JPS61217450A - 薄板用搬送位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プリント基板のような薄板に加工を施すため
の加工位置へ薄板を搬入し、位置決めし、加工後に搬出
する薄板用搬送位置決め装置に関する。

（従来の技術） 薄板用搬送位置決め装置の従来例を第８図に基づいて説
明する。

２０は上側基板に設けた上ロールであシ、２１は下側基
板に設けた下ロールであシ、２２はセンサーである。

薄板Ａは、上・下ロール２０．２１間に挟装されて、上
・下ロール２０．２１のいずれかを駆動ロールとして該
両ロール２０．２１の回転によって加工位置へ搬送され
てくる。そして、センサーｚ２による薄板Ａの検出、あ
るいは上・下ロール２０，２１の所定回転角度の検出に
よって、駆動ロール２０または２１の回転を停止させ、
薄板ムの加工位置への位置決めがなされている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のような従来の薄板用搬送位置決め装置においては
、下記のような問題点があった。

（イ）薄板が上・下ロールの摩擦力に上って搬送される
ため、薄板の材質の相違、表面状態の変化等によって摩
擦係数値が変化し、ロールとの間において滑シを生じ易
い。

（ロ）また、滑シを生じさせないためには、薄板の搬送
速度を極力低速とすることを要し、搬送サイクルを向上
できない。

（／−１薄板の位置検出後の駆動ロールの停止までに時
間のばらつきを生じ、位置決め精度が悪い。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、従来装置における上記のような欠点を解決し
て、薄板の搬送速度が安定して早く、しかも位置決め精
度の良好な薄板用搬送位置決め装置を提供するものであ
シ、その構成は下記の通シである。

トルクモータにて回転駆動される駆動ホイールと従動ホ
イールとに巻回された少なくとも一対の巻回帯に、相対
向する一組の送り爪の複数組を固定し、前記巻回帯の上
方に位置し、前記送り爪を上方に突出させて通過させる
通孔を有し、送り爪に係止して薄板がその上面を移動す
る搬送台を設置すると共に、搬送台の薄板の送り出し側
に間隔をおいて搬送台上の薄板の移動速度よりは早い送
り出し速度を有する搬出装置を配置し、搬送台と搬出装
置との間に昇降装置にて上下動して薄板を係止し得るス
トン・ぞ−を設けた薄板用搬送位置決め装置である。

（作　用） 搬送台上に薄板を載置し、トルクモータを回転駆動させ
れば、駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回された
一対の巻回帯が回転し、巻回帯の相対向する位置に固定
された一組の送り爪が薄板の後端面に係止して搬送台上
の薄板を移動させる。

そして、薄板は昇降装置にて上昇位置にあるストツノ瘤
−に先端面を当接して移動を停止し、位置決めされて加
工される。加工終了後にストクツ−を下降させれば、ト
ルクモータは直ちに回転駆動し、薄板は一組の送り爪に
て移動させられ、薄板の移動速度よりは早い送り出し速
度を有する搬出装置にて速やかに搬出され、かつ次位の
一組の送り爪にて別の薄板が搬送される。

（実施例） 本発明に係る薄板用搬送位置決め装置の一実施例を第１
図、２図に基づいて説明する。

１ａ、ｌｂは、基盤２５上に設けた一対の支持台２ａ　
、２ｂに支承された駆動軸ｌに固定された一対の駆動ホ
イールで６１７、実施例では駆動スプロケットである。

ｌ’ａ、ｌ’ｂは一対の支持台２′ａ。

ｒｂに支承された従動軸１′に固定された従動ホイール
であり、実施例では一対の従動スプロケットである。両
スプロケットｌａ、ｌ’ａおよびｌｂ。

１’　ｂ間には、それぞれ一対の巻回帯としてエンドレ
スチェーン３ｍ、３ｂを巻回しである。そして両エンド
レスチェーン３ａ　、３ｂに直交させて固定具４を適当
個数（図上では２個）固定し、各固定具４の両端部には
、それぞれエンドレスチェーン３ａ　、３ｂの移動方向
と直交する送り爪５ａ。

ｓｂｌに外方に向けて固定しである。６は上面に薄板Ａ
が載置されて摺動搬送される搬送台であシ、基盤２５上
に設けた支持柱に支持されて、エンドレスチェーン３ａ
、３ｂと若干の間隔をおいて上方に位置し、少くとも該
チェーン３ａ　、３ｂの移動範囲を覆い、かつ両側に各
送り爪５ａ、５ｂが通過する細長の通孔６ｍ、６ｂを設
けである。そして、搬入部（イ）と位置決め部（ロ）と
に区分される。

７は位置決め部（ロ）の先端側に位置して、搬送台６と
ほぼ同じ巾を有する薄板Ａのストツノ−であシ、昇降装
置にて上下動し、その上昇時には搬送台６の上面より上
方に位置する。実施例にあっては、−ストン・Ｒ−７は
空気圧または油圧を駆動源とするシリンダ８のピストン
棒８ａの先端に固定されている。

（）Ｊは位置決め部（ロ）に連絡して薄板人を受取る搬
山部で１７、その装置は次のように構成されている。基
盤２５上に固定された一対の支持台に、軸９＆にて回転
自在に支承され、その最高の高さが搬送台６上面の延長
線上となる下ロール９と、基盤２５上に固定された一対
の支持台１０ａ　、１０ｂに軸１０ｃにて回転自在に支
承され、下ロール９とほぼ同じ高さに位置し、下ロール
９との軸間隔を薄板人の受取り可能な範囲内とする受ロ
ール１０と、受ロール１０の上方に位置して支持台１０
ｍ、１０ｂに揺動可能に軸支され、九一対の腕Ｌｉｔ、
ｌｌｂの先端部に回動可能に軸支されて下ロール９に接
触し得る上ロール１２と、両腕１１ａ、ｌｌｂの中間部
上基盤２５側との間に張設されて上ロール１２を下ロー
ル９に向けて付勢するばね１３とよプなっている。

そして、駆動軸１の一端は、カップリング１４ａを介し
てトルクモータ１４に連結されている。

また下ロール９は、軸９ａの端部に固定した従動スプロ
ケツ）９ｂと、駆動軸１の他端に設けられて従動スプロ
ケット９ｂよりは大径の駆動スプロケツ）ｌｃとの間に
張設されたエンドレスチェーン１５によって回転させら
れる。従って、送り爪５ａ、５ｂの移動による薄板Ａの
移動速度よシも上・下ロール１２．９による薄板Ａの送
り出し速度を早くしである。

次に作用を第３図〜７図に基づいて説明する。

一対のエンドレスチェーン３ａ、３ｂに３組の送り爪５
ｍ、５ｂ、５ｍ’、５ｂ’、５／、５１／ｌ−設けであ
る。

第３図に示すように、搬送台６の搬入部（イ）に薄板Ａ
１を載置し、ストツノ９−７を上昇位置として図外のト
ルクモータを回転駆動させれば、両駆動スプロケットｌ
ａ、ｌｂが回転し、一対のエンドレスチェーン３ｍ　、
３ｂの回転につれて両送り爪５ｍ、５ｂが薄板Ａ１の後
端面に係止して薄板＾１を位置決め部（ロ）に搬送し、
薄板Ａ、は先端面をストッパー７に当接して位置決めさ
れる（第４図参照）。

そして、薄板Ａ１の加工中に次位の薄板Ａ、を搬送台６
の搬入部（イ）に載置する。位置決め部（Ｃ９での薄板
Ａ、の加工終了後に、ストツノぐ−７を下降させれば、
図外のトルクモータは直ちに回転を開始し、送り爪５ａ
、５ｂにて薄板Ａ□を搬出部の上・下ロール１２．９に
向けて送り出すと共に薄板Ａ、は次位の送り爪５　ｍ’
　、　５　ｂ’にて位置決め部（ロ）へと搬送される（
第５図参照）。次いで、薄板Ａ１は、上・下ロールｌ　
２　、９に挟装されてはね１３（第２図参照）にて上・
下ロール１２，９から摩擦力を受け、かつ下ロール９は
、駆動スゾロケツ）１ｍ。

１ｂよりは回転の早い従動スプロケツ）９ｂ（第１図参
・照）にて回転させられているので、次位の薄板Ａ２が
位置決め部（ロ）に到達する以前に位置決め！Ｉｓ（ロ
）から送り出される（第６図参照）。次いで、ストッパ
ー７が上昇して薄板Ａ３を位置決め部（ロ）に停止させ
る状態になる（第７図参照）。

上記のようにして、次々と薄板Ａを位置決め部をそれぞ
れ駆動プーリーおよび従動プーリーとし、巻回帯３ａ、
３ｂをエンドレスヘルドとすることもできるし、−ｍの
送り爪５ｍ、５ｂを固定具４を介さずに一対の巻回帯３
ａ、３ｂの対向位置に直接に固定してもよい。

また、下ロール９の駆動を独立駆動装置にて行なっても
よく、あるいは、送り爪５ｍ、５ｂによる薄板の送り速
度よシ早く回転しているエンドレスペル）１−各ロール
に替えて搬出部（／１に設けてもよい。

更には、ストツ・ぐ−７の昇降装置はカム式とすること
もできる。

（発明の効果） 上記の説明によって理解されるように、本発明によれば
下記のような効果が得られる。

（イ）薄板は、送り爪に押されて移動するので、滑りを
生じることなく確実に搬送される。

（ロ）薄板の位置決めは、薄板の後端面が送り爪にて一
定力で押圧され、先端面がストッパーに当接し、移動を
阻止されてなされるので位置決めの精度が向上する。

（１搬送台の位置決め部からの薄板の搬出と、位置決め
部への搬入とが、ストッノセーの下降動作によってトル
クモータの制動が解除されると同時になされ、かつ薄板
が滑シを生ずる懸念がないので、搬送速度を従来に比し
て向上させて搬送サイクル時間を短縮でき、生産性が向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る薄板用搬送位置決め装置の平面図
、第２図は第１図のＩ−１線断面図、第３図〜７図はそ
れぞれ作用説明図、第８図は従来の薄板用搬送位置決め
装置の概略図である。 ｌ：駆動軸、ｌａ、ｌｂ：駆動スプロケット（駆動ホイ
ール）、１′：従動軸、ｌ’ａ、ｌ’ｂ：従動スプロケ
ット（従動ホイール）、３ｍ、３ｂ：エンドレスチェー
ン（巻回帯）、４：固定具、５ｍ。 ５ｂ：送夛爪、６：搬送台、６ｍ、６ｂ：通孔、７：ス
トッパー、８ニジリンダ（昇降装置）、９：下ロール、
１０：受ロール、１２：上ロール、１４：トルクモータ
、（イ）：搬入部、（ロ）：位置決め部、（／ｉ：搬出
部、Ａ：薄板。 代理人弁理士　前　１）利　之（ほか１名）第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、トルクモータにて回転駆動される駆動ホィールと従
   動ホィールとに巻回された少なくとも一対の巻回帯に、
   相対向する一組の送り爪の複数組を固定し、前記巻回帯
   の上方に位置し、前記送り爪を上方に突出させて通過さ
   せる通孔を有し、送り爪に係止して薄板がその上面を移
   動する搬送台を設置すると共に、搬送台の薄板の送り出
   し側に間隔をおいて搬送台上の薄板の移動速度よりは早
   い送り出し速度を有する搬出装置を配置し、搬送台と搬
   出装置との間に昇降装置にて上下動して薄板を係止し得
   るストッパーを設けたことを特徴とする薄板用搬送位置
   決め装置。 ２、駆動ホィールと従動ホィールをそれぞれ駆動スプロ
   ケットおよび従動スプロケットとし、巻回帯をエンドレ
   スチェーンとした特許請求の範囲第１項記載の薄板用搬
   送位置決め装置。 ３、駆動ホィールと従動ホィールをそれぞれ駆動プーリ
   ーおよび従動プーリーとし、巻回帯をエンドレスヘルド
   とした特許請求の範囲第１項記載の薄板用搬送位置決め
   装置。