JPS6122561A - 縦型ミニチユアランプの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内径が１〜３．５　ｍｍψ程度の生長円球・状
をなすガラスバルブ内にフィラメントを取付けた縦型（
ラジアル型）　ミニチュアランプの製造方法に関するも
のである。

〔従来の技術〕

一般に縦型ミニチュアランプは、各種の電子機器やデジ
タル式腕時計等の表示用として多く使用され、各種機器
の小型化に伴って、その需要が増大してきている。

従来の縦型ミニチュアランプの製造方法としては、第１
１図に示すように、２本のジメット線１、ｌを平行に配
置して、ここに溶融したガラ゛ス２を巻付けてステム３
を形成し、この先端にフィラメント４を圧着する。この
後、第１２図に示すように断面Ｕ形状の支持孔５・・・
を直列に複数個形成したバルブ治具６の前記支持孔５に
半長円球状のガラスバルブ７をその開口部が突出するよ
うに挿着して、この開口部に前記ステム３を挿入して組
合せる。次にジメット線ｌ、１の上端を直角に折シ曲げ
た後、第１３図に示す真空炉８内に挿入し、ヒーター９
によシステム３とガラスバルブ７とを、真空中で加熱封
着して縦型ミニチュアランプを製造する。この後、バル
ブ治具６を真空炉８から引出し、ジメット線１．ｌを直
状に修正して製品とするものである。

しかしながら、従来の方法では、ステム３を製造すると
き、ジメット線１，１に溶融したガラス２を巻付けるた
め、ガラス２の粘性によシダしてしまい均一に付着でき
ない。このためステム３を半長円球状のガラスバルブ７
に挿入する場合、開口部に当って組合せできないものか
あシ、良品率は６０チ程度であった。またステム３とガ
ラスバルブ７を組合せてバルブ治具６に装着し、これを
真空炉８内に挿入する場合、ジメット線１、ｌがヒータ
ー９に当るのを防止するため、ジメット線１．１をほぼ
直角に折曲して、ヒーター９と封着部を近接させ、封着
後再びジメット線ｌ、１を直状に修正するなど極めて作
業性が悪い欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明はかかる点に鑑みなされたもので、ステムの作成
から製品の完成までの工程を連続化し、しかも加熱封着
時におけるジメット線の折曲工程を省いて、作業性の向
上と製品の均一化を図った縦型ミニチュアランプの製造
方法を提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

以下本発明の一方法を図面を参照して詳細に説明する。

第１図はステム治具１０を示すもので、金属棒材１１の
上面に、長手方向に沿って突条部１２を設け、ここに長
手方向と直交してＹ形状をなす複数本の支持溝１３・・
・が形成されている。１４は棒状の押え板で、ボルト挿
通孔１５．１５が開孔され、前記ステム治具１０の上面
に突設したボルト１６と、ナツト１７により締付は固定
されるようになっている。

先ず第２図に示すように、例えば線径０，１８闘ψの銅
線で形成されたジメット線ｌをステム治具ｌＯの支持溝
１３に水平にセットして、中央部をＵ形状に折曲して、
その折曲部１８をステム治具１０から横方向に突出した
状態とし、上方よシ押え板１４で固定する。なおこの場
合予めＵ形状に折曲したジメット線ｌを支持溝１３にセ
ットしても良い。

次に第３図に示すように、例えば外径１．２　ｍｍψ、
長さ０．７　ｍｍ程度の円筒状のガラスビーズ１９を折
曲部１８からジメット線ｌに差し込んだ後、位置決めす
る。この後、第４図に示すように、ガラスビーズ１９の
上下からバーナー２０１２０でガラスビーズ１９を加熱
してジメット線ｌに溶着し、ステム３を形成する。この
ため、従来の溶融ガラス２の巻付は法に比べて形状を一
定にでき、不良率が低下する。

次にステム先端の折曲部１８を定寸に切断し、洗浄した
後、２本のジメット線１，１の先端の間にフィラメント
４を圧着して第５図の状態とする。

またこれとは別に、第６図（５）に示すように断面Ｕ形
状の支持孔５・・・を直列に複数個形成したバルブ治具
６を用意し、この支持孔５にガラス管２ノを挿着する。

次に同図の）に示すようにガラス管２ノの先端をバーナ
ー２０で加熱して、レンズ状に溶融して、半長円球状を
なすガラスバルブ７を形成する。この後、同図（０に示
すように別のバルブ治具６に移しかえて、ガラスバルブ
７を開口部が突出するように挿着する。

次にこの状態でバルブ治具６を横にして、ステム３を取
付けたステム治具１０と対向させ、第７図に示すように
、フィラメント４を取付けたステム３の先端をガラスバ
ルブ７に挿着して仮付けする。

この後、ステム治具１０を取外し、第８図に示すように
バルブ治Ａ６の支持孔５に、仮付けしたガラスバルブ７
とステム３を倒立させて直列に配置する。

次に第９図に示すように、２枚のコ字形材を傾斜して組
合せ、内側面２２．２２が上方に拡開した略Ｖ字形をな
す加熱治具２３の、前記内側面２２．２２に、第８図の
状態にセットしたバルブ治具６を傾めに対向してセット
する。

この後、第１０図に示すように加熱治具２３を真空炉８
内にセットし、ヒーター９を溶着部に近接させて、ガラ
スバルブ２の開口部とステム３とを、真空中で加熱封着
して、縦型ミニチュアランプを製造するものである。

なおこの場合、加熱治具２３をベルトコンベアに複数個
のせて、真空炉８内に挿入して、自動的に挿入、取出し
を行うようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明に係る縦型ミニチュアランプ
の製造方法によれば、ステムの作成から製品の完成まで
を、ステム治具とバルブ治具を用いて連続化し、製品の
量産化、均一化を図ると共に、内側面が上方に拡開した
加熱治具内にバルブ治具を内側面に沿って傾斜してセッ
トさせることによシ、真空炉内でジメッート線を折曲さ
せることなく加熱封着でき、大幅に作業性を向上させる
ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１０図は本発明方法を工程に従って順次示
すもので、第１図はステム治具を分解して示す斜視図、
第２図は折曲したジメット線をステム治具に固定した状
態を示す平面図、第３図はジメット線にガラスビーズを
取付けた状態を示す平面図、第４図はステムを製造して
いる状態を示す断面図、第５図はフィラメントを取付け
た状態を示す平面図、第６図（４）乃至（Ｑはガラスバ
ルブを製造する方法を示す治具の断面図、第７図はガラ
スバルブとステムを組合せている状態を示す治具の断面
図、第８図はバルブ治具を示す断面図、第９図はバルブ
治具をセットした加熱治具の斜視図、第１０図は加熱治
具を真空炉内に挿着して加熱封着している状態を示す断
面図、第１１図乃至第１３図は従来方法を示すもので、
第１１図はフィラメントを取付けたステムの平面図、第
１２図はバルブ治具の断面図、第１３図は真空炉内で加
熱封着している状態を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属棒材の上面に長手方向と直交して複数本の支持溝を
   形成したステム治具の、前記各支持溝にＵ形に折曲した
   ジメット線を、その折曲部が突出するように挿着して押
   え板で固定した後、ジメット線の折曲部にガラスビーズ
   を通し、これを溶着してステムを形成し、次いでステム
   先端の折曲部を切断して、ここの間にフィラメントを圧
   着し、次いで断面Ｕ形状の支持孔を直列に複数個形成し
   たバルブ治具の前記支持孔に、半長円球状のガラスバル
   ブをその開口部が突出するように挿着して、このバルブ
   治具と前記ステムの先端をガラスバルブ内に挿入して組
   合せた後、ステムをステム治具から取外し、この後バル
   ブ治具を、内側面が上方に向って拡開した加熱治具の前
   記内側面に傾斜してセットし、しかる後、加熱治具を真
   空炉内にセットして、ガラスバルブとステムを加熱封着
   することを特徴とする縦型ミニチュアランプの製造方法
   。