JPS61221118A - 医薬製剤 - Google Patents
医薬製剤Info
- Publication number
- JPS61221118A JPS61221118A JP6417285A JP6417285A JPS61221118A JP S61221118 A JPS61221118 A JP S61221118A JP 6417285 A JP6417285 A JP 6417285A JP 6417285 A JP6417285 A JP 6417285A JP S61221118 A JPS61221118 A JP S61221118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- droperidol
- parts
- polymer
- administration
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(、L)産業上の利用分野
本発明は抗ガン剤投与に伴う悪心、嘔吐などの抑制又は
予防に有効なドロペリドールを含有する経皮吸収投与型
の医薬製剤に関する。
予防に有効なドロペリドールを含有する経皮吸収投与型
の医薬製剤に関する。
(b)従来の技術
抗ガン剤投与による副作用のうち、悪心、嘔吐などは一
般に軽視されていたが、例えば最近の新薬であるシスプ
ラチンなどは強い催吐作用を有するため、連続して支障
なく投与を行うためには、その副作用である悪心、嘔吐
を抑制する必要がある。
般に軽視されていたが、例えば最近の新薬であるシスプ
ラチンなどは強い催吐作用を有するため、連続して支障
なく投与を行うためには、その副作用である悪心、嘔吐
を抑制する必要がある。
従来上り制吐剤として抗ヒスタミン剤、7エ/チアジン
系薬剤が知られているが、これらは抗ガン剤投与に基づ
(悪心、嘔吐の抑制には殆ど効果がな(、この目的には
、例えばメトクロプラミドの多量多回静注投与、トンベ
リトン大量投与、メチルプレドニソロン多量多回静注投
与、ドロペリドール多回層性投与が行われている。
系薬剤が知られているが、これらは抗ガン剤投与に基づ
(悪心、嘔吐の抑制には殆ど効果がな(、この目的には
、例えばメトクロプラミドの多量多回静注投与、トンベ
リトン大量投与、メチルプレドニソロン多量多回静注投
与、ドロペリドール多回層性投与が行われている。
(c)発明が解決しようとする問題点
しかし、この方法では注射時の苦痛、多回投与の問題に
加えて血中濃度の不均一性に白米する頭桶などの問題も
生起し、又、注射は一般家庭等において、なじみが薄く
て取り扱われないことからその都度病院等で処理しても
らう必要がある。
加えて血中濃度の不均一性に白米する頭桶などの問題も
生起し、又、注射は一般家庭等において、なじみが薄く
て取り扱われないことからその都度病院等で処理しても
らう必要がある。
従ってこれに代わる持続的且つ簡便な投与法が強く要望
されていた。
されていた。
(d)問題点を解決するtこめの手段
本発明者らは上記問題点を解決する目的で鋭意検討を重
ねた結果、ドロペリドールが経皮吸収性に優れる点、及
びドロペリドールは持続的に経皮吸収されて長時間にわ
たって悪心、嘔吐を抑制する点を見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。
ねた結果、ドロペリドールが経皮吸収性に優れる点、及
びドロペリドールは持続的に経皮吸収されて長時間にわ
たって悪心、嘔吐を抑制する点を見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。
即ち、本発明は、常温で感圧接着性を有する重合物とド
ロペリドールを含有する基剤層を柔軟な担持体上に形成
したことを特徴とするものである。
ロペリドールを含有する基剤層を柔軟な担持体上に形成
したことを特徴とするものである。
本発明で使用するドロペリドールは1−(1−(3−(
4−7ルオロペンゾイル 1、2,3.6−テトラハイドロ−4−ピリノル)−2
−ベンズイミダゾリノンであり、分子量、融点、血中半
減期、ドロペリドール保持材料となる重合物との相溶性
、重合物中で殆ど結晶化しない点などにおいて極めて優
れている。また本発明の上記医薬製剤は皮膚に対する密
着性が良好であり、且つ皮膚に対して適度な放出性を有
する。
4−7ルオロペンゾイル 1、2,3.6−テトラハイドロ−4−ピリノル)−2
−ベンズイミダゾリノンであり、分子量、融点、血中半
減期、ドロペリドール保持材料となる重合物との相溶性
、重合物中で殆ど結晶化しない点などにおいて極めて優
れている。また本発明の上記医薬製剤は皮膚に対する密
着性が良好であり、且つ皮膚に対して適度な放出性を有
する。
本発明では常温で感圧接着性を有する重合物とドロペリ
ドールを配合してドロペリドール含有基剤を製造し、こ
れを柔軟な担持体上に形成して目的とする医薬製剤を得
る。
ドールを配合してドロペリドール含有基剤を製造し、こ
れを柔軟な担持体上に形成して目的とする医薬製剤を得
る。
上記重合物としては常温で感圧接着性を有するものであ
れば各種の重合物を使用できるが、例えばポリビニルア
ルキルエーテル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリウレ
タン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの合成樹脂、スチレン−ブタノエンゴム
、ポリブテンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴム、
スチレン−イソプレン(又はブタジェン)−スチレンブ
ロック共重合体ゴム、シリコーンゴム、天然ゴムなどの
各種のゴム類などを例示できる。
れば各種の重合物を使用できるが、例えばポリビニルア
ルキルエーテル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリウレ
タン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの合成樹脂、スチレン−ブタノエンゴム
、ポリブテンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴム、
スチレン−イソプレン(又はブタジェン)−スチレンブ
ロック共重合体ゴム、シリコーンゴム、天然ゴムなどの
各種のゴム類などを例示できる。
これらのうち好ましい重合物は、その〃ラス松移温度(
Tg)が−70〜−10℃のものであり、’rgが−5
5〜−25℃のものがさらに好ましい。Tgが上記範囲
の場合には基剤の保型性、重合物中での薬物の拡散移動
性に優れ、、従ってドロペリドールの放出性が良好とな
り、また密着性が良好で且つ皮膚面からの剥離時に生じ
る物理的な刺激が弱いなどの利点があり好ましい。
Tg)が−70〜−10℃のものであり、’rgが−5
5〜−25℃のものがさらに好ましい。Tgが上記範囲
の場合には基剤の保型性、重合物中での薬物の拡散移動
性に優れ、、従ってドロペリドールの放出性が良好とな
り、また密着性が良好で且つ皮膚面からの剥離時に生じ
る物理的な刺激が弱いなどの利点があり好ましい。
尚、上記重合物に流動パラフィンの如き相溶性のよい液
状の軟化成分や、各種軟化剤などの一般に知られる配合
剤を添加してTgを調整することも任意である。
状の軟化成分や、各種軟化剤などの一般に知られる配合
剤を添加してTgを調整することも任意である。
上記重合物のうち、上述のVB着性、相溶性、溶解性、
放出性などの要件について、ドロペリドールとの組合せ
の系において好ましいものはアクリル系重合物である。
放出性などの要件について、ドロペリドールとの組合せ
の系において好ましいものはアクリル系重合物である。
このアクリル系重合物としては、例えばアルキル基の炭
素数が4以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
単独重合物、或いは一メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを少なくとも50重量%含む共重合物を挙げることが
できる。
素数が4以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
単独重合物、或いは一メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを少なくとも50重量%含む共重合物を挙げることが
できる。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては例え
ば、n−ブチル7クリレー)、n−ブチル 、メタクリ
レート、ヘキシルアクリレート、2−エチルブチルアク
リレート、インオクチルアクリレート、2−エチルへキ
ンルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート
、ウンデシルアクリレート、ランデシルメタクリレート
、ドデシルアクリレート、ドデシルメタクリレート、ト
リデシルアクリレート、トリデシルメタクリレートなど
を挙げることができる。
ば、n−ブチル7クリレー)、n−ブチル 、メタクリ
レート、ヘキシルアクリレート、2−エチルブチルアク
リレート、インオクチルアクリレート、2−エチルへキ
ンルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート
、ウンデシルアクリレート、ランデシルメタクリレート
、ドデシルアクリレート、ドデシルメタクリレート、ト
リデシルアクリレート、トリデシルメタクリレートなど
を挙げることができる。
また上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合
する他のモノマーとしては例えば、(メタ)アクリル酸
、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒドロキ
°ジエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、アクリルアミド、ツメチルアクリルアミド、アク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸ジメチル7ミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸−t−ブチルアミノエチル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリドンなど
を挙げることかできる。
する他のモノマーとしては例えば、(メタ)アクリル酸
、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒドロキ
°ジエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、アクリルアミド、ツメチルアクリルアミド、アク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸ジメチル7ミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸−t−ブチルアミノエチル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリドンなど
を挙げることかできる。
これら他のモノマーの配合比は全モ/マー成分中、好ま
しくは3〜20重量%、特に好ましくは5〜15重量%
の範囲で配合される。しかし上記モノマーのうち酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエステル系モ
/マーの配合比は全モア7−成分中、好ましくは3〜4
0重量%、特に好ましくは10〜30重量%の範囲で配
合することが望ましい。これらのモノマーはその添加部
数によって共重合物の凝集性を変化させることができる
ので、基剤からの薬物の放出速度又は量を制御でき、ま
たモノマーの種類を選択することによって共重合物の親
木能を高めることができる。
しくは3〜20重量%、特に好ましくは5〜15重量%
の範囲で配合される。しかし上記モノマーのうち酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエステル系モ
/マーの配合比は全モア7−成分中、好ましくは3〜4
0重量%、特に好ましくは10〜30重量%の範囲で配
合することが望ましい。これらのモノマーはその添加部
数によって共重合物の凝集性を変化させることができる
ので、基剤からの薬物の放出速度又は量を制御でき、ま
たモノマーの種類を選択することによって共重合物の親
木能を高めることができる。
本発明の医薬製剤には基剤の保型性を保つために、或い
は皮膚からの薬物の吸収能を高めるためなどの目的をよ
り確実に達成するために、充填剤又は吸収促進剤などを
配合することができる。上記充填剤としては、微粉末シ
リカ、チタン白、炭酸カルシウムなどを挙げることがで
き、上記吸収促進剤として、エタノール等の低級アルコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール等の如きグリコール類、グリセ
リン、ソルビトール等の多価アルコール、サリチル酸、
尿素、7ラントイン、ツメチルスルホキサイド、ツメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルム7ミド、ノイソプロビ
ル7ジベート、ジエチルセバケート、エチルラウレート
などを挙げることができる。前者は基剤に対して20重
量%以下の量で、後者は30重量%以下の量で添加する
のが好ましい。また基剤には一般的な接着付与性樹脂、
軟化剤の如き配合剤、カユミ止め剤や抗炎症剤の如き他
の薬物を少量添加してもよい。
は皮膚からの薬物の吸収能を高めるためなどの目的をよ
り確実に達成するために、充填剤又は吸収促進剤などを
配合することができる。上記充填剤としては、微粉末シ
リカ、チタン白、炭酸カルシウムなどを挙げることがで
き、上記吸収促進剤として、エタノール等の低級アルコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール等の如きグリコール類、グリセ
リン、ソルビトール等の多価アルコール、サリチル酸、
尿素、7ラントイン、ツメチルスルホキサイド、ツメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルム7ミド、ノイソプロビ
ル7ジベート、ジエチルセバケート、エチルラウレート
などを挙げることができる。前者は基剤に対して20重
量%以下の量で、後者は30重量%以下の量で添加する
のが好ましい。また基剤には一般的な接着付与性樹脂、
軟化剤の如き配合剤、カユミ止め剤や抗炎症剤の如き他
の薬物を少量添加してもよい。
本発明において重合物(共重合物を含む)とドロペリド
ールを含む基剤中において、ドロペリドールの配合比は
、好ましくは約0.5〜20重1%であり、特に好まし
くは約2〜15重量%である。0.5重量%未満では治
療効果がなく、一方20重量%を超乏ると治療効果に限
界が生じるから経済的に不利である。
ールを含む基剤中において、ドロペリドールの配合比は
、好ましくは約0.5〜20重1%であり、特に好まし
くは約2〜15重量%である。0.5重量%未満では治
療効果がなく、一方20重量%を超乏ると治療効果に限
界が生じるから経済的に不利である。
本発明に使用しうる担持体としては皮膚に適用させたと
きに者しい違和感を感じさせない程度に柔軟性を有する
ものであれば各種のものを使用で務るが、好ましいもの
としてはポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン
、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン、ポリアミド
などのフィルム又はシート、ゴム及び/又は合成樹脂製
発泡シート又はフィルム、不繊布、織布、紙、箔などを
挙げることができる。また薬物や重合物の変質を防止す
るために金属を蒸着した遮光性の担持体を使用すること
もできる。
きに者しい違和感を感じさせない程度に柔軟性を有する
ものであれば各種のものを使用で務るが、好ましいもの
としてはポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン
、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン、ポリアミド
などのフィルム又はシート、ゴム及び/又は合成樹脂製
発泡シート又はフィルム、不繊布、織布、紙、箔などを
挙げることができる。また薬物や重合物の変質を防止す
るために金属を蒸着した遮光性の担持体を使用すること
もできる。
本発明において薬剤は、担持体上に全面、又は部分的、
例えば筋状、格子状、波形状などに形成することができ
る。
例えば筋状、格子状、波形状などに形成することができ
る。
1つの好ましい製剤の態様として、1つの担持体上に2
つ以上のTgの異なる重合物を用いた基剤層を、当該担
持体の一方端から順番に所定巾づつ形成したり、所定巾
で交互に形成したり、或いは海島状に形成してもよいの
である。かがる変形された基剤層のパターンは当該基剤
層を構成する重合物のTgの違いによる薬物の放出速度
又は量の違いによって、単一のTgからなる重合物から
なる基剤層に比して、全体として放出時間を長くするこ
とができるという利点がある。かかるパターンの効果は
基剤層の厚み及び/又は薬物含有量を変化させることに
よっても得られる。
つ以上のTgの異なる重合物を用いた基剤層を、当該担
持体の一方端から順番に所定巾づつ形成したり、所定巾
で交互に形成したり、或いは海島状に形成してもよいの
である。かがる変形された基剤層のパターンは当該基剤
層を構成する重合物のTgの違いによる薬物の放出速度
又は量の違いによって、単一のTgからなる重合物から
なる基剤層に比して、全体として放出時間を長くするこ
とができるという利点がある。かかるパターンの効果は
基剤層の厚み及び/又は薬物含有量を変化させることに
よっても得られる。
他の1つの好ましい態様は、担持体上に複数の基剤層を
重ね合せることである。このとき基剤層中の薬物量は内
部に行くに従い多くしておき、外側の基剤層へ順次薬物
が供給されるように工夫しておく。かかる積層タイプは
本発明の医薬ll!mを皮膚層に′fJ着させた直後に
多量の薬物が経皮吸収されるのを防止する効果があるが
、一方この逆の積層タイプは短時間で薬物を経皮吸収さ
せる速効性用の製剤として使用できる。
重ね合せることである。このとき基剤層中の薬物量は内
部に行くに従い多くしておき、外側の基剤層へ順次薬物
が供給されるように工夫しておく。かかる積層タイプは
本発明の医薬ll!mを皮膚層に′fJ着させた直後に
多量の薬物が経皮吸収されるのを防止する効果があるが
、一方この逆の積層タイプは短時間で薬物を経皮吸収さ
せる速効性用の製剤として使用できる。
本発明においてドロペリドールはその量によって皮膚に
カユミなどを発生させることがあるので、実質的に通気
性又は透湿性を有さない担持体には物理的又は化学的手
法により、孔、切れ目などを施してカユミ等を防止する
のがよい。また担持体は少なくとも10%、好ましくは
50%以上、実用的には100〜800%伸びる材質の
ものを選択するか或いは伸縮加工を施したものを使用す
ることによって皮膚の伸縮に連動して製剤が剥離するこ
とがなく、しかも違和感を少なくするうえから好ましい
。
カユミなどを発生させることがあるので、実質的に通気
性又は透湿性を有さない担持体には物理的又は化学的手
法により、孔、切れ目などを施してカユミ等を防止する
のがよい。また担持体は少なくとも10%、好ましくは
50%以上、実用的には100〜800%伸びる材質の
ものを選択するか或いは伸縮加工を施したものを使用す
ることによって皮膚の伸縮に連動して製剤が剥離するこ
とがなく、しかも違和感を少なくするうえから好ましい
。
(e)作用
本発明の医薬製剤は、注射によりドロペリドールを体内
に投与するものではな(、経皮的にドロペリドールを生
体内に徐々に吸収させるものであるから静注投与に比較
して血中の上記薬物の濃度がほぼ一定になるのであり、
又投与時の苦痛ら全くないのである。
に投与するものではな(、経皮的にドロペリドールを生
体内に徐々に吸収させるものであるから静注投与に比較
して血中の上記薬物の濃度がほぼ一定になるのであり、
又投与時の苦痛ら全くないのである。
(f) 実 施 例
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな(、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の応用が可
能である。なお実施例中、部又は%とあるのは総て重量
部又は重量%を示す。
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな(、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の応用が可
能である。なお実施例中、部又は%とあるのは総て重量
部又は重量%を示す。
実施例1
ポリイソプレンゴム 45部
流動パラフィン 15部
ラ ) リ ン
5 部層肪族系石油樹脂 35部 上記配合物(Tg: −35℃)を不活性〃ス下で4時
間加熱溶解(120℃)し、73℃に冷却後、ドロペリ
ドールを5部添加して充分に攪拌することにより基剤を
作り、これを発泡ポリエチレンシートの片面に乾燥後の
厚みが100μmとなるように流延塗布して医薬製剤を
得る。
5 部層肪族系石油樹脂 35部 上記配合物(Tg: −35℃)を不活性〃ス下で4時
間加熱溶解(120℃)し、73℃に冷却後、ドロペリ
ドールを5部添加して充分に攪拌することにより基剤を
作り、これを発泡ポリエチレンシートの片面に乾燥後の
厚みが100μmとなるように流延塗布して医薬製剤を
得る。
実施例2
ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量120万)20
部 ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量3.5万)og ボ リ ブ テ ン
20 部ウ ツ ド ロ ノ
ン 30g
トルエン/酢酸エチル(容積比2/1)250部 上記配合物(Tg: −40℃)を以下の混合方法で混
合して、基剤溶液を作り離型ライナー上に乾燥後の厚み
が100μmとなるように塗布乾燥して造膜化し、これ
を軟質ポリ塩化ビニルフィルムに貼着して医薬製剤を得
る。
部 ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量3.5万)og ボ リ ブ テ ン
20 部ウ ツ ド ロ ノ
ン 30g
トルエン/酢酸エチル(容積比2/1)250部 上記配合物(Tg: −40℃)を以下の混合方法で混
合して、基剤溶液を作り離型ライナー上に乾燥後の厚み
が100μmとなるように塗布乾燥して造膜化し、これ
を軟質ポリ塩化ビニルフィルムに貼着して医薬製剤を得
る。
に昆合方法)
混合溶剤にドロペリドールを8部溶解させ、これに各ポ
リイソブチレンゴムを充分に溶解させた後、ポリブテン
とウッドロジンを添加して充分に攪拌することにより基
剤溶液を得る。
リイソブチレンゴムを充分に溶解させた後、ポリブテン
とウッドロジンを添加して充分に攪拌することにより基
剤溶液を得る。
実施例3
三つロフラスコにアクリル酸インオクチル及びアクリル
酸ブチルを各々50部仕込み、不活性がス下でさらに酢
酸エチルを25部添加する。これに重合開始剤としての
7ゾビスイソブチロニトリルを0.3部加え重合反応を
開始し、反応温度調節のため酢酸エチルを滴下しつつ反
応温度60〜64℃で8時間重合を行い、固形分濃度4
0%、溶液粘度(30”(:)410ポイズの共重合物
(Tg: −51℃)の溶液を得る。
酸ブチルを各々50部仕込み、不活性がス下でさらに酢
酸エチルを25部添加する。これに重合開始剤としての
7ゾビスイソブチロニトリルを0.3部加え重合反応を
開始し、反応温度調節のため酢酸エチルを滴下しつつ反
応温度60〜64℃で8時間重合を行い、固形分濃度4
0%、溶液粘度(30”(:)410ポイズの共重合物
(Tg: −51℃)の溶液を得る。
上記溶液の固形分100部に対してドロペリドールを3
部添加して攪拌し、これを離型ライナー上に乾燥後の厚
みが50μmとなるように塗布乾燥して造膜化し、これ
をポリエチレンフィルムに貼着して医薬製剤を得る。
部添加して攪拌し、これを離型ライナー上に乾燥後の厚
みが50μmとなるように塗布乾燥して造膜化し、これ
をポリエチレンフィルムに貼着して医薬製剤を得る。
実施例4
下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
40%、溶液粘度805ポイズの共重合物(Tgニー5
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
40%、溶液粘度805ポイズの共重合物(Tgニー5
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
配 合 物
アクリル酸−2−エチルヘキシル 93℃ア り
リ ル 酸
7 部実施例5 下記配合物を用い実施例3と同様の操作で固形分濃度3
7%、溶液粘& 530ボイズの共重合物(T gニー
45℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同
様にして医薬製剤を得る。
リ ル 酸
7 部実施例5 下記配合物を用い実施例3と同様の操作で固形分濃度3
7%、溶液粘& 530ボイズの共重合物(T gニー
45℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同
様にして医薬製剤を得る。
配 合 物
アクリル酸−2−エチルへキシル 74部ア り
リ ル 酸
6 部酢酸ビニル 20部 実施例6 下記配合物を用いて実施例3と同様の繰作で固形分濃度
36%、溶液粘度690ボイズの共重合物(Tgニー4
7℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
リ ル 酸
6 部酢酸ビニル 20部 実施例6 下記配合物を用いて実施例3と同様の繰作で固形分濃度
36%、溶液粘度690ボイズの共重合物(Tgニー4
7℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
尚、担持体としては、ポリウレタンフィルムを瓜いた。
配 合 物
アクリル酸−2−エチルヘキシル 55部アクリル酸−
2−二トキシエチル 15部 酢酸ビニル 30部 実施例7 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
40%、溶液粘度890ボイズめ共重合物(Tgニー1
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
2−二トキシエチル 15部 酢酸ビニル 30部 実施例7 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
40%、溶液粘度890ボイズめ共重合物(Tgニー1
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
尚、担持体としては40μmのポリプロピレンフィルム
を使用した。
を使用した。
配 合 物
アクリル酸ブチル 85部ア り
リ ル 酸
5 部酢酸ビニル 10部 実施例8 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
30%、溶液粘度285ボイズの共重合物(′rgニー
65℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同
様にして医薬製剤を得る。
リ ル 酸
5 部酢酸ビニル 10部 実施例8 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
30%、溶液粘度285ボイズの共重合物(′rgニー
65℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同
様にして医薬製剤を得る。
尚、担持体としては40μmのポリプロピレンフィルム
を使用した。
を使用した。
配 合 物
アクリル酸デシル 96部ビニルとロリ
ドン 4部実施例9 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
35%、溶液粘度285ボイズの共重合物(Tgニー4
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
ドン 4部実施例9 下記配合物を用いて実施例3と同様の操作で固形分濃度
35%、溶液粘度285ボイズの共重合物(Tgニー4
5℃)の溶液を得る。この溶液を用いて実施例3と同様
にして医薬製剤を得る。
配 合 物
アクリル酸ブチル 95部メタアクリル
酸 5部実施例10 ドロペリドールを15部配合した以外は実施例4と同様
にして医薬製剤を得る。
酸 5部実施例10 ドロペリドールを15部配合した以外は実施例4と同様
にして医薬製剤を得る。
試験例1
実施例1〜10の医薬製剤の皮膚への密着性及び薬物残
存率を第1表に示す。
存率を第1表に示す。
尚、皮膚への密着性においては、サンプルが全くうかな
い場合を良、サンプルの周囲が10%以内でう(場合を
可、サンプルの周囲が30%以上うく場合を不可とした
。また薬物残存率は上腕部内側にサンプル(5cmX
5 am)を24時間貼り付は後、剥離して、そのまま
30a+ Iの酢酸エチルで溶解(40℃で24時間振
とう)し、さらに酢酸エチルで501にメスアップし、
ガスクロマトグラフィーにより定量する。原体を100
%として計算した。
い場合を良、サンプルの周囲が10%以内でう(場合を
可、サンプルの周囲が30%以上うく場合を不可とした
。また薬物残存率は上腕部内側にサンプル(5cmX
5 am)を24時間貼り付は後、剥離して、そのまま
30a+ Iの酢酸エチルで溶解(40℃で24時間振
とう)し、さらに酢酸エチルで501にメスアップし、
ガスクロマトグラフィーにより定量する。原体を100
%として計算した。
試験例2
実施例1〜10の医薬製剤の貼り付は後の血中濃度を第
2表に示す。
2表に示す。
尚、血中濃度はウサギ(体重 2 kg)の背部を除毛
してサンプル(2cmX 4 ca+)を貼り付け、所
定時間後に3+ofずつ採血を行い、血漿を分離し、こ
れを21の11−ヘキサンで抽出して遠心分離し、不活
性がス下で0.5論1に濃縮する。さらに1mlのアセ
トニトリルで抽出し、アセトニトリル層を不活性ガス下
で乾固し、これを100m1のベンゼンに溶解しガスク
ロマトグラフィーにより測定した。
してサンプル(2cmX 4 ca+)を貼り付け、所
定時間後に3+ofずつ採血を行い、血漿を分離し、こ
れを21の11−ヘキサンで抽出して遠心分離し、不活
性がス下で0.5論1に濃縮する。さらに1mlのアセ
トニトリルで抽出し、アセトニトリル層を不活性ガス下
で乾固し、これを100m1のベンゼンに溶解しガスク
ロマトグラフィーにより測定した。
(以下余白)
第 1 表
(本)結品化により低下
第 2 表
なお、第2表において、検眼以下とはドロペリドールの
検出限界(1,Ong/社)以下をいう。
検出限界(1,Ong/社)以下をいう。
(g)発明の効果
本発明の医薬製剤は皮膚に貼付して経皮吸収によりドロ
ペリドールを生体内に投与するものであるから、取扱い
が極めて簡単であり、又注射剤のような苦痛がなく、し
かもドロペリドールの血中濃度は時間が変化しても略一
定で、濃度の不均一性による各種の障害が発生しないの
である。
ペリドールを生体内に投与するものであるから、取扱い
が極めて簡単であり、又注射剤のような苦痛がなく、し
かもドロペリドールの血中濃度は時間が変化しても略一
定で、濃度の不均一性による各種の障害が発生しないの
である。
また本発明の医薬製剤は皮膚への密着性に優れ、しかも
ドロペリドールの放出性が良好であるので、特に、抗ガ
ン剤投与に基づく悪心、嘔吐に対してはドロペリドール
を持続的に経皮投与することによって長時間にわたって
これらの111作用を抑制するから極めて有用である。
ドロペリドールの放出性が良好であるので、特に、抗ガ
ン剤投与に基づく悪心、嘔吐に対してはドロペリドール
を持続的に経皮投与することによって長時間にわたって
これらの111作用を抑制するから極めて有用である。
Claims (5)
- (1)常温で感圧接着性を有する重合物とドロペリドー
ルを含有する基剤層を柔軟な担持体上に形成したことを
特徴とする医薬製剤。 - (2)上記重合物のガラス転移温度(Tg)が−70〜
−10℃である特許請求の範囲第1項記載の医薬製剤。 - (3)上記重合物がアルキル基の炭素数が4以上の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを少くとも50重量%
含むものである特許請求の範囲第1項記載の医薬製剤。 - (4)上記重合物が(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルと他の共重合可能なモノマーとの共重合物である特許
請求の範囲第3項記載の医薬製剤。 - (5)上記基剤層中のドロペリドールの含有量が0.5
〜20重量%である特許請求の範囲第1項記載の医薬製
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6417285A JPS61221118A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 医薬製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6417285A JPS61221118A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 医薬製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61221118A true JPS61221118A (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=13250374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6417285A Pending JPS61221118A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 医薬製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61221118A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01131115A (ja) * | 1987-08-13 | 1989-05-24 | Holdonal Sa | クレボプリド経皮貼付剤 |
JPH0499720A (ja) * | 1988-12-23 | 1992-03-31 | Nitto Denko Corp | 経皮投与用医薬製剤 |
WO2009075258A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Cosmed Pharmaceutical Co., Ltd. | 経皮吸収製剤 |
-
1985
- 1985-03-28 JP JP6417285A patent/JPS61221118A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01131115A (ja) * | 1987-08-13 | 1989-05-24 | Holdonal Sa | クレボプリド経皮貼付剤 |
JPH0499720A (ja) * | 1988-12-23 | 1992-03-31 | Nitto Denko Corp | 経皮投与用医薬製剤 |
WO2009075258A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Cosmed Pharmaceutical Co., Ltd. | 経皮吸収製剤 |
JP5328672B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2013-10-30 | コスメディ製薬株式会社 | 経皮吸収製剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5016309B2 (ja) | 医療用テープ剤 | |
US6669953B1 (en) | Block copolymer | |
EP1163902B1 (en) | Transdermal preparation containing hydrophilic or salt-form drug | |
CN1296407A (zh) | 双氯高灭酸的透皮给药装置 | |
WO2002069942A1 (fr) | Timbre adhesif | |
TWI677341B (zh) | 穩定之經皮安非他命組合物及製造方法 | |
JPH0499720A (ja) | 経皮投与用医薬製剤 | |
WO2007077741A1 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
CA2583963C (en) | Method for the manufacture of pressure sensitive adhesives | |
WO2012090322A1 (ja) | 貼付剤 | |
JPS61221118A (ja) | 医薬製剤 | |
JP2005015353A (ja) | 医療用経皮吸収テープ製剤用水性エマルジョン粘着剤並びに医療用経皮吸収テープ製剤及びその製造法 | |
JP4988079B2 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
JP3197039B2 (ja) | テープ製剤 | |
JPS63270060A (ja) | 抗菌性粘着部材 | |
WO2009113504A1 (ja) | 貼付剤 | |
JP2006225319A (ja) | 貼付製剤 | |
JP5510906B2 (ja) | 貼付剤 | |
TWI815062B (zh) | 含羅匹尼羅之貼附劑之黏著劑層保持力提升方法、及含羅匹尼羅之保持力改善貼附劑 | |
JP4988078B2 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
JPS6126967B2 (ja) | ||
JPS6259224A (ja) | 医薬製剤 | |
JPH0543452A (ja) | テープ製剤 | |
JPH0150203B2 (ja) | ||
JPH09309824A (ja) | 粘着剤組成物及びそれを用いた貼付剤 |