JPS61214744A

JPS61214744A - サーミスタ形過電流保護装置を有する電動機

Info

Publication number: JPS61214744A
Application number: JP61055153A
Authority: JP
Inventors: ソビエパネ　ヤヌス; アブクラ　シモン
Original assignee: ETRI SA
Current assignee: ETRI SA
Priority date: 1985-03-15
Filing date: 1986-03-14
Publication date: 1986-09-24
Also published as: ATE39795T1; EP0194921B1; DE3661668D1; FR2579033A1; US4716486A; EP0194921A1; FR2579033B1; DE194921T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、サーミスタ形の過電流保護装置を有する電動
機に関する。

〔従来技術、および発明が解決しようとする問題点〕

正の温度係数を持つ、すなわち温度の上昇に従ってオー
ム値の増加するサーミスタを直列に接続することにより
電動機巻線を保護することはよく知られた方法である。

回路を流れる電流が増加するとサーミスタの温度が上昇
し、該温度上昇は付勢された巻線の端子供給電流および
端子電圧を減少させることをもたらし、該減少は巻線が
作用しなくなる程度までの減少である可能性がある。

この形式の装置は、特に、電気装置冷却用ファンを駆動
する機能をもつ電子的にスイッチされる直流電動機に用
いられる。この場合、電動機は、通常、回転子位置検出
器の制御のもとに交互に電流を供給される２つの巻線を
もつ。知られている装置においては、相互に並列な２つ
の巻線に直列に接続された単一のサーミスタが使用され
ている。

回転子が障害物によって静止状態にもたらされたとき、
サーミスタに温度上昇が生じ、両方の巻線における同時
の電圧降下が生ずる。冷却ファンの場合、静止時の電動
機の負荷はゼロであり、妨害が終止したときは、サーミ
スタが冷却することにより電動機の再起動が許容される
。しかしながら、サーミスタが正規の値に復帰しない限
り、該サーミスタは２つの巻線への供給電圧に対し影響
を及ぼしつづける。その結果として、ファンの再起動は
緩慢に行われ、または、極端な場合には、残留電圧が電
動機の正確な再起動を保証するに充分でないことさえ生
ずる。

本発明の１つの目的は、サーミスタを有する過電流保護
装置が設けられた電動機であって、一時的な電動機の停
止のときに巻線への電圧供給に全面的に影響が及ぼされ
ることがなく、停止の原因が取り除かれれば迅速に再起
動できるような電動機を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段、および作用〕この目的
を達成する為に、本発明によって提案された電動機は、
回転子、少くとも２つの電動機巻線、電動機巻線を過電
流に対して保護する為の、正の温度係数を持つ複数のサ
ーミスタを有する装置を具備する。この防護装置の特徴
によれば、この保護装置は、各々が少（とも１つの電動
機巻線に直列に接続された、互いに並列な、少くとも２
つのサーミスタを有する。

こうして、電動機の停止の際には、連続的に付勢状態に
ある電動機＠線に結合されたサーミスタの温度は上昇す
る。停止の原因が取り除かれると、サーミスタの温度が
上昇していない方の巻線には正常な電圧が供給され電動
機は迅速に再起動することができる。

本発明の有利な実施例に於いては、電動機は、少くとも
１つの分路抵抗を持ち、この抵抗の端末は、２つの隣接
する電動機巻線の一方の端子に、電動機巻線の各個と、
連携するサーミスタとの接続点のレベルにおいて、それ
ぞれ接続されるようにすることができる。

この場合には、この分路抵抗によって、停止の影響を受
ける巻線の回路に補足的な電流を供給し、回転子の再起
動を更に迅速にする。

本発明のその他の特徴は、以下の記述及び添付図面を考
慮す、ることにより、より明らかになるであろう。

〔実施例〕

第１図では、電子的にスイッチされる直流電動機が、略
示的に棒状永久磁石によって表わされた回転子３、それ
に相対して互いに並列に設置された２つの電動機巻線１
．２をもつ、従来形の態様で示されている。電動機巻線
１．２は、直流電圧源４より供給を受けており、該直流
電圧源はダイオード５によって極性の反転から保護され
ている。

この電流供給制御システムは、更に、通常の方式に従っ
て、回転子位置検出器６を含んでいる。

例として、この位置検出器は、１つのトランジスタ（図
示せず）と結合したホール発電器より成っていて、該ホ
ール発電器及検出器６によって交互にオンオフするトラ
ンジスタ７と８に接続されている。更にこの回路は、よ
く知られた態様で、抑制コンデンサ９．ｌＯ１整合抵抗
１１　、１２　、１３　、１４、及び位置検出器６の端
子に接続されたツェナーダイオード１５　、１６を具備
する。

本発明によれば、この過電流保護装置は、電動機巻線１
．２の各々に直列に接続され、かつ互いに並列に配置さ
れた、２つの正の温度係数を持つサーミスタ１７　、１
８を具備する。

以下に本装置の動作について記述される。例として、電
動機の偶発的な停止の時に付勢されている電動機巻線が
巻ｖＡ１であるとすると、その時サーミスタ１７の温度
は上昇するが、一方サーミスタ１８！ま付勢されていな
い電動機巻線２の回路に位置するので正規の作動点に止
まっている。

電動機の停止の原因が取り除かれると、サーミスタ１７
と巻線１を通して流れ続ける弱い電流によって回転子は
予め定められた角度を通って回転し、それによって回転
子位置検出器６の反転が開始してトランジスタ７がカッ
トオフ状態、トランジスタ８が導通状態となる。それに
よって電動機巻線２へは、正規の状態、すなわちサーミ
スタ１８での電圧降下が小さい状態で、電圧印加される
。結局、巻線２の両端子−の電圧もまた正常な値であっ
て、回転子３が迅速に再起動できるようになる。サーミ
スタ１７を通る電流の連続流はもはや存在しないから、
サーミスタＩ７は迅速にもとの正常な温度に復帰し、電
動機の回転は再び均一的になる。

本発明の１つの好適な実施例に於いては、分路抵抗１９
が付加的に設けられる。該分路抵抗の端末は、電動機巻
線１．２の各々と、連携するサーミスタ１７　、１８と
の一接続点のレベルで、接続されている。抵抗１９のオ
ーム値は、回転部分に働（静止摩擦抵抗力に打ち勝つ為
に加える必要のある追加電圧を得るために要求される最
小値の関数として決定される。実験による好適な値は、
隣接するサーミスタ１７　、１８の高温状態オーム値近
傍の値である。

上述の電動機巻線１が付勢されている時に電動機の停止
が起こり、その後電動機が解放されるという例では、サ
ーミスタ１７を通って流れる電流はサーミスタ１８と分
路抵抗１９を通って流れる電流によって完全なものとな
り、結果として電動機巻線ｌへ印加される電圧は増加し
、それにより９回転子は、回転子位置検出器のスイッチ
オーバーを得るのに要求される角度を通って、高速度で
回転することを可能にする。

第２図に示した他の実施例では、回路は通常第１図と同
じ要素から成るが、この場合、電動機は互いに並列で、
符号１゜１．１．２及び２．１　　、２．２で示される
２組４個の電動機巻線をもつ、サーミスタ１７は、２つ
の並列な巻線１．１と１．２に直列に、またサーミスタ
１８は、２つの並列な巻線２．１と２゜２に直列に配置
される。分路抵抗１９の両端は、それぞれ、巻線１．１
と１．２に共通な配線、及び巻線２．１と２．２に共通
な配線に接続されている。この抵抗の各端子は、例えば
符号１．１及び２．２で示されるような隣接する２つの
電動機巻線各々の１つの端子に、各電動機巻線が結合す
るサーミスタに接続される分岐点の位置で、接続されて
いる。

第２図に示される実施例の動作は、先に第１図に関して
記述した動作と同様である。特に電動機巻線１．１及び
１．２が付勢されている時に電動機が停止した場合、サ
ーミスタ１７のみの温度が上昇し、その結果として巻線
２．１及び２．２は、電動機の解放時においては、正規
の作動状態にある。

本発明は、以上に記述した実施例に限定されることなく
、したがって、構成の多くの変形形態が本発明の範囲お
よび精神から、逸脱することなく考慮されることが容易
に理解されるであろう。

特に、本発明による保護装置は、多数の巻線をもつ電動
機にも適用できる。したがって、これら多数の巻線は、
適宜に、グループ状に連携させられ、該、各グループが
１つのサーミスタに接続されるようにすることができる
。或いは、各巻線にそれぞれ１個のサーミスタを接続す
ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従う過大電流防止装置付き電動機の
概略図、第２図は、本発明による電動機の別の実施例の部分的な
概略図である。（符号の説明）　　　　　・１．２・・・電動機巻線、　３・・・回転子、４・・・
直流電源１．　、　５・・・ダイオード、６・・・回転
子位置検出器、７，８・・・トランジスタ、９．１０・
・・コンデンサ、　１１　、１２　、１３　、１４・・
・抵抗、１５　、１６・・・ツェナダイオード、１７　
、１８・・・サーミスタ。以下余白手続補正書（自発）昭和６１年５月２Ｄ　日特許庁長官　宇　賀　道　部　殿１、　事件の表示昭和６１年特許願第０５５１５３号　２、発明の名称サーミスタ形過電流保護装置を有する電動機３、補正を
する者事件との関係　　特許出願人４、代理人住所　〒１０５東京都港区虎ノ門−丁目８番ｌＯ号５、
補正の対象（１）明細書の「特許請求の範囲」の欄（２）明細書の
「発明の詳細な説明」の欄６゜補正の内容（１）特許請求の範囲を別紙のとおりに補正する。（２）（イ）　明細書第５頁第３行の「のレベルにおい
て」をｒにおいて１と補正する。（ロ）　　明細書第７頁第２０行の「要求される最小値
」をｒ要求される、抵抗１９を流れる電流の最小価Ｊと
補正する。７、　添付書類の目録補正特許請求の範囲　　　　　１通２、特許請求の範囲ｌ、回転子（３）、少くとも２つの電動機巻線（１、２
）　、及び電動機巻線（１、２）に於ける過電流に対し
て保護する為の装置であって正の温度係数をもつサーミ
スタを有するものを具備する電動機であって、前述の過
電流保護装置が、少くとも２つの互いに並列なサーミス
タ（１７、１８）であって該２つのサーミスタの各個が
電動機巻線（１、２）の少くとも１つと直列に装着され
ているものを具備する、電動機。２６　　該電動機が少くとも１つの分路抵抗を具備し、
該抵抗の端末が、２つの隣接する電動機巻線の１つの端
子に、電動機巻線（１、２）の各個と、連携するサーミ
スタ（１７、１８）との接続点において、それぞれ接続
されている、特許請求の範囲第１項記載の電動機。３、該分路抵抗（１９）が、隣接するサーミスタ（１７
、１８）の高温状態オーム値近傍のオーム値を有する１
、特許請求の範囲第２項記載の電動機。

Claims

【特許請求の範囲】１、回転子（３）、少くとも２つの電動機巻線（１、２
）、及び電動機巻線（１、２）に於ける過電流に対して
保護する為の装置であって正の温度係数をもつサーミス
タを有するものを具備する電動機であって、前述の過電
流保護装置が、少くとも２つの互いに並列なサーミスタ
（１７、１８）であって該２つのサーミスタの各個が電
動機巻線（１、２）の少くとも１つと直列に装着されて
いるものを具備する、電動機。２、該電動機が少くとも１つの分路抵抗を具備し、該抵
抗の端末が、２つの隣接する電動機巻線の１つの端子に
、電動機巻線（１、２）の各個と、連携するサーミスタ
（１７、１８）との接続点のレベルにおいて、それぞれ
接続されている、特許請求の範囲第１項記載の電動機。３、該分路抵抗（１９）が、隣接するサーミスタ（１７
、１８）の高温状態オーム値近傍のオーム値を有する、
特許請求の範囲第２項記載の電動機。