軸14および第2枢軸16の
部分と、第1針棒抱き8および第2針棒抱き19
とを夫々リンク17で連結することによつても、
該揺動アーム5の揺動の際の長手方向への変化量
を吸収することができて、第1針棒1および第2
針棒2に厳正直線往復運動を与えることができ
る。
さらに、この実施例において偏心手段4として
は、針棒クランク6およびクランクピン10で構
成することにより、針棒連結リンク7を介して回
転軸3の回転運動を第1針棒1の厳正直線往復運
動に変換しているが、この実施例に代えて、偏心
カムによつて構成してもよいことはもちろんであ
る。
は、針棒クランク6およびクランクピン10で構
成することにより、針棒連結リンク7を介して回
転軸3の回転運動を第1針棒1の厳正直線往復運
動に変換しているが、この実施例に代えて、偏心
カムによつて構成してもよいことはもちろんであ
る。
また、この実施例では、回転軸3に設けた偏心
手段4によつて、まずは針棒ストロークの長い本
縫い針を有する第1針棒1を作動するように構成
しているが、これとは反対に、針棒ストロークの
短い縁かがり縫い針を有する第2針棒2を先に作
動させるように構成してもよい。
手段4によつて、まずは針棒ストロークの長い本
縫い針を有する第1針棒1を作動するように構成
しているが、これとは反対に、針棒ストロークの
短い縁かがり縫い針を有する第2針棒2を先に作
動させるように構成してもよい。
以上の実施例についてはそのいずれも、回転軸
3に設けた偏心手段4と、第1針棒1に固定した
第1針棒抱き8または第2針棒2に固定した第2
針棒抱き19とを針棒連結リンク7を介して連結
するとともに、その第1針棒抱き8または第2針
棒針き19に揺動アーム5の一端を直線的に枢着
させて、第1針棒1または第2針棒2の直線往復
運動により直線揺動アーム5を揺動させている
が、この構成に代えて、第1針棒抱き8または第
2針棒抱き19と揺動アーム5とを連結リンクを
介して連結させてもよく、この場合には、その揺
動アーム5が、特にその揺動支点が回動のみ可能
に枢着されたものに好適である。
3に設けた偏心手段4と、第1針棒1に固定した
第1針棒抱き8または第2針棒2に固定した第2
針棒抱き19とを針棒連結リンク7を介して連結
するとともに、その第1針棒抱き8または第2針
棒針き19に揺動アーム5の一端を直線的に枢着
させて、第1針棒1または第2針棒2の直線往復
運動により直線揺動アーム5を揺動させている
が、この構成に代えて、第1針棒抱き8または第
2針棒抱き19と揺動アーム5とを連結リンクを
介して連結させてもよく、この場合には、その揺
動アーム5が、特にその揺動支点が回動のみ可能
に枢着されたものに好適である。
以上から明らかなように、この発明によれば、
回転軸に設けた偏心手段で1つの針棒を直線往復
運動させるとともに、同時にその直線往復運動に
より揺動アームを揺動させて、その揺動アームの
長手方向に異なるところに連結する他の1以上の
針棒を直線往復運動させたことにより、軸動源に
連絡した1つの回転軸によつて複数の針棒を、
夫々往復ストロークを相違させて駆動することが
でき、しかも、その駆動機構も極めて簡素化させ
ることができる。また、この発明によれば、回転
軸に設けた偏心手段で1つの針棒を直線往復運動
させる所謂本縫い形式のミシンを前提とするもの
であり、針ストロークの異なる異種の縫い目、例
えば、本縫い機構による本縫い目と縁かがり機構
による縁かがり縫い目を同時に形成し得るミシン
の針棒駆動機構を提供することができる。
回転軸に設けた偏心手段で1つの針棒を直線往復
運動させるとともに、同時にその直線往復運動に
より揺動アームを揺動させて、その揺動アームの
長手方向に異なるところに連結する他の1以上の
針棒を直線往復運動させたことにより、軸動源に
連絡した1つの回転軸によつて複数の針棒を、
夫々往復ストロークを相違させて駆動することが
でき、しかも、その駆動機構も極めて簡素化させ
ることができる。また、この発明によれば、回転
軸に設けた偏心手段で1つの針棒を直線往復運動
させる所謂本縫い形式のミシンを前提とするもの
であり、針ストロークの異なる異種の縫い目、例
えば、本縫い機構による本縫い目と縁かがり機構
による縁かがり縫い目を同時に形成し得るミシン
の針棒駆動機構を提供することができる。
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、
第1図は、正面図、第2図は、一部切断左側面
図、第3図は、第1図の3―3線断面図、第4図
は、第1図の4―4線断面図、第5図は、第1図
の5―5線断面図である。 なお、図中1,2は針棒、3は回転軸、4は偏
心手段、5は揺動アーム、7は針棒連結リンク、
8,19は針棒抱き、Pは第1連結枢点、Qは第
2連結枢点、S1は針棒1の往復ストローク、S2は
針棒2の往復ストロークである。
第1図は、正面図、第2図は、一部切断左側面
図、第3図は、第1図の3―3線断面図、第4図
は、第1図の4―4線断面図、第5図は、第1図
の5―5線断面図である。 なお、図中1,2は針棒、3は回転軸、4は偏
心手段、5は揺動アーム、7は針棒連結リンク、
8,19は針棒抱き、Pは第1連結枢点、Qは第
2連結枢点、S1は針棒1の往復ストローク、S2は
針棒2の往復ストロークである。
Claims (1)
- 1 上下方向に往復移動可能に支持され、且つ個
別に針を止着した複数の針棒を有するミシンにお
いて、駆動源に連絡する回転軸に設けられた偏心
手段に一端が枢着された針棒連結リンクの他端
を、前記針棒のいずれか一方に針棒抱きを介して
枢着し、前記針棒連結リンクが枢着された針棒抱
きと、一端が揺動可能に支持された揺動アームと
を連結して該揺動アーム上に第1連結枢点を構成
するとともに、該揺動アームの前記第1連結枢点
と長手方向に異なるところに、前記針棒連結リン
クが枢着されていない針棒抱きを介して他方の針
棒を連結して第2連結枢点を構成し、以つて各針
棒の往復ストロークを相違させるようにしたこと
を特徴とする複数の針棒を有するミシンの針棒駆
動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6480680A JPS56161086A (en) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | Driving mechanism for needle bar of sewing machine with plurality of needle bar |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6480680A JPS56161086A (en) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | Driving mechanism for needle bar of sewing machine with plurality of needle bar |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56161086A JPS56161086A (en) | 1981-12-11 |
JPS6122596B2 true JPS6122596B2 (ja) | 1986-06-02 |
Family
ID=13268845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6480680A Granted JPS56161086A (en) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | Driving mechanism for needle bar of sewing machine with plurality of needle bar |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56161086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6432799U (ja) * | 1987-08-20 | 1989-03-01 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4722300B2 (ja) * | 2001-01-29 | 2011-07-13 | Juki株式会社 | 針棒ストローク調整装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326522A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Picture display device |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6480680A patent/JPS56161086A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326522A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Picture display device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6432799U (ja) * | 1987-08-20 | 1989-03-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56161086A (en) | 1981-12-11 |
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