JPS61214102A - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン映像信号を磁気テープ上に記録再
生するビデオテープレコーダに関する。

〔従来の技術〕

最近光学式ディジタルオーディオディスクとそのプレー
ヤが普及しつつある。このディスクはオーディオ信号を
ＰＣＭ変調してディジタル信号とし、それをさらにＥＦ
Ｍ変調して録音しているので、高品質の楽音を楽しむこ
とができる。しかしながらこのディスクは再生専用であ
り、専用のプレーヤにて再生する以外に、ＥＩＡＪのＰ
ＣＭフォーマットによりビデオテープレコーダに記録す
る場合の他、一般家庭において斯かる高品質のオーディ
オ信号を他の装置に記録再生することができなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらＥＩＡＪフォーマットのビデオテープレコ
ーダにおいては、ディスクからの再生信号（ＥＦＭ信号
）を一旦アナログ信号に戻してから、再びＥＩＡＪのＰ
ＣＭフォーマットのディジタル信号に変換して記録する
ため、音質の劣化が避けられない欠点があった。またビ
デオテープレコーダにおいては１周波数変調による高域
成分のＳ／Ｎの劣化を防ぐため、記録時に高域成分のレ
ベルを増大させ、再生時にまた低下させる所謂プリエン
ファシスとディエンファシスを行っている。

このエンファシス量（特性）はリニアな特性にされる場
合の他、レベルの小さい信号に対してはエンファシス量
を増大させ、レベルの大きい信号に対してはエンファシ
ス量を小さくするノンリニアな特性にされる場合もある
。さらにプリエンファシスによる過変調を防ぐため、ホ
ワイトクリップ、ダーククリップ回路等をプリエンファ
シス回路の後段に接続する場合もある。斯かるエンファ
シスＪｉ（特性）は輝度信号に対して高価的にＳ／Ｎの
改善を行うように設定されているため、輝度信号とは異
なるスペクトラムのＥＦＭ信号を斯かるプリエンファシ
ス回路、ディエンファシス回路に通した場合、充分なＳ
／Ｎの改善が得られないばかりでなく、波形が歪む等の
悪影響が及ぼされるおそれがある。またＥＦＭ信号の状
態で充分なＳ／Ｎが得られない場合、このＥＦＭ信号を
デコードして原信号（音声信号）に戻す際、誤り訂正率
が増大し、最悪の場合補正しなければならなくなるおそ
れがある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明のビデオテープレコーダのブロック図で
ある。同図において１は入力されるテレビジョン映像信
号から輝度信号を分離するローパスフィルタ、２はその
出力を所定のレベルに調整する自動利得制御回路、３は
輝度信号の高域成分を強調するプリエンファシス回路、
４はスイッチである。５は図示せぬ光学式ディジタルオ
ーディオディスクプレーヤ等において再生されたＥＦＭ
信号が入力されるローパスフィルタであり、その高域の
ノイズを除去する。６はＥＦＭ信号の高域成分を強調す
るプリエンファシス回路であり、プリエンファシス回路
３とは異なるエンファシス量（特性）を有している。７
は入力される信号を周波数変調する周波数変調回路であ
り、その出力は記録用の増幅回路８、スイッチ９．ロー
タリトランス１０を介して回転磁気ヘッド１１に供給さ
れるようになっている。１２は再生用の増幅回路、１３
は再生信号の高域ノイズを除去するローパスフィルタ、
１４はその出力のレベルをそろえ、ＡＭ成分を除去する
リミッタである。１５は周波数復調回路であり１周波数
変調された信号を復調して出力する。ローパスフィルタ
１６は復調信号から搬送波成分を除去してスイッチ１７
に出力する。

１８は輝度信号のディエンファシス回路であり、プリエ
ンファシス回路３と相補的な特性を有している。１９は
出力用の増幅回路である。２ｏはＥＦＭ信号のディエン
ファシス回路であり、プリエンファシス回路６と相補的
な特性を有し、ディエンファシスした信号を出力用の増
幅回路２１に出力するようになっている。

〔作用〕

しかしてその作用を説明する。記録動作時においては図
示せぬマイクロコンピュータ等の制御回路により、スイ
ッチ９は接点Ｒ側に切り換えられる。またスイッチ４は
スイッチ１７とともに、テレビジョン映像信号が入力（
再生）される場合は接点Ｖ側に、ＥＦＭ信号が入力（再
生）される場合は接点Ｅ側に、使用者の手動操作により
、又は制御回路が入力（再生）される信号の種類を識別
することにより自動的に、各々切り換えられるようにな
っている。

いまスイッチ４が接点Ｖ側に切り換えられ、映像信号が
選択入力されているとすると、ローパスフィルタ１は映
像信号から輝度信号を分離通過させる。この輝度信号は
自動利得制御回路２により所定のレベルに設定された後
、プリエンファシス回路３によりその高域成分が強調さ
れるようにプリエンファシスされる。この信号はスイッ
チ４の接点Ｖを介して周波数変調回路７に入力される。

周波数変調回路７においては、所定の周波数の搬送波が
、スイッチ４を介して入力された輝度信号によって、例
えばその同期信号のピーク値が４゜２Ｍ）ｆｚ、白レベ
ルのピーク値が５．４ＭＨｚになるように周波数変調さ
れる。この輝度信号の帯域幅として、搬送波の中心周波
数である４、８ＭＨｚから音声信号の帯域の上限である
１、６ＭＨｚまでの３．２ＭＨｚが確保されている。こ
の周波数変調された輝度信号は増幅回路８．スイッチ９
の接点Ｒ。

ロータリトランス１０を介して回転磁気へラド１１に供
給され、図示せぬ磁気テープ上に記録される。尚映像信
号中のクロマ信号は輝度信号とは別に抽出され、低域変
換された後、増幅回路８に供給され、輝度信号と共に記
録される。

次にスイッチ４が接点Ｅ側に切り換えられ、ＥＦＭ信号
が選択入力されている場合、ローパスフィルタ５により
高域ノイズが除去されたＥＦＭ信号はプリエンファシス
回路６によりプリエンファシスされる。プリエンファシ
ス回路６は輝度信号用のプリエンファシス回路３とは異
なり、ＥＦＭ信号に最適となるようにそのエンファシス
量（特性）が設定されている。プリエンファシス回路６
によりプリエンファシスされたＥＦＭ信号はスイッチ４
の接点Ｅを介して周波数変調回路７に入力される。ＥＦ
Ｍ信号はＯ＆から約２Ｍ七までにその殆どのスペクトラ
ムが分布しているが、例えばその低レベルが輝度信号の
水平同期信号のピーク値に、またその高レベルが白レベ
ルのピーク値に各々対応するようにレベル設定された後
１周波数変調回路７に入力される。すると低レベルが４
゜２ＭＨｚ、高レベルが５．４ＭＨｚに周波数変調され
、ＥＦＭ信号を周波数変調した信号のスペクトラムを輝
度信号を周波数変調した信号の帯域内に分布させること
ができる。この場合においてＥＦＭ信号にジッタがある
ときは、入力されるＥＦＭ信号からそのクロックを抽出
し、クロックにより再生するようにしてもよい０周波数
変調されたＥＦＭ信号は前述した場合と同様にして輝度
信号に代えて磁気テープ上に記録される。

輝度信号を記録する場合は、１ＩＩ１度信号中に含まれ
る垂直同期信号と回転磁気ヘッド１１の回転と同期した
信号とを位相比較し、その誤差信号に対応して回転磁気
ヘッド１１の回転が制御されるが、ＥＦＭ信号を記録す
る場合は、ＥＦＭ信号が垂直同期信号を含んでいないの
で、図示せぬ固定発振回路から出力される基準信号と回
転磁気ヘッド１１の回転と同期した信号とを位相比較し
、その誤差信号に対応して回転磁気ヘッド１１の回転が
制御される。

次に映像信号を再生する場合について説明する。

この場合、スイッチ９は接点Ｐ側に切り換えられる。回
転磁気ヘッド１１から出力された再生信号は、ロータリ
トランス１０、スイッチ９の接点Ｐを介して増幅回路１
２に入力され、増幅される。

ローパスフィルタ１３により高域ノイズが除去された再
生信号はリミッタ１４によりレベル変動が除去され、周
波数復調回路１５により周波数復調される。この復調信
号はローパスフィルタ１６により搬送波成分が除去され
た後、スイッチ１７の接点Ｖを介してディエンファシス
回路１８に入力される。ディエンファシス回路１８はプ
リエンファシス回路３と相補的な特性を有しており、デ
ィエンファシス回路１８によりディエンファシスされた
輝度信号は、プリエンファシス回路３によりプリエンフ
ァシスされる前の状態に戻され、増幅回路１９により増
幅された後出力される。

一方ＥＦＭ信号を再生する場合は、スイッチ１７が接点
Ｅ側に切り換えられている。従ってローパスフィルタ１
６を通過した信号はディエンファシシ回路２０に入力さ
れる。ディエンファシス回路２０はプリエンファシス回
路６と相補的な特性を有しているので、ディエンファシ
ス回路２０によりディエンファシスされたＥＦＭ信号は
、プリエンファシス回路６によりプリエンファシスされ
る前の状態に戻され、増幅回路２１により増幅された後
、輝度信号に代え出力される。

ＥＦＭ信号再生時における回転磁気ヘッド１１の回転サ
ーボは、映像信号再生時における場合と同様に、基準信
号と回転磁気ヘッド１１の回転に同期した信号とを位相
比較した場合の誤差信号に対応して行われる。

以上においてはＥＦＭ信号用のローパスフィルタ５と増
幅回路２１を、輝度信号用のローパスフィルタ１と増幅
回路１９とは別に設けたが、輝度信号の周波数帯域がＯ
乃至３．５ＭＨｚ、ＥＦＭ信号の周波数帯域が０乃至２
ＭＨｚ程度であることを考慮すると、輝度信号記録再生
時におけるローパスフィルタ１と増幅回路１９をＥＦＭ
信号記録再生時に共用することもできる。第２図は斯か
る場合のブロック図を表わしている。すなわち同図にお
いてはスイッチ３０．３１．３２が制御回路により連動
して接点Ｖ又はＥ側に切り換え制御されるようになって
いる。スイッチ３０を介して入力された映像信号又はＥ
ＦＭ信号はローパスフィルタ１に供給され、輝度信号は
自動利得制御回路２を介してスイッチ３１の接点Ｖに、
ＥＦＭ信号はそのままスイッチ３１の接点Ｅに、各々出
力されるとともに、増幅回路１９の出力がスイッチ３２
の接点Ｖ又はＥを介して出力されるようになっている。

またプリエンファシス回路３とディエンファシス回路１
８の特性が、スイッチ３０．３１゜３２と連動して、接
点Ｖが選択されたとき輝度信号用の特性に、また接点Ｅ
が選択されたときＥＦＭ信号用の特性に、各々切り換え
られるようになっている。その他の構成は第１図におけ
る場合と同様である。

尚ＥＦＭ信号を再生する場合、再生信号からクロック信
号を抽出してその周波数を検出し、その周波数が所定の
基準クロックの周波数と等しくなるように、その検出出
力に対応して磁気テープと回転磁気ヘッドの相対速度を
制御するようにすることもできる。あるいはまた、ビデ
オテープレコーダのＥＦＭ信号出力端子に接続される他
の装置（例えば復号、訂正回路、Ｄ／Ａ変換回路等を含
むオーディオ回路）において生成される制御信号等をビ
デオテープレコーダに供給するようにして、相対速度を
制御することもできる。さらにまたビデオテープレコー
ダが復号、訂正回路、Ｄ／Ａ変換回路等を有する場合は
、ＥＦＭ信号再生時は磁気テープから再生された信号を
それらの回路に供給してモニタし、記録時は入力される
ＥＦＭ信号を直接それらの回路に供給してＥ−Ｅ系でモ
ニタするようにしてもよい。

尚本発明は光学式ディジタルオーディオディスクのＥＦ
Ｍ信号に限らず、他のディジタル信号を始め、アナログ
信号においても応用が可能である。

その場合、そのアナログ信号の最低レベルが同期信号の
ピーク値に、その最高レベルが白レベルのピーク値に各
々対応させることができる。また記録信号のスペクトラ
ムや搬送波の中心周波数等も上述した例に限られるもの
ではない。

〔効果〕

以上の如く本発明においては、テレビジョン映像信号の
輝度信号をプリエンファシス回路によりプリエンファシ
スした後、周波数変調回路により周波数変調して回転磁
気ヘッドにより磁気テープ上に記録し、その再生信号を
周波数復調回路により周波数復調した後、ディエンファ
シス回路によりディエンファシスして出力するビデオテ
ープレコーダにおいて、輝度信号と輝度信号以外の信号
のいずれか一方を択一的に選択する選択手段を設け、記
録時において選択手段により輝度信号以外の信号が選択
されたとき、輝度信号以外の信号をプリエンファシス回
路のプリエンファシス特性を変更してプリエンファシス
し、周波数変調して輝度信号に代えて回転磁気ヘッドに
より磁気テープ上に記録し、再生時において選択手段に
より輝度信号以外の信号が選択されたとき、ディエンフ
ァシス回路のディエンファシス特性を変更し、輝度信号
以外の信号を周波数復調した後ディエンファシスし、輝
度信号に代えて出力可能としたので、通常の家庭用のビ
デオテープレコーダにおいて、ＥＦＭ信号等を磁気テー
プ上に記録再生することができるばかりでなく、そのＳ
／Ｎの劣化を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のビデオテープレコーダのブロック図、
第２図はその他の実施例のブロック図である。 １．５．１３．１６・・・ローバスフィルタ２・・・自
動利得制御回路 ３．６・・・プリエンファシス回路 ７・・・周波数変調回路 １０・・・ロータリトランス １１・・・回転磁気ヘッド １４〜・・リミッタ １５・・・周波数復調回路 １８．２０・・・ディエンファシス回路以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビジョン映像信号の輝度信号をプリエンファ
   シス回路によりプリエンファシスした後、周波数変調回
   路により周波数変調して回転磁気ヘッドにより磁気テー
   プ上に記録し、その再生信号を周波数復調回路により周
   波数復調した後、ディエンファシス回路によりディエン
   ファシスして出力するビデオテープレコーダにおいて、
   該輝度信号と該輝度信号以外の信号のいずれか一方を択
   一的に選択する選択手段を設け、記録時において該選択
   手段により該輝度信号以外の信号が選択されたとき、該
   輝度信号以外の信号を該プリエンファシス回路のプリエ
   ンファシス特性を変更してプリエンファシスし、周波数
   変調して該輝度信号に代えて該回転磁気ヘッドにより該
   磁気テープ上に記録し、再生時において該選択手段によ
   り該輝度信号以外の信号が選択されたとき、該ディエン
   ファシス回路のディエンファシス特性を変更し、該輝度
   信号以外の信号を周波数復調した後ディエンファシスし
   、該輝度信号に代えて出力可能としたことを特徴とする
   ビデオテープレコーダ。