JPS6122061A - アミノエタンスルホン酸の製造方法 - Google Patents

アミノエタンスルホン酸の製造方法

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JPS6122061A
JPS6122061A JP14045984A JP14045984A JPS6122061A JP S6122061 A JPS6122061 A JP S6122061A JP 14045984 A JP14045984 A JP 14045984A JP 14045984 A JP14045984 A JP 14045984A JP S6122061 A JPS6122061 A JP S6122061A
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JP
Japan
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aminoethanesulfonic acid
acid
sodium sulfate
water
sodium chloride
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JP14045984A
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English (en)
Inventor
Kenichi Arai
研一 荒井
Kozo Iwasaki
岩崎 晃三
Hiroshi Iida
浩 飯田
Masaru Takahara
勝 高原
Hideo Nakamura
英男 中村
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医薬品または染料用原料として有用なアミノ
エタンスルホン酸の製造方法に関し、さらに詳しくは、
クロルエチルアミン塩酸塩と亜硫酸ナトリウムとを反応
させてアミノエタンスルホン酸を製造するに際し、副生
ずる塩化ナトリウム、原料である亜硫酸ナトリウム中に
含まれる硫酸ナトリウムおよび亜硫酸ナトリウムの酸化
により副生する硫酸ナトリウムを含有する反応生成液か
らアミノエタンスルホン酸を効果的に分離する製造方法
に関する。
従来の技術および発明が解決しようとする問題点一般に
、有機物と無機塩を分離する際、有機物と無機塩との溶
解度差を利用して有機物を冷却晶析させることにより、
有機物を無機塩より分離する方法は極めて一般的な分離
方法である。しかし、この方法を用いてアミノエタンス
ル夾ン酸を該合成液中に存在する塩化ナトリウムおよび
硫酸ナトリウムより分離する際、例えば該合成液を10
℃以下に冷却し、アミノエタンスルホン酸を晶析させ、
分離を行う場合は結晶中に上記無機塩が多量に混入し、
さらに一般に行われている再結晶法によりアミノエタン
スルホン酸の精製を行っても上記無機塩を容易に除去で
きない。また、アミノエタンスルホン酸分離後のろ液を
合成系あるいは晶析系にリサイクルして用いる場合、ろ
液中に上記無機塩が多量に含まれているため無機塩の蓄
積が多くナリ、アミノエタンスルホン酸の精製は非常に
困難である。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記欠点を克服するため鋭意検討を重ね
た結果、アミノエタンスルホン酸、塩化ナトリウムおよ
び硫酸ナトリウムの三成分が混在する場合、水に対し極
めて特異的な溶解現象を示すことを見出し、狭し・温度
領域において副生物の塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリ
ウムと目的物のアミノエタンスルホン酸の分離を行い得
ることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明はクロルエチルアミン塩酸塩と亜硫酸
ナトリウムを反応させてア・ミノエタンスルホン酸を製
造するに際し、反応生成液を40〜80°Cの温度範囲
でろ過し、ひきつづき13〜35°Cの温度範囲に冷却
してアミノエタンスルホン酸を晶出させることを特徴と
するアミノエタンスルホン酸の製造方法である。
本発明の方法により反応液を40〜80℃の温度範囲で
ろ過する工程を具体的に示せば、反応生成液を必要によ
り濃縮を行い塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの一
部を析出させ、その温度でろ過を行い、析出した塩化ナ
トリウムおよび硫酸ナトリウムを分離する。
アミノエタンスルホン酸、塩化ナトリウムおよび硫酸ナ
トリウムをそれぞれ単独で溶解させた場合の水に対する
溶解度は各々第2図に示すとおりテする。しかしながら
、アミノエタンスルホン酸、塩化ナトリウムおよび硫酸
ナトリウムの三成分が混在する場合の水に対する溶解度
は第1図のとおりとなり、硫酸す) IJウムの溶解度
が16℃付近で最大となる特異的な溶解度曲線を示し、
この特異的な硫酸す) IJウムの挙動は、同一系内に
アミノエタンスルホン酸、塩化ナトリウムおよび硫酸ナ
トリウムが混在しているときに現われる。
この事実にもとづき、アミノエタンスルホン酸、塩化ナ
トリウムお・よび硫酸ナトリウムを含有するアミノエタ
ンづルホン酸の反応生成液から、それらの溶解度差を利
用してアミノエタンスルホン酸を効果的に分離できる。
すなわち、該反応生成液を40〜80℃の温度範囲でア
ミンエタンスルホン酸の溶解度分の水量まで濃縮を行い
、その後13〜35℃、望ましくは15〜20°Cの温
度範囲内で冷却すれば、アミンエタンスルホン酸が晶出
して、溶解している上記無機塩との分離が充分可能とな
る。さらに、ここで分離されたろ液中のアミノエタンス
ルホン酸を有効に回収するため、合成系あるいは晶析系
にろ液をリサイクルして用いる場合、ろ液中に塩化すl
−IJウムおよび硫酸ナトリウムが多量に含まれている
ため、上記無機塩の蓄積が多くなるが、この場合におい
ても、該反応液を40〜80°Cの温度範囲でアミノエ
タンスルホン酸の溶解度分の水量まで必要により濃縮を
行い、該反応液中に多量に含まれている塩化ナトリウム
および硫酸ナトリウムの一部を析出させ、ひきつづきそ
の温度でろ過を行い析出した塩化ナトリウムおよび硫酸
ナトリウムを分離し、その後13〜35℃、望ましくは
15〜20℃の温度範囲内で冷却すれば、アミノエタン
スルホン酸が晶析し、一般に行われている再結晶を行う
ことにより、溶解している上記無機塩との分離が充分可
能となる。かくして、混入する塩化ナトリウムおよ正)
の規格値に合格する精製アミンエタンスルホ  −ン酸
を得ることができる。
晶析温度が°13℃未満では、アミンエタンスルホン酸
の結晶中の無機塩の含有量が多く、さらに一般に行われ
ている再結晶法によりアミノエタンスルホン酸の精製を
行っても上記無機塩を容易に除去できない。一方、35
℃を越える温度ではアミノエタンスルホン酸の歩留りの
低下、排水処理の問題が生じ、工業的製造には不適当で
ある。
本発明の製造方法は通常ストレッカー反応として知られ
ている方法であり、亜硫酸ナトリウム水溶液にクロルエ
チルアミン塩酸塩水溶液を加え加熱するような方法であ
る。すなわち、クロルエチルアミン塩酸塩とこれに対し
1〜10倍モルの亜硫酸ナトリウムとを2〜20重量倍
の水中で、20〜300℃の温度で反応させると生成し
たアミノエタンスルホン酸を含有する反応生成液が得ら
れる。
上記した方法によるアミノエタンスルホン酸生成液には
、アミノエタンスルホン酸が5〜30重量%、塩化す)
 l)ラムが1〜28重量%、硫酸ナトリウムが1〜1
0重量%含有されている。反応生成液を40〜80’C
の温度範囲でアミノエタンスルホン酸の飽和濃度まで濃
縮し、析出した塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを
分離し、その後、この分離液を攪はんを伴なった外部冷
却のような通常の方法で13〜35°C1望ましくは1
5〜20℃に冷却するとアミノエタンスルホン酸が析出
してくるので遠心分離等の適宜の方法により分離する。
分離された結晶を通常、好ましくは結晶重量の1〜5倍
量の洗浄水を用い、潅水あるいは再スラリー化して洗浄
することにより、さらに必要に応じ再結晶を行うことに
より、塩化ナトリウムおよび硫酸す) IJウムがそれ
ぞれ日本薬局方(第八改正)の規格値を充足するような
アミノエタンスルホン酸の結晶が得られる。分離された
ろ液は必要により洗浄液を含めて、合成系統または濃縮
系統へ循環して用いることが出来る。
作用 本発明の方法は、無機塩の混入を効果的に抑制して高純
度のアミノエタンスルホン酸を得る工業的な方法である
実施例 1 攪はん機、温度計、滴下漏斗および冷却管を備えた四ノ
ロフラスコ中に亜硫酸ナトリウム490gを水180.
0gに溶解させた。ついで806Cに昇温したのち80
%クロルエチルアミン塩酸塩水溶液53.7 gを3時
間かけて滴下した。滴下終了後さらに4時間80’Cに
保持して熟成を行い、アミノエタンスルホン酸合成液を
得た。この合成液はアミノエタンスルホン酸398g、
塩化ナトリウム38.0g、硫酸ナトリウム6.8gお
よび水190.7 gを含んでいる。この合成液を80
°Cで水が686gとなるまで濃縮を行ったところ、塩
化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの結晶が析出した。
この濃縮液を80℃でろ過したところ、塩化ナトリウム
10.3gおよび硫酸ナトリウム2.4gを分離できた
。塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを分離しだ液を
16℃まで冷却し、アミノエタンスルホン酸ヲ晶析させ
た。結晶重量と同量の洗浄水を用い潅水にて洗浄した。
アミノエタンスルホン酸の収量は30.5 g (合成
液中のアミノエタンスルホン酸量に対する収率77%)
であった。このアミノエタンスルホン酸中の塩化ナトリ
ウムは45 ppm、硫酸ナトリウムは36 ppmで
あった。
実施例 2 実施例1と同様の反応条件で得たアミノエタンスルホン
酸合成液を80℃で水が130 gとなるまで濃縮を行
った。この液はアミノエタンスルホン酸39.8 g、
塩化ナトリウム38.0 g 、硫酸ナトリウム6.8
gおよび水130.0 gを含んで(・る。この液を1
6°Cまで冷却し、アミノエタンスルホン酸を晶析させ
、こむ結晶を口過した。結晶重量と同量の洗浄水を用い
潅水にて洗浄した。アミノエタンスルホン酸の収量は2
2.3g(合成液中のアミノエタンスルホン酸量に対す
る収率56%)であった。
このアミノエタンスルホン酸中の塩化ナトリウムは40
ppm、硫酸ナトリウムは26 ppmであった。
一方ろ液は、前記と同じ条件で合成したアミノエタンス
ルホン酸合成液にリサイクルして混合した。
この混合液はアミノエタンスルホン酸57.3g1m化
ナトリウム76.0 g、硫酸ナトリウム13.6gお
よび水330.3 gを含んでいる。この混合液を80
℃で水が100.0 gとなるまで濃縮を行ったところ
、塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの結晶が析出し
た。この濃縮液を80℃でろ過したところ、塩化ナトリ
ウム37.0gおよび硫酸ナトリウム66gを分離でき
た。塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを分離した液
を16°Cまで冷却し、アミノエタンスルホン酸を晶析
させた。晶析させた結晶を水767gを用いて3℃で再
結晶した。アミノエタンスルホン酸中の塩化ナトリウム
は14 ppm。
硫酸ナトリウムは11 ppmであった。また、アミノ
エタンスルホン酸の収量は374g(混合液中のアミノ
エタンスルホン酸量に対する収率65%)であった。
比較例 1 塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを分離した、液を
8°Cで冷却し、再結晶に用いる水を802gとした以
外は実施例2と同様の操作を行ったところ、アミノエタ
ンスルホン酸中の塩化ナトリウムは24 ppm、硫酸
ナトリウムは24%であった。
また、アミノエタンスルホン酸の収量は39.1g(混
合液中のアミノエタンスルホン酸量に対する収率68%
)であった。
比較例 2 塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを分離した液を3
8°Gで冷却し、再結晶に用いる水を581gとした以
外は実施例2と同様の操作を行ったところ、アミノエタ
ンスルホン酸中の塩化ナトリウムは20ppm、硫酸ナ
トリウムはi s ppmであった。また、アミノエタ
ンスルホン酸の収量は28,4g(混合液中のアミノエ
タンスルホン酸量に対する収率49%)であった。
【図面の簡単な説明】
第1図はアミノエタンスルホン酸、塩化ナトリウムおよ
び硫酸ナトリウムの三成分が共存する場合のそれぞれの
成分の溶解度曲線である。 また、第2図は上記三成分をそれぞれ単独で水に溶解せ
しめた場合のそれぞれの溶解度曲線である。 両図におし・て曲線(1)はアミノエタンスルホン酸、
曲線(2)は塩化ナトリウム、曲# (3)は硫酸ナト
リウムの溶解度曲線をそれぞれ表している。 特許出願人  三井東圧化学株式会社 第  1  図 温度(°C) 第  2  図 温度(’C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)クロルエチルアミン塩酸塩と亜硫酸ナトリウムを反
    応させてアミノエタンスルホン酸を製造するに際し、反
    応生成液を40〜80℃の温度範囲でろ過し、ひきつづ
    き13〜35℃の温度範囲に冷却してアミノエタンスル
    ホン酸を晶出させることを特徴とするアミノエタンスル
    ホン酸の製造方法。
JP14045984A 1984-07-09 1984-07-09 アミノエタンスルホン酸の製造方法 Pending JPS6122061A (ja)

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