JPS6139315A - コンデンサ用含浸剤 - Google Patents

コンデンサ用含浸剤

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JPS6139315A
JPS6139315A JP15961484A JP15961484A JPS6139315A JP S6139315 A JPS6139315 A JP S6139315A JP 15961484 A JP15961484 A JP 15961484A JP 15961484 A JP15961484 A JP 15961484A JP S6139315 A JPS6139315 A JP S6139315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
capacitors
immersed
capacitor
agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP15961484A
Other languages
English (en)
Inventor
西垣 克已
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15961484A priority Critical patent/JPS6139315A/ja
Publication of JPS6139315A publication Critical patent/JPS6139315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンデンサ用の含浸剤に関する。
従来例の構成とその問題点 従来から、コンデンサの含浸剤として各種の絶縁油が提
案され実用化されてきた。その多くはフタル酸エステル
、脂肪酸エステル等のエステル系油、あるいはAB、A
N等のフルキルジフェニール、鉱物油、ポリブテン等の
炭化水素系油およびシリコーン油などが用いられてきた
。しかし、これらの油を単独あるいは複合してもちいる
だけでは長期使用中の電気的、熱的エネルギーによる含
浸剤の劣化や、その劣化生成物によって、また分解反応
を進めるといった連鎖分解反応を起こす。
このため、初期の電気特性を長期にわたり維持できなく
なる。したがって、特公昭52−13623号公報では
エポキシ化合物を、特開昭53−3599号公報ではフ
ェノール系安定剤とエポキシ系安定剤の両方を、特開昭
54−16658号公報では金属石けん系安定剤をそれ
ぞれ有効量添加してなる縁縁油を提供している。
これらは、前述したようにコンデンサを長期間使用して
いるうちに起こる連鎖分解反応を止める安定剤を添加剤
として添加した含浸剤であり、初期のコンデンサの電気
特性を長期にわたって維持するという効果が得られるも
のであるが、油浸コンデンサの誘電損失値(tanδ)
を著しく改良するものではなく、むしろ、これ・らの安
定剤は、含浸剤の劣化生成物を捕獲する目的で各種の反
応性の官能基を有しており、混入量を増加した含浸剤に
よる油浸コンデンサでは、長時間使用における劣化生成
物の捕獲率は高まり信頼性は向上するが、逆に油浸コン
デンサのtanδはむしろ悪くなる。従って安定剤はそ
れぞれの含浸剤に適した量を添加しているが、油浸コン
デンサのjanδ値の改良にはいた 。
らす、特に高温・高電圧域でのコンデンサのjanδ値
は、やはシ悪くなる欠点を有していた。
高温高電圧下でjanδ値が大きくなると、コンデンサ
が発熱し、熱的破壊を起こ□すため、高電位傾度設計に
制約されるという問題点があった。
発明の目的 本発明は、前記欠点に鑑み、油浸コンデンサの高温高電
圧下でのtanδ値特性全特性し、高電圧課電時の熱破
壊を抑止することにより、油浸コンデンサの高電位傾度
設計を可能にする安定剤混入の含浸剤を得ることを目的
とするものである。
発明の構成 この目的を達成するために本発明は、主含浸剤とそれに
添加される2種類の安定剤とから構成する。主含浸剤は
前述のエステル系油、アルキルジフェニール、炭化水素
系油、シリコーン油などを単独、あるいは混合して用い
る。
安定剤としてチタネートカップリング剤とエポキシ化合
物を用いる。
上記チタネートラップリング剤としては、イソプロピル
トリインステアロイルチタネート、イソシロピルトリド
デシルベンゼンスルホニルチタネート、インプロピルト
リスチタネート、テトライソプロピルビスチタネート、
テトラビス史スファイトチタネート、ビスオキシアセテ
ートチタネート、イソプロビルトリオフタイノルチタネ
ート。
等があり、エポキシ化合物の例としては、エポキシヘキ
サヒドロンタル酸ジインデシル、エポキシ化大豆油、エ
ポキシ化亜麻仁油、エポキシ化脂肪酸エステル等がある
本発明のコイデンサ用含浸剤はこのように主含浸剤にチ
タネートカップリング剤とエポキシ化合物をそれぞれ少
なくとも1種類有効量添加したものである。その添加量
は添加剤の種類、コンデンサの使用条件によって異るが
、一般的には0.02wt%以上ある事が必要で、好1
しくけチタネートカップリング剤は0.05wt4以上
、エポキシ化合物は0.5wt%以上がよい。チタネー
トカップリング剤は1チまでエポキシ化合物は5%まで
は混入の効果が大きく、高温高圧下での帥δ値特性の向
上が著しい。しかし、それ以上添加しても添加量に比例
したjanδ値特性値数性が見られず、経済的でない。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面に沿って説明する。
一般に広く用いられている、例えば亜鉛の両面金属蒸着
紙を電極とし、6μm厚のポリプロピレンフィルムを誘
電体としたコンデンサ素子を用い、主含浸剤は、フタル
酸エステルを用い、チタネートカップリング剤をエポキ
シ化合物を安定剤として添加した含浸剤を含浸し、油浸
コンデンサを静電容量20μFで製作した。チタネート
カップリング剤、エポキシ化合物は第1表に示す通り添
加した。
なお、同時に安定剤としてチタネートカップリング剤の
もの、エポキシ化合物だけのものも従来例として比較の
ために製作した。
表1 これらの4種類A−Dの含浸剤を含浸した油浸コンデン
サの90″Cにおけるjanδ値の電圧依存特性を図に
示す。この図より、チタートヵップリング剤だけの安定
剤C1およびエポキシ化物だけの安定剤りの含浸剤の油
浸コンデンサの10.0″Cのjanδ値は高電圧にな
ると急激に悪くなっていることがわかる。
このjanδ値の電圧依存性により高電位傾度設計にす
ると、課電時tanδanδらの大きな発熱が起こり、
熱破壊が生じ、より経済的な高電位傾度設計が困難であ
った。一方、本発明の含浸剤A、Bの油浸コンデンサの
高電圧域でのjanδ値は、従来の含浸剤の油浸コンデ
ンサC,Dに比べ、著しく小さくなっている。
このことより本発明による含浸剤A、Bの油浸コンデン
サは、よシ高圧使用に耐えることができ、従来の含浸剤
C,Dの油浸コンデンサに比べ、高電位傾度設計が可能
となることがわかる。
なお第2表は前記含浸剤A、B、C,Dの油浸コンデン
サを100″C中でステップ・アップ昇圧耐圧試験を行
った結果を示す。
第2表 第2表より、本発明の含浸剤A、Bの油浸コンデンサの
耐電圧性が従来の含浸剤C,Dの油浸コンデンサに比べ
すぐれているのは、図で示した高温高電圧域でのjan
δ値が小さく、発熱が少ないためである。従って、本発
明の含浸剤A、Bによる油浸コンデンサは、従来の含浸
剤C,Dの油浸コンデンサに比べ高電位傾度設計可能な
コンデンサとなることが認められる。
主含浸剤の種類が異なっても本発明の含浸剤は同様の効
果がある。また他のチタネートカップリング剤と他のエ
ポキシ化合物の混入においても同様の効果が得られる。
発明の効果 以上のように本発明は、油浸コンデンサの高温高圧下で
の1.anδ値特性を改良することにより、熱的劣化促
進を抑え、かつ従来にない高電位傾度設計可能な油浸コ
ンデンサを提供できる優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例および従来例の含浸剤を含浸した油
浸コンデンサのjanδ値を示す特性図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名づ龜
τ圧(V) 手続補正書 昭和/θ年2り/ダ日 特許庁長官殿        汐匈 1事件の表示 昭和69年特許願第 159614号 2発明の名称 コンデンサ用含浸剤 3補正をする者 事件との関係      特  許  出  願  人
任 所  大阪府門真市大字門真1006番地名 称 
(582)松下電器産業株式会社代表者    山  
下  俊  彦 4代理人 〒571 住 所  大阪府門真市大字門真1006番地松下電器
産業株式会社内 6補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第4頁第2行の「チタネートラップリング
剤」ヲ「チタネートカップリング剤」に補正いたします
。 (2)同頁第17行〜第18行の「0.02wt%」を
「0.005wt%」に補正いたします。 (3)同頁第19行の「o、05wt%ji「o、o2
wt%」に補正いたします。 (4)同第5頁第1行の「1%」を「0.6%」に補正
いたします。 (@ 同第6頁の表1を下記のように補正いたします。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 安定剤として、チタネートカップリング剤とエポキシ化
    合物とを混入したことを特徴とするコンデンサ用含浸剤
JP15961484A 1984-07-30 1984-07-30 コンデンサ用含浸剤 Pending JPS6139315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15961484A JPS6139315A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 コンデンサ用含浸剤

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JP15961484A JPS6139315A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 コンデンサ用含浸剤

Publications (1)

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JPS6139315A true JPS6139315A (ja) 1986-02-25

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ID=15697559

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JP15961484A Pending JPS6139315A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 コンデンサ用含浸剤

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