JPS61222651A - 鍛造プレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スラブを走間で圧下し得るようにした鍛造プ
レス装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、第４図に示すように、スラブ（α）を薄肉化する
場合には、ワークロール（ｂ）　（ｈ）を備えた圧延機
による圧延方式が知られている。。

と°ころで一般に、スラブ（α）にはポロシティ（小穴
）（Ｃ）が存在し、近年、品質向上の上でこのポロシテ
ィ（Ｃ）を圧着させる必要が生じている。

前記圧延機において、圧延作業を行う場合、圧延に実質
供与しているのはスラブ（α）と接触しているワークロ
ール（ｂ）の接触長１ｄの領域である。

而して、前記ポロシティ（Ｃ）を闇に示すように圧着す
るためには、スラブ（α）に発生する変形ゾーン（−）
の深さを大きくとらなければならず、そのためには接触
長Ａｄをある長さ以上確保することが必要である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、接触長１ｄは、圧下量Δｋ＜＝ｈｔ　Ａ２）
が決まるとｊｄ＝ｑＲΔｈから決定されてしまう＠従っ
て、従来の圧延機で′はポロシティ（Ｃ）を圧着するの
に必要な接触長１ｄを確保できないことがあった。

そこで、接触長Ａｄを任意に選定し得る鍛造プレスにて
スラブを圧下することが考えられるが、この場合、移動
中のスラブに対しては作業を行うことができなかった。

本発明は、移動中のスラブに対して走間にて圧下作業を
行い得る鍛造プレス装置を提供しようとするものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の鍛造プレス装置は、モータの駆動によりクラン
ク機構の作動を介し金型を近接・離反させて材料の圧下
を行い得るようにした鍛造プレスを備えると共に、鍛造
機械部を材料移動ライン方向に往復動させるための往復
動装置を設け、且つ前記モータに回転角出力計を取付け
、該回転角出力計からの信号を基に材料圧下時の上流側
への材料移゛動量を算出する演算器を備え、該演算器の
出力を前記往復動装置に付加するよう構成している。

〔作　　用〕

従って、回転角出力計の出力に基づいて往復動装置の作
動が制御されるので、材料の移動に対応して走間にて圧
下作業が行われる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において、（１）はスラブ（２）の移動ラインに
配した鍛造プレスであり、上下の金型（３）　（３）が
上下のクランク機構（４）　（４）の作動によって断接
・離反しスラブ（２）を圧下し得るようになっている。

°各りランク機構（４）　（４）は、圧下量調整装置（
５）の操作によってハウジング（６）内を昇降するチョ
ック（７）と、該チョック（７）に支承された円盤（８
）と、該円盤（８）に固設したクランク軸（９）と、ク
ランク軸（９）と前記金型（３）との間を連結したクラ
ンク杆（ト）とを有しており、更に前記円盤αＱにはユ
ニ・（−サルジヨイントαＤを介し駆動モータ（２）が
夫々接続されている。

前記ハウジング（６）には、ノ・クランク（６）に接続
した往復動シリンダα埠によって、鍛造プレス（１）全
体がレールα→に沿いライン方向に往復動し得るよう車
輪（至）が設けである。又、前記各駆動モータ（２）に
は回転角出力計［相］が夫々取付けられ、該各回転角出
力計［相］の出力は加算器α力で加算されるようになっ
ている。加算器αηには演算器（至）が接続され、該演
算器（至）では加算器ａηの出力を基に往復動シリンダ
（至）の伸縮量及び速度を演算し、加算器Ｑｌを介し前
記往復動シリンダ（至）を駆動するサーボ弁（１）へ指
令を送るよう罠なっている。尚ｅＡ′Ｄはスラブ（２）
の入側速度信号、翰はフィードバック信号を加算器α１
を送るよう往復動シリンダ（至）に取付けた位置検出器
である。

斯かる構成において、移動するスラブ（２）の圧下作業
を行う場合、駆動モータ（２）（財）と往復動シリンダ
（至）とを同期させて駆動するようにする。

即ち、駆動モータ（２）（２）を駆動すると、クランク
機構（４）　（４）の作動を介し上下の金型（３）　（
３）が近接・離反し、スラブ（２）の圧下が行われる。

一方、往復動シリンダ（至）は設定或いは入力されたス
ラブ（２）の入側速度信号Ｑカ及び演算器（至）からの
信号に基づいて駆動され、鍛造プレス（１）全体を前進
、後退させる。

前記において、演算器（７）は、第２図に示す如く、回
転角出力計（イ）からの信号が、θ！の範囲（金型（３
）　（３）の接近）の時は信号Ｑ℃に基づいて往復動シ
リンダα埠が伸長するよう、又θ２　の範囲（圧下作業
）の時は信号ＱＤに基づく往復動シリンダ（至）の伸長
動作を速めるよう、更にθ３の範囲（退避）の時は信号
Ｉ２刀を打消して往復動シリンダ（至）が収縮するよう
サーボ弁翰に指令を与えるものである。つまり、金型（
３）　（３）の接近時には、スラブ（２）の移動と対応
して鍛造プレス（１）全体が前進し、圧下時には、圧下
によってスラブ（２）が上流へ移動する（伸びた分が戻
る）量を見込んで、その主流への移動量をなくすよう鍛
造プレス（１）全体の前進速度を速め、退避時には、鍛
造プレス（１）全体が元の位置へ復帰するよう後退させ
る。尚、スラブ（２）の圧下時の上流への移動量は、ス
ラブ（２）の材質、圧下量、温度等によって求まるもの
である。。

又前記において、鍛造プレス（１）は、第４図で示した
圧下量Δｋ（＝ｈｓ　　”２）とポロシティ（Ｃ）を圧
着するだめの接触長！ｄを夫々別個に選゛定し得るので
、ポロシティ（Ｃ）が確実に圧着されてスラブ（９）の
品質向上を図ることができる。更に、第３図で示したよ
うな圧延機の場合、ワークロール（Ａ）　（Ａ）が常に
スラブ（α）に接しているので冷却が不充分になりがち
であるが、鍛造プレス（１）の場合、上下の金型（３）
　（３）は必ず１回の圧下毎にスラブ（２）から離反す
るので、冷却を充分に行うことができる。

而して、本発明の鍛造プレス装置は、例えば、連続鋳造
設備の下流に配置したり、タンデム圧延機の上段部に配
置することによシ、スラブを走間にて効率よく薄肉化す
ることができ、通常使用されている圧延機の台数を削減
することができる。

第３図は本発明の他の実施例であり、たとえば鍛造プレ
スのハウジング（６）を含む全体を動かす例ばかりでな
く、第３図の如くノ・クランク（６）は固定だが金型（
３）を含む圧下部がノ・クランク（６）内で走行するよ
うにした場合でも機器の基本役割は第１図と同じである
。押引シリンダ（２）はレールα４（金型（３）を乗せ
ている）を往復動させて押引力制御をする。

尚、本発明は前記実施例にめみ限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない限シ種々変更を加え得るこ
とは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の鍛造プレス装置によれば
、移動する材料をその移動を止めることなく走間にて圧
下することができ、しかも金型と材料との接触長及び圧
下量を夫々別個に選定し得るので、大きな圧下量が得ら
れポロシティを確実に圧着することができる、等の優れ
た効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鍛造プレス装置の概略図、第２図は回
転角出力計の出力を演算器に用いる場合の説明図、第３
図は本発明の他の実施例の説明図、第４図は圧延機によ
るスラブ圧延状態を示す説明図である。 （１）は鍛造プレス、（２）はスラブ、（３）は金型、
（４）はクランク機構、（２）は駆動モータ、α３は往
復動シリンダ、（至）は回転角出力計、（至）は演算器
、翰はサーボ弁を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）モータの駆動によりクランク機構の作動を介し金型
   を近接・離反させて材料の圧下を行い得るようにした鍛
   造プレスを備えると共に、鍛造機械部を材料移動ライン
   方向に往復動させるための往復動装置を設け、且つ前記
   モータに回転角出力計を取付け、該回転角出力計からの
   信号を基に材料圧下時の上流側への材料移動量を算出す
   る演算器を備え、該演算器の出力を前記往復動装置に付
   加するよう構成したことを特徴とする鍛造プレス装置。