JPS61215669A - ポリウレタン絶縁電線 - Google Patents

ポリウレタン絶縁電線

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JPS61215669A
JPS61215669A JP5788785A JP5788785A JPS61215669A JP S61215669 A JPS61215669 A JP S61215669A JP 5788785 A JP5788785 A JP 5788785A JP 5788785 A JP5788785 A JP 5788785A JP S61215669 A JPS61215669 A JP S61215669A
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JP
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epoxy resin
caprolactone
polyurethane
contg
polyol component
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Toshiro Nishizawa
西沢 俊郎
Akihiko Umemoto
梅本 彰彦
Toyotoshi Tsuruta
鶴田 豊稔
Yuzo Yamazaki
雄三 山崎
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は弱電関係のコイル用巻線に多用されているポリ
ウレタン絶縁電線に係シ、4IK鑞着特性を損うことな
く耐熱性、耐クレージング特性、可とり性を改良したポ
リウレタン絶縁電線に関するものである。
〔従来の技術〕
近年機器の小型軽量化に伴い耐熱特性に優れたマグネッ
トワイヤとしてボリア2トイミド線、ポリエステルイミ
ド線、ボリイぽ電線等が開発されたが、これらはいずれ
も端末半田付処理の際の絶縁皮膜の除去作業に難点があ
るため、特に細物のエナメル線では鑞着特性を有するポ
リウレタン線が依然として用いられているのが現状であ
る。またポリウレタン絶縁電線の耐熱特性を向上させる
ためにポリオール成分又はポリインシアネート成分にイ
ミド基を導入する、との手段も図られたが、この場合耐
熱劣化性は良好であるが、耐熱軟化性が劣る傾向I/c
する。これはイミド基導入により鑞着性が阻害されるた
め皮膜の架橋密度を抑えることによる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来一般のポリインシアネートブロック体を架橋成分と
して使用したポリウレタン絶縁電線は熱的特性が低く、
その改良を図ったものは他の特性を大きく損うとの欠点
があった。近時ポリウレタン絶縁電線の特長である鑞着
特性を損うことなく、従来のポリウレタン線の耐熱区分
であるE種よシも更に高いBfi、F種の耐熱性を有す
る絶縁電線の出現が望まれている。またポリウレタン絶
縁電線はクレージング(5%伸長時のピンホールの発生
)という欠点を有し、とれを防止することも技術的課題
であった。
ポリウレタン絶縁電線の鑞着特性と耐熱特性とは、一方
を改良すると他方の性質が阻害されるという二律背反の
関係にあυ、また耐熱特性を向上させるために架橋密度
を向上させた場合には、皮膜の可とり性が低下し、クレ
ージングが発生する危険性がありた。例えば従来のポリ
ウレタン絶縁電線の架橋成分たるポリイソシアネートブ
ロック体に配合されるポリオール成分として、活性化水
素を有し水酸基当量が70〜150程度の分子量が小さ
い汎用のポリエステルプレポリマーに代えて、活性化水
素を有する分子量3,000、水酸基当量500程度の
エポキシ樹脂を使用したものなどは、完全なノークレー
ジング型ではない。まだポリイソシアネート成分に、2
官能のインシアネートブロック体例えばジフェニルメタ
ンジイソシアネートをキシレノール酸で安定化したブロ
ック体を使用する手段もとられるが、これとてもクレー
ジングを完全に防止することは不可能であシ、耐熱的に
も劣るものである。
本発明は、絶縁皮膜を剥離せず直接半田付可能といりポ
リウレタン絶縁電線の鑞着特性を損うことなく、皮膜の
耐熱性の向上に加え、耐クレージング性、可とり性の問
題をも同時に解決することに成功したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においてはポリウレタン絶縁電線の架橋成分たる
ポリイソシアネートブロック体に配合されるポリオール
成分として、新規なポリオール成分である活性化水素を
有するエポキシ樹脂と6−カプ四2クトンを反応させて
得られるカプロラクトン変性エポキシ樹脂を用いること
により、上記問題を解決した。
架橋成分たるポリイノシアネートブロック体としては、
得られるポリウレタン皮膜に耐熱性を付与するために少
くともインシアヌレート環を有するイソシアネート化合
物を含むことが必要で、具体例としてはトルエンジイソ
シアネートの三量体の残余のイソシアネート基を7エノ
ールで安定化したポリイノシアネートブロック体である
デスモジュールCTステープル(独国バイエル社商品名
)が挙げられる。このイソシアヌレート環を有するブロ
ックポリイソシアネート化合物に加えて、ポリウレタン
皮膜の脆さを補うために、例えば1モルのトリメチロー
ルプロパンと3モルのトルエンジイソシアネートを反応
させ更に残余のイソシアネート基をフェノールで安定化
したポリイソシアネートブロック体であるコロネートA
Pステープル(日本ポリウレタン工業社商品名)等が必
要に応じ併用される。
活性化水素を有するビスフェノールA系ジグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂は、エポキシ当量がtoooに満
たないと皮膜形成性に難点があυ、同4.000を超え
ると塗料の安定性に問題が出てくるため、エポキシ当量
1. OOO〜4,000の範囲が好ましく、具体例と
してはエビコー)1007.  エピコート10゜9(
米国シ・−社商品名)、5^引ν等が挙げられる。この
エポキシ樹脂は6−カプロラクトンと反応してカプロラ
クトン変性エポキシ樹脂とされ、ポリオール成分として
用いられる。
〔実施例〕
カプロラクトン変・性エポキシ樹脂の合成例(1)エポ
キシ樹脂2,00 [1のビスフェノールA系ジグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂4oO!i’、溶剤としに
加温しエポキシ樹脂が完全に溶解するまで攪拌した。溶
解後、6−カプロラクトン100%、触媒としてステア
リン酸鉛121を、シクロヘキサノン50%に均一に分
散させた溶液を滴下し、全量を加えた後、180°Cに
昇温し5時間加熱攪拌を行い、カブロラクトン変性エポ
キシ樹脂を合成した。反応の終点は系内のエポキシ基の
有無を塩酸−ジオキサン法により調ぺ確認した。
f2) 、:l−ボキシ当量2.000のビスフェノー
ルA系ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を
350?、e−カプロラクトンの使用量を150?とじ
たほかは、合成例(1)と同じ手順で反応を行い、カプ
ロラクトン変性エポキシ樹脂を合成した。
(3)エポキシ当量2,000のビスフェノールA系ジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂の使用量を250?
、ε・−カプロラクトンの使用量を2509−とじたほ
かは、合成例(1)と同じ手順で反応を行い、カプロラ
クトン変性エポキシ樹脂を合成した。
ポリウレタン絶縁塗料の調製及びポリウレタン絶縁電線
の製造 1モルノトリメチロールプロパンと3モルのトルエンジ
インシアネートを反応させ更に残余のインシアネート基
をフェノールで安定化させたブロックポリイソシアネー
ト化合物であるコロネー) APステーブル及びトルエ
ンジイソシアネート三量体の残余のイノシアネート基を
フェノールで安定化させたブロックポリイソシアネート
化合物であるデスモジエールCTステープルを架橋成分
とし、これに合成例(1) (21(3)で得たカプロ
ラクトン変性エポキシ樹脂を、表−1の配合組成で添加
し、m−クレゾール、キジロールの混合溶剤に溶解し、
濃度30チのポリウレタン絶縁塗料を調製した。なお比
較例として示したものは、ブロックポリイソシアネート
化合物に、エポキシ当量t 500のビスフェノール系
ジグリシジルエーテル壓エポキシ樹脂 (未変性)また
は1モルのトリメチロールプロパンと1モルのアジピン
酸とを反応させて得た低分子量ポリエステルプレポリマ
ーを、表−1の配合組成で添加し、同一条件で調製した
ポリウレタン絶縁塗料である。
上記の如く調製した塗料を、導体径0.35鶴の銅線に
均一厚に塗布焼付し、本発明に係るポリウレタン絶縁電
線を製造した。その諸特性を表−2に示す。
宍−2ポリウレタン絶縁電線の諸特性 〔作 用〕 本発明に係るポリウレタン絶縁電線は、ポリウレタン皮
膜の架橋成分としてのブロックポリイソシ環 アネート化合物のインシアヌレートJEKよる良好な耐
熱特性に加え、ポリオール成分からε−カプロラクトン
とエポキシ基との反応により生ずるエステル基が導入さ
れるため、頃≠更に耐熱性が向上する。またインシアヌ
レート環を有するブロックポリインシアネート化合物を
架橋成分として用いても、これに配合されるべきポリオ
ール成分が比較例に示す従来の低分子量ポリエステルプ
レポリマーや未変性エポキシ樹脂の場合は、得られるポ
リウレタン皮膜は硬く、可とう性、耐クレージング性に
欠けるととろ、本発明においてポリオール成分として採
用したカプロラクトン変性エポキシ樹脂は、上記従来の
ものに比べ分子鎖が長いため゛、皮膜の剛直化を抑える
ことが可能となり、皮膜に良好な可とう性及び耐クレー
ジング性を付与せしめ得る。
更に本発明のポリウレタン絶縁電線は、上記のように皮
膜の熱的特性を向上せしめ得た上、ウレタン結合の存在
により鑞着特性をも併有する優れたものである。
なお本発明において、ポリオール成分としてのカプロラ
クトン変性エポキシ樹脂のOH基とブロックポリイソシ
アネート化合物のNCO基との反応当量比を1:0.7
〜2.OK限定した理由は、この範囲を外れる場合は、
ポリウレタン皮膜が脆くなったり、皮膜形成性に難点が
出てくるためである。
〔発明の効果〕
本発明のポリウレタン絶縁電線は、表−2に示す諸特性
よシ明らかなように、熱軟化温度が約290°Cと公知
のポリウレタン絶縁電線では得られない高い耐熱特性を
示し、かつ鑞着性においても従来に比し遜色ない特性が
得られた。しかも特定のポリオール成分を用いたことに
より、皮膜に良好な可とう性及び耐クレージング性を付
与せしめ得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エポキシ当量1,000〜4,000の活性化水素を有
    するビスフェノールA系ジグリシジルエーテル型エポキ
    シ樹脂とε−カプロラクトンとの合成により得られるカ
    プロラクトン変性エポキシ樹脂をポリオール成分とし、
    これに少くともイソシアヌレート環を有するイソシアネ
    ート化合物を含むブロックイソシアネート化合物を、上
    記ポリオール成分のOH基とブロックイソシアネート化
    合物のNCO基との反応当量比が1:0.7〜2.0な
    る率で加え、有機溶剤に溶解してなる絶縁塗料を、導体
    上に直接又は他の絶縁皮膜を介して塗布焼付したことを
    特徴とするポリウレタン絶縁電線。
JP5788785A 1985-03-22 1985-03-22 ポリウレタン絶縁電線 Granted JPS61215669A (ja)

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JPH0160187B2 JPH0160187B2 (ja) 1989-12-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013122062A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013122062A1 (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
CN104115057A (zh) * 2012-02-13 2014-10-22 日产化学工业株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜和液晶显示元件
JPWO2013122062A1 (ja) * 2012-02-13 2015-05-11 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子

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