JPS61214857A

JPS61214857A - 集合住宅用通信バス

Info

Publication number: JPS61214857A
Application number: JP60056462A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Sugaya; 菅谷　信生
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1985-03-20
Filing date: 1985-03-20
Publication date: 1986-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、集合住宅（マンション等）の建物（ビル）内
に広い範囲にわたり分散配置された装置間を接続する集
合住宅用通信バスに関するものである。

〔従来技術〕

マンション、オフィスビル等の大きな建物内の防災管理
システムは、端末機器が建物内の各所に分散配置され、
管理人室に配置された集中監視盤に接続されている。

従来、防災管理システムにおしζて、建物内部各所に分
散配置された機器間の接続及び情報伝送方法はシステム
の目的に応じた方法が取られてきた。例えば、自動火災
報知システムにおいては、入力端末機器として、熱、煙
感知器、発信機（火災報知スイッチ）があり、これらの
機器は、消防法、警報設備設置基準に則って分散配置さ
れている。

センター装置である受信機と前記入出力端末機器は、基
本的に一対一で各々のケーブルで接続されるか、あるい
は数個の入出力端末機器単位にブロック分けし、該ブロ
ック分けした入出力端末機器とセンター装置を接続して
いる。後者の接続例を第３図に示す。同図において、１
は感知機、発信表示灯、地区音響機等の端末機器、２は
受信機であり、複数の端末機器１を１ブロツクとして受
信機２と接続線３で接続されている。該接続線３は、ブ
ロック分けした数と略同数必要し建物内に張りめぐらさ
れている。

また、沖電気研究開発、４５（２）（昭５３−３）沖電
気工業株式会社、９５５〜６２頁に記載されているよう
な、火災報知機能の他に、照明、空調、電力コントロー
ル等の各種自動監視制御機能を持つビル管理システムに
おいては、端末機器の数はさらに増え、一般的には第４
図に示すような接続形態がとられる。同図において、リ
モートステーション（Ｒ８）１２には、数十個の端末装
置１１が接続され、センター装置１３とリモートステー
ション１２間は光ケーブルや同軸ケーブル１４等で接続
し、ＨＤ　ＣＬ　（Ｈｉｇｈｌｅｖｅ−ＩＤ　ａｔａｌ
ｉｎｌ（Ｃｏｎｔｒｏｌ）手順等による高速伝送路が形
成きれている。上記第４図に示すビル管理システムにお
いては、データ通信に高速、高品質が要求されるため、
ケーブル１４及びリモートステーション１２は自ずと高
価なものとなる。

一方、肪犯、防災を目的としたマンション等の集合住宅
の従来の管理システムの構成を第す図に示す。同図にお
いて、−２０は住宅毎に設けられた住宅情報盤、２１は
中継装置、２２は制御装置、２３はオートドア電気錠、
２４は共用玄関装置、２５は警報表示盤、２６は管理人
室装置である。住宅情報盤２０はドアホンＡ５熱、煙感
知器Ｂ、ガス漏れ検知器０１侵入検知器（図示せず）等
の各種センサや機器が接続され。また、該住宅情報盤２
０にはドアホンＡとの通話、他装置とのインターホン通
話、接続検知器の動作による警報表示及び制御装置２２
への伝送機能がある。共用玄関装置２４は前記住宅情報
盤２０及び管理人室装置２６とのインターホン通話（オ
ートドア電気錠２３の解錠依！１（）や暗証番号を入力
することにより、オートドア電気錠２３の解錠を行なう
、警報表示盤２５は、管理人室に設置された制御装置２
２の制御によりマンション内の住宅の警報発生状態を表
示する。制御装置２２は前記住宅情報盤２０との通信制
御及びオートドア電気錠２３、共用玄関装置２４、警報
表示盤２５、管理人室装置２６の監視制御を行なう、中
継装置２１は、複数台の住宅情報盤２０毎に一台設置さ
れるもので、ここでは、（１）住宅情報盤２０のデバイ
スアドレスを部屋番号に対応させること、（２）ディジ
タル伝送路の通信速度と接続可能距離及び駆動能力に対
する負荷数との制約（中継装置２１内にディジタル伝送
回路のバッファ中継機能を有する）があること、（３）
設置及び配線工事のやりやすさ等の理由により、各階に
住宅情報盤２０の１０台毎に一台設置きれる。画然、１
階当りの部屋数（住宅情報盤２０の数）が１１以上にな
った場合及び階層が１１以上になった場合は中継装置２
１を相応数増設すると共に、同装置を識別するための接
続母線が下記の３対の母線の他に必要となる。

１、−１．は、制御装置２２と住宅情報盤２０を接続す
るための母線で、１対のインターホン通話用アナログ双
方向バス、２対の住宅情報盤２０から制御装置２２への
ディジタルバスの計３対（６本）とからなる。ディジタ
ルバスを双方向とすることができないのは、中継装置２
１でバッファ中継するためである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、マンション等の集合住宅の管理システム
として見た場合、上記第３図に示す管理システムは、接
続線３があまりにも多すぎてその配線工事に手間と費用
がかかるという欠点があっり、第４図の管理システムは
、高速（高品質）の高価な回線ケーブルを必要とし、か
つ高価格のリモートステーションを必要とするため全体
として高価になるという欠点があった。また、第５図の
管理システムは、端末装置（住宅情報盤２０）の数とそ
の配置に応じた中継装置と３対（６本）の接続母線を必
要とし価格が高価となるという欠点があった。

本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、価格が安
価で、増設に対する柔軟性があり、且つ工事性に優れた
集合住宅管理システムに適した集合住宅用通信バスを提
供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため本発明は、建物内に広範囲に
わたり通信及びデータ処理機能を有する複数の装置を分
散配置してなり装置間でインターホン通信および監視制
御を行なう集合住宅管理システムにおいて、複数の装置
間をインターホン通話用の一対のアナログ通信バスと監
視制御用の一対のディジタル制御バスで接続して集合住
宅用通信バスを構成した。

〔作用〕

集合住宅用通信バスを上記のように構成することにより
、１対のアナログ通信バスと１対のディジタル制御バス
との計４本のバスですみ、接続線の量及び配線工事費が
安価となる。また、バスに接続される装置の台数に制約
がなく、その接続順序にも制約がないから増設及び工事
等に柔軟に対応できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明す。

まず、マンション等集合住宅管理システムの機器間を接
続する伝送路に要求される特徴的事項を列挙すると下記
のごとくになる。

（１）接続される端末数が多い・・・・・・住宅数＋α
（共用廊下部）で１００を越える事もある。

（２）伝送路が長い・・・・・・端末機器が建物内全域
に及びＩＫｍを越える事もある。

（３）接続方法はバス方式が望ましい・・・・・・経済
性、工事性、保守面から見てパーティ−ライン接続が最
も良い。

（４）インターホン等のアナログ通話路と盈視制御のデ
ィジタル伝送路を必要とし且つ共に双方向の情報伝送が
可能であること。

（５）１回に伝送する情報が少ない・・・・・・ディジ
タル伝送路の情報量は局アドレスを含めても１００ビツ
ト以下である。

（６）即時性が要求される・・・・・・インターホン接
続や警報発生信号であり、すばやく処理する必要があり
且つインターホン通話中であっても警報発生の伝送が行
なえること。

（７）情報の誤伝送がないこと。

（８）システムとして安価であること。

以上の事から、集合住宅用通信バスのあるべき状態は下
記の如くになる。

（イ）インターホン等の通話（アナログ）伝送路と監視
制御系（ディジタル）伝送路を分ける必要がある。

（ロ）ディジタル伝送路は即時性が要求されるが、通信
速度は速い必要がない（情報員がすくないため）。

第１図は、上記（イ）、（ロ）の集合住宅用通信バスの
あるべき状態を満足する集合住宅用通信バスを備えた集
合住宅管理システムの構成をしめずブロック図である。

同図において、前記第５図と同一符号を付した部分は同
一部分をしめし機能も略同−であるので説明を省略する
６図示するように、複数台の住宅情報盤２０と管理人室
装置２６及び共用玄関装置２４は、１対の通話パスタ１
、ｆｆｉ＊＆１対の制御バスｆｔ、、１．で接続される
。通話バス！□、！、は、インターホンからの通話信号
等のアナログ信号を伝送するバスで、制御バス！３、！
、は監視制御用のテイジタル信号を伝送するバスである
。また、第５図の制御装置２２の機能は、本管理システ
ムでは、住宅情報盤２０、管理人室装置２６、共用玄関
装置２４に分散する。即ちこれら各装置２０．２６．２
４が通信及び処理機能を有するから、第１図においては
第５図の制御装置２２を不要とする。

第２図は、通話バス１．．１．及び制御バス２゜、１４
に接続される住宅情報盤２０、共用玄関装置２４、管理
人室装置２６のバスインタフェース回路の構成を示すブ
ロック図である。同図において、Ｌｌ、Ｌ２は通話バス
１．　．１．との接続端子でリレー接点ｒ１１、ｒＪ！
１を介してハイブリット回路３０に接続される。リレー
接点ｒｌいｒｌ、は制御回路３１により通話時のみ閉と
なるように制御され、管理システムの秘話機能を持たせ
ると共に、通話路とのインピーダンス整合を容易にして
いる。通話路は、ハイブリット回路３０により送話回路
３２と受話回路３３分岐され、１対の通話バスｆ！、、
１．からなる通話路による同時双方向性を実現している
。

また、Ｌ３、Ｌ４は制御バス！８．１４との接続端子で
、ライントライバ３４の出力端子及びラインレシーバ３
５の入力端子に接続きれている。うイントライバ３４は
データ送信時以外は制御回路３１からの出力イネーブル
信号ＥＮにより高インピーダンスに制御することにより
、時間差をつけた双方向性（半二重通信）を１対の制御
バス！。

、１４により実現している。ラインレシーバ３５の入力
インピーダンスは、制御バス１．、ｌ。

に接続された全装置をライントライバ３４で駆動できる
ように、高インピーダンス回路に設計する（高周波雑音
除去用のコンデンサＣ１、Ｃ２は、低速のデータ信号に
対して無視出来る値に設定する）。なお、制御バス１．
．１．のデータ信号は低速（２００ｂｐｓ）のベースバ
ンド（直流）であり、また、雑音を除去するためライン
トライバ３４及びラインレシーバ３５は平衡回路として
いる。上記バスインターフェース回路は、市販の素子を
用いることにより安価に実現出来る０例えばライントラ
イバ３４としてテキサス社製５Ｎ７５１１３を用いライ
ンレシーバ３５としてアナログコンパレータ日立部ＨＡ
１７９０３ＰＳを用いるとよい。上記バスインタフェー
ス回路において、制御バス！１．１．の通信制御（接続
手順、誤りチェック、再送制御等）は制御回路３１によ
り行なわれる。

以上説明したように、上記実施例によれば、建物内に広
範囲に分散配置されている端末装置、即ちそれぞれ通信
及び処理機能を有する住宅情報盤２０、管理人室装置２
６、共用玄関装置２４等を１対のインターホン通話用の
通話バス１．、ｆｌ、と１対の監視制御用の制御バス！
３、！４で付帯装置（リモートステーションや中継装置
）を設けることなく接続する構成とするので、集合住宅
で接続する端末機器の数に制限がなく、また、その接続
順序にも制約がないから、増設、工事等に柔軟に対処で
きる集合住宅管理システムを提供できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、建物内にひろく
分散配置された装置間を一対のアナログバスと一対ディ
ジタル制御バスで接続するので集合住宅管理のシステム
価格の低減化、システムの柔軟性、工事の容易性に優れ
た効果を発揮する集合住宅管理システムを提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

Claims

【特許請求の範囲】

建物内に広範囲にわたり通信及びデータ処理機能を有す
る複数の装置を分散配置してなり装置間でインターホン
通信および監視制御を行なう集合住宅管理システムにお
いて、前記複数の装置間をインターホン通話用の一対の
アナログ通信バスと監視制御用の一対のディジタル制御
バスで接続することを特徴とする集合住宅用通信バス。