JPS61221202A - 水溶性ビニル単量体の連続光重合方法 - Google Patents

水溶性ビニル単量体の連続光重合方法

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JPS61221202A
JPS61221202A JP6095285A JP6095285A JPS61221202A JP S61221202 A JPS61221202 A JP S61221202A JP 6095285 A JP6095285 A JP 6095285A JP 6095285 A JP6095285 A JP 6095285A JP S61221202 A JPS61221202 A JP S61221202A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は水溶性ビニル単量体の水溶液を光照射下に連続
的に重合し、高分子量でかつ残存モノマーの少ない水溶
性重合体を効率良く製造する方法に関するものである。
更に詳しくは、アクリルアミド、アクリル酸及びその塩
、ジアルキルアミノ(メタ)アクリレート及びその3級
又は4級塩などのアクリル酸又はメタクリル酸の水溶性
誘導体の20−90重量%水溶液に光開始剤を添加した
ものを、連続的に前進する金属製担持体、所謂ベルトの
上に一定の厚さに流延し、その表面を光透過性フィルム
で覆って空気を遮断し、光照射下に重合を行う方法に関
するものである。
[従来の技術] アクリルアミド、アクリル酸塩、ジメチルアミノエチル
メタクリレートの3級塩、4級塩などの(メタ)アクリ
ル系の水溶性(共)重合体は、近年、下書廃水処理のた
めの凝集剤、製紙用助剤及び石油回収用ポリマーとして
その需要が増大している。
これらの水溶性(共)重合体の製造方法としては、かつ
てはモノマー水溶液を液状炭化水素中に分散させて行な
う逆相乳化重合又は逆相懸濁重合あるいは有機溶剤中で
の沈殿重合も採用された経過もあるが、今日では水系で
の溶液重合が最も一般的な工業的方法となっている。こ
れは水が最も安価で安全な溶剤であると言うばかりでな
く、所謂連鎖移動作用が少なく高分子量のポリマーを得
るのに適しているからと考えられる。更にこれらのポリ
マー製品は輸送費の低減と取扱性の問題から今日多くは
乾燥粉末として取引されている。
従って水溶液重合で得られる重合体は、何らかの方法、
多くは熱風乾燥によって乾燥の後粉砕して製品とされて
いる。即ち、これらの重合体を得るための従来技術の最
も一般的な方法は、これらの単量体の水溶液重合−熱風
乾燥の工程からなっている。
そして乾燥粉末を得るためには、できるだけ高濃度で重
合させることが経済的に有利であり、かつ生産規模の拡
大に供ない連続的製造方法が望まれる。
一方、製品の品質が共重合組成に大きく影響されるのは
当然であるが、いずれにしても使用目的に合った分子量
のポリマーを作る事が重要であり、特に前記の凝集剤石
油回収用ポリマー等の用途向けには1分子量が1000
万近い高分子量でなおかつ溶解性の良い製品が望まれて
いる。又環境保全の意味から残存上ツマ−が少ないこと
も重要な品質項目の一つであり、重合工程でできるだけ
残存上ツマ−を減少させることが可能な技術が望まれて
いる。
この様な技術の現状の中で、特公昭54−3197号公
報及び特開昭52−12841114号公報には移動す
る基体上でのUv照射による連続重合方法が開示されて
いる。前記の経済的理由により単量体濃度を上げるため
には、重合発熱の除去及び反応の制御が問題となるが、
これらの技術によれば基体、即ちベルトの下面から効率
的な冷却が可能であり、しかも光重合であるから光量の
調節によって反応を容易に制御する事ができる。しかし
ながら、これらの単量体の高濃度、特に50%以上での
重合は極めて速く、通常の熱分解型開始剤やレドックス
開始剤では反応の制御が困難であったり、再現性のない
場合が多い。
ところで、この様な光重合を行なう手段として、特開昭
52−128494号公報では、02濃度が5%以下の
不活性ガスにより単量体上面を覆う方法をとっている。
同じく光重合法を開示している特開昭53−13328
7号公報及び同138090号公報などでも一般に単量
体溶液の表面をN2ガスで覆う方法がとられている。
[発明が解決しようとしている問題点]水溶性(メタ)
アクリル酸誘導体の重合では、一般に酸素が著しい阻害
作用を示し、特に高分子量重合体を製造する場合には開
始剤量や光量を少量に抑えなければならないので、酸素
存在下では実質的に重合が起らない、従って何らかの酸
素排除手段が必要であるが、従来の連続光重合における
N2を用いる方法をそのまま工業的に実施すると、いく
つかの重大な問題が発生する。
即ち、先ず前進するベルトと上部の箱を完全に密着する
事は機構的に困難であるから、常時多量の窒素を流さな
い限り内部空間の酸素を充分に排除することはできない
、第2に、単量体や副原料の中に揮発性成分がある場合
、これらが窒素に同伴されて系外に逸散し作業環境を汚
染する。中でもアクリルアミドは昇華性であり、重合の
発熱に共いこれが昇華してガラス面に付着し、光の透過
を妨げたり、又は窒素と共に系外に洩れる事態が生じる
。アクリルアミドは特定化学物質に指定されているよう
に、急性毒性があるため別途の対策を施さない限り1作
業者の健康は保証されない。
これに対して、特開昭50−103585号公報にはプ
ラスチックの長尺フィルムで袋を作りその中で光重合を
行なわせる方法が示されている。しかしこの方法も工業
的に実施するには幾つかの問題をかかえている。即ち、
光重合を行なうためには被照射物が一定の厚みである事
が望ましいが、プラスチックの袋では厚みを一定に保つ
ことが困難であるため品質のむらを生じ易い、又、プラ
スチックフィルムは金属に比べて熱伝導度が低いため薄
板状で重合を行なう一つの大きな目的である熱除去の面
で著しく劣るという欠点がある。
更に、フィルムを重合容器として用いるためには一定の
機械的強度のフィルムを用いる必要があるが、この場合
酸素透過性などの面から素材が限定されるのでいきおい
フィルムコストが高くなり。
このコストが直接製品コストにはね返ってくる。
本発明者らは、金属ベルト上で熱除去を行いながら制御
性の良い光重合を行うに際しての酸素排除方法について
鋭意検討を行った結果本発明を完成するに至った。
[問題を解決するための手段] 即ち、本発明の連続光重合方法は、水溶性ビニル単量体
の20−90重量%水溶液に光開始剤を添加し、可動担
持体上で光照射下に重合を行なう方法において、 a金属製可動担持体の進行方法に沿った両端に一定の高
さの可撓性帯状の堰を設け; bこの2つの堰の上面の間を光透過性フィルムで覆い; C金属製相持体と2本の堰とフィルムで形成される空間
を単量体溶液で充して、フィルム上面より光照射を行う
事を特徴とする。
本発明の方法によれば、ポリエステル、ナイロンなどの
酸素透過性の低い素材である10〜30用程度の薄い光
透過性フィルムを簡単にベルトの上の可撓性帯状の堰の
上にのせ軽く抑えるのみで容易に反応を行う事ができる
。単量体溶液はフィルムとベルトと堰で構成される空間
を完全に充す様に供給されるが、通常単量体溶液にある
程度の粘度があるため、フィルムと堰の間から単量体溶
液が洩るおそれはほとんどない、又、従来の窒素シー・
ル方式では充分高い精度でベルトを水平に保つ必要があ
るが、本願方式ではその点特別の配慮を要しない、但し
、単量体の供給部ではベルトを進行方向に向って若干傾
斜させ単量体の逆流を防ぐなどの工夫をすることが好ま
しい、又。
この供給部分のみは通常金属あるいはプラスチック等の
素材でできた覆いを設け、窒素流で単量体表面を覆う事
が望ましい、なお、重合阻害を防止するためには、原料
単量体溶液そのものが脱酸素されていることが重要であ
るが、これは窒素置換等通常の工夫で達成されるため、
ベルト上を窒素で覆う必要はない。
本願に言う金属製相持体としては1通常不銹鋼製ベルト
が用いられるが格別限定されない。
生成重合体の剥離を容易にするため金属表面を弗素樹脂
などでコーティングしてもよいが、前述の如く熱除去の
目的からは好ましくない0重合体の剥離のためにはむし
ろベルト表面を充分平滑にするか、あるいは一般の所謂
剥離剤を塗布又はスプレーする事などによって必要な効
果が得らえる。
可撓性帯状の堰としては、例えば数10mm角のゴム棒
2本をベルトの両長辺に沿ってベルト上面にのせて用い
る。勿論、この堰をベルトに接着しベルトと一体化して
用いる事が更に望ましい。
ゴムの材質としては天然ゴム及び各種合成ゴムが考えら
れるが、酸素透過性が低くかつ反応阻害性が少ないと言
う点からは、例えば加硫ブチルゴムなどが好ましい、ゴ
ム環の厚みはモノマ一層の厚みを規定するため、あまり
大きくすると主台発熱の除去を困難にする。又同時にモ
ノマ一層内の入射光量も上部と下部で差を生じ、重合の
進行にムラを生じる原因となる。逆にこの厚みがあまり
に薄い場合は、不銹鋼帯単位面積当りの重合体生産速度
が小さくなる。これらのバランスを考慮すると通常ゴム
環の厚みは5〜50層1程度とすることが好ましい。
表面を覆うプラスチックフィルムとしては光透過性のも
のが用いられるが、好ましくは酸素透過性の低いものが
良く、又耐熱温度も考慮して選択することが望ましい0
例えば、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライドの単独重合体は酸素の阻害作用が比較
的少なく。
又ポリエチレンテレフタレー) (PET)にあっては
15井厚のものでも使用可能である。しかし、これにア
クリルアミドを共重合させた場合には厚み25ル以上の
フィルムを用いるか、厚み15舊程度のものであれば更
に酸素透過性の低い素材のフィルムを用いる事が望まし
い。一般には、例えばPET 、ナイロンなどのう5#
Lフイルムあるいはポリプロピレンやビニロンにポリビ
ニリデンクロライドをラミネートしたフィルムなどが用
いられる。
フィルムのゴム堰への抑えは幾つかの方法が考えらえる
が、フィルム上に更にゴム製Vベルトをのせ、これを小
さな多数のプーリーで抑える方法などにより容易に目的
を達成する事ができる。
本発明重合方法の対象となるビニル単量体としては、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸、
メタクリル酸及びこれらの酸のアルカリ塩、アンモニウ
ム塩があげられる。更にアクリル酸及びメタクリル酸の
各種のジアルキルアミノアルキルエステル及びこれらの
3級塩、4級塩、あるいは)I−(ジアルキルアミノ)
アクリルアミド、 N−(ジアルキルアミノ)メタクリ
ルアミド及びこれらの3級塩、4級−やジアルキルジア
リルアンモニウム塩などが含まれる。これらの中では、
特にジメチルアミノエチルメタクリレートの硫酸塩やそ
のメチルクロライド4級化物は、単独重合又はアクリル
アミドとの共重合によって、下水などの有機性廃水の脱
水助剤として有用な重合体を与えるので重要である0本
願方式で重合可能な単量体の組成としては、勿論これら
を単独で又は組合せて用いることができるが、均一な単
量体混合水溶液を与える限りにおいて他の共重合可能な
ビニル単量体を全単量体中50重量%未満の範囲で共重
合する事ができる。その様な共重合可能な単量体として
はアクリロニトリル又はアクリル7ミドのN置換誘導体
が例示される。
単量体溶液の濃度としては生産性及び乾燥の効率から言
って高いほど望ましいが、重合発熱の制御及び製品物性
の面から制限される0例えばメタクリル酸アミノアルキ
ルエステルの塩の重合では、単量体重量当りの発熱量が
小さいので80%以上の高濃度で重合させることが可能
で、この場合に得られる重合塊は常温でガラス状である
ため、乾燥が極めて容易になる。一方、アクリルアミド
やアクリル酸塩の重合では発・熱量が大きいため。
高分子量でかつ溶解性の良い重合体を得るには全単量体
濃度20−50%で重合を行うことが好ましい、いずれ
にしても、本願ではビニル単量体を水溶液中20−90
重量%の濃度範囲内で重合せしめることが必要である。
一方、光開始剤としてはベンゾイン及びそのアルキルエ
ーテルベンジルケタール類、ベンゾフェノン及びその誘
導体、アントラキノン及びその誘導体あるいはアゾ化合
物など、一般に光開始剤又は光増感剤と称されるものの
うち単量体水溶液に可溶なものが利用される。又1色素
と弱い還元剤を可視光照射下に併用する事もアクリルア
ミドの重合には利用できる。しかし、最も好ましくは。
ベンゾインの低級アルキルエーテルを光開始剤として全
系に対しlO〜1000pp朧程度溶解し、紫外線照射
を行なう方法が利用される。
照射に用いる光としては、上記の様な各種の光開始剤に
応じて紫外から可視にいたる広い波長領域の光を用いる
事ができるが、好ましくは250〜500ILmの間に
主波長をもつ光を用いるのが良い、このための光源とし
ては蛍光ケミカルランプ又はアクチニツクランプと呼ば
れる水銀ランプ等が適している。
ベルトは適宜必要に応じ水冷又は空冷方式で冷却される
。生成した重合体はベルトの先端でベルト及びフィルム
から剥離され1重合体の性状、例えば含水率に応じた適
当な粉砕及び乾燥方法によって処理され、乾粉製品とさ
れる。しかし、本発明は重合方法に係わるものであって
、含水重合体の後処理方法に関するものではない、した
がって、使用場所との位置的関係によっては、ゲル状重
合体を径数■膳に粗砕し、そのまま水に溶解して使用す
る事も可能である。
[実施例] 以下、実施例をあげて本願発明を更に詳細に説明するが
、実施例における製品物性の測定方法は下記のとおりで
ある。尚1本発明は重合方法であるため、製品の形状は
格別乾燥粉末に限定されるものではないが、AA鳳(ア
クリルアミド)残モノマー測定が通常粉体で行なわれる
ので、重合体の試料は乾粉として取得した。
1 塩水中1%溶液粘度 製品乾燥粉末の1%水溶液を500mJl調製し5.8
5g(0,2N相当)の食塩を添加溶解した後、B型粘
度計を用い、ローター回転数8r、p、mで液の粘度を
測った。
2 溶解性 16メツシユの篩を通過した乾燥粉末0゜58を500
mJL純水に2時間攪拌溶解後、8゜メツシュ篩にあけ
、不通過分があれば純水で数回洗浄する。篩上15g以
下を溶解性基準に合格したものとする。
3 残存アクリルアミドモノマー 〒IR−171法(ガスクロ法) 乾燥粉末試料3gを抽出溶媒30g皇で24時間娠盪抽
出し、クロモソルブ101のカラム(3曽■φ×1識)
を用いて l?0”oでのガスクロマトグラムでAA■
を定量し、結果は乾粉中の残A4m重量%で示した。
抽出溶媒としては、ノニオン又はアニ オンポリマーの場合にメタノール/水=80/ 20(
マlマ)を用い、カチオンポリマーの場合にア七トン/
 水= 80/ 20(マハ)ヲ用いた。
実施例1 厚み0.3mm 、幅5001の不銹鋼帯を用い、第1
図及び第2図に示したベルトコンベア様の反応装置を製
作した。ローラー3−3゛間の距離は約3會である。ベ
ルトの上手から約50c麿のところに抑えローラー4を
設けてベルトを抑え七ツマー供給部分約50c+sをわ
ずかに前方に傾斜させその先はベルトの末端までほぼ水
平になる様に各ローラーを配置した。不銹鋼帯の進行方
向に添った両側には断面的20g+■角のゴム角棒2を
接着し堰とした。
又、抑えローラー4をくぐってフィルムロール6より2
5ルポリエステルフイルム(輻約B〇−霞)5を供給し
た。このフィルムは、抑えローラー4の位置から約80
cmにわたってゴム角棒2とほぼ同じ輻の抑え8によっ
てゴム棒に密着される。更に抑えローラー4の手前にア
クリル樹脂板で作った窒素箱8をかぶせ、窒素供給管i
oから窒素を供給し、一方モツマー供給管11からモノ
マー液14を供給した。七ツマー液としては下記原料を
混合した後、少量の2N硫酸でPHを3.5とし、窒素
吹込みによって脱酸素し、温度を30”0に調節したも
のを用いた。
ベンゾインエチルエーテル   C,4Kg5%エタノ
ール溶液 EDTA−2Na塩 2%水溶液    0.5Kg不
銹鋼帯を12.5c■/1nの速度で駆動させ、モノマ
ー液を定量ポンプにより供給した。ポンプの目盛を調節
し、不銹鋼帯とゴム堰とフィルムで形成される空間がち
ょうど七ツマー液で充される流量を選び、はぼ1.15
1 /■inで安定した。
抑えローラー4の下手からベルトの末端にかけて、フィ
k ム(7)上部的20 c層のとこるに20−蛍をケ
ミカルランプ(アクチニツクランプ)を20c■おきに
ベルトの進行方向と直角に配置し、受光面での入力20
M/rn’の強さの(JV照射を行った。又ベルトの下
面にノズル13より加圧空気を吹付けて冷却を行った。
非接触型放射温度計でフィルム5の表面温度を測ると抑
えローラーより下手25c層の所で発熱が始まり、同1
20c麿の所で最高値89℃を示した0表面温度はその
先ゆるやかに低下したが、残存上ツマ−を更に低減させ
るため20M/m″のUV照射はベルト末端近くまで続
けた。
ベルトの末端近くで先ずフィルムが巻取ローラー7の張
力で容易にポリマーから剥離される。
次いで、ローラー3の上部で生成ポリマーの板が自然に
剥離し進行方向に押出された。
得られた板状ポリマーは放冷後粗砕し、80’Oの熱風
で乾燥し、更に1■論以下の粒径に粉砕して製品とした
前記試験方法で測った製品品質は下記の通りである。
塩水中 1%溶液粘度   170cps溶解性   
      基準内 実施例2 下記の原料を混合し2N硫酸で全体のpHを4,0に調
節し、窒素を吹込んで脱酸素しながら温度を30℃に合
せた。
アクリルアミド(結晶)     53.3  KgE
DTA−2Na塩 2%水溶液    0.400Kg
イオン交換水         5.8  K。
4級塩モノマーとアクリルアミドの重量比は、80/ 
40で金子ツマー濃度は82.3%である。実施例1の
重合装置(第1図)において抑えローラー4以降の光照
射部分を3区間に分け、各々ランプの高さと密度(本数
)を変えて、第1の区間は抑えローラー4からIQcm
の位置までで入射光量20W/rn’、第2の区間は1
80cmで入射光量 IIII/r+1−1最後の区間
はフィルム剥離点まで約50cmで入射光量50W/r
n’となる様調節した。各区間の間には遮光板を立てて
他区間からの光の侵入を防いだ、使用ランプは実施例1
と同様の20w蛍光ケミカルランプである。又不銹鋼帯
の下からノズル13により30℃の冷却水を吹付けて冷
却を行った。
フィルム5としてポリビニリデンクロライドをコーティ
ングした15ILビニロンフイルムを用い、不銹鋼帯を
5c層/sinで駆動し、窒素箱8に窒素を供給しなが
ら定量ポンプでモノマー混合液を供給した。不銹鋼帯の
駆動速度とマツチする供給速度は約400+cQ /w
inであった。フィルム5の表面温度は区間lの終り近
くで明瞭な立上がりを示し、第2区間の最終から約50
cm手前で最高温度97℃に達したが、第3区間の強い
照射で再度弱い発熱が認められた。ベルトの末端でフィ
ルムを剥離した後1重合体は不銹鋼帯から容易に剥離し
、放冷するとガラス状となった。これを実施例1と同様
に粗砕後乾燥粉砕して製品乾粉を得た。
製品物性は次の通りである。
塩水中 1%溶液粘度   450cP3溶解性   
      基準内 残AA■モノマー     0.04%なお、重合は2
4時間連続的に行なったが、特に装置上の問題点は出て
来なかった。
比較例1 実施例1の装置から以下の点を変更した。
■ 堰の高さを20mmとした。
■ プラスチックフィルムを使用しない。
■ 照射部分を第3図のように厚さ7Iのガラス板(カ
バー15の上面)で覆い、N2ガスを5m’/hrの割
合で導入し、重合部上面がN2雰囲気16下に置かれる
ようにした。
その他の条件については、実施例2と同じ条件で重合を
行なった。生成した重合体には、N2雰囲気中に混在す
る酸素の重合阻害により、表面にうすい七ツマ一層が残
留していた。
得られた重合体から実施例1と同様にして製品粉末を得
た。
製品物性は次の通りである。
塩水1%溶液粘度  390cps 溶解性        20g 残AA■モノマー   0.32% なお、重合を24時間連続的に行なったところ、24時
間後には、N2シール用のガラスの内面にアクリルアミ
ドモノマーが昇華付着し、光線透過率が低下することに
なった。又、昇華したアクリルアミドモノマーは、漏出
するN2ガスとともに系外へ出て、作業環境を汚染して
いると考えられる。
実施例3 次の原料を混合し2N硫酸でpHを3.5に調整した。
更に窒素吹込みを充分性なって溶存酸素を除去し同時に
、液温を20℃に調節した。ジメチルアミノエチルメタ
クリレート硫醸塩とアクリルアミドは等重量比で全モノ
マー濃度は50%である。
アクリルアミド 50%水溶液 50  KgEDTA
−2Na塩  2%水溶液  0.15Kg亜リン酸す
−ダ塩2%水溶液 5.0 Kgイオン交換水    
     9  Kg実施例1の装置を用い光照射部分
を2区間に分けた。第1区間は抑えローラー4から20
0c層までとし、 20W蛍光ケミカルランプの配置を
調節して入射光IW/rn’のUV照射を行った。第2
区間は200C塵以降末端までとし40III/rrI
″の照射を行った。
又不銹鋼帯の下面へ20℃の冷却水を吹付けて冷却を行
った。覆いのフィルムとして50涛ポリエステルフイル
ムを用いた。
ベルトを3.2C■/winの速度で駆動し、上記七ツ
マー混合液をこの速度に合う様約300m1 /■in
定量供給した。フィルムの表面温度は抑えローラー4の
直後から上昇を始め、ここから1600曹後の部分で最
高値54℃を示した。その後表面温度はゆるやかに低下
したが、尚反応を完結させるため第2区間で401/r
n″の強い照射を行った。ベルトの末端で板状の重合体
含水ゲルを引張る事によりゲルは不銹鋼から容易に剥離
した。
ゲルの一部を細分化して熱風乾燥し、その物性を測った
。結果は次の通りである。
塩水中 1%粘度      750cps溶解性  
        基準内 残アクリルアミドモノマー 0.02%実施例4 下記の原料を混合した。液のpHは10.3であった。
他の実施例と同様に窒素吹込みによる充分な脱酸を行な
い同時に液温を20℃に調節した。
アクリルアミド 50%水溶液  98Kgアクリル酸
 80%水溶液   1.25K。
苛性ソーダ 10%水溶液   5.8Kgベンゾイン
エチルエーテル  0.5Kg2%エタノール溶液 ニトリルトリスプロピオン酸 10.0Kg2%エタノ
ール溶液 EDTA−2Na  2%水溶液    0.3Kgイ
オン交検水        84.4Kg実施例1の装
置を実施例3と同様なランプ配列、同様な冷却方式(冷
却水20℃)で、又同じフィルムを用いて、駆動速度5
c+s/膳inで動かした。これに見合う七ツマー液供
給速度は460aJ/mtn前後であった。
フィルム表面の発熱は押えローラー4よりInc腸の位
置から始まり、同130c■の位置で最高値53℃を示
した。第2区間で強照射を行った後、生成含水重合体ゲ
ルはベルトの末端で容易にフィルムと不銹鋼から剥離さ
れた。このゲルの一部を細分化し、80℃で熱風乾燥し
、更に111層以下に粉砕して重合体試料を得た。
製品物性は下記の通りである。
塩水中1%粘度      2750cps溶解性  
        基準内 残アクリルアミドモノマー 〇。03%[発明の効果] 本発明では、金属製可動担持体、2本の堰及び光透過性
フィルムで構成される酸素排除手段系内に単量体溶液を
通流させることにより水溶性重合体を得ている。従って
、系内の単量体は酸素による重合阻害作用を受けにくい
環境下にあるため、重合率が高くかつ高分子量の水溶液
重合体が得られる。又、常時窒素を流入して酸素を排除
するという必要も全くない、このため、揮発性原料を用
いたとしても、この原料が窒素気流に同伴されて系外に
逸散し作業環境を汚染するという心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に使用される製造装置の概略
図、第2図は第1図のA−A’線に沿う断面拡大図であ
る。第3図は比較例にて使用される製造装置の断面図で
ある。 1・・・金属製ベルト     8・・・窒素箱2・・
・ゴム角棒       10・・・窒素供給管3.3
゛・・・ローラー      11・・・モノマー供4
114・・・抑えローラー     12・・・紫外線
ランプ5・・・光透過性フィルム   13・・・冷却
用ノズル8・・・フィルムロール    14・・・モ
ノマー液7・・・フィルム巻取ローラー 15・・・カ
バー8・・・フィルム抑え     16・・・N2雰
囲気第1図 第2図 第3図 手続補正書 昭和81年2月24日 特許庁長官  宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第 60952号 ?9発明の名称 水溶性ビニル単量体の連続光重合方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (803)  三菱レイヨン株式会社4、代理人 ゝ−−1 (1)明細書第11頁第17〜18行目のrN−(ジア
ルキルアミノ)アクリルアミド」をrN、N−ジアルキ
ルアミノアルキルアクリルアミド」に訂正する。 (2)明細書第11頁第18〜19行目のrN−(ジア
ルキルアミノ)メタクリルアミド」をrN、N−ジアル
キルアミノアルキルメタクリルアミド」に訂正する。 (3)明細書第13頁第8〜9行目の「アルキルエーテ
ルベンジルケタール類」を「アルキルエーテル、ベンジ
ルケタール類」に訂正する。 (0明細書第24頁第9行目の「脱酸」を「脱酸素」に
訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水溶性ビニル単量体の20−90重量%水溶液に光開始
    剤を添加し、可動担持体上で光照射下に重合を行う方法
    において、 a 金属製可動担持体の進行方法に沿った両端に一定の
    高さの可撓性帯状の堰を設け; b この2つの堰の上面の間を光透過性フィルムで覆い
    ; c 金属製担持体と2本の堰とフィルムで形成される空
    間を単量体溶液で充して、フィルム上面より光照射を行
    う; 事を特徴とする水溶性ビニル単量体の連続光重合方法。
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