JPS61213252A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61213252A JPS61213252A JP5548785A JP5548785A JPS61213252A JP S61213252 A JPS61213252 A JP S61213252A JP 5548785 A JP5548785 A JP 5548785A JP 5548785 A JP5548785 A JP 5548785A JP S61213252 A JPS61213252 A JP S61213252A
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- JP
- Japan
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- vinyl chloride
- chloride resin
- resin composition
- magnesium sulfate
- parts
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は新規な塩化ビニル系樹脂組成物、詳しくは、特
に、耐熱性にすぐれると共に、実質的に無毒性である塩
化ビニル系樹脂組成物に関する。
に、耐熱性にすぐれると共に、実質的に無毒性である塩
化ビニル系樹脂組成物に関する。
(従来の技術)
一般に、塩化ビニル系樹脂は、よく知られているように
、耐熱性に劣る問題を有する。特に、初期着色、即ち、
加工時に加わる熱による着色と、耐熱劣化、即ち、加工
時に加わる熱による分解とが著しい。
、耐熱性に劣る問題を有する。特に、初期着色、即ち、
加工時に加わる熱による着色と、耐熱劣化、即ち、加工
時に加わる熱による分解とが著しい。
このような加工時における着色と分解を避けるために、
従来、塩化ビニル系樹脂組成物においては、種々の安定
剤が配合されている。このような安定剤としては、例え
ば、バリウム、カルシウム、カドミウム、マグネシウム
、亜鉛等の化合物や有機錫化合物、有機リン化合物、エ
ポキシ化合物等が知られており、また、これらを組合わ
せた配合も多々提案されている。このような安定剤は、
その毒性を問題にしなければ、塩化ビニル系樹脂の耐熱
性を改善するために、程度の差こそあれ、有効であるが
、しかし、無毒性であって、且つ、耐熱性にすぐれる塩
化ビニル系樹脂組成物を与える安定剤は、従来、知られ
ていない。
従来、塩化ビニル系樹脂組成物においては、種々の安定
剤が配合されている。このような安定剤としては、例え
ば、バリウム、カルシウム、カドミウム、マグネシウム
、亜鉛等の化合物や有機錫化合物、有機リン化合物、エ
ポキシ化合物等が知られており、また、これらを組合わ
せた配合も多々提案されている。このような安定剤は、
その毒性を問題にしなければ、塩化ビニル系樹脂の耐熱
性を改善するために、程度の差こそあれ、有効であるが
、しかし、無毒性であって、且つ、耐熱性にすぐれる塩
化ビニル系樹脂組成物を与える安定剤は、従来、知られ
ていない。
(発明の目的)
本発明者らは、上記した問題を解決するために鋭意研究
した結果、塩化ビニル系樹脂組成物に塩基性硫酸マグネ
シウムを含む所定の安定剤と安定化助剤とを含有させる
ことにより、上記した初期着色及び耐熱劣化を共に著し
く低減し得ることを見出して、本発明に至ったものであ
る。
した結果、塩化ビニル系樹脂組成物に塩基性硫酸マグネ
シウムを含む所定の安定剤と安定化助剤とを含有させる
ことにより、上記した初期着色及び耐熱劣化を共に著し
く低減し得ることを見出して、本発明に至ったものであ
る。
従って、本発明は、耐熱性にすぐれると共に、実質的に
無毒性である新規な塩化ビニル系樹脂組成物を提供する
ことを目的とする。
無毒性である新規な塩化ビニル系樹脂組成物を提供する
ことを目的とする。
(発明の構成)
本発明による耐熱性にすぐれた塩化ビニル系樹脂組成物
は、 (a) 塩化ビニル系樹脂、 −) 一般式 %式% (但し、Xは1〜5の数、yは1〜3の数、2は2〜1
3の数を示す。) で表わされる塩基性硫酸マグネシウム、(0) 有機
酸の亜鉛塩、及び (d) 多価アルコール又はその部分エステルを含有
することを特徴とする。
は、 (a) 塩化ビニル系樹脂、 −) 一般式 %式% (但し、Xは1〜5の数、yは1〜3の数、2は2〜1
3の数を示す。) で表わされる塩基性硫酸マグネシウム、(0) 有機
酸の亜鉛塩、及び (d) 多価アルコール又はその部分エステルを含有
することを特徴とする。
本発明において、塩化ビニル系樹脂組成物の耐熱性とは
、その加工時に加わる熱によって、成形品に生じる着色
及び分解に対する抵抗性をいう。
、その加工時に加わる熱によって、成形品に生じる着色
及び分解に対する抵抗性をいう。
また、本発明において、塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビ
ニルの単独共重合体及びその共重合体を意味し、例えば
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルとエチレン−酢酸
ビニル共重合体のグラフト共重合体、塩化ビニルとエチ
レン、プロピレン等のα−オレフィン、酢酸ビニル、無
水マレイン酸等の少な(とも1種以上の共重合体を含み
、更に、塩素化塩化ビニルのような変性した樹脂や、こ
れらの混合物を意味するものとする。
ニルの単独共重合体及びその共重合体を意味し、例えば
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルとエチレン−酢酸
ビニル共重合体のグラフト共重合体、塩化ビニルとエチ
レン、プロピレン等のα−オレフィン、酢酸ビニル、無
水マレイン酸等の少な(とも1種以上の共重合体を含み
、更に、塩素化塩化ビニルのような変性した樹脂や、こ
れらの混合物を意味するものとする。
本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は、安定剤として
塩基性硫酸マグネシウム及び有機酸の亜鉛塩の所定量が
併用配合され、且つ、安定化助剤として多価アルコール
が所定量配合され、その結果として、その耐熱性が著し
く改善される。
塩基性硫酸マグネシウム及び有機酸の亜鉛塩の所定量が
併用配合され、且つ、安定化助剤として多価アルコール
が所定量配合され、その結果として、その耐熱性が著し
く改善される。
本発明において用いる上記塩基性硫酸マグネシウムは、
一般式 %式% (但し、Xは1〜5の数、yは1〜3の数、2は2〜1
1の数を示す、) で表わされ、特に好ましい具体例として、例えば、5M
g0・Mg5Oオ・8H20や3Mg0・Mg5Oa・
1tngo、MgO・3Mg5Oオ・2HzO等を挙げ
ることができる。このような塩基性硫酸マグネシウムは
天然品又は合成品として得ることができ、本発明におい
ては、これらを単独で用いてもよ(、又は混合物として
用いてもよい。
一般式 %式% (但し、Xは1〜5の数、yは1〜3の数、2は2〜1
1の数を示す、) で表わされ、特に好ましい具体例として、例えば、5M
g0・Mg5Oオ・8H20や3Mg0・Mg5Oa・
1tngo、MgO・3Mg5Oオ・2HzO等を挙げ
ることができる。このような塩基性硫酸マグネシウムは
天然品又は合成品として得ることができ、本発明におい
ては、これらを単独で用いてもよ(、又は混合物として
用いてもよい。
本発明においては、塩基性硫酸マグネシウムは、その形
状において特に限定されず、任意の形状の塩基性硫酸マ
グネシウムを用いることができるが、例えば、特開昭5
6−149318号公報に記載されている繊維状塩基性
硫酸マグネシウムを好ましく用いることができる。
状において特に限定されず、任意の形状の塩基性硫酸マ
グネシウムを用いることができるが、例えば、特開昭5
6−149318号公報に記載されている繊維状塩基性
硫酸マグネシウムを好ましく用いることができる。
本発明において、塩基性硫酸マグネシウムの塩化ビニル
系樹脂組成物における配合量は、塩化ビニル系樹脂10
0重量部について、0.01〜3重量部の範囲である。
系樹脂組成物における配合量は、塩化ビニル系樹脂10
0重量部について、0.01〜3重量部の範囲である。
配合量が、塩化ビニル系樹脂100g量部について0.
01重量部よりも少ないときは、特に熱安定性が乏しく
、速やかに黒化するので、実用的な塩化ビニル系樹脂成
形品を得ることができない、他方、3重量部を越えると
きは、プレス着色が著しく、且つ、成形品に斑点が明瞭
に認められるようになって、透明性に劣り、又は透明性
を失ない、更に、黒化時間も短くなり、実用上、問題と
なる黄褐色に変色してくる。塩基性硫酸マグネシウムの
塩化ビニル系樹脂組成物における特に好ましい配合量は
、塩化ビニル系樹脂100重量部について、0.1〜1
重量部の範囲である。
01重量部よりも少ないときは、特に熱安定性が乏しく
、速やかに黒化するので、実用的な塩化ビニル系樹脂成
形品を得ることができない、他方、3重量部を越えると
きは、プレス着色が著しく、且つ、成形品に斑点が明瞭
に認められるようになって、透明性に劣り、又は透明性
を失ない、更に、黒化時間も短くなり、実用上、問題と
なる黄褐色に変色してくる。塩基性硫酸マグネシウムの
塩化ビニル系樹脂組成物における特に好ましい配合量は
、塩化ビニル系樹脂100重量部について、0.1〜1
重量部の範囲である。
上記塩基性硫酸マグネシウムと併用する安定剤である有
機酸の亜鉛塩としては、従来より塩化ビニル系樹脂組成
物において安定剤として知られている高級脂肪酸亜鉛塩
が好ましく、その具体例として、例えば、ステアリン酸
亜鉛、ラウリン酸亜鉛、リシノール酸亜鉛、2−エチル
へキソイン酸亜鉛、エポキシステアリン酸亜鉛、12−
ヒドロキシステアリン酸亜鉛等を挙げることができる。
機酸の亜鉛塩としては、従来より塩化ビニル系樹脂組成
物において安定剤として知られている高級脂肪酸亜鉛塩
が好ましく、その具体例として、例えば、ステアリン酸
亜鉛、ラウリン酸亜鉛、リシノール酸亜鉛、2−エチル
へキソイン酸亜鉛、エポキシステアリン酸亜鉛、12−
ヒドロキシステアリン酸亜鉛等を挙げることができる。
しかし、これらに限定されるものではない。この有機酸
亜鉛塩の配合量は、従来の塩化ビニル系樹脂組成物にお
ける配合量でよく、従って、通常、塩化ビニル系樹脂1
00重量部について0.01〜3重量部、好ましくは0
.1〜1.5重量部の範囲である。
亜鉛塩の配合量は、従来の塩化ビニル系樹脂組成物にお
ける配合量でよく、従って、通常、塩化ビニル系樹脂1
00重量部について0.01〜3重量部、好ましくは0
.1〜1.5重量部の範囲である。
更に、本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は、安定化
助剤として多価アルコール又はその部分エステルを上記
安定剤と共に含有する。かかる安定化助剤は、前記塩基
性硫酸マグネシウム及び脂肪酸亜鉛塩との相乗作用によ
って、塩化ビニル系樹脂組成物の耐熱性を特に顕著に改
善する。特に好ましい具体例として、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、トリスヒドロキシエチ
ルイソシアヌレート、マンニトール、ソルビトール、グ
リセリン、ビスフェノールA1ジペンタエリスリトール
アジペート、ジペンタエリスリトールピロリドンカルボ
キシレート、ジ゛ペンタエリスリトールーエチレンオキ
サイド付加物、2.4−ビス(ヒドロキシメチル) −
1,2,3,4,5−ペンタンペントール等を挙げるこ
とができる。これらは2種以上の混合物として用いても
よい。
助剤として多価アルコール又はその部分エステルを上記
安定剤と共に含有する。かかる安定化助剤は、前記塩基
性硫酸マグネシウム及び脂肪酸亜鉛塩との相乗作用によ
って、塩化ビニル系樹脂組成物の耐熱性を特に顕著に改
善する。特に好ましい具体例として、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、トリスヒドロキシエチ
ルイソシアヌレート、マンニトール、ソルビトール、グ
リセリン、ビスフェノールA1ジペンタエリスリトール
アジペート、ジペンタエリスリトールピロリドンカルボ
キシレート、ジ゛ペンタエリスリトールーエチレンオキ
サイド付加物、2.4−ビス(ヒドロキシメチル) −
1,2,3,4,5−ペンタンペントール等を挙げるこ
とができる。これらは2種以上の混合物として用いても
よい。
上記多価アルコール又はその部分エステルからなる安定
化助剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部について、0
.01〜3重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部の
範囲で配合される。0.01重量部よりも少ないときは
、前記塩基性硫酸マグネシウムの存在下においても、塩
化ビニル系樹脂組成物は、黒化時間が著しく短く、耐熱
性が改善されない。しかし、3重量部を越えて過多に配
合するときは、却って、初期着色が著しく、更に、黒化
時間も短くなり、実用上、好ましくない問題が生じる。
化助剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部について、0
.01〜3重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部の
範囲で配合される。0.01重量部よりも少ないときは
、前記塩基性硫酸マグネシウムの存在下においても、塩
化ビニル系樹脂組成物は、黒化時間が著しく短く、耐熱
性が改善されない。しかし、3重量部を越えて過多に配
合するときは、却って、初期着色が著しく、更に、黒化
時間も短くなり、実用上、好ましくない問題が生じる。
本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は、上記した安定
剤及び安定化助剤に加えて、従来より知られている安定
剤、エポキシ化合物、抗酸化剤、紫外線吸収剤、着色防
止剤等の補助安定剤成分を適宜に含有していてもよい、
但し、得られる塩化ビニル系樹脂組成物が実質的に無毒
性であるためには、毒性のある補助安定剤成分の使用は
好ましくない。
剤及び安定化助剤に加えて、従来より知られている安定
剤、エポキシ化合物、抗酸化剤、紫外線吸収剤、着色防
止剤等の補助安定剤成分を適宜に含有していてもよい、
但し、得られる塩化ビニル系樹脂組成物が実質的に無毒
性であるためには、毒性のある補助安定剤成分の使用は
好ましくない。
従って、本発明において用いることができる補助安定剤
成分として、例えば、オクチル錫メルカプトアセテート
等の有機錫化合物、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマ
ニ油、2−フェニルインドール、1.4−ブタンジオー
ル−ビス−β−アミノクロトネート、アセト酢酸エチル
、2−アセチル−4−ブチロラクトン、デヒドロ酢酸及
びその亜鉛塩、ジベンゾイルメタン及びその亜鉛塩、ス
テアロイルベンゾイルメタン、アセト酢酸アニリド、N
−メチルピロリドン、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、フェノール、2−エチルヘキサノール、ニト
リロ三酢酸、レブリン酸、オクタデシルアシッドホスフ
ェート、オクタデシルリン酸亜鉛、亜リン酸、無水コハ
ク酸、オクチル酸、ステアリン酸、2−(2’−ヒドロ
キシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
.2”−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、フェニ
ルインド−ル等を挙げることができる。
成分として、例えば、オクチル錫メルカプトアセテート
等の有機錫化合物、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマ
ニ油、2−フェニルインドール、1.4−ブタンジオー
ル−ビス−β−アミノクロトネート、アセト酢酸エチル
、2−アセチル−4−ブチロラクトン、デヒドロ酢酸及
びその亜鉛塩、ジベンゾイルメタン及びその亜鉛塩、ス
テアロイルベンゾイルメタン、アセト酢酸アニリド、N
−メチルピロリドン、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、フェノール、2−エチルヘキサノール、ニト
リロ三酢酸、レブリン酸、オクタデシルアシッドホスフ
ェート、オクタデシルリン酸亜鉛、亜リン酸、無水コハ
ク酸、オクチル酸、ステアリン酸、2−(2’−ヒドロ
キシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
.2”−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、フェニ
ルインド−ル等を挙げることができる。
更に、上記した安定剤成分以外に、可塑剤、滑剤、発泡
剤、充填剤、着色剤、防黴剤等、通常、塩化ビニル系樹
脂組成物に用いられるその他の添加剤を含有していても
よいのはいうまでもなく、これらは、本発明による塩化
ビニル系樹脂組成物に要求される物性や用途等に応じて
、適宜に用いられる。
剤、充填剤、着色剤、防黴剤等、通常、塩化ビニル系樹
脂組成物に用いられるその他の添加剤を含有していても
よいのはいうまでもなく、これらは、本発明による塩化
ビニル系樹脂組成物に要求される物性や用途等に応じて
、適宜に用いられる。
(発明の効果)
以上のように、本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は
、塩基性硫酸マグネシウムを含む所定の安定剤と安定化
助剤とを含有することによって、はじめて初期着色及び
耐熱劣化が共に著しく改善されると共に、実質的に無毒
性である。
、塩基性硫酸マグネシウムを含む所定の安定剤と安定化
助剤とを含有することによって、はじめて初期着色及び
耐熱劣化が共に著しく改善されると共に、実質的に無毒
性である。
(実施例)
以下に本発明の実施例を比較例と共に挙げるが、本発明
はこれら実施例により何ら制限されるものではない。尚
、以下において、部は重量部を意味する。
はこれら実施例により何ら制限されるものではない。尚
、以下において、部は重量部を意味する。
実施例1
平均重合度1050のポリ塩化ビニル100部、ステア
リン酸亜鉛0.8部、ジペンタエリスリトール0.8部
及び第1表に示す塩基性硫酸マグネシウム又はこれ以外
の無機化合物0.5部からなる塩化ビニル系樹脂組成物
を170℃の8インチロールで5分間混練した後、厚み
0.3 tmの試験用シートとして取出した。この試験
用シートについて、180℃における黒化時間、プレス
着色性及び透明性を試験した結果を第1表に示す。
リン酸亜鉛0.8部、ジペンタエリスリトール0.8部
及び第1表に示す塩基性硫酸マグネシウム又はこれ以外
の無機化合物0.5部からなる塩化ビニル系樹脂組成物
を170℃の8インチロールで5分間混練した後、厚み
0.3 tmの試験用シートとして取出した。この試験
用シートについて、180℃における黒化時間、プレス
着色性及び透明性を試験した結果を第1表に示す。
尚、試験方法は以下のとおりである。試験方法は実施例
2及び3においても同じである。
2及び3においても同じである。
2 ギアーオーブンで180℃の温度に設定後、試験
用シートを所定時間ごとに取出し、黒化又は変色するに
要する時間を測定した。
用シートを所定時間ごとに取出し、黒化又は変色するに
要する時間を測定した。
1亀鼓及グ透里ユ 試験用シートを170℃の電気プレ
スにて50kg/−の圧力を加え、約2鰭のシートとし
、プレス着色性はカラーコンピュータ(スガ試験機■製
5M−4)にて測定し、黄色度Ylにて示した。また、
透明性は肉眼にて評価した。
スにて50kg/−の圧力を加え、約2鰭のシートとし
、プレス着色性はカラーコンピュータ(スガ試験機■製
5M−4)にて測定し、黄色度Ylにて示した。また、
透明性は肉眼にて評価した。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物によれば、上記試験項
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
る。
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
る。
実施例2
エチレン−酢酸ビニル共重合体と塩化ビニルのグラフト
共重合体100部、ステアリン酸亜鉛1゜0部、ジペン
タエリスリトール1.0部、ステアリン酸カルシウム0
.3部及び繊維状塩基性硫酸マグネシウム5 MgO・
Mg5O,・8H20の所定量(第2表に示す。)から
なる塩化ビニル系樹脂組成物を成形し、実施例1と同様
に試験した。結果を第2表に示す。
共重合体100部、ステアリン酸亜鉛1゜0部、ジペン
タエリスリトール1.0部、ステアリン酸カルシウム0
.3部及び繊維状塩基性硫酸マグネシウム5 MgO・
Mg5O,・8H20の所定量(第2表に示す。)から
なる塩化ビニル系樹脂組成物を成形し、実施例1と同様
に試験した。結果を第2表に示す。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物によれば、上記試験項
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
ることが明らかである。
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
ることが明らかである。
実施例3
平均重合度1100のポリ塩化ビニル100部、12−
ヒドロキシステアリン酸亜鉛1.0部、第3表に示す多
価アルコールの所定量(第3表に示す。)及び実施例2
において用いたのと同じ繊維状塩基性硫酸マグネシウム
0.5部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を成形し、実
施例1と同様に試験した。
ヒドロキシステアリン酸亜鉛1.0部、第3表に示す多
価アルコールの所定量(第3表に示す。)及び実施例2
において用いたのと同じ繊維状塩基性硫酸マグネシウム
0.5部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を成形し、実
施例1と同様に試験した。
結果を第3表に示す。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物によれば、上記試験項
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
ることが明らかである。
目のすべてにおいて比較例の組成物に比べてすぐれてい
ることが明らかである。
Claims (2)
- (1)(a)塩化ビニル系樹脂、 (b)一般式 xMgO・yMgSO_4・zH_2O (但し、xは1〜5の数、yは1〜3の数、zは2〜1
3の数を示す。) で表わされる塩基性硫酸マグネシウム、 (c)有機酸の亜鉛塩、及び (d)多価アルコール又はその部分エステルを含有する
ことを特徴とする耐熱性にすぐれた塩化ビニル系樹脂組
成物。 - (2)塩化ビニル系樹脂100重量部について、塩基性
硫酸マグネシウム0.01〜3重量部を含有することを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル系樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5548785A JPS61213252A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5548785A JPS61213252A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61213252A true JPS61213252A (ja) | 1986-09-22 |
JPH0315939B2 JPH0315939B2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=12999983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5548785A Granted JPS61213252A (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61213252A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01306437A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-11 | Ube Ind Ltd | プラスチックフイルム用アンチブロッキング剤 |
JP2017155376A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 凸版印刷株式会社 | 発泡壁紙用原反、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙 |
WO2018194108A1 (ja) * | 2017-04-19 | 2018-10-25 | 宇部マテリアルズ株式会社 | 水生生物付着防止剤、水生生物付着防止用樹脂組成物、水生生物付着防止用塗料及び水生生物付着防止用樹脂組成物を用いてなる成形体、並びに水生生物付着防止方法 |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP5548785A patent/JPS61213252A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01306437A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-11 | Ube Ind Ltd | プラスチックフイルム用アンチブロッキング剤 |
JP2017155376A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 凸版印刷株式会社 | 発泡壁紙用原反、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙 |
WO2018194108A1 (ja) * | 2017-04-19 | 2018-10-25 | 宇部マテリアルズ株式会社 | 水生生物付着防止剤、水生生物付着防止用樹脂組成物、水生生物付着防止用塗料及び水生生物付着防止用樹脂組成物を用いてなる成形体、並びに水生生物付着防止方法 |
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