JPS61220318A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPS61220318A
JPS61220318A JP6111685A JP6111685A JPS61220318A JP S61220318 A JPS61220318 A JP S61220318A JP 6111685 A JP6111685 A JP 6111685A JP 6111685 A JP6111685 A JP 6111685A JP S61220318 A JPS61220318 A JP S61220318A
Authority
JP
Japan
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capacitor
weight
insulating oil
dielectric loss
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP6111685A
Other languages
English (en)
Inventor
西垣 克巳
中嶋 平之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンデンサとくに金属化紙ポリプロピレン
フィルムコンデンサニ関スる。
従来の技術 従来から、コンデンサ油として鉱物油、アルキルベンゼ
ンなどの炭化水素系油、ジオクチルフタレート、ジオク
チルアジペートなどを単独もしくは、混合して用いてい
た。〔例えば特公昭62−513623号公報、特公昭
54−15158号公報〕また、絶縁油中の残留不純物
や分解生成物と化学反応して、連鎖分解反応を止める事
を目的に、エポキシ化学物やフェノール系安定剤等を前
記絶縁油と混入する事が提案されている。〔例えば特公
昭!2−13623号公報、特公昭52−24239号
公報、特開昭53−35999号公報、特開昭154−
16158号公報〕 発明が解決しようとする問題点 金属化紙ポリプロピレンフィルムコンデンサの特徴は9
両面金属化紙とポリプロピレンフィルムとが積層巻回さ
れているため絶縁油は両面金属化紙表面の凹凸によって
生ずる空隙に沿って含浸されるので、ポリプロピレンフ
ィルムと両面金属化紙との空隙部を容易に浸す事ができ
、絶縁油の含浸性は極めて良好である。しかしポリプロ
ピレンフィルムは絶縁油を浸漬した時の膨潤が大きく、
この結果ポリプロピレンフィルムと両面金属化紙間の絶
縁油層の厚みが薄くなり、絶縁油の含浸性が経時的に悪
化する。またコンデンサの自己回復作用時に発生する分
解ガスが、ポリプロピレンフィルムと両面金属化紙間の
絶縁油と容易に置換しうる為の含浸性については絶縁油
の粘度に関係する。絶縁油の粘度が高い程この含浸性は
悪化する。
さらにこの含浸性はポリプロピレンフィル、に対する膨
潤性の大きい絶縁油はど悪化する。以上による含浸性の
悪化がコンデンサの部分放電開始電圧の著るしい低下の
原因となり、コンデンサの高電位傾度設計を制約した。
また前記の安定剤は絶縁油やコンデンサそのものの長期
安定性を確保するにすぎない。金属化紙ポリプロピレン
フィルムコンデンサ、特に亜鉛蒸着した金属化紙ポリプ
ロピレンフィルムコンデンサを高温、高電圧下で使用す
る場合、コンデンサの誘電損失値(tanδ)は悪く、
また誘電損失値の時間低下特性も悪い為に発熱によシ、
コンデンサの熱破壊に至る場合があシ、コンデンサの高
電位傾斜度設計が制約されるという問題点があった。
本発明は前記問題点を解決するために、金属化紙ポリプ
ロピレンフィルムコンデンサの部分放電開始電圧の改善
を図9、高温、高電圧下での誘電損失値特性を向上させ
、また誘電損失値の時間低下特性を向上させて、高電圧
課電時の熱破壊を抑止する事によって、コンデンサの高
電位傾度設計を可能にするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、両面金・風化紙
とポリプロピレンフィルムとを積層巻回してなるコンデ
ンサ素子に、フタル酸ジオクチル90〜50重量%と7
工ネチルクメン1o〜50重量%とを混合してなる混合
絶縁油にチタネートカップリング剤とエポキシ化亜麻仁
油を混入した絶縁油を含浸してコンデンサを構成してな
るものである。
作   用 発明者らはフタル酸ジオクチルを90〜50重量%と7
工ネチルクメン10〜50重量%を混合する事によシ、
フェネチルクメンの持つ高膨潤性を抑え、且つフタル酸
ジオクチルの持つ高粘度性を抑える事により含浸性を向
上させて、コンデンサの寿命に大きく影響する部分放電
開始電圧を向上させた。
また、チタネートカップリング剤とエポキシ化亜麻仁油
を前記混合絶縁油に混入する事によシ、コンデンサの高
温・高電圧下の誘電損失値を低下せしめるとともに、誘
電損失値時間低下特性を改善する事ができた。
チタネートカップリング剤としては次のようなものがあ
る。
インプロピルトリイソステアロイルチタネート。
イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネー
ト、イソプロピルトリスチタネート、テトライソグロビ
ルビスチタネート、インブロビルトリオクタイノルチタ
ネート、テトラビスホスファイトチタネート、ビスオキ
シアセテートチタネート等がある。
チタネートカップリング剤およびエポキシ化亜麻仁油の
混入量は、コンデンサの使用用途や使用条件などによっ
て異なるが、好ましくは、チタネートカップリング剤を
0.005〜0.05重量%。
エポキシ化亜麻仁油をO,S〜5重量%の混入量の場合
が大きな効果を示す。
実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
(実施例1) 第1図に亜鉛蒸着した両面金属化紙を電極とし、ポリプ
ロピレンフィルムを誘電体とした静電容量が20μFの
コンデンサに於いて、周囲温度7゜°C2電位傾度11
0v/μm とし9課電時間500時間経過後の部分放
電開始電圧とフタル酸ジオクチルに対するフェネチルク
メンの重量%の関係を示す。なおチタネートカップリン
グ剤は0.02重量%、エポキシ化亜麻仁油は3重量%
をそれぞれ混入した。
第1図に示す様にフェネチルクメンの重量%が0〜10
%あるいは50〜100%の範囲では部分放電開始電圧
の低下が著るしく、10〜50チの範囲では部分放電開
始電圧の改善を図る事が可能となった。
なおチタネートカップリング剤をo、 oos〜0.0
6重量%、エポキシ化亜麻仁油を0.5〜5重量チをそ
れぞれ混入した場合においても上記の部分放電開始電圧
の改善が得られる。
(実施例2) 亜鉛蒸着をした両面金属化紙を電極とし、6μm厚みの
ポリプロピレンフィルムを誘電体として積層巻回したコ
ンデンサ素子にフタル酸ジオクチルを68重量%とフェ
ネチルクメンを29重量%を混入してなる混合絶縁油に
チタネートカップリング剤とエポキシ化亜麻仁油を混入
して、含浸油として含浸し、静電容量が25μFのコン
デンサを製作した。
第2図および第3図に於いて、前記混合絶縁油にエポキ
シ化亜麻仁油とともに混入させるチタネートカップリン
グ剤がインプロピルトリイソステアロイルチタネートと
したコンデンサをAとし、ビスオキシアセテートチタネ
ートとしたコンデンサをBとし、それぞれチタネートカ
ップリング剤0.02重量%、エポキシ化亜麻仁油3重
量%を混入して含浸した。また比較の為、従来例として
チタネートカップリング剤およびエポキシ化亜麻仁油を
混入しないフタル酸ジオクチル99重量%とエポキシ化
大豆油1重量係である混合絶縁油を含浸したコンデンサ
をCとし、さらに絶縁油としてフタル酸ジオクチルのみ
を含浸したコンデンサをDとした。第2図はこれら4種
類のコンデンサA〜Dの周囲温度が10o″Cにおける
誘電損失値の電圧依存性を測定した結果である。第2図
よりフタル酸ジオクチルのみを含浸したコンデンサD。
およびチタネートカップリング剤とエポキシ化大豆油を
混入しないで、エポキシ化大豆油を含むフタル酸ジオク
チルを含浸した従来例のコンデンサCにおいて誘電損失
値が高電圧になると急激に悪化している。
ただしコンデンサCはコンデンサDよりわずかに良い。
また第3図は前記A−Dの各コンデンサを周囲温度1o
O°Cで電位傾度110v/μmを課電した時の誘電損
失値の時間低下特性を示す。第3図より、チタネートカ
ップリング剤とエポキシ化亜麻仁油を混入したフタル酸
ジオクチルと7エネチルクメンを混合した混合絶縁油を
含浸したコンデンサAおよびBは課電後ただちに誘電損
失値が低下しているが、チタネートカップリング剤とエ
ポキシ化亜麻仁油を含まないでエポキシ化大豆油を含む
フタル酸ジオクチルのみを絶縁油として含浸した従来例
のコンデンサCは誘電損失値は徐々に上昇してゆき破壊
する。またフタル酸ジオクチルのみを絶縁油としてコン
デンサに含浸したコンデンサDも誘電損失値が課電後直
に上昇して破壊する。
以上の誘電損失値の電圧依存性、誘電損失値の時間低下
特性により従来例のコンデンサC,Dは高電位傾度設計
にすると課電時の誘電損失による発熱が起こり、高電位
傾度設計が困難であったが、コンデンサA、Bはより高
電圧使用に耐える事が可能であり、従来例のコンデンサ
C,Dと比較して高電位傾度設計が可能となる。
での破壊電圧を示す。
表1 なおステップ・アップ昇圧耐電圧試験は電圧400Vよ
りコンデンサに課電を始め、1時間課電毎にsoVずつ
昇圧した。
表1より本発明実施例のコンデンサA、Bが従来例のコ
ンデンサC,Dに比較して耐電圧特性に優れているのは
、第2図、第3図に示したように高温、高電圧下での誘
電損失値が小さく、誘電損失値の時間低下特性が良好で
発熱が小さいためである。
また他のチタネートカップリング剤についても同様な効
果を得る事ができた。
発明の効果 以上のように本発明は両面金属化紙とポリプロピレンフ
ィルムとを積層巻回されたコンデンサ素子に絶縁油を含
浸したコンデンサの特に高温、高電圧下での誘電損失値
特性を改善するとともに、誘電損失値の時間低下特性を
改善し、さらに部分放電開始電圧を改善する事によシ、
寿命特性を改善する事が可能となるので高電位傾度設計
可能なコンデンサを提供する事ができ、きわめて優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はフタル酸ジオクチルとフェネチルクメンの混合
総量に対するフェネチルクメンの重量%と部分放電開始
電圧の関係を示す特性図、第2図は本発明の実施例およ
び従来例の含浸剤を含浸したコンデンサの誘電損失値の
電圧依存性の特性図、第3図は本発明の実施例および従
来例の含浸剤を含浸したコンデンサの誘電損失値の時間
低下特性図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 課電電圧(V)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 両面金属化紙とポリプロピレンフィルムとを積層巻回し
    てなるコンデンサ素子に、フタル酸ジオクチル90〜5
    0重量%とフェネチルクメン10〜50重量%を混合し
    てなる混合絶縁油にチタネートカップリング剤とエポキ
    シ化亜麻仁油を混入した絶縁油を含浸したコンデンサ。
JP6111685A 1985-03-26 1985-03-26 コンデンサ Pending JPS61220318A (ja)

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JP6111685A JPS61220318A (ja) 1985-03-26 1985-03-26 コンデンサ

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