JPS61215256A - 高温用摺動部材 - Google Patents
高温用摺動部材Info
- Publication number
- JPS61215256A JPS61215256A JP60053253A JP5325385A JPS61215256A JP S61215256 A JPS61215256 A JP S61215256A JP 60053253 A JP60053253 A JP 60053253A JP 5325385 A JP5325385 A JP 5325385A JP S61215256 A JPS61215256 A JP S61215256A
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- JP
- Japan
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- sliding
- carbon
- sliding member
- temperature
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、高温領域で最も優れた摺動性能を発揮する高
温用摺動部材に関するものである。
温用摺動部材に関するものである。
従来の技術
炭素−炭素複合摺動材料は、耐熱性・耐薬品性および機
械加工性に優れ、しかも軽量であるという利点を持って
おシ、従来の金属系および高分子系の摺動材料が使用で
きない高温や腐食性などの雰囲気下で有望視されている
。そして、このような雰囲気下では、該複合材料の相手
材として、セラミックス材料が使用されることが多い。
械加工性に優れ、しかも軽量であるという利点を持って
おシ、従来の金属系および高分子系の摺動材料が使用で
きない高温や腐食性などの雰囲気下で有望視されている
。そして、このような雰囲気下では、該複合材料の相手
材として、セラミックス材料が使用されることが多い。
従来、炭素−炭素複合材料に含まれる固体潤滑剤として
は、マトリックスのカーボンと同等の耐熱性を有する黒
鉛が用いられ、相手材としては、価格・機械的強度およ
び表面硬さの点からα−アルミナ焼結体が使用されてい
る。
は、マトリックスのカーボンと同等の耐熱性を有する黒
鉛が用いられ、相手材としては、価格・機械的強度およ
び表面硬さの点からα−アルミナ焼結体が使用されてい
る。
発明が解決しようとする問題点
前述の炭素−炭素複合摺動材料とα−アルミす焼結体を
300〜500℃の高温用摺動部材として用いる場合に
は、摩擦係数が高く比摩耗量も大きくなって摺動性能が
悪くなる問題点を有している。
300〜500℃の高温用摺動部材として用いる場合に
は、摩擦係数が高く比摩耗量も大きくなって摺動性能が
悪くなる問題点を有している。
問題点を解決するための手段及び作用
本発明は前述の問題点に鑑み、炭素−炭素複合摺動材料
とα−アルミナ焼結体とを組み合せて、300〜500
℃の高温でも摩擦係数が低く、比摩耗量が少なくなって
優れた摺動性能を具備するようにした高温用摺動材料を
提供することを目的とするものである。
とα−アルミナ焼結体とを組み合せて、300〜500
℃の高温でも摩擦係数が低く、比摩耗量が少なくなって
優れた摺動性能を具備するようにした高温用摺動材料を
提供することを目的とするものである。
具体的には、炭素−炭素複合摺動材料は、固体潤滑剤と
して六方晶窒化ホウ素粉末を3〜10体積嘩体積化繊維
として炭素繊維t−3〜20体積−含み、残部が熱融着
性を示すフェノール・ホルムアルデヒド樹脂(特開昭5
8−12059 )か、らなる均一な混合物を加熱成形
後、真空雰囲気を含む非酸化性雰囲気下で炭化焼成する
ことによって得られ、マ) IJラックス無定形炭素か
らなる。
して六方晶窒化ホウ素粉末を3〜10体積嘩体積化繊維
として炭素繊維t−3〜20体積−含み、残部が熱融着
性を示すフェノール・ホルムアルデヒド樹脂(特開昭5
8−12059 )か、らなる均一な混合物を加熱成形
後、真空雰囲気を含む非酸化性雰囲気下で炭化焼成する
ことによって得られ、マ) IJラックス無定形炭素か
らなる。
すなわち、固体潤滑剤は六方晶窒化ホウ素であることが
必要であシ、他の固体潤滑剤では良好な摺動性能が得ら
れない。また、六方晶窒化ホウ素粉末が3体積嘩以下で
は、炭化焼成時に焼成体にクラックが入ってしまい、1
0体積嘩以上では焼成体の強度が低下し摩耗が非常に多
く欧る。炭素繊維としては、チョツプドファイバー・ミ
ルドファイバー等の短線m+使用し、充てん量が3体積
−以下では焼成体にクラックが入ってしまい、20体積
−以上では摩擦係数の上昇が避けられない。
必要であシ、他の固体潤滑剤では良好な摺動性能が得ら
れない。また、六方晶窒化ホウ素粉末が3体積嘩以下で
は、炭化焼成時に焼成体にクラックが入ってしまい、1
0体積嘩以上では焼成体の強度が低下し摩耗が非常に多
く欧る。炭素繊維としては、チョツプドファイバー・ミ
ルドファイバー等の短線m+使用し、充てん量が3体積
−以下では焼成体にクラックが入ってしまい、20体積
−以上では摩擦係数の上昇が避けられない。
″また、相手材としては、前記したように価格・機械的
強度および表面硬さの点から、工業的に最も利用し易い
と考えられるα−アルミナ焼焼結含金使用た。該α−ア
ルミナ焼結体の表面粗さは、十点平均粗さで5z以下で
あることが必要である。52以上になると引っかき作用
が顕著になシ、摺動性能が悪化する。ここで、表面粗さ
を十点平均粗さで示しなのは、該焼結体表面には無数の
穴が存在しているため、最大高さ粗さで表わすと、笑際
の表面粗さよシもかな)大きくなるためである。
強度および表面硬さの点から、工業的に最も利用し易い
と考えられるα−アルミナ焼焼結含金使用た。該α−ア
ルミナ焼結体の表面粗さは、十点平均粗さで5z以下で
あることが必要である。52以上になると引っかき作用
が顕著になシ、摺動性能が悪化する。ここで、表面粗さ
を十点平均粗さで示しなのは、該焼結体表面には無数の
穴が存在しているため、最大高さ粗さで表わすと、笑際
の表面粗さよシもかな)大きくなるためである。
以上によシ得られる炭素−炭素複合摺動材料とα−アル
ミナ焼結体を組み合わせた摺動部材は、300〜500
℃の温度範囲で特に優れた摺動性能を発揮し、300℃
以下の温度域でも、従来の黒鉛を固体潤滑剤として使用
した炭素−炭素複合摺動材料よプも艮好な性能を示す。
ミナ焼結体を組み合わせた摺動部材は、300〜500
℃の温度範囲で特に優れた摺動性能を発揮し、300℃
以下の温度域でも、従来の黒鉛を固体潤滑剤として使用
した炭素−炭素複合摺動材料よプも艮好な性能を示す。
300〜500℃の温度範囲で摺動性能が特に優れるの
は、後述するビン−円板型摩擦摩耗試験材の円板が加熱
されていることと摩擦熱の発生によシ摺動部がかなシ高
温となシ、α−アルミナ焼結体摺動面に付着し大穴方晶
窒化ホウ素フィルムが酸化され、融点450℃のB、
Osとなって、これが半液体状態で界面に存在するため
であると考えられる。500℃金超えると、該炭素−炭
素複合材料のマトリックスカーボンの酸化によシ、比摩
耗量が次第に大きくなシ、摺動性能は低下する。
は、後述するビン−円板型摩擦摩耗試験材の円板が加熱
されていることと摩擦熱の発生によシ摺動部がかなシ高
温となシ、α−アルミナ焼結体摺動面に付着し大穴方晶
窒化ホウ素フィルムが酸化され、融点450℃のB、
Osとなって、これが半液体状態で界面に存在するため
であると考えられる。500℃金超えると、該炭素−炭
素複合材料のマトリックスカーボンの酸化によシ、比摩
耗量が次第に大きくなシ、摺動性能は低下する。
実 施 例
以下、!l[!施例によシ本発明をさらに具体的に説明
する。
する。
実施例 1
立方晶窒化ホウ素粉末を5体積%、炭素繊維ミルドファ
イバー″f:5体積襞、残部が熱融着性を示すフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂からなる均一な混合物を、加
熱成形後、真空雰囲気を含む非酸化性雰囲気下1000
℃で炭化焼成し、摺動試験片を得喪。
イバー″f:5体積襞、残部が熱融着性を示すフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂からなる均一な混合物を、加
熱成形後、真空雰囲気を含む非酸化性雰囲気下1000
℃で炭化焼成し、摺動試験片を得喪。
ビン−円板型摩擦摩耗試験機を使用し、該摺動試験片と
1表面粗さが十点平均粗さで1.22であるα−アルミ
ナ焼結体円板を組み合わせ、周速10 m/I、面圧1
50驚、円板表面温度500℃の条件下で、摺動試験を
実施した。
1表面粗さが十点平均粗さで1.22であるα−アルミ
ナ焼結体円板を組み合わせ、周速10 m/I、面圧1
50驚、円板表面温度500℃の条件下で、摺動試験を
実施した。
実施例 2
実施例1で、円板表面温度’t25.100゜300.
550,600 ℃と変化させ、同様に摺動試験を実
施した。
550,600 ℃と変化させ、同様に摺動試験を実
施した。
比較例 1
黒鉛粉本を6体積チ、炭素繊維ミルドファイバー3体積
饅、残部が熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂からなる均一な混合物を、加熱成形後真空雰囲気
を含む非酸化性雰囲気下1000℃で炭化焼成し、摺動
試験片を得九後、実施例1および2と同様に摺動試験を
実施した。
饅、残部が熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂からなる均一な混合物を、加熱成形後真空雰囲気
を含む非酸化性雰囲気下1000℃で炭化焼成し、摺動
試験片を得九後、実施例1および2と同様に摺動試験を
実施した。
比較例 2
実施例1で、α−アルミナ焼結体の表面粗さを変え、同
様に摺動試験を!!施し喪。
様に摺動試験を!!施し喪。
比較例 3
実施例1で、α−アルミナ焼結体を炭化ケイ素および窒
化ケイ素に変え、同様に摺動試験を実施した。
化ケイ素に変え、同様に摺動試験を実施した。
比較例 4
5il!施例1で、固体潤滑剤として黒鉛5体積チおよ
び二硫化モリブテン5体積IL六方晶窒化ホウ素粉末に
変え充てんし、同様に摺動試験ft実施した。
び二硫化モリブテン5体積IL六方晶窒化ホウ素粉末に
変え充てんし、同様に摺動試験ft実施した。
比較例 5
実施例1で、六方晶窒化ホウ素粉末と炭素繊維の充てん
iを変え、同様に摺動試験を実施した。
iを変え、同様に摺動試験を実施した。
実施例1および2と比較例1との結果の対比’!I図に
示し、比較例2の結果を第2図に示す。
示し、比較例2の結果を第2図に示す。
ま六、実施例1と比較例3〜5との結果の対比を表1に
示す。
示す。
この結果から、六方晶窒化ホウ素粉末に代えて黒鉛粉本
を充填した従来の炭素−炭素複合摺動材料を用いた場合
には300℃以上で比摩耗量が多く、摩擦係数が大きく
なることが判る。
を充填した従来の炭素−炭素複合摺動材料を用いた場合
には300℃以上で比摩耗量が多く、摩擦係数が大きく
なることが判る。
また、α−アルミナ焼結体の表面粗さが十点平均粗さで
6以上になると摩擦係数が大きく、比摩耗量が多くなる
ことが判る。
6以上になると摩擦係数が大きく、比摩耗量が多くなる
ことが判る。
また、相手材を炭化ケイ素、窒化ケイ素とした場合、六
方晶窒化ホウ素に代えて黒鉛、二硫化モリブデンを充填
し九場合には摩擦係数が大きく、比摩耗量が多くなシ、
大方晶窒化ホウ素が2体積−の場合と炭素繊維が2体積
−の場合には焼成体にクラックが発生して摺動部材とし
て利用できず、六方晶窒化ホウ素が15体積−の場合と
炭素繊維が25体積嘩の場合には摩擦係数が犬きく、比
摩耗量が多くなることが判る。
方晶窒化ホウ素に代えて黒鉛、二硫化モリブデンを充填
し九場合には摩擦係数が大きく、比摩耗量が多くなシ、
大方晶窒化ホウ素が2体積−の場合と炭素繊維が2体積
−の場合には焼成体にクラックが発生して摺動部材とし
て利用できず、六方晶窒化ホウ素が15体積−の場合と
炭素繊維が25体積嘩の場合には摩擦係数が犬きく、比
摩耗量が多くなることが判る。
(以下余白)
発明の効果
このように、本発明の炭素−炭素複合摺動鼎とα−アル
ミナ焼結体を組み合わせた高温用摺動部材は、300〜
500℃の温度範囲で特に優れ大摺動性能を発揮するの
で、摺動面が高温となるのを避けられない。炉関係や断
熱エンジンの摺動部分、および高温でしかも耐食性4要
求されるというような摺動部分に適用可能である。
ミナ焼結体を組み合わせた高温用摺動部材は、300〜
500℃の温度範囲で特に優れ大摺動性能を発揮するの
で、摺動面が高温となるのを避けられない。炉関係や断
熱エンジンの摺動部分、および高温でしかも耐食性4要
求されるというような摺動部分に適用可能である。
第1図は実施例1及び2と比較例1との結果を示す表図
、II2図は比較例2の結果を示す表図である。
、II2図は比較例2の結果を示す表図である。
Claims (3)
- (1)炭素−炭素複合摺動材料とα−アルミナ焼結体を
組み合わせてなる、300〜500℃の高温領域で最も
優れた摺動性能を発揮する高温用摺動部材。 - (2)該炭素−炭素複合摺動材料が、六方晶窒化ホウ素
粉末を3〜10体積%、炭素繊維を3〜20体積%含み
、残部が熱融着性を示すフェノール・ホルムアルデヒド
樹脂からなる均一な混合物を、加熱成形後、真空雰囲気
を含む非酸化性雰囲気下で炭化焼成することによつて得
られる焼成体である、特許請求の範囲第1項に記載の高
温用摺動部材。 - (3)該アルミナ焼結体の表面粗さが、十点平均粗さで
5z以下である特許請求の範囲第1項に記載の高温用摺
動部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60053253A JPS61215256A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 高温用摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60053253A JPS61215256A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 高温用摺動部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61215256A true JPS61215256A (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=12937622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60053253A Pending JPS61215256A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 高温用摺動部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61215256A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05306166A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-19 | Toyota Motor Corp | 炭素複合材料 |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP60053253A patent/JPS61215256A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05306166A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-19 | Toyota Motor Corp | 炭素複合材料 |
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