JPS61220346A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPS61220346A
JPS61220346A JP60061490A JP6149085A JPS61220346A JP S61220346 A JPS61220346 A JP S61220346A JP 60061490 A JP60061490 A JP 60061490A JP 6149085 A JP6149085 A JP 6149085A JP S61220346 A JPS61220346 A JP S61220346A
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semiconductor element
resin
semiconductor device
electrode pad
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Hiroshi Ohira
洋 大平
Masayuki Ouchi
正之 大内
Kenichi Yoshida
健一 吉田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、半導体素子を樹脂封止によりパッケージング
した半導体装置とその製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
トランジスタ、IC,LSI等の半導体素子のパッケー
ジング技術の一つとして、樹脂封止法が知られている。
これは半導体素子を樹脂によりモールドし、金、アルミ
ニウム等の金属ワイヤにより引出し電極を取出すもので
、金属キャップによる気密封止法に比べて量産性、経済
性に優れるという特徴がある。
しかしながら、従来の樹脂封止パッケージは引出し電極
である金属ワイヤとモールド樹脂との界面に空隙が生じ
易く、これを通して内部に水分が侵入するため、信頼性
に劣るという問題があり、その対策が望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、半導体素子を樹脂モールドにより封止
した構造でありながら、信頼性に優れた半導体装置とそ
の製造方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明に係る半導体装置は、半導体素子を覆う絶縁性樹
脂からなるパッケージ内に、一端が半導体素子の電極パ
ッド部に接続され、他端が該パッケージ表面上に露出し
た導電性パターンを設け、これを引出し電極とすること
を特徴としている。
また、このような構造の半導体装置を製造する方法とし
て、本発明では電極パッド部を有する半導体素子を該半
導体素子とほぼ同じ厚みを有し、かつ該半導体素子の外
形よりやや大きい孔部を有する絶縁性樹脂フィルムの該
孔部に挿入した後、少なくとも電極パッド部が形成され
た面上に第1の絶縁性樹脂層を形成して熱プレスにより
絶縁性樹脂フィルムと一体化し、次いでこの第1の絶縁
性樹脂層と絶縁性樹脂フィルムとが一体化されてなる樹
脂体の電極パッド部上方部位にコンタクト用孔を形成す
る。そして、この樹脂体上にその一端がコンタクト用孔
を通して電極パッド部に接触するように引出し電極とな
る導電性樹脂パターンを印刷等により形成した後、樹脂
体および導電性樹脂パターン上に、例えば該導電性樹脂
パターンに面した部分に孔を有する第2の絶縁性樹脂層
を形成し熱プレスによりこれら樹脂体および導電性パタ
ーンと一体化すると共に、導電性パターンの他端を露出
させることによって、半導体素子が絶縁性樹脂からなる
パッケージによって覆われ、かつこのパッケージ内に導
電性樹脂パターンからなる引出し電極が設けられた構造
の半導体装置を得る。
本発明において、半導体素子の電極パッド部はAj2等
による単層のものでもよいが、長期にわたる信頼性確保
の観点からへ2等を下地層としてその上にさらに金属層
を1層あるいは2層以上形成し、表面を銅、金、白金、
パラジウム、銀、半田。
ニッケル等の不活性な金属とすることがより望ましい。
パッケージを構成する絶縁性樹脂としては基本的に何で
もよいが、半導体素子に悪影響を与えるような材質(例
えばアルカリ金属イオン、ハロゲン金属イオンを比較的
多量含み、半導体素子のへ2配線部を浸蝕するようなも
の、あるいは硬化時に半導体素子を破壊したり有毒ガス
を浸透させないもの)が望ましいのは勿論であり、かつ
製造プロセスの条件に耐え、電気絶縁性の優れたものが
良く、さらに望ましくは半導体素子との熟ストレスを小
ざくするため熱膨張率が比較的小さくSi等のそれに近
い材質であることが望ましい。
具体的には例えばポリカーボネート樹脂、ポリフ工二レ
ンサルフ1イド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂
、ポリブチレンテレフタレート樹脂。
ポリスルフォン樹脂、ポリアセタール樹脂、4フツ化エ
チレン6フツ化プロピレン樹脂等を挙げることができる
一方、導電性樹脂は絶縁性樹脂に金属粉を混入させたも
のが使用される。この導電性樹脂の樹脂成分としてはパ
ッケージとのなじみをより良くするという観点から、パ
ッケージに使用した絶縁性樹脂と同一、あるいは同種の
材料が好適でおる。
金属粉としては金、白金、パラジウム、銀等の貴金属粉
またはこれらの混合粉、あるいはこれに他の卑金属粉を
混ぜたものが使用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、引出し電極がパッケージと同じく樹脂
を成分としているため、金属ワイヤを引出し電極に使用
する従来の樹脂封止半導体装置と比較して、パッケージ
・引出し電極間のなじみが良く、空隙は極めて生じにく
い。従って、水分の侵入等のおそれがなく、樹脂封止法
の利点を保持しながら信頼性を著しく向上させることが
できる。
また、本発明の製造方法によれば熱プレスにより絶縁性
樹脂からなるパッケージおよび導電性樹脂パターンから
なる引出し電極を一体化するため、導電性樹脂を単に印
刷したままの状態に比べてその導電率が大幅に向上しく
2倍以上)、かつ絶縁性樹脂との密着性が向上して封止
効果を一層良好にすることができる。
〔発明の実施例〕
第1図(a>(b)は本発明の一実施例に係る半導体装
置の平面図および断面図であり、トランジスタ、IC,
LSI等の半導体素子1が絶縁性樹脂からなるパッケー
ジ3内に収納され、さらにパッケージ3内に導電性樹脂
からなる引出し電極4が設けられている。引出し電極4
の各一端は半導体素子1の電極パッド部2に接触し、各
他端はパッケージ3の主表面から露出し該主表面の周部
に沿って配列されている。なお、半導体素子1は裸のチ
ップ状でもよいが、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂等からなる保護膜がコーティングされたも
のでもよい。
第2図〜第4図に本発明の他の実施例に係る半導体装置
を示す。第2図に示す実施例はパッケージ3の側面に主
表面とほぼ直角方向に沿った溝を有し、この溝内に引出
し電極5の露出部を設けたものである。この構造は基板
上に半田付けで半導体装置を実装するのに適している。
第3図に示す実施例は引出し電極6の露出部をパッケー
ジ3の主表面上に格子状に配列形成したものであり、第
1図や第2図の構造に比べて引出し電極露出部の間隔を
より広くとりながら、より多くの引出し電極露出部を配
列できるという利点を持つものである。
一方、第4図の実施例は半導体素子1の裏面(電極パッ
ド部2が形成された面と反対側の面)に接着層7を介し
て金属板またはセラミック板からなる放熱板8を接触さ
せ、この放熱板8の半導体素子1と反対側の面をパッケ
ージ3から露出させたものであり、半導体素子1の放熱
効果を格段に上げることができるという利点を有する。
第4図では第1図の構造を基本にしているが、同様の構
造を第2図あるいは第3図の構造と組合わせることも可
能である。
次に、本発明に係る半導体装置の製造方法を説明する。
第5図は第1図の半導体層の製造工程を示したものであ
る。
まず、半導体素子1として例えば4X4s角。
厚さ0.288のメモリチップを用意し、これを第5図
(a)に示すように半導体素子1とほぼ同じ厚み(例え
ば0.2s程度)を有し、かつ半導体素子1の外形より
やや大きい(例えば4.1×4.1mm角度)の孔12
を有した絶縁性樹脂フィルム11(例えばポリカーボネ
ート樹脂フィルム)の孔12に挿入する。なお、半導体
素子1の電極パッド2は表面層が0.2μm厚程度のA
u膜からなるものとする。
次いで、第5図(b)に示すように少なくとも半導体素
子1の電極パッド部2が形成された面上、図では絶縁性
フィルム11の上下に、第1の絶縁性樹脂層13.14
として例えば厚さ30μm程度のポリカーボネート樹脂
フィルムを静置し、140°Cで3分間加熱後、樹脂圧
10KI/c4でプレスし、この加圧状態で冷却した。
この工程により第5図(C)に示すように、絶縁性樹脂
フィルム11と第1の絶縁性樹脂層13.14とが一体
化され、この一体化された樹脂体15内に半導体素子1
が埋め込まれた構造のものが得られた。
次いで、1.06μmの波長を持つ Nd:YAGレー
ザ装置(東芝製レーザトリマーLAY711)を用い、
ビーム径50μm、平均出力5Wでパルス状のレーザビ
ームを樹脂体15の電極パッド部2の上方部位に照射し
て、この部分に第5図(d)のように60μmφのコン
タクト用孔16を形成した。
次に、平均粒径3μmの銀粉92重量部と、シクロへキ
サノン/ブチルカルピトールアセテートの混合溶剤に溶
解させたポリカーボネート樹脂8重量部とを混線調製し
た導電性樹脂ペーストを所定パターンに印刷して乾燥さ
せ、第5図(e)に示すように第5図(d)の工程で形
成したコンタクト用孔16を通して電極パッド部2と一
端が接触した導電性樹脂パターン17を形成した。
次いで第5図(f>に示すように、導電性樹脂パターン
17に面し、かつ第1図にあける引出し電極4のパッケ
ージ3からの露出部に相当する位置に1sX0.5mの
角形の孔19を有する100μm厚のポリカーボネート
樹脂フィルムからなる第2の絶縁性樹脂層18を樹脂体
15上に位置合せして静置し、また樹脂体15の裏面側
には孔のない100μm厚のポリカーボネート樹脂フィ
ルムからなる第3の絶縁性樹脂層20を静置して、第5
図(C)の工程と同一条件で熱プレスを行なった。これ
により第5図(q)に示すように、樹脂体15と第2お
よび第3の絶縁性樹脂層18.20が一体化されると共
に、この一体化された樹脂体21内に樹脂体21と強固
に密着した状態で導電性樹脂パターン17が埋め込まれ
、かつこの導電性樹脂パターン17の他端が樹脂体21
の表面から露出した構造のものが得られた。
この第5図(f>の構造体を破線で示す位置で8sX8
m角となるように切断することによって、第1図に示し
た半導体装置を得ることができた。
なお、この半導体装置の厚さは500μmであり、また
引出し電極4の数は32個とした。この装置について動
作試験を試みたところ、正常に動作することが確認され
た。
次に、第2図〜第4図に示した半導体装置の製造方法に
ついて述べる。第2図に示した半導体装置の製造工程を
説明すると、第5図(a)〜(e)の工程までは先と同
じであり、第5図(f>の工程における第2の絶縁性樹
脂層18の代りに孔19のない絶縁性樹脂層を使用し、
加熱プレス後、引出し電極5の露出部に相当する位置に
0.6#φの孔を32個形成し、その孔内に導電性樹脂
ペーストを浸透させてスルーホール加工し、吃燥後、切
断線がスルーホールの中心を通るように8MX8M角の
大きさに切断した。これによりスルーホールの直径方向
の半分がパッケージ3の側面上に溝状に引出し電極5と
して露出した、第2図に示す構造の半導体装置が得られ
た。
次に、第3図に示した半導体装置の製造工程を説明する
と、やはり第5図(a)〜(e)の工程まで同じとし、
(e)の工程後加熱プレスしてから導電性樹脂ペースト
を端部が格子状に配列されるように印刷し、次いで1.
25mピッチで0.6!H1φの孔を6X6個格子状に
形成した厚さ30μmのポリカーボネートフィルムを当
て、再度加熱プレスした後、7MX7Mの大きざに切断
した。
さらに、第4図に示した半導体装置の製造工程を説明す
ると、放熱板8として例えば板厚0.3履で8MX8M
の大きさのタングステン板を用意し、これに接着層7と
して導電性銀ペースト(デュポンファーイースト社製コ
ンダクタ−ペースト683B )を塗布し、この塗布面
を半導体素子1の裏面に押圧してから200℃、1時間
で加熱硬化させることによって半導体素子1と放熱板8
とが一体化されたものを予め作製し、これを放熱板8面
に薄く接着剤(住友スリーエム社製スコッチウェルドJ
A−7370>を塗布したものを使用して、第5図とほ
ぼ同様の工程を実施した。但し、その場合は放熱板8の
表面を露出させる必要から、第5図にあける裏面側の絶
縁性樹脂層14.20等は形成しなかった。
なあ、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が
可能であり、例えば前述のようにして得られた半導体装
置を他の半導体装置と接続する場合は、先の説明と同様
に導電性樹脂パターンによって接続を行なえばよい。ま
た、他の半導体装置と半田で接続することも可能であり
、その場合においては例えばポリスルフォン樹脂のよう
な耐熱性のある絶縁性樹脂をパッケージ材料に使用し、
引出し電極の端部にcu、N i、AU等の無電解メッ
キを施せばよい。この場合、ポリスルフォン樹脂は透明
度が高いので、フェイスダウンボンディングで基板上に
実装する場合でも半田ブリッジを目で確認できるという
利点があり、このような確認のできない従来のフェイス
ダウンボンディング方式で実装を行なうフリップチップ
素子等の半導体装置に比べ製造上有利でおる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の第1の実施例に係る半導
体装置の平面図および断面図、第2図(a>(b)は本
発明の第2の実施例に係る半導体装置の平面図および側
面図、第3図は本発明の第3の実施例に係る半導体装置
の平面図、第4図は本発明の第4の実施例に係る半導体
装置の断面図、第5図(a)〜(Q)は本発明の実施例
に係る半導体装置の製造方法を説明するための工程図で
ある。 1・・・半導体素子、2・・・電極パッド部、3・・・
絶縁性樹脂からなるパッケージ、4・・・導電性樹脂パ
ターンからなる引出し電極、11・・・絶縁性樹脂フィ
ルム、12・・・孔、13.14・・・第1の絶縁性樹
脂層、15・・・樹脂体、16・・・コンタクト用孔、
17・・・導電性樹脂パターン、18・・・第2の絶縁
性樹脂層、19・・・孔、20・・・第3の絶縁性樹脂
層、21・・・樹脂体。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1WJ 第2図 第3図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極パッド部を有する半導体素子と、この半導体
    素子を覆う絶縁性樹脂からなるパッケージと、このパッ
    ケージ内に設けられ、一端が前記半導体素子の電極パッ
    ド部に接合され、他端が該パッケージ表面上に露出した
    導電性樹脂パターンからなる引出し電極とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. (2)前記半導体素子はその表面の一部が放熱板に接触
    して設けられたものであり、該放熱板の一部が前記パッ
    ケージの表面から露出して設けられていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。
  3. (3)前記引出し電極の前記パッケージ表面からの露出
    部が該パッケージの主表面上周部に配列されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。
  4. (4)前記引出し電極の前記パッケージ表面からの露出
    部が該パッケージの側面上に主表面とほぼ直角方向に沿
    って形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体装置。
  5. (5)前記引出し電極の前記パッケージ表面からの露出
    部が該パッケージの主表面上に格子状に配列されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装
    置。
  6. (6)電極パッド部を有する半導体素子を該半導体素子
    とほぼ同じ厚みを有し、かつ該半導体素子の外形よりや
    や大きい孔部を有する絶縁性樹脂フィルムの該孔部に挿
    入する工程と、前記半導体素子の少なくとも前記電極パ
    ッド部が形成された面上に第1の絶縁性樹脂層を形成し
    熱プレスにより前記絶縁性樹脂フィルムと一体化する工
    程と、この第1の絶縁性樹脂層と前記絶縁性フィルムと
    が一体化されてなる樹脂体の前記電極パッド部上方部位
    にコンタクト用孔を形成する工程と、前記樹脂体上にそ
    の一端が前記コンタクト用孔を通して前記電極パッド部
    に接触するように引出し電極となる導電性樹脂パターン
    を形成する工程と、前記樹脂体および前記導電性樹脂パ
    ターン上に第2の絶縁性樹脂層を形成し熱プレスにより
    該樹脂体および導電性樹脂パターンと一体化すると共に
    、前記導電性樹脂パターンの他端を露出させる工程とを
    備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. (7)前記第2の絶縁性樹脂層が前記導電性樹脂パター
    ンの面した部分に孔を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第6項記載の半導体装置の製造方法。
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