JPS6122161B2 - - Google Patents

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JPS6122161B2
JPS6122161B2 JP19322682A JP19322682A JPS6122161B2 JP S6122161 B2 JPS6122161 B2 JP S6122161B2 JP 19322682 A JP19322682 A JP 19322682A JP 19322682 A JP19322682 A JP 19322682A JP S6122161 B2 JPS6122161 B2 JP S6122161B2
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Japan
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valve
pilot
main valve
pressure
port
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JP19322682A
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JPS5983803A (ja
Inventor
Kenji Masuda
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP19322682A priority Critical patent/JPS5983803A/ja
Publication of JPS5983803A publication Critical patent/JPS5983803A/ja
Publication of JPS6122161B2 publication Critical patent/JPS6122161B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液圧動作するアクチユエータの変位
制御機構、詳しくはオン・オフ形電磁弁をパルス
幅変調PWM方式でオン・オフ制御して、前記電
磁弁に接続するアクチユエータを動作させると共
に、前記アクチユエータの変位量をフイードバツ
クさせて前記アクチユエータを目標値の任意の変
化に追従させる如くした変位制御機構に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 従来、アクチユエータの変位量を制御する場
合、昭和51年1月30日発行の「油圧技術便覧」第
424頁乃至第443頁に記載されているように、一般
には、電気油圧サーボ弁が用いられている。これ
ら油圧サーボ弁は、スプール形式とし、かつ、ノ
ズルフラツパや、高精度加工される案内弁が用い
られているため、内部もれが生じたり、制御流体
に混入する塵埃による影響を受け易い問題があつ
たし、また、流量特性も1段の線形特性となつて
いて、流量の応範囲な制御が行ない難く、大流量
でアクチユエータの変位を高速とした場合高精度
な変位制御が行なえない問題もあつた。
また一方、オン・オフ形電磁弁を用い、該電磁
弁を、パルス幅変調方式でオン・オフ制御し、前
記電磁弁の開閉時間の割合を変えて流量を制御
し、前記電磁弁に接続するアクチユエータを動作
させると共に、前記アクチユエータの変位量をフ
イードバツクさせて前記アクチユエータを目標値
の任意な変化に追従させるようにしたものも提案
されている。
所が、以上の如くオン・オフ電磁弁を用いて、
パルス幅変調方式で変位制御を行なう場合、前記
した油圧サーボ弁における塵埃に対する問題は解
消できるが、広範囲な流量制御が行ない難い問題
及びアクチユエータを大流量で高速作動させなが
ら、高精度な変位制御が行なえない問題に対して
は解決できないのである。
本発明は、以上の如き問題に鑑み発明したもの
で、目的は、パルス幅変調方式でオン・オフ制御
する電磁弁を2段作動方式とし、かつ、前記電磁
弁を構成するパイロツト弁のパイロツト流れも流
量制御に利用することにより、流量特性を2段特
性として広範囲な流量制御を可能とし、しかも、
大流量でアクチユエータを高速作動させながら、
高精度な変位制御も行なえるようにする点にあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の構成を図面に基づいて説明すると、高
圧ポート(bまたはa)と、低圧ポート(aまた
はb)及びこれら各ポートb,aに連通する弁室
3aをもつた弁本体3の前記弁室3aに、前記両
ポートb,a間を開閉するシート形の主弁1を移
動自由に内装し、この主弁1に、該主弁1を前記
両ポート間の閉鎖位置へ押動させる第1の作用面
f1と、前記両ポート間の連通位置へ押動させる
第2の作用面eとを形成し、前記第2の作用面e
に前記高圧ポート(bまたはa)の高圧流体を作
用させ、前記第1の作用面f1に、絞り通路13
を介して前記高圧ポート(bまたはa)の高圧流
体を作用させる一方、前記第1作用面f1の加圧
室fをパイロツト路11を介して前記低圧ポート
(aまたはb)に連通させると共にソレノイド
SOLに連動連結し、前記パイロツト通路11を
開閉するシート形パイロツト弁2を設け、更に、
前記主弁1に、前記パイロツト弁2の開動作に伴
なう前記パイロツト通路11のパイロツト流れに
より、前記絞り通路13前後の差圧が所定圧力以
上になつたときに該主弁1を開動作させ、かつ、
この所定圧力未満で前記主弁1を閉動作させる主
弁開閉手段を設けて成る電磁弁Vをアクチユエー
タCの流入路または流出路に介装する一方、前記
アクチユエータCの変位量を設定する入力器20
と前記アクチユエータCの変位量を検出する検出
器24と、前記ソレノイドSOLに接続するパル
ス幅変調器23と、前記入力器20と検出器24
との出力をもとに前記パルス幅変調器23を介し
て前記ソレノイドSOLにパルス幅変調信号を出
力し、前記パイロツト弁2をオン・オフ制御して
前記パイロツト通路11のパイロツト流れを制御
する制御手段とを備えているものである。
(作 用) 前記入力器20と検出器24との出力信号を基
に、前記制御手段が前記パイロツト弁2のソレノ
イドSOLにパルス幅変調信号を出力するもので
あり、このパルス幅変調信号のデユテイが小さく
(Oに近く)、このため前記パイロツト弁2の開度
が小さく、そのパイロツト通路11の流通量も少
なくなり、従つて、前記絞り通路13の流通量も
少なくその前後差圧が前記所定差圧未満である場
合には、前記主弁開閉手段が前記主弁1を閉動作
させるので、前記高圧ポート(bまたはa)から
低圧ポート(aまたはb)への流れは、前記絞り
通路13→加圧室f→パイロツト通路11を介し
た流れのみとなり、従つて、前記デユテイの変化
に対するポート間流量の変化量が、前記主弁1が
開動作している時に比して著るしく小さくなるの
であり、この結果、前記アクチユエータCの微動
制御がきわめて正確にできるのである。一方、前
記パルス幅変調信号のデユテイが大きく(1に近
く)、このため前記パイロツト通路11を流れる
パイロツト流量が多く、従つて、前記絞り通路1
3の流量も多く該通路13の前後差圧が前記所定
圧力以上になつた場合には、前記主弁開閉手段の
作用により前記主弁1が開動作して、前記高圧ポ
ート(bまたはa)、低圧ポート(aまたはb)
間にはパイロツト流れに加えて、前記主弁1を介
した流れが生じて、その流量が著るしく増大され
るのであり、この結果、前記アクチユエータCを
迅速に動作制御できるのである。
以上の如く前記パルス幅変調信号のデユテイの
大小変化により、前記電磁弁V内の前記各ポート
a,b間の流れを、パイロツト流れのみと、該流
れに主弁1を介した流れを付加した流れとに変更
して、流量制御を2段階にできるので、前記アク
チユエータCを前記信号に基づいて前記主弁1の
動作のみで制御する場合に比して、動作速度の小
さい領域での制御をより正確に行なえるのであ
る。
しかも、前記主弁1及びパイロツト弁2の何れ
をも漏れの少ないシート形弁としたので、前記ア
クチユエータCの動作速度の小さい領域での該ア
クチユエータCの制御を一層正確に行なうことが
できるのである。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示したものは、アクチユエータとして
片ロツド式のシリンダCを用いると共に、該シリ
ンダCのヘツド側室に接続する一つの負荷ポート
Aと、油圧源となるポンプPMに接続するタンク
ポートP及びタンクTKに接続するタンクポート
Tとの3つのポートを備えた3ポート構成とし、
かつ、2つの電磁弁V1,V2を用いて、これら電
磁弁V1,V2のうち、一方の電磁弁V1の後記する
低圧ポートaをタンクポートTに、高圧ポートb
を前記負荷ポートAに接続すると共に、他方の電
磁弁V2の低圧ポートaを、前記負荷ポートAに
高圧ポートbをチエツク弁CHを介してポンプポ
ートPに接続し、そして前記チエツク弁CHの上
流側のポンプポートPを、前記シリンダCのロツ
ド室に接続する一方、前記各電磁弁V1,V2を、
後記するパルス変調方式の制御機構Sによりオ
ン・オフ制御する如く成したものである。
前記電磁弁V1,V2は、何れも同じ構成とする
もので、第2図及び第3図に示した如く、主弁1
とソレノイドSOLをもつたパイロツト弁2とに
より構成して2段作動方式とするのである。
前記主弁1及びパイロツト弁2は、第2図に示
した如くシート形弁を用い、前記主弁1を、弁室
3aと低圧ポートa及び高圧ポートbをもつた弁
本体3の前記弁室3aに移動自由に内装すると共
に、前記パイロツト弁2を、前記主弁1の内腔部
f内に、ガイド4を介して移動自由に内装するの
であり、前記パイロツト弁2の背部にプランジヤ
5を取付け、該プランジヤ5を前記ソレノイド
SOLに対応させて電磁石を構成し、かつ、この
プランジヤ5の背部即ち、前記内腔部fと連通す
る背面にスプリング6を設けて前記パイロツト弁
2及び主弁1を前記低圧ポートaの方向に付勢す
るのである。
また、以上の構成において、前記弁室3aと低
圧ポートaとの間の段部に、主弁シート10を形
成すると共に、前記主弁1の頂部に、小径なパイ
ロツト通路11を設けて、該通路11の背部にパ
イロツトシート12を形成し、前記通路11を介
して前記パイロツト弁2の二次側即ち、前記主弁
1の内腔部fを、前記主弁1の二次側即ち、前記
低圧ポートaに連通する如く成すのである。
そして、前記主弁1の頂部近くには、肩部を設
けて、この肩部と頂部との間に環状室14を形成
し、この環状室14を前記高圧ポートbに連通す
ると共に、前記頂部近くの側面には、前記高圧ポ
ートbを、前記環状室14を介して前記主弁1の
内腔部fに連通する絞り通路13を設けるのであ
る。
尚、第2図において7は、前記プランジヤ5を
内装すると共に、前記ソレノイドSOLを保持す
るプランジヤケースで、前記弁本体3に螺着して
いる。また8は、前記プランジヤケース7を螺着
保持する本発明制御装置のベースフレームであ
る。
しかして、前記主弁1の前記内腔部f側の面に
は、前記絞り通路13の二次側圧力が該弁1を閉
鎖位置に押動させる方向に働く第1の作用面f1
を形成していると共に、前記主弁1の前記環状室
14との対向部には、前記絞り通路13の一次側
圧力が該弁1を前記両ポート間の連通位置即ち開
位置方向に働く第2の作用面eを形成している。
しかも、前記第1の作用面f1の有効作用面積
を前記第2の作用面eのそれよりも大きく設定し
て、前記絞り通路13の前後差圧が所定圧力未満
では前記主弁1が閉位置を保持する一方、前記前
後差圧が前記所定圧力以上になると該弁1が開方
向に動作するようにしている。
尚、以下前記内後部fを前記第1の作用面f1
の加圧室という。
かくして、前記第1及び第2の作用面f1,e
が前記弁1を開閉制御する主弁開閉手段として機
能するのである。
尚、前記主弁開閉手段は、前記第1及び第2の
作用面f1,eの有効面積を同一にする一方、前
記スプリング6の押圧力を利用して、前記絞り通
路13の前後差圧が前記所定圧力未満のときには
前記主弁1を閉鎖位置に動作させ、前記前後差圧
が前記所定圧力以上の場合には前記主弁1を開位
置に動作させるようになしてもよい。
第2図及び第3図に示したものは、前記低圧ポ
ートaを、第1図に示した電磁弁V1の如くタン
クポートT又は、電磁弁V2の如く負荷ポートA
に接続し、また高圧ポートbを第1図に示した電
磁弁V1の如く負荷ポートA又は電磁弁V2の如く
ポンプポートPにそれぞれ接続して用いるのであ
つて、前記ソレノイドSOLがオンして前記パイ
ロツト弁2及び該パイロツト弁2の動作に応動し
て動作する主弁1が動作するときの流体流れは、
第2図及び第3図に示した実線矢印の通りとな
る。
しかして、前記ソレノイドSOLへの通電がオ
フの場合、前記スプリング6の押圧力により前記
パイロツト弁2がパイロツトシート12に、ま
た、前記主弁1が主弁シート10にそれぞれ押圧
され、前記低圧ポートaと高圧ポートbとは遮断
され、流体の流れはない。
即ち、前記高圧ポートbは、前記した如く負荷
ポートA又はポンプポートPに接続され、タンク
ポートT又は負荷ポートAに接続される前記低圧
ポートaより圧力が高く、前記パイロツト弁2が
閉じているとき、前記主弁1の加圧室f内の圧力
は、前記高圧ポートbと同圧となつて、前記主弁
1の第1の作用面f1に作用しているため、この
第1の作用面f1が第2の作用面eよりも大であ
るから、前記スプリング6の力と相俟つて前記主
弁1は閉鎖状態に維持されるのである。
このとき、前記主弁1及びパイロツト弁2は何
れもシート形状を用いるから内部洩れが生ずるこ
とはない。
この状態で、前記ソレノイドSOLを後記する
パルス幅変調方式の制御機構Sをもとにオン動作
させると、前記プランジヤ5がスプリング6に抗
して吸引されて、先ず前記パイロツト弁2が開動
作するのである。
そして、このパイロツト弁2の開動作で前記パ
イロツト通路11が開いてパイロツト流れが生ず
るのであり、このパイロツト流の継続により、前
記主弁1の加圧室fの内部圧力が、低圧側の前記
低圧ポートaの圧力と等しくなり、換言すると、
絞り通路13により前記環状室14と前記加圧室
fとの間に圧力差が生ずることになり、この圧力
差により前記主弁1が前記スプリング6に抗して
開き、パイロツト流の他に主弁流れが生ずるので
あつて、前記したパイロツト流と共に2段作動す
るのである。
しかも、前記パイロツト流れは、前記パイロツ
ト通路11を介して主弁1の二次側即ち、前記低
圧ポートaに流れて、前記高圧ポートbから低圧
ポートaに流れる流量制御に関与するものであつ
て、前記主弁流れと共に流量特性を2段特性に制
御できるのである。
従つて、前記シリンダCの動作をコントロール
する流量を広範囲に調整できるし、また、小流量
制御は、前記パイロツト弁2の動作で行なえるか
ら、換言すると、小形高応答のパイロツト弁2で
小容量制御が行なえるから、前記シリンダCを大
流量で高速に作動させた後も、高精度な変位制御
が行なえるのである。
次に以上の如く構成する電磁弁V1,V2のオ
ン・オフ制御を行なう制御機構Sについて説明す
る。
この制御機構Sは、第1図及び第4図に示した
如く、目標値を入力し、入力信号を出力する入力
器20と、入力信号と後記するフイードバツク系
からの帰還信号との偏差εを検出して出力する偏
差出力器21と前向きゲインの増幅器22及び、
偏差信号に対応したデユテイにパルス幅を変調す
るパルス幅変調器23、前記シリンダCの変位量
を検出する検出器24並びに該検出器24に接続
するフイードバツク系に介装する帰還増幅器25
とから成るもので、前記パルス幅変調器23の出
力端を、前記パイロツト弁2に付設するソレノイ
ドSOLに接続し、パルス幅変調波(PWM波)に
より前記パイロツト弁2の開閉時間の割合を変
え、前記した電磁弁V1,V2の平均流量を制御す
るのである。
しかして、前記帰還増幅器25、偏差出力器2
1及び増幅器22により本発明におけるパイロツ
ト流れを制御する制御手段を構成している。
前記パルス幅変調波(PWM波)は、前記偏差
信号波により制御されるもので、前記入力信号
Xi、帰還信号Xとの偏差(ε=Xi−X)が大き
い場合には、即ち前記偏差信号波の振幅が大きい
ときには、第5図の如くパルス幅t0は大きく制御
され、また、振幅が小さくなるとパルス幅t0が小
さくなるのである。
尚、前記パルス幅変調波(PWM波)のパルス
位置及び周期t1は一定であり、従つて、パルス幅
t0の変化に応じ、換言すると前記偏差に応じデユ
テイ(t0/t1)も変化するのである。
また、前記パルス幅t0は、ソレノイドSOLのオ
ン時間に相当し、このオン時間の変化で流量制御
が行なえるものであるから、パルス幅変調による
デユテイの変化に対する流量の変化は、前記した
電磁弁V1,V2の構成から明らかな通り、第6図
に示した2段特性となる。
つまり、パルス幅が小さく、デユテイが小さい
場合は、前記パイロツト弁2のみが動作し、前記
主弁1の動作は生じない。従つて、この領域にお
いてはデユテイの変化に対する流量変化も小さく
なり、高精度な流量制御が可能となるのである。
また、前記パルス幅が大きくなり、デユテイが
所定以上になると、前記パイロツト弁2の動作
で、前記主弁1の動作が始まるため、流量は、前
記パイロツト流と主弁流との加算合計となり、デ
ユテイの変化に対する流量変化が大きくなり、大
流量への応答性を高めながら、大流量による前記
シリンダCの高速作動を可能にするのである。
本発明変位制御機構は以上の如く構成するもの
で、次に第1図及び第4図をもとにその作用を説
明する。
第1図に示した状態は、前記電磁弁V1,V2
ソレノイドSOLがオフの状態であつて、前記シ
リンダCのピストンPSは、所定位置に停止して
いる。
この状態で前記シリンダCのピストンPSを第
1図において左動させる場合には、タンクポート
Tに接続の電磁弁V1に通電し、また、右動させ
る場合には、前記ポンプポートPに接続の電磁弁
V2に通電するのである。
そして、前記電磁弁V1又はV2への通電は、前
記入力器20に、前記シリンダCにおけるピスト
ンPSを変位させる任意の目標値を入力すること
により行なうのである。
前記ピストンPSの停止位置に対する目標値の
変位量が大きい場合には、偏差信号も大きくな
り、大きなデユテイで前記パイロツト弁2のソレ
ノイドSOLがオン・オフ制御され、前記主弁1
も動作して、前記ピストンPSはパイロツト流れ
と主弁流れとが加算された大流量で高速に作動す
ることになる。
この作動は、フイードバツクされ、偏差が小さ
くなるに従つて、パイロツト幅変調波(PWM
波)のパルス幅t0も小さくなり、デユテイも小さ
くなるのであつて、偏差εが小さくなると、前記
主弁1は閉じ、パイロツト弁2のみが、前記パル
ス幅変調波(PWM波)によつてオン・オフ制御
され、パイロツト流れのみで流量制御が行なわれ
ることになる。
従つて、前記した如く主弁流れにパイロツト流
れを加算した大流量で、前記ピストンPSを高速
に作動できながら、この高速作動後は、パイロツ
ト流れのみで流量制御できるから、換言すると小
形で高応答のパイロツト弁2で小流量制御が行な
えるから、高精度な変位制御が可能となるのであ
る。
一方、二つの電磁弁V1,V2への電気通電が断
たれたときやポートPMが停止しているか、又は
アンロードしてpC制御しているとき、前記シリ
ンダCは静止して所定の位置に保持される。
尚、以上説明した第1図の実施例は、一つの負
荷ポートAのみをもつ3ポート構成とし、二つの
電磁弁V1,V2を用いたものであるが、第7図の
如く二つの負荷ポートA,Bを設けた4ポート構
成とし、4つの電磁弁V1〜V4を用いてもよい。
この場合、シリンダCのピストンPSを左動さ
せるには、電磁弁V1〜V3に通電し、右動させる
には電磁弁V2,V4に通電すればよい。
第7図においてCHはチエツク弁である。
また、第2図及び第3図に示した電磁弁は、ポ
ートaに、低圧側のタンクポートT又は、負荷ポ
ートAを接続し、ポートbに高圧側の負荷ポート
A又はポンプポートPに接続する如く成したが、
第8図の如く逆の場合でもよい。即ち、ポートa
を高圧ポートとして、又ポートbを低圧ポートと
して作用させるようにしてもよい。
この場合、第8図の高圧ポートaと主弁1の背
方加圧室fとの間に絞り13を設け、低圧ポート
bと、主弁1の背方加圧室fとの間にパイロツト
通路11を設けて、このパイロツト通路11の開
閉をパイロツト弁2で行なう如く成すのである。
更に、前記タンクポートTに接続する前記電磁
弁V1又はV4は、第9図の如く変更することもで
きる。
第9図に示した電磁弁V1(電磁弁V4も同じ)
は、前記パイロツト通路11に、チエツク弁31
と絞り32とを並設したチエツク付パイロツトチ
ヨーク30を介装し、また、前記絞り通路13と
チエツク弁41を並設し、前記絞り通路13とチ
エツク弁41とによりチエツク付パイロツトチヨ
ーク40を形成したものである。
斯く構成することにより、前記ポンプPMが停
止しているか又はアンロードしてPC制御してい
るとき、前記シリンダCのピストンPSが何らか
の原因で動作し、そのヘツド室又はロツド室が負
圧になつても、タンクポートTを介して自吸でき
る。
即ち、前記ヘツド室又はロツド室が負圧になる
と、前記チエツク弁41を介して前記主弁1の背
方内腔部fも負圧となり、前記ソレノイドSOL
のオン・オフとは無関係に前記主弁1を前記スプ
リング6に抗して開動作させられるのであり、こ
の開動作によりタンクポートTを介して、タンク
TK内の流体は第9図点線矢印の如く自動的に吸
引させられるのである。尚、第9図における実線
矢印は、ソレノイドSOLに通電したとき、タン
クポートTに向つて流れる通常流れである。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、パルス幅変調方式でオ
ン・オフする電磁弁を、主弁とソレノイドをもつ
パイロツト弁とにより構成して2段作動方式と
し、しかも、パイロツト弁の二次側を主弁の二次
側に連通してパイロツト流れを利用して流量制御
を行なう如くし、パルス幅変調によるデユテイの
変化に対する流量の変化特性を2段特性とし、し
かも、前記主弁及びパイロツト弁を共に漏れのき
わめて小さいシート形としたから、小流量から大
流量に亘る広範囲な流量制御が可能となり、しか
も、大流量によりアクチユエータを高速作動させ
た後、このアクチユエータの変位量の最終制御
は、小形高応答のパイロツト弁で行なえるから、
高精度な変位制御も行なえるのである。
その上、主弁は、パイロツト弁の作動に応動し
て流体的に動作するので、換言するとチエツク弁
と同様の動作を行なうので応答性を良好にできる
し、また、油圧サーボ弁の如くノズルフラツパや
案内弁を用いないので塵埃に対する影響を最少限
に抑制できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略説明図、
第2図は電磁弁の一例を示す断面図、第3図はそ
の概略図、第4図はパルス幅変調方式による制御
機構の概略説明図、第5図はアクチユエータの変
位とパルス幅との関係を示す説明図、第6図はデ
ユテイと流量との関係を示す流量特性図、第7図
は本発明の別の実施例を示す概略説明図、第8図
及び第9図は電磁弁の他の実施例を示す第3図に
対応した概略図である。 1……主弁、2……パイロツト弁、3……弁本
体、3a……弁室、11……パイロツト通路、1
3……絞り通路、20……入力器、23……パル
ス幅変調器、24……検出器、SOL……ソレノ
イド、V1〜V4……電磁弁、C……シリンダ、f
……加圧室、f1……第1の作用面、e……第2
の作用面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高圧ポート(bまたはa)と、低圧ポート
    (aまたはb)及びこれら各ポートb,aに連通
    する弁室3aをもつた弁本体3の前記弁室3a
    に、前記両ポートb,a間を開閉するシート形の
    主弁1を移動自由に内装し、この主弁1に、該主
    弁1を前記両ポート間の閉鎖位置へ押動させる第
    1の作用面f1と、前記両ポート間の連通位置へ
    押動させる第2の作用面eとを形成し、前記第2
    の作用面eに前記高圧ポート(bまたはa)の高
    圧流体を作用させ、前記第1の作用面f1に、絞
    り通路13を介して前記高圧ポート(bまたは
    a)の高圧流体を作用させる一方、前記第1作用
    面f1の加圧室fをパイロツト通路11を介して
    前記低圧ポート(aまたはb)に連通させると共
    にソレノイドSOLに連動連結し、前記パイロツ
    ト通路11を開閉するシート形パイロツト弁2を
    設け、更に、前記主弁1に、前記パイロツト弁2
    の開動作に伴なう前記パイロツト通路11のパイ
    ロツト流れにより、前記絞り通路13前後の差圧
    が所定圧力以上になつたときに該主弁1を開動作
    させ、かつ、この所定圧力未満で前記主弁1を閉
    動作させる主弁開閉手段を設けて成る電磁弁Vを
    アクチユエータCの流入路または流出路に介装す
    る一方、前記アクチユエータCの変位量を設定す
    る入力器20と前記アクチユエータCの変位量を
    検出する検出器24と、前記ソレノイドSOLに
    接続するパルス幅変調器23と、前記入力器20
    と検出器24との出力をもとに前記パルス幅変調
    器23を介して前記ソレノイドSOLにパルス幅
    変調信号を出力し、前記パイロツト弁2をオン・
    オフ制御して前記パイロツト通路11のパイロツ
    ト流れを制御する制御手段とを備えていることを
    特徴とするアクチユエータの変位制御機構。
JP19322682A 1982-11-02 1982-11-02 アクチユエ−タの変位制御機構 Granted JPS5983803A (ja)

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