JPS61221394A - 電気めつき方法 - Google Patents

電気めつき方法

Info

Publication number
JPS61221394A
JPS61221394A JP6100485A JP6100485A JPS61221394A JP S61221394 A JPS61221394 A JP S61221394A JP 6100485 A JP6100485 A JP 6100485A JP 6100485 A JP6100485 A JP 6100485A JP S61221394 A JPS61221394 A JP S61221394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
added
plating solution
plated
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6100485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0445600B2 (ja
Inventor
Mitsuyasu Kubo
久保 光康
Hiroshi Uotani
魚谷 鴻
Toru Murakami
透 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
Original Assignee
Uemera Kogyo Co Ltd
C Uyemura and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uemera Kogyo Co Ltd, C Uyemura and Co Ltd filed Critical Uemera Kogyo Co Ltd
Priority to JP6100485A priority Critical patent/JPS61221394A/ja
Publication of JPS61221394A publication Critical patent/JPS61221394A/ja
Publication of JPH0445600B2 publication Critical patent/JPH0445600B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D15/00Electrolytic or electrophoretic production of coatings containing embedded materials, e.g. particles, whiskers, wires
    • C25D15/02Combined electrolytic and electrophoretic processes with charged materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアミンボラン化合物及び水不溶性物質、更に第
4級アンモニウム塩を必要により含有する電気ニッケル
めっき液又はニッケル合金めっき液を用いて電気めっき
する方法に関する。
従来技術及びその問題点 従来、機械類の摺動部品、自動車のピストン及びシリン
ダー等には硬質クロムめっき或いはStC(シリコンカ
ーバイド)やα−BN(六方晶窒化はう素)を共析させ
た複合ニッケルーリン電気めっきや無電解複合めっき等
の表面処理が施されてきた。しかしながら、これらの方
法は種々の問題点を有しており、例えば硬質クロムめっ
きはめつき速度が小さく、且つ耐熱性、耐薬品性に劣シ
、潤滑剤を使用しない場合には、耐摩耗性が十分発揮さ
れない。更に、めっきに使用するクロム酸は公害防止の
点からも問題がある。
また、複合ニッケルーリン電気めっきはめつき被膜の柔
軟性に乏しく、熱安定性に劣る上に、更にめっき速度も
小さいという問題を有している。
更にまた、無電解複合めっき方法はめつき速匿が非常に
小さく、めっき浴の構成成分として有機錯化剤を大量に
使用するのでめっき被膜中にこれらの成分が共析し、め
っき物性を低下させるという問題がある上に、無電解め
っき法では電気めっき法に比べてコストが高くつくとい
う問題も有している。
発明の概要 本発明者らは上記事情に鑑み、複合電気ニッケル又はニ
ッケル合金めっき法により耐摩耗性等に優れた電気めっ
き被膜を得る方法につき鋭意研究ヲ行なった結果、アミ
ンゲラン化合物又はアミンゲラン化合物と第4級アンモ
ニウム塩とを水不溶性物質(複合材)を分散含有する複
合電気ニッケルめっき液又はニッケル合金めっき液に添
加し、このめっき液を用いて被めっき物を電気めっきし
た場合、得られためつき被膜は耐摩耗性に非常に優れて
いると共に、その複合材の種類に応じて潤滑性、非粘着
性、離型性、撥水性、撥油性、接着性、耐酸化性、耐熱
性、耐食性、耐焼付性等の特性が付与されることを知見
した。
即ち、アミンゲラン化合物と金属、水不溶性無機及び有
機微粒子並びに繊維から選ばれる1種以上の水不溶性物
質とを含む複合ニッケルめっき液又はニッケル合金めっ
き液を用いて得られた電気複合めっき被膜は、従来の複
合ニッケル及びニッケル合金液から得られた電気複合め
っき被膜は勿論のこと、ノメチルアミン〆ラン等のホウ
素化合物を還元剤とする無電解複合二ンケルーホウ素合
金めっき被膜よりも耐摩耗性に優れており、特にアミン
ゲラン化合物と第4級アンモニウム塩とを併用してこれ
らと水不溶性物質とを含むめっき液を用いた場合には、
得られためつき被膜は一層耐摩耗性に優れると共に、耐
熱性も大幅に改善されることを知見し、本発明金なすに
至ったものである。
従って、本発明はアミンボラン化合物と金属。
水不溶性無機及び有機微粒子並びに繊維から選ばれる1
種以上の水不溶性物質と全含有する電気ニッケルめっき
液又はニッケル合金めっき液を用いて被めっき物を電気
めっきすることを特徴とする電気めっき方法、及び アミンボラン化合物と、第4級アンモニウム塩と、金属
、水不溶性無機及び有機微粒子並びに繊維から選ばれる
1種以上の水不溶性物質とを含有する電気ニッケルめっ
き液又はニッケル合金めっき液を用いて被めっき物を電
気めっきすることを特徴とする電気めっき方法全提供す
るものである。
本発明の方法によれば、電気めっき方法を採用するので
無電解めっき法に比較してめっき速度が大きく、まため
っき被膜の内部応力金小さくすることもでき、しかもめ
つきコストも安価である上、全硫酸塩浴、全塩化物浴、
ワット浴、スルファミン酸浴等の錯化剤を含有しないい
わゆる単純塩浴を使用することも可能であり、これによ
り排水処理上の問題を少なくすることができる。
以下、更に詳しく本発明を説明する。
発明の構成 本発明に係るめっき方法はアミンピラン化合物と必要に
より第4級アンモニウム塩とを金属、水不溶性無機及び
有機微粒子並びに繊維から選ばれる1種以上の水不溶性
物質とを分散含有する電気ニッケルめっき液又はニッケ
ル合金めっき液に添加した複合めっき液を用いて被めっ
き物を電気めっきするものである。
ここで、電気ニッケル合金めっき液を使用する場合、ニ
ッケルと合金を形成する金属又は非金属としては、コバ
ルト、鉄、錫、鉛、銅、クロム、亜鉛、ビスマス、イン
ジウム、タングステン、モリブデン、砒素、アンチモン
、リン等が挙げられるが、耐摩耗性等の点からは、コバ
ルト、鉄、タングステン、リンが好ましい。これらの合
金成分の含有量は必ずしも制限されないが、めっき被膜
中に20%(重t%、以下同じ)以下、特に5%以下含
有することが好ましい。
また、電気ニッケルめっき液及び電気ニッケル合金めっ
き液としては、全硫酸浴、全塩化物浴、ワット浴、スル
ファミン酸浴、無機又は有機化合物による錯化浴、ホウ
フッ化浴等が用いられる。
これらめっき液の…、それにめっき条件は、使用するめ
つき液の種類等によって選定され、例えば…は約1〜1
4、特に約2〜13、めっき温度は約10〜90°C1
特に約35〜60℃、陰極電流密度(Dk)は約0.0
1〜100 A/dtr?、特に約0.1〜10 k/
dTr?とすることができる。壕だ、必要により液撹拌
を行なうこともできるが、この場合液撹拌方法としては
、空気撹拌、カソードロッキング、ポンプによる液循環
、デロイラ式撹拌機による液撹拌等の方法が採用し得る
なお、めっき液中の塩類濃度を高くすると共に、めつき
温it高くし、かつ強撹拌を採用することにより高速め
つきを行なうことができ、また通常のラックを用いるめ
っき法以外に、めっき液中の塩7(7J +H1めっき
条件を適宜選定することにより、バレルめつき、振動め
っき等の各種めっき法全゛採用し得る。  ・ 不発明に使用し得る電気ニッケルめっき液の代表的な例
を下記に示す。
1゜ N i S O,・6H20280t/lN i
 Ct2・6H,O45# H3BO34Q  p pal                    5.
0温度            55℃ Dk              5 A/dぜ2、 
 N15O,・6迅0      2809/1HsB
Os            40  ttPH5,0 温度           55℃ Dk             4 A/dぜ3、  
N15O,・6HtO60f/Lエチレンヅアミン  
      120 〃NaOH80p …                12.5温度  
         55℃ Dk                  3 A/d
i4、  N15O,・6H,080f/lクエン酸ナ
トリウム         40 〃乳酸      
     20 〃 P)1            7.0温度     
      40’C Dk                  3 A/C
1rr?5、  Nx504’6H20601/1Nt
cz、 * sa、o           20  
 ttビロリン酸カリウム        15o 〃
P8                 10.0温度
          60’C Dk             3 k/(lrr?6
、  NiSO4−7H,O250r/1NiC4・6
H@0       40  tt(NH4)zsO+
        100  ttp)I(アンモニアで
調整)8.5 温度           50℃ Dk                  4 A/d
ぜ7、  Ni (BF4)、           
 220 y/lH,Bo、            
   30  pP[13,0〜445 温度          50〜60’C])k   
               7 A/drr?8、
 スルファミン酸ニッケル     3001/1Ni
Ct、−6H,010tt HaBOs                30  
pPH3,5〜4.5 温度          30〜60 ℃Dk    
            2〜25 A/drr?9、
 スルファミン酸ニッケル     450r/1Hs
BOs               30  ttP
)+                3〜5温度  
       40〜60’C1)k        
       2〜3 A/drr?10、  NlS
O4’ 6H2080〜150 f/1NiCA2a6
H1040〜110  tt硫酸第1鉄       
  5〜20   ttH,Boa         
  40〜50   ttP8           
 2.8〜3.5温度          55〜65
 ℃Dk             2〜8  A/d
rn”なお、合金めっきの場合は上記の液に合金化に必
要な適宜な塩類を添加する。
本発明においては、上述した電気ニッケルめっき液又は
ニッケル合金めっき液にアミンゲラン化合物を添加する
ものであるが、この場合アミンボラン化合物としては、
例えばトリメチルアミンゲラン、モル7オリンメラン、
N−メチルモル7オリンボラン、モルフオリンソエチル
ゲラン、ターシャリープチルアミンゲラン、ゾメチルア
ミン〆ラン、ソエチルアミン〆ラン、ピリヅン〆ラン、
ピコリンボラン、ソメチルデロピルアミン〆ラン、アニ
リンピラン、ダメチルアミンヅメチルプラン、トリエチ
ルアミンボラン、ツメチルドデシルアミンがラン、ビリ
ソンボラン、ビペラヅンゴラン、2−メトキシエチルジ
メチルアミンボラン、ジイソ10ピルアミンゴラン等が
挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合せて使用
することができる。これらのうちでは特に下記囚、ノ)
及びC)式で示される第3級アミンのボラン付加体が好
適に用いられる。
R,−N BHs                 
・・・(社)(但し、R,、&及びR8はそれぞれメチ
ル基又はエチル基を示し、RI、 Rt及びR8は互に
同じであっても異なっていてもよい。) CHs (QCHzCR2) nN(CHa )z B
 Hs      ”’ CB)(但し、nは1〜4の
整数である。) (但し、・Rはメチル基又はエチル基金示す。)上記の
第3級アミンボランは、水及びニッケル、コバルト、鉄
イオン等によって分解され難いため、全硫酸浴、全塩化
物浴、ワット浴、スルファミン酸浴等の錯化剤を含まな
い単純塩浴に対して好適に使用し得る。これに対し、第
1級アミンボランや第2級アミンボランは水、ニッケル
、コノ々ルト、鉄イオン等によって若干分解されること
があるので、めっき浴の−を上げたり、これらのイオン
を封鎖する錯化剤を添加することが好ましい。
なお、上述したアミンざラン化合物の添加量は4 ?/
を以下、好ましくは1〜21/l、特に0.5〜1?/
を躊圭である。
また、上記アミンボラン化合物を使用する場合、特に第
1級及び第2級アミンを使用する場合、めっき液による
これらアミンゲラン化合物の分解及びアノード表面にお
けるアミンゲラン化合物の分解を抑制する添加剤、例示
すると2.2′−チオヅエタノール、3.3′−チオソ
プロピオニトリル、2−メルカプトベンゾチアゾール、
2−メルカプト−1−メチルイミダゾール、  3.3
’−イミノヅデロピオニトリル、4−アミノベンゾニト
リル、カドミ゛・ラム塩、水銀塩、鉛塩、タリウム塩、
1,1,3.3−テトラメチルチオ尿素、チオ尿素、ヨ
ウ素酸塩、臭素酸塩等の1種又は2種以上金通常o、i
 P/L以下の濃度で添加することができる。
更に、上記アミンボラン化合物に加えて、NaBH4、
KBH4、ヅゲラン、テトラボラン、デカゲラン化合物
等を添加することができる。
また、本発明においては上述したアミンがラン化合物に
加えて第4級アンモニウム塩を添加することができ、ア
ミンボラン化合物と第4級アンモニウム塩とを併用する
ことにより、めっき被膜の耐摩耗性を更に向上させるこ
とができる。。
この場合、第4級アンモニウム塩としては、下記0式で
示されるピリソン骨格を有する第4級アンモニウム塩並
びに[F]式及び[F]式で示される化合物が好適に用
いられる。
R1 但し、0式において、 R1は(11炭素数1〜18の鎖状アルキル基:(2)
炭素数1〜18の環状アルキル省チ:(3)合計炭素数
6〜18で、1個以上の芳香環を含有する基; (4)炭素数3〜15のへテロ環を含有する基;(5)
炭素数9〜18の芳香環及びペテロ′fJ1t−含有す
る基; (6)ヒドロキシエチル基; (7)ヒドロキシプロピル基;又ハ (8jエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド
の重合物で重合220までのものであり、 R2及びR8はそれぞれ (1)炭素数1〜4のアルキル基; (2)カルボキシル基又はその水素原子が金属原子で置
換されたもの; (3)−CONH4又はその誘導体;又は(4)水素原
子 であるか(なお、R2とR3は互に同一であっても異な
っていてもよく、またオルト、メタ、/ダラ位のいずれ
の位置関係にあってもよい)、或いは(51R2とR8
とて環を形成する (例えばベンゼン環を形成することにより、ピリゾン環
との間でキノリン、インキノリン等の環状体を形、r、
9する)ものであり、そしてXeはハロケ゛ンイオン、
No−1SO4”−1CH8COO−等である。
4R4 但し、[F]及びU式において、 R1及び島はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基又はヒ
ドロキシアルキル基であり(R,とR1は互に同じでも
異なっていてもよい)、 R1は炭素数1〜18の鎖状アルキル基、ヒドロキシア
ルキル基、環状アルキル基、炭素数6〜18で芳香環を
含有する基、炭素数3〜15でヘテロ環を含有する基、
又は炭素数9〜18で芳香環とへテロ環とを含有する基
であり、 瓜は−CLC00H基、その水素原子を金属原子で置換
したもの、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ10ピル基
、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの重
合物で重合度20までのもの、又はペンヅル基又はその
誘導体であり、R6は炭素数1〜10の直鎖又は分枝鎖
のアルキレン基であり、そして Xe ハハo )f 7 イオン、NO,−1so、”
−1CH,COO−等である。
以下に本発明に用いる第4級アンモニウム塩の代表例を
示す。
C迅         e、、1−ttツH (但し、nは約10) CHs +1 (iり CH。
、I C市 上ばした第4級アンモニウム塩は、その1種金単独で使
用しても2種以上を組合せて用いてもよい。その添加゛
?は必ずしも制限されないが、(1,01〜10り/l
、%に0.1〜12/lとすることが好ましい。
本発明においては上記アミンボラン化合物又はアミンが
ラン化合物と併用する第4級アンモニウム塩と共に、金
属、水不溶性物質及び有機微粒子並びに禮推から選ばれ
る水不溶性物質とを含有するめつき液を使用するもので
あって、使用する金属、水不溶性無機及び有機微粒子並
びにg!L維から選はiする水不溶性物質は、めっき被
膜に要求される特性に応じて適宜選定され、例示すると
各種金属粉粒物、A12os 、S to、 I zr
o、 # T10z ・That + Y2O3。
CeQ、等の酸化物、Si、N、、TiN、BN、C−
BN等の窒化物、Tic 、vJC,SiC、Cr5C
t # B4C、ZrC等の炭化物、ZrBt 、 C
r5Bz等の硼化物、更にフッ化黒鉛、ダイヤモンド等
の炭素の同素体、Mo S、、その他の無機微粒子、ポ
リテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ゴムラテックス、その他の有機微粒子、ガラス繊維
、炭素繊維、各種金属のホイスカー、その他の無機繊維
、種々の有機繊維が挙げられ、これらの1種又は2種以
上が用いられるが、特に摺動部材にめっきする場合は硬
質或いは潤滑性のものが好適に使用される。
なお、前記微粒子としては平均粒径0.01〜200μ
m、特に0.1〜20μmのものを使用することが好ま
しく、繊維としては長さ0.01〜200011m、特
に0.1〜60μmのものを使用することが好ましい。
また、これら微粒子、繊維の添加量は、めっき液1を中
5〜5001、特に20〜1001とすることが好まし
い。
なお、本発明において、電気ニッケル又はニッケル合金
めっき液には必要に応じて通常これらめっき液に使用す
る一次光沢剤又は応力減少剤や二次光沢剤又はレペラー
を加えても差支えない。
この場合、−次光沢剤又は応力減少剤としては、サッカ
リンナトリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、2.
7−ナフタリンヅスルホン酸ナトリウム、1.3.6−
ナフタリントリスルホン酸ナトリウム、ベンゼンスルホ
ンアミド、3.3−チオノ10ビオニトリル、チオ硫酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、アゾノスルホン酸ナト
リウム、クマリン、安息香酸、フタル酸、樟脳酸、酢酸
等が例示され、これらの1種又は2種以上を通常0.0
1〜10?/l、特に0.01〜0.3f/lの範囲で
添加することかできるが、有機又は無機硫黄化合物を多
量に添加するとめつき被膜中の硫黄量が多くなり、めっ
き被膜の耐摩耗性を低下させたり、加熱による変色を生
じさせたり、更には耐食性を低下させ、硫黄脆性を生じ
させる場合があるので、硫黄化合物は添加しないか、添
加しても少量とすることが好゛ましい。
また、二次光沢剤又はレペラーとしては、2−プチンー
1.4−ヅオール、プロパギルアルコール、2−ブチン
−1,4−ソオールにエチレンオキシドやプロピレンオ
キシドを付加した化合物、プロ/’?ギルアルコールに
エチレンオキシドやプロピレンオキシドを付加した化合
物、アリールスルホン酸ナトリウム、プロパルギルスル
ホン酸ナトリウム、3.3−チオノプロピオニトリル、
ホルマリン、更には1−ツメチルアミノ−2−プロピン
、1−ジエチルアミン−2−プロピン、1−ツメチルア
ミノ−4−ヒドロキシ−2−プロピン、1−ジエチルア
ミン−4−ヒドロキ7−2−7”ロビンナトトいったア
ミノアセチレン化合物やアミノアセチレンアルコール等
が例示され、これらの1種又は2種以上が使用し得るが
、これらの中では特に耐摩耗性の点でアミノアセチレン
化合物、アミノアセ。
チレンアルコールが好適に用いられる。その添加量は、
多量に添加するとめつき応力が増大するので少なめとす
ることが望ましく、0.01〜0.5?/11特に0.
01〜0.3f/を程度が適当である。
本発明に係るめっき方法は上述したようにアミンボラン
化合物と更に必要により第4級アンモニウム塩とを金属
、水不溶性無機及び有機微粒子並びに繊維から選ばれる
1種以上の水不溶性物質を含有する電気ニッケルめっき
液又はニッケル合金めっき液に添加しためつき液を用い
て被めっき物f:を気めっきするもので、含會嗜喰被め
っき物を陰極として陽極との間に所用の電圧を印加し、
電気めっきを行なうものであるが、この場合被めっき物
としては、スチール、鉄、銅、ニッケル、コバルト、亜
鉛、アルミニウム、これらの合金等の金属素材、プラス
チックやセラミック等の非金属素材に導電化処理を施し
たものなどが使用し得、またこれらに直接本発明のめつ
き処理を施すこともできるが、銅、無光沢ニッケル、半
光沢ニッケル、光沢ニッケルなどの下地めっき被膜を単
層又は複層形成した上に本発明めっき処理を施すことも
できる。なお、陽極としては、炭素棒、白金板等の不溶
性陽極を用いてもよいが、ニッケル板、ニッケルゴール
等のニッケル陽極が好ましく、例えばtfiニッケル、
デポラライズドニッケル、カーコナイズドニッケル等を
用いることができる。
本発明のめつき方法が好適に用いられる被めっき物とし
ては、具体的にピストン、オートバイ、船外機、電上車
等のアルミ製シリンダー、ロータリーエンノンのセンタ
ーハウソング、アルミ製ライナー、機械の摺動部品、金
型、送りロール、調胛用器物、縫製用具等を挙げること
ができ、これら被めっき物の種類に応じた前処理を施し
た後、本発明のめつき方法全適用するものである。
この場合、被めっき物に形成されるめっき被膜の厚さは
必ずしも限定されるものではなく、被めっき物の種類、
用途に応じ適宜選択されるものであるが、通常1〜10
0ノtm 、特に5〜20μm とすることが好゛まし
い。
このようにして形成された本発明によるめっき被膜はそ
の硬度が高く、マイクロビッカース硬度で700〜80
0の値を示す。この硬度は硬質クロムめっきの硬度に匹
適しており、この高い硬度の故に耐摩耗性が向上したも
のである。
また、本発明によるめっき被膜は耐熱、耐酸化性にも優
れており、例えば大気中で400 ’C+’ 1時間熱
処理を行なった場合、硬質クロムめっき又はニッケルー
リン合金めっきによる被膜の表面は著しく変色するが、
本発明によるめつき被膜では変色は認められない。この
ことは摩擦熱によって不発明のめつき被膜が酸化されて
変質することが少なく、それによっても耐摩耗性が向上
したものである。更に、本発明によるめっき被膜は半田
付は性、ろう抜性、溶接性に優れている。従って、この
被膜表面に鉛、錫、半田を施すことが容易であり、かつ
潤滑性が重要である軸受部品に好適に使用され、更に接
合をも容易に行なうことができるという利点を有してい
る。
発明の効果 不発明方法はアミンボラン化合物又はアミンボラン化合
物と第4級アンモニウムとを含有し、更に水不溶性物質
を含有するニッケルめっき液又はニッケル合金めっき液
を用いて被めっき物を電気めっきすることを特徴とする
もので、本発明法によって得られためつき被膜は耐摩耗
性に非常に優れていると共に、潤滑性、非粘着性、離型
性、撥水性、撥油性、接着性、耐酸化性、耐熱性、耐食
性、耐焼付性等の特性が与えられ、種々の掘ttt部品
、摺動部品等に対し耐摩耗性等を付与するためのめつき
方法として有効に採用することができる。
以下、実施例と比較例を示し本発明を具体的に説明する
が、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕 ASTMD−2714−68に記載の6.35場の試験
用固定ブロックを被めっき物として用いた。これを脱脂
、水洗、酸洗、水洗した後、下記組成のめっき液及びめ
っき条件で電気ニッケルめっきを行なった。
NiSO4・6烏Q         280F/2N
+Ctt・6H2020tt 迅B0,40  // SiC50〃 N−ペンノルニコチンm塩化物0.3  ttヅメチル
アミン?ラン        0.5〃…      
            5.0めっき条件 陰極電流密度             3A/diめ
つき温度              45°C撹 拌
             ポンプによる液循環陽 極
               ニッケルめつき膜厚 
            25μm〔実施例2〕 SiCの代シにα−BN t−40?/を加え、ヅメチ
ルアミンボランの代わシにトリメチルアミンボランを使
用した以外は実施例1と同様にして被めっき物に電気め
っきを行なった。
〔実施例3〕 SiCの代りにポリテトラフルオロエチレン100f/
lと新うたにドデシルトリメチルアンモニウムクロリド
0.5f/2とを添加した以外は実施例1と同様にして
被めっき物に電気めっきを行なった。
〔実施例4〕 N−ベンツルニコチン酸塩化物を添加しない以外は実施
例1と同様にして被めっき物に電気めっきを行なった。
〔比較例1〕 下記組成のめっき液及びめっき条件で実施例と同様の固
定ブロックを被めっき物として電気ニッケルめっきを行
なった。
NiSO4−6迅0        2801/1Ni
C4・6H,020# H3B0340  # サッカリンナトリウム          2Iプチン
ソオール           0.2〃p!(5,0 めっき条件 陰極電流密度             3 A/dr
rlめっき温度             45℃撹拌
       空気 陽 極              ニッケルめつき膜
厚             25μm〔比較例2〕 5ick添加しない以外は実施例1と同様にして被めっ
き物に電気めっきを行なった。
〔比較例3〕 比較例1のめつき液にSiCを50 tltを添加し、
空気撹拌の代りにポンプによる液循環を行なった以外は
比較例1と同様にして被めっき物に電気めっきを行なっ
た。
〔比較例4〕 比較例1のめつき液にα−BN ’!i−400t/を
添加し、空気撹拌の代りにポンプによる液循環を行なっ
た以外は比較例1と同様にして被めっき物に電気めっき
を行なった。
〔比較例5〕 比較例1のめつき液にポリテトラフルオロエチレン10
0 f/Lとドデシルトリメチルアンモニウムクロリド
0.5 Vtを添加し、空気撹拌の代りにポンプによる
液循環を行なった以外は比較例1と同様にして被めっき
物に電気めっきを行なった。
〔比較例6〕 下記組成のめっき液及びめっき条件で固定ブロックを被
めっき物として無電解ニッケルめっきを行なった。
めっき液組成 N i Ctt・6鴇0        251/を酢
酸ナトリウム            21 〃ヅメチ
ルアミンゲラン          1 〃、)l  
                 5.0めっき条件 めっき温度              70℃撹 拌
             スターラーめつき膜厚  
           25μm〔比較例7〕 比較例6のめつき液にSiCk 50 y/を添加した
以外は比較例6と同様にして被めっき物に無電解めっき
を行なった。
〔比較例8〕 比較例6のめつき液にα−BN’C40f/を添加した
以外は比較例6と同様にして被めっき物に無電解めっき
を行なった。
〔比較例9〕 比較例6のめつき液にポリテトラフルオロエチレン10
0 t/lとドデシルトリメチルアンモニウムクロリド
0.5f/lとを添加した以外は比較例6と同様にして
被めっき物に無電解めっきを行なった。
次に、上記めっき液から得られた被めっき物のめつき被
膜の耐摩耗性を下記方法によって評価した。その結果を
第1表に示す。
摩耗量測定法 ダウ=r −= y ! ([)ow Corning
)社III! LFW −1型試験機を用いてASTM
 D −2714−68に従い、上記めっきサンプルに
13.6に9の荷重をかけ、約25℃の大気中で相手材
をRe 27−33鋼として潤滑剤を使用せずに72回
転/分の速度で5000回転試験を行なった。摩耗量は
秤量により測定し、■/ゆ・−で表示した。
第  1  表 第1表の結果よし、本発明方法によるめっき被膜は耐摩
耗性が優れていることが知見される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アミンボラン化合物と金属、水不溶性無機及び有機
    微粒子並びに繊維から選ばれる1種以上の水不溶性物質
    とを含有する電気ニッケルめつき液又はニッケル合金め
    つき液を用いて被めつき物を電気めつきすることを特徴
    とする電気めつき方法。 2、アミンボラン化合物と、第4級アンモニウム塩と、
    金属、水不溶性無機及び有機微粒子並びに繊維から選ば
    れる1種以上の水不溶性物質とを含有する電気ニッケル
    めつき液又はニッケル合金めつき液を用いて被めつき物
    を電気めつきすることを特徴とする電気めつき方法。
JP6100485A 1985-03-27 1985-03-27 電気めつき方法 Granted JPS61221394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6100485A JPS61221394A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 電気めつき方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6100485A JPS61221394A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 電気めつき方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61221394A true JPS61221394A (ja) 1986-10-01
JPH0445600B2 JPH0445600B2 (ja) 1992-07-27

Family

ID=13158767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6100485A Granted JPS61221394A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 電気めつき方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61221394A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0979208A1 (en) * 1998-02-20 2000-02-16 Morton International, Inc. Composition and method for reducing copper oxide to metallic copper
JP2007009333A (ja) * 2006-10-23 2007-01-18 Shinshu Univ めっき構造物とその製造方法
CN107164790A (zh) * 2017-06-01 2017-09-15 广东贝贝机器人有限公司 一种点胶针头的防堵塞处理方法
WO2018097184A1 (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 日本高純度化学株式会社 電解ニッケル(合金)めっき液

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4032116B2 (ja) * 2002-11-01 2008-01-16 国立大学法人信州大学 電子部品およびその製造方法
CN108642532A (zh) * 2018-05-31 2018-10-12 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 钪添加剂用途及纳米晶Ni-B-Sc镀层的制法与应用

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0979208A1 (en) * 1998-02-20 2000-02-16 Morton International, Inc. Composition and method for reducing copper oxide to metallic copper
EP0979208A4 (en) * 1998-02-20 2000-10-25 Morton Int Inc COMPOSITION AND METHOD FOR REDUCING COPPER OXIDE TO COPPER METAL
JP2007009333A (ja) * 2006-10-23 2007-01-18 Shinshu Univ めっき構造物とその製造方法
JP4599565B2 (ja) * 2006-10-23 2010-12-15 国立大学法人信州大学 電解めっき方法および電解めっき液
WO2018097184A1 (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 日本高純度化学株式会社 電解ニッケル(合金)めっき液
KR20190082232A (ko) * 2016-11-25 2019-07-09 니혼 고쥰도가가쿠 가부시키가이샤 전해 니켈 (합금) 도금액
JPWO2018097184A1 (ja) * 2016-11-25 2019-10-17 日本高純度化学株式会社 電解ニッケル(合金)めっき液
TWI753971B (zh) * 2016-11-25 2022-02-01 日商日本高純度化學股份有限公司 電解鎳(合金)鍍覆液
CN114262917A (zh) * 2016-11-25 2022-04-01 日本高纯度化学株式会社 电解镍(合金)镀覆液
CN107164790A (zh) * 2017-06-01 2017-09-15 广东贝贝机器人有限公司 一种点胶针头的防堵塞处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0445600B2 (ja) 1992-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2558466C (en) Iron-phosphorus electroplating bath and method
TW559631B (en) Electroless composite plating solution and electroless composite plating method
JPS61221394A (ja) 電気めつき方法
WO1998023444A1 (en) Lead-free deposits for bearing surfaces
WO2006118006A1 (ja) 電気化学的反応方法及び複合材料形成方法
US7468122B2 (en) Composite layer including metal and inorganic powders and method for manufacturing the same
JPH02217497A (ja) ニッケル―タングステン―炭化珪素複合めっき法
JPH11124588A (ja) 摺動部材
US5124007A (en) Composite plating bath
JPH03180490A (ja) 複合めっき液
JPH11193488A (ja) アルカリ性亜鉛又は亜鉛合金用めっき浴及びめっきプロセス
Jamal et al. Composite Coating on Aluminum-Based Alloys Through Ni-P Electroless Plating Route
Fan Electroplating of compound Ni–SiC coatings and improvement of wear resistance
JP3526947B2 (ja) アルカリ性亜鉛めっき
JPS5844738B2 (ja) 複合めつき方法
JPS63171892A (ja) 電気めっき方法
JP3248938B2 (ja) 摺動部材
US3180808A (en) Nickel plating bath
JPH03180491A (ja) 摺動部材
Narayanan et al. Chromium-ceria electrocomposite coatings
KR810001076B1 (ko) 아연 전기 도금욕 광택제
JPH0578900A (ja) 耐摩耗性金属部材
JPH0248635B2 (ja) Tetsu*rindenkimetsukyoku
Saini et al. Electroless Nickel–Phosphorus Plating on SS304 Substrate with Al 2 O 3 and WS 2 Powder Suspended in Electrolytic Solution
JP2014237874A (ja) 低熱膨張係数および高硬度を有する鉄−ニッケル合金用電気メッキ浴およびこれを用いた電気メッキ方法