JPS61215424A - 排気タ−ボ過給装置 - Google Patents

排気タ−ボ過給装置

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JPS61215424A
JPS61215424A JP60056341A JP5634185A JPS61215424A JP S61215424 A JPS61215424 A JP S61215424A JP 60056341 A JP60056341 A JP 60056341A JP 5634185 A JP5634185 A JP 5634185A JP S61215424 A JPS61215424 A JP S61215424A
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exhaust gas
valve
exhaust
valve device
turbine casing
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Asao Tadokoro
朝雄 田所
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松田 郁夫
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • F02B37/22Control of the pumps by varying cross-section of exhaust passages or air passages, e.g. by throttling turbine inlets or outlets or by varying effective number of guide conduits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気ターボ過給機のタービンケーシングに複
数の排気ガス導入口を形成し、該複数の排気ガス導入口
を適宜の弁装置によってエンジンの運転状態に応じて開
閉制御することにより上記タービンケーシング内におけ
る排気ガス通路の通路面積を可変とした排気ターボ過給
装置に関する   −ものである。
(従来技術) 従来の排気ターボ過給機においては、そのり」ビンケー
シングの内部に単一の排気通路を形成し且つ該排気通路
の通路面積を固定的に設定するとともに、エンジンの全
運転領域を通じて可及的に高水準のタービン効率が得ら
れるようにするという観点°からタービン効率を決定す
るA/R値(但し、A:タービンケーシングの排気ガス
通路の通路面積、R:タービンケーシングのスクロール
部の曲率半径)をエンジンの中速運転時の排気ガス量に
応じて設定するのが通例であった。
ところが、このように、A/R値をエンジンの中速運転
時に対応させて設定した場合には、エンジンの高速運転
領域においては排気ガス量が上記基準排気ガス量よりも
多くなるところから排気ガスの流通抵抗が増大し、排気
ガスのもつ排気エネルギーが十分に活用できず、しかも
エンジン側においてはその排圧が高まるところから燃焼
性が悪化してエンジン出力が十分に得られない等の問題
が発生し、これに対してエンジンの低速運転領域におい
ては排気ガス量が上記基準排気ガス量よりも少なくなる
ところから排気ガスの流速が低下し、タービンホイール
の回転が十分に得られずタービン効率が低下するという
問題が発生することになる。
このような単一の排気ガス通路を有するタービンケーシ
ングを備えた排気ターボ過給機特有の欠点を改善するた
めに、タービンケーシング内の排気ガス通路を複数に区
画し、この複数に区画された排気ガス通路を弁装置によ
って開閉制御することにより上記排気ガス通路の通路面
積をエンジンの運転状態に応じて可変とし、もってエン
ジン全運転領域を通じて高水準の過給性能を確保すると
いう技術の開発が試みられている(例えば、特開昭58
−18522号公報参照)。
この公知例の排気ターボ過給装置は、第1θ図に示す如
くタービンケーシング101内に形成されるスクロール
状の排気ガス通路を、スクロール方向に延設された隔壁
107によってタービン軸方向に並ぶ2つの排気ガス通
路に分割し、その一方を、上記タービンケーシングlo
tの排気人口端101aからスクロール部の全周に亘っ
て形成され且つエンジンの全運転領域を通じて開通され
る低速用排気ガス通路!02とし、また他方を、上記低
速用排気ガス通路102の通路途中から該低速用排気ガ
ス通路102に沿う如く形成され且つエンジンの高速運
転時においてのみ開通される高速用排気ガス通路103
とし、且つ該高速用排気ガス通路103と低速用排気ガ
ス通路102とを連通口105を介して相互に連通せし
めるとともに、該連通口105を、該連通口!05の近
傍位置に設けた弁装置106によって開閉するようにし
ている。
ところが、この公知例のものにおいては、低速用排気ガ
ス通路102と高速用排気ガス通路103とを相互に連
通する連通口105が、排気ガスの流通方向に沿う隔壁
107をその厚さ方向に貫通して形成されているため、 (a−1)  エンジンの高速運転領域において弁装置
106によって該連通口105が開口された場合、排気
ガスは矢印Gで示す如く低速用排気ガス通路102側か
ら連通0105を通って高速用排気ガス通路103側へ
その流通方向を急変させながら流通しなければならず、
その流通抵抗が大きく、 (a−2)  排気ガスが上記連通0105を流通する
際、該連通口105の軸心に沿って流れるのではなく該
軸心を斜方向に横切って流れるため、該連通口105の
全開口面積の割りにその有効流通面積が小さく(従って
流通抵抗が大きい)、このため、流通面積を大きくして
その流通抵抗を減少させようとすれば連通0105の口
径を増大させ且つ弁装置106も大きくしなければなら
ず装置の大形大重量化を招く、 という問題があった。
さらに、その内部に形成される排気ガス通路を隔壁10
7によって低速用排気ガス通路102と高速用排気ガス
通路103の2つの排気ガス通路に分割したタービンケ
ーシング101側に弁装置106を取付けているため、 (b−1)  低速用排気ガス通路102側のみに排気
ガスが流れている時と、該低速用排気ガス通路102と
高速用排気ガス通路103の両方を排気ガスが流れてい
る時とではタービンケーシングlO1の熱変形状態が異
なり、このため弁装置106とタービンケーシング10
1側の弁座面との相対関係の維持が困難であり、弁装置
106の制御精度が損なわれる、 (b−2)  タービンケーシング101に、隔壁10
7の外に弁装置106を収容し且つ固定支持する弁装置
収容部104を形成しなければならないところから、該
タービンケーシング101の構造がより一層複雑となり
、またこのタービンケーシング101の構造の複雑化に
より該タービンケーシング101が不整定な熱変形を起
こすことになり弁装置106の制御精度がさらに悪化す
る、という問題もあった。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項において指摘した問題点を解
決又は改善しようとするもので、排気ターボ過給機のタ
ービンケーシング内の排気通路を複数の排気通路に区画
形成し且つこの複数の排気通路の排気ガス導入口をエン
ジンの運転状態に応じて弁装置により開閉制御しもって
該タービンケーシング内の排気ガス通路の通路面積を可
変とした排気ターボ過給装置ζこおいて、 (1)排気ガスの流通抵抗を減少させて過給性能の向上
を図り、 (2)排気ガスの流通抵抗を増大させることなく装置の
コンパクト化を図り、 (3)弁装置に対するタービンケーシングの熱変形の影
響を可及的に抑制して該弁装置の作動精度の向上を図り
、 (4)タービンケーシングの構造の簡略化を図る、こと
を目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、複数
の排気ガス導入口が形成されたタービンケーシングと、
上記タービンケーシングに接続される共通の排気管と、
上記排気管に設けられ、上記タービンケーシングの排気
ガス導入口側端面を弁座面として上記複数の排気ガス導
入口のうちエンジンの高速運転側で追加的に排気ガスを
導入させる高速用排気ガス導入口を開閉する弁装置とを
備えるとともに、上記排気管をタービンケーシングへの
接続部近傍において高速用排気ガス導入口の側方へ拡張
して形成し、さらに上記弁装置を、作動中心軸を中心と
する揺動により開閉作動を行なう揺動型弁装置とし且つ
該弁装置の上記作動中心軸を上記排気管の拡張部に位置
せしめたものである。
(作 用) 本発明では上記の手段により、 (1)複数の排気ガス導入口が形成されたタービンケー
シングの上記排気ガス導入口側の端面が弁装置の弁座面
とされているため(即ち、排気ガス導入口が排気ガスの
流通方向に対向して開口している)ため、排気ガスの流
通方向が略直線流となり、その流通抵抗が可及的に低減
される、(2)上記弁装置が揺動型弁装置で構成され且
つその作動中心軸が、排気管の拡張部に位置せしめられ
ているため、上記弁装置の開弁状態においては該弁装置
が排気ガスの流通路から外れた位置に収納され、該弁装
置が排気ガスの流通抵抗となるのが未然に防止される、 (3)排気ガス導入口が排気ガスの流通方向に対向して
開口されているため、該排気ガス導入口をその軸心に沿
って排気ガスが流通し該排気ガスの全開口部が排気ガス
流通路として機能可能であり、このため、排気ガスが排
気ガス導入口をその軸心を斜めに横切るようにして流通
する場合(第10図)に比して排気ガス量を一定とした
場合には該排気ガス導入口の口径を小さくし且つそれに
伴って弁装置をも小形化することが可能であり、それだ
け装置のコンパクト化が促進される、(4)弁装置が、
隔壁等のない構造の簡単な(換言すれば、不整定な熱変
形の発生が少ない)排気管側に設けられているため、該
弁装置の作動特製に与える熱変形の影響が、該弁装置を
構造の複雑なタービンケーシング側に設けた場合に比べ
て少なく、それだけ該弁装置の作動精度が向上せしめら
れる、 (5)弁装置が排気管側に設けられているため、タービ
ンケーシング側に該弁装置の支持部等を形成する必要が
なく、該弁装置をタービンケーシング側に設ける場合に
比して該タービンケーシングの構造が簡略化される、 等の作用が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第9図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
(構 成) 第1図ないし第3図には本発明の実施例に係る排気ター
ボ過給装置が示されており、図中符号lはエンジン本体
、2は排気ターボ過給機(後に詳述する)であり、該排
気ターボ過給機2はガスケット3(第3図参照)を介し
て排気管4(後に詳述する)に固定されている。
排気ターボ過給機2は、第1図に示す如くタービンホイ
ール(図示省略)を内蔵したタービンケーシング21(
後に詳述する)と、コンプレッサホイール(図示省略)
を内蔵したコンプレッサケーシング22とをセンターケ
ーシング23を介して連結して構成されている。
タービンケーシング21は、第1図並びに第3図ないし
第5図に示す如くその内部に形成されたスクロール状の
排気ガス通路を、スクロール方向に延設された隔壁26
によって、該タービンケーシング21の軸方向に並ぶ2
つの排気ガス通路即ち、該隔壁26の一方側に位置する
断面長円状の第1の排気ガス通路27と、該隔壁26の
他方側に位置し且つ上記第1の排気ガス通路27より通
路面積の小さい断面長円状の第2の排気ガス通路28の
左右2つの排気ガス通路に分割している。
この2つの排気ガス通路27.28は、ともにその排気
ガス上流側の開口端で構成される排気ガス導入口29.
30を、排気管4側への衝合面として作用するタービン
ケーシング21の排気ガス上流側の端面21a上に開口
させている。尚、この2つの排気ガス導入口29.30
のうち、第1の排気ガス導入口29はエンジンの全運転
域を通して常開とされるが、第2の排気ガス導入口30
は、後述する弁装置6によって排気ガスの流量の少ない
エンジンの低速運転時には閉塞され、排気ガスの流量の
多いエンジンの高速運転時には開口されるものであり、
該第2の排気ガス導入口30が特許請求の範囲中の高速
用排気ガス導入口に該当する。従って、エンジンの低速
運転時には第1の排気ガス導入口29のみが開口し、排
気ガスは第1の排気ガス通路27を通ってタービンケー
シング21のスクロール部21b側に導入され、これに
対してエンジンの高速運転時には第1の排気ガス導入口
29と第2の排気ガス導入口30の両方がrWIcl1
、ており、排気ガスは第1の排気ガス通路27と第2の
排気ガス通路28の両方からタービンケーシング21の
スクロール部21b側に導入されることとなる。
又、この場合、この実施例においては本発明を適用して
タービンケーシング21の端面21aのうち、上記隔壁
26の端面26aを含めた上記第2の排気ガス導入口3
0の口縁部に位置する略長円環状部分を後述する弁装置
6に対する弁座面33としている。
このように、タービンケーシング21の端面2!aの一
部を弁装置6の弁座面33とすると、該第2の排気ガス
導入口30が排気ガスの流通方向に対向して開口するこ
ととなる。このため、弁装置6の開弁状態時には、排気
ガスは迂回することなくほぼ直線状に低流通抵抗でもっ
てスムーズにタービンケーシング21側に流入し、該排
気ガス流が迂回流となる場合に比して流通抵抗の減少分
だけタービン効率が向上せしめられることになる。
また、この場合第2の排気ガス導入口30の開口部の全
域が排気ガスの流通路として有効に機能可能であり、従
って、例えば排気ガスの流量を一定とした場合には、排
気ガスの流通方向と第2の排気ガス導入口30の軸心方
向とが交差するような構造のものに比して該第2の排気
ガス導入030の口径を小さくしたりまたこれに伴って
弁装置6も小さくできるなど、装置のコンパクト化とい
う点において有利である。
さらに、弁座面33の平面方向が排気ガスの流通方向に
略直交する方向とされているため、該弁座面33の平面
方向と排気ガスの流通方向とが略平行とされた場合に比
して該弁座面33におけるシール性が良好であり(即ち
、後述する弁装置6の弁体61が上記弁座面33に着座
したとき、両者間のシール面の延出方向が排気ガスの流
通方向と直交しそれだけ該シール面に沿って洩出する排
気ガスの流通抵抗が増大するため)、それだけ排気ガス
の流通制御が確実に行なわれることとなる。
また、タービンケーシング21には隔壁26が形成され
ているため、該隔壁26を有しない構造のタービンケー
シングの場合に比してその構造が複雑で且つ不整定な熱
変形も多くなるわけであるが、この実施例のものにおい
ては、後述する如く弁装置6を該タービンケーシング2
I側にではなく該タービンケーシング21に比べて比較
的構造が簡単であり不整定な熱変形が生じにくい排気管
4側に設けるようにしているため、弁装置6を備えた排
気ターボ過給装置のタービンケーシングであるにもかか
わらず該タービンケーシング21の構造の複雑化を最小
限度に抑えることが可能であり、またそれにより形状の
大型化も可及的に抑制されることとなる。
尚、第1図において符号31は、タービンケーシング2
1の側部に設けられた公知の構造をもつウェストゲート
バルブであり、該ウェストゲートバルブ31はエンジン
の吸気圧(過給圧)を受けて作動する第1アクチエエー
タ8により開閉制御される。
排気管4は、第1図ないし第3図に示す如くエンジン本
体1の各気筒の排気ボート(図示省略)に対して略水平
方向に向けて接続される4本の分岐1141A、41B
・・よりなる分岐管部41と、該各分岐管41A、41
B・・をその排気ガス下流端部において集合させながら
該分岐管部41から該分岐管部41に対して直交する方
向に延出する集合管部42とを一体形成して構成されて
おり、その分岐管側の端面4aをエンジン本体l側に衝
合させた状態で該エンジン本体1の側部に締着固定され
るとともに、集合管部42側の端面4b(即ち、集合管
部42の上端面42a)には、第3図及び第4図に示す
如く上記排気ターボ過給機2のタービンケーシング21
がガスケット3を介して衝合固定されている。
この排気管4の集合管部42の排気ガス上流側端部に位
置して上記分岐管部41に連続する連続部46は、第4
図において投影線り及び第5図において想像線U、でそ
れぞれ示す如く該排気管4の端面4bに上記タービンケ
ーシング21を締着固定した状態において、上下方向に
おいて(即ち、排気ガスの流通方向において)上記ター
ビンケーシング21の上記第1の排気ガス導入口29と
第2の排気ガス導入口30を同時にしかも該各排気ガス
導入口29.30の開口方向に沿う方向において臨み得
るような開口面積及び開口方向をもつ断面略正方形状開
口とされている。従って、集合管部42内の排気ガス集
合通路43と、上記第1の排気ガス通路27と第2の排
気ガス通路28によりなるタービンケーシング21側の
排気ガス通路とが略同軸状に連続することになり、排気
管4内をその分岐管部41側から集合管部42側に流通
する排気ガスGは、上記連続部46に案内されて該集合
管部42内をその軸心方向に沿って直線状に流通し、上
記タービンケーシング21の第1の排気ガス導入口29
と第2の排気ガス導入口30側にほとんど流通抵抗を生
じることなくスムーズに導入せしめられることになる。
さらに、この排気管4は、その集合管部42の側壁のう
ち、上記タービンケーシング21の上記第2の排気ガス
導入口30に対向する側の側壁48を、本発明を適用し
て上記連続部46より上記端面4b側寄り位置において
外方に適宜量だけ膨出させて、その内部に上記排気ガス
集合通路43に連続してその側方に位置し且つその一端
が上記端面4b上に開口する適宜大きさの拡張スペース
45をもつ拡張部44としている。この拡張部44は、
後述する弁装置6の取付は及び収納スペースとして機能
する。
弁装置6は、第4図ないし第7図に示す如く上記排気管
4の拡張部44に取付けられて上記タービンケーシング
21の第2の排気ガス導入口30を開閉制御するもので
あって、特にこの実施例においては本発明を適用して後
述する如く該弁装置6を揺動型の弁装置としている。即
ち、弁装置6は、第5図に示す如く上記排気管4の拡張
部44のしかも上記タービンケーシング21の第2の排
気ガス導入口30の長袖方向において対向する一対の側
壁のうち反エンジン本体l側に位置する側壁47を内外
方向に(換言すれば、上記第2の排気ガス導入口30の
長袖方向に平行な方向に)貫通して設けられた軸受筒6
6にその作動中心軸65を回転自在に支承せしめた弁支
持体62と、該弁支持体62の揺動端62aに形成した
介挿えプレート63に対して一対の連結ピン67.68
を介してしかも浮動自在に支持された弁体61とを有し
ている。この弁体61は、第5図に示す如く上記タービ
ンケーシング21の端面21aの第2の排気ガス導入口
30の口縁部に形成される上記弁座面33に衝合せしめ
られた状態において、少なくとも上記第2の排気ガス導
入口3oを閉塞し且つ上記タービンケーシング2!の隔
壁26の端面26aを覆うことのできるような大きさを
もつ長円形プレートとされており、゛しかもその長軸方
向中央部には該弁体61をその厚さ方向に貫通する適宜
口径の通気孔71が形成されている。
このように、弁装置6の閉弁状態において上記隔壁26
の端面26aが弁体61によって覆蓋されるように構成
した場合には、後述する如く該隔壁26の熱酸化あるい
はクラック発生等の熱劣化現象が可及的に抑制され且つ
排気ガスの流通抵抗も低減されることになる。即ち、弁
装置6の閉弁状態において弁体61によって隔壁26の
端面26aを覆蓋するようにすると該端面26a部分が
高温の排気ガスに直接に晒される頻度が、該端面26a
がエンジンの全運転域を通じて排気ガスに直接晒される
ように構成されたものに比して大幅に低減され(尚、エ
ンジンの全運転域を通して弁装置6が閉弁状態とされる
割合は通常、約70〜80%と高率である)、それだけ
該隔壁26の端面近傍における熱酸化が可及的に防止さ
れる。また、該隔壁26の温度上昇が抑制されるところ
から、該隔壁26の端面近傍における熱応力に起因する
クラック発生が未然に防止されることになり、これらの
ことからタービンケーシング21の耐久性が向上せしめ
られることとなる。さらに、上記の如く隔壁26の端面
近傍における熱酸化及びクラック発生が防止されるとこ
ろから該隔壁26の厚さ寸法を薄くすることが可能であ
る。従って、それだけタービンケーシング21の軽量化
及びコンパクト化が促進されるとともに、隔壁26が薄
肉化された分だけ弁装置6の開弁状態時における排気ガ
スの流通抵抗が低減せしめられ、過給性能の向上を図る
上において好都合である。
一方、この弁体61と上記弁支持体62の介挿えプレー
ト63とを連結する上記一対の連結ピン67.68は第
6図及び第7図に示す如く弁体61に対して該弁体61
の長袖方向に適宜離間して固着されており、その上面8
1a側に突出した嵌合軸部67a、68aをそれぞれ上
記弁支持体62の介挿えプレート63に形成したピン受
孔72゜72に遊動自在に嵌入せしめている。又、この
一対の連結ピン67.68の上記嵌合軸部67a、68
aの長さ寸法は、上記弁体61と介挿えプレート63と
を相互に浮動自在に連結できるように、上記介挿えプレ
ート63の厚さ寸法より適宜寸法 −だけ長寸とされて
いる。このため、弁装置6をその閉弁状態(第6図に図
示する状態)から開弁させる場合には、その間弁作動初
期において第7図に示す如く弁体61と介挿えプレート
63の間に、上記通気孔71に連通ずる平行な隙間74
が形成され、上記タービンケーシング21の第2の排気
ガス通路28と排気管4の排気ガス集合通路43とが上
記通気孔71及び隙間74を介して相互に連通せしめら
れることとなる。
従って、第6図に示す如く弁装置6をその閉弁状態から
矢印A方向(第4図参照)に回動させて開弁させる場合
、その間弁操作開始時においては排気ガスの静圧及び動
圧が弁体61の上面61a側に負荷されているため、該
弁体61をこの排気ガスの圧力に抗して開作動させるた
めには大きな作動力が必要となるが、この実施例のもの
においては上記弁体61が弁支持体62に対して浮動自
在に支持され且つ該弁体61に通気孔71が形成されて
いるため、第7図に示す如く弁装置6の開弁初期におい
ては上記弁体61と介挿えプレート63とが離間して高
圧の排気ガス集合通路43と低圧の第2の排気ガス通路
28とが相互に連通される。従って、排気ガスの一部が
通気孔71を過つて第2の排気、ガス通路28側に流入
し両者間の圧力差が可及的に減少せしめられ(換言すれ
ば、弁体61に対する開弁方向規制力が減少せしめられ
)、該弁装置6をより小さい作動力でスムーズ且つ迅速
に開弁させることが可能となる(即ち、後述する弁作動
装置7の小形化が促進され且つ作動中心軸65あるいは
軸受筒66の耐摩耗性が向上する)。
さらに、この場合、弁押えプレート63の各ピン受孔7
2.72がそれぞれ連結ビン67.68のjl[67b
、68bによってそれぞれ略閉塞状憇とされるため、排
気ガス集合通路43から第2の排気ガス通路28側へ流
出する排気ガスは、該各ピン受孔72.72を通ること
なく弁体61と弁押えプレート63との間の隙間74か
ら通気孔71側に流入することとなる。このため、弁機
能上重要な役割りを果たす上記各ピン受孔72.72の
内周面が高温の排気ガスに晒されて熱劣化し弁体61と
弁支持体62との間の遊動量が過大となって弁装置6の
機能を損ねるというようなことが未然に防止される。
また、弁体61と弁押えプレート63とが相互に浮動自
在に連結されているため、例えば経年劣化により排気管
4とタービンケーシング21との間に介在されたガスケ
ット3がへたったような場合とか、弁体61あるいは弁
座面33が長期の使用により摩滅したような場合でも弁
体61が両者間の相対関係の変化状態に追従して浮動変
位し該弁体61と弁座面33との密着性即ち、シール性
が長期に亘って良好に維持されることになる。
さらに、この弁装置6においては、弁体61と弁押えプ
レート63とが一対の連結ピン67.68によって連結
されているため、該弁体61と弁押えプレート63との
平面方向における相対位置決めが容易で且つ一旦設定さ
れた相対位置が使用中ズレるというようなこともない(
弁体61に対する位置決め機能の確保)。従って、弁体
61を円形とすることなく長円形とすることが可能であ
り、該弁体6Iを円形とする場合に比して該弁体61を
よりコンパクトとすることが可能である。
また、このような弁体61の位置決めが容易でありかつ
その位置ズレが発生しないという利点は、上記の如く第
2の排気ガス導入口30の開口形状を円形でなく長円形
に形成すること即ち、第2の排気ガス導入口30と弁装
置6の上記作動中心軸65との相対距離を可及的に小さ
く抑えた状態でしかも該第2の排気ガス導入口30の開
口面積を可及的に大きくとることを可能ならしめるもの
であり、この結果、弁体6Iあるいは第2の排気ガス導
入口30を円形にする場合に比して該第2の排気ガス導
入口30と上記作動中心軸65との間隔即ち、弁支持体
62のアーム長さを可及的に短くして該弁装置6の開弁
作動力を低下させることが可能となる(即ち、弁装置6
の軽快且つ円滑な作動が実現される)。即ち、この実施
例においては、このように弁支持体61のアーム長さを
短くできることと、前述の如く弁体61に通気孔71を
形成したこととの相乗作用により弁装置6の開弁作動力
が一層軽減されるものである。
尚、この実施例においては、第6図及び第7図に示す如
く弁体61に形成した通気孔71を該弁体61の浮動機
能を利用して開閉し、これによって弁装置6の開弁時の
作動力の軽減を図るようにしているが、本発明の他の実
施例においては、上記通気孔71を形成することなく例
えば第8図及び第9図に示す如く一対の連結ピン67.
68を相互に長さの異なるビンで構成し、弁装置6の閉
弁状態時(第8図参照)には弁体61の弁座面33への
密着性を確保するとともに、その開作動初期(第9図参
照)においては上記一対の連結ピン67.68の長さ寸
法の違いを利用して弁体61をその長袖方向の一方側か
ら開かせて該弁体61と上記弁座面33との間に傾斜状
の隙間75を形成し、該隙間75から排気ガスの一部を
第2の排気ガス通路28側に逃がすようにすることもで
きる。尚、この第8図及び第9図の各部材は、第6図及
び第7図の各部材と同一構成を有するものであり、該第
6図及び第7図の各部材に付した符号と同じ符号を付す
ることによりその詳細説明を省略する。
一方、この弁装置6は、後述する弁作動装置7によって
上記作動中心軸65を中心として矢印A−B方向に回動
され、第4図において実線図示する閉弁位置と同図にお
いて鎖線図示(符号6′)する開弁位置の2位置に択一
的に位置決めされるわけであるが、この場合、弁装置6
の開弁位置においては該弁装置6が上記排気管4の拡張
スペース45内に収納される(換言すれば、上記連続部
46の投影線ri1よりも拡張部44側に位置する)よ
うに、上記弁支持体62のアーム長さあるいは作動中心
軸65の取付位置等を適宜に設定している。
このようにすることにより、弁装置6の開弁状態時にお
いて排気管4の排気ガス集合通路43の通路面積が開弁
位置に位置決めされた弁装置6によって実質的に減殺さ
れるというようなことがなく、排気ガスの流通抵抗が可
及的に軽減されることになり、また弁装置6の閉弁状態
時においては弁装置6の弁支持体62及び作動中心軸6
5(実質的には軸受筒66)によって排気ガスが上記タ
ービンケーシング21の端面21aのうち拡張スペース
45に臨んで露出している部分に直接当たるのが可及的
に防止され、該端面21aの熱劣化が抑制される。この
ことから、該タービンケーシング21の耐久性が向上せ
しめられることとなる。
さらに、弁装置6が、隔壁26が形成されておらず比較
的構造が簡単で、そのため不整定な熱変形が少ない排気
管4側に設けられているため、構造が比較的複雑でその
ため不整定な熱変形が生じ易いタービンケーシング21
側に弁装置6を設ける場合に比して該弁装置6の作動特
性に与える熱変形の影響が少なく、それだけ該弁装置6
の作動精度を高水準に維持することが可能となる。
弁作動装置7は、上記弁装置6をエンジンの運転状態に
応じて開閉作動させるものであって、第1図ないし第3
図に示す如くエンジンの運転状態に応じて適宜に供給制
御されるエア圧力を受けてその作動子lOを進退変位さ
せるようにしたダイヤフラム式の圧力応動機構を有する
第2アクチユエータ9で構成されており、上記排気管4
の集合管部42の側方に後述する如く略断熱的に取付け
られている。即ち、上記排気管4の集合管部42には、
略コ字状に折曲形成された板材よりなる排気管用インシ
ュレータ12が、上記集合管部42の上記エンジン本体
1側に対向する側面を除く他の三つの側面の外側を包囲
する如く該集合管部42の外側から嵌合され且つ該集合
管部42の一側部に膨出形成したインシュレータ取付部
42bと該インシュレータ取付部42bに対向する該ア
クチュエータ用インシュレータ11の一側面12aとを
一対の取付ボルトl 5,15によって締結することに
よって固定されている。さらに、この排気管用インシュ
レータ12の取付けの際、該排気管用インシュレータ1
2とともに平板状のブラケット13が、その先端部13
aを該排気管用インシュレータ12の反エンジン本体l
寄りの外端部より外方に突出させた状態で上記取付ポル
) 15.15によって共締め固定されている。さらに
、このブラケット13の先端部13aには、その外周を
略密閉容器状のアクチュエータ用インシュレータ11に
よって被包された上記第2アクチユエータ9が、該アク
チュエータ用インシュレータ11の上記作動子10側の
一側面11aを上記ブラケット13の先端部13aと第
2アクチユエータ9の前端面9aとの間に挟んだ状態で
一対の取付ボルト16.16によって締結固定されてい
る。従って、第2アクチユエータ9は、上記排気管4の
集合管部42に対して上記アクチュエータ用インシュレ
ータ11と排気管用インシュレータ12の2部材を介し
て略断熱的に固定されることとなる。このようにして排
気管4側に取付けられた第2アクチユエータ9の作動子
10には、リンクレバー69.70を介して上記弁装置
6の作動中心軸65が連結されており、該作動子lOが
矢印a方向(第1図参照)に突出することにより上記弁
装置6が矢印六方向(第4図参照)に回動して上記第2
の排気ガス導入口30が開口され、これに対して該作動
子!0が矢印す方向に後退することにより上記弁装置6
が矢印B方向に回動して上記第2の排気ガス導入口30
が閉塞される。
このように、排気管4の外側に排気管用インシュレータ
12が取付けられ、さらに該排気管用インシュレータ1
2とともに排気管4側に取付けられたブラケット13の
先端部13aに、その周囲をアクチュエータ用インシュ
レータ11によって被包された第2アクチユエータ9を
その端面9aと該ブラケット先端部13aとの間に上記
アクチュエータ用インシュレータ11を介在させた状態
で共締め固定すると、インシュレータ11.12の作用
により排気管4側から第2アクチユエータ9側に輻射熱
が伝達されるのが可及的に防止され、また排気管4側か
らブラケット13を介して伝達される伝導熱がアクチュ
エータ用インシュレータ11側に伝達され第2アクチユ
エータ9側への伝熱量が可及的に低減される。また、上
記の如く第2アクチユエータ9の全周をアクチュエータ
用インシュレータ11によって被包すると、飛石の衝突
、汚泥あるいは雨水の付着等から該第2アクチユエータ
9を保護することができる。これらのことから、該第2
アクチユエータ9の耐久性が向上するとことになる。
さらに、上述の如く第2アクチユエータ9の昇温が可及
的に抑制されるところから、該第2アクチユエータ9の
ダイヤフラム(図示省略)の材質を比較的耐熱性の劣る
低級品とすることが可能であり、それだけ第2アクチユ
エータ9のコストの低廉化が促進される。
また、弁装置6と該弁装置6を作動させる第2アクチユ
エータ9とをともに排気管4側に取付けるようにしてい
るため、排気ガスからの熱の影響を受けて排気管4が熱
変形を生じたような場合でも該排気管4に取付けられた
第2アクチユエータ9と弁装置6との相対関係をほぼ一
定に保つことができ、弁装置6の制御精度が常時高水準
に維持されることになる。また、弁装置6と第2アクチ
ユエータ9とがともに排気管4に取付けられているため
、装置の分解組立時には該弁装置6と第2アクチユエー
タ9とを相互に連動連結させたままこれを行なうことが
でき、またその作動検査は装置の分解状態あるいは組立
状態のいずれの状態においてでも高精度で行なうことが
でき、弁装置6と第2アクチュエータ9相互間の組立精
度及び組立性が良好ならしめられる。
続いて、この排気ターボ過給装置の作動並びにその作用
を説明する。
エンジンが運転されるとエンジン本体l側の各気筒から
排出される排気ガスGは、排気管4の各分岐管41A、
41B・・を介して集合管部42に集められたのち、該
集合管部42の排気ガス集合通路43から排気ターボ過
給機2のタービンケーシング21内の排気ガス通路即ち
、第1の排気ガス通路27及び第2の排気ガス通路28
内に導入され、その排気エネルギーでもってタービンホ
イールを駆動し、コンプレッサホイールによる吸入空気
の予圧作用(吸気過給)を行なわしめる。この際、エン
ジンの運転状態に応じて弁装置6が開閉作動し、排気ガ
スの導入形態が選択される。即ち、エンジンの運転状態
が排気ガスの流量の少ない低速運転領域にある場合には
第2アクチユエータ9により上記弁装置6が開弁位置(
第4図、実線図示位置)に設定され、逆にエンジンの運
転状態が排気ガスの流量の多い高速運転領域にある場合
には第2アクチユエータ9により上記弁装置6が開弁位
置(第4図、鎖線図示位置)に設定される。
従って、排気ガスの排出量が少ないエンジンの低速運転
領域においては、第1の排気ガス通路27のみから排気
ガスがタービンケーシング21内に導入されるため、排
気ガス量が少ないにもかかわらず該排気ガスのタービン
ケーシング21内におけるガス流速が十分に確保され、
タービンホイールの回転が高回転側に維持されてより低
速域から排気ターボ過給機2による過給効果を得ること
が可能となる。さらに、この場合、排気ガス通路の通路
面積が第1の排気ガス通路27と第2の排気ガス通路2
8の両方が有効とされている場合よりも絞られるため、
タービンケーシング21の排気入口側での排気ガス圧力
とスクロール部出口での排気ガス圧力との差をより大き
くとることができ(即ち、排気ガスの膨張比が上昇し)
、より高水準の過給性能が得られることとなる。
一方、排気ガスの排出量が多いエンジンの高速運転領域
においては、第1の排気ガス通路27と第2の排気ガス
通路28の両方が開通されるため、この両者から同時に
多量の排気ガスがタービンケーシング21内に大きな流
通抵抗を生じることなくスムーズに導入される。従って
、多量の排気ガスの排気エネルギーがタービンホイール
の駆動力として有効に活用されて過給性能が向上すると
ともに、エンジン側においてはその排圧が低下せしめら
れるところからその燃焼性が良好となり、エンジンの高
出力化が実現されることになる。
なお、本発明の弁装置6は、例えば排気ガス流量、エン
ジンへの吸入空気量等を直接検知して制御すれば良く、
あるいは比較的エンジン負荷の高い運転領域においてエ
ンジン回転数に応じて制御する等、その制御信号、制御
領域に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明の排気ターボ過給装置は、複数の排気ガス導入口
が形成されたタービンケーシングと、上記タービンケー
シングに接続される共通の排気管と、上記排気管に設け
られ、上記タービンケーシングの排気ガス導入口側端面
を弁座面として上記複数の排気ガス導入口のうちエンジ
ンの高速運転側で追加的に排気ガスを導入させる高速用
排気ガス導入口を開閉する弁装置とを備えるとともに、
上記排気管がタービンケーシングへの接続部近傍におい
て高速用排気ガス導入口の側方へ拡張して形成され、さ
らに上記弁装置が、作動中心軸を中心とする揺動により
開閉作動を行なう揺動型弁装置とされ、しかも該弁装置
の上記作動中心軸が上記排気管の拡張部に位置せしめら
れていることを特徴とするものである。
従って本発明の排気ターボ過給装置によれば、(1)タ
ービンケーシングの排気ガス導入口側の端面に形成され
る弁座面が排気ガスの流通方向に対向せしめられており
、しかも該弁座面に着座又は離間する弁装置が、揺動型
弁装置で構成され且つその作動中心軸が排気管の拡張部
に位置せしめられているため、上記弁装置の開弁状態時
における排気ガスの流通抵抗の低減化が促進され、ター
ビン効率延いては排気ターボ過給装置としての過給性能
が向上せしめられる、 (2)排気ガス導入口が排気ガスの流通方向に対向して
開口されているため、排気ガスの流通方向が排気ガス導
入口の軸心とほぼ一致し、このため該排気ガス導入口の
全開口部が排気ガス流通路として機能可能であり、排気
ガスの流通方向が排気ガス導入口の軸心と不一致された
構成のものに比して該排気ガス導入口の口径を小さくし
且つそれに伴って弁装置をも小形化することができ、装
置のコンパクト化が図れる、 (3)弁装置が、構造が簡単で不整定な熱変形の発生が
少ない排気管側に設けられているため、該弁装置の作動
特性に与える熱変形の影響が、該弁装置を構造の複雑な
タービンケーシング側に設ける場合に比べて少なく、そ
れだけ該弁装置の作動精度が向上せしめられる、 (4)弁装置が排気管側に設けられているため、タービ
ンケーシング側に該弁装置の支持部等を形成する必要が
なく、該弁装置をタービンケーシング側に設ける場合に
比して該タービンケーシングの構造の簡略化が図れる、 等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る排気ターボ過給装置の正
面図、第2図は第1図の■−■矢視図、第3図は第1図
の■−■矢視図、第4図は第3図のIV−IV断面図、
第5図は第4図の■−■断面図、第6図は第5図のVl
−VI断面図、第7図は第6図に示した弁装置の状態変
化図、第8図及び第9図は本発明の他の実施例に係る弁
装置の作動状態図、第1θ図は従来の排気ターボ過給装
置のタービンケーシング部の構造説明図である。 l・・・・・エンジン本体 2・・・・・ターボ過給機 4・・・・・排気管 6・・・・・弁装置 7・・・・・弁作動装置 8.9  や・・・アクチュエータ 11.12 ・・・インシュレータ 21・・・・タービンケーシング 22・・・・コンプレッサケーシング 23・・・・センターケーシング 26・・・・隔壁 27.28 ・・・排気ガス通路 29、(O・・・排気ガス導入口 31・・・・ウェストゲートパルプ 33・・・・弁座面 41・・・・分岐管部 42・・・・集合管部 44・・・・拡張部 61・・・・弁体 62・・・・弁支持体 63・・・・介挿えプレート 65・・・・作動中心軸 71・・・・通気孔 雪  ee 第1図 /・・・・・エンジン本体 −・・・・・ターボ過給機 ダ・・・・・排気管 t・・・・・弁装置 7・・・・・弁作動装置 ざ、9・・・・アクチュエータ /ム/2・・・インシュレータ +21・・・・タービンケーシング +22・・・・コンプレッサケーシング+23・・・・
センターケーシング −6・・・・隔壁 Z、X・・・排気ガス通路 2?JO・−・排気ガス導入口 31・・・・ウェストゲートパルプ q2・・・・集合管部 41・・・・拡張部 61・・・・弁体 62・・・・弁支持体 第2図 ゛第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数の排気ガス導入口が形成されたタービンケーシ
    ングと、上記タービンケーシングに接続される共通の排
    気管と、上記排気管に設けられ、上記タービンケーシン
    グの排気ガス導入口側端面を弁座面として上記複数の排
    気ガス導入口のうちエンジンの高速運転側で追加的に排
    気ガスを導入させる高速用排気ガス導入口を開閉する弁
    装置とを備えるとともに、上記排気管がタービンケーシ
    ングへの接続部近傍において高速用排気ガス導入口の側
    方へ拡張して形成され、さらに上記弁装置が、作動中心
    軸を中心とする揺動により開閉作動を行なう揺動型弁装
    置とされ、しかも該弁装置の上記作動中心軸が上記排気
    管の拡張部に位置せしめられていることを特徴とする排
    気ターボ過給装置。
JP60056341A 1983-12-16 1985-03-19 排気タ−ボ過給装置 Granted JPS61215424A (ja)

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