JPS61224126A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS61224126A JPS61224126A JP6553785A JP6553785A JPS61224126A JP S61224126 A JPS61224126 A JP S61224126A JP 6553785 A JP6553785 A JP 6553785A JP 6553785 A JP6553785 A JP 6553785A JP S61224126 A JPS61224126 A JP S61224126A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- alloy
- magnetic recording
- recording medium
- magnetic
- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は合金磁性薄膜を有する磁気記録媒体に係るもの
であり、特に、この合金磁性薄膜がタンタル(Ta)、
ゲルマニウム(Ge )のうちのいずれが1種以上を含
有するコバルト基合金からなる磁気記録媒体に関する。
であり、特に、この合金磁性薄膜がタンタル(Ta)、
ゲルマニウム(Ge )のうちのいずれが1種以上を含
有するコバルト基合金からなる磁気記録媒体に関する。
[従来の技術1
記録密度の高い合金磁性薄膜を有する磁気記録媒体の研
究開発が近年大いに推進されているが、その一つとして
無電解メッキ法によるコバルト(CO)−ニッケル(N
i)−リン(P)合金磁性′a膜を用いたものがある。
究開発が近年大いに推進されているが、その一つとして
無電解メッキ法によるコバルト(CO)−ニッケル(N
i)−リン(P)合金磁性′a膜を用いたものがある。
しかしながらco −Ni−P合金は耐食性に問題があ
り、該合金磁性薄膜を用いた記録媒体は、永年使用した
際の記録エラー等信頼性の点で劣っていた。例えば、該
合金磁性薄膜を温度57℃、湿度85%の条件下にて2
週間放置した場合には飽和磁化の劣化が30%であり、
また、純水中に1週間放置した場合のそれは40%にも
達する。このような特性の劣化は実機使用した際の出力
低下を召き、また腐蝕部の存在はエラーの増大を引き起
こすという問題がある。
り、該合金磁性薄膜を用いた記録媒体は、永年使用した
際の記録エラー等信頼性の点で劣っていた。例えば、該
合金磁性薄膜を温度57℃、湿度85%の条件下にて2
週間放置した場合には飽和磁化の劣化が30%であり、
また、純水中に1週間放置した場合のそれは40%にも
達する。このような特性の劣化は実機使用した際の出力
低下を召き、また腐蝕部の存在はエラーの増大を引き起
こすという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点]
このように、無電解メッキ法によるGO−JJi−p合
金磁性N模は、出力低下やエラーの増大などといった信
頼性の低下に帰結する耐食性・耐候性の問題があった。
金磁性N模は、出力低下やエラーの増大などといった信
頼性の低下に帰結する耐食性・耐候性の問題があった。
〔問題点を解決するための手段]
本発明者らは上記不具合を解決するために様々な観点か
ら検討を加え、Ta 、Geのうちのいずれか1種以上
を添加したCO基合金磁性WII!llが極めて優れた
耐食性・耐候性を有することを見い出。
ら検討を加え、Ta 、Geのうちのいずれか1種以上
を添加したCO基合金磁性WII!llが極めて優れた
耐食性・耐候性を有することを見い出。
した。
即ち、本発明は、基板上に形成された合金磁性薄膜を有
する磁気記録媒体において、上記合金磁性薄膜をTa、
Geのうちのいずれか1種以上2〜10原子%と、0.
2〜5原子%の窒素とを含有するCo基合金で構成した
ことを特徴とするものである。
する磁気記録媒体において、上記合金磁性薄膜をTa、
Geのうちのいずれか1種以上2〜10原子%と、0.
2〜5原子%の窒素とを含有するCo基合金で構成した
ことを特徴とするものである。
以下本発明の構成について更に詳細に説明する。
本発明において用いられる磁性N膜は、Ta。
Geのうちのいずれか1種以上を2〜10原子%と、N
を0.5〜5原子%含むCo基合金からなるものである
。
を0.5〜5原子%含むCo基合金からなるものである
。
これら添加物の含有量を2〜10原子%とした理由は、
その含有量が2原子%未満では耐食性が低下するように
なるからである。一方、その含有量が10原子%を越え
るときは飽和磁化が低(なりすぎ、薄層化という高密度
記録に適った合金磁性薄膜の特長が活かし得ないためで
ある。
その含有量が2原子%未満では耐食性が低下するように
なるからである。一方、その含有量が10原子%を越え
るときは飽和磁化が低(なりすぎ、薄層化という高密度
記録に適った合金磁性薄膜の特長が活かし得ないためで
ある。
また、Nを0.2〜5原子%とした理由は、主として製
造上の関係によるものであり、例えば、後述する本発明
に係る製造法では0.2原子%以上のNが残存してしま
うためである。一方、5原子%を越えるようになると磁
気特性のうち角型比Sと称されているものが低下するよ
うになるからである。通常、磁気記録媒体の角型比Sは
0.1以上であることが要求されているが、本発明にお
いて、特に好ましいNの含有量、は0.2〜3原子%で
ある。
造上の関係によるものであり、例えば、後述する本発明
に係る製造法では0.2原子%以上のNが残存してしま
うためである。一方、5原子%を越えるようになると磁
気特性のうち角型比Sと称されているものが低下するよ
うになるからである。通常、磁気記録媒体の角型比Sは
0.1以上であることが要求されているが、本発明にお
いて、特に好ましいNの含有量、は0.2〜3原子%で
ある。
本発明においてTa、Qeなどの添加物及びN以外の組
成としては、 (イ)Goのみ (ロ)Goの一部をNi及び/又はFeで置換したもの であってもよい。(ロ)の組成の場合、Goの一部をN
i及び/又はl”eで置換するときの置換比率はCOの
25原子%以下とするのが好ましい。置換比率が25W
4子%を越えるとhcp母結品中にfcc相が出現し、
膜面内の磁気特性の低下をもたらす。
成としては、 (イ)Goのみ (ロ)Goの一部をNi及び/又はFeで置換したもの であってもよい。(ロ)の組成の場合、Goの一部をN
i及び/又はl”eで置換するときの置換比率はCOの
25原子%以下とするのが好ましい。置換比率が25W
4子%を越えるとhcp母結品中にfcc相が出現し、
膜面内の磁気特性の低下をもたらす。
また、l”e置換の場合には、その置換比率が25原子
%を越えろと薄膜の耐食性、耐候性も低下させるように
なる。
%を越えろと薄膜の耐食性、耐候性も低下させるように
なる。
本発明の磁気記録媒体は、例えば次のようにして製造す
ることができる。即ち、N2を含むArガス雰囲気中で
スパッタリング等の真空蒸着法によってTa、Qeのう
ちの1種以上と、co及びN(及び所望により、更にN
i及び/又はFe)を含む合金薄膜を基板上に形成し、
然る後熱処理し、Nを放出させてN含有率を0.2〜5
原子%とするものである。
ることができる。即ち、N2を含むArガス雰囲気中で
スパッタリング等の真空蒸着法によってTa、Qeのう
ちの1種以上と、co及びN(及び所望により、更にN
i及び/又はFe)を含む合金薄膜を基板上に形成し、
然る後熱処理し、Nを放出させてN含有率を0.2〜5
原子%とするものである。
この製造方法において、基板上にまず形成されるIII
Iはアモルファス状又は粒径50〜100A程度の微結
晶体より成り、後工程の熱処理で結晶化又は粒径100
〜400A程度の結晶粒に成長し、適度なHcを有しか
つ高角形比の磁気記録媒体を形成するようになる。
Iはアモルファス状又は粒径50〜100A程度の微結
晶体より成り、後工程の熱処理で結晶化又は粒径100
〜400A程度の結晶粒に成長し、適度なHcを有しか
つ高角形比の磁気記録媒体を形成するようになる。
この熱処理の温度としては280℃以上が好ましく、熱
処理の温度が280℃を下回る場合は脱Nの活性点にな
っておらず脱Nが進行しない。また、熱処理温度があま
り高温の場合には結晶粒が異常成長し保磁力Hcの低下
を招く。従って好ましい熱処理温度は280〜500℃
である。
処理の温度が280℃を下回る場合は脱Nの活性点にな
っておらず脱Nが進行しない。また、熱処理温度があま
り高温の場合には結晶粒が異常成長し保磁力Hcの低下
を招く。従って好ましい熱処理温度は280〜500℃
である。
また、本発明において用いられる基板としては、非磁性
基板であるならば従来から用いられている各種のものが
採用でき、合金系基板(例えばA1に数%以下程度のマ
グネシウムを添加した合金や膜を結晶化させるとともに
、膜中に含有された窒素を放出させた。その後耐食性及
び耐候性の検討を行なった。ここに、耐蝕性の評価は3
MΩ・Cl1lの純水中に1週rf!A浸すことにより
、また耐候性の評価は温度57℃、湿度80%の条件下
に2週間放置することにより行なった。
基板であるならば従来から用いられている各種のものが
採用でき、合金系基板(例えばA1に数%以下程度のマ
グネシウムを添加した合金や膜を結晶化させるとともに
、膜中に含有された窒素を放出させた。その後耐食性及
び耐候性の検討を行なった。ここに、耐蝕性の評価は3
MΩ・Cl1lの純水中に1週rf!A浸すことにより
、また耐候性の評価は温度57℃、湿度80%の条件下
に2週間放置することにより行なった。
この結果を、第1表に示す。
比較例1
下記条件により、適宜に表面処理されたガラス基板上゛
にCo −Ni−P合金磁性膜を作成し、その後耐食性
、耐候性の評価を行なった。その結果を第1表に示す。
にCo −Ni−P合金磁性膜を作成し、その後耐食性
、耐候性の評価を行なった。その結果を第1表に示す。
メッキ浴 硫酸コバルト 0.06 mol /
1硫酸ニツケル 0.04 次亜リン酸 0.2 硫酸アンモニウム 0.1 マロン酸ナトリウム 0,3 リンゴ酸ナトリウム 0.4 コハク酸ナトリウム 0.5 pf−1=8.9〜9.3 温度15〜85℃ 膜厚
700Δ比較例2 スパッタリング時の雰囲気をAr100%としたこと以
外は実施例1と同様にして、N含有率0%の薄膜を作成
した。また、残存N濃度が5原子%を越える場合、 N
i 11度が25原子%を越える場合、及び規定量を越
える量の添加物を含む場合の合金WIIllも同様に実
施例1の条件下で作成した。
1硫酸ニツケル 0.04 次亜リン酸 0.2 硫酸アンモニウム 0.1 マロン酸ナトリウム 0,3 リンゴ酸ナトリウム 0.4 コハク酸ナトリウム 0.5 pf−1=8.9〜9.3 温度15〜85℃ 膜厚
700Δ比較例2 スパッタリング時の雰囲気をAr100%としたこと以
外は実施例1と同様にして、N含有率0%の薄膜を作成
した。また、残存N濃度が5原子%を越える場合、 N
i 11度が25原子%を越える場合、及び規定量を越
える量の添加物を含む場合の合金WIIllも同様に実
施例1の条件下で作成した。
その磁気特性を第1表に示す。
第1表より、本発明によるTa、Geなどを含むCO基
合金磁性薄膜は、従来のCo −Ni −P無電解メッ
キ磁性WIIIに比較し、遥かに優れた耐食性・耐候性
を示すことが認められる。また、磁気記録媒体としての
特性を満足するためには、アルゴンと窒素の混合雰囲気
下で膜が形成されなければならないことも認められる。
合金磁性薄膜は、従来のCo −Ni −P無電解メッ
キ磁性WIIIに比較し、遥かに優れた耐食性・耐候性
を示すことが認められる。また、磁気記録媒体としての
特性を満足するためには、アルゴンと窒素の混合雰囲気
下で膜が形成されなければならないことも認められる。
実施例2
表面研磨されたアルミ合金上にアルマイト処理を施して
成る基板上に、第2表に示すような所望の組成となるよ
うに、実施例1に記したと同様の条件下にて51/4″
φデイスクを作成し、真空中350℃X 3hr熱処理
を施した後、r、「、プレーナーマグネトロン装置にて
40OAのアモルファス状カーボン膜を形成した。
成る基板上に、第2表に示すような所望の組成となるよ
うに、実施例1に記したと同様の条件下にて51/4″
φデイスクを作成し、真空中350℃X 3hr熱処理
を施した後、r、「、プレーナーマグネトロン装置にて
40OAのアモルファス状カーボン膜を形成した。
次に、これらのディスクを用い耐食性、耐候性の評価を
行なった。その結果を第2表に示す。なお、磁気記録媒
体の電磁変換特性の評価は、下記の如き条件で行なった
。
行なった。その結果を第2表に示す。なお、磁気記録媒
体の電磁変換特性の評価は、下記の如き条件で行なった
。
使用ヘッド Mn−Znフェライトヘッド(トラック幅
16μm、ギャップ長1.1μ−、ギャップ深さ20μ
n+、巻数19TX 2)浮上量 0.34μm 書き込み周波数 I F : 1.25 MH72F
; 2.5 MHz ディスク回転数 3600rpm 測定箇所 ディスク中心よりの距離R= 30mm比較
例3 表面研磨されたアルミニウム合金上にNi −Pメッキ
下地層が施された5 1/4“φディスク基板上に、比
較例1と同様の条件下でGo −Ni −P合金磁性膜
を形成し、その後実施例2と同様に400Aのアモルフ
ァス状カーボン膜を形成した。
16μm、ギャップ長1.1μ−、ギャップ深さ20μ
n+、巻数19TX 2)浮上量 0.34μm 書き込み周波数 I F : 1.25 MH72F
; 2.5 MHz ディスク回転数 3600rpm 測定箇所 ディスク中心よりの距離R= 30mm比較
例3 表面研磨されたアルミニウム合金上にNi −Pメッキ
下地層が施された5 1/4“φディスク基板上に、比
較例1と同様の条件下でGo −Ni −P合金磁性膜
を形成し、その後実施例2と同様に400Aのアモルフ
ァス状カーボン膜を形成した。
次に、これらを耐食性及び耐候性の評価に用いた。
その結果を第2表に示す、、′R磁変換諸特性の評価は
実施例2と全く同様の条件下で行なった。
実施例2と全く同様の条件下で行なった。
以上のことから、本発明における磁気記録媒体は耐食性
・耐候性に優れた媒体であることが証明された。
・耐候性に優れた媒体であることが証明された。
Claims (4)
- (1)基板上に形成された合金磁性薄膜を有する磁気記
録体において、該合金磁性薄膜がタンタル、ゲルマニウ
ムのうちのいずれか1種以上を2〜10原子%含むコバ
ルト基合金からなることを特徴とする磁気記録媒体。 - (2)上記合金磁性薄膜は、基板上にスパッタリングさ
れ、かつ熱処理されて形成されたものであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 - (3)上記合金磁性薄膜が、タンタル、ゲルマニウムの
うちのいずれか1種以上を2〜10原子%と、窒素を0
.2〜5原子%含み、残部コバルトからなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の磁気記
録媒体。 - (4)上記合金磁性薄膜が、タンタル、ゲルマニウムの
うちのいずれか1種以上を2〜10原子%と、窒素を0
.2〜5原子%含み、残部がコバルトとニッケル及び/
又は鉄とから成り、ニッケル及び/又は鉄の含有量は、
コバルトの25原子%以下を置換した量であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の磁気
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6553785A JPS61224126A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6553785A JPS61224126A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61224126A true JPS61224126A (ja) | 1986-10-04 |
Family
ID=13289862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6553785A Pending JPS61224126A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61224126A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113419A (ja) * | 1988-10-21 | 1990-04-25 | Kubota Ltd | 金属薄膜型磁気記録媒体 |
US5062938A (en) * | 1990-01-16 | 1991-11-05 | International Business Machines Corporation | High coercivity low noise cobalt alloy magnetic recording medium and its manufacturing process |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6553785A patent/JPS61224126A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113419A (ja) * | 1988-10-21 | 1990-04-25 | Kubota Ltd | 金属薄膜型磁気記録媒体 |
US5062938A (en) * | 1990-01-16 | 1991-11-05 | International Business Machines Corporation | High coercivity low noise cobalt alloy magnetic recording medium and its manufacturing process |
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