JPS61212722A - 車載用現在位置表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車に搭載して自軍の走行位置を表示する
装置に関し、特に陰極線管等を用いた表示部に現在位置
を含む地図を表示し、この表示地図とに自軍の位置を表
示する車載用現在位置表示装置に関するものである。

〈従来技術〉 従来一般に用いられている車載用現在位置表示装置は、
表示部としての陰極線管に現在位置を含む地図を表示さ
せ、この表示地図上に於ける自軍位置に外部操作によっ
て位置表示マークを合せることにより初期条件をセット
するようになっている。そして、この状態から自動車が
走行を開始すると、マイクロコンピュータを用いた走行
位置算出部が走行距離センサおよび方位センサの出力信
号を演算処理することによって、初期セット時からの自
重の移動位置を順次求め、この演算結果に応じて陰極線
管に表示されている位置表示マークを移動するようにな
っている。そして、この場合においては、表示部として
の陰極線管に表示される表示地図の縮尺と自動車の移動
に伴なう位置表示マークの移動表示縮尺を一致させてい
ることから、位置表示マークは表示地図上の道路部分を
自車の移動に応じて移動表示することになる。

〈発明が解決しようとしている問題点〉しかしながら、
北述した車載用現在位置表示装置に於いては、表示地図
上を自車の位置を示す位置表示マークが移動するもので
あることから、運転中に表示部を一瞬見ても自車位置を
確認することが出来ず、安全運転上の問題が生ずる。ま
た、丘記構成に於いては、位置表示マークが表示地図上
の端に近ずくと、その端から先の地図情報が不明となる
問題を有している。

く問題点を解決するための手段〉 従って、本発明による車載用現在位置表示装置は１表示
部に表示される表示地図を自軍の移動方向にスクロール
させることにより、自車位置表示を表示部の中央部等に
於ける予め定められた位置に固定表示するものである。

く作用〉 この様に構成された車載用現在位置表示装置に於いては
１表示部図が自軍の移動方向に対して逆方向にスクロー
ルされることから、自車に対する位置表示が常に固定と
なる。この結果、運転者は自車位置表示を一瞬に見つけ
ることが出来、これに伴なって表示地図に対する自車位
置の確認が極めて容易になるものである。そして、この
自軍位置の確認が容易になれば１例えば運転中に於ける
目視時間が短かくなって安全確保に大きく寄与すること
になる。また、表示地図がスクロールして自軍位置が常
に固定化されることから、自車位置を中心としたある範
囲が常に表示されて、その周辺状態の把握が容易になる
ものである。

〈実施例〉 第１図は、本発明による車載用現在位置表示装置の一実
施例を示すブロック図である。同図に於いてｌは方位セ
ンサであって、ジャイロ等を用いて自動車の走行方向を
検出している。２は走行距離センサであって、例えばス
ピードメータに接続されるたわみ軸の回転を検出するこ
とにより、単位距離の走行毎に走行パルスを発生する。

３はキーボードであって、現在位置に対応した地図の表
示指定、各種初期条件の設定および動作制御等に用いら
れる。４は例えばマイクロフロッピーディスク装置等に
よって構成された外部記憶装置であって、各種の地図情
報が記憶されている。５は外部記憶装置４に接続された
メディアコントローラ、６は１６ビツト構成による中央
演算処理装置であって、入力ボートＰ１〜Ｐ２に方位セ
ンサ１．走行距離センサ２およびキーボード３がそれぞ
れ接続され、入出カポ−）ＩＯ＋　にはメディアコント
ローラ５が接続されている。７は中央処理装置６の入出
力ボートｒｏ２に接続された画像メモリであって、後述
する表示部９への表示に用いられる表示情報量に対して
数倍（この場合は４倍）の容量を有している。８は中央
処理装置６の入出カポ−）ＩＯ２に接続されたグラフィ
ックディスプレイコントローラであって、中央処理装置
６が演算した現在位置が予め定められた位置に表示、つ
まりこの場合には現在位置を示す位置表示マークが表示
部９の中央に常に位置するように画像メモリ７に記憶さ
れている地図情報を読み出して表示部９に表示させると
ともに、この表示地図に自車の走行軌跡を加えて表示さ
せる。

この様に構成された車載用現在位置表示装置に於いて、
その使用に際してはまず、外部記憶装置４に現在位置近
辺の地図情報が記録されているマイクロフロッピーディ
スクをセットする。この状態に於いてキーボード３のス
タートボタンを操作すると、中央処理装置６がメディア
コントローラ５を制御することにより、外部記憶装置４
にセットされたマイクロフロッピーディスクの内容を読
み出して、その中に記憶されている地図ブロック番号と
その地区名のリストをグラフィックディスプレイコント
ローラ８を介して表示部９に表示させる。次に、操作者
はこのリスト表示の内容から、自軍が現在位置する地区
名の地図ブロック番号をキーボード３を操作して指定す
ると、中央処理装置６は外部記憶装置４をアクセスする
ことによって、指定地図ブロック番号に対応した地図ブ
ロックの地図情報およびこの指定地図ブロック番号に隣
接する地図ブロックの地図情報を読み出して画像メモリ
７に記憶させる。従って、この場合に於ける画像メモリ
７の容量は、表示部９に表示される表示容量に対して４
倍の容量に設定されていることから、指定地図ブロック
番号およびこれに隣接する３地図ブロック番号の地図情
報に１　。

Ｋ２　　、に４　　、に５が読み出されて画像メモリ７
のメモリブロック■１〜ｖ４に第２図（ａ）に示すよう
に記憶される。そして、グラフィックディスプレイコン
トローラ８は、中央処理装置６の指示に応じて、操作者
が指定した指定地図ブロック番号に対応した地図ブロッ
クの地図情報に１が記憶されているメモリブロックｖ１
を順次アドレスすることにより、その記憶内容を読み、
出して表示部９に指定地図ブロックを表示させる０次に
、操作者はこの表示地図上に於ける現在位置を読み取り
、この現在位置部分の表示が表示部９上に予め定めた例
えば中央位置に一致させるための指示を与える。つまり
、キーボード３を操作して表示地図のスクロール方向を
指定すると、中央処理装置６はキーボード３から発せら
れるスクロール方向の指定信号を読み取ってグラフィッ
クディスプレイコントローラ８に指示を与える。従って
グラフィックディスプレイコントローラ８は、スクロー
ル方向の指定信号に応じて、画像メモリ７に対する読み
出し開始位置を順次ずらせることによって、表示部９に
表示される表示地図を一画素単位スクロールさせる。つ
まり、第２図（ａ）に示すメモリブロック■１に記憶さ
れている地図情報に１のＰ点に対応する部分が現在位置
である場合には、画像メモリ７に対する読み出し開始番
地がＡからＢに向って順次変更されることにより、表示
のための読み出し領域ＱがＰ点を中心とする状態になっ
た時に現在位置と表示部９の中心が一致する。そして、
この表示部９の中心には、自軍の位置を示す位置表示マ
ークＲが例えば第３図に示す様に十字状に表示されてい
る。

この状態に於いて自動車が目的地に向って走行を開始す
ると、中央処理装置６は方位センサｌおよび走行距離セ
ンサ２の出力信号を順次取り込んで演算することにより
自車の移動位置を連続的に求める。そして、この中央処
理装置６は、自軍の移動位置に応じてグラフィックディ
スプレイコントローラ８を制御することによって、自軍
の現在位置が表示部７の中央に表示される位置表示マー
クＲに一致するように表示地図のスクロールが行なわれ
る。つまり、自動車の移動方向に、かつ移動重度に応じ
て画像メモリ７に対する表示のための読み出し開始番地
が変更されることにより、表示地図が自車の移動に応じ
てスクロール表示されて常に自軍位置が表示地図の中央
に位置、つまり位置表示マークＲによって示される部分
となる８ものである。そして、この中央処理装置６は、
表示地図のスクロールに応じて１表示部図上に表示づ−
／ｙＴ？の位ｒｅｈ　ａｈ誌か実子させ乙ことによって
自車の移動軌跡としている。

次に、自軍の移動に伴なって表示のための読み出し領域
Ｑが第４図（ａ）に示す様に画像メモリ７の端に達して
更に同方向に自車が走行する場合には、地図情報に２．
に５に隣接する地図情報に３．に、が必要になるために
、次の手順によって地図情報に３．に８の読み込みを中
央処理装置６の制御下に於いて実行する。つまり、表示
のための読み出し領域が画像メモリ７の端に達したこと
をグラフィックディスプレイコントローラ８から゛中央
処理装置６に伝えられると、この中央処理装置６は地図
情報に３．に８を外部記憶装置４から読み出して内部に
設けられているバッファメモリに移しておく。次に、第
４図（ｂ）に示す様に、メモリブロックｖ２．ｖ４に記
憶されている地図情報に２．に５をメモリプロ・ンクＶ
ｌ、Ｖ３に転送するとともに、グラフ１′ツクデイスプ
レイコントローラ８の読み出し開始番地をＣからＤに移
行させる。次に、第４図（Ｃ）に示す様に、メモリブロ
ックｖ２．ｖ４にノく・ソファメモ１月こ保持されてい
る地図情報に３．に６を転送することによって、自動車
の移動に伴なって必要となる地図情報の読み込みが完了
する。従って、この場合に於ける画像メモリ７は、表示
情報に対して４倍のメモリ容量を有することから、自軍
位置を表示部の中央とするためのスクロール範囲は第２
図（ｂ）に点線を用いて示す範囲Ｓとなるが、上述した
方法によって隣接する地図情報の読み込みを繰り返すこ
とにより、目的地に向って移動する自軍の位置が表示地
図りに連続して表示されることになる。

なお、上記実施例に於いては、画像メモリ７の容量を表
示部への表示容量に対して４倍に設定した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
２倍以上であれば良いことは言うまでもない。

〈発明の効果〉 以上説明した様に、本発明による車載用現在位置表示装
置に於いては、自軍の位置を示す位置表示マークを表示
上の予め定められた位置に固定して表示地図を自車の移
動に応じて縦横に一画素単位でスクロールさせるもので
あるために、自軍位置の確認が瞬時にかつ容易に行なえ
ることになる。また、自車位置を基準として表示される
ことから、常に自軍位置の周囲が表示されて特に目的地
に向う進行方向に対する周囲情報が適確に把握されるこ
とになる。また、上記構成に於いては、位置表示動作を
中断することなく、隣接する地図情報を更新して目的地
までの連続した位置表示が行なえる等の種々優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による車載用現在位置表示装置の一実施
例を示すブロック図、第２図（ａ）は画像メモリと表示
読み出し領域との関係を示す図、第２（ｂ）は画像メモ
リ内のスクロール表示範囲を示す図、第３図は表示部に
於ける位置表示マークの表示例を示す図、第４図（ａ）
〜（ｃ）は画像メモリに対する地図情報の更新方法を説
明するための図である。 １・・・方位センサ、２・・・走行距離センサ、３・・
・キー゛ボード、４・・・外部記憶装置、５・・・メデ
ィアコントローラ、６・・・中央処理装置、７・・・画
像メモリ、８・・・グラフィックディスプレイコントロ
ーラ　９・・・表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の走行方向を検出する方位センサと、車両の
   走行距離を検出する走行距離センサと、地図情報を記憶
   している外部記憶装置と、地図および現在位置を表示す
   る表示部と、この表示部への表示情報量に対して２倍以
   上の容量を有する画像メモリと、前記方位センサおよび
   走行距離センサの出力信号を演算することによって車両
   の走行位置を求める中央処理装置と、前記外部記憶装置
   から読み取られた地図情報を記憶している画像メモリの
   内容を前記中央処理装置に於いて求められた走行位置信
   号に応じてその読み出し位置を変えながら予め定められ
   た表示量の地図情報を読み出して前記表示部に供給する
   ことによって現在位置を含む地図を表示させるグラフイ
   ックディスプレイコントローラとを設けることにより、
   自車両の位置が表示部の予め定められた位置に常に固定
   されるように表示地図を車両の走行に応じてスクロール
   させることを特徴とする車載用現在位置表示装置。