JPS61212630A - 排気タ−ボ過給装置 - Google Patents

排気タ−ボ過給装置

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JPS61212630A
JPS61212630A JP60056338A JP5633885A JPS61212630A JP S61212630 A JPS61212630 A JP S61212630A JP 60056338 A JP60056338 A JP 60056338A JP 5633885 A JP5633885 A JP 5633885A JP S61212630 A JPS61212630 A JP S61212630A
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valve
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exhaust pipe
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松田 郁夫
Masami Nakao
中尾 正美
Hiroshi Kinoshita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気ターボ過給機のタービンケーシングに複
数の排気ガス導入口を形成し、該複数の排気ガス導入口
を適宜の弁装置によってエンジンの運転状態に応じて開
閉制御することにより上記タービンケーシング内におけ
る排気ガス通路の通路面積を可変とした排気ターボ過給
装置に関するものである。
(従来技術) 従来の排気ターボ過給機においては、そのタービンケー
シングの内部に単一の排気通路を形成し且つ該排気通路
の通路面積を固定的に設定するとともに、エンジンの全
運転領域を通じて可及的に高水準のタービン効率が得ら
れるようにするという観点からタービン効率を決定する
A/R値(但し、A:タービンケーシングの排気ガス通
路の通路面積、R:タービンケーシングのスクロー/l
z 1m ノ曲率半径)をエンジンの中速運転時の排気
ガス量に応じて設定するのが通例であった。
ところが、このように、A/R値をエンジンの中速運転
時に対応させて設定した場合には、エンジンの高速運転
領域においては排気ガス量が上記基準排気ガス量よりも
多くなるところから排気ガスの流通抵抗が増大し、排気
ガスのもつ排気エネルギーが十分に活用できず、しかも
エンジン側においてはその排圧が高まるところから燃焼
性が悪化してエンジン出力が十分に得られない等の問題
が発生し、これに対してエンジンの低速運転領域におい
ては排気ガス量が上記基準排気ガス量よりも少なくなる
ところから排気ガスの流速が低下し、タービンホイール
の回転が十分に得られずタービン効率が低下するという
問題が発生することになる。
このような単一の排気ガス通路を有するタービンケーシ
ングを備えた排気ターボ過給機特有の欠点を改善するた
めに、例えば第1O図に示す如くタービンケーシング1
01内の排気ガス通路を第1の排気ガス通路102と第
2の排気ガス通路103の2つの排気ガス通路に分割し
、この2つに分割された排気ガス通路102,103の
うち、第1の排気ガス通路102の排気ガス導入口10
5を、エアアクチュエータ等の弁作動装置106によっ
て作動せしめられる弁装置104によって開閉制御する
ことにより上記排気ガス通路の通路面積をエンジンの運
転状態に応じて可変とし、もってエンジンの全運転領域
を通じて高水準の過給性能を確保するとか(特開昭58
−18522号公報参照)、あるいは第11図に示す如
くタービンケーシング201内に、それぞれ独立したス
クロール部をもつ第1のタービンホイール202と第2
のタービンホイール203の2つのタービンホイールを
嵌装してなる構造のタービン200を備えるとともに、
該タービンケーシング201の排気ガス導入口側の端面
201aに締着されるエンジンの排気管204内の排気
ガス通路を、隔壁207によって上記第1のタービンホ
イール202側に連通ずる第1の排気ガス通路205と
第2のタービンホイール203側に連通する第2の排気
ガス通路206の2つの排気ガス通路に分割し、エンジ
ンの運転状態に応じて弁装置208を弁作動装置209
によって適宜に作動させて上記第2の排気ガス通路20
6を、第1の排気ガス通路205と上記第2のタービン
ホイール203側とに択一的に連通させ、もってエンジ
ンの全運転域を通じて高水準の過給性能を得るようにす
る(特開昭57−102521号公報参照)というよう
な技術の開発が試みられている。
ところが、これら各公知例のものにおいては、弁作動装
置106が高温雰囲気中に晒されたり(第10図に示す
ものの場合)、あるいは弁作動装置206が高温雰囲気
中に晒され且つ直接排気管204に固定されたり(第2
図に示すものの場合)するなど該弁作動装置106,2
09が比較灼熱条件の厳しい状態下におかれるにもかか
わらず該弁作動装置106,209に対して何ら熱に対
する有効な対策が講じられていなかったため、熱劣化等
により該弁作動装置106.209の耐久性が低下し、
しかも特に該弁作動装置106,209がダイヤフラム
式機構を備えたものである場合には、ダイヤフラムとし
て超耐熱性の高級ゴムベローズを使用したりあるいは金
属ベローズを使用したりしなければならないなどのため
コストアップになるという問題があった。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を解決ある
いは改善しようとするもので、排気ガス導入口を開閉す
る弁装置を、排気管側に取付けた弁作動装置によって作
動制御するようにしたものにおいて、上記弁作動装置の
耐久性の向上とコストの低廉化を図るようにすることを
目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、複数
の排気ガス導入口が形成されたタービンケーシングと、
上記複数の排気ガス導入口に排気ガスを導くよう上記タ
ービンケーシングに接続される共通の排気管と、上記タ
ービンケーシングの排気ガス導入口側端面を弁座面とし
てエンジンの運転状態に応じて少なくとも1つの上記排
気ガス導入口を開閉させる弁装置と、上記排気管あるい
はタービンケーシングに固定支持されて上記弁装置を作
動させる弁作動装置とを備えるとともに、上記弁作動装
置と上記扉気管あるいはタービンケーシングとの間に、
該排気管あるいはタービンケーシング側から上記弁作動
装置側へ伝達される輻射熱を遮断するインシュレータを
、上記弁作動装置の上記排気管あるいはタービンケーシ
ング側への取付部において該取付部と上記排気管あるい
はタービンケーシング側部材との間で挟着支持させた状
態で取付けたものである。
(作 用) 本発明では上記の手段により、 (1)  排気管あるいはタービンケーシング側から弁
作動装置側への輻射熱がインシュレータによって可及的
に遮断され、 (2)排気管あるいはタービンケーシング側からの伝導
熱の一部が上記インシュレータ側に伝達され該弁作動装
置側への伝熱量が可及的に低減せしめられ、 これらのことから弁作動装置の温度上昇が可及的に抑制
される。
(実施例) 以下、第1図ないし第9図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
(構 成) 第1図ないし第3図には本発明の実施例に係る排気ター
ボ過給装置が示されており、図中符号lはエンジン本体
、2は排気ターボ過給機(後に詳述する)であり、該排
気ターボ過給機2はガスケット3(第3図参照)を介し
て排気管4(後に詳述する)に固定されている。
排気ターボ過給機2は、第1図に示す如くタービンホイ
ール(図示省略)を内蔵したタービンケーシング21(
後に詳述する)と、コンプレッサホイール(図示省略)
を内蔵したコンプレッサケーシング22とをセンターケ
ーシング23を介して連結して構成されている。
タービンケーシング21は、第1図並びに第3図ないし
第5図に示す如くその内部に形成されたスクロール状の
排気ガス通路を、スクロール方向に延設された隔壁26
によって、該タービンケーシング21の軸方向に並ぶ2
つの排気ガス通路即ち、該隔壁26の一方側に位置する
断面長円状の第1の排気ガス通路27と、該隔壁26の
他方側に位置し且つ上記第1の排気ガス通路27より通
路面積の小さい断面長円状の第2の排気ガス通路28の
左右2つの排気ガス通路に分割している。
この2つの排気ガス通路27.28は、ともにその排気
ガス上流側の開口端で構成される排気ガス導入口29.
30を、排気管4側への衝合面として作用するタービン
ケーシング21の排気ガス上流側の端面21a上に開口
させている。尚、この2つの排気ガス導入口29.30
のうち、第1の排気ガス導入口29はエンジンの全運転
域を通して常開とされるが、第2の排気ガス導入口30
は、後述する弁装置6によって排気ガスの流量の少ない
エンジンの低速運転時には閉塞され、排気ガスの流量の
多いエンジンの高速運転時には開口される。従って、エ
ンジンの低速運転時には第1の排気ガス導入口29のみ
が開口し、排気ガスは第1の排気ガス通路27を通って
タービンケーシング21のスクロール部21b側に導入
され、これに対してエンジンの高速運転時には第1の排
気ガス導入口29と第2の排気ガス導入口30の両方が
開口しており、排気ガスは第1の排気ガス通路27と第
2の排気ガス通路28の両方からタービンケーシング2
1のスクロール部21b側に導入されることとなる。
又、この場合、この実施例においてはタービンケーシン
グ21の端面21aのうち、上記隔壁26の端面26a
を含めた上記第2の排気ガス導入口30の口縁部に位置
する略長円環状部分を後述する弁装置6に対する弁座面
33としている。
このように、タービンケーシング2【の端面21aの一
部を弁装置6の弁座面33とすると、該第2の排気ガス
導入口30が排気ガスの流通方向に対向して開口するこ
ととなる。このため、弁装置6の開弁状態時には、排気
ガスは迂回することなくほぼ直線状に低流通抵抗でもっ
てスムーズにタービンケーシング21側に流入し、該排
気ガス流が迂回流となる場合に比して流通抵抗の減少分
だけタービン効率が向上せしめられることになる。
また、この場合第2の排気ガス導入口30の開口部の全
域が排気ガスの流通路として有効に機能可能であり、従
って、例えば排気ガスの流量を一定とした場合には、排
気ガスの流通方向と第2の排気ガス導入口30の軸心方
向とが交差するような構造のものに比して該第2の排気
ガス導入口30の口径を小さくしたりまたこれに伴って
弁装置6も小さくできるなど、装置のコンパクト化とい
う点において有利である。
さらに、弁座面33の平面方向が排気ガスの流通方向に
略直交する方向とされているため、該弁座面33の平面
方向と排気ガスの流通方向とが略平行とされた場合に比
して該弁座面33におけるシール性が良好であり(即ち
、後述する弁装置6の弁プレート61が上記弁座面33
に着座したとき、両者間のシール面の延出方向が排気ガ
スの流通方向と直交しそれだけ該シール面に沿って洩出
する排気ガスの流通抵抗が増大するため)、それだけ排
気ガスの流通制御が確実に行なわれることとなる。
また、タービンケーシング21には隔壁26が形成され
ているため、該隔壁26を有しない構造のタービンケー
シングの場合に比してその構造が複雑で且つ不整定な熱
変形も多くなるわけであるが、この実施例のものにおい
ては、後述する如く弁装置6を該タービンケーシング2
1側にではなく該タービンケーシング21に比べて比較
的構造が簡単であり不整定な熱変形が生じにくい排気管
4側に設けるようにしているため、弁装置6を備えた排
気ターボ過給装置のタービンケーシングであるにもかか
わらず該タービンケーシング21の構造の複雑化を最小
限度に抑えることが可能であり、またそれにより形状の
大型化も可及的に抑制されることとなる。
尚、第1図において符号31は、タービンケーシング2
1の側部に設けられた公知の構造をもつウェストゲート
バルブであり、該ウェストゲートバルブ31はエンジン
の吸気圧(過給圧)を受けて作動する第1アクチユエー
タ8により開閉制御される。
排気管4は、第1図ないし第3図に示す如くエンジン本
体lの各気筒の排気ボート(図示省略)に対して略水平
方向に向けて接続される4本の分岐管41 A、41 
B・・よりなる分岐管部41と、該各分岐管41A、4
1B・・をその排気ガス下流端部において集合させなが
ら該分岐管部41から該分岐管部41に対して直交する
方向に延出する集合管部42とを一体形成して構成され
ており、その分岐管側の端面4aをエンジン本体1側に
衝合させた状態で該エンジン本体lの側部に締着固定さ
れるとともに、集合管部42側の端面4b(即ち、集合
管部42の上端面42a)には、第3図及び第4図に示
す如く上記排気ターボ過給機2のタービンケーシング2
1がガスケット3を介して衝合固定されている。
この排気管4の集合管部42の排気ガス上流側端部に位
置して上記分岐管部41に連続する連続部46は、第4
図において投影線Ill及び第5図において想像線a、
でそれぞれ示す如く該排気管4の端面4bに上記タービ
ンケーシング21を締着固定した状態において、上下方
向において(即ち、排気ガスの流通方向において)上記
タービンケーシング21の上記第1の排気ガス導入口2
9と第2の排気ガス導入口30を同時にしかも該各排気
ガス導入口29.30の開口方向に沿う方向において臨
み得るような開口面積及び開口方向をもつ断面略正方形
状開口とされている。従って、集合管部42内の排気ガ
ス集合通路43と、上記第1の排気ガス通路27と第2
の排気ガス通路28によりなるタービンケーシング21
側の排気ガス通路とが略同軸状に連続することになり、
排気管4内をその分岐管部41側から集合管部42側に
流通する排気ガスGは、上記連続部46に案内されて該
集合管部42内をその軸心方向に沿って直線状に流通し
、上記タービンケーシング21の第1の排気ガス導入口
29と第2の排気ガス導入口30側にほとんど流通抵抗
を生じることなくスムーズに導入せしめられることにな
る。
さらに、この排気管4は、その集合管部42の側壁のう
ち、上記タービンケーシング21の上記第2の排気ガス
導入口30に対向する側の側壁48を、上記連続部46
より上記端面4b側寄り位置において外方に適宜量だけ
膨出させて、その内部に上記排気ガス集合通路43に連
続してその側方に位置し且つその一端が上記端面4b上
に開口する適宜大きさの拡張スペース45をもつ拡張部
44としている。この拡張部44は、後述する弁装置6
の取付は及び収納スペースとして機能する。
弁装置6は、第4図ないし第7図に示す如く上記排気管
4の拡張部44に取付けられて上記タービンケーシング
21の第2の排気ガス導入口30を開閉制御するもので
あって、特にこの実施例においては後述する如く該弁装
置6を揺動型の弁装置としている。即ち、弁装置6は、
第5図に示す如く上記排気管4の拡張部44のしかも上
記タービンケーシング21の第2の排気ガス導入口30
の長袖方向において対向する一対の側壁のうち反エンジ
ン本体l側に位置する側壁47を内外方向に(換言すれ
ば、上記第2の排気ガス導入口30の長袖方向に平行な
方向に)貫通して設けられた袖受簡66にその作動中心
軸65を回転自在に支承せしめた弁支持体62と、該弁
支持体62の揺動端62aに形成した弁押えプレート6
3に対して一対の連結ピン67.68を介して浮動自在
に支持された弁体61とを存している。この弁体61は
、第5図に示す如く上記タービンケーシング21の端面
21aの第2の排気ガス導入口30の口縁部に形成され
る上記弁座面33に衝合せしめられた状態において、少
なくとも上記第2の排気ガス導入口30を閉塞し且つ上
記タービンケーシング2!の隔壁26の端面26aを覆
うことのできるような大きさをもつ長円形プレートとさ
れており、しかもその長袖方向中央部には該弁体61を
その厚さ方向に貫通する適宜口径の通気孔71が形成さ
れている。
このように、弁装置6の閉弁状態において上記隔壁26
の端面26aが弁体61によって覆蓋されるように構成
した場合には、後述する如く該隔壁26の熱酸化あるい
はクラック発生等の熱劣化現象が可及的に抑制され且つ
排気ガスの流通抵抗も低減されることになる。即ち、弁
装置6の閉弁状態において弁体61によって隔壁26の
端面26aを覆蓋するようにすると該端面26a部分が
高温の排気ガスに直接に晒される頻度が、該端面26a
がエンジンの全運転域を通じて排気ガスに直接晒される
ように構成されたものに比して大幅に低減され(尚、エ
ンジンの全運転域を通して弁装置6が閉弁状態とされる
割合は通常、約70〜80%と高率である)、それだけ
該隔壁26の端面近傍における熱酸化が可及的に防止さ
れる。また、該隔壁26の温度上昇が抑制されるところ
から、該隔壁26の端面近傍における熱応力に起因する
クラック発生が未然に防止されることになり、これらの
ことからタービンケーシング21の耐久性が向上せしめ
られることとなる。さらに、上記の゛如く隔壁26の端
面近傍における熱酸化及びクラック発生が防止されると
ころから該隔壁26の厚さ寸法を薄くすることが可能で
ある。従って、それだけタービンケーシング21の軽量
化及びコンパクト化が促進されるとともに、隔壁26が
薄肉化された分だけ弁装置6の開弁状態時における排気
ガスの流通抵抗が低減せしめられ、過給性能の向上を図
る上において好都合である。
一方、この弁体6Nと上記弁支持体62の弁押えプレー
ト63とを連結する上記一対の連結ビン67.68は第
6図及び第7図に示す如く弁体61に対して該弁体61
の長袖方向に適宜離間して固着されており、その上面6
1a側に突出した嵌合軸部67a、68aをそれぞれ上
記弁支持体62の弁押えプレート63に形成したビン受
孔72゜72に遊動自在に嵌入せしめている。又、この
一対の連結ピン67.68の上記嵌合軸部67a、68
aの長さ寸法は、上記弁体61と弁押えプレート63と
を相互に浮動自在に支持できるように、上記介挿えプレ
ート63の厚さ寸法より適宜寸法だけ長寸とされている
。このため、弁装置6をその閉弁状態(第6図に図示す
る状態)から開弁させる場合には、その間弁作動初期に
おいて第7図に示す如く弁体61と介挿えプレート63
の間に、上記通気孔71に連通ずる平行な隙間74が形
成され、上記タービンケーシング21の第2の排気ガス
通路28と排気管4の排気ガス集合通路43とが上記通
気孔71及び隙間74を介して相互に連通せしめられる
こととなる。
従って、第6図に示す如く弁装置6をその閉弁状態から
矢印へ方向(第4図参照)に回動させて開弁させる場合
、その間弁操作開始時においては排気ガスの静圧及び動
圧が弁体61の上面61a側に負荷されているため、該
弁体61をこの排気ガスの圧力に抗して開作動させるた
めには大きな作動力が必要となるが、この実施例のもの
においては上記弁体6!が弁支持体62に対して浮動自
在に支持され且つ該弁体61に通気孔71が形成されて
いるため、第7図に示す如く弁装置6の開弁初期におい
ては上記弁体61と介挿えプレート63とが離間して高
圧の排気ガス集合通路43と低圧の第2の排気ガス通路
28とが相互に連通される。従って、排気ガスの一部が
通気孔71を通って第2の排気ガス通路28側に流入し
、両者間の圧力差が可及的に減少せしめられ(換言すれ
ば、弁体61に対する開弁方向規制力が減少せしめられ
)、該弁装置6をより小さい作動力でスムーズ且つ迅速
に開弁させることが可能となる(即ち、後述する弁作動
装置7の小形化が促進され且つ作動中心軸65あるいは
軸受筒66の耐摩耗性が向上する)。
さらに、この場合、介挿えプレート63の各ピン受孔7
2.72がそれぞれ連結ピン67.68の頭部67b、
68bによってそれぞれ略閉塞状態とされるため、排気
ガス集合通路43がら第2の排気ガス通路28側へ流出
する排気ガスは、該各ピン受孔72.72を通ることな
く弁体61と介挿えプレート63との間の隙間74から
通気孔7I側に流入することとなる。このため、弁機能
上重要な役割りを果たす上記各ピン受孔72.72の内
周面が高温の排気ガスに晒されて熱劣化し弁体61と弁
支持体62との間の遊動量が過大となって弁装置6の機
能を損ねるというようなことが未然に防止される。
また、弁体61と介挿えプレート63とが相互に浮動自
在に連結されているため、例えば経年劣化により排気管
4とタービンケーシング21との間に介在されたガスケ
ット3がへたったような場合とか、弁体61あるいは弁
座面33が長期の使用により摩滅したような場合でも弁
体61が両者間の相対関係の変化状態に追従して浮動変
位し該弁体61と弁座面33との密着性即ち、シール性
が長期に亘って良好に維持されることになる。
さらに、この弁装置6においては、弁体61と介挿えプ
レート63とが一対の連結ピン67.68によって連結
されているため、該弁体61と介挿えプレート63との
平面方向における相対位置決めが容易で且つ一旦設定さ
れた相対位置が使用中ズレるというようなこともない(
弁体61に対する位置決め機能の確保)。従って、弁体
61を円形とすることなく長円形とすることが可能であ
り、該弁体61を円形とする場合に比して該弁体61を
よりコンパクトとすることが可能である。
また、このような弁体61の位置決めが容易でありかつ
その位置ズレが発生しないという利点は、上記の如く第
2の排気ガス導入口30の開口形状を円形でなく長円形
に形成すること即ち、第2の排気ガス導入口30と弁装
置6の上記作動中心軸65との相対距離を可及的に小さ
く抑えた状態でしかも該第2の排気ガス導入口30の開
口面積を可及的に大きくとることを可能ならしめるもの
であり、この結果、弁体61あるいは第2の排気ガス導
入口30を円形にする場合に比して該第2の排気ガス導
入口30と上記作動中心軸65との間隔即ち、弁支持体
62のアーム長さを可及的に短くして該弁装置6の開弁
作動力を低下させることが可能となる(即ち、弁装置6
の軽快且つ円滑な作動が実現される)。即ち、この実施
例のものにおいては、このように弁支持体62のアーム
長さを短くできることと前述の如く弁体61に通気孔7
1を形成したこととの相乗作用により、弁装置6の開弁
作動力がより一層軽減されるものである。
尚、この実施例においては、第6図及び第7図に示す如
く弁体61に形成した通気孔71を該弁体61の浮動機
能を利用して開閉し、これによって弁装置6の開弁時の
作動力の軽減を図るようにしているが、本発明の他の実
施例においては、上記通気孔71を形成することなく例
えば第8図及び第9図に示す如く一対の連結ビン67.
68を相互に長さの異なるピンで構成し、弁装置6の閉
弁状態時(第8図参照)には弁体6Iの弁座面33への
密着性を確保するとともに、その開作動初期(第9図参
照)においては上記一対の連結ピン67.68の長さ寸
法の違いを利用して弁体61をその長軸方向の一方側か
ら開かせて該弁体61と上記弁座面33との間に傾斜状
の隙間75を形成し、該隙間75から排気ガスの一部を
第2の排気ガス通路28側に逃がすようにすることもて
きる。尚、この第8図及び第9図の各部材は、第6図及
び第7図の各部材と同一構成を有するものであり、該第
6図及び第7図の各部材に付した符号と同じ符号を付す
ることによりその詳細説明を省略する。
一方、この弁装置6は、後述する弁作動装置7によって
上記作動中心軸65を中心として矢印A−B方向に回動
され、第4図において実線図示する閉弁位置と同図にお
いて鎖線図示(符号6′)する開弁位置の2位置に択一
的に位置決めされるわけであるが、この場合、弁装置6
の開弁位置においては該弁装置6が上記排気管4の拡張
スペース45内に収納される(換言すれば、上記連続部
46の投影線r11よりも拡張部44側に位置する)よ
うに、上記弁支持体62のアーム長さあるいは作動中心
軸65の取付位置等を適宜に設定している。
このようにすることにより、弁装置6の開弁状態時にお
いて排気管4の排気ガス集合通路43の通路面積が開弁
位置に位置決めされた弁装置6によって実質的に減殺さ
れるというようなことがなく、排気ガスの流通抵抗が可
及的に軽減されることになり、また弁装置6の閉弁状態
時においては弁装置6の弁支持体62及び作動中心軸6
5(実質的には軸受筒66)によって排気ガスが上記タ
ービンケーシング21の端面21aのうち拡張スペース
45に臨んで露出している部分に直接当たるのが可及的
に防止され、該端面21aの熱劣化が抑制される。この
ことから、該タービンケーシング21の耐久性が向上せ
しめられることとなる。
さらに、弁装置6が、隔壁26が形成されておらず比較
的構造が簡単で、そのため不整定な熱変形が少ない排気
管4側に設けられているため、構造が比較的複雑でその
ため不整定な熱変形が生じ易いタービンケーシング21
側に弁装置6を設ける場合に比して該弁装置6の作動特
性に与える熱変形の影響が少なく、それだけ該弁装置6
の作動精度を高水準に維持することが可能となる。
弁作動装置7は、上記弁装置6をエンジンの運転状態に
応じて開閉作動させるものであって、この実施例におい
ては第1図ないし第3図に示す如くエンジンの運転状態
に応じて適宜に供給制御されるエア圧力を受けてその作
動子IOを進退変位させるようにしたダイヤフラム式の
圧力応動機構を有する第2アクチユエータ9で構成して
おり、上記排気管4の集合管部42の側方に後述する如
く略断熱的に取付けられている。即ち、上記排気管4の
集合管部42には、略コ字状に折曲形成された板材より
なる排気管用インシュレータ12が、上記集合管部42
の上記エンジン本体I側に対向する側面を除く他の三つ
の側面の外側を包囲する如く該集合管部42の外側から
嵌合され且つ該集合管部42の一側部に膨出形成したイ
ンシュレータ取付部42bと該インシュレータ取付部4
2bに対向する該アクチュエータ用インシュレータ11
の一側面12aとを一対の取付ボルト15.15によっ
て締結することによって固定されている。さら゛に、こ
の排気管用インシュレータ1♀の取付けの際、該排気管
用インシュレータ12とともに平板状のブラケット13
が、その先端部13aを該排気管用インシュレータ12
の反エンジン本体l寄りの外端部より外方に突出させた
状態で上記取付ボルトl 5,15によって共締め固定
されている。さらに、このブラケット13の先端部13
aには、本発明を適用してその外周を略密閉容器状の、
アクチュエータ用インシュレータ11(特許請求の範囲
中のインシユレータに該当する)によって被包した上記
第2アクチユエータ9が、該アクチュエータ用インシュ
レータ11の上記作動子IO側の一側面11gを上記ブ
ラケツ)13の先端部13aと第2アクチユエータ9の
面端面9aとの間に挟んだ状態で一対の取付ボルトl 
6,16によって締結固定されている。従って、第2ア
クチユエータ9は、上記排気管4の集合管部42に対し
て上記アクチュエータ用インシュレータ11と排気管用
インシュレータ12の2部材を介して略断熱的に固定さ
れることとなる。このようにして排気管4側に取付けら
れた第2アクチユエータ9の作動子IOには、リンクレ
バー69,70を介して上記弁装置6の作動中心軸65
が連結されており、該作動子lOが矢印a方向(第1図
参照)に突出することにより上記弁装置6が矢印六方向
(第4図参照)に回動して上記第2の排気ガス導入口3
0が開口され、これに対して該作動子IOが矢印す方向
に後退することにより上記弁装置6が矢印B方向に回動
して上記第2の排気ガス導入口30が閉塞される。
このように、排気管4の外側に排気管用インシュレータ
12が取付けられ、さらに該排気管用インシュレータI
2とともに排気管4側に取付けられたブラケット13の
先端部13aに、その周囲をアクチュエータ用インシュ
レータ11によって被包された第2アクチユエータ9を
その端面9aと該ブラケット先端部13aとの間に上記
アクチュエータ用インシュレータ11を介在させた状態
で共締め固定すると、インシュレータ11.12の作用
により排気管4側から第2アクチネエータ9側に輻射熱
が伝達されるのが可及的に防止され、また排気管4側か
らブラケット13を介して伝達される伝導熱がアクチュ
エータ用インシュレータll側に伝達され第2アクチユ
エータ9側への伝熱量が可及的に低減され、該第2アク
チユエータ9の温度上昇が可及的に抑制される。また、
上記の如く第2アクチユエータ9の全周をアクチュエー
タ用インシュレータ11によって被包すると、飛石の衝
突、汚泥あるいは雨水の付着等から該第2アクチユエー
タ9を保護することができる。これらのことから、該第
2アクチユエータ9の耐久性が向上するとことになる。
さらに、上述の如く第2アクチユエータ9の昇温が可及
的に抑制されるところから、該第2アクチユエータ9の
ダイヤフラム(図示省略)の材質を比較的耐熱性の劣る
低級品とすることが可能であり、それだけ第2アクチユ
エータ9のコストの低廉化が促進される。
また、弁装置6と該弁装置6を作動させる第2アクチユ
エータ9とをともに排気管4側に取付けるようにルでい
るため、排気ガスからの熱の影響を受けて排気管4が熱
変形を生じたような場合でも該排気管4に取付けられた
第2アクチユエータ9と弁装置6との相対関係をほぼ一
定に保つことができ、弁装置6の制御精度が常時高水準
に維持されることになる。また、弁装置6と第2アクチ
ユエータ9とがともに排気管4に取付けられているため
、装置の分解組立時には該弁装置6と第2アクチユエー
タ9とを相互に連動連結させたままこれを行なうことが
でき、またその作動検査は装置の分解状態あるいは組立
状態のいずれの状態においてでも高精度で行なうことが
でき、弁装置6と第2アクチェエータ9相互間の組立精
度及び組立性が良好ならしめられる。
続いて、この排気ターボ過給装置の作動並びにその作用
を説明する。
エンジンが運転されるとエンジン本体1側の各気筒から
排出される排気ガスGは、排気管4の各分岐管41A、
41B・・を介して集合管部42に集められたのち、該
集合管部42の排気ガス集合通路43から排気ターボ過
給機2のタービンケーシング21内の排気ガス通路即ち
、第1の排気ガス通路27及び第2の排気ガス通路28
内に導入され、その排気エネルギーでもってタービンホ
イールを駆動し、コンプレッサホイールによる吸入空気
の予圧作用(吸気過給)を行なわしめる。この際、エン
ジンの運転状態に応じて弁装置!6が開閉作動し、排気
ガスの導入形態が選択される。即ち、エンジンの運転状
態が排気ガスの流量の少ない低速運転領域にある場合に
は第2アクチユエータ9により上記弁装置6が開弁位置
(第4図、実線図示位置)に設定され、逆にエンジンの
運転状態が排気ガスの流量の多い高速運転領域にある場
合には第2アクチユエータ9により上記弁装置6が開弁
位置(第4図、鎖線図示位置)に設定される。
従って、排気ガスの排出量が少ないエンジンの低速運転
領域においては、第1の排気ガス通路27のみから排気
ガスがタービンケーシング21内に導入されるため、排
気ガス量が少ないにもかかわらず該排気ガスのタービン
ケーシング21内におけるガス流速が十分に確保され、
タービンホイールの回転が高回転側に維持されてより低
速域から排気ターボ過給機2による過給効果を得ること
が可能となる。さらに、この場合、排気ガス通路の通路
面積が第1の排気ガス通路27と第2の排気ガス通路2
8の両方が有効とされている場合よりも絞られるため、
タービンケーシング21の排気入口側での排気ガス圧力
とスクロール部出口での排気ガス圧力との差をより大き
くとることができ(即ち、排気ガスの膨張比が上昇し)
、より高水準の過給性能が得られることとなる。
一方、排気ガスの排出量が多いエンジンの高速運転領域
においては、第1の排気ガス通路27と第2の排気ガス
通路28の両方が開通されるため、この両者から同時に
多量の排気ガスがタービンケーシング21内に大きな流
通抵抗を生じることなくスムーズに導入される。従って
、多量の排気ガスの排気エネルギーがタービンホイール
の駆動力として有効に活用されて過給性能が向上すると
ともに、エンジン側においてはその排圧が低下せしめら
れるところからその燃焼性が良好となり、エンジンの高
出力化が実現されることになる。
なお、本発明の弁装置6は、例えば排気ガス流量、エン
ジンへの吸入空気量等を直接検知して制御すれば良く、
あるいは比較的エンジン負荷の高い運転領域においてエ
ンジン回転数に応じて制御する等、その制御信号、制御
領域に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明の排気ターボ過給装置は、複数の排気ガス導入口
が形成されたタービンケーシングと、上記複数の排気ガ
ス導入口に排気ガスを導くよう上記タービンケーシング
に接続される共通の排気管と、上記タービンケーシング
の排気ガス導入口側端面を弁座面としてエンジンの運転
状態に応じて少なくとも1つの上記排気ガス導入口を開
閉させる弁装置と、上記排気管あるいはタービンケーシ
ングに固定支持されて上記弁装置を作動させる弁作動装
置とを備えるとともに、上記弁作動装置と上記排気管あ
るいはタービンケーシングとの間に、該排気管あるいは
タービンケーシング側から上記弁作動装置側へ伝達され
る輻射熱を遮断するインシュレータが、上記弁作動装置
の上記排気管あるいはタービンケーシング側への取付部
において該取付部と上記排気管あるいはタービンケーシ
ング側部材との間で挟着支持された状態で取付けられて
いることを特徴とするものである。
従って、本発明の排気ターボ過給装置によれば、排気管
あるいはタービンケーシングと弁作動装置との間に介設
されるインシュレータが該弁作動装置の排気管あるいは
タービンケーシング側への取付部において両者間に挟着
支持されているところから、排気管あるいはタービンケ
ーシング側から弁作動装置側へ伝達される輻射熱及び伝
導熱が可及的に低減され、その結果、該弁作動装置の温
度上昇が可及的に抑制され、該弁作動装置が熱条件の非
常に厳しい排気管あるいはタービンケーシング側に取付
けられているにもかかわらす該弁作動装置の耐久性が向
上せしめられるという効果が得られる。
さらに、上記の如く弁作動装置の温度上昇が可及的に抑
制されるところから、該弁作動装置の構成材料として比
較的耐熱性の劣る安価な低級品を使用することが可能で
あり、それだけ弁作動装置延いては排気ターボ過給装置
のコストの低廉化が図れるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る排気ターボ過給装置の正
面図、第2図は第1図の■−■矢視図、第3図は第1図
の■−■矢視図、第4図は第3図のIV−fV断面図、
第5図は第4図のV−■断面図、第6図は第5図のVl
−VI断面図、第7図は第6図に示した弁装置の状態変
化図、第8図及び第9図は本発明の他の実施例に係る弁
装置の作動状態図、第10図及び第11図は従来の排気
ターボ過給装置の要部の構造説明図である。 1・・・・・エンジン本体 2・・・・・ターボ過給機 4・・・・・排気管 6・・・・・弁装置 7・・・・・弁作動装置 8.9 ・・・・アクチュエータ 11.12 ・・・インシュレータ 21・・・・タービンケーシング 22・・・・コンプレッサケーシング 23・・・・センターケーシング 26・・・・隔壁 27.28 ・・・排気ガス通路 29.30 ・・・排気ガス導入口 31・・・・ウェストゲートパルプ 33・・・・弁座面 41・・・・分岐管部 42・・・・集合管部 44・・・・拡張部 61・・・・弁体 62・・・・弁支持体 63・・・・介挿えプレート 65・・・・作動中心軸 71・・・・通気孔 ! コ  。 第1図 1・・・・・エンジン本体 2・・・・・ターボ過給機 ψ・・・・・排気管 6・・・・・弁装置 7・・・・・弁作動装置 ff、9・・・・アクチュエータ /ムn・・・インシュレータ 21・・・・タービンケーシング 22・・・・コンプレッサケーシング 23・・・・センターケーシング 26・・・・隔壁 l−I・・・排偲ガス通路 J、30・・・排気ガス導入口 31・・・・ウェストゲートバルブ lψ・拳・・拡張部 61・・・・弁体 2         62−・・・弁支持体第2図 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数の排気ガス導入口が形成されたタービンケーシ
    ングと、上記複数の排気ガス導入口に排気ガスを導くよ
    う上記タービンケーシングに接続される共通の排気管と
    、上記タービンケーシングの排気ガス導入口側端面を弁
    座面としてエンジンの運転状態に応じて少なくとも1つ
    の上記排気ガス導入口を開閉させる弁装置と、上記排気
    管あるいはタービンケーシングに固定支持されて上記弁
    装置を作動させる弁作動装置とを備えるとともに、上記
    弁作動装置と上記排気管あるいはタービンケーシングと
    の間に、該排気管あるいはタービンケーシング側から上
    記弁作動装置側へ伝達される輻射熱を遮断するインシュ
    レータが、上記弁作動装置の上記排気管あるいはタービ
    ンケーシング側への取付部において該取付部と上記排気
    管側部材との間で挟着支持された状態で取付けられてい
    ることを特徴とする排気ターボ過給装置。
JP60056338A 1985-03-19 1985-03-19 排気タ−ボ過給装置 Expired - Lifetime JPH066900B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6382195B1 (en) 2000-02-18 2002-05-07 Borgwarner Inc. Exhaust gas recirculation system for an internal combustion engine having an integrated valve position sensor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601230U (ja) * 1983-06-20 1985-01-08 大井 博介 手摘みに代る茶刈機

Patent Citations (1)

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