JPS6121208B2 - - Google Patents

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JPS6121208B2
JPS6121208B2 JP52139779A JP13977977A JPS6121208B2 JP S6121208 B2 JPS6121208 B2 JP S6121208B2 JP 52139779 A JP52139779 A JP 52139779A JP 13977977 A JP13977977 A JP 13977977A JP S6121208 B2 JPS6121208 B2 JP S6121208B2
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JP
Japan
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butyrolactone
gamma
maleic anhydride
hours
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JP52139779A
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JPS5368710A (en
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Ramiore Jan
Koteau Uirii
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UCB SA
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Publication date
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Publication of JPS6121208B2 publication Critical patent/JPS6121208B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D315/00Heterocyclic compounds containing rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom according to more than one of groups C07D303/00 - C07D313/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/76Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
    • B01J23/84Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36 with arsenic, antimony, bismuth, vanadium, niobium, tantalum, polonium, chromium, molybdenum, tungsten, manganese, technetium or rhenium
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    • B01J23/883Molybdenum and nickel
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/17Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds
    • C07C29/177Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds with simultaneous reduction of a carboxy group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は無水マレイン酸を単一段階操作で接触
水素添加分解することにより無水マレイン酸から
1,4−ブタンジオールおよびテトラヒドロフラ
ンを製造する新規な方法に関する。 反応の進行状態により無水マレイン酸の接触水
添分解は下記の反応式により一連の化合物を生成
させることが知られている: この反応式は明らかに、本発明による所望の生
成物すなわち1,4−ブタンジオール(BD)お
よびテトラヒドロフラン(THF)が反応式
(),()および()で得られる無水マレイ
ン酸の中間水添分解生成物であり、所望の生成物
を得るためにはより価値の低い副生物たとえばプ
ロパノール、ブタノール等(反応)が得られな
いように変換工程をタイミング良く停止しなけれ
ばならないことを示している。 さらに、水添分解段階でBD+THFを停止出来
ると仮定して、THFの損失になるまでBDの生成
またはその逆を促進することが望ましい場合に
は、反応を所望の方向に選択的に動かすことが可
能でなければならない。 反応式で前述した連続および(または)平行水
添分解反応は各々それ自身の反応条件を有する。
たとえば、無水マレイン酸を水添分解して無水コ
ハク酸を与えるには比較的低い圧力および温度の
みで十分であり、一方無水コハク酸を水添分解し
てブチロラクトンを与えるにはかなり高い圧力お
よび温度が必要である。最適収率を得るために、
この分野のほとんどの特許文献は前述した反応式
の決定された部分段階、たとえば無水マレイン酸
の無水コハク酸およびブチロラクトンえの変換
(特公昭42−17259および42−17818号公報)また
はブチロラクトンのBDまたはTHFえの変換(特
公昭44−5366および45−72407号公報)に関連し
ているのはこのためである。最近、ベルギー特許
第835269号明細書によれば、完全工程が3つの別
の工程:(a)無水マレイン酸→無水コハク酸、(b)無
水コハク酸→ブチロラクトンおよび(c)ブチロラク
トン→ブタンジオールおよび(または)テトラヒ
ドロフランで行われる。 この方法がたとえ所望生成物のより高い収率を
得る目的にとつて正当化することが出来ても、そ
の大きな欠点は装置に対してかなりの費用を伴う
(ベルギー特許第835269号明細書の場合3つの反
応器および工程(b)と(c)の間の中間蒸留分離塔)と
いう事実にあることは理解されるであろう。 さらに、これらの工程に共通の1つの特徴は、
一連の反応の少なくとも一つの段階で何百バール
にも達する高圧を使用することが必要であること
であり、したがつて装置および操作の費用が増大
する。 最後に、これらの種々の反応を出来るだけ低い
圧力で実施出来るためには、コストが非常に高い
元素(たとえばレニウム、トリウム等)を含有す
る触媒かまたは非常に反応性であるがしかし触媒
毒に非常に弱く、したがつて水添分解すべき物質
に対して非常に念入りな精製工程を必要とする触
媒が使用される。 このために、比較的低い圧力下でかつ費用が許
容出来る安定な触媒の存在下で廉価な装置で操作
しながら所望の生成物を良収率で得る単一段階工
程によつて無水マレイン酸の1,4−ブタンジオ
ールおよび(または)テトラヒドロフランへの変
換を実施出来ることは最大の技術的および経済的
関心事である。 本出願人が知る限りにおいて、文献には、ニツ
ケル−コバルト−トリウム触媒の存在下で無水マ
レイン酸を1,4−ブタンジオールに単一段階で
直接変換する1つの具体的場合(理論値の82%の
収率が得られる)しか示されていない(特公昭49
−32439号公報)。不都合なことに、この方法の大
きな欠点は使用される触媒である。トリウムは放
射性元素であり、これは取扱い、輸送および使用
に厳密な注意を必要とすることは周知である。さ
らに、トリウムは比較的高価であり、さらに、そ
の使用は現在の所ウラニウムと同様に核分野の公
務組織により発行された規制を受ける。さらに、
この触媒の製造は1000℃にもなり得るか焼温度を
必要とする。最後に、無水マレイン酸の水添加水
分解は200〜300バールの圧力および270℃という
高い反応温度で行われ、したがつて、この方法を
工業的規模で実施しようとすると、非常に念入り
な、したがつて非常に高価な工学が必要である。 このために、本出願人は無水マレイン酸を単一
段階で水添分解して1,4−ブタンジオールおよ
びテトラヒドロフランを合成する方法を開発する
目的で研究を行つた。この方法は特に前述の特公
昭49−32439号公報の方法と異なつて工業的規模
で容易にかつ経済的に適用することが出来る。そ
の理由は、 (a) 廉価でかつ触媒毎に敏感性が低い活性触媒が
使用され、調製および使用中生態学的問題が無
い; (b) 反応は単一装置で行われ、200バール以下好
ましくは125バール以下の圧力および適度に高
い温度で操作することが必要であるという事実
にかんがみて装置の建設およびその操作は禁止
的に高価でない; (c) それでも、BD+THFの非常に良好な収率
(90モル%およびそれ以上)が得られ、一方反
応生成物中のBD/THFのモル比を選択的に変
えることが可能である。 これらの3つの目的は本発明による方法によつ
て達成され、この方法は下記の必須の特徴により
識別される。: () 還元処理の前に2段階で酸化処理を受け
た任意にジルコニウムおよび(または)ニオブ
を含有するNi/Mo型の特定の触媒の使用; () ()に記載の触媒の懸濁液の存在下で
170〜215℃の温度および200バール以下、好ま
しくは125バール以下の圧力でガンマ−ブチロ
ラクトンを含有する溶剤媒体中で最終生成物中
のガンマ−ブチロラクトンの濃度が出発反応媒
体中の濃度に戻されるような時間無水マレイン
酸を接触水添分解すること。 したがつて、本発明によれば、触媒的に活性な
元素としてニツケルをモリブデンおよび任意にジ
ルコニウムおよび(または)ニオブと組合せて含
有する還元された固体触媒の懸濁液の存在下で無
水マレイン酸を水素により加熱加圧下で単一段階
操作で接触水添分解して1,4−ブタンジオール
およびテトラヒドロフランを与える方法におい
て、 () 上記固体触媒を還元前に2段階で酸化に
付すること;および () 無水マレイン酸の水添分解をガンマ−ブ
チロラクトンを含有する反応媒体中で170〜215
℃の温度および約200バール以下、好ましくは
約125バール以下の水素圧で最終反応媒体中の
ガンマ−ブチロラクトンの量が最初の反応媒体
に存在するガンマ−ブチロラクトンの量と実質
的に等しくなるような時間の間行うことを特徴
とする上記方法が提供される。 ニツケル、コバルト、モリブデン、タングステ
ン、クロム等の触媒が酸化物形または金属形でジ
カルボン酸無水物の接触水添に提案されたのはこ
れが始めてではない(米国特許第2772291;
2772292および2772293号明細書および英国特許第
1200979号明細書参照)。しかしながら、このよう
にして得られる水添生成物は環状ラクトン(たと
えばガンマーブチロラクトン)および(または)
環状エーテル(たとえばテトラヒドロフラン、し
かしはるかに少ない量)であり、対応するジオー
ル(たとえば1,4−ブタンジオール)は実際に
全く生成されない。したがつて、これらの触媒は
BD+THFを90%およびそれ以上の高い収率で得
るために本発明により使用することが出来ない。
さらに、前述した米国特許の触媒は急速に活性を
失う(英国特許第1200979号明細書第1頁25〜39
行参照)。さらに、ジカルボン酸無水物の水添分
解で異なる生成物を与える英国特許第1200979号
明細書の触媒と本発明で使用される触媒間の差異
は、恐らくこの特許では本発明で提案したような
対応酸化物の2段階生成を前以つて経ることなく
ニツケルおよびモリブデンの化合物が直接還元さ
れるという事実から生じると思われる。いかなる
説明をしようが、英国特許第1200979号明細書の
触媒の存在下での無水マレイン酸の水添分解生成
物は、最大86.6モル%のガンマーブチロラクトン
(この特許の6頁、表2)、最大18.1モル%のテト
ラヒドロフラン(この特許の4頁、表1)および
少量のn−プロパノール、n−ブタノール、プロ
ピオン酸、無水コハク酸およびコハク酸を含有
し、しかも1,4−ブタンジオールが生成されて
いないことが見い出される。これに対し、本発明
により得られる反応生成物は、追加のガンマ−ブ
チロラクトンの大した生成なく、最大75モル%の
1,4−ブタンジオールおよび最大50モル%のテ
トラヒドロフランを含有する。 本発明による触媒および接触水添分解方法につ
いて下記に説明する。 () 触媒 (.1.) 原料 本発明で使用される触媒に含まれる触媒的
に活性な元素は、ニツケル、モリブデンおよ
び任意にジルコニウムおよび(または)ニオ
ブである。これらの触媒の調製に使用される
原料は、水に溶解しかつ熱還元により元素の
ニツケル、モリブデン、ジルコニウムおよび
(または)ニオブを金属形で与え得る化合物
である。この種の化合物として例えば下記の
ものが挙げられる: ニツケル:硝酸塩、ギ酸塩、蓚酸塩、酒石酸
塩、クエン酸塩; モリブデン:パラモリブデン酸アンモニウム、
モリブデン酸塩; ジルコニウム:オキシ塩化ジルコニウム; ニオブ :水酸化ニオブ、蓚酸塩。 明らかに経済的理由から触媒は担体物質な
しに使用することが出来るけれども、担体付
触媒を使用することが好ましい。使用される
担体物質はたとえば軽石、シリカ、珪酸アル
ミニウム、アルミナ、珪藻土等であることが
出来、珪酸アルミニウム、アルミナおよび珪
藻土の順で好ましさは増大する。 (.2) 触媒の調製 第一工程はニツケル塩の水溶液を周囲温度
で触媒担体に撹拌しながら含浸させる工程で
ある。ニツケル塩の担体えの付着を改良しか
つ担体により吸収されるニツケル塩の量を増
大させるために、ニツケル塩は適当量の炭酸
アンモニウムを添加することにより炭酸塩の
形で沈澱させることが出来る。使用するニツ
ケル塩が硝酸塩の場合、含浸担体はその後の
熱処理で爆発を惹起し得る生成硝酸アンモニ
ウムを除去するために注意深く洗浄される。
一方、硝酸塩以外のニツケル塩たとえば蓚酸
塩が使用される場合、含浸担体を洗浄しなく
て良いという理由はないが、しかしこの操作
は不必要である。 担体付炭酸ニツケルは次に空気の存在下で
200〜500℃で1〜10時間、好ましくは350〜
500℃で2〜4時間加熱することにより酸化
処理を受ける。この第一酸化処理後、担体に
含まれるニツケルは実質的に酸化状態に変換
される。 酸化ニツケルで含浸された触媒担体は冷却
され、次いでモリブデン化合物の水溶液と混
合される。次に、担体付触媒物質は乾燥さ
れ、空気の存在下で300〜700℃で1〜20時
間、好ましくは450〜550℃で2〜4時間か焼
される(第二酸化処理)。300℃および処理時
間1時間以下では、使用される触媒元素の各
酸化物は良く生成されないので得られる触媒
の寿命および活性共低下する。一方、700℃
以上では、比表面積が減少するため活性の明
瞭な低下が観察される。さらに、20時間の酸
化処理時間から出発すると、触媒の有効寿命
はさらに改良されることなく、逆に触媒活性
は低下する傾向にあることが判明した。この
ために、好ましい条件は500℃に近い温度お
よび約3時間の処理時間である(例1参
照)。 無水マレイン酸の接触水添分解の生成物中
にテトラヒドロフランの割合を増大させるこ
とが望ましい場合、ジルコニウムおよび(ま
たは)ニオブの水溶性化合物の所要量をさら
にニツケル塩溶液かまたはモリブデン塩溶液
に添加しなければならない(例5参照)。 本発明の特徴である前述した二重酸化処理
は1,4−ブタンジオールおよびテトラヒド
ロフランの良好な収率ばかりでなく、このよ
うにして得られる触媒の長い活性寿命を得る
ためにも必須であることが認められるであろ
う(例8参照)。 この酸化処理が終了したら、空気を追い出
し、不活性ガス雰囲気で置換し、次いで触媒
の直接還元を水素雰囲気中で450〜500℃で1
〜20時間、好ましくは約3時間実施する。還
元が完了したら、次の2つの方法のうちの1
つを用いてこのようにして得られた触媒を貯
蔵する: (a) 触媒を約100℃に冷却し、水素雰囲気を
二酸化炭素の雰囲気で置換し、次いで周囲
温度に冷却し、その後二酸化炭素雰囲気を
漸次空気で置換する、または (b) 還元触媒を水素雰囲気中で周囲温度に冷
却し、触媒を無水マレイン酸の1,4−ブ
タンジオールおよびテトラヒドロフランえ
の変換用の反応媒体としてその後に使用さ
れる溶剤中に保持する。 これらの2つの方法のうち、方法(b)が本発
明の目的にとつて好ましい。 (.3.) 触媒の組成および特性 本発明で使用される触媒では、原子比
Mo:Niは0.03〜0.3、好ましくは0.1〜0.2、
特に0.11〜0.13である。 本発明の方法を用いて得られるTHF+BD
混合物中のTHFの割合を増大させようとす
る場合、ジルコニウムおよび(または)ニオ
ブの化合物は触媒の調製において原子比Zr:
Niおよび(または)Nb:Niが0.01〜0.1にな
るように添加される。 触媒は240ミクロン以下の粒度を有する固
体粒子状である。その比表面積は少なくとも
100m2/gおよび多くて165m2/gであり、比
表面積が100m2/g以下であると、触媒活性
は余りにも低く、一方165m2/g以上になる
と、1,4−ブタンジオールに対する選択性
が減少し、同時に触媒粒子の表面の漸次焼結
のため有効寿命が急速に低下する。このため
に、本発明の方法の好ましい実施態様では、
触媒は好ましくは約140〜約150m2/gの比表
面積を有する。 触媒が担体付触媒である場合、触媒的に活
性な物質の全量(金属形として計算)と担体
量間の重量比は、触媒が20〜90重量%、より
好ましくは約40〜約60重量%の触媒的に活性
な金属を含有するように選ばれるのが好まし
い。 () 無水マレイン酸の接触水添分解 本発明によれば、無水マレイン酸の接触水添
分解は水素および懸濁状態の前述の触媒の存在
下で加圧下で加熱することにより行われる。無
水マレイン酸は周囲温度で固体である物質であ
る(m.p.約52.5℃)。懸濁状態の触媒の存在下
における水添分解技術により本発明の方法を適
用するためには、この操作を溶融状態で供給さ
れる無水マレイン酸のみを用いることにより実
施することが出来る。しかしながら、この方法
は困難をもたらす。何となれば、そのように加
熱すると無水マレイン酸は昇華し、その結果製
造装置を野外で建設する場合特に寒冷気候で装
置の冷い部分に沈積物が生成しまた配管に障害
が生じる危険がある。このため、本発明の方法
の好ましい形態によれば、無水マレイン酸の接
触水添分解は適当な溶剤媒体の溶液中で行われ
る。この媒体はガンマ−ブチロラクトン単独ま
たはジオキサンおよび(または)テトラヒドロ
フランとの混合物からなる。 最初に述べた反応式を参照するに、反応
()は、1,4−ブタンジオールおよびテト
ラヒドロフランの生成を与え、反応()は
1,4−ブタンジオールおよびテトラヒドロフ
ランを分解してほとんど価値のない副生物たと
えばプロパノールおよびブタノールの生成を与
えることが分るであろう。 したがつて、水添分解は1,4−ブタンジオ
ールおよびテトラヒドロフランの含量が最大値
を通過する瞬間で停止しなければならない。こ
の瞬間で、反応混合物は1,4−ブタンジオー
ル、テトラヒドロフラン、ガンマ−ブチロラク
トンおよび反応()ですでに生成した少量の
副生物を含有するであろう。 反応媒体中のガンマーブチロラクトンの含量
は時間に依存して増大し、最大値を通過し、次
いで再び減少することも本出願人により観察さ
れた。本発明によれば、ガンマ−ブチロラクト
ンの含量が最初の反応混合物中の値に戻る時間
は、1,4−ブタンジオールおよびテトラヒド
ロフランの含量が最大値を通過する瞬間と実質
的に一致することを本出願人は見い出した。ブ
タンジオールおよびテトラヒドロフランを工程
の生成物として分離後、ガンマ−ブチロラクト
ンは反応混合物から回収され、そして同じ条件
で行われるその後の水添分解操作で無限回数再
使用される。これらの操作の各々でガンマ−ブ
チロラクトンは最初に導入した量と同じ量で水
添分解の終りに回収されるので、これはガンマ
−ブチロラクトンの収率は零であり、出発物質
として使用される無水マレイン酸は工程の繰り
返えし毎にガンマ−ブチロラクトンをさらに生
成することなく最大約90モル%が1,4−ブタ
ンジオールおよびテトラヒドロフランに変換さ
れることを意味する。 水添分解は、水添分解が停止される瞬間のガ
ンマ−ブチロラクトンの含量が水添分解の始め
より低くなるように行い、それによつて1,4
−ブタンジオールおよびテトラヒドロフランの
量を増大出来ることは明らかである。しかしな
がら、同時に、副生物の生成も増大し、これは
有効な生成物に再変換出来ない物質の損失とな
り、一方水添分解を反応混合物中のガンマ−ブ
チロラクトンが初期濃度に戻つた瞬間に停止す
ると、前述した場合に比較してそのまゝ残つて
いるガンマ−ブチロラクトンの量は、次の製造
バツチ工程で増大少なくとも90モル%を1,4
−ブタンジオールおよびテトラヒドロフランに
再変換することが出来る。同様に、水添分解は
ガンマ−ブチロラクトン含量が初期値に戻る前
に停止させることが出来るが、しかしこの方法
は生成する1,4−ブタンジオールおよびテト
ラヒドロフランの少量に比較して再循環すべき
ガンマ−ブチロラクトンの多量のために不経済
である。 本発明の方法における重要な要因は、反応混
合物中に最初から存在する無水マレイン酸とガ
ンマ−ブチロラクトンの量の重量比である。ガ
ンマ−ブチロラクトンの相対量が増大すると、
反応時間は低下し、1,4−ブタンジオールの
収率は増大するが、しかし反応装置の生産性は
低下することが見い出された。他方、ガンマ−
ブチロラクトンの相対量が減少すると、反応時
間は増大し、収率は低下するが、しかし反応装
置の生産性は増大する。したがつて、これら2
つの対立する傾向の間の満足な妥協であるガン
マ−ブチロラクトンの相対量を選ぶことが必要
である。 本発明によれば、初期反応媒体中の無水マレ
イン酸対ガンマ−ブチロラクトンの重量比は
0.5:1〜4:1、好ましくは0.8:1(例4参
照)〜2:1(例7参照)であることが必要で
ある。本発明により反応媒体がガンマ−ブチロ
ラクトンの他に共溶剤としてジオキサンおよび
(または)テトラヒドロフランを含有する場
合、ガンマ−ブチロラクトン対共溶剤の重量比
は、1:0〜1:7、好ましくは1:2〜1:
4である。 第一実施態様によれば、無水マレイン酸の水
添分解に対して前述した重量比でガンマ−ブチ
ロラクトンおよび共溶剤を最初から含有する溶
剤媒体が使用される。 しかしながら、他の実施態様では、無水マレ
イン酸の水添分解は共溶剤の存在のみにて行う
ことが出来、所要量のガンマ−ブチロラクトン
は現場で製造することが出来る。このようにし
て生成した反応媒体から、生成した1,4−ブ
タンジオールおよびテトラヒドロフランの量は
分離され、適当量の無水マレイン酸が媒体に添
加されて次に第一実施態様により操作される
(例3参照)。 ジオキサンは反応媒体として著しく適してい
るが(例2参照)、それでもそれは操作の終了
時で反応生成物から除去しなければならない異
物を構成する。このため、ガンマ−ブチロラク
トンおよびテトラヒドロフランが好ましい。例
となれば、これら2つの化合物は普通無水マレ
イン酸の水添分解で存在するからである。 さらに、本発明の方法の実施で使用される触
媒量は、無水マレイン酸100重量部当り10〜40
重量部、好ましくは20〜40重量部の範囲である
ことが出来る。 技術的見地から、本発明の方法の本値的利点
は、本方法が200バール以下、好ましくは125バ
ール以下の圧力で実施され、このため操作およ
び維持の点で便宜でありかつ経済的である通常
の反応器および装置器具が使用出来るというこ
とである。したがつて、操作圧は60〜200バー
ル、好ましくは75〜125バールの範囲であるこ
とが出来る。工業的操作に選ばれる方法では、
操作圧は約90〜100バールが有利である。 本発明の方法の必須の操作上の特徴は、170
〜215℃、好ましくは200〜210℃の水添分解温
度の維持である。215℃以上で操作すると、所
望の生成物の収率は減少し、一方170℃以下で
操作すると、反応速度が減少し、したがつて、
より長い反応時間が必要となり、反応装置の生
産性が低下する。 現在、前述した反応条件下で完全に安全に操
作出来る多数の装置が存在する。例えば、外部
の再循環ポンプおよび熱交換器を有する回路に
連結された適当な撹拌装置(スクリユー、ター
ビン)を具備する圧力反応器を包含するいわゆ
るループ反応器が挙げられる。反応混合物の再
循環速度および熱交換器中の冷却流体の温度を
適当に調節することにより、反応混合物を指摘
した操作温度に容易にかつ信頼性をもつて保持
することが出来る。 本発明によれば、無水マレイン酸のBDおよ
びTHFえの接触水添分解方法はたとえば次の
ようにして行うことが出来る。 所望量の無水マレイン酸、溶剤および触媒を
ループ反応器に導入し、次に反応器を窒素でフ
ラツシユし、それから窒素を50バール圧の水素
で置換し、撹拌および加熱装置を操作させる。
温度が200℃に達するやいなや、追加の水素を
導入して反応圧を反応期間中約95バールに一定
に保持する。反応混合物および熱交換器の冷却
流体の積環速度を適当に制御することにより温
度を200−210℃に保持する。反応時間は無水マ
レイン酸の100%転化率および前述したように
BDおよびTHFの最大限の収率を得るように制
御される。選択される操作パラメータにより、
反応時間は4〜12時間、好ましくは4〜6時間
である。反応が終了したら、オートクレープの
中味を冷却し、圧力を解放し、触媒を別し、
液を回収する。触媒が活性損失を受けている
ことが分れば、触媒の一部を新しい触媒で置換
してその活性を回復し、他の操作で再使用す
る。さらに、液はたとえば蒸留のような分離
にかけ、1,4−ブタンジオール、テトラヒド
ロフランおよび反応媒体(ガンマ−ブチロラク
トンを含有)を回収し、反応媒体はその後の製
造で無限に再使する。 本発明による方法では、無水マレイン酸の
100%転化率、1,4−ブタンジオールの約75
モル%もの使率およびテトラヒドロフランの約
50モル%もの収率を容易に達成することが出来
る。これらの収率は採用される操作パラメータ
に依存する。二次生成物(プロパノール、ブタ
ノール)は10モル%以下、有利には7モル%以
下の少量しか生成しない。 下記の例により本発明を説明する。 例 1(参考例) (a) 反応生成物中で高収率のブタンジオールを得
るための触媒の調製 120gの硝酸ニツケル六水化物(Ni
(NO32・6H2O)を100gの蒸留水に溶解し、
200ミクロン以下の粒度を有する珪藻土をそれ
に添加する。混合を1時間続けると暗緑色の懸
濁液が得られる。次に、40gの炭酸アンモニウ
ムを40gの蒸留水に溶解した溶液を少しづつ撹
拌しながら懸濁液に添加し、すると黄色味がか
つた緑色の懸濁液が生成し、これを別する。
フイルターケーキを蒸留水で2回洗浄し、残渣
をオーブンで110−120℃で16時間乾燥する。 このようにして得られた粉末を空気の存在下
で450℃で3時間か焼して第一段階の酸化を行
なう。それを周囲温度に冷却し、この粉末組成
物に蒸留水40mlに溶解した8.75gのパラモリブ
デン酸アンモニウム(NH46Mo7O24・4H2Oの
溶液を含浸する。この組成物を混練し、110−
120℃で24時間乾燥する。次に、それを空気の
存在下に500℃で3時間か焼して第二段目の酸
化を行ない、475℃に冷却し、その温度で窒素
でパージし、次に窒素を水素で置換する。水素
による置換処理は475℃で3時間行い、得られ
た触媒を水素雰囲気中で20℃に冷却し、次いで
後で無水マレイン酸の水素添加分解用に反応媒
体として使用される溶剤〔ガンマ−ブチロラク
トンまたは場合によりガンマ−ブチロラクトン
とジオキサンおよび(または)テトラヒドロフ
ランとの混合物〕中に浸漬する。以下の記載
で、この触媒を「触媒A」と呼ぶ。この触媒は
150m2/gの比表面積を有し、59.8重量%の触
媒的に活性な物質を含有し、0.12のMo:Ni原
子比を有する。 (b) 反応生成物中でテトラヒドロフランの高収率
を得るための触媒の調製 硝酸ニツケル6水和物〔Ni(NO32
6H2O〕120gを蒸留水100gに溶解し、次いで
200ミクロンより小さい粒寸法を有する多孔質
ケイソウ土20gをここに加える。混合を1時間
続け、このようにして得られた暗緑色懸濁液に
蒸留水40g中に溶解して炭酸アンモニウム40g
を撹拌しながら少しづつ加え、生成された帯黄
緑色の懸濁液を濾過する。濾過ケーキを蒸留水
で2回洗浄し、残留物をオーブン中110〜120℃
で16時間乾燥させる。 このようにして得られた粉末を空気の存在下
に450℃で3時間か焼して第一段階の酸化を行
なう。室温にまで冷却させた後に、この粉末組
成物に蒸留水40mlに溶解したパラモリブデン酸
アンモニウム(NH46Mo7O24・4H2O8.75gの
溶液をおよびまたシユウ酸ニオブ水溶液をニオ
ブ対ニツケルの原子比が0.01になるような量で
含浸する。この組成物を混練し、110〜120℃で
24時間乾燥する。次に、これを空気の存在下に
500℃で3時間か焼して第二段階目の酸化を行
ない、475℃に冷却し、その温度で窒素でパー
ジし、次に窒素を水素で置換する。水素による
置換処理は475℃で3時間行ない、得られる触
媒を水素雰囲気中で20℃に冷却し、次いで後で
無水マレイン酸の水素添加分解用の反応媒体と
して使用される溶剤〔ガンマ−ブチロラクトン
または場合によりガンマ−ブチロラクトンとジ
オキサンおよび(または)テトラヒドロフラン
との混合物〕中に浸漬する。以下の記載で、こ
のニオブ触媒を「触媒B」と呼ぶ。この触媒は
140m2/gの比表面積を有し、0.12のMo:Ni原
子比および0.01のNb:Ni原子比を有する。 (c) 反応生成物中でテトラヒドロフランの高収率
を得るための触媒の調製 硝酸ニツケル6水和物〔Ni(NO32
6H2O〕120gを蒸留水100gに溶解し、ここに
オキシ塩化ジルコニウムの水溶液をジルコニウ
ム対ニツケルの原子比が0.01になるような量で
加える;200ミクロンより小さい粒寸法の有孔
質ケイソウ土20gを加える。混合を1時間続
け、このようにして得られた懸濁液に、蒸留水
40gに溶解した炭酸アンモニウム40gを撹拌し
ながら少しづつ加え、このようにして生成され
た懸濁液を濾過する。濾過ケーキを蒸留水で2
回洗浄し、残留物をオーブン中110〜120℃で16
時間乾燥させる。 このようにして得られた粉末を空気の存在下
に450℃で3時間か焼して第一段階の酸化を行
なう。室温にまで冷却させた後に、この粉末組
成物に蒸留水40mlに溶解したパラモリブデン酸
アンモニウム(NH46Mo7O24・4H2Oを含浸す
る。この組成物を混練し、110〜120℃で24時間
乾燥する。次いで、これを空気の存在下に500
℃で3時間か焼して、第二段階の酸化を行な
う。475℃に冷却し、この温度で窒素でパージ
し、次に窒素を水素で置換する。水素による置
換処理は475℃で3時間行ない、得られる触媒
を水素雰囲気中で20℃に冷却し、次いで後で無
水マレイン酸の水素添加分解用の反応媒体とし
て使用される溶剤〔ガンマ−ブチロラクトンま
たは場合によりガンマ−ブチロラクトンとジオ
キサンおよび(または)テトラヒドロフランと
の混合物〕中に浸漬する。以下の記載でこの触
媒を「触媒C」と呼ぶ。この触媒は140m2/g
の比表面積を有し、0.12のMo:Ni原子比およ
び0.01のZr:Ni原子比を有する。 例 2 ガンマ−ブチロラクトンとジオキサンまたはテ
トラヒドロフランとの混合物からなる溶剤媒体
中でのBDおよびTHFの調製 10Kg(102モル)の無水マレイン酸、10Kg
(116.17モル)のガンマ−ブチロラクトン、20Kg
(226.99モル)のジオキサンおよび4Kgの触媒A
を、外部熱交換器および循環ポンプを具備する50
オートクレープに導入する。反応器を窒素でフ
ラツシユし、次いで水素でフラツシユした後、循
環ポンプを操作し、50バールの水素圧を確立し、
加熱を開始する。20分後、200℃の温度に達し、
その瞬間から出発して、試験中95バールの一定圧
を維持するために水素を導入する。温度は200±
1℃で一定に保持する。 反応進行後、反応混合物の試料を取り分析す
る。このようにして、ガンマ−ブチロラクトン含
量は約1時間後に14.9Kg(173モル)の最大値を
通過し、4時間後に初期値10Kgに低下することが
分る。この瞬間で、オートクレープを約30℃に冷
却し、圧力を解放した後、その中味を空ける。触
媒を反応生成物から別し、反応生成物を分析す
る。その結果を下記の表に示す。
【表】 得られたモル%収率は次のようである。 無水コハク酸:1.73/102×100=1.7モル% 1,4−ブタンジオール:76.5/102×100=75モ
ル% テトラヒドロフラン:15.3/102×100=5モル% ガンマ−ブチロラクトン:(116.17−116.17)/
102×100=0モル% プロパノール+ブタノール:(4.08+2.75)/
102×100=6.7モル% 20Kgのジオキサンの代りに、20Kgのテトラヒド
ロフランを使用することが出来る。この方法は前
述と全く同じであり、反応が少し遅い(4時間の
代りに4.3時間)ことを除いて同じ結果が得られ
る。 例 3 ガンマ−ブチロラクトンの現場調製 操作は例2と同じ条件下で行うが、しかし20Kg
(204.08モル)の無水マレイン酸、20Kgのジオキ
サンおよび4Kgの触媒Aを50オートクレープに
導入する。4時間水添分解後、ジオキサンおよび
触媒の他に下記の生成物が得られる:
【表】 モル%使率に変換すると、これらの結果は次の
ようである: 無水コハク酸:4.08/204.08×100=2 1,4−ブタンジオール:67.35/204.08×100=
33 テトラヒドロフラン:10.2/204.08×100=5 ガンマ−ブチロラクトン:116.17/204.08×100
=56.9 プロパノール:2.04/204.08×100=1 ブタンジオールおよびテトラヒドロフランを分
離し、そして10Kgの新しい無水マレイン酸を添加
すると、ガンマ−ブチロラクトンは前の段階で現
場で生成され、一方例2ではこの物質は最初から
直接に添加されたことを除いて例2の出発反応混
合物と全く同じ溶液が得られる。 この例で得られる溶液(BDを含まずまたTHF
を含まないがしかし追加の10Kgの無水マレイン酸
を含む)を水添分解に付すと、例2と同じ結果が
得られ、その後の反応で溶剤として使用出来る10
Kgのガンマ−ブチロラクトンが再び回収される。 20Kgのジオキサンの代りに、10Kgのガンマ−ブ
チロラクトンを現場で調製するのに20Kgのテトラ
ヒドロフランを使用することも出来る。結果は反
応が少し遅いすなわちジオキサンの場合の4時間
の代りに4.3時間であることを除いて同じであ
る。 例 4 唯一の溶剤触媒としてガンマ−ブチロラクトン
中での1,4−ブタンジオールおよびテトラヒ
ドロフランの調製 20Kg(204.08モル)の無水マレイン酸、24Kgの
ガンマ−ブチロラクトンおよび4Kgの触媒Aを試
験に使用し、装置、温度および圧力に関して例2
と同じ条件で水添分解を行う。8時間の水添分解
後、モル%で下記の収率が得られる: 1,4−ブタンジオール 74 テトラヒドロフラン 14 ガンマ−ブチロラクトン 0〓 プロパノール+ブタノール 4.1 〓 反応時間(8時間)は、この時間の終りで反
応生成物が反応媒体に最初に添加された24Kgの
ガンマ−ブチロラクトンを正確に含有するよう
に選ばれ、したがつてこれらの条件下ではガン
マ−ブチロラクトンの収率は0モル%である。 例2および4を比較すると、下記のことが分
る: どんな溶剤媒体を使用しようとも、BDおよび
THFの収率は実質的に同じである; 水添分解速度は次の順序で低下る:ジオキサン
−テトラヒドロフラン−ガンマ−ブチロラクト
ン; しかしながら、テトラヒドロフランおよびガン
マ−ブチロラクトンは、ジオキサンと異なつて生
成物にとつて異質な生成物を反応に導入しないと
いう利点を有する。 例 5 比BD/THFの修正 この例では、Ni/Mo触媒にニオブ(触媒B)
またはジルコニウム(触媒C)を添加することに
より、得られる反応生成物中の比BD/THFを修
正出来ることが示される。 反応条件は例2の条件(T=200℃、P=95バ
ール)であり、このようにして下記の収率が得ら
れる(モル%):
【表】 例 6 触媒量の影響 例2で、触媒量と無水マレイン酸間の重量比は
0.4である。この比を0.25の値に低下させると、
下記のモル%収率が得られる。他の条件は例2と
同じである。 反応時間:6.5時間(4時間の代り) 無水コハク酸の収率:1.7(そのまゝの状態) 1,4−ブタンジオールの収率:75(そのまゝの
状態) テトラヒドロフランの収率:15(そのまゝの状
態) ガンマ−ブチロラクトンの収率:0(そのまゝの
状態) プロパノール+ブタノールの収率:6.5(6.7の代
り) 結論として、より長い反応時間は別として、実
際上同じ収率が得られる。 例 7(比較例) 初期反応混合物中のガンマ−ブチロラクトン含
量の影響 操作は例2と同じ条件で行うが、ただし無水マ
レイン酸とガンマ−ブチロラクトンの重量比を変
える。 例2では、この比は1/1であつたが、しかしこ
の例では2/1の比(本発明による)および13/1の
比(したがつて本発明による0.5/1〜4/1の範囲外
である)が各々使用され、原料のバランスは次の
ようである(Kg単位):
【表】 各試験において:T=200℃、P=95バール 下記の収率が得られる(モル%):
【表】 +ブタノール
したがつて、本発明による範囲(0.5:1〜
4:1)以下では、(a)ブタンジオールの収率はか
なり減少し、(b)他方副生物(プロパノール+ブタ
ノール)の収率はほゞ3倍であり、そして(c)反応
時間は場合により2倍〜3倍であることが分る。 例 8(比較例) 二重酸化熱処理が触媒活性の安定性に及ぼす影
響 下記の試験では、例1と全く同じようにして調
製した触媒Aおよび触媒Aと同じ原料および同じ
割合から調製したがしかし本発明による二重酸化
を実施しないで調製した本発明によらない触媒X
を用いる。本発明により無水マレイン酸を水添分
解後、触媒を反応混合物から分離し、その失活率
を測定する。下記の結果が得られる:
【表】 還元前に触媒の二重酸化を行うと失活率は8倍
少なくなることが分る。工業的実施では、これは
各水添分解後次の水添分解を行う前に0.23重量%
の触媒(A)を新しい触媒(A)で置き換えねばならず、
一方触媒(X)の場合上記量の8倍量を置換しな
ければならないことを意味する。 触媒の失活率の測定は次のようにして行う: (a) 同じ触媒で20回連続の一連の水添分解に対し
て、最初の水添分解から20回目の水添分解中に
起る反応速度の低下を測定する。この低下は直
線的である。最初の水添分解の反応速度をV1
とし、20回目の水添分解の反応速度をV20とす
ると、反応速度低下率はV1−V20を20で割つた
ものに等しく、これを△Vとする; (b) 他方、反応速度と新しい触媒の量(重量)間
に存在する関係を確立する。この関係により反
応速度の低下率△Vを触媒の見掛け重量損失△
Pに変換することが出来る; (c) Pを新鮮な触媒の重量とすると、失活率は△
P/Pにより表わされる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 触媒的に活性な元素としてニツケルをモリブ
    デンおよびジルコニウムおよび(または)ニオブ
    と組合せて含有する還元固体触媒の懸濁液の存在
    下に加熱加圧下で水素により単一段階操作で無水
    マレイン酸を接触水素添加分解して1,4−ブタ
    ンジオールおよびテトラヒドロフランを製造する
    方法において、 () 上記固体触媒を還元前に二段階で酸化す
    る;および () 無水マレイン酸の水素添加分解をガンマ
    ーブチロラクトンを含有する反応媒体中で170
    〜215℃の温度および約200バール以下の水素圧
    の下で最後の反応媒体中のガンマーブチロラク
    トンの量が最初の反応媒体中に存在するガンマ
    ーブチロラクトンの量と実質的に等しくなる時
    間の間行う; ことを特徴とする、上記方法。 2 水素添加分解が約125バール以下の圧力で行
    われる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 触媒の調製に使用される出発物質が水に可溶
    性でありかつ熱還元により元素ニツケル、モリブ
    デン、ジルコニウムおよび(または)ニオブを金
    属形で提供できる化合物である、特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 4 触媒が担体付触媒である、特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 5 担体が珪藻土である、特許請求の範囲第4項
    に記載の方法。 6 触媒的に活性な物質の全量(金属形として計
    算)と担体の量との間の重量比が触媒が20〜99重
    量%の触媒的に活性な金属を含有するように選ば
    れる、特許請求の範囲第4項に記載の方法。 7 触媒的に活性な金属の全量(金属形として計
    算)と担体の量との間の重量比が、触媒が40〜60
    重量%の触媒的に活性な物質を含有するように選
    ばれる、特許請求の範囲第4項に記載の方法。 8 触媒の酸化の第一段階で、水溶性ニツケル塩
    を炭酸ニツケルの形で沈殿させ、この沈殿を空気
    の存在下で200〜500℃の温度で1〜10時間加熱す
    ることにより酸化処理する、特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 9 酸化処理が350〜500℃で2〜4時間加熱する
    ことにより行われる、特許請求の範囲第8項に記
    載の方法。 10 触媒の酸化の第二段階で、水溶性モリブデ
    ンを酸化の第一段階で得られた酸化ニツケルに適
    用し、このようにして得られた触媒混合物を空気
    の存在下で300〜700℃で1〜20時間加熱すること
    によりか焼する、特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 11 か焼が450〜550℃で2〜4時間加熱するこ
    とにより行われる、特許請求の範囲第10項に記
    載の方法。 12 水溶性ジルコニウムおよび(または)ニオ
    ブ化合物をニツケル塩またはモリブデン塩のどち
    らかに加える特許請求の範囲第8項〜第11項の
    いづれか一項に記載の方法。 13 二段階で酸化を受けた触媒の還元が水素雰
    囲気中で450〜500℃で1〜20時間行われる、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 14 還元が約3時間行われる、特許請求の範囲
    第13項に記載の方法。 15 原子比Mo:Niが0.03〜0.3である、特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 16 原子比Mo:Niが0.1〜0.2である、特許請
    求の範囲第15項に記載の方法。 17 原子比Mo:Niが0.11〜0.13である、特許
    請求の範囲第15項に記載の方法。 18 原子比Zr:Niおよび(または)Nb:Niが
    0.001〜0.1である、特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 19 原子比Zr:Niおよび(または)Nb:Niが
    約0.01である、特許請求の範囲第18項に記載の
    方法。 20 還元固体触媒の比表面積が100〜165m2/g
    である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 21 還元固体触媒の比表面積が約140〜約150
    m2/gである、特許請求の範囲第20項に記載の
    方法。 22 最初の反応触媒中の無水マレイン酸対ガン
    マ−ブチロラクトンの重量比が0.5:1〜4:1
    である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 23 最初の反応触媒中の無水マレイン酸対ガン
    マ−ブチロラクトンの重量比が0.8:1〜2:1
    である、特許請求の範囲第22項に記載の方法。 24 反応触媒がジオキサンおよびテトラヒドロ
    フランから選ばれる補助溶剤を含有する、特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 25 ガンマ−ブチロラクトン対補助溶剤の重量
    比が1:0〜1:7である、特許請求の範囲第2
    4項に記載の方法。 26 ガンマ−ブチロラクトン対補助溶剤の重量
    比が1:2〜1:4である、特許請求の範囲第2
    4項に記載の方法。 27 触媒の使用量が無水マレイン酸100重量部
    当り10〜40重量部である、特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 28 触媒の使用量が無水マレイン酸100重量部
    当り20〜40重量部である、特許請求の範囲第27
    項に記載の方法。 29 無水マレイン酸の接触水素添加分解がルー
    プ反応器で行われる、特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
JP13977977A 1976-11-23 1977-11-21 Process for preparing 1*44butanediole Granted JPS5368710A (en)

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