JPS6121451A - ギヤ変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動三輪車等の小型車両に好適するギヤ変速装
置に関するものである。

（従来技術） 車両のギヤ変速装置は、クランクシャフトで駆動される
メインシャフトにカウンタジャシトを並設し、各軸上に
複数の駆動、被動ギヤを配設し、軸上のギヤ間に設けた
シフタをシフトフォークで移動させ、複数のギヤの何れ
かとカウンタシャフトとを連結し、所望の減速比に変速
して出力するものである。

かかる変速装置において後退用のり／曳−スキャはカウ
ンタシャフト上番！アイドルギヤを介して１ノバースギ
ヤは逆転駆動されている。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の従来技術において、一般にはアイドルギヤは一段
のものが用いられ、減速比の設定にも限界があること、
一段のアイドルギヤであるためアイドルシャフトの位置
に制約があること、この結果アイドルシャフトとカウン
タシャフト等との軸間の短縮にも制約があるため若干な
りともミ・ンションケースが大きくなること等改善の余
地がある。

（発明の目的） 本発明は以上を改善すべくなされたもので、その目的と
する処は、減速比を充分に、任意に設定しつつ小スペー
スでこれを企図し、且つＩＪＡ−スアイドルギヤ用のシ
ャフトの位置を任意に設定することを可能とし、軸間を
短縮してミッションのコンパクト化を図ることができる
ようにしたギヤ変速装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 以上の如き従来技術の問題点の解決を図り、併せて前記
目的を達成するための本発明は、ミッションケース内の
メインシャフト上にリバース用駆動ギヤを、カウンタシ
ャフト上にはリバース用の被動ギヤを設け、前記駆動ギ
ヤと被動ギヤとを減速用の２段ギヤ構成のアイドルギヤ
で連結し、該アイドルギヤの一方のギヤ幅内に前記被動
ギヤとカウンタシャフトとを係脱するシフタを配設する
ように構成した。

（前記手段による作用） 前記の如くアイドルギヤを大小径二段構成としたのでア
イドルシャフトの配設が任意となり、且つ軸間も短縮す
ることができ、アイドルギヤを小型化しつつ大きな減速
比を任意に得ることができる。そしてアイドルギヤの一
方のギヤ幅内にシフタを配設したので一方のギヤを大き
くして前記減速比を大きくしつつ該ギヤのスペースを確
保し、前記軸間短縮、ミッションのコンパクト化が図れ
る。

（実施例） 次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。

第１図はエンジンの一部を含むミッションの横断面図、
第２図は同要部の角度を変えて見た展開横断面図である
。

（１）はクランクケースを含むミッションケース、（２
）はクランクケースに横架されたクランクシャフトで、
クランクシャフト（２）にこれと平行する如く隣接され
てメインシャフト（３）が、又メインシャフト（３）と
平行する如くこれに隣接してカウンタシャフト（４）を
各配設し、各シャフト（３）、（４）は隔壁（１０１）
、（１０２）ニ軸受（５０１）　−（５０４）を介して
回転可能に支承されている。メインシャフト（３）は軸
受（５０１）外方の延出部に付設したクラッチ機ｍ（ｅ
）を介してクランクシャフト（２）の一端から動力を受
け、図中（７）はクランクシャフト他端に設けたＡＣＧ
である。

メインシャフト（３）上の軸方向に離間配設された軸受
（５０１）　、　（５０２）間の部分には中間部から一
端部側にかけてｌ速用駆動ギヤ（３０１）　、　３速用
駆動キヤ（３０３）　、　　２速用駆動ギヤ（３０２）
　、　４速用駆動キヤ（３０４）が順次配設され、ｌ速
用駆動ギヤ（３０１）は減速比が大きく小径であるため
メインシャフト（３）上に歯切加工して一体に成形し、
他のギヤ（３０２）、（３０３）　、（３０４）は順次
減速比が小さくなって大径となるため別物をスプライン
嵌合等により軸上に固設した。

カウンタシャフト（４）上には前記各ギヤ（３０１）〜
（３０４）の夫々と噛合する被動ギヤ（４０１）〜（４
０４）を配設し、ｌ速用被動ギヤ（４０１）は１速用駆
動ギヤ（３０１）と噛合し、２速用被動ギヤ（４０２）
は２速用駆動ギヤ（３０２）と噛合し、３速用被動ギヤ
（４０３）　、　　４速用被動ギヤ（４０４）は夫々３
速用駆動ギヤ（３０３）　、４速用駆動ギヤ（３０４）
と噛合している。以上の被動ギヤ（４０１）〜（４０４
）はカウンタシャフト（４）Ｊ−に回転可能に遊合され
、メインシャツ）　（３）の回転で駆動ギヤ（３０１）
〜（３０４）により常時空転し、シフタ（８）の軸方同
動で被動ギヤ（４０１）〜（４０４）の何れかをカウン
タシャフト（４）に係合し、これを駆動する。

以上のメインシャフト（３）上の１速用ギヤ（３０１）
とクラッチ機構（６）側の軸受（５０１）との間には、
前記ｌ速用駆動ギヤ（３０１）よりも小径、即ち減速比
の大きい最低速用駆動ギヤ、即ち１速より減速比の大き
いスーパーロウ用駆動ギヤ（３０５）を該シャフト（３
）に歯切加工により一体に成形し、該ロウ用駆動ギヤ（
３０５）はこれで駆動される被動ギヤの歯幅の倍量上の
歯幅に設定する。

カウンタシャフト（４）上の前記ｌ速用被動ギヤ（４０
１）とクラッチ機構側の軸受（５０３）との間には、先
ず軸受（５０３）側に近い部分にロウ用被動ギヤ（４０
５）を回転可能に遊合支持せしめ、該ギヤ（４０５）を
前記駆動ギヤ（３０５）の軸受（５０１）に近い部分の
歯幅路１／２を占める部分（３ｏ５ａ）に噛合せしめ、
該ギヤは減速比が大きいため大径に設定されている。

カウンタシャフト（４）上の前記１速用被動ギヤ（４０
１）とロウ用被動ギヤ（４０５）の間には後退用、即ち
リバースギヤ（９）を回転可能に遊合支持せしめる。該
リバースギヤ（９）は１速用被動ギヤ（４０＋）に接近
し、これの歯部は記述のロウ用駆動ギヤ（３０５）の軸
方向外方に臨み同軸上のロウ用被動ギヤ（４０５）に隣
接しつつ軸方向に離間して配設されている。該ギヤ（９
）は減速比が大きいため大径に設定されている。

メインシャフト（３）とカウンタシャフト（４）の間に
はこれらと平行し、隣接するリバース用アイドルシャフ
）　（１０）を配設し、アイドルシャフト上（ｌＯ）に
リバース用アイドル（１１）を回転可能に遊合支承する
。アイドルギヤ（１１）は一体の大小径の異なる二段の
ギヤ部（１１１）、（１１２）を備える。大径ギヤ部（
１１１）は既述のロウ用駆動ギヤ（３０５）の他の部分
（３０５ｂ）に噛合させ、減速比の大きい小径ギヤ部（
１１２）はリバースギヤ（９）に噛合せしめる。これに
よりメインシャ７　ト（３）の回転でギヤ（３０５）を
介してロウ用被動ギヤ（４０５）は順方向に回転駆動さ
れ、又アイドルギヤ（１１）を介してリバースギヤ（９
）は逆方向に回転駆動されることとなる６以上のアイド
ルギヤ（１１）のアイドル用大径ギヤ部（１１１）はリ
バースギヤ（９）とロウ用被動ギヤ（４０５）との間に
臨む。

カウンタシャフト（４）上のリバースギヤ（９）とロウ
用被動ギヤ（４０’５）の間にはシフタ（１２）をスプ
ライン嵌合等により軸方向のみ摺動可能に配設し、これ
の軸方向端面の一部には係合突部（１２１）。

（１２２）を軸方向両方に突設する。そしてリバ−スギ
ヤ（８）とロウ用被動ギヤ（ａｏ５）の基部の一部には
孔等からなる係合凹部（Ｓｏｌ）、（４０Ｂ）を設ける
。

前記アイドルギヤ（１１）のアイドル用大径ギヤ部（１
１１）の歯先はシフタ（１２）外方に接近して臨み、シ
フタ（１２）はギヤ部（１１１）の幅内に配設されるこ
ととなる。

尚図面中（１３）はキックスタータ用スピンドル、（１
３１）はこれで駆動されるギヤ、（１３２）はキックス
タータ用アイドルギヤでメインシャフト（３）の軸受（
５０１）外方に設けた被動ギヤ（１３３）と噛合し、ク
ラ・ンチ機構を介してクランクシャフト（２）を駆動し
、キックスタータによる始動を行う。又（１４）はファ
イナルギヤボックスで、内装したファイナルギヤ（１４
１）を介して実施例では不図示のドライブシャフトを駆
動し、該ギヤ（１４１）はカウンタシャフト（４）の軸
端に設けられた駆動ギヤ（４０７）に噛合し、カウンタ
シャフト（４）の変速された出力を受ける。

以上においてギヤ（ａｏ５）、（ａ）は既述の如く回転
駆動されるが、シフタ（１２）をシャフト（４）上にお
いて図の右、或は左への移動でこれに係合突部（１２１
）、（１２２）の何れかがギヤ（９）　、　（４０５）
の係合凹部（９０１）　、（４０Ｂ）の一方に係合し、
これによりカウンタシャフト（４）に正転、或は逆転の
動力が伝えられ、ロウ、或はリバースの走行を車両に行
わせる。

以上実施例ではギヤ（４０５）を最低速のスーパーコラ
ギヤと表現したが、要はこれが１速で実質上既述のＡ速
乃至４速が２速乃至５速である６（発明の効果） 以上の如き本発明によれば、アイドルギヤを二段構成と
したため減速比を任意に大きく設定することができるこ
と、ギヤが二段構成で減速比を大キくシつつ軸間を短縮
でき、これによりコンパクト化が図れること、一方のギ
ヤ幅内にシフタを設けたため該ギヤとシフタを近づけ、
シフタ外方のスペースを有効に利用して更なる軸間の短
縮ミッション全体のコンパクト化は図れる。

本発明は以上の如き多大の利点を有する。

ところで実施例ではリバース用、第１連用の径の、減速
比の似かよった被動ギヤをカウンタシャフト上に隣接し
て併設し、この間にシフタを配設し、シフタ外方でギヤ
間に前記アイドルギヤの大径のギヤを臨ませるようにし
たのでシフタ外方で　被動ギヤ間のスペースを有効に利
用することができ、前記効果を一層確実に発揮させるこ
とができる。そして大径の被動ギヤを隣接して設けたた
め、ミッションケースのこの部分のみが大きくなるだけ
でミッション全体のコンパクト化が因れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はミッション要部の展開横断面図、第２図はエン
ジンの一部を含むミッション全体の横断面図である。 尚図面中（１）はミッションケース、（３）はメインシ
ャフト、（３０５）は駆動ギヤ、（４）はカウンタシャ
フト、（９）はリバース用被動ギヤ、（１１）はアイド
ルギヤ、（１１１）　、　（＋１２）は二段のギヤ、（
１２）はシフトである。 特　許　出　願　人　本田技研工業株式会社代理人　　
弁理士　　下　　１）　容一部間　　　　弁理士　　　
大　　橋　　邦　　産量　　　弁理士　　小　　山　　
　　有第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミッションケース内のメインシャフト上にリバース用の
   駆動ギヤを、カウンタシャフト上にはリバース用の被動
   ギヤを設けた車両用ギヤ変速装置において、前記駆動ギ
   ヤと被動ギヤとを減速用の二段ギヤ構成のアイドルギヤ
   で連結し、該アイドルギヤの一方のギヤ幅内に前記被動
   ギヤとカウンタシャフトとを係脱するシフタを配設する
   ようにしたことを特徴とするギヤ変速装置。