JPS61213347A - ドリルカラ−用鋼 - Google Patents

ドリルカラ−用鋼

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JPS61213347A
JPS61213347A JP5521285A JP5521285A JPS61213347A JP S61213347 A JPS61213347 A JP S61213347A JP 5521285 A JP5521285 A JP 5521285A JP 5521285 A JP5521285 A JP 5521285A JP S61213347 A JPS61213347 A JP S61213347A
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steel
drill collar
toughness
acid
strength
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Takeo Harada
原田 武夫
Toshimichi Mori
俊道 森
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は石油掘削装置の一部に使用されるドリルカラー
用鋼に関するものである。
(従来の技術) ドリルカラーはビラトラ地層に喰い込ますためれぞれ3
38′〜11″ψ=13/4“〜3〃ψおよび10m程
度の太径厚肉かつ長尺材であり、通常15〜20本程度
接続して使用される。
ドリルカラー用素材としては通常棒鋼(一部鋼管)が用
いられ、次の工程を経て製造される。
棒鋼→焼入焼戻→表面手入→矯正→両端切捨加工→芯部
穴あけ→ネジ切り→塗装→ドリルーカラーまず、強靭性
付与のためVC′#、入焼戻処理が行われる。この場合
、焼入時に両端の隅角部が割れるため、切捨加工が行な
われる。
次に、芯部はマッド注入用の孔あけ加工、接続のための
ネジ切り加工、外周部は掘゛削抵抗軽減のためのスノに
イラル加工が行われ、そのため被剛性に優れていること
が重要である。
このような工程を経て製造されたドリルカラーは、苛酷
な条件下で使用されるため強度および靭性が重視される
のは勿論であるが、高荷重の繰返し応力が加わるためさ
らに疲労強度に優れていることが要求される。
このうち強度、靭性の規格の一例を第1表に示す。引張
強度は95〜100 ?f/−以上、シャルピー衝撃値
が5.5 kff−1以上の高い値が要求されている。
また、素材棒鋼として一般にAl5I  4145相当
のQr−MO鋼が使用されている。第2表にその化学組
成を示す。
(発明が解決しようとする問題点) ドリルカラー用鋼に要求される緒特性のうち強度および
靭性はこの現用鋼によって満足出来る。
しかし、噴射水により強い焼入を行うため、棒鋼の隅角
部に長さ叙mにわたプ必らず割れが発生する欠点を有し
ている。このため、端面部の焼割れを切除するための切
断工程が避けられない。また軸方向の縦割れが発生する
こともあり、この場合は一本ごと廃棄しなければならな
い、従って歩留の低下も、大きく、焼割れの発生しない
棒鋼の開発が強く望まれていた。
さらに、現用鋼の被剛性はさほど良好でない。
このため工具寿命が短かく、またネジ部の摺合せ不良等
の問題を有しており、被剛性の改善要求が強かった。
(問題点を解決するための手段、作用)本発明の目的は
、焼入焼戻後の強靭性および疲労強度は現用鋼と同等以
上のレベルを確保し、しかも被剛性に優れ、さらに焼割
れの発生しないドリルカラー用鋼を提供することであり
、この目的は以下に示す組成の鋼によって達成できる。
すなわち、本発明の要旨は、O:0.20〜0.35%
、 si: o、15〜0.50%、Mn : 1.3
0〜2.50%。
P:0.035%以下、8 : 0.010〜0.03
5%、Cr:0.80〜1.50%、MO:0.15〜
0.35%、酸可溶性ht : 0.010−0.05
0%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物から成る
ドリルカラー用鋼、および% O:0.20〜0.35
%、si:o、ts〜0.50%。
Mn : 1.30〜2.509g%P : 0.03
5%以下、S:0、010〜0.035%、Cr : 
o、ao 〜11150%、MO二0.15〜0.35
%、酸可溶性Al:o、oxo〜0.050%、Nbあ
るいは■のいずれか一方を九は両方をそれぞれ0.00
5〜0.100X含有し、残部が鉄および不可避的不純
物から成るドリルカラー用鋼である。
次に、本発明の条件を定めた理由について述べる。
本発明者らは種々検討した結果、ドリルカラーの焼割れ
は、鋼材の直径が非常に大きいkめ焼入れの際に鋼材表
面部と内部の温度にかなりの時間差が生じ、表面部がM
S点に達してマルテンサイト%態で膨張する際内部はM
S点に到達しておらず熱収縮中のため、表面と内部の間
に大きな引張応力が発生し、割れtCつながることがわ
かつ之。したがって、この割れが発生を防止するには表
面と内部のマルテンサイト変態の時間ずれを小さくする
ような特殊な熱処理方法が考えられる。しかし高価な熱
処理設備を必要とし、しかも生産性も大幅に低下するこ
とから、従来の熱、処理′方法によって割れを防止する
方法を検討し之。その結果、ドリルカラーの焼割れは素
材のC量と丼常に強い相関があることが判明した(第1
図参照)。
0の上限を0.35X以下としたのは、0.35Nを超
えると焼入時に棒鋼端面の隅角部に焼割れが発生するこ
とを見い出し九ためであり(第1図参照)、さらに切削
抵抗が増加し、現用鋼以上に被剛性の改善が期特出米な
くなるためである。また下限を0.20%としたのは、
これ未満では焼入性が不足し、強度および靭性が劣化す
るためである。
Mnはo、 carその他MO等の元素と共に焼入性を
高める元素のひとつであるが、下限を現用鋼より大幅に
高め1−31)j%とした。これは、C量を低減した場
合、現用鋼と同等および同等以上の強靭性および疲労強
度を得るには焼入性を現用鋼以上に高めることが必要で
あることが判明したためである。また上限を2.5%と
したのは、2.5%を超えると焼割れが発生するためお
よび合金コストが高くなるためである。
Slは脱酸剤として使用するもので、0.15%未満で
は脱酸作用が不十分となり、また0、50%を超えると
コスト高となるため、およびシリケート系介在物が増加
し、清浄度が悪化し、靭性が劣化する恵め、所要量を0
.15%〜’0.50Xとした。
Pの上限を0.035Xとしたのは、0.035%を超
えると結晶粒界の脆化となり、主に靭性が劣化するため
である。
SはMnとの複合介在物を生成し、被削性を改善する。
このためには0.010%以上必要であるため下限を0
.010%とし次。また、0.035%を超えると靭性
が劣化するため上限を0.035%とした。
QrはMnと同様に焼入性を高め、強靭性および疲労強
度を高める元素として使用するが、O,SO%未満でF
io*M’との組合せにおいて焼入不足となるため下限
を0.80%とした。また上限を1.5%としたのは、
コストの点を考慮し°C決定した。
MOは焼入性向上元素および焼戻軟化を防止し強靭性を
高める元素のひとつであシ、下限fL−0,15%とし
たのはこれ以下では焼戻軟化抵抗が小さくなり強靭性が
劣化するためであり、また上限を0.35Xとしたのは
焼戻軟化抵抗効果がコストのわりに少なくなるためであ
る。
酸可溶性Atは、棒鋼を焼入するに際しオーステナイト
域に加熱した場合、オーステナイト粒の粗大化を防止す
る作用を有するもので5o−010%未満では効果が小
さく、また0、 050%超では効果が飽和するため、
0.010〜o、 o s o%とした。
HbおよびVは酸可溶性At同様オーステナイト結晶粒
の粗大化をさらに高温度まで防止する作用を有するもの
で、0.005%未満ではその効果が小さく、また0、
 100%を超えると効果は飽和するため、それぞれ9
.005〜0.100%の範囲とした。
(実施例) 次に本願発明の実施例を示す。
第3表に用いた供試材の化学組成を示す。
本発明鋼人およびBは500呻大気溶解炉で溶製し、1
50ψの丸鋼に熱間鍛造した。また現用鋼は転炉で溶製
し、鋼塊を製造し、150ψの棒鋼に熱間圧延した。そ
の後各供試材共2fnの長さに切断し、連続炉で880
℃の温度まで昇温して同温度に約10分間保持し、水噴
射方式によシ焼入を行った。引続き連続炉によυ本発明
鋼人、Bおよび現用鋼基650℃に10分間加熱して焼
戻処理を行なった。
現用鋼には割れが発生し、長さ約100m程度にわたプ
切断除去する必要があったが、本発明鋼A、BKは割れ
は発生しなかった。これは、薗1図に成分の異なる種々
の棒鋼を用いて実施した焼割れ試験結果を示すように、
C量が0.35%以下で焼割れは発生しなくなるためで
ある。
次に、本発明鋼A、Bおよび現用鋼基表面から25m内
部に入った位置からJI84号引張試験片および衝撃試
験片を採取し、機械的性質を調査した。第4表に機械試
験結果を示す。
第 4 表 本発明鋼の引張特性ははソ現用鋼と同等であり、A、P
、1.bよびドリルカラーメーカー規格を十分満足する
。また1本発明鋼の@撃値は現用鋼に比較して若干低下
しているが、メーカーの規格値(v&o≧5.5 kf
f−rn)を十分満足しておシ、ドリルカラー用棒鋼と
して十分使用可能である。
次に、被剛性および疲労特性の調査を行った。
被剛性は旋盤およびボール盤を使用し、旋削およびドリ
ル穴あけ時の抵抗測定、および仕上面粗さを測定するこ
とによって評価した。第2図に抵抗測定結果を示す。
本発明鋼A、Bは現用鋼に比較して切削抵抗が−小さく
、また仕上面粗さも州かく、被剛性に優れている。
また、疲労特性の調査は150ψ棒鋼の中間部位から切
欠き付きの試験片を採取し、小野式回転曲げ疲労試#!
優を用いて行なった。@3図に試験結果を示す。
本発明鋼A、Bおよび現用鋼の疲労強度および疲労限は
ほぼ同等である。すなわち、本発明鋼により疲労特性を
劣化させることなく焼割れの発生−ない被剛性の優れた
ドリルカラーが製造できる。
(発明の効果) (1)現用鋼は焼入時に必らず1面の隅角部に焼割れを
生じ、このため切断除去工程が必要であり、製品歩留も
悪かった。本発明鋼による棒鋼は焼割れを生じないため
切除工程の省略が可能となり、また歩留も向上できる。
(2)  ドリルカラー用棒鋼には種々の切削加工が行
なわれる。このため被剛性に優れていることが重要であ
るが、本発明鋼の使用により現用鋼に比較して切削抵抗
が軽減され、さらに仕上面粗さも微細となり、被剛性は
大幅に改善できる。
本発明鋼による上記の効果は強靭性および疲労特性を劣
化させることなく達成出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼割れ試験結果を示す図、第2図は本発明鋼A
、Bおよび現用鋼による150ψ棒鋼の切削抵抗測定結
果を示す図、第3図は同様に疲労特性の調査結果を示す
図である。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他2名 C(”/、> 7I′1図 誦遁教 (/l/) 払゛、験条件 TZ図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C:0.20〜0.35%、 Si:0.15〜0.50%、 Mn:1.30〜2.50%、 P:0.035%以下、 S:0.010〜0.035%、 Cr:0.80〜1.50%、 Mo:0.15〜0.35%、 酸可溶性Al:0.010〜0.050% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物から成るドリ
    ルカラー用鋼。
  2. (2)C:0.20〜0.35%、 Si:0.15〜0.50%、 Mn:1.30〜2.50%、 P:0.035%以下、 S:0.010〜0.035%、 Cr:0.80〜1.50%、 Mo:0.15〜0.35%、 酸可溶性Al:0.010〜0.050%、Nbあるい
    はVのいずれか一方または両方 をそれぞれ0.005〜0.100% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物から成るドリ
    ルカラー用鋼。
JP5521285A 1985-03-19 1985-03-19 ドリルカラ−用鋼 Granted JPS61213347A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169593A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 新日鐵住金株式会社 坑井の掘削方法、その掘削方法に用いられるドリルパイプ及びツールジョイント
CN110714166A (zh) * 2019-11-13 2020-01-21 无锡双马钻探工具有限公司 一种合金钢及其制备方法和用途

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