JPS6122071B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6122071B2
JPS6122071B2 JP16288682A JP16288682A JPS6122071B2 JP S6122071 B2 JPS6122071 B2 JP S6122071B2 JP 16288682 A JP16288682 A JP 16288682A JP 16288682 A JP16288682 A JP 16288682A JP S6122071 B2 JPS6122071 B2 JP S6122071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
liquid
rfl
weight
sulfohalogenated
Prior art date
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Expired
Application number
JP16288682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5953780A (ja
Inventor
Taisuke Okita
Masashi Aoshima
Morio Nakamura
Shuji Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP16288682A priority Critical patent/JPS5953780A/ja
Publication of JPS5953780A publication Critical patent/JPS5953780A/ja
Publication of JPS6122071B2 publication Critical patent/JPS6122071B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
繊維とゴム又は樹脂との接着力の向上を目的に
レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂水溶液及びラ
テツクス(以下RFL液と略す)を用いて繊維の
表面処理を旋すことはRFL処理として広く知ら
れている。この処理法はRFL液の中に繊維をデ
イツプして取出した後、100℃以上の高温でベー
キングと呼ばれる加熱処理を行なうものである。
一般に150℃以上の高温ベーキングが行なわれる
が、短時間にRFL処理を完結して生産性の向上
をはかる目的で200℃以上といつた高温ベーキン
グも広く用いられている。繊維によつては高温処
理することにより繊維自体の収縮を防止し、寸法
安定性をはかるいわゆるヒートセツト面からも
200℃以上の高温ベーキングを必要とすることは
良く知られたところである。 本発明者らはゴムの中で最も繊維との接着が困
難とされているエチレンプロピレンゴム(エチレ
ン−αオレフイン共重合体、エチレン−αオレフ
イン−非共役ジエン三元共重合体をここでは意味
するが、α−オレフインとしてプロピレンが最も
代表的な為エチレンプロピレンゴムと記載する)
を用い、繊維との接着法を検討し、RFL液に用
いるラテツクスとしてスルホハロゲン化ポリマー
のラテツクス(以下SHPラテツクスと記す)を用
いることにより非常に優れた接着強度が得られる
ことを見出した。しかし200℃以上といつた高温
でベーキングした時には接着力の低下をきたす場
合のあることがわかり、その改良検討を行ない、
本発明を得たものである。 本発明者らはRFL液中に各種の添加剤を加
え、高温ベーキングRFL処理の接着強度向上を
検討した結果、亜鉛、マグネシウムの化合物を添
加することにより接着強度が大幅に改良できるこ
とを見出した。 本発明でいうRFL液はレゾルシンホルムアル
デヒド樹脂水性液(以下RF液と略す)及びラテ
ツクスから成る。RF液はホルムアルデヒドまた
はパラホルムアルデヒド等のホルムアルデヒドを
容易に生成する物質と、レゾルシンのようなジヒ
ドロキシベンゼン類等のフエノール性化合物を適
当な公知の方法例えばアルカリ金属水酸化物存在
下で反応させた水性液であり、フエノール性化合
物1モルに対しホルムアルデヒド0.5〜4モルを
用いて調整され、樹脂濃度は一般に5〜40重量%
に調整されたものである。一方本発明で用いるラ
テツクスであるSHPラテツクスはスルホハロゲン
化ポリマーを一般に5〜70重量%程度含んだ水分
散液である。ここでいうスルホハロゲン化ポリマ
ーの例としてはエチレン、プロピレン、n−ブチ
レン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン等
の単独重合体、これらの任意の2種以上の相互共
重合体、これらとエチリデンノルボルネン、ジシ
クロペンタジエン等の非共役ジエン類、スチレ
ン、塩化ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、メ
タアクリル酸エステル等との共重合体をハロゲン
と二酸化硫黄、またはハロゲン化スルフリルで処
理して生成したと考えられる構造を有しているポ
リマーがあげられる。ハロゲンとしては塩素や臭
素等があげられる。一般にこれらポリマー中のハ
ロゲン含有量は5〜70重量%、硫黄含有量は0.1
〜10重量%である。 一般にRF液中の固形分1に対し、スルホハロ
ゲン化ポリマーが10〜5000重量%となるよう
RFL液を調整する。必要に応じて粘度調整剤、
酸化防止剤等が添加される。 本発明は上記RFL液を用いて繊維の表面処理
する場合、そのベーキングを200℃以上の高温で
も可能ならしめるものであり、その為の添加剤と
して亜鉛、マグネシウムの化合物を見出したこと
にある。とりわけ亜鉛化合物は効果も大きく安価
であるところから最も代表的なものである。金属
化合物はこれら例示した金属の酸化物、有機塩、
水酸化物、炭酸塩等である。ここでいう金属の有
機塩とはステアリン酸、ナフテン酸、オクチル酸
等で例示される有機酸と金属から成る有機金属塩
を意味する。これら金属化合物は直接RFL液中
に添加するか、水酸化ナトリウムやアンモニア等
のアルカリ水溶液に溶解または分散させた後に
RFL液に加えられる。酸化亜鉛や酸化マグネシ
ウムのようにRFL液に難溶または不溶でかつ比
重が大きい金属化合物の場合には直接RFL液中
に加えると沈澱する為あらかじめこれら金属化合
物を水またはアルカリ性水溶液中に分散させた分
散液を調整し、この分散液をRFL液に加えるこ
とが好ましい。もちろんRFL液を強制的に撹拌
する場合には沈澱を防止することができるので金
属化合物を直接RFL液中に加えてもよい。これ
ら金属化合物はSHPラテツクス中のスルホハロゲ
ン化ポリマー100重量部当り0.1〜50重量部、一般
には2〜30重量部が用いられる。 なお、これら金属化合物はRF液やスルホハロ
ゲン化ポリマーの水分散液に添加して用いること
もできるが、RFL液に直接添加するのが最も一
般的である。 本発明が適用される繊維としては綿、ナイロ
ン、ビニロン、ポリエステル、芳香族ポリアミド
等の天然繊維、合成繊維が例示される。本発明の
表面処理を施した繊維はベルト、引布、ホース等
の用途において、天然ゴム、ブタジエンゴム、ス
チレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジ
エンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレ
ンゴム等のゴムや、各種の樹脂と複合化され、使
用される。その繊維の形状はコード、帆布、補強
用短繊維、植毛用短繊維等その用途に応じて巾広
いものである。 以下本発明の実施例を示すが本発明はこれらに
限定されるものではない。繊維との被着体として
エチレンプロピレンゴムを用いているのも前述し
たごとくエチレンプロピレンゴムは最も繊維との
接着が困難とされているからである。 実施例 水242g、カセイソーダ0.7g、レゾルシン11
g、37%ホルマリン16.2gの割合で混合し、室温
にて5時間熟成してレゾルシンホルムアルデヒド
水溶液(RF液と略す)を調整した。 次に固形分40%のSHPラテツクス256.4g、RF
液269.9g、水(金属化合物が水分散液として用
いられる場合はその水を含めて)135g、金属化
合物を所定量混合し、RFL液を調整した。 上記RFL液中に繊維を1回デイツプした後、
150℃×3分または200℃×2分オーブン中にて熱
処理(ベーキング)を行なつた。被着体に以下の
EPDM配合物を用いた。 エスプレン501A 100 (重量部) FEFブラツク 50 パラフイン油 10 亜鉛華 5 ステアリン酸 1 ソクシノールBZ 1 〃 TT 1 〃 M 0.5 イオウ 1 EPDM被着体とRFL液処理した繊維とを150℃
×30分プレス加硫接着させた。接着強度の測定
は、Hテストについては引張速度300mm/min、帆
布の180℃ハクリテストについては引張速度50mm/
minで行なつた。 結果を以下に示す。
【表】 本実施例は亜鉛化合物、マグネシウム化合物の
添加効果を示したものであるが、同一添加量で比
較した時酸化亜鉛は特に優れた効果を持つている
ことがわかる。また金属化合物は水分散液(エマ
ルジヨン)の形で添加した方が高い接着強度の得
られる事を示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レゾルシンホルムアルデヒド樹脂水性液及び
    スルホハロゲン化ポリマー水分散液からなる液状
    混合物を用いて200℃以上の高温で天然繊維また
    は合成繊維の表面処理を行なうにあたり、スルホ
    ハロゲン化ポリマー100重量部に対し0.1〜50重量
    部の亜鉛化合物またはマグネシウム化合物を前記
    液状混合物に添加併用することを特徴とする繊維
    の表面処理法。
JP16288682A 1982-09-17 1982-09-17 繊維の表面処理方法 Granted JPS5953780A (ja)

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JPS5953780A JPS5953780A (ja) 1984-03-28
JPS6122071B2 true JPS6122071B2 (ja) 1986-05-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5236742A (en) * 1987-09-07 1993-08-17 Nippon Glass Fiber Co., Ltd. Liquid composition for glass fiber impregnation
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JP4711808B2 (ja) * 2005-11-25 2011-06-29 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ

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